JP2015206827A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成時のシートの厚さに応じて、ファーブラシローラーの清掃状態に移行する切替タイミング、又は清掃時間を変更することにより、ファーブラシローラーにトナーが蓄積することを防止しつつ、中間転写ベルトに残留するトナーを取り除く。
【解決手段】トナー像を形成するシートSの厚みに応じて中間転写ベルト5とファーブラシローラー51の回転速度を変更して画像を形成する画像形成装置10において、制御部2は、搬送するシートSの枚数(S1)と、厚み閾値以上のシートSの枚数とを取得する(S3,S5)。制御部2は、搬送するシートSに対する前記厚み閾値以上のシートSの枚数の割合に応じて、画像を形成するモードからファーブラシローラー51自体を清掃するモードへ切り替える切替タイミングを変更する(S10)。
【選択図】図6

Description

本発明は、トナー像の中間転写に用いられる中間転写ベルト上に残留するトナーを清掃する清掃装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機やプリンターなどの画像形成装置は、トナーを用いて現像を行う。感光体ドラムなどの像担持体上に形成された静電潜像には、現像装置からトナーが供給されて、トナー像として現像される。このトナー像は、記録媒体であるシートに転写される。トナー像が転写されたシートは、定着装置によって加熱及び加圧される。これにより、トナー像がシートに定着され、シートに画像が形成される。これによって一連の画像形成動作が完了する。
トナー像をシートに転写させる方式として、直接転写方式と中間転写方式とがある。直接転写方式は、転写体である感光ドラム上に形成されたトナー像をシートに直接転写する方式である。一方、中間転写方式は、感光ドラム上に形成されたトナー像を転写体である中間転写ベルトに一旦転写(一次転写)してからシートに転写(二次転写)する方式である。何れの転写方式でも、転写体に飛散したトナーや未転写のトナーが残留すると形成される画像の品質が低下する。そのため、画像形成装置は、転写体から残留するトナーを取り除くクリーニング装置を備えている。
中間転写方式の画像形成装置に備えられるクリーニング装置は、バイアスが印加されたファーブラシローラーを回転させることによって、ファーブラシローラーによる物理的な掻き取り力と静電力とによって中間転写ベルト上に残留するトナーを取り除いている。取り除かれたトナーは、帯電されておりファーブラシローラーに接触しながら回転される回収ローラーに移動する。移動したトナーは、回収ローラーに当接するブレードによって剥ぎ取られて、廃トナーボックスに回収される。
このような、クリーニング装置において、ファーブラシローラーに付着するトナー量が多い場合やトナーの帯電量が小さい場合には、ファーブラシローラーにトナーが蓄積する。ファーブラシローラーに蓄積するトナーが多くなると、不要なトナーがファーブラシローラーから中間転写ベルトに逆移動する現象が生じる。不要なトナーが中間転写ベルト上に付着することによって、シートに転写されるトナー像が、不要なトナーによって汚れる。汚れたトナー像をシートに定着させることにより、形成される画像の画質が低下する問題が生じる。
この問題に対する従来の技術として、中間転写ベルト上に高濃度のトナー像が形成された場合に、ファーブラシローラーの回転速度を速くすることによって中間転写ベルトから残留するトナーを取り除く方法がある(特許文献1参照)。
特開平10―26918号公報
トナー像が転写されるシートが厚い場合には、定着装置でトナー像を定着可能な温度まで加熱するために、定着装置は、通常よりも遅い速度でシートを搬送する。この場合、定着装置の上流側にある中間転写ベルトの走行速度も減速される。また、中間転写ベルトとファーブラシローラーとの相対速度の差が大きくなると、ファーブラシローラーによって中間転写ベルトが傷つけられる。中間転写ベルトの傷つきを防止するために、ファーブラシローラーも回転速度が低速にされる。ファーブラシローラーの回転速度が低速になると、ファーブラシローラーの遠心力が弱くなり、回収ローラーへのトナーの移動が滞り、回収ローラーによる回収力も低下する。その結果、ファーブラシローラー内に蓄積するトナー量が増加する。
連続して厚いシートにトナー像が転写された場合や、普通の厚みのシートよりも厚いシートへのトナー像の転写が多い場合、厚いシートへの転写が行われた後に普通の厚みのシートに転写が行われると以下の問題が生じる。即ち、普通の厚みのシートにトナー像を転写させる場合に、中間転写ベルトなどの各部の速度が元の速度に戻される。この場合、ファーブラシローラーが通常速度で回転されると、低速時よりも遠心力が強くなる。ファーブラシローラー内に過剰に蓄積されていたトナーが回収ローラーに回収される前に中間転写ベルトに吐き出される場合がある。吐き出されたトナーによって汚れた中間転写ベルトにトナー像が転写される。この場合、シートに形成される画像の画質が低下する問題が生じる。
本発明の目的は、画像形成時のシートの厚さに応じて、画像形成モードから清掃モードへの切替タイミングを変更することによって、ファーブラシローラーが中間転写ベルト5からトナーを取り除く回収力を維持することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、像担持体、清掃部材、回転制御部、第1取得部、及びモード変更部を備える。前記像担持体は、シートに転写されるトナー像を表面に担持する構成を有する。また、前記像担持体は、回転可能に構成されている。前記清掃部材は、前記トナー像が転写される転写位置よりも前記像担持体の回転方向の下流側で前記像担持体の表面に接触しながら回転することにより前記像担持体からトナーを回収するとともに保持可能に構成されている。前記回転制御部は、前記トナー像を前記シートに転写するときに前記シートの厚みに応じた第1回転速度で前記清掃部材を回転させる第1速度制御モードと、前記第1回転速度よりも速い第2回転速度で前記清掃部材を回転させる第2速度制御モードとを有する。また、前記回転制御部は、予め定められた切替タイミングで前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える。前記第1取得部は、前記トナー像が転写される前記シートのうち、予め定められた第1閾値以上の厚みを有するシートの枚数を示す第1転写枚数を取得する。前記モード変更部は、前記切替タイミングを前記第1転写枚数に応じて変更する。
本発明によれば、画像形成時のシートの厚さに応じて、画像形成モードから清掃モードへの切替タイミングを変更することによって、ファーブラシローラーが中間転写ベルト5からトナーを取り除く回収力を維持することを可能にする。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、ベルトクリーニング装置及びその周辺装置の構成を示す図である。 図3は、ファーブラシローラー内のトナー蓄積量に関するグラフである。 図4は、中間転写ベルト5及びファーブラシローラーが駆動されるタイミングチャートを示す図である。 図5は、画像形成装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。 図6は、画像形成装置の制御部によって実行されるクリーニングモード処理の一例を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10]
図1に示される、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成について説明する。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能に設置された設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向8と定義する。また、前記設置状態において図1に示される正面(前面)として前後方向7と定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向9を定義する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、制御部2、複数の画像形成ユニット4、中間転写ベルト5(本発明の像担持体の一例)、光走査装置13、二次転写ローラー20、定着装置16(本発明の定着部の一例)、シートトレイ18、給紙カセット30、操作表示部25、搬送経路26、トルクセンサー62、及びベルトクリーニング装置50などを備えるカラープリンターである。そして、画像形成装置10は、入力される画像データに基づいてシートS(本発明のシートの一例)にモノクロ画像又はカラー画像を形成する。シートSは、本発明のシートの一例であり、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。また、本発明に係る画像形成装置の他の例として、ファクシミリー、コピー機、及び複合機などがある。なお、操作表示部25は、制御部2からの制御指示に従って各種の情報を表示し、ユーザー操作に応じて制御部2に各種の情報を入力するタッチパネルなどである。ユーザーは、操作表示部25から制御部2に画像を形成するシートSの枚数、シートSのサイズなどを入力する。
定着装置16は、トナー像が転写されたシートSにトナー像を定着させる。定着装置16は、高温に加熱された加熱ローラー16Aと、この加熱ローラー16Aに対向配置された加圧ローラー16Bとを有する。定着装置16に搬送されたシートSは、加熱ローラー16Aと加圧ローラー16Bとによって挟持されつつ搬送される。加熱ローラー16Aがトナー像を加熱する加熱時間は、シートSの厚みに比例して長くなる。そのため、厚みに応じた前記加熱時間でシートSを加熱するために、加熱ローラー16Aと加圧ローラー16Bとによる搬送速度は、シートSの厚さに応じて予め定められている。
画像形成ユニット4(4C,4M,4Y,4K)各々は、感光体ドラム11(本発明の感光体ドラムの一例)、帯電装置12(本発明の第2電圧印加部の一例)、現像装置14(本発明の現像部の一例)、一次転写ローラー15、及びクリーニング装置17などを備える電子写真方式の画像形成ユニットである。画像形成ユニット4は、中間転写ベルト5の走行(回転)方向(水平方向)に沿って並設されており、所謂タンデム方式の画像形成ユニットを構成している。具体的に、画像形成ユニット4CではC(シアン)、画像形成ユニット4MではM(マゼンタ)、画像形成ユニット4YではY(イエロー)、画像形成ユニット4KではK(ブラック)に対応するトナー像が形成される。中間転写ベルト5の走行(回転)方向(矢印19方向)の上流側から順に、シアン用の画像形成ユニット4C、マゼンタ用の画像形成ユニット4M、イエロー用の画像形成ユニット4Y、ブラック用の画像形成ユニット4Kがその順番で一列に配置されている。
現像装置14は、トナー収容室、撹拌部材、現像ローラー、及び磁気ローラーなどを備える。前記トナー収容室は、トナーコンテナ3から供給されたトナーを収容する。前記撹拌部材は、前記トナー収容室内に配置された螺旋形状の部材である。前記撹拌部材は、回転されることにより、前記トナー収容室内のトナーとキャリアを撹拌する。前記撹拌部材の撹拌によりトナーが帯電される。前記磁気ローラーは、帯電されたトナーを前記現像ローラーに供給する。前記現像ローラーは、現像時に、帯電された感光体ドラム11にトナーを供給して、感光体ドラム11の静電潜像をトナーで現像する。これにより、感光体ドラム11上にトナー像が形成される。
中間転写ベルト5は、画像形成ユニット4各々の感光体ドラム11から一次転写(中間転写)される各色のトナー像を担持するとともに、シートSに対する二次転写位置までトナー像を搬送する中間転写部材である。中間転写ベルト5は、駆動ローラー6A及び従動ローラー6Bによって張架されたベルト状部材によって構成されており、走行(回転)可能に支持されている。中間転写ベルト5は、走行されることにより外周面に各色のトナー像が位置を合わせて担持可能である。駆動ローラー6A及び従動ローラー6Bによって支持されることにより、中間転写ベルト5は、その表面が各感光体ドラム11の表面に接しながら走行(回転)可能になる。そして、中間転写ベルト5は、その表面が感光体ドラム11と一次転写ローラー15との間を通過する際に、各感光体ドラム11からトナー像が順に重ね合わせて転写される。光走査装置13には、各色のレーザー光を照射するレーザー光源、レーザー光を走査するポリゴンミラー、走査されたレーザー光を照射するミラー13C,13M,13Y,13K等を備えている。光走査装置13は、入力される各色の画像データに基づいてレーザー光を画像形成ユニット4各々の感光体ドラム11に照射することにより感光体ドラム11各々に静電潜像を形成する。
このように構成された画像形成装置10では、給紙カセット30から搬送経路26に沿って供給されるシートSに以下の手順でカラー画像が形成され、画像形成後のシートSがシートトレイ18に排出される。搬送経路26には、給紙カセット30に積載されたシートSを二次転写ローラー20及び定着装置16を経てシートトレイ18に搬送する中間搬送ローラー24を含む各種搬送ローラーが設けられている。中間搬送ローラー24を含む各種搬送ローラーの駆動トルクは、シートSの有無及びシートSの厚さに応じて変動する。
まず、各画像形成ユニット4各々では、以下の手順でトナー像を中間転写ベルト5に転写する。具体的には、感光体ドラム11は、駆動モーター11A(図5参照)によって一定速度で回転される。まず、帯電装置12によって円筒形状に形成された感光体ドラム11が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置13によって感光体ドラム11の表面に対応する色の画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム11上の静電潜像は、現像装置14から供給される帯電されたトナーによって、各色のトナー像として現像(可視像化)される。続いて、感光体ドラム11に形成された各色のトナー像は一次転写ローラー15によって中間転写ベルト5に転写される。中間転写ベルト5には、シアン色のトナー像、マゼンタ色のトナー像、イエロー色のトナー像、及びブラック色のトナー像が位置を合わせて順番に転写される。これにより、中間転写ベルト5に画像データに基づくカラー像が形成される。各色のトナー像を中間転写ベルト5に転写した後の感光体ドラム11は、除電装置で除電される。転写後の感光体ドラム11の表面に付着したトナーは、クリーニング装置17によって回収される。なお、現像装置14各々には、各色に対応する着脱可能なトナーコンテナ3(3C,3M,3Y,3K)からトナー(現像剤)が補給される。
次に、中間転写ベルト5上のカラー像は、二次転写ローラー20により、給紙カセット30から搬送経路26を経て搬送されるシートSに転写される。カラー像が転写されたシートSは、図示しない搬送手段によって定着装置16に搬送される。定着装置16は、シートSの厚みに応じた搬送速度でシートSを搬送することにより、カラー像がシートSに定着させる。その後、シートSはシートトレイ18に排出される。
また、画像形成装置10には、画像形成ユニット4C,4M,4Yの感光体ドラム11及び一次転写ローラー15と中間転写ベルト5とを接触及び離間させる離接機構(不図示)が設けられている。そして、画像形成装置10においてモノクロ画像が印刷される場合には、前記離接機構により画像形成ユニット4C,4M,4Yの感光体ドラム11及び一次転写ローラー15と中間転写ベルト5とが離間される。これにより、画像形成ユニット4Kから中間転写ベルト5にブラックのトナー像のみが転写され、中間転写ベルト5からシートSにモノクロの画像が転写される。
このように、画像形成装置10は、複数の画像形成ユニット4(4C,4M,4Y,4K)によって各色のトナー像を走行中の中間転写ベルト5上に重ねて転写することにより、カラー像を中間転写ベルト5の表面に形成させる。さらに、画像形成装置10は、形成されたカラー像を二次転写ローラー20によって中間転写ベルト5からシートSへ転写することにより、シートS上にカラー画像を形成させる。なお、中間転写ベルト5を搬送ベルトとして用い、その搬送ベルト上に搬送されるシートSにカラー像が直接に重ね合わせて転写される構成や、中間転写ベルト5に代えてローラー状の中間転写部材を用いることも他の実施例として考えられる。
トルクセンサー62は、中間搬送ローラー24の駆動軸(不図示)に連結される。トルクセンサー62は、搬送経路26を搬送されるシートSが、中間搬送ローラー24のニップ部に挿入されたタイミングで、中間搬送ローラー24のトルク変動を検出する。トルクセンサー62は、前記トルク変動に応じたトルク値信号を、制御部2に出力する。中間搬送ローラー24を含む各種搬送ローラーの駆動トルクは、シートSの有無及びシートSの厚さに応じて変動する。制御部2は、トルクセンサー62から入力された前記トルク値信号に応じて、シートSの厚さを判定する。なお、制御部2及びトルクセンサー62によってシートSの厚さを判定する処理の詳細については後述する。
[ベルトクリーニング装置50]
ベルトクリーニング装置50は、中間転写ベルト5からシートSにトナー像が転写される二次転写ローラー20の転写位置よりも中間転写ベルト5の走行(回転)方向の下流側で中間転写ベルト5上に残留するトナーを回収する。図1に示されるように、ベルトクリーニング装置50は、シアン用の画像形成ユニット4Cよりも中間転写ベルト5の走行(回転)方向(矢印19方向)の上流側に設けられている。ベルトクリーニング装置50によってトナーが回収された後の中間転写ベルト5に、各画像形成ユニット4による各色のトナー像が順番に一次転写される。図2及び図5に示されるように、ベルトクリーニング装置50は、ファーブラシローラー51(本発明の清掃部材の一例)、回収ローラー52(本発明の回収部材の一例)、クリーニングブレード53(本発明の掻取部材の一例)、搬送スパイラル54、第1帯電部55(本発明の第1電圧印加部の一例)、駆動モーター58、及び第3帯電部61(本発明の第3電圧印加部の一例)を備える。
ファーブラシローラー51は、回転軸51Aの外周に半径方向外方に突出した複数のブラシ毛51Bを有する。回転軸51Aは、金属軸である。ブラシ毛51Bは、導電性を有するアクリル樹脂又はナイロン樹脂で構成されている。回転軸51Aの周面には合成樹脂製の基布が巻き付けられており、その基布にブラシ毛51Bが一様に植えられている。回転軸51Aとブラシ毛51Bが一体的に回転する。回転軸51Aは、中間転写ベルト5の走行(回転)方向とほぼ直交する方向に配置され、駆動モーター58により回転される。回転軸51Aは、中間転写ベルト5に接する位置において、中間転写ベルト5の走行(回転)方向(矢印Y1の方向)とブラシ毛51Bの回転方向とが反対方向(矢印Y2の方向)になるように回転される。回転軸51Aと中間転写ベルト5間との距離は、ブラシ毛51Bの長さよりも短い。ファーブラシローラー51のブラシ毛51Bは、中間転写ベルト5の表面に接触する位置に配置されており、接触しながら回転する。そのため、中間転写ベルト5との接触によって、ブラシ毛51Bは、変形される。これにより、中間転写ベルト5上に残留するトナーをファーブラシローラー51に回収するとともに、ファーブラシローラー51のブラシ毛51Bの内部に保持することが可能になる。
回収ローラー52は、ファーブラシローラー51に接触しながら回転するローラーであり、ファーブラシローラー51に保持されているトナーを回収する。回収ローラー52は、ステンレス鋼又は、アルミニウムによって形成された円筒状の部材であり、ファーブラシローラー51の回転軸51Aと軸の中心方向が同じであり、ファーブラシローラー51とは逆方向(矢印Y3の方向)へ回転する。
クリーニングブレード53は、回収ローラー52の表面に接触することによって、回収ローラー52の表面に付着したトナーを掻き取る。クリーニングブレード53は、ウレタンによって形成されており、回収ローラー52に接する一方の端部が回収ローラー52に接触するように、ベルトクリーニング装置50の筐体に固定されている。回収ローラー52が回転すると、回収ローラー52に付着したトナーがクリーニングブレード53によって掻き取られる。ベルトクリーニング装置50には、ファーブラシローラー51が設けられる第1室50Aとは別に、第2室50Bが設けられている。クリーニングブレード53によって回収ローラー52から掻き取られたトナーは、クリーニングブレード53の下方に設けられた第2室50Bに落ちる。これにより、回収ローラー52によって回収されたトナーが第2室50Bに収容される。
搬送スパイラル54は、クリーニングブレード53によって掻き取られて、第2室50Bに堆積したトナーを不図示のトナー回収ボトルに向けて搬送する部材である。搬送スパイラル54は、スパイラル形状に形成されており、その回転軸が左右方向9に沿って、第2室50Bに設けられている。搬送スパイラル54が回転すると、第2室50Bに堆積したトナーが前記トナー回収ボックスに搬送される。
第1帯電部55は、中間転写ベルト5上のトナーをファーブラシローラー51に回収させるために、回収ローラー52を介してファーブラシローラー51を第1バイアスに印加する。前記第1バイアスの極性は、中間転写ベルト5上に残留するトナーの第1帯電極性とは逆極性の電圧である。回収ローラー52、ファーブラシローラー51のブラシ毛51B、中間転写ベルト5、及び従動ローラー6Bは、導伝性の性質を有する。従動ローラー6Bは、接地されている。そのため、第1帯電部55の印加によって、回収ローラー52、ファーブラシローラー51のブラシ毛51B、中間転写ベルト5、及び従動ローラー6Bそれぞれの間に前記第1バイアスに応じた電圧が印加される。中間転写ベルト5上に残留するトナーは、ファーブラシローラー51のブラシ毛51Bと接触することによる物理的な力と電気的な力とによって、ファーブラシローラー51に回収される。
第3帯電部61は、ファーブラシローラー51よりも中間転写ベルト5の走行(回転)方向の上流側に設けられている。制御部2によって中間転写ベルト5上のトナーを回収する制御が行われるときに、第3帯電部61は、第1帯電部55が印加する前記第1バイアスとは逆極性の第3バイアスを中間転写ベルト5に印加して、中間転写ベルト5上のトナーを前記第1帯電極性に帯電させる。これにより、残留するトナーの帯電極性は、前記第1帯電極性と同じ極性に揃えられ、逆極性のファーブラシローラー51に回収され易くなる。
[ファーブラシローラー51内のトナー蓄積量]
図3(A)は、印刷枚数とファーブラシローラー51内のトナー蓄積量の関係を示す図である。図3(B)は、ファーブラシローラー51の回転速度と前記トナー蓄積量の関係を示す図である。図3(C)は、清掃時のファーブラシローラー51の回転速度の違いによる清掃後の前記トナー蓄積量の違いを示す図である。図3(D)は、画像形成時のファーブラシローラー51の回転速度とファーブラシローラー51に保持される前記トナー蓄積量との関係を示す図である。なお、図3(B)のVa,Vbは、ファーブラシローラー51の回転速度を示す。後述する制御部2によって第1速度制御モード及び第2速度制御モードの何れかの速度制御モードが実行されるときに、ファーブラシローラー51の回転速度は、切り替えられる。前記第2速度制御モードのファーブラシローラー51の回転速度Vb(本発明の第2回転速度の一例)は、前記第1速度制御モードのファーブラシローラー51の回転速度Va(本発明の第1回転速度の一例)よりも早い速度である。ここで、前記第1速度制御モードとは、中間転写ベルト5上のトナー像をシートSに転写する画像形成時にファーブラシローラー51を回転速度Vaで回転させるときの制御部2が実行するモードである。前記第2速度制御モードとは、前記画像形成時以外の所定のタイミングでファーブラシローラー51を回転速度Vbで回転させるときの制御部2が実行するモードである。
画像形成装置10によってシートSに画像が形成される印刷枚数が多くなると、中間転写ベルト5上に残留するトナー量も多くなる。図3(A)の実線L1で示されるように、印刷枚数が少ない間は、ファーブラシローラー51が回収して保持できるトナー量は比較的多い。つまり、ファーブラシローラー51には、新たにトナーを保持するための十分な余裕量がある。しかし、ファーブラシローラー51の前記余裕量には限界がある。そのため、印刷枚数が除々に増加すると、実線L1で示されるように、ファーブラシローラー51に保持されている実際のトナーの量(以下、トナー蓄積量と称する。)は、印刷枚数に比例して増加する。更に、印刷枚数が増加すると、前記トナー蓄積量は、所定の収束量に収束する。前記トナー蓄積量が所定の収束量に達すると前記余裕量がなくなる。そのため、中間転写ベルト5上に残留するトナーは、ファーブラシローラー51に回収されなくなる。ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が、前記所定の収束量になるまでの間に、ファーブラシローラー51が中間転写ベルト5からトナーを十分に回収することができなくなる閾値量THRがある。閾値THRになる印刷枚数がX1である。具体的には、ファーブラシローラー51に回収されないトナーが中間転写ベルト5上に残ったり、ファーブラシローラー51に保持されたトナーが中間転写ベルト5上に逆移動されたりする現象が発生する。このような現象の原因は、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値量THRに達したことにより、ファーブラシローラー51のトナー回収能力が低下することである。ファーブラシローラー51にトナーが回収されずにトナーが残ったままの中間転写ベルト5上に新たなトナー像が転写されると、現像されたトナー像と残留するトナーとが共にシートSに転写される。この状態のまま、定着装置16によってトナー像がシートSに定着されるため、形成される画像の画質が低下する問題が生じる。
このような問題を解消するために、ファーブラシローラー51に回収され保持されるトナーは、回収ローラー52によって取り除かれる。回収ローラー52は、ファーブラシローラー51に保持されたトナーと逆極性に帯電されており、ファーブラシローラー51に接触しながら回転することにより、ファーブラシローラー51からトナーを取り除く。しかし、ファーブラシローラー51の中心である回転軸51Aの近くに保持されたトナーや帯電性が低下したトナーなどは、回収ローラー52に回収されずにファーブラシローラー51に残るものがある。図3(B)に示されるように、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量は、回転速度によって異なる。ファーブラシローラー51の回転速度が速くなると、遠心力により保持されたトナーが排出されて前記トナー蓄積量が少なくなる。前記トナー蓄積量が少なくなると前記余裕量が増えるため、ファーブラシローラー51のトナーの回収能力が向上する。そのため、前記画像形成時以外の前記清掃時に、ファーブラシローラー51の回転速度を上げる時間を設けることよって、前記トナー蓄積量が減らされて、ファーブラシローラー51のトナーの回収力が向上される。図3(B)に示されるように、ファーブラシローラー51の回転時間が増加するにつれて、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値THR未満の収束量まで低下する。また、ファーブラシローラー51の回転速度が速いほど、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量は、短い時間で閾値量THR未満になる。
図3(B)に示されるように、前記清掃時の回転速度Vbは、前記画像形成時の回転速度Vaよりも早い速度である。ここでは、回転される前のファーブラシローラー51には、閾値量THRよりも多い前記トナー蓄積量が保持されており、前記余裕量が少ないものとする。一点鎖線L2で示される前記トナー蓄積量は、ファーブラシローラー51を回転速度Vaで回転させた場合の量を示す。実線L3で示される前記トナー蓄積量は、ファーブラシローラー51を回転速度Vbで回転させた場合の量を示す。実線L3で示される回転速度Vbで回転されたファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値量THR未満になる回転時間が時間Y1である。一点鎖線L2で示される回転速度Vaで回転されたファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値量THR未満になる回転時間が時間Y2である。時間Y1は時間Y2よりも短い。このように、前記清掃時の回転速度Vbを前記画像形成時の回転速度Vaよりも早い速度にすることによって、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値量THR未満になるまでの時間を短くすることができる。また、前記トナー蓄積量は、ファーブラシローラー51の回転速度が速いほど少なくなる。実線L3で示される回転速度Vbで回転されたファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が収束する収束量は、収束量M1である。一点鎖線L2で示される回転速度Vaで回転されたファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が収束する収束量は、収束量M2である。収束量M1は収束量M2よりも少ない。このように、前記清掃時の回転速度Vbを前記画像形成時の回転速度Vaよりも早い速度にすることによって、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量を少ない収束量にまで減らすことが可能である。
図3(C)において、黒四角点を繋げた一点鎖線L4で示される前記トナー蓄積量は、前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51を回転速度Va(550mm/s)で回転させた場合の量を示す。黒丸点を繋げた実線L5で示される前記トナー蓄積量は、前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51を回転速度Vb(660mm/s)で回転させた場合の量を示す。一点鎖線L4で示されるように、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値量THR未満を維持することが可能な印刷枚数は、印刷枚数X1(約20万枚)である。実線L5で示されるように、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値量THR未満を維持することが可能である。このように、制御部2が前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51の回転速度を変更することによって、ファーブラシローラー51に保持されたトナーの前記トナー蓄積量を減らすことが可能である。また、ファーブラシローラー51の回転時間を増加させると、中間転写ベルト5から回収して、保持するトナーの前記トナー蓄積量が少なくなる。これによって、ファーブラシローラー51が中間転写ベルト5からトナーを回収する回収力が向上する。
[第2速度制御モードのタイミングチャート]
図4(A)は、前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51を回転速度Va(550mm/s)で回転させた場合のタイミングチャートを示す図である。図4(B)は、前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51を回転速度Vb(660mm/s)で回転させた場合のタイミングチャートを示す図である。図4(A)のタイミングチャートは、図3(C)の一点鎖線L4の場合に対応し、図4(B)のタイミングチャートは、図3(C)の実線L5の場合に対応する。図4(A)及び図4(B)のタイミングチャートの共通点は、前記第1速度制御モードにおいて普通の厚みのシートSに画像を形成し、その後の前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51を清掃することである。
タイミングT1において、操作表示部25から画像形成指示が入力されると、制御部2によって中間転写ベルト5が走行速度VT1(458mm/s)で走行され、ファーブラシローラー51は回転速度Va(550mm/s)で回転される。また、制御部2によって感光体ドラム11も中間転写ベルト5に対応する回転速度VTaで回転される。タイミングT2において、画像データに基づいて光走査装置13が感光体ドラム11を走査する。感光体ドラム11が回転速度VTaで回転しているため、光走査装置13の副走査方向の動作速度はVTaに等しくなる。タイミングT3において、光走査装置13による走査が終了して、光走査装置13の前記副走査方向の動作は停止する。トナー像をシートSに定着させ且つ中間転写ベルト5を清掃するために、光走査装置13が停止した後も中間転写ベルト5及びファーブラシローラー51は、駆動し続ける。
図4(A)のタイミングT4において、制御部2は、中間転写ベルト5の走行及びファーブラシローラー51の回転を停止する。一方、図4(B)のタイミングT14において、制御部2は、中間転写ベルト5を走行速度VT1で走行させたまま、ファーブラシローラー51を回転速度Vb(660mm/s)で回転させる。ファーブラシローラー51と中間転写ベルト5との相対速度の差が98mm/sから202mm/sに約倍の速度差に変更される。タイミングT15において、制御部2は、中間転写ベルト5の走行及びファーブラシローラー51の回転を停止する。タイミングT14からタイミングT15までの時間は、5sである。このように、前記画像形成時以外の所定のタイミングT14からタイミングT15の間で回転速度Vaよりも速い回転速度Vbでファーブラシローラー51を回転させる。中間転写ベルト5の表面に接触しながら回転するファーブラシローラー51の回転速度を上げることにより、ファーブラシローラー51が中間転写ベルト5からトナーを回収する力が強くなる。また、中間転写ベルト5を回転速度Vbで走行させる時間を5sに限定するため、ファーブラシローラー51によって中間転写ベルト5が傷つけられる影響が生じ難い。
[ファーブラシローラー51の回転速度とトナー蓄積量の関係]
トナー像が転写されるシートSが厚い場合には、定着装置16でトナー像を定着可能な温度まで加熱するために、シートSの搬送速度が低速にされる。そのため、中間転写ベルト5の走行速度VT1も低速にされる。また、中間転写ベルト5とファーブラシローラー51との相対速度の差が大きくなると、ファーブラシローラー51によって中間転写ベルト5が傷つけられる。中間転写ベルト5の傷つきを防止するために、ファーブラシローラー51の回転速度も低速にされる。ファーブラシローラー51の走行速度VT1が低速になると、ファーブラシローラー51の遠心力が弱くなり、ファーブラシローラー51内に保持される前記トナー蓄積量が増加する。ファーブラシローラー51の回転速度に反比例してファーブラシローラー51に保持されることが可能なトナー量が少なくなる。これに伴い、図3(D)の実線L6に示されるように、ファーブラシローラー51の回転速度が低速になるとファーブラシローラー51の閾値量THRの値も小さくなる。例えば、多数の厚いシートSにトナー像を転写させた後に薄いシートSにトナー像を転写させるものとする。多数の厚いシートSにトナー像を転写させるために、制御部2によってファーブラシローラー51が回転速度Vaの半分の速度で回転される。この場合、ファーブラシローラー51に保持される前記トナー蓄積量が蓄積量Pになる。図3(D)の点P1で示されるように、トナーの蓄積量Pは、閾値量THRよりも小さい。その後、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量がこの状態のまま、薄いシートSにトナー像を転写させるために、制御部2によってファーブラシローラー51が回転速度Vaで回転されるものとする。この場合、トナーの蓄積量Pは変化しないが、ファーブラシローラー51の回転速度が回転速度1/2Vaから回転速度Vaに変化されたことに応じて、ファーブラシローラー51の閾値量THRが小さくなる。図3(D)の点P2で示されるように、トナーの蓄積量Pは、閾値量THRよりも大きくなる。そのため、ファーブラシローラー51に蓄積されたトナーが中間転写ベルト5上に吐き出される。トナーが中間転写ベルト5上に付着することによって、シートSに転写されるトナー像が、残留するトナーによって汚れて、画質が低下する問題が生じる。
そのため、画像形成装置10が画像を形成するある期間中の全てのシートSの転写枚数に対する厚いシートSの転写枚数の割合に応じて、制御部2は、ファーブラシローラー51自身を清掃させるタイミングを早める。画像を形成するある期間中に、トナー像が転写されるシートSの枚数を第2転写枚数とする。また、前記第2転写枚数のうちその厚さが予め定められた厚み閾値(本発明の第1閾値の一例)以上の枚数を第1転写枚数とする。制御部2は、前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合に応じて、ファーブラシローラー51の前記速度制御モードを画像形成時の前記第1速度制御モードから清掃時の前記第2速度制御モードに切り替える切替タイミングを変更する。制御部2は、前記切替タイミングを前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合が大きくなると前記切替タイミングを早め、前記割合が小さくなると前記切替タイミングを遅くする。ファーブラシローラー51の回転速度が遅い場合、遠心力が弱まったファーブラシローラー51にトナーが蓄積されやすくなる。そのため、前記トナー蓄積量が回転速度Vaに対応する閾値量THRに達するまでの時間が早くなる。そこで、ファーブラシローラー51が遅い回転速度で回転された回転時間に応じて、制御部2が前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える前記切替タイミングを早くする。これによって、画像形成装置10が画像を形成する画像形成時間に対して、ファーブラシローラー51自身を清掃する時間の割合が増える。前記トナー蓄積量が普通の厚みのシートSにトナー像を転写させるときのファーブラシローラー51の回転速度に対応する閾値THR以上になる前に、ファーブラシローラー51からトナーが取り除かれる。また、ファーブラシローラー51が早い回転速度で回転された回転時間に応じて、制御部2が前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える前記切替タイミングを遅くする。これによって、画像形成装置10が画像を形成する画像形成時間に対して、ファーブラシローラー51自身を清掃する時間の割合が減る。前記トナー蓄積量が普通の厚みのシートSにトナー像を転写させるときのファーブラシローラー51の回転速度に対応する閾値THR以上になる時期が遅くなるため、画像形成時間が長くされる。これにより、画像形成装置10による画像形成の効率が向上する。なお、制御部2による具体的な処理は、後述するファーブラシローラー清掃処理で説明する。
また、制御部2がファーブラシローラー51を清掃するために回転速度Vbで回転させる清掃時間を前記第1転写枚数に比例するように定められた時間に応じて変更する。これによって、ファーブラシローラー51が、中間転写ベルト5から回収して、保持するトナーの前記トナー蓄積量を減らすことが可能である。そのため、ファーブラシローラー51が中間転写ベルト5からトナーを回収する回収力が向上する。
[低速時の第2速度制御モードのタイミングチャート]
図4(C)は、前記第1速度制御モードにおいて厚いシートSを搬送させた場合のタイミングチャートを示す図である。タイミングT21において、操作表示部25から画像形成指示が入力されると、トルクセンサー62からの信号によって制御部2は、厚いシートSに対応して中間転写ベルト5を走行させ、ファーブラシローラー51を回転させる。制御部2によって中間転写ベルト5が走行速度VT2(229mm/s)で走行され、ファーブラシローラー51は回転速度1/2Va(275mm/s)で回転される。また、制御部2によって感光体ドラム11も中間転写ベルト5に対応する回転速度VTbで回転される。タイミングT22において、画像データに基づいて光走査装置13が感光体ドラム11を走査する。感光体ドラム11が回転速度VTbで回転しているため、光走査装置13の前記副走査方向の動作速度はVTbに等しくなる。タイミングT23において、光走査装置13による走査が終了して、光走査装置13の前記副走査方向の動作は停止する。トナー像をシートSに定着させ且つ中間転写ベルト5を清掃するために、光走査装置13が停止した後も中間転写ベルト5及びファーブラシローラー51は、駆動し続ける。
タイミングT24において、制御部2は、中間転写ベルト5を走行速度VT2で走行させたまま、ファーブラシローラー51を回転速度Vb(660mm/s)で回転させる。タイミングT25において、制御部2は、中間転写ベルト5及びファーブラシローラー51の駆動を停止する。タイミングT24からタイミングT25までの時間は、10sである。このように、厚みがあるシートSにトナー像を転写させた場合には、前記画像形成時以外の所定のタイミングT24からタイミングT25の時間を、薄いシートSにトナー像を転写させる場合よりも長くする。ファーブラシローラー51が回転される時間が長いため、ファーブラシローラー51に蓄積される前記トナー蓄積量がより多く取り除かれる。
[制御部2]
制御部2は、画像形成装置10を統括制御するものである。制御部2は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、DRIVERなどを主な構成要素とするマイクロコンピュータとして構成されている。なお、制御部2は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
制御部2は、画像形成装置10の内部において、各画像形成ユニット4、二次転写ローラー20、ベルトクリーニング装置50、定着装置16、及び駆動ローラー6Aなどに接続されており、これらの構成要素を制御する。また、制御部2は、画像形成ユニット4を構成する各要素、具体的には、帯電装置12、光走査装置13、現像装置14、一次転写ローラー15、及びクリーニング装置17などに接続されている。前記ROMには、画像形成処理を実行するためのプログラムが記憶されている。前記CPUは、前記ROM内の制御プログラムを実行することによって、制御部2に接続された各要素を制御して、シートに画像を印刷する。
本実施形態では、制御部2の前記ROMに、後述するファーブラシローラー清掃制御処理を実行するためのプログラムなどが記憶されている。前記CPUは、このプログラムを実行することにより、前記ファーブラシローラー清掃処理を実行する。また、前記CPUが前記プログラムを実行することにより、前記ファーブラシローラー清掃処理において、制御部2は、第2取得部71(本発明の第2取得部の一例)、厚み検知部72、第1取得部73(本発明の第1取得部の一例)、回転制御部74(本発明の回転制御部の一例)、モード切替部75(本発明のモード変更部の一例)、換算枚数判定部76(本発明の判定部の一例)、帯電制御部77、転写ベルト制御部78、感光体制御部79、及び回収制御部80として機能する。
また、前記ROMには、前記プログラムの他に、前記ファーブラシローラー清掃処理に用いられる電圧値、電流値、厚み閾値、前記トルク値信号と厚みの対応テーブル、回転速度、前記清掃時間、第1閾値枚数(本発明の第2閾値の一例)、及び第2閾値枚数などが記憶されている。前記第1閾値枚数は、前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに変更するタイミングを判断するために用いられる。前記第2閾値枚数は、前記第2速度制御モードにおける清掃時間の長さを判断するために用いられる。なお、前記EEPROMには、前記第1閾値枚数と比較される第1カウンターC、前記第2閾値枚数と比較される第2カウンターDなどが記憶される。前記RAMには、前記ファーブラシローラー清掃制御で用いられる一時的なデータなどが記憶される。前記DRIVERは、中間転写ベルト5、ファーブラシローラー51、回収ローラー52、搬送スパイラル54、及び感光体ドラム11などを駆動させる駆動モーターを動作させる。
第2取得部71は、トナー像が転写されるシートSの枚数である前記第2転写枚数を取得する。例えば、第2取得部71は、操作表示部25から指示された画像形成枚数や他の情報処理装置から入力された画像データに含まれる画像形成枚数を取得して前記第2転写枚数を取得する。
厚み検知部72は、トナー像を転写する際に、トナー像が転写されるシートSの厚みを示す厚み情報を取得する。例えば、厚み検知部72は、シートSが搬送される際に、トルクセンサー62から前記トルク値信号を取得する。厚み検知部72は、前記ROMに記憶されている前記厚み対応テーブルと前記トルク値信号に基づいて、シートSの前記厚み情報を取得する。尚、厚み検知部72は、不図示の操作画面にて入力された情報に基づいて厚み情報を取得しても良い。また、厚み検知部72は、情報処理装置からプリンタードライバーを介して入力された情報に基づいて厚み情報を取得しても良い。
第1取得部73は、トナー像が転写されるシートSのうち、厚みが前記厚み閾値以上であるシートSの枚数である前記第1転写枚数を取得する。第1取得部73は、第2取得部71が取得した前記第2転写枚数のうち、厚み検知部72で検知された前記厚み情報が前記厚み閾値以上である枚数を前記第1転写枚数として取得する。具体的には、第1取得部73は、トナー像が転写されるシートSについて、前記厚み情報が前記ROMに記憶されている前記厚み閾値以上の前記第1転写枚数か否かを判定して、前記厚み閾値以上のものを取得する。例えば、前記厚み閾値は、搬送されるシートSの厚みが136g/mであり、前記第1転写枚数は、厚みが136g/m以上の枚数である。
回転制御部74は、前記第1速度制御モードと前記第2速度制御モードとの何れかの前記速度制御モードを実行することによってファーブラシローラー51を回転させる。前記第1速度制御モードは、トナー像をシートSに転写するときに、厚み検知部72によって検知されたシートSの厚みに応じた速度でファーブラシローラー51を回転させ及び中間転写ベルト5を走行させるモードである。シートSの厚みに応じて定着装置16の前記加熱時間を長くする必要がある。定着装置16は、シートSの厚みに応じた搬送速度でシートSを搬送する。そのため、定着装置16よりも搬送方向の下流側にある中間転写ベルト5は、定着装置16の前記搬送速度に応じた速度で走行される。これに応じて、回転制御部74は、ファーブラシローラー51を前記搬送速度に応じた回転速度で回転させる。例えば、シートSの厚みが前記厚み閾値未満の場合に、回転制御部74は、中間転写ベルト5を走行速度VT(458mm/s)に設定し、ファーブラシローラー51を回転速度Va(550mm/s)に設定する。シートSの厚みが前記厚み閾値以上の場合に、回転制御部74は、中間転写ベルト5を走行速度VT(229mm/s)に設定し、ファーブラシローラー51を回転速度1/2Va(275mm/s)に設定する。前記第2速度制御モードは、ファーブラシローラー51を回転制御部74で設定された回転速度Va又は回転速度1/2Vaで回転させるモードである。前記第2速度制御モードは、ファーブラシローラー51を清掃するときに、回転速度Va又は回転速度1/2Vaよりも速い回転速度Vbでファーブラシローラー51を回転させるモードである。また、回転制御部74は、予め定められた切替タイミングで前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える。
回転制御部74は、ファーブラシローラー51を回転速度Vbで回転させる前記清掃時間を前記第1転写枚数に比例するように変更する。前記第1転写枚数が増えるとファーブラシローラー51が回転速度1/2Vaで回転される時間が長くなり、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が増加する。そのため、回転制御部74は、前記清掃時間を長くすることによって、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量を減少させる。前記トナー蓄積量を減少させることにより、ファーブラシローラー51のトナーの回収力が向上する。
回転制御部74は、ファーブラシローラー51とともに、ファーブラシローラー51の回転速度に応じた速度で回収ローラー52を回転させる。これによって、ファーブラシローラー51と回収ローラー52との速度差が拡がりすぎることを防止する。
モード切替部75は、第1取得部73が取得した前記第1転写枚数に応じて前記切替タイミングを変更する。前記第1転写枚数が多いほど、ファーブラシローラー51が遅く回転されるため、ファーブラシローラー51にトナーが蓄積しやすい。そのため、モード切替部75は、前記切替タイミングを早く変更する。また、モード切替部75は、前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合に応じて、前記切替タイミングを変更する。この場合、モード切替部75は、前記切替タイミングを前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合が大きくなると前記切替タイミングを早め、前記割合が小さくなると前記切替タイミングを遅くする。画像形成装置10は、前記厚み閾値以上のシートSと前記厚み閾値未満のシートSとが混在して搬送される場合でも、シートSに画像を形成する。そのため、モード切替部75は、画像を形成するシートSの全体の枚数を示す前記第2転写枚数のうち、前記厚み閾値以上のシートSの枚数を示す前記第1転写枚数の割合に応じて、前記切替タイミングを早く変更する。これによって、ファーブラシローラー51が保持する前記トナー蓄積量を閾値量THR未満に維持される。
換算枚数判定部76は、画像が形成されるシートSの全体の枚数である前記第2転写枚数を補正して前記切替タイミングを判定する。そのために、換算枚数判定部76は、前記第1転写枚数に予め定められた1以上の係数を乗じた換算枚数を求める。換算枚数判定部76は、前記第1転写枚数と前記第2転写枚数との差分枚数である前記厚み閾値未満のシートSの枚数を求めて、前記換算枚数を加算した第3転写枚数を求める。なお、前記係数は、前記厚み閾値未満のシートSを搬送する際にファーブラシローラー51に保持されるトナーの量を1とした場合に、前記厚み閾値以上のシートSを搬送する際にファーブラシローラー51に保持されるトナーの量の比率である。前記第3転写枚数は、ファーブラシローラー51に保持されるトナー量に基づいて、前記第1転写枚数を前記厚み閾値未満のシートSの枚数に換算して、前記第2転写枚数を補正した枚数である。これにより、画像形成装置10が複数のシートSに画像を形成する際に、前記厚み閾値以上のシートSと前記厚み閾値未満のシートSとが混在しても前記切替タイミングを判定することができる。そして、前記切替タイミングは、換算枚数判定部76によって前記第2閾値枚数以上と判定されたタイミングである。
帯電制御部77は、画像形成装置10の動作状態に応じて、第1帯電部55、帯電装置12、及び第3帯電部61が各バイアスを印加するタイミング、期間、及び電圧値などを制御する。帯電制御部77は、第1帯電部55をファーブラシローラー51が印加する前記第1バイアスを、中間転写ベルト5上のトナーが帯電した第1帯電極性とは逆極性にする。これによって、中間転写ベルト5上のトナーとファーブラシローラー51の電気的な極性が逆になるため、残留するトナーがファーブラシローラー51に回収されやすくなる。また、帯電制御部77は、前記第2速度制御モードが実行されるときに、中間転写ベルト5の走行(回転)方向のベルトクリーニング装置50よりも下流側にあるシアン用の画像形成ユニット4の帯電装置12を帯電させる。帯電装置12が感光体ドラム11を帯電させる第2バイアスは、前記第1バイアスとは逆極性である。中間転写ベルト5上に残留するトナーの殆どの帯電極性は、前記第1帯電極性である。しかし、残留するトナーには、前記第1帯電極性とは逆極性の第2帯電極性に帯電したものも若干含まれる。そのため、ベルトクリーニング装置50によって中間転写ベルト5から取り除くことができなかった逆極性のトナーが、前記第1バイアスとは逆極性の前記第2バイアスに帯電された感光体ドラム11に移動可能になる。これによって、中間転写ベルト5上の逆極性に帯電したトナーが取り除かれる。さらに、帯電制御部77は、前記第3帯電部に、前記第1バイアスとは逆極性になるように第3バイアスを中間転写ベルト5に印加させる。前記第3バイアスにより帯電される中間転写ベルト5上のトナーは、前記第1帯電極性に帯電される。そのため、下流側にあるベルトクリーニング装置50によって、前記第1帯電極性に帯電されたトナーは、前記第1バイアスが印加されるファーブラシローラー51と極性が逆であるため、ファーブラシローラー51に回収されやすくなる。
転写ベルト制御部78は、前記第1速度制御モード及び前記第2速度制御モードにおいて中間転写ベルト5の走行を制御する。転写ベルト制御部78は、ファーブラシローラー51の回転速度に応じた速度で中間転写ベルト5を走行させる。特に、定着装置16が厚いシートSにトナー像を定着させる場合、前記搬送速度が遅くなる。そのため、転写ベルト制御部78は、前記搬送速度に応じた速度で中間転写ベルト5を走行させる。
感光体制御部79は、前記第1速度制御モード及び前記第2速度制御モードにおいて感光体ドラム11の回転を制御する。感光体制御部79は、ファーブラシローラー51の回転速度に応じた回転速度で感光体ドラム11を回転させる。特に、感光体制御部79は、前記第2速度制御モードにおいて、帯電装置12により前記第2バイアスが印加された感光体ドラム11をファーブラシローラー51の回転速度に対応する速度で回転させることによって、中間転写ベルト5上の逆極性のトナーを感光体ドラム11に移動させる。
回収制御部80は、前記第1速度制御モード及び前記第2速度制御モードにおいてクリーニング装置17の動作を制御する。回収制御部80は、クリーニング装置17によって、感光体ドラム11の表面に付着したトナーを回収する。
[ファーブラシローラー清掃処理]
以下、図6を参照して、制御部2によって実行されるファーブラシローラー清掃処理の手順を説明する。図6のフローチャートにおいてステップS1、S2、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。なお、制御部2による前記ファーブラシローラー清掃処理を実行する条件は、画像形成装置10の画像形成処理を実行するときに判定される。条件が成立すると、制御部2は、前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに変更してファーブラシローラー51の清掃処理が行われる。ここに、前記ファーブラシローラー清掃処理を実行するときの制御部2が本発明に係る第1取得部、モード変更部、第2取得部、判定部、及び回転制御部に相当する。
(ステップS1)
ステップS1において、制御部2は、画像形成装置10の画像形成指示が入力されたか否かを判定する。前記画像形成指示には、トナー像の元になる画像データ及びトナー像が転写されて画像が形成されるシートSの枚数を示す前記第2転写枚数などの情報が含まれている。例えば、制御部2は、ユーザーからコピーや印刷などの指示が入力されたか否かを判定する。その際、制御部2は、前記画像形成指示に含まれるシートSの枚数を示す第2転写枚数を取得する。制御部2は、画像形成指示が入力されるまで待つ(S1のNO側)。一方、制御部2は、画像形成指示が入力されると処理をステップS2に移行する(S1のYES側)。
(ステップS2)
ステップS2において、制御部2は、トナー像が転写され画像が形成されるシートSを搬送する。その際に、トルクセンサー62は、シートSを搬送する際に、中間搬送ローラー24の前記駆動トルクを検出して、前記駆動トルクに対応する前記トルク信号を制御部2に出力する。前記トルク信号は、シートSの厚みを示す情報である。そのため、制御部2は、トナー像を転写する際に、転写されるシートSの前記トルク信号を取得する。
(ステップS3)
ステップS3において、制御部2は、前記トルク信号によって示される厚みが前記厚み閾値以上か否かを判定する。例えば、制御部2は、前記トルク信号によって示される信号レベルが、前記厚み閾値(136g/m)に相当する基準信号レベル以上か否かを判定する。前記厚み閾値以上と判定されると、制御部2は処理をステップS4に移行する(ステップS3のYES側)。一方、前記厚み閾値未満と判定されると、制御部2は処理をステップS6に移行する(ステップS3のNO側)。
(ステップS4,S5)
ステップS4において、制御部2は、中間転写ベルト5の走行速度VT2及びファーブラシローラー51の回転速度1/2Vaを設定する。これによって、制御部2は、前記厚み閾値以上のシートSが定着装置16を通過する際に、シートSが定着温度まで加熱される時間を得ることができる。ステップS5において、制御部2は、ファーブラシローラー51を前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに移行させる期間を判定する第1カウンターCの値に2を加算する。これによって、制御部2は、前記厚み閾値以上のシートSの枚数を示す前記第1転写枚数に予め定められた1以上の係数を乗じた換算枚数を第1カウンターCに加算する。また、ステップS5において、制御部2は、前記第1転写枚数をカウントする第2カウンターDの値に1を加算する。これによって、制御部2は、前記厚み閾値以上のシートSの枚数を示す前記第1転写枚数を取得する。ステップS5を実行した制御部2は処理をステップS8へ移行する。なお、ステップS3,S5を実行するときの制御部2は、本発明の第1取得部に相当する。
(ステップS6,S7)
ステップS4で前記厚み閾値未満と判定されると(S4のNO側)、ステップS6において、制御部2は、中間転写ベルト5の走行速度VT1及びファーブラシローラー51の回転速度Vaを設定する。これによって、制御部2は、前記厚み閾値未満のシートSが定着装置16を通過する際に、シートSが過度に加熱されることを防止することができる。ステップS7において、制御部2は、第1カウンターCの値に1を加算してステップS8へ移行する。これによって、制御部2は、第1カウンターCに前記厚み閾値未満のシートSの枚数を加算する。なお、ステップS5,S7を実行するときの制御部2は、本発明の第2取得部に相当する。
(ステップS8,S9)
ステップS8において、制御部2は、画像データに基づくトナー像をシートSに転写させて、1頁分の画像をシートSに形成する。その間、制御部2は、ステップS4で設定された回転速度1/2Va又はステップS6で設定された回転速度Vaでファーブラシローラー51を回転させる。また、制御部2は、ステップS4で設定された走行速度VT2又はステップS6で設定された走行速度VT1で中間転写ベルト5を走行させる。中間転写ベルト5及びファーブラシローラー51が駆動しているため、ファーブラシローラー51にトナーが回収され保持される。そのため、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が増加する。ステップS9において、制御部2は、指示された画像データに基づく画像形成が終了したか否かを判定する。具体的には、制御部2は、画像を形成したシートSの枚数が前記画像形成指示に基づく枚数に達したか否かを判定する。前記画像形成指示に基づく枚数に達していないと判定されると、制御部2は、処理をステップS2に移行する(S9のNO側)。一方、前記画像形成指示に基づく枚数に達したと判定されると、制御部2は、処理をステップS10に移行する(S9のYES側)。このように、制御部2は、前記画像形成指示に基づく枚数に達するまで、シートSに画像を形成する。
(ステップS10)
ステップS10において、制御部2は、第1カウンターCの値が前記第1閾値枚数以上か否かを判定する。ここで、第1カウンターCの値は、ステップS5において前記換算枚数が加算され、ステップS7において前記厚み閾値未満のシートSの枚数が加算されているため、補正後の前記第3転写枚数を示している。前記第1閾値枚数未満と判定されると、制御部2は処理を終了する(S10のNO側)。この場合、制御部2は、前記第1速度制御モードを維持したまま画像形成処理を終了する。一方、前記第1閾値枚数以上と判定されると、制御部2は処理をステップS11に移行する(S10のYES側)。これによって、制御部2は、前記速度制御モードを前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える。このように、制御部2は、前記切替タイミングを前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合が大きくなると前記切替タイミングを早め、前記割合が小さくなると前記切替タイミングを遅くする。なお、ステップS10を実行するときの制御部2は、本発明の判定部に相当する。また、処理をステップS11に移行する制御部2が、本発明のモード変更部に相当する。
(ステップS11)
ステップS11において、制御部2は、第1帯電部55、帯電装置12、及び第3帯電部61を各バイアスに帯電させる。この場合、ファーブラシローラー51は、第1帯電部55によって前記第1バイアスが印加される。感光体ドラム11は、帯電装置12により前記第2バイアスが印加される。中間転写ベルト5上のベルトクリーニング装置50よりも走行(回転)方向の上流側にあるトナーは前記第3バイアスが印加される。これにより、制御部2は、中間転写ベルト5上に残留するトナーをベルトクリーニング装置50によって回収容易にする。また、制御部2は、ベルトクリーニング装置50によって回収されない逆極性に帯電されたトナーを、下流側の感光体ドラム11に移動可能にする。
(ステップS12)
ステップS12において、制御部2は、ファーブラシローラー51の回転速度を回転速度Vbに設定する。制御部2は、前記第1速度制御モードにおけるファーブラシローラー51の回転速度からより速い回転速度である回転速度Vbに設定する。これによって、中間転写ベルト5からトナーをファーブラシローラー51に回収しやすくする。
(ステップS13乃至S15)
ステップS13において、制御部2は、第2カウンターDの値が予め定められた第2閾値枚数以上か否かを判定する。ここで、第2カウンターDの値は、前記厚み閾値以上のシートSの枚数を示す前記第1転写枚数である。制御部2は、前記厚み閾値以上のシートSの枚数が基準になる前記第2閾値枚数以上か否かを判定する。前記第2閾値枚数以上と判定されると、制御部2は処理をステップS14に移行する(ステップS13のYES側)。ステップS14において、制御部2は、前記清掃時間を80sに設定する。この場合、制御部2は、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が多いため、ファーブラシローラー51の回転回数を増加させなければ閾値量THRよりも十分少ない量にすることができないと判定する。一方、前記第2閾値枚数未満と判定されると、制御部2は処理をステップS15に移行する(S13のNO側)。ステップS15において、制御部2は、前記清掃時間を40sに設定する。この場合、制御部2は、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が多くないため、ファーブラシローラー51の回転回数を増加させなくても、閾値量THRよりも十分少ない量にすることが可能であると判定する。このように、制御部2は、ファーブラシローラー51を回転速度Vbで回転させる前記清掃時間を前記第1転写枚数に比例するように定められた時間に応じて変更する。
(ステップS16)
ステップS16において、制御部2は、駆動モーター58によってファーブラシローラー51を回転速度Vbで回転させる駆動時間が前記清掃時間に達したか否かを判定する。制御部2は、前記清掃時間が経過するまで待つ(S16のNO側)。一方、前記清掃時間が経過したと判定すると、制御部2はファーブラシローラー51の回転を停止して、処理をステップS17に移行する(S16のYES側)。このように、制御部2は、画像形成時以外の所定のタイミングにおいて、回転速度Vbでファーブラシローラー51を回転させる。なお、ステップS4,S6,S8,S10,S12〜S16を実行するときの制御部2は、本発明の回転制御部に相当する。
(ステップS17)
ステップS17において、制御部2は、第1カウンターC及び第2カウンターDの値をクリアーにして処理を終了する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本発明の画像形成装置10によれば、画像形成時のシートSの厚さに応じて、画像形成時の前記第1速度制御モードから画像形成時以外のファーブラシローラー51を清掃する前記第2速度制御モードに変更する切替タイミングを変更することができる。また、本発明の画像形成装置10によれば、画像形成時のシートSの厚さに応じて、前記第2速度制御モードにおいてファーブラシローラー51を回転させる前記清掃時間を変更することができる。これによって、画像形成装置10は、ファーブラシローラー51に前記トナー蓄積量が過剰になることを防止しつつ、中間転写ベルト5上のトナーを取り除くことができる。
[実施形態の変形例]
前記実施形態の説明では、本発明の像担持体の一例を中間転写ベルト5、本発明の被転写体の一例をシートS、及び清掃部材の一例をベルトクリーニング装置50が有するファーブラシローラー51である場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、像担持体が感光体ドラム11、被転写体が中間転写ベルト5、及び清掃部材をクリーニング装置17が有するブラシローラーであってもよい。
前記実施形態の説明では、シートSの枚数である前記第2転写枚数を取得するために、前記画像形成指示に含まれる印刷枚数を使用し、シートSの厚さ情報を取得するために、トルクセンサー62を使用したが本発明の内容はこれに限るものではない。例えば、制御部2は、トルクセンサー62によって検出される前記駆動トルクから前記第2転写枚数を取得してもよい。また、ユーザーが入力する前記画像形成指示の内容にシートSの厚み情報を含ませるものとする。この場合、制御部2は、前記画像形成指示からシートSの厚み情報を取得してもよい。また、画像形成装置10は、収容されるシートSの厚さが異なる複数の給紙カセット30を備える。この場合、制御部2は、画像形成の際に選択された給紙カセット30によってシートSの厚み情報を取得するものでもよい。また、搬送されるシートSの厚みによって回転角度が変化するアクチュエーターを搬送経路26に設けておき、画像形成装置10は前記アクチュエーターの回転角度からシートSの厚み情報を取得するものでもよい。
前記実施形態の説明では、前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える前記切替タイミングを判定するために前記第1閾値枚数を用いたが、本発明の内容はこれに限るものではない。例えば、第1カウンターCは、シートSの厚みに関係なくシートSの枚数をカウントして、前記第1閾値枚数と比較する。しかし、制御部2は、第2枚数カウンターDの値に応じて、前記第1閾値枚数を減算する。この場合、制御部2は、前記切替タイミングを前記厚み閾値以上のシートSの枚数に応じて変更することができる。例えば、前記厚み閾値以上のシートSにトナー像を形成する場合と前記厚み閾値未満のシートSにトナー像を形成する場合とで別の閾値を用いてもよい。
また、前記厚み閾値未満の1枚のシートSに対して第1カウンターCに1を加算して、前記厚み閾値以上の1枚のシートSに対して第1カウンターCに2を加算したがこれに限るものではない。例えば、前記厚み閾値未満の1枚のシートSに対して第1カウンターCに2を加算して、前記厚み閾値以上の1枚のシートSに対して第1カウンターCに3を加算するものでもよい。このように、前記実施形態の場合、前記第1転写枚数を係数2で換算しているが、上記例では、前記第1転写枚数を係数1.5で換算していることになる。さらに、第1カウンターCの値が前記第1閾値枚数の半分未満の場合には、前記厚み閾値以上の1枚のシートSに対して2を加算し、第1カウンターCの値が前記第1閾値枚数の半分以上の場合には、前記厚み閾値以上の1枚のシートSに対して3を加算するものでもよい。このように、ファーブラシローラー51の閾値量THRが小さくなることに応じて、前記閾値枚数以上のシートSによる前記トナー蓄積量の影響を大きいものとして用いてもよい。これにより、画像形成装置10は、ファーブラシローラー51から中間転写ベルト5上にトナーが逆移動することを確実に防止することが可能になる。
前記実施形態の説明では、前記第2速度制御モードにおける前記清掃時間を第2カウンターDが前記第2閾値以上か未満かによって区分けする場合について説明したが、本発明の内容はこれに限るものではない。例えば、制御部2は、前記第1カウンターCの値に対する第2カウンターDの値に応じて前記清掃時間を変更するものでもよい。また、制御部2は、前記切替タイミングの直前の前記第1速度制御モードにおけるファーブラシローラー51の回転速度に反比例するように、前記切替タイミング後の前記第2速度制御モードにおけるファーブラシローラー51を回転速度Vbで回転させる前記清掃時間を変更するものでもよい。前記実施形態のフローチャートでは、画像形成が終了した後に第1カウンターCが前記第1閾値枚数以上か否かを判定している。仮に、前回のファーブラシローラー清掃処理において第1カウンターCの値が前記第1閾値より僅かに小さい値の場合(S10のNO側)、ファーブラシローラー51は清掃されない。その後、画像形成装置10が前記厚み閾値以上のシートSを大量に印刷すると、ファーブラシローラー51の前記トナー蓄積量が閾値THRを大きく上回る可能性がある。そのため、制御部2は、直前の前記第1速度制御モードのファーブラシローラー51の回転速度に応じて前記第2速度制御モードの前記清掃時間を変更するものでもよい。例えば、前記第2速度制御モードに変更される直前の前記第1速度制御モードにおいて、ファーブラシローラー51が回転速度Vaで回転されている場合には、回転制御部74は、前記第2速度制御モードにおいて前記清掃時間を7.5sにする。また、ファーブラシローラー51が回転速度1/2Vaで回転されている場合には、回転制御部74は、前記第2速度制御モードにおいて前記清掃時間を10sにする。
前記実施形態の説明では、前記第2速度制御モードにおいて、帯電制御部77が第1帯電部55、帯電装置12、及び第3帯電部61を印加させる場合について説明したが、これに限るものではない。前記第2速度制御モードにおいて、帯電制御部77がファーブラシローラー51電圧を印加させるものであれば、帯電装置12及び第3帯電部61を電圧を印加させない簡易な構成でもよい。
2:制御部
4:画像形成ユニット
5:中間転写ベルト
10:画像形成装置
11:感光体ドラム
12:帯電装置
17:クリーニング装置
50:ベルトクリーニング装置
51:ファーブラシローラー
52:回収ローラー
53:クリーニングブレード
54:搬送スパイラル
55:第1帯電部
61:第3帯電部
62:トルクセンサー
71:第2取得部
72:厚み検知部
73:第1取得部
74:回転制御部
75:モード切替部
76:換算枚数判定部
77:帯電制御部
78:転写ベルト制御部
79:感光体制御部
80:回収制御部

Claims (11)

  1. シートに転写されるトナー像を表面に担持する回転可能な像担持体と、
    前記トナー像が転写される転写位置よりも前記像担持体の回転方向の下流側で前記像担持体の表面に接触しながら回転することにより前記像担持体からトナーを回収するとともに保持可能な清掃部材と、
    前記トナー像を前記シートに転写するときに前記シートの厚みに応じた第1回転速度で前記清掃部材を回転させる第1速度制御モードと、前記第1回転速度よりも速い第2回転速度で前記清掃部材を回転させる第2速度制御モードとを有し、予め定められた切替タイミングで前記第1速度制御モードから前記第2速度制御モードに切り替える回転制御部と、
    前記トナー像が転写される前記シートのうち、予め定められた第1閾値以上の厚みを有するシートの枚数を示す第1転写枚数を取得する第1取得部と、
    前記切替タイミングを前記第1転写枚数に応じて変更するモード変更部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記トナー像が転写される前記シートの枚数を示す第2転写枚数を取得する第2取得部を更に備え、
    前記モード変更部は、前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合に応じて、前記切替タイミングを変更する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記モード変更部は、前記第2転写枚数に対する前記第1転写枚数の割合が大きくなると前記切替タイミングを早め、前記割合が小さくなると前記切替タイミングを遅くする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転制御部は、前記清掃部材を前記第2回転速度で回転させる清掃時間を前記第1転写枚数に比例するように変更する請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記回転制御部は、前記切替タイミングの直前の前記第1速度制御モードにおける前記第1回転速度に反比例するように、前記切替タイミング後の前記第2速度制御モードにおける前記清掃時間を変更する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1転写枚数に予め定められた1以上の係数を乗じた換算枚数を前記第1転写枚数と前記第2転写枚数との差分枚数に加算した第3転写枚数が予め定められた第2閾値以上か否かを判定する判定部を更に備え、
    前記切替タイミングは、前記判定部によって前記第2閾値以上と判定されたタイミングである請求項2〜5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記シートの厚みに応じた搬送速度で前記シートを搬送することにより転写された前記トナー像を前記シートに定着させる定着部を更に備え、
    前記回転制御部は、前記定着部の前記搬送速度に応じた前記第1回転速度で前記清掃部材を回転させるとともに、前記搬送速度に応じた回転速度で前記像担持体を回転させる請求項1〜6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 帯電されたトナーによって前記像担持体に前記トナー像を現像する現像部と、
    前記像担持体のトナーの第1帯電極性とは逆極性の第1バイアスを前記清掃部材に印加する第1電圧印加部と、
    前記清掃部材に接触しながら回転することによって、前記像担持体から前記清掃部材に保持されたトナーを表面に付着させる回収部材と、
    前記回収部材の表面に接触することによって、前記回収部材の表面に付着したトナーを掻き取る掻取部材と、を更に備え、
    前記回転制御部は、前記清掃部材とともに、前記清掃部材の回転速度に応じた速度で前記回収部材を回転させる請求項1〜7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体に転写する前記トナー像が形成される感光体ドラムと、
    前記回転制御部が前記第2速度制御モードを実行するときに、前記感光体ドラムを前記第1バイアスとは逆極性の第2バイアスを印加して、前記第1帯電極性とは逆極性の第2帯電極性に帯電されたトナーを前記像担持体から前記感光体ドラムに移動可能にする第2電圧印加部と、を更に備え、
    前記像担持体は、駆動ローラー及び従動ローラーに張架されたベルト状部材によって構成され、前記感光体ドラムから一次転写される前記トナー像を担持するとともに前記シートに対する二次転写位置まで前記トナー像を搬送するものであり、
    前記清掃部材は、前記感光体ドラムよりも前記像担持体の前記回転方向の上流側に設けられている請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記清掃部材は、その回転軸の外周に半径方向外方に突出し、前記像担持体との接触により先端部分が変形される複数のブラシ毛を有する請求項1〜9の何れかに記載の画像形成装置。
  11. 前記清掃部材よりも前記像担持体の前記回転方向の上流側に設けられ、前記第1バイアスとは逆極性の第3バイアスを前記像担持体に印加して、前記像担持体のトナーを前記第1帯電極性に帯電させる第3電圧印加部を更に備える請求項8〜10の何れかに記載の画像形成装置。
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