JPH09197763A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09197763A
JPH09197763A JP8020652A JP2065296A JPH09197763A JP H09197763 A JPH09197763 A JP H09197763A JP 8020652 A JP8020652 A JP 8020652A JP 2065296 A JP2065296 A JP 2065296A JP H09197763 A JPH09197763 A JP H09197763A
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JP
Japan
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image
toner
image carrier
temporary
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Application number
JP8020652A
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English (en)
Inventor
Satoshi Tsuruya
聡 鶴谷
Hiroaki Ogata
寛明 緒方
Masaki Oshima
磨佐基 尾島
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写体上の2次転写残りのトナーを良好
に回収でき、連続画像形成時の一定時間の出力枚数を増
加でき、中間転写体に付属する廃トナー容器を不要にで
きる等の画像形成装置である。 【構成】 中間転写体に対し一時回収部材を設置し、ま
た中間転写体の表面を画像形成領域を包含する第1の部
位Gと、それ以外の非画像領域の第2の部位Hとに分
け、それらの表面粗さの関係を、第1の部位G<一時回
収部材<第2の部位とする。中間転写体上の複数色のト
ナー像を転写材上に一括して転写する2次転写の開始
後、一時回収部材を第1の部位Gに当接し、回収部材と
中間転写体との間にトナー回収方向の電界を印加して、
2次転写残りのトナーを回収部材に回収し、また、回収
部材と中間転写体との間にトナー吐き出し方向の電界を
印加して、回収部材上の回収トナーを中間転写体に吐き
出し、その後、感光ドラムに戻して、そのクリーニング
手段により捕集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の電子写真画像形成装置に関し、特に複数色のトナー
像を中間転写体上に重ね合わせて形成し、そのトナー像
を転写材に一括転写してカラー画像を得る方式の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数色のトナー像を重ね合わせてカラー
画像を形成する画像形成装置においては、従来から、色
ずれのないカラー画像を得ることを目的として、図5に
示すように、中間転写体105を用いるものが提案され
ている。
【0003】この画像形成装置は、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に
色分解した画像情報により、順次各色について、帯電器
102による帯電、露光手段103による露光、現像装
置104の回転式の現像器104a〜104cおよび固
定式の現像器104dによる現像を行ない、感光ドラム
101上にトナー像を順々に形成し、それらを次々に中
間転写体105上に重ね合わせて転写(1次転写)した
後、転写ローラ106により紙などの転写材107上に
一括して転写(2次転写)し、転写材107上にフルカ
ラー画像を得るものである。その後、転写材107は定
着装置112に搬送され、トナーの定着が行なわれる。
【0004】1次転写の際に転写されずに感光ドラム1
01上に残ったトナーは、感光ドラムに圧接された清掃
部材であるクリーニングブレード108により掻き取ら
れ、廃トナー容器109に回収される。
【0005】一方、2次転写の際に転写されずに中間転
写体105上に残ったトナーは、(1)中間転写体10
5に圧接された清掃部材であるクリーニングブレード1
10により掻き取られ、廃トナー容器111に回収され
る。あるいは、(2)2次転写が終了した度に中間転写
体105に所定電圧を印加しながら、中間転写体105
のクリーニング回転を1回ないし数回行なって、中間転
写体105上の残りトナーを感光ドラム101側に戻
し、感光ドラム101に配置されたクリーニングブレー
ド108により掻き取り、廃トナー容器109に回収す
るなどの方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の中間転写体105の清掃方法では、掻き取った
トナーを回収する廃トナー容器111を大きな中間転写
体105に付属させる必要があるので、画像形成装置が
大きくなり、またユーザが一定期間ごとに廃トナー容器
111を交換するのに手間がかかるという問題がある。
【0007】上記(2)の清掃方法では、中間転写体1
05に付属の廃トナー容器111が不要になるので、面
倒な廃トナー容器111の交換の手間がないという利点
があるが、2次転写の終了ごとに中間転写体105のク
リーニング回転が入るために、連続画像形成時に一定時
間の出力枚数が少なくなるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、中間転写体上の2次転写
残りのトナーを良好に回収することができ、連続画像形
成時の一定時間の出力枚数の低下も解消でき、また、中
間転写体に付属する廃トナー容器が不要で、ユーザーに
よる面倒な交換の手間を省き、装置を小型化することを
可能とした画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、回転する第1の像担持体上にトナー像を形成し、こ
れを第1の像担持体に当接した回転する第2の像担持体
の表面上に1次転写することを繰り返し、第2の像担持
体上に複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形
成し、該カラー画像を転写材上に一括して2次転写する
画像形成装置において、前記第2の像担持体の表面を、
前記カラー画像を形成する画像形成領域を包含する第1
の部位と、それ以外の非画像領域である第2の部位とか
ら構成し、かつ前記第2の像担持体の回転方向に関して
2次転写部位の下流側で1次転写部位の上流側の位置
に、2次転写残りのトナーを第2の像担持体から一時的
に回収する一時回収部材を配設し、前記第2の像担持体
の第1の部位、第2の部位および前記一時回収部材の表
面粗さを、第2の像担持体の第1の部位<一時回収部材
<第2の像担持体の第2の部位の関係となるように構成
し、または、前記第2の像担持体の第1の部位、第2の
部位および前記一時回収部材の表面材料を、各表面の離
型性が、第2の像担持体の第1の部位>一時回収部材>
第2の像担持体の第2の部位の関係となるように構成
し、前記2次転写の開始後、一時回収部材を第2の像担
持体の第1の部位に当接を開始すると同時に、一時回収
部材と第2の像担持体との間にトナー回収方向の電界を
形成し、第2の像担持体の第1の部位に存在する2次転
写残りのトナーを一時回収部材に回収し、2次転写終了
後、一時回収部材と第2の像担持体との間にトナー吐き
出し方向の電界を形成し、一時回収部材に回収したトナ
ーを第2の像担持体の第2の部位に吐き出し、その後、
トナー吐き出し方向の電界の形成を停止して、吐き出さ
れたトナーを第2の像担持体と第1の像担持体間の電位
差により第1の像担持体に戻し、第1の像担持体に配設
したクリーニング手段により捕集することを特徴とする
画像形成装置である。
【0010】本発明の他の一態様は、回転する第1の像
担持体上にトナー像を形成し、これを第1の像担持体に
当接した回転する第2の像担持体の表面上に1次転写す
ることを繰り返し、第2の像担持体上に複数色のトナー
像を重ね合わせたカラー画像を形成し、該カラー画像を
転写材上に一括して2次転写する画像形成装置におい
て、前記第2の像担持体の表面を、前記カラー画像を形
成する画像形成領域を包含する第1の部位と、それ以外
の非画像領域である第2の部位とから構成し、かつ前記
第2の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の下流
側で1次転写部位の上流側の位置に、2次転写残りのト
ナーを第2の像担持体から一時的に回収する一時回収部
材を配設し、前記第2の像担持体の第1の部位と第2の
部位とを、互に電気的に絶縁しており、第2の像担持体
の第1の部位と第2の部位とは、別々の電圧印加手段を
持ち、前記2次転写の開始後、一時回収部材を第2の像
担持体の第1の部位に当接を開始すると同時に、一時回
収部材と第2の像担持体との間にトナー回収方向の電界
を形成し、第2の像担持体の第1の部位に存在する2次
転写残りのトナーを一時回収部材に回収し、2次転写終
了後、一時回収部材と第2の像担持体との間にトナー吐
き出し方向の電界を形成し、一時回収部材に回収したト
ナーを第2の像担持体の第2の部位に吐き出し、その
後、トナー吐き出し方向の電界の形成を停止して、吐き
出されたトナーを第2の像担持体と第1の像担持体間の
電位差により第1の像担持体に戻し、第1の像担持体に
配設したクリーニング手段により捕集することを特徴と
する画像形成装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき本発明
の実施例を説明する。
【0012】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略断
面図で、本画像形成装置はレーザプリンタである。この
画像形成装置は、パーソナルコンピュータやワークステ
ーション等の図示しないホスト機器と接続されており、
該ホスト機器からのプリント要求により、ビデオインタ
ーフェースを介して画像データを受け取るようになって
いる。
【0013】本画像形成装置は、この画像データをもと
に、従来と同様、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)およびブラック(K)の4色に色分解した画
像情報により、順次各色について帯電、露光、現像を行
ない、第1の像担持体である感光ドラム101上にトナ
ー像を順々に形成し、それらを順次、第2の像担持体で
ある中間転写体105上に重ね合わせて転写(1次転
写)した後、紙などの転写材107上に一括して転写し
(2次転写)、転写材107上にフルカラー画像を得る
ものである。
【0014】現像装置104は、感光ドラム101に対
し順に切り換えて使用する回転式の3つの現像器104
a、104bおよび104cと、感光ドラム101に対
しその設置位置で使用する固定式の1つの現像器104
dを備えてなっている。回転式現像器104a、104
bおよび104cは、それぞれイエロー、マゼンタ、シ
アントナーを包含し、固定式現像器104dはブラック
トナーを包含する。このように、現像装置104の3つ
の現像器3a〜3cを回転式にすることにより、感光ド
ラム101の周囲に沿って4つの固定式現像器を配置す
る場合に比べ、感光ドラム101の外径を小さくするこ
とができる。また、一般にトナー消費量の多いブラック
現像器104dを固定式現像器にしたので、ブラック現
像器104dのトナー容量を大きくできる利点もある。
【0015】第1の像担持体である感光ドラム101
は、外径50mmのアルミニウム製シリンダー上に有機
感光材料による感光層を形成し、さらにその上に、トナ
ーの剥離製向上および感光層の削れ防止のための表面保
護層を設けてなっている。感光ドラム101は、100
mm/秒の所定の周速度で矢印Aの方向に回転駆動され
る。
【0016】この感光ドラム101の表面が、帯電手段
102により約−600Vに一様帯電される。つぎに、
1色目のイエローの画像データに応じてON/OFF制
御された露光手段103により走査露光が施されて、感
光ドラム1上に1色目の静電潜像が露光部電位約−10
0Vで形成される。1色目の静電潜像は、現像装置10
4の負帯電性のイエロートナーを内包した現像器104
aを用いて現像して、イエロートナー像として可視化さ
れる。感光ドラム101上に形成されたイエロートナー
像は、第2の像担持体としての中間転写体105上に、
そのニップ部(圧接部)において1次転写される。
【0017】中間転写体105は、アルミニウム製シリ
ンダー上にカーボン等を分散したNBRゴム等からなる
導電弾性層を形成し、その表面にフッ素樹脂等を分散し
たウレタン樹脂からなる離型性を有する表面層を形成し
てなっており、抵抗値が105 〜1010Ωcm程度とさ
れ、外径が191mmとされている。中間転写体105
は、感光ドラム101に所定の押圧力をもって圧接さ
れ、感光ドラム101の周速度100mm/秒と略同速
の周速度で矢印Bの方向に回転駆動される。この1次転
写の際、中間転写体105には、トナーの帯電極性(マ
イナス)と逆極性で、予め一意的に設定した電圧VItr
=+100Vが印加される。
【0018】中間転写体105の外周面部分は、トナー
像が転写される領域である画像形成領域を包含する第1
の部位Gと、それ以外のトナー像が転写されない非画像
領域である第2の部位Hに分けられる。本実施例のよう
に、複数色の現像器104a〜104cを切り換えて現
像動作を行なう画像形成装置の場合、現像器切り換えの
ための一定時間に相当する領域が感光ドラム101上に
必要になり、それが上記の第2の部位Hである。
【0019】イエロートナー像の1次転写が終了した感
光ドラム101は、転写されずに残ったトナーを、感光
ドラム101に圧接したクリーニングブレード108に
より掻き取った後、次の色の画像形成に供される。掻き
取られたトナーは廃トナー容器109に回収される。
【0020】上記と同様な工程を残りのマゼンタ、シア
ンおよびブラックの3色についても繰り返し、それぞれ
の潜像を現像装置104の現像器104b、104cお
よび104dで現像して得られたトナー像を、中間転写
体105上に重ね合わせて1次転写することにより、中
間転写体105上にイエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラックの4色のトナー像を積層したカラー画像が形成
される。
【0021】この4色のトナー像は、中間転写体105
と転写手段としての転写ローラ106とのニップ部(圧
接部)において、給紙部から搬送されて来る転写材10
7の表面に一括して転写される(2次転写)。転写ロー
ラ106は、中間転写体105に対し接離可能となって
おり、転写時、中間転写体105に所定のタイミングで
圧接して、中間転写体105の周速度と略同速の周速度
で回転される。2次転写の際、転写ローラ106には、
トナーの帯電極性と逆極性で、予め一意的に設定した電
圧VIItr=+1000Vが印加される。
【0022】4色のトナー像が2次転写された転写材1
07は、ついで定着装置112に搬送され、そこでトナ
ー像の混色および転写材107への永久定着がなされた
後、排紙部より画像形成装置の機外に排出され、所望の
カラープリント画像が得られる。
【0023】さて、本発明によれば、2次転写の際に転
写されずに中間転写体105上に残った2次転写残りの
トナーを、一時回収部材120により一時的に回収し
(回収動作)、そして、その回収したトナーを中間転写
体105上の非画像部上に吐き出し、ついで感光ドラム
101側に戻して、感光ドラム101に対して配設され
たクリーニングブレード108により掻き取って、廃ト
ナー容器109に回収するものである(クリーニング動
作)。
【0024】本実施例によれば、2次転写部と一時回収
部材120の間にトナー電荷制御部材122を設けてい
る。このトナー電荷制御部材122は、上記の回収動作
を行なう前に、中間転写体105上の2次転写残りトナ
ーに対し放電を行なって、2次転写残りトナーの極性を
その帯電極性と逆極性のプラスに揃え、かつトナーに一
定以上の電荷量を保持させるように帯電制御をする。
【0025】本実施例では、一時回収部材120は、1
7 Ωcm程度に抵抗値の調整をした導電性のNBRゴ
ム等からなるスポンジ状弾性体を軸の周囲にロール状に
形成し、その表面に所定の離型性を得るためのフッ素樹
脂を分散した高抵抗被膜を被覆して、外径20mmのロ
ーラに構成されており、表面の粗度Rzは約5μmとさ
れている。この一時回収部材120は、中間転写体10
5に対して150%の周速で矢印Cの順方向に回転駆動
され、中間転写体105との間に約2〜3mmのニップ
幅が形成される所定の押圧力で圧接されている。
【0026】以下、一時回収部材120による2次転写
残りトナーの回収動作、および一時回収部材120以下
のクリーニング動作について説明する。図2は、その回
収動作およびクリーニング動作の制御法を示す模式図で
ある。
【0027】中間転写体105上の第1の部位G、つま
り、図2の領域Gは、n枚の連続画像形成時の中間転写
体105上の4色のトナー像が積層される画像領域(従
って転写材107と当接する領域であり、2次転写残り
トナーが残存する領域でもある)を包含する領域であ
る。それ以外の中間転写体105上の第2の部位H、つ
まり図2の領域Hは、n枚の連続画像形成時の中間転写
体105上の画像領域間、すなわち、紙間にほぼ相当す
る中間転写体105上の非画像領域である。
【0028】本実施例では、この中間転写体105上の
2つの部位G、Hにおける表面粗さを異ならせている。
第1の部位Gの表面粗さは、転写材へのトナーの転写性
を考慮すると、Rz≦5μmであることが2次転写効率
を良好にする観点から好ましく、より好ましくはRz≦
1μmである。第2の部位Hの表面粗さは、一時回収部
材120からの領域Hへのトナーの吐き出しを考慮する
と、Rz≧10μmであることが好ましい。本実施例で
は、具体的には、第1の部位Gの表面粗さをRz≦1μ
m、第2の部位Hの表面粗さをRz≒10μmとしてい
る。
【0029】連続画像形成時、2次転写が開始された
ら、図2に示すように、2次転写部位よりも下流に位置
した一時回収部材120を中間転写体105に対し、中
間転写体105と順方向に回転駆動しながら、2次転写
残りトナー(トナー電荷制御部材122により予めプラ
スに制御されている)が存在する領域を包含する領域I
の間で当接する(ON)。一時回収部材102の当接と
同時に、該回収部材120に中間転写体105(連続画
像形成中の電位VItr )との間で、プラスに極性制御さ
れた2次転写残りトナーと逆極性方向の電位差ができる
ように、逆極性の直流バイアス(回収電位VCc=−10
0V)を印加し、2次転写残りトナーを回収部材120
に回収する。
【0030】本実施例では、中間転写体105と一時回
収部材120の回転に周速差を設け、中間転写体105
上の領域Gの表面粗さ(1μm)を回収部材120の表
面粗さ(5μm)に比べて小となるように構成している
ので、回収部材120と中間転写体105との摺擦によ
り中間転写体105上の2次転写残りトナーを剥ぎ取り
易くなっており、このため、回収部材120と中間転写
体105との間の逆方向電位差による電界によって、2
次転写残りトナーを容易に回収部材120に静電的に転
移して、回収することができる。
【0031】一時回収部材120に2次転写残りトナー
を回収したら、その回収の直後に(すなわち第1の部位
Gが一時回収部材120を通過した直後)、回収部材1
20へ印加するバイアスを切り換えて、回収部材120
の電位VC をクリーニング電位であるVCc1 =+200
Vとする。これにより、中間転写体105の電位VItr
=+100Vに対して回収時とは逆の向き(プラスの電
荷を持ったトナーが中間転写体105に転移する方向)
の電界がかかるため、回収部材120に回収に回収され
た回収トナーが中間転写体105の第2の部位Hに吐き
出されるとともに、回収部材120がクリーニングされ
る。一時回収部材120に印加されたクリーニングバイ
アスは、中間転写体105の第2の部位Hへのトナーの
吐き出しが終了する直前に(すなわち第2の部位Hが一
時回収部材120を通過し終る直前)、回収部材120
を中間転写体105から離間してから切られる。つま
り、中間転写体105の図2にJで示す領域でクリーニ
ング動作が行なわれ、一時回収部材120から回収トナ
ーが中間転写体105上の領域Jに転移する。
【0032】このとき、本実施例では、中間転写体10
5上の第2の部位である領域Hの表面粗さを一時回収部
材120の表面粗さよりも大となるように構成している
ので、中間転写体105と回収部材120との摺擦によ
って回収部材120上の回収トナーを剥ぎ取り易くなっ
ており、このため、回収部材120と中間転写体105
との間の回収時とは逆方向の電界によって、回収トナー
を容易に中間転写体105に静電的に転移し、吐き出し
て、回収部材120を良好にクリーニングすることがで
きる。
【0033】このようにして、中間転写体105上の領
域Jに吐き出されたトナーは、感光ドラム101と中間
転写体105とのニップ部において、感光ドラム101
の除電された感光層(表面電位約0V)と中間転写体1
05(電位VI =+100V)との電位差(100V)
により感光ドラム101に戻される。この感光ドラム1
01に戻されたトナーは、感光ドラム101に対して配
設されているクリーニングブレード108によりクリー
ニングされ、廃トナー容器109に回収される。
【0034】本実施例の画像形成装置では、以上の制御
を繰り返すことにより、1枚のプリントごとにトナー回
収、クリーニング動作を含む連続画像形成動作が行なわ
れる。本実施例において、上記制御により連続画像形成
実験を実施したところ、一時回収部材120による2次
転写残りトナーの回収不良や、回収部材120のクリー
ニング不良等による異常画像の発生は認められなかっ
た。
【0035】上記において、中間転写体105上の2次
転写残りトナーの一時回収部材120による回収時、回
収トナーの回収部材120からの中間転写体105への
吐き出し時、および吐き出しトナーの中間転写体105
からの感光ドラム101への戻し時における各々の電位
や、各々の中間転写体105との電位差は、中間転写体
105および回収部材120の抵抗値、トナーの電荷量
等を考慮して、適宜設定することができ、本実施例に限
定されるものではない。
【0036】また、連続画像形成時、1枚のプリントご
とに2次転写残りトナーを一時回収部材120に回収
し、その回収動作直後に回収部材120のクリーニング
動作を行なう場合を述べたが、本発明はこれに限られ
ず、複数枚のプリントの全プリントまたは一定枚数のプ
リントに対して、2次転写残りトナーの回収動作のみを
連続して行ない、回収部材120にトナーを蓄積した
後、全プリントまたは一定枚数のプリントが終了する際
に、回収部材120のクリーニング動作を行なうように
することもできる。
【0037】一時回収部材120の材料としては、本実
施例に用いた導電性のNBRゴムからなる弾性体の他、
ウレタン、EPDM、シリコーンゴム等からなる体積抵
抗率1010Ωcm以下に調整した導電性の弾性体、もし
くはこれらの発泡体でもよい。これらの弾性体や発泡体
の表面には、たとえば体積抵抗率1010〜1014Ωcm
程度の高抵抗層であって、その表層がトナーに対して中
間転写体105とほぼ同等の離型性を有し、中間転写体
105の第1の部位Gの表面よりも粗く、第2の部位H
の表面よりも滑らかな表面粗さの高抵抗被膜を1〜10
0μm厚に形成することができる。
【0038】一時回収部材120としては、導電性ブラ
シローラを用いることもできる。導電性ブラシローラ
は、金属のような高剛性の導電性基体、もしくは導電性
ゴム等からなる弾性導電基体の周囲に、体積抵抗率10
10Ωcm程度以下の導電性繊維を植設してなり、導電性
繊維としては、レーヨン、ポリアミド、アクリル、テト
ラフルオロポリエチレン等の繊維に、カーボン分散等の
導電処理を施したものを用いることができる。
【0039】一時回収部材120の回転方向としては、
実施例とは逆の中間転写体105に対してカウンターと
なる方向でも良く、この場合には、より大きい周速差を
設ける等により、回収部材120への2次転写残りトナ
ーの回収性能、および回収トナーの中間転写体105へ
の吐き出し性能を調節することができる。この一時回収
部材120の回転や周速についても、中間転写体105
および回収部材120の材質、表面粗さ等を考慮して、
回収動作およびクリーニング動作を最適化するように適
宜設定することができる。
【0040】トナーとしては、転写性に優れ2次転写残
りが少ないと同時に、一時回収部材120により静電的
に回収しやすく、かつ回収後に回収部材120から吐き
出しやすいなどの利点を有するものが好ましく、たとえ
ば球形状で表面が平滑なトナーが挙げられる。具体的に
は、形状係数SF−1が10〜180、SF−2が10
0〜140である球形トナーがよい。
【0041】本実施例の画像形成装置では、以上のよう
に、一時回収部材120による2次転写残りトナーの回
収、および回収部材120のクリーニング動作を構成す
るので、中間転写体105の廃トナー容器をなくすこと
ができ、従ってユーザによる廃トナー容器の交換という
手間のかかる作業を省くことができ、また、画像形成装
置を小型化することができる。また、連続画像形成時
に、1枚のプリント終了ごとの中間転写体105のクリ
ーニング回転をなくすことができ、一定時間でのプリン
ト出力枚数(スループット;ppm)を増すことができ
る。
【0042】たとえば、本実施例と同様な回転式の現像
器を持つ画像形成装置おいて、同じ外径191mmの中
間転写体を同じ100mm/秒の周速度で回転する条件
で使用した場合、従来の1枚のプリントが終了するごと
に中間転写体のクリーニング回転を行なう方式では、プ
リントのスループットは、フルカラー画像で2ppm、
モノカラー画像で5ppmであったのに対し、本実施例
の画像形成装置では、それぞれ2.5ppm、10pp
mに増した。
【0043】実施例2 本実施例では、図1に示した実施例1の画像形成装置に
おいて、中間転写体105上の第1の部位Gと第2の部
位Hを異なる材質で形成したことが特徴である。実施例
1では、第1の部位Gと第2の部位Hとを、材質が同じ
で表面粗さが異なるものに形成した。本実施例の画像形
成装置のその他の構成は、実施例1と基本的に同じであ
るので、図1および実施例1の説明を援用して、画像形
成装置の図およびその各部の説明は省略する。
【0044】本実施例では、図1の画像形成装置におい
て、一時回収部材120による中間転写体105上の2
次転写残りトナーの回収動作時、2次転写残りトナーが
存在する中間転写体105上の第1の部位Gの表面の剥
離性を良好にして、2次転写残りトナーの回収効率を高
めるために、第1の部位Gの表面を回収部材120より
も高い剥離性を有するように形成した。また、一時回収
部材120のクリーニング動作時、回収トナーの中間転
写体105への吐き出しを容易にするために、回収部材
120の表面を、回収トナーが吐き出される中間転写体
105上の第2の領域Hの表面の領域よりも剥離性が高
くなるように形成した。すなわち、剥離性の高低の序列
が、第1の部位G>一時回収部材>第2の部位Hとなる
ように構成した。
【0045】本実施例によれば、具体的には、中間転写
体105の表層を形成するウレタン樹脂に分散するフッ
素樹脂のPTFEの部数を、ウレタン樹脂100部に対
し第1の部位Gで400部、第2の部位Hで100部と
することにより、第1の部位G>一時回収部材>第2の
部位Hの離型性の序列を実現した。その他、中間転写体
105の表層を種類の異なるフッ素樹脂で形成したり、
表層に分散させるカーボンその他のフィラーの量を変え
ること等により、上記の剥離性の序列を得ることができ
る。
【0046】本実施例において、上記構成により、一時
回収部材120による中間転写体105上の2次転写残
りトナーの回収動作、およびその回収部材120以下の
クリーニング動作を行なった。一時回収部材120に印
加する回収バイアス、クリーニングバイアス等の条件
は、実施例1と同様とした。
【0047】その結果、中間転写体105上の第1の部
位Gの領域上の2次転写残りトナーを、一時回収部材1
20と第1の部位Gとが摺擦された際の離型性の差によ
り高い回収効率で、回収部材120の側に回収すること
ができた。また、一時回収部材120に回収された回収
トナーを、回収部材120と中間転写体105上の第2
の部位Hとが摺擦された際の離型性の差により、高い吐
き出し効率で第2の部位Hの側に吐き出すことができ、
回収部材120をきれいにクリーニングすることができ
た。
【0048】また、実施例1と同様、連続画像形成実験
を実施したところ、一時回収部材120への回収不良に
より中間転写体105上に残存した2次転写残りトナー
によるゴースト画像や、回収部材120のクリーニング
不良等による異常画像の発生は認められなかった。
【0049】実施例3 図3は、本発明の画像形成装置のさらに他の実施例を示
す概略断面図である。本実施例では、中間転写体105
上の第1の部位Gと第2の部位Hとを電気的に絶縁し、
部位Hに部位Gとは異なるバイアスを印加できるように
したことが特徴である。本実施例の画像形成装置のその
他の構成は、図1の画像形成装置と基本的に同じであ
る。図3において図1と共通の箇所は、同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0050】本実施例では、図3に示すように、中間転
写体105上の第1の部位G、第2の部位Hの間に絶縁
部材Kを介挿する等により、第1の部位G、第2の部位
Hのを互に電気的に絶縁した。この互に絶縁された第1
の部位Gの領域に対し、実施例1と同様、一時回収部材
120による2次転写残りトナーの回収が行なわれ、同
じく第2の部位Hの領域に対し、回収部材120からの
回収トナーの吐き出しが行なわれる。
【0051】以下、本実施における回収動作およびクリ
ーニング動作の制御法を図4により説明する。
【0052】連続画像形成時、図4に示すように、中間
転写体105上の第1の部位Gには電位VIG=+100
Vが印加され、第2の部位Hには電位V1H=−200V
が印加されている。2次転写が開始されたら、2次転写
部位よりも下流に位置した一時回収部材120を中間転
写体105に対し、2次転写残りトナーが残存する領域
を包含する領域Iの間だけ当接する(ON)。中間転写
体105上の2次転写残りトナーは、実施例1と同様、
一時回収部材120による回収動作を行なう前に、トナ
ー電荷制御部材122により帯電極性およびその電荷量
を制御されるが、本実施例では、その帯電極性は実施例
1と逆、すなわちトナーの本来の帯電極性と同極性のマ
イナスに制御する。上記の一時回収部材102の当接と
同時に、該回収部材120に中間転写体105上の第1
の部位Gに印加している電位VIG=+100Vに対し
て、マイナスに極性制御された2次転写残りトナーと逆
極性の直流バイアス(回収電圧VCc=+200V)を印
加し、2次転写残りトナーを回収部材120に回収す
る。
【0053】一時回収部材120に2次転写残りのトナ
ーを回収したら、その回収の直後に(第1の部位Gが一
時回収部材120を通過した直後)、回収部材120へ
印加するバイアスを切り換えて、回収部材120の電位
VC をクリーニング電位であるVCc1 =−400Vとす
る。このとき、回収部材120に接する中間転写体10
4上の領域は第1の部位Gから第2の部位Hへ移行し、
第2の領域Hの電位VIH=−200Vに対して回収時と
は逆の向き(マイナスの電荷を持ったトナーが中間転写
体105に転移する方向)の電界がかかるため、回収部
材120に回収されたマイナス極性の転写残りのトナー
が中間転写体105の第2の部位Hの領域へ吐き出さ
れ、回収部材120がクリーニングされる。
【0054】一時回収部材120に印加されたクリーニ
ングバイアスは、第2の部位Hへのトナーの吐き出しが
終了する直前に、回収部材120を中間転写体105か
ら離間してから切られる。従って、中間転写体105の
図4にJで示す領域でクリーニング動作が行なわれ、一
時回収部材120の回収トナーが中間転写体105上の
領域Jに転移する。
【0055】中間転写体105上の領域Jに吐き出され
たトナーは、感光ドラム101と中間転写体105との
ニップ部において、感光ドラム101の除電された感光
層(表面電位約0V)と中間転写体105(電位VIH=
−200V)との電位差(200V)により感光ドラム
101に戻される。感光ドラム101に戻されたトナー
は、感光ドラム101のクリーニングブレード108に
よりクリーニングされ、廃トナー容器109に回収され
る。
【0056】以上の制御を繰り返すことにより、1枚の
プリントごとにトナー回収、クリーニング動作を含む連
続画像形成動作が行なわれる。本実施例において、上記
制御により連続画像形成実験を実施したところ、2次転
写残りのトナーの回収、クリーニング不良等による異常
画像の発生は認められなかった。
【0057】本実施例は、以上のように構成したので、
中間転写体105上の2次転写残りトナーの極性を反転
することなく回収することができ、同様に、中間転写体
105の廃トナー容器をなくすことができ、従ってユー
ザによる廃トナー容器の交換という手間のかかる作業を
省くことができ、また、画像形成装置を小型化すること
がきる。また、連続画像形成時、1枚のプリントごとの
中間転写体のクリーニング回転をなくすことができ、一
定時間でのプリントのスループットを増すことができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では、第1の像担持体上に形成された複数色のトナ
ー像が転写される第2の像担持体である中間転写体の表
面を、画像形成領域を包含する第1の部位と、それ以外
の非画像領域である第2の部位とに分け、これらと一時
回収部材との関係を、表面粗さに関して、第2の像担持
体の第1の部位<一時回収部材<第2の像担持体の第2
の部位の関係となるように構成し、または表面材料を、
表面の離型性が、第2の像担持体の第1の部位>一時回
収部材>第2の像担持体の第2の部位の関係となるよう
に構成したので、中間転写体上の複数色のトナー像を転
写材上に一括して転写する2次転写の開始後、一時回収
部材と中間転写体の間にトナー回収方向の電界を形成す
ることにより、2次転写残りトナーを一時回収部材に良
好に回収でき、また、一時回収部材と中間転写体との間
にトナー吐き出し方向の電界を形成することにより、一
時回収部材上の回収トナーを中間転写体に良好に吐き出
すことができる。従って、中間転写体に付属する廃トナ
ー容器が不要になり、ユーザーによる廃トナー容器の面
倒な交換の手間が省け、装置を小型化することも可能で
あり、また、連続画像形成時の一定時間の出力枚数を増
加できる。
【0059】また、中間転写体の第1の部位と第2の部
位を互に電気的に絶縁することにより、画像形成中、各
部位に別々の電圧を印加することができるようになり、
トナーの帯電極性をもともとの帯電極性から反転させる
ことなく、中間転写体からの2次転写残りトナーの一時
回収、その回収トナーの中間転写体への吐き出しを行な
うことができ、同様に、中間転写体に付属する廃トナー
容器が不要になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置の概略
構成を示す断面図である。
【図2】図1の装置に設置された一時回収部材による2
次転写残りトナーの回収動作および一時回収部材以下の
クリーニング動作の制御法を示す模式図である。
【図3】本発明の他の実施例における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図4】図3の装置に設置された一時回収部材による2
次転写残りトナーの回収動作および一時回収部材以下の
クリーニング動作の制御法を示す模式図である。
【図5】従来の画像形成装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
101 感光ドラム 104 現像装置 105 中間転写体 108 クリーニングブレード 109 廃トナー容器 120 一時回収部材 122 トナー電荷制御部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/14 G03G 21/00 372 (72)発明者 小林 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する第1の像担持体上にトナー像を
    形成し、これを第1の像担持体に当接した回転する第2
    の像担持体の表面上に1次転写することを繰り返し、第
    2の像担持体上に複数色のトナー像を重ね合わせたカラ
    ー画像を形成し、該カラー画像を転写材上に一括して2
    次転写する画像形成装置において、 前記第2の像担持体の表面を、前記カラー画像を形成す
    る画像形成領域を包含する第1の部位と、それ以外の非
    画像領域である第2の部位とから構成し、かつ前記第2
    の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の下流側で
    1次転写部位の上流側の位置に、2次転写残りのトナー
    を第2の像担持体から一時的に回収する一時回収部材を
    配設し、前記第2の像担持体の第1の部位、第2の部位
    および前記一時回収部材の表面粗さを、第2の像担持体
    の第1の部位<一時回収部材<第2の像担持体の第2の
    部位の関係となるように構成することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 回転する第1の像担持体上にトナー像を
    形成し、これを第1の像担持体に当接した回転する第2
    の像担持体の表面上に1次転写することを繰り返し、第
    2の像担持体上に複数色のトナー像を重ね合わせたカラ
    ー画像を形成し、該カラー画像を転写材上に一括して2
    次転写する画像形成装置において、 前記第2の像担持体の表面を、前記カラー画像を形成す
    る画像形成領域を包含する第1の部位と、それ以外の非
    画像領域である第2の部位とから構成し、かつ前記第2
    の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の下流側で
    1次転写部位の上流側の位置に、2次転写残りのトナー
    を第2の像担持体から一時的に回収する一時回収部材を
    配設し、前記第2の像担持体の第1の部位、第2の部位
    および前記一時回収部材の表面材料を、各表面の離型性
    が、第2の像担持体の第1の部位>一時回収部材>第2
    の像担持体の第2の部位の関係となるように構成するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記2次転写の開始後、一時回収部材を
    第2の像担持体の第1の部位に当接を開始すると同時
    に、一時回収部材と第2の像担持体との間にトナー回収
    方向の電界を形成し、第2の像担持体の第1の部位に存
    在する2次転写残りのトナーを一時回収部材に回収し、
    2次転写終了後、一時回収部材と第2の像担持体との間
    にトナー吐き出し方向の電界を形成し、一時回収部材に
    回収したトナーを第2の像担持体の第2の部位に吐き出
    し、その後、トナー吐き出し方向の電界の形成を停止し
    て、吐き出されたトナーを第2の像担持体と第1の像担
    持体間の電位差により第1の像担持体に戻し、第1の像
    担持体に配設したクリーニング手段により捕集する請求
    項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転する第1の像担持体上にトナー像を
    形成し、これを第1の像担持体に当接した回転する第2
    の像担持体の表面上に1次転写することを繰り返し、第
    2の像担持体上に複数色のトナー像を重ね合わせたカラ
    ー画像を形成し、該カラー画像を転写材上に一括して2
    次転写する画像形成装置において、 前記第2の像担持体の表面を、前記カラー画像を形成す
    る画像形成領域を包含する第1の部位と、それ以外の非
    画像領域である第2の部位とから構成し、かつ前記第2
    の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の下流側で
    1次転写部位の上流側の位置に、2次転写残りのトナー
    を第2の像担持体から一時的に回収する一時回収部材を
    配設し、前記第2の像担持体の第1の部位と第2の部位
    とを、互に電気的に絶縁したことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の像担持体の第1の部位と第2
    の部位とは、別々の電圧印加手段を持ち、2次転写の開
    始後、一時回収部材を第2の像担持体の第1の部位に当
    接を開始すると同時に、一時回収部材と第2の像担持体
    との間にトナー回収方向の電界を形成し、第2の像担持
    体の第1の部位に存在する2次転写残りのトナーを一時
    回収部材に回収し、2次転写終了後、一時回収部材と第
    2の像担持体との間にトナー吐き出し方向の電界を形成
    し、一時回収部材に回収したトナーを第2の像担持体の
    第2の部位に吐き出し、その後、トナー吐き出し方向の
    電界の形成を停止して、吐き出されたトナーを第2の像
    担持体と第1の像担持体間の電位差により第1の像担持
    体に戻し、第1の像担持体に配設したクリーニング手段
    により捕集する請求項4の画像形成装置。
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