JPH09189463A - 熱交換器の分配装置及びその製造方法 - Google Patents

熱交換器の分配装置及びその製造方法

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JPH09189463A
JPH09189463A JP8043515A JP4351596A JPH09189463A JP H09189463 A JPH09189463 A JP H09189463A JP 8043515 A JP8043515 A JP 8043515A JP 4351596 A JP4351596 A JP 4351596A JP H09189463 A JPH09189463 A JP H09189463A
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heat transfer
transfer tube
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heat
heat exchanger
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JP8043515A
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English (en)
Inventor
Takayuki Yoshida
孝行 吉田
Yuji Suefuji
祐二 末藤
Atsushi Mochizuki
厚志 望月
Yoichi Hisamori
洋一 久森
Kenji Kawaguchi
憲治 川口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
    • F28F9/0278Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of stacked distribution plates or perforated plates arranged over end plates

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒等の熱交換流体を各伝熱管へ均等に分配
する熱交換器の分配装置を得る。 【解決手段】 熱交換器の分配装置であるヘッダ−25
が、熱交換流体を導く入口管30と接続され、熱交換流
体の流れを遅くするヘッダ−室部31、32と、このヘ
ッダ−室部と接続された溝部を有し、その各溝孔に取り
付けられた各伝熱管へ熱交換流体を分配する伝熱管取付
部33、34と、で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調機や冷凍機
等に使用される熱交換器の分配装置およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば日本機械学会論文集第
56巻530号、1990年10月発行に示された従来の熱交換器
を示す外観図である。この図において、1は冷媒などの
熱交換流体が流れる伝熱管、2a、2bは細線フィンで
あり、細線フィン2a、2bは伝熱管1の表側と裏側に
交互に編み込まれ、かつ細線フィン2a、2bが伝熱管
1と密着した構造になっている。なお、3は気流の流れ
る方向(「気流方向」)を示している。
【0003】図13は筆者らが特開平6−331290
で示した熱交換器であり、1は伝熱管、2は細線フィン
であり、図12とは細線フィンの編み方が違っている。
【0004】この日本機械学会論文集第56巻530号、199
0年10月発行に示された従来例の熱交換器では、複数の
伝熱管1に熱交換流体などの熱交換流体を流すためのヘ
ッダー(分配装置)の構造は示されていなかったが、筆
者らが試作した従来の熱交換器では、図14に示すよう
に、単純な円形状または、四角の筒形状の分配装置であ
るヘッダー4に伝熱管1が複数本差し込まれる孔を設
け、このヘッダーの孔に伝熱管1を差し込み、伝熱管1
の両端部と各ヘッダー4が接合されている。なお、 こ
のヘッダー4の両端に設けられた熱交換器全体の正面図
を図15に示す。また、熱交換流体などの流体を熱交換
器に流すための入口管5と排出するための出口管6がそ
れぞれのヘッダーに接続されている。
【0005】次に、図15を用いて熱交換流体と気流で
ある空気との熱交換について説明する。まず、熱交換流
体などの低温の熱交換流体を入口管5より流入させる
と、この熱交換流体は上側のヘッダー4に流入し、ヘッ
ダー4に接合された複数の伝熱管1の内部を流れ、熱交
換流体と気流である空気との熱交換作用により、本熱交
換器を通過する気流を冷却し、この冷却された気流によ
り冷房を行うことができる。この時、伝熱管1及び細線
フィン2の表面近くの空気が露点温度以やされると、伝
熱管1や細線フィン2の表面に結露が生じ、結露水は伝
熱管1の表面や細線フィン2の表面に沿って排水させ
る。熱交換された熱交換流体は下側のヘッダー4に流れ
込んで集められ、出口管6より流出される。
【0006】また、図16は特開平7−120107に
示された分配装置であるヘッダーであり、7は分流器で
あるデストリビュータ、8は分流管、14は熱交換器、
14aは熱交換チューブである伝熱管1。この発明は、
各分流管8の内径及び長さをそれぞれ等しくして、各分
流管の圧損を等しくなるようにした冷凍機用冷却器等の
分流装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図15に示す従来の熱
交換器のヘッダーでは、ヘッダー4から複数の伝熱管1
に冷媒等の熱交換流体が気液共存で流入する場合、入口
管5から各伝熱管1までの各長さがそれぞれ相違するた
め、各伝熱管間内で、液相の熱交換流体が多く流入した
伝熱管1と気相の熱交換流体が多く流入した伝熱管1が
でき、各伝熱管1の間に蒸発する熱交換流体の流入量が
違ってきて、熱交換器内の部位で熱交換量がばらつき、
熱交換器全面が効率よく働かないという問題が発生して
いた。また、ヘッダー4の入口管5近傍部の伝熱管1に
流した熱交換流体と入口管5から遠いところにある伝熱
管1に流れた熱交換流体の流量分布が管抵抗の相違によ
って違うようになるため、熱交換器の伝熱管1内での熱
交換量がばらつき、熱交換器全面で効率よく熱交換しな
いという問題も発生していた。
【0008】また、図16に示す分流装置では、熱交換
器14に分流器7や、熱交換流体を均一化するため、各
分流管8の内径と長さとを等しくしているので、分流管
の長さを分配器から最も遠い伝熱管の長さに合わせる
と、最も近い伝熱管に接続される分流管はル−プを描く
ような形状になるために、管内抵抗が増大したり、大き
く外方へはみ出したり、また、分流管を1本づつ溶接し
て取り付けなければ成らず、分配性能や、量産性や、流
体漏れの信頼性等にも問題が発生していた。さらに、熱
交換器の外形寸法が大きくなるという問題も生じてい
た。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、熱交換流体分配性能を良好と
することで熱交換器効率を向上させ、量産しやすい熱交
換器の分配装置を得ることを目的とする。また、この熱
交換器の分配装置に適した製造方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る熱交換器
の分配装置は、熱交換流体が内部に流れる複数の伝熱管
と、これら各伝熱管の一端に設けられ、前記熱交換流体
を分配する分配装置と、この分配装置に接続され、前記
熱交換流体を導く入口管と、を備えた熱交換器におい
て、前記分配装置が、前記入口管と接続され、前記熱交
換流体の流れを遅くするヘッダ−室部と、このヘッダ−
室部と接続された溝部を有し、その溝部の各溝孔に取り
付けられた前記各伝熱管へ前記熱交換流体を分配する伝
熱管取付部と、を備えたものである。
【0011】また、前記溝部が、櫛形形状に形成された
伝熱管取付板から成り、その伝熱管取付板の櫛の刃と刃
の間の各溝孔に相当する部位に前記各伝熱管を取り付け
たものである。
【0012】また、中間仕切板部が、前記ヘッダ−室部
と前記伝熱管取付部との間に設けられ、前記ヘッダ−室
部からの熱交換流体をそれぞれの流路孔を介して貯留す
る各部屋を有し、その各部屋の各熱交換流体を前記伝熱
管取付部の各伝熱管のそれぞれへ分配するものである。
【0013】また、流路案内板が、前記ヘッダ−室から
前記伝熱管取付部までのいずれかに設けられ、前記熱交
換流体の流れを整流するものである。
【0014】また、前記中間仕切板部と前記ヘッダ−室
部とが、一体で形成されたものである。
【0015】また、前記中間仕切板部と前記伝熱管取付
部とが、一体で形成されたものである。
【0016】また、各流路抵抗部が、前記伝熱管取付部
の溝部の各溝孔に設けられ、前記各伝熱管へ流れる熱交
換流体量を前記入口管から前記各伝熱管までの流路抵抗
に応じて調整するものである。
【0017】また、前記ヘッダ−室部と前記伝熱管取付
部の接合面のいずれかにろう材を施すステップと、前記
伝熱管取付部の各溝孔と前記各伝熱管との接合面のいず
れかにろう材を施すステップと、これらの前記ヘッダ−
室部、伝熱管取付部、および各伝熱管をセットするステ
ップと、このセットしたものを溶融・冷却するステップ
と、を備えた製造方法に関するものである。
【0018】また、前記ろう材をめっきで施した製造方
法に関するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、この実施の形態1について、図
1を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1
における熱交換器の分配装置であるヘッダー25の構成
部品の展開図である。この熱交換器の構成は、ヘッダー
25の構成形状を除き、その他の構成は従来例で説明し
た図15の構成と同じである。なお、この発明のヘッダ
ーは複数の積層板からなる。以下、このヘッダー25の
構成について説明する。このヘッダの最上部には、熱交
換流の部品であるヘッダー板32、その下に櫛型の形状
をした伝熱管取付板33(溝部に相当)を有し、その溝
部の櫛の刃と刃の間の溝孔に相当する部位に挿入された
伝熱管1へ各流路孔38を介して熱交換流体を分配する
伝熱管取付板33、最下部には伝熱管取付板33の他面
と接合して気密を保つための下部端板34が取り付けら
れている。なお、上部端板31とヘッダ−板32とを一
体で形成したものを、ヘッダ−室部と総称する。同様
に、伝熱管取付板33と下部端板34とを一体で形成し
たものを、伝熱管取付部と総称する。また、伝熱管取付
部の溝部が、図3に示すように、櫛形形状に形成され、
その櫛の刃(溝孔に相当)に各伝熱管を取り付けても良
い。
【0020】本実施の形態1の製造プロセスは、まず、
ヘッダー板32と伝熱管取付板33にNi-Pめっき35が
施され、入口管30と上部端板31の接合部にパウダー
状のろう材またはリングろう材を設置し、上部端板3
1、ヘッダー板32、伝熱管取付板33、下部端板34
を重ね、Niめっきが施された伝熱管1が挿入された状態
で、加熱を行い、めっき層が溶融し、ろう材と同様の働
きをし、伝熱管1と伝熱管取付板33の間隙に溶融した
めっきが浸透して接合され、ヘッダー25が完成する。
【0021】次に、その動作について説明する。熱交換
の動作としては、まず、熱交換流体などの低温の熱交換
流体が入口管30より流入すると、この熱交換流体は、
流路断面積が大きく、熱交換流体の流れを遅くする枠型
のヘッダー板32に流入し、その後、伝熱管取付板33
に流れて各伝熱管1に分配される。この伝熱管1の内部
に流れこんだ熱交換流体は、従来例で説明したと同様
に、空気と熱交換する。
【0022】実施の形態2.図2は、この実施の形態2
における熱交換器のヘッダー26の構成部品の展開図で
ある。この熱交換器の構成はヘッダー26の構成を除
き、その他は従来例の図15で説明した構成と同様であ
るが、このヘッダ26は複数の積層板からなり、伝熱管
1へより均等な熱交換流体の分配を実現する構造を持っ
たものである。以下、このヘッダー26の構成について
説明する。このヘッダーの最上部には、熱交換流体が流
入する入口管30が取り付けられた上部端板31、その
下に枠型の部品である枠型ヘッダー板32、その下に中
間仕切板39に設けられた複数の小さな部屋40につな
がる流路孔38へ熱交換流体を導くためのコルゲート形
状を成し、流体の流れを整流する流路案内板36、その
下に前述の、中間仕切板39の小さな部屋40の個数と
同数の流路孔38が設けられた中間仕切り板37、な
お、この中間仕切り板37に設けられた流路孔38の径
の大きさは入口管30から中間仕切板39に設けられた
複数の小さな部屋40までの各流路抵抗に合わせて設定
されている。また、その下には、伝熱管1が10〜30
本ほど収まる大きさに設定された複数の小さな部屋40
をもつ中間仕切板39、さらにその下には、櫛型の形状
を成し、櫛の刃と刃の間に伝熱管1が挿入される伝熱管
取付板33、最下部には、伝熱管取付板33の他面と接
合して気密を保つための下部端板34が設けられた構成
になっている。なお、中間仕切板39と中間仕切り板3
7とを一体化したものを、中間仕切板部と総称する。ま
た、流路案内板36は、ヘッダ−室から伝熱管取付部ま
でのいずれかの部位に設けられていれば、熱交換流体を
整流する。特に、熱交換流体が気液混合冷媒のときは、
気液混合状態を均質化する作用もある。
【0023】また、このように構成されたヘッダーの組
立は下記のように実施される。まず、ヘッダー板32、
中間仕切り板37、中間仕切板39と伝熱管取付板33
の両面にNi-Pめっき35が施され、入口管30と上部端
板31の接合部にパウダー状のろう材またはリングろう
材が施される。次に、これらの接合剤が施された上部端
板31、ヘッダー板32、流路案内板36、中間仕切り
板37、中間仕切板39、伝熱管取付板33、並びに下
部端板34を重ね、伝熱管1が挿入された状態で、加熱
を行い、めっき層を溶融・冷却して各部品を接合して、
ヘッダー26の組立を完了する。なお、接合条件等につ
いては後述する。
【0024】次に、この動作について説明する。熱交換
の動作としては、まず、熱交換流体などの低温の熱交換
流体が入口管30より流入すると、この熱交換流体は流
路断面積の大きい流路の枠型のヘッダー板32に流入
し、速度が遅くなる。この速度が遅くなった熱流体は案
内板36により整流され、この整流された流体は中間仕
切り板37に設けられた流路孔38を通り、中間仕切板
39に設けられた複数の小さな部屋40に流入する。こ
の時、上記流路孔38の径の大きさは入口管30から中
間仕切板39に設けられた複数の小さな部屋40までの
各流路抵抗に合わせて設定されており、図7の流路抵抗
の模式回路図をもとに設計されている。なお、この図7
のRLnは入口管30から流路案内板36による流路を
通り流路孔38に達するまでの流路抵抗の値を示し、こ
の流路抵抗RLnは入口管30からより遠い位置にある
流路孔38につながる流路の方がより大きい値になる。
一方、RHnは流路孔38を通過するときの流路孔抵抗
の値であり、流路孔の径が小さい流路孔38ほど、流路
孔抵抗値RHnは大きくなる。従って、流路孔38の径
の大きさはこの流路抵抗RLnと流路孔抵抗RHnとの和
が各流路間で等しくなるように設計されることになる。
つまり、入口管30からより遠い位置にある流路孔38
の径をより大きく設計する。このように設計すると、入
口管30から小さな部屋40までの全流路抵抗が各流路
間で等しくなるので、複数の小さな部屋40に入る熱交
換流体の流入量は各部屋で均等となり、各小さな部屋4
0につながった伝熱管1に均等に熱交換流体を分配する
熱交換器のヘッダーが得られる。
【0025】なお、図2では入口管30は上部端板31
の端の方に設置されている例を示したが、入口管30は
上部端板31の真ん中にあっても良い(図示せず)。そ
の際、流路孔38の径の大きさは上記の流路抵抗の考え
に基づいて設計されるため、入口管30を基準にして両
側で対称の大きさとなるので、製作しやすくなる。以上
説明したように、取り付けスペースに応じた使い勝手が
良く、熱交換流体を均一に分配して、熱交換器性能を向
上させるヘッダーが得われる。
【0026】また、図3はこの実施の形態2の他の形態
における熱交換器のヘッダー27の構成部品の展開図で
ある。この熱交換器のヘッダー27の構成は前述のヘッ
ダー26の流路案内板36を除き、中間仕切り板37に
設けられた流路孔41の口径を入口管30から中間仕切
板39に設けられた複数の小さな部屋40までの各流路
抵抗に合わせて調整したものである。なお、他の構成は
ヘッダー26と同じであるので説明を省略する。
【0027】熱交換の動作としては、前述のヘッダー2
6の動作と同様であり、熱交換流体などの低温の熱交換
流体が入口管30より流入すると、この熱交換流体は枠
型のヘッダー板32に流入し、中間仕切り板37に設け
られ、前述の各流路抵抗の設計基準に基づいて決定され
た流路孔38の径の違いによって発生する圧力損失の調
整により、複数の小さな部屋40に入る熱交換流体の流
入量は均等となり、この各小さな部屋40につながった
伝熱管1に均等に熱交換流体が分配される。なお、均等
に分配される機構は前述の実施の形態2で説明したと同
様であるので省略する。また、前述と同様に入口管30
が上部端板31の真ん中にあっても良い。伝熱管1の内
部に流れこんだ熱交換流体は、従来と同じように熱交換
が行われる。
【0028】また、実施の形態1で説明した各伝熱管が
取り付けられる各溝孔に各流路抵抗部(図1の50)を
設け、この各流路抵抗部の流路断面積を前述の図7に示
したような入口管30から各伝熱管1までの流路抵抗計
算結果に基づいて決定し、この決定結果で熱交換流体量
を制御すると、各伝熱管の分配精度が向上し、熱交換器
性能を向上させるヘッダ−が得られるのは言うまでもな
い。
【0029】実施の形態3.図4は、この実施の形態3
における熱交換器のヘッダー28の構成部品の展開図で
ある。この熱交換器の構成はヘッダー28構成を除き、
その他は従来例の図15で説明した構成と同様であり、
このヘッダー28は複数の積層板からなるものである。
即ち、前述した ヘッダ−室部と中間取付板部とを一体
化したものである。以下に、このヘッダー28の構成に
ついて説明する。まず、このヘッダーの最上部には、熱
交換流体が流入する入口管30が取り付けられた上部端
板31、その下に、大きな一つの第一室42(ヘッダ−
室に相当)およびこの第一室に流路部である流路孔38
を介してつながった複数の小さな第二室43(各部屋4
0に相当)とを備えた仕切板44がある。なお、この小
さな第二室43は、伝熱管1が10〜30本ほど収まる
大きさの幅に設定されている。また、その下には、櫛型
の構成をし、櫛の刃と刃の間に伝熱管1が挿入された伝
熱管取付板33、最下部には、この伝熱管取付板33の
他面と接合して気密を保つ下部端板34が接合されてい
る。
【0030】また、このように構成されたヘッダーの組
立は下記のように実施される。まず、仕切板44と伝熱
管取付板33にNi-Pめっき35が施され、入口管30と
上部端板31の接合部にパウダー状のろう材またはリン
グろう材が施される。次に、これらの接合剤が施された
各部品は本実施の形態では、上部端板31、仕切板4
4、伝熱管取付板33、下部端板34を重ね、伝熱管1
が挿入された状態で、加熱を行い、めっき層を溶融し、
冷却して各部品を接合して、ヘッダー26の組立を完了
する。なお、接合プロセス条件等については後述する。
【0031】次に動作について説明する。熱交換の動作
としては、まず、熱交換流体などの低温の熱交換流体が
入口管30より流入すると、この熱交換流体は仕切板4
4の大きな一つの第一室42に流入し、第一室42につ
ながった複数の小さな第二室43へ流れる。この時、第
一室42と第二室43をつなぐ流路孔38の流路幅が狭
く、圧力損失が大きくなるので、複数の小さな第二室4
3に入る熱交換流体の流入量は各部屋で均等となり、こ
の各第二室43につながった伝熱管1には均等に熱交換
流体が分配される。また、第2の発明の実施の形態2と
同様に、入口管30と第一室42と第二室43をつなぐ
流路部50の長さや、その流路幅の大きさを変化させ、
入口管30から伝熱管1までの流路抵抗を等しくする
と、より均一に分配することができる。さらに、図4で
は入口管30は上部端板31の真ん中に設置されている
が、上部端板31の端の方に設置しても、前述したよう
に、設計計算された各流路抵抗値に基づいた各流路幅で
構成すれば、熱交換流体は均一に分配される。このよう
な構成にすると、構成部品が少なく、経済的で、分配性
能の良い分配装置が得られる。
【0032】本実施の形態3では、仕切板44内に大き
な一つの第一室42とこれにつながった複数の小さな第
二室43を設けたが、図5に示すように、第二室43の
外側に第三室46をつなげて増やし、さらに細かく分配
すれば、整流される回数が増加するため、さらに均等に
熱交換流体が伝熱管1へ分配される。また、図示しない
が、第四室、第五室と増やしていくと、さらに、均一の
効果が得られるのは、いうまでもない。
【0033】また、第二室43を、図3に示したような
伝熱管取付板33の櫛状溝部の櫛根元部に設け、中間取
付板部(実施の形態2の37、39に相当)をなくする
ようにすると、構成部品が少なく、経済的な分配装置が
得られる。
【0034】実施の形態4.図6は、この実施の形態4
における熱交換器のヘッダー28の構成部品の展開図で
ある。なお、前述の実施の形態3で示した図4では、仕
切板4に横方向の分配機能を持たせるため、第一室42
と第二室43を設けたが、この実施の形態4では、図6
に示すように、縦方向に分配する機能を持ったヘッダー
29に関するものである。以下、このヘッダー29の構
成について説明する。このヘッダーの最上部には、熱交
換流体が流入する入口管30が取り付けられた上部端板
31、その下に、大きな一つの部屋を持つ枠型の部品で
あるヘッダー板32、その下に流路孔38が設けられた
流路孔板37を設け、上記流路孔38は中間仕切板39
に設けられた複数の小さな部屋40につながっている。
なお、この小さな部屋40は、伝熱管1が10〜30本
ほど収まる大きさの幅に設定されている。また、さらに
その下に、櫛形の構成を成し、櫛の刃と刃の間に伝熱管
1が挿入された伝熱管取付板33が接合された構成にな
っており、この構成は基本的には、図3に示したヘッダ
ー26構成と近い構成になる。本実施の形態4では、縦
方向に2段で分配する構成を示したが、3段、4段で分
配を行えば(図示せず)、さらに均等な分配が実現でき
る。
【0035】次に動作について説明する。熱交換器の動
作としては、まず熱交換流体などの低温の熱交換流体が
入口管30より流入すると、この熱交換流体は、枠型ヘ
ッダー板32の大きな一つの部屋に流入し、さらに流路
孔38を通過して、ヘッダ仕切板39に設けられた複数
の小さな部屋40に分配される。また、この小さな部屋
40は伝熱管1につながっており、そのため、小さな部
屋40内に接続された10〜30本ほどの伝熱管1に均
等に熱交換流体が分配される。この分配された熱交換流
体は、従来と同様に空気と熱交換する。なお、流路孔3
8の径の大きさ、または長さは、実施の形態2で説明し
たと同様に、入口管30から伝熱管までの流路抵抗に合
わせて変化させる。従って、図6では入口管30は上部
端板31の真ん中に設置されているが、前述したよう
に、上部端板31の端の方に設置しても良い。
【0036】実施の形態5.図8は、この実施の形態5
における熱交換器のヘッダーの構成部品の展開図であ
る。この熱交換器のヘッダーの構成は、実施の形態1〜
4の図1〜6における伝熱管取付板33と下部端板34
の代わりに、伝熱管取付板33と下部端板34の機能を
一枚の板に合わせ持たせた伝熱管取付下部端板45を設
けた構成になっている。
【0037】以下、この構成について説明する。図8の
伝熱管取付下部端板45は、図1〜6における伝熱管取
付板33と下部端板34の代わりになる部品であり、そ
の他のヘッダー部品は図1〜6と同様である。本実施の
形態のように、伝熱管取付下部端板45を用いること
で、実施の形態1〜4で説明したような、伝熱管取付板
33と下部端板34とを接合させる作業が必要なく、部
品点数も少なくなり、生産性・信頼性ともに向上する。
また、図1〜3の上部端板31と枠形ヘッダー板32、
図4〜6の上部端板31と仕切板44との機能を合わせ
持つ一枚のヘッダー部品を構成しても良く(図示せ
ず)、上記と同様な利点があることは明らかである。
【0038】実施の形態6.図9は、この実施の形態6
における熱交換器のヘッダーの構成部品の展開図であ
る。この熱交換器のヘッダーの構成は、実施の形態1の
図1における枠型ヘッダー板32と伝熱管取付板33、
または、実施の形態2、4の図2、3、6における中間
仕切板39と伝熱管取付板33、または、実施の形態3
の図4、5における仕切板44と伝熱管取付板33の代
わりに、伝熱管挿入板56を設けて構成されている。
【0039】以下に、この詳細な構成と動作について説
明する。図9に示されるように、伝熱管挿入板56には
いくつかの部屋40が設けられており、さらに、その部
屋40に通じる、伝熱管1の外形構成と同じ構成の穴、
例えば伝熱管1が丸形構成であれば丸い穴が開けられて
おり、その穴に伝熱管1が挿入される。なお、動作につ
いては前述した通りなので、説明は割愛する。
【0040】このように構成されたヘッダーでは、ヘッ
ダーの部品点数及び接合部が少なく、生産性・信頼性と
もに向上する。さらに、伝熱管1の挿入穴を伝熱管の外
構成と同一とすることで、伝熱管1と伝熱管挿入板56
との接合において熱交換流体の漏れがなくなり、信頼性
が向上する。また、実施の形態5と同様に、伝熱管挿入
板56に下部端板34とを合わせ持つ1枚のヘッダー部
品を構成しても良く(図示せず)、実施の形態5と同様
な利点があることは明らかである。
【0041】実施の形態7.この実施の形態7における
熱交換器の製造方法を図2を用いて説明する。本発明の
製造方法では、図2のように成形した板材32、33、
37、39の両面に融点を降下させる働きをもたせる元
素(例えばりん:P、ホウ素:B、以後融点降下元素と
する)が添加されためっき(例えばNi-PめっきやCu-Pめ
っき)35を施す。さらに、四角外径または丸外径の細
い伝熱管1にも同じめっきを施し、伝熱管取付板33に
前記細い伝熱管1を押し込み、ヘッダー26を構成する
板材を介して両面に端板31、34を積み重ねて組み上
げ、治具で固定する。ここで、板材に施すめっきの代わ
りに、板材間にシート状に薄いろう箔を挟み込んでも良
い。
【0042】治具により張り合わされた板材、及び伝熱
管1を接合温度に加熱し、接合部に薄い液層を作ってか
ら接合を完了させる。なお、ろうづけの方法は図10に
示す通りに最初にろう材の固相線T1付近(固相線を越
さないレベル)まで温度を上げ、母材の温度がろう材の
固相線T2付近の温度に達するまでその温度を保つ。そ
して、母材の温度がろう材の固相線T2付近の温度に達
したらろう材の液相線T2以上の温度に上げ(母材の固
相線以下の温度まで)、ろう材を溶かし、ろう付けを行
い、その後冷却を行う。図11はろう付け時の温度変化
を示したものであり、T1はろう材の固相線の温度、T
2はろう材の液相線の温度、54は加熱温度線、55は
実際の母材の温度である。
【0043】大きな面圧をかけながら行う拡散接合と違
い、接合部に液層を設けてから行うため、強固に接合で
きる。また、予め板材及び伝熱管にめっきを施しておく
ため、ろう付け時に、ろう材のセットを行わなくて良
い。さらに、分配機能を持ったヘッダーの製作、ヘッダ
ーと伝熱管の接合が一度に行うことができ、生産性が向
上する。
【0044】
【発明の効果】この発明に係る熱交換器の分配装置にお
いては、分配装置のヘッダ−室部が熱交換流体の流れを
遅くし、この遅くなった熱交換流体を伝熱管取付部がそ
の溝孔に取り付けられた各伝熱管へ熱交換流体を分配す
るので、分配装置への各伝熱管の挿入量を把握しながら
簡単に組み立てられると共に、各伝熱管へ熱交換流体を
均等に分配するようになるため、生産性が良く、熱交換
器の性能を向上させる信頼性の高い熱交換器の分配装置
が得られる。
【0045】また、溝部が櫛形形状に形成された伝熱管
取付板から成り、その伝熱管取付板の櫛の刃と刃の間の
各溝孔に相当する部位に各伝熱管を取り付けるようにし
たので、溝部を板材からプレス打ち抜き加工して簡単に
製作できると共に、伝熱管を簡単に取り付けれる生産性
が向上した経済的な熱交換器の分配装置が得られる。
【0046】また、ヘッダ−室部と伝熱管取付部との間
に設けられた中間仕切板部が、ヘッダ−室部からの熱交
換流体をそれぞれの流路孔を介して貯留する各部屋を有
し、その各部屋の熱交換流体を各伝熱管のそれぞれへ分
配するので、熱交換流体の偏り流れを防止しながら各伝
熱管へ分流するようになるため、熱交換器の性能を向上
させる信頼性の高い熱交換器の分配装置が得られる。
【0047】また、ヘッダ−室から伝熱管取付部までの
いずれかの部位に設けられた流路案内板が、熱交換流体
の流れを整流するので、熱交換流体の流れの乱れを防止
する、特に、気液混合状態で流れる冷媒の気液混合状態
を均質化するため、熱交換器の性能を向上させる信頼性
の高い熱交換器の分配装置が得られる。
【0048】また、中間仕切板部とヘッダ−室部とが一
体で形成されたので、構成部品が少なく、熱交換器の性
能を向上させる経済的な熱交換器の分配装置が得られ
る。
【0049】また、中間仕切板部と伝熱管取付部とが一
体で形成されたので、構成部品が少なく、熱交換器の性
能を向上させる経済的な熱交換器の分配装置が得られ
る。
【0050】また、各流路抵抗部が、前記伝熱管取付部
の溝部の各溝孔に設けられ、前記各伝熱管へ流れる熱交
換流体量を前記入口管から前記各伝熱管までの流路抵抗
に応じて調整するものである。熱交換器の性能が向上し
た信頼性の高い熱交換器の分配装置が得られる。
【0051】また、ヘッダ−室部と伝熱管取付部の接合
面のいずれかにろう材を施し、また伝熱管取付部の各溝
孔と各伝熱管との接合面のいずれかにろう材を施し、こ
れらのろう材を施したヘッダ−室部、伝熱管取付部、お
よび各伝熱管をセットし、このセットしたものを溶融・
冷却して分配装置を製造するようにしたので、各部品の
接合を簡単に一度できるため、組立・生産性が良く、経
済的な熱交換器の分配装置が得られる。
【0052】また、ろう材をめっきで施したので、ろう
材が均一に付着すると共に、特にシ−ト状のろう材に較
べてセットずれや、セット作業が不要となるため、作業
時間が削減でき、組立の信頼性が向上した経済的な熱交
換器の分配装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における熱交換器の
ヘッダー構造を示す構成部品の展開図。
【図2】 この発明の実施の形態2における熱交換器の
ヘッダー構造を示す構成部品の展開図。
【図3】 この発明の実施の形態2の他の形態における
熱交換器のヘッダー構造を示す構成部品の展開図。
【図4】 この発明の実施の形態3における熱交換器の
ヘッダー構造を示す構成部品の展開図。
【図5】 この発明の実施の形態3の他の形態における
熱交換器のヘッダー構造を示す構成部品の展開図。
【図6】 この発明の実施の形態4における熱交換器の
ヘッダー構造を示す構成部品の展開図。
【図7】 流路抵抗の模式回路図
【図8】 この発明の他の実施の形態における熱交換器
のヘッダー構造を示すの一部構成部品の展開図
【図9】 この発明の他の実施の形態における熱交換器
のヘッダー構造を示すの構成部品の展開図
【図10】 この発明に関わるろう付けの方法を示すフ
ロチャート
【図11】 ろう付けの温度線図
【図12】 従来の極細管を使用した熱交換器のフィン
部と伝熱管部を示す部分拡大図(日本機械学会論文集第
56巻530号、1990年10月発行)。
【図13】 従来の極細管を使用した熱交換器のフィン
部と伝熱管部を示す正面図(特開平6−33129
0)。
【図14】 従来の極細管を使用した熱交換器の伝熱管
とヘッダーの接続を示す拡大斜視図。
【図15】 従来の極細管を使用した熱交換器の正面
図。
【図16】 従来の分流装置を蒸発器に適用した場合の
斜視図(特開平7−120107)。
【符号の説明】
1 伝熱管、2 フィン、3 気流方向、4 ヘッダ
ー、5 入口配管、6出口配管、7 分流器、8 分流
管、14 熱交換器、14a 熱交換チューブ、23
フィレット、25 ヘッダー、26 ヘッダー、27
ヘッダー、28ヘッダー、29 ヘッダー、30 入口
管、31 上部端板、32 枠型ヘッダー板、33 伝
熱管取付板、34 下部端板、35 Niめっき、36
流路案内板、37 流路孔板、38 流路孔、39 中
間仕切板、40 ヘッダー内の部屋、41 流路孔、4
2 ヘッダー内の部屋、43 ヘッダー内の部屋、44
仕切板、45 伝熱管取付下部端板、46 ヘッダー内
の部屋、47 網目状フィン、48 網目状フィン縦帯
状部、49 網目状フィン斜帯状部、50 流体抵抗
部、54 加熱温度線、55 実際の母材の温度、56
伝熱管挿入板、RLn 流路抵抗、RHn 流路孔抵抗、
T1はろう材の固相線の温度、T2はろう材の液相線の
温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久森 洋一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 川口 憲治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換流体が内部に流れる複数の伝熱管
    と、これら各伝熱管の一端に設けられ、前記熱交換流体
    を分配する分配装置と、この分配装置に接続され、前記
    熱交換流体を導く入口管と、を備えた熱交換器におい
    て、前記分配装置が、前記入口管と接続され、前記熱交
    換流体の流れを遅くするヘッダ−室部と、このヘッダ−
    室部と接続された溝部を有し、その溝部の各溝孔に取り
    付けられた前記各伝熱管へ前記熱交換流体を分配する伝
    熱管取付部と、を備えたことを特徴とする熱交換器の分
    配装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部が、櫛形形状に形成された伝熱
    管取付板から成り、その伝熱管取付板の櫛の刃と刃の間
    の各溝孔に相当する部位に前記各伝熱管を取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の熱交換器の分配装置。
  3. 【請求項3】 中間仕切板部が、前記ヘッダ−室部と前
    記伝熱管取付部との間に設けられ、前記ヘッダ−室部か
    らの熱交換流体をそれぞれの流路孔を介して貯留する各
    部屋を有し、その各部屋の各熱交換流体を前記伝熱管取
    付部の各伝熱管のそれぞれへ分配することを特徴とする
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の熱交換器の
    分配装置。
  4. 【請求項4】 流路案内板が、前記ヘッダ−室から前記
    伝熱管取付部までのいずれかに設けられ、前記熱交換流
    体の流れを整流することを特徴とする請求項1から請求
    項3までのいずれかに記載の熱交換器の分配装置。
  5. 【請求項5】 前記中間仕切板部と前記ヘッダ−室部と
    が、一体で形成されたことを特徴とする請求項3に記載
    の熱交換器の分配装置。
  6. 【請求項6】 前記中間仕切板部と前記伝熱管取付部と
    が、一体で形成されたことを特徴とする請求項3に記載
    の熱交換器の分配装置。
  7. 【請求項7】 各流路抵抗部が、前記伝熱管取付部の溝
    部の各溝孔に設けられ、前記各伝熱管へ流れる熱交換流
    体量を前記入口管から前記各伝熱管までの流路抵抗に応
    じて調整することを特徴とする請求項1項から請求項6
    までのいずかに記載の熱交換器の分配装置。
  8. 【請求項8】 前記ヘッダ−室部と前記伝熱管取付部の
    接合面のいずれかにろう材を施すステップと、前記伝熱
    管取付部の各溝孔と前記各伝熱管との接合面のいずれか
    にろう材を施すステップと、これらの前記ヘッダ−室
    部、伝熱管取付部、および各伝熱管をセットするステッ
    プと、このセットしたものを溶融・冷却するステップ
    と、を備えたことを特徴する熱交換器の分配装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記ろう材をめっきで施したことを特徴
    とする請求項8に記載の熱交換器の分配装置の製造方
    法。
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