JPH0918701A - 画像縮小装置 - Google Patents

画像縮小装置

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JPH0918701A
JPH0918701A JP8195864A JP19586496A JPH0918701A JP H0918701 A JPH0918701 A JP H0918701A JP 8195864 A JP8195864 A JP 8195864A JP 19586496 A JP19586496 A JP 19586496A JP H0918701 A JPH0918701 A JP H0918701A
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JP
Japan
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pixel
line
thinned
image
determination
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Application number
JP8195864A
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English (en)
Inventor
Masanori Kamata
政則 鎌田
Akihiro Nagai
章浩 永井
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字画像か写真画像かの判定結果により間引
かれる画素の保存処理を行い、高品質の縮小画像を得
る。 【解決手段】 縮小率に応じて間引く画素を除いて記録
する画像縮小装置において、2値画像データの各画素に
ついて文字画像か写真画像かを判定する領域判定部3
と、間引く画素およびこれに隣接する残る画素の内、予
め定めた画素を判定対象画素とし、この判定対象画素が
領域判定部3により文字画素であると判定された場合
に、間引かれる画素と隣接する残る画素との論理和をと
る縮小処理部60より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値画像データが
写真画像か文字画像かにより間引かれる画素を保存する
か否か定める画像縮小装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置において、200×2
00dpiの受信データを400×400dpiの記録
画素サイズに画素密度変換する場合、文字の輪郭をスム
ーズにするためのスムージング補正を行う方式が知られ
ている(特開平3−82267号、特開平3−8226
8号等)。
【0003】この文字のスムージング補正は、文字画像
に施したときには有効であっても、写真画像に施すと階
調性が失われ画像品質の劣化を招く。その原因は、主走
査方向及び副走査方向に2倍に拡大する際に、文字の輪
郭を滑らかにするため受信データと異なる信号で拡大す
ることがある。しかるに、写真画像の2値画像データ
は、ディザ法や誤差拡散法による面積変調で濃度が表現
されているため、文字のスムージング補正では単位面積
の濃度が変化してしまうからである。
【0004】そこで従来より、受信データが文字画像で
あるか写真画像であるか判別し、その結果に応じてスム
ージング補正を行うか否かを自動的に制御する方法も知
られている。例えば、特開平3−254276号公報に
は、6(副走査方向)×9(主走査方向)画素の参照エ
リアで、受信画像の空間周波数、周期性及び画素の孤立
性による判定結果の多数決により、文字領域と写真領域
の像域分離を行い、文字領域にのみスムージング補正を
行なう方式が述べられている。
【0005】この文字画像と写真画像の判別は、上に述
べたファクシミリの分野に限らず、画像データを扱う様
々な分野において必要とされる技術である。
【0006】画像縮小処理を行う場合は縮小率に応じて
画素またはラインを間引いてゆく。例えば75%の大き
さに縮小する場合、主走査方向では連続する4つの画素
の内1つを間引きし、副走査方向では連続する4ライン
の内1ラインを間引いてゆく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】一般に、縮小処理において、縮小率に応じ
て間引く場合、対象が文字であると間引いた位置に切れ
目が入る事がある。このため間引かれる画素を隣接する
残る画素に加算する補正処理を行う場合がある。しかし
このような補正処理を写真画像に行うと、例えばグレー
の場合、全体に黒くなったり、白くなったりして原画を
正しく再現することができなかった。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、文字画像か写真画像かの判定結果により間引か
れる画素の保存処理を行う画像縮小装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】上述の課題を解決するため、第1発明は、
主走査方向の縮小率に応じて間引く画素を除いて記録す
る画像縮小装置であって、2値画像データの各画素につ
いて文字画像であるか写真画像であるかを判定する判定
手段と、間引く画素およびこれに隣接する残る画素の
内、予め定めた画素を判定対象画素とし、この判定対象
画素の前記判定手段による判定結果が文字画像である場
合、間引かれる画素と隣接する残る画素との論理和をと
る演算手段を有するという構成を備えたものである。
【0012】第2発明は、副走査方向の縮小率に応じて
間引くラインを除いて記録する画像縮小装置であって、
2値画像データの各画素について文字画像であるか写真
画像であるかを判定する判定手段と、間引くラインおよ
びこれに隣接する残るラインの内予め定めたラインを判
定ラインとし、この判定ラインの画素が前記判定手段に
より文字画素であると判定された場合は、判定ラインの
画素と主走査方向に同じ位置にある間引かれるラインの
画素と隣接する残るラインの同じ位置にある画素との論
理和をとる演算手段を有する、という構成を備えたもの
である。
【0013】第3発明は、縮小率に応じて間引くライン
を除き、残ったラインより間引く画素を除いて記録する
画像縮小装置であって、2値画像データの各画素につい
て文字画像であるか写真画像であるかを判定する判定手
段と、間引くラインおよびこれに隣接する残るラインの
内予め定めたラインを判定ラインとし、この判定ライン
の画素が前記判定手段により文字画素であると判定され
た場合は、判定ラインの画素と主走査方向に同じ位置に
ある間引かれるラインの画素と隣接する残るラインの同
じ位置にある画素との論理和をとる第1演算手段と、残
ったラインについて主走査方向に間引く画素およびこれ
に隣接する残る画素の内予め定めた画素を判定画素と
し、この判定画素の前記判定手段による判定結果が文字
画像である場合、間引かれる画素と隣接する残る画素と
の論理和をとる第2演算手段を有する、という構成を備
えたものである。
【0014】第1発明は、主走査方向の画素を縮小率に
応じて間引く場合、まず全ての画素を第1〜第3発明の
文字画像か写真画像かの判定手段を用いて判定し、間引
かれる画素またはこれに隣接する間引かれない画素の
内、予め定めた画素の判定結果が文字画像の場合は間引
かれる画素と隣接する残る画素との論理和をとる。これ
により文字画像のとき間引きによって生じる線の切れ目
等の不都合が生じない。また判定結果が写真画像の場合
は、そのまま間引いてしまうので、写真画像が全体とし
て黒ずんだり、白くなったりすることがなくなる。
【0015】第2発明は、副走査方向のラインを縮小率
に応じて間引く場合、まず全ての画素を第1〜第3発明
の文字画像か写真画像かの判定手段を用いて判定し、間
引くラインおよびこれに隣接する残るラインの内予め定
めたラインを判定ラインとし、この判定ラインのある画
素が判定手段により文字画像であると、判定された場
合、このある画素と主走査方向同じ位置にある間引かれ
るラインの画素と、隣接する残るラインの同じ位置にあ
る画素との論理和をとる。これにより文字画像のとき間
引きによって生じる線の切れ目等の不都合が生じない。
また判定結果が写真画像の場合は、加算は行わずそのま
ま間引かれるので全体が黒ずんだり、白くなったりして
原画を再現することができなくなるようなことは発生し
ない。
【0016】第3発明は主走査方向と副走査方向を共に
縮小する場合で、この時は第2発明を用いて副走査方向
の間引きを行い、残ったラインについて第1発明を用い
て主走査方向の間引きを行う。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録装置のブロ
ック図である。本実施例は、ファクシミリの受信データ
等の200×200dpiの画像データを400×40
0dpiの記録画素サイズに画素密度変換して記録する
例である。
【0018】1は1ページ分のメモリ容量を持つ記憶部
であり、不図示の外部回路より端子8に転送される画像
データの記憶のために用いられる。2はROM等からな
る補正テーブル部であり、画素密度変換と文字用スムー
ジング補正または写真用スムージング補正、並びに参照
エリア内の画素値変化箇所の多い少ないの判定のための
演算(以下、相関演算と呼ぶ)を行い、その結果を非相
関信号aとして出力する。3は補正テーブル部2の相関
演算の結果を累積した形で用いて文字画像であるか写真
画像であるかの判定を行い、判定結果を判別信号bとし
て補正テーブル部2へ返す領域判定部であり、本実施例
では後述のように動作するカウンタ回路からなる。4は
補正テーブル部2により画素密度変換及びスムージング
補正をされた画像データ(補正データ)を記憶するため
の記憶部であり、1ページ分のメモリ容量を持つ。5は
記憶部4に記憶されている画像データを400dpi×
400dpiで記録紙に記録する記録部である。6は前
記各部を制御する制御部である。また、60は縮小処理
部であり、61はFIFOメモリである。
【0019】以上のように構成された記録装置につい
て、以下その動作を説明する。まず制御部6はクリア信
号CLRを出力することによって、記憶部1,4と領域
判定部(カウンタ回路)3をクリアする。
【0020】次に制御部6はクロックSCLKを出力す
る。図示されない外部回路よりクロックSCLKに同期
して画像データSiNが1ページ分、端子8に順次転送
される。この画像データは、クロックSCLKに同期し
て記憶部1に順次書き込まれる。
【0021】記憶部1に1ページ分の画像データが記憶
されると、制御部6はクロックSCLKの送出を止めて
画像データの転送・記憶を停止させ、別のクロックRC
LKを出力する。記憶部1は、クロックRCLKに同期
して処理対象の注目画素を含む4×4マトリックス(参
照エリア)の16画素(参照画素)のデータDAT
(0,0)〜DAT(3,3)を出力する。補正テーブ
ル部2は、この参照画素データを入力として、注目画素
に対する主走査方向及び副走査方向の2倍の画素拡大と
文字画像用または写真画像用のスムージング補正を行
い、2×2画素の補正データCDT0〜CDT3を出力
するとともに、参照画素に関する相関演算を行う。
【0022】次に第1〜第5発明に係る第1、第2実施
例について説明する。第1、第2実施例は第5発明を実
現したもので間引かれる画素を写真画像データであるか
文字画像データであるかを判定手段で判定し、縮小処理
を行う。本実施例は記憶部1から出力される注目画素D
AT11と1ライン前の同じ位置にある画素DAT01
を入力し、領域判定部3より出力されるこれらの画素の
判定信号bを用いて縮小処理を行う。本実施例はファク
シミリの受信データ等の200×200dpi(ドット
/インチ)の画像データを主走査方向50%、副走査方
向50%縮小して同密度で記録する場合について説明す
る。
【0023】図2は縮小処理部60の回路図を示す。6
01はセレクタで端子SがLのときは出力YはBの入力
を出力し、端子SがHのときは出力YはAを出力する。
602は主走査縮小制御部で、図示していない外部回路
から主走査方向の画素数を50%に縮小するための設定
値MPRSを入力し、主走査縮小信号MREDを出力す
る。MREDがHレベルに相当する画素が間引かれ、L
レベルに相当する画素は間引かれない。
【0024】603は副走査縮小制御部で、図示してい
ない外部回路から副走査方向のライン数を50%に縮小
するための設定値SPRSを入力し、副走査縮小信号S
REDを出力する。SREDがHレベルに相当するライ
ンが間引かれ、Lレベルに相当するラインは間引かれな
い。604,605,606はDフリップフロップ、6
07はJKフリップフロップである。
【0025】次に副走査方向50%縮小についてタイミ
ングチャートを用いて説明する。図3は間引かれるライ
ンのタイミングチャートを示し、図4は残されるライン
のタイミングチャートを示す。間引きを行う副走査縮小
信号SREDは副走査縮小制御部603において制御部
6からのラインカウント信号LINCのカウント数と5
0%に縮小するための設定値SPRSを比較することに
よって発生する。タイミングチャートにおいてSRED
のHレベルに相当するラインが間引かれ、Lレベルに相
当するラインは残される。
【0026】セット信号SはSREDと、クロック信号
RCLKによって動作するDフリップフロップ604の
反転出力とのNANDゲート609の出力であり、リセ
ット信号RはSREDとLINCとのANDゲート60
8の出力である。OR処理信号ORは間引かれるライン
の画素を残るラインの画素に加算する信号であり、セッ
ト信号S、リセット信号Rが入力された場合のJKフリ
ップフロップ607の出力として得られる。
【0027】本実施例の場合、ラインのOR処理は間引
かれるラインと間引かれない次のラインとの間で行われ
ている。これは間引かれるラインを構成する各画素それ
ぞれの判定結果をもとに次のラインの処理を行う際に間
引かれた前ラインとの間でOR処理を行う否かを決定す
るものである。このため、本実施例では、FIFOメモ
リ61を用いることで、現処理ラインの各画素が文字画
像を構成する画素であるか写真画像を構成する画素であ
るかというデータをFIFOメモリ61に書込みなが
ら、同時に前ラインの同一位置にある画素の判定データ
を読み出すことで間引かれるラインの各画素の情報を次
ラインの同一の位置にある画素とのOR処理に反映させ
ている。
【0028】図5はFIFOメモリ61へのアクセスタ
イミングを示す図である。信号bは図1の領域判定部3
からの文字画像か写真画像かの判定信号であり、文字画
像の場合がL、写真画像の場合がHである。RCLKの
立下りでFIFOメモリ61に各画素の判定結果bが書
き込まれ、同時にRCLKの立上げで1ライン前に判定
結果として書き込まれたデータがSHOIとして読み出
される。LINCのL区間がFIFOメモリ61のリー
ド/ライトイネーブル信号となっている。
【0029】図2、図3を参照して、記憶部1からクロ
ックRCLKに同期して200×200(dpi)の画
像データが出力されると注目画素DAT(1,1)と注
目画素と同一の位置にある1ライン前の画素DAT
(0,1)を取り込み、DAT(1,1)のみ、または
DAT(1,1)とDAT(0,1)のOR処理をした
信号のいずれかを1画素単位で選択し、1ラインのデー
タを生成する。この選択はANDゲート617で指示さ
れ、OR信号がHで、SHOIがL(つまり文字画像)
の場合はANDゲート617の出力はHとなり、このと
きセレクタ601の出力Yは入力A、つまりORゲート
614より出力されるDAT(1,1)とDAT(0,
1)の和を出力し、ANDゲート617の出力がLの場
合、つまりOR処理しない場合か、する場合でもSHO
IがH(つまり写真画像)の場合はANDゲート617
の出力はLとなり、セレクタ601の出力Yは入力B、
つまりDAT(1,1)のみを出力する。本実施例では
間引かれるラインはOR信号がLとなり、文字画像を構
成する画素か写真画像を構成する画素かに関係なく、O
R処理は行われず、注目画素DAT(1,1)セレクタ
出力Yから1ライン分出力される。しかし、このように
出力されても記憶部4に書き込むためのクロックWCL
Kが発生しないので、間引かれるラインは記憶部4には
書き込まれず消滅する。
【0030】図3は間引きするラインの詳細を拡大して
示す。拡大されたラインはSREDがHなので間引かれ
るラインを示し、この場合、OR信号はLとなり、AN
Dゲート617の出力L、このためセレクタ601の出
力YはBへの入力、つまりDAT(1,1)のみが出力
される。つまり間引かれるラインの画素は間引かれない
ラインの画素に加算されない場合である。クロックWC
LKはDフリップフロップ606より出力されるデータ
DATAを記憶部4に書き込むか否かを表わす信号でH
のとき書き込む場合を示し、Lのとき書き込まない場合
を示す。つまりこのLの場合が間引きすることを表す。
クロックWCLKはアンドゲート613、インバータ6
10,611,612を介して入力する入力値が1つで
もHの場合はLとなる。図3の場合SREDがHなので
WCLKはLとなり、このラインデータは間引かれるこ
とを表す。なお図3のDATAは主走査方向に間引きな
しとした場合のDフリップフロップ606の出力を示
し、このDATAはWLCKのLにより記憶部4に書き
込まれず間引きされることを示す。
【0031】図4は間引きされないラインを示す。SR
EDはLであり、間引きされないラインを示し、ORは
H、SHOIはL(文字画像)なのでANDゲート61
7はHとなりセレクタ601の出力YはDAT(0,
1)とDAT(1,1)との和が出力される。主走査方
向に間引きなしとした場合、Yの出力はDフリップフロ
ップ606よりDATAとして出力され、クロックWL
CKがHのときに記憶部4に書き込まれる。この場合ク
ロックWLCKはクロックRCLKと同じ周期でHとL
が反転した信号となっている。なお、SHOIはライン
単位でHかLを表しているが、本来画素ごとに示される
もので、表示を簡単にするためラインごとに示したもの
である。
【0032】図6は副走査方向縮小なしの場合のタイミ
ングチャートである。この場合、副走査縮小信号SRE
DがLレベルであり続けるのでラインは間引かれない。
また1ラインの画素が文字画像を構成する画素か写真画
像を構成する画素かに関係なく、OR処理は行われず、
注目画素DAT(1,1)がセレクタ出力Yから1ライ
ン分出力される。
【0033】以上をまとめると、処理系が次ライン(間
引かれた次のライン)に移ると、FIFOメモリ61か
ら間引かれたラインの同一の位置にある各画素が文字画
像を構成する画素か、写真画像を構成する画素かを示す
判定データが次のラインの同一の位置にある画信号に同
期して読み出される。文字画像を構成する画素の場合は
セレクタ出力YからDAT(1,1)とDAT(0,
1)のOR処理した画信号を選択出力し、写真画像を構
成する画素の場合はセレクタ出力YからDAT(1,
1)を選択出力する。以上の動作を1ラインずつ繰り返
すことにより副走査方向OR処理が実施される。そして
出力Yより出力された1ライン分のデータについて、S
REDがHのラインは間引かれ、Lのラインは後述する
主走査方向のOR処理および縮小処理が実施される。
【0034】次に主走査方向の50%縮小について説明
する。本実施例において、主走査方向の縮小は、副走査
方向について図3、図4で示した出力Yからのデータが
対象となる。図7においてセレクタ601からの出力Y
はクロックRCLKごとに1画素ずつ出力される。主走
査縮小信号MREDのHレベルに相当する画素が間引か
れ、Lレベルに相当する画素は間引かれない。本実施例
の場合、偶数番目の画素が間引かれる。間引かれる画素
が文字画像の場合は判定信号bはLレベルとなり、次の
奇数画素とのOR処理が行われ保存されるが、間引かれ
る画素が写真画像の場合は判定信号bはHとなりOR処
理は行われない。
【0035】主走査方向のOR処理はANDゲート61
8、フリップフロップ605、ORゲート619、によ
って行われる。ANDゲート618を通過する画素は文
字画像であること(b=L)、間引かれる画素であるこ
と(MRED=H)の2つの条件を満たしたあと、Dフ
リップフロップ605に入力し、1クロックRCLK遅
れてYからの出力とORゲート619で加算される。図
7において、2つの条件を満たし、ANDゲート618
を通過する画素は8番目の画素のみで、この画素が入力
J としてORゲート619に入力する。ORゲート61
9の入力I はDATx1で示される0,1,…19の全
ての画素である。故に8画素と9画素のみがOR処理さ
れる。
【0036】このようにしてOR処理された画素はイン
バータ610,611,612、ANDゲート613、
Dフリップフロップ606によって間引きされる。AN
Dゲート613がHとなる条件はSREDがLであるこ
と(間引かれないライン)、MREDがLであること
(間引きされない画素)およびRCLKがLとなった場
合で、この場合、クロックWCLKはHとなる。図7に
示すように主走査方向50%縮小時クロックWCLKは
クロックRCLKの2倍の周期となっており、Dフリッ
プフロップ606はクロックWCLKで動作し、記憶部
4にDATAを書き込む。これによりORゲート618
を出力するデータの内、クロックWCLKがHの時のデ
ータのみがDATAとして出力され、50%の縮小がな
される。
【0037】このように本実施例では、主走査方向の5
0%縮小におけるOR処理は、セレクタ601の出力Y
からクロックRCLKに同期して出力される画信号と、
同画信号が文字画像を構成する画素であって間引かれる
場合、これをクロックRCLKに対して1周期遅延した
信号との間でOR処理することで実現されている。つま
りクロックRCLKに対して1周期遅延した信号におい
て、それが間引かれる信号でなければOR処理は行われ
ず、写真画像を構成する画素もOR処理は行われない。
【0038】間引きは図7に示すように主走査縮小信号
MREDがHに相当する画素に対して行われ、Lに相当
する画素は間引かれない。図8は主走査方向縮小なしの
場合を示す。この場合、MREDがLでありつづけるの
で、画素は間引かれない。
【0039】本実施例の場合、OR処理は間引く画素と
その次の間引かれない画素との間でのみ行われている。
間引かれる画素に対してOR処理を行うか否かはMRE
Dと、領域判定部3からの判定信号bによって決定され
る。間引かれる画素が文字画像の場合、(b=L),O
R処理を行い、間引かれる画素が写真画像の場合(b=
H)はOR処理は行われない。つまりOR処理を行うか
否かは間引かれる画素の判定結果によって行われる。記
憶部4に書き込む際はクロックRCLKの周期をMRE
Dによって2倍にしたWCLKで50%に縮小したDA
TAを書き込む。上記動作を1ラインずつ繰り返すこと
により主走査方向の縮小が行われる。
【0040】次に第2実施例について説明する。本実施
例も副走査方向、主走査方向共、50%の縮小を行う
が、間引かれる画素が文字画像の場合、これを間引かれ
ず残る画素に加算するOR処理を行うか否かの判断を間
引かれる画素の次の残る画素で行う点が第1実施例と相
違する。第1実施例は間引かれる画素が文字画像である
か否かを判断してOR処理を行っている。
【0041】図9は第2実施例の構成を示す図で、第1
実施例の図1と比べFIFO61がない。これは、第1
実施例は副走査方向のOR処理を行う場合、間引かれる
ラインの画素で判定するため、間引かれる1ライン分を
FIFO61に記憶しておく必要があったが、本実施例
は間引かれるラインの次のラインの画素で判断を行うた
め、FIFO61は不要となる。
【0042】図10は図9の縮小処理部62の構成を示
す図である。第1実施例の図2と同一のものは同一符号
を使用する。まず副走査ラインのOR処理について説明
する。第1実施例の場合、図2において、ANDゲート
617はOR信号がH、SHOIがLのときHとなりO
Rゲート614の出力がセレクタ601のYのより出力
され2つのラインのOR処理がなされる。OR信号は図
3に示すように間引くラインの次の間引かれないライン
のときHとなり、SHOIは現在処理の対象となってい
る間引かれないラインの1ライン前の判定信号bを読み
出したものである。つまり間引かれるラインの画素がL
のとき、ANDゲート617がHとなりOR処理されて
いる。
【0043】これに対し図10に示す第2実施例の場
合、ANDゲート617に入るOR信号は同じである
が、インバータ615に入力する信号は現在処理の対象
となっているラインの判定信号bである。現在処理対象
のラインはOR信号がHライン、つまり図11,12に
示すように間引かれるラインの次の間引かれないライン
である。つまり間引かれるラインの次の間引かれないラ
インの画素によりOR処理をするしないかの判定がなさ
れる。なお、図11は図3に対応し、図12は図4に対
応した図面である。
【0044】次に主走査方向のOR処理について説明す
る。第1実施例の場合、図2において、ANDゲート6
18を出力する画素は間引かれる画素でかつその画素の
判定信号bがLの文字画像の場合であり、1クロック遅
れてORゲート619でOR処理がなされる。つまり間
引かれる画素でOR処理するか否か判断されている。
【0045】これに対し、図10に示す第2実施例の場
合、間引かれる画素がANDゲート620を出力し、1
クロック遅れてORゲート621でOR処理される。O
R処理された間引かれる画素の次の画素はANDゲート
623に入り、OR処理されない間引かれる画素の次の
画素はANDゲート622に入る。そしてこの間引かれ
る画素の次の画素の判定結果bがLの場合、インバータ
625からの出力によりORゲートよりANDゲート6
23からのOR処理された画素が出力される。つまりO
R処理された画素を出力するか否かの判断は間引かれる
画素の次の画素によって判断される。
【0046】第2実施例は、副走査方向50%縮小なの
で、副走査方向に関しては第1実施例と同様に1ライン
おきに1ラインを構成する画素が間引かれる。しかし、
副走査方向のOR処理を行うか否かの判断は間引かれた
ラインと同一の位置にある次の間引かれないライン各画
素の判定結果に応じて行われる。OR処理は第1実施例
と同様、間引かれないラインとその直前の間引かれるラ
インの間で行われる。
【0047】また主走査方向50%縮小なので、主走査
方向に関しては第1実施例と同様に1画素おきに画素が
間引かれる。主走査方向のOR処理を行うか否かの判定
は間引かれる画素の次の間引かれない画素で行われ、O
R処理は第1実施例と同様に間引かれない画素とその直
前の間引く画素の間で行われる。その他は副走査方向、
主走査方向とも第1実施例と同様である。
【0048】図11は副走査方向の間引かれるラインの
タイミングチャートを示す。図3と同様で、間引かれる
ラインはOR信号はLであり、OR処理は行われずセレ
クタ601の出力YからはDAT11のみが出力され
る。この場合、クロックWCLKはLなのでDATAは
記憶部4に記憶されない。つまり間引かれることを示
す。
【0049】図12は副走査方向の間引かれるラインの
次の間引かれないラインのタイミングチャートである。
この場合判定信号bはHになっているため、OR信号が
HであってもANDゲート617の出力はLとなり、セ
レクタ601からはDAT11のみがYより出力され
る。つまりOR処理は行われない。クロックWCLKは
主走査方向の縮小を行わないと仮定した場合を示してお
り、周期はクロックRCLKと同じである。つまりこの
場合DAT11の全ての画素が記憶部4に記憶されるこ
と、つまり間引かれないことを示している。
【0050】図13は主走査方向50%縮小のタイミン
グチャートである。主走査縮小信号MREDはDATx
1の偶数番目の画素のときHとなっているので偶数番目
の画素が間引かれることになる。このため記憶部4に記
憶させるクロックWCLKは奇数番目の画素のときHと
なっている。間引かれる画素を次の間引かれない画素と
OR処理するか否かの判断は間引かれない画素つまり奇
数番目の画素の判定信号bによって行われ、bがLの場
合、OR処理が行われる。奇数番目の画素でbがHとな
るのは画素3の場合だけであるのでクロックWCLKに
より間引かれ記憶部4に記憶されるDATAのうちOR
処理されない画素は3のみであることが示される。
【0051】第1,第2実施例はまず副走査方向の縮小
を行い、次に主走査方向の縮小を行ったが、この逆に主
走査の縮小後副走査方向の縮小を行うこともできる。ま
た、縮小率は50%の場合について説明したが、任意の
縮小率についても第1〜第5発明を実施することができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、以下の効果を有するものである。すなわち、第1及
至第5の発明によれば、間引かれる画素が文字画像か写
真画像かを判定し、文字画像の場合のみ残る画素に間引
かれる画素を加算するので、縮小処理により文字画像に
縮小による切れ目などが入ることがなくなり、写真画像
については加算処理は行われないので、加算処理を写真
画像に行った場合に生じる全体が黒くなったり、白くな
ったりすることを防止でき、高品質の縮小画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図
【図2】第1実施例の縮小処理部構成図
【図3】第1実施例の副走査方向50%縮小で間引かれ
るラインのタイミングチャート図
【図4】第1実施例の副走査方向50%縮小で間引かれ
ないラインのタイミングチャート図
【図5】FIFOメモリへの判定結果のアクセスタイミ
ングチャート図
【図6】副走査方向縮小なしの場合のタイミングチャー
ト図
【図7】第1実施例の主走査方向50%縮小のタイミン
グチャート図
【図8】主走査方向縮小なしの場合のタイミングチャー
ト図
【図9】第2実施例の構成図
【図10】第2実施例の縮小処理部構成図
【図11】第2実施例の副走査方向50%縮小で間引か
れるラインのタイミングチャート図
【図12】第2実施例の副走査方向50%縮小で間引か
れないラインのタイミングチャート図
【図13】第2実施例の主走査方向50%縮小のタイミ
ングチャート図
【符号の説明】
1,4 記憶部 2 補正テーブル部 3 領域判定部 5 記録部 6 制御部 8 画像データ入力用端子 9 クロック出力用端子 a 非相関信号 b 判定信号 60,62 縮小処理部 61 FIFOメモリ 601 セレクタ 602 主走査縮小制御部 603 副走査縮小制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/40 G06F 15/66 355D H04N 1/40 H04N 1/40 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向の縮小率に応じて間引く画素
    を除いて記録する画像縮小装置であって、2値画像デー
    タの各画素について文字画像であるか写真画像であるか
    判定する判定手段と、間引く画素およびこれに隣接する
    残る画素の内、予め定めた画素を判定対象画素とし、こ
    の判定対象画素の前記判定手段による判定結果が文字画
    像である場合、間引かれる画素と隣接する残る画素との
    論理和をとる演算手段を有する画像縮小装置。
  2. 【請求項2】 副走査方向の縮小率に応じて間引くライ
    ンを除いて記録する画像縮小装置であって、2値画像デ
    ータの各画素について文字画像であるか写真画像である
    か判定する判定手段と、間引くラインおよびこれに隣接
    する残るラインの内予め定めたラインを判定ラインと
    し、この判定ラインの画素が前記判定手段により文字画
    素であると判定された場合は、判定ラインの画素と主走
    査方向に同じ位置にある間引かれるラインの画素と隣接
    する残るラインの同じ位置にある画素との論理和をとる
    演算手段を有する画像縮小装置。
  3. 【請求項3】 縮小率に応じて間引くラインを除き、残
    ったラインより間引く画素を除いて記録する画像縮小装
    置であって、2値画像データの各画素について文字画像
    であるか写真画像であるか判定する判定手段と、間引く
    ラインおよびこれに隣接する残るラインの内予め定めた
    ラインを判定ラインとし、この判定ラインの画素が前記
    判定手段により文字画素であると判定された場合は、判
    定ラインの画素と主走査方向に同じ位置にある間引かれ
    るラインの画素と隣接する残るラインの同じ位置にある
    画素との論理和をとる第1演算手段と残ったラインにつ
    いて主走査方向に間引く画素およびこれに隣接する残る
    画素の内予め定めた画素を判定画素とし、この判定画素
    の前記判定手段による判定結果が文字画像である場合、
    間引かれる画素と隣接する残る画素との論理和をとる第
    2演算手段を有する画像縮小装置。
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