JPH06253140A - 画像判別装置、孤立点除去装置および画像縮小装置 - Google Patents

画像判別装置、孤立点除去装置および画像縮小装置

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JPH06253140A
JPH06253140A JP5033076A JP3307693A JPH06253140A JP H06253140 A JPH06253140 A JP H06253140A JP 5033076 A JP5033076 A JP 5033076A JP 3307693 A JP3307693 A JP 3307693A JP H06253140 A JPH06253140 A JP H06253140A
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Masanori Kamata
政則 鎌田
Akihiro Nagai
章浩 永井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 参照エリアを大きくしないで、写真/文字判
別の精度を上げる。 【構成】 記憶部1より注目画素を含む4×4の参照エ
リアの画素データが出力される。補正テーブル部2は、
この参照エリアの1ライン目の画素値変化箇所と隣接ラ
イン間の画素値変化箇所の個数A、並びに1列目の画素
値変化箇所と隣接列間の画素値変化箇所の個数Bを計数
し、A,B両方が規定値以上のときにa=“1”を出力
する。領域判定部3は、a=“1”の画素の連続出現個
数を計数し、計数値が規定値以上のときに写真画像と判
定しb=“1”を出力する。補正テーブル部2はb=
“1”の時に写真画像用スムージング補正を選び、b=
“0”のときに文字画像用スムージング補正を選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値画像データが写真
画像であるか文字画像であるか判別する画像判別装置、
文字画像の孤立点を除去する孤立点除去装置および写真
画像か文字画像かにより間引かれる画素を保存するか否
か定める画像縮小装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置において、200×2
00dpiの受信データを400×400dpiの記録
画素サイズに画素密度変換する場合、文字の輪郭をスム
ーズにするためのスムージング補正を行う方式が知られ
ている(特開平3−82267号、特開平3−8226
8号等)。
【0003】この文字のスムージング補正は、文字画像
に施したときには有効であっても、写真画像に施すと階
調性が失われ画像品質の劣化を招く。その原因は、主走
査方向及び副走査方向に2倍に拡大する際に、文字の輪
郭を滑らかにするため受信データと異なる信号で拡大す
ることがある。しかるに、写真画像の2値画像データ
は、ディザ法や誤差拡散法による面積変調で濃度が表現
されているため、文字のスムージング補正では単位面積
の濃度が変化してしまうからである。
【0004】そこで従来より、受信データが文字画像で
あるか写真画像であるか判別し、その結果に応じてスム
ージング補正を行うか否かを自動的に制御する方式も知
られている。例えば、特開平3−254276号公報に
は、6(副走査方向)×9(主走査方向)画素の参照エ
リアで、受信画像の空間周波数、周期性及び画素の孤立
性による判定結果の多数決により、文字領域と写真領域
の像域分離を行い、文字領域にのみスムージング補正を
行う方式が述べられている。
【0005】ファクシミリ受信画像には、読み取り時
に、本来白い部分に黒画素が点在したり、本来黒い部分
に白画素が点在していたりして画質的に劣化しているも
のがある。印字時点で劣化を改善するため、印字画素の
周辺(例えば、3×3マトリックス等)がすべて白画素
の場合には印字画素を白画素に変換し、印字画素の周辺
かすべて黒画素の場合には印字画素を黒画素に変換する
いわゆる孤立点除去方式が一般的によく知られている。
【0006】図34は孤立点除去方式の一例を示す。
(a)は3×3マトリックスの注目画素D4とその周囲
の参照画素の関係を示す。(b)は黒点除去例を示し、
注目画素が黒画素で参照画素がすべて白画素の場合、こ
の黒画素は本来白画素であるとして白画素に変換する。
(c)は白点除去例を示し、注目画素が白画素で参照画
素が全て黒画素の場合、この白画素を黒画素に変換す
る。
【0007】しかし、このような孤立点除去方法は、文
字画像領域に関しては有効であるが、写真画像には階調
性が失われ画像品質が劣化してしまう。その原因は、文
字画像にはほとんど孤立点が存在しないのに対し、写真
画像はディザや誤差拡散方式の面積変調で濃度表現して
いるため孤立点により成り立っており、その孤立点を孤
立点除去方式で除去してしまうと単位面積の濃度が変化
してしまうからである。このため孤立点除去方式を適用
するに当たり、まず文字画像であるか写真画像であるか
識別し、文字画像に対して孤立点除去方式を適用する必
要がある。
【0008】なお、文字画像と写真画像の判別は、上に
述べたファクシミリの分野に限らず、画像データを扱う
様々な分野において必要とされる技術である。
【0009】画像縮小処理は縮小率に応じて画素または
ラインを間引いてゆく。例えば75%の大きさに縮小する
場合、主走査方向では連続する4つの画素の内1つを間
引きし、副走査方向では連続する4ラインの内1ライン
を間引いてゆく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、文字画像と写
真画像の判別のために参照される画素が多いほど、精度
の高い判別が可能となる。これについて、図32及び図
33を参照して説明する。
【0011】図32は、ディザ法による擬似中間調表現
を示す。ここでは、(a)の左上に示すような閾値配置
の4×4の閾値マトリックスを用い、8×8画素の均一
濃度領域をディザ処理したものとしている。各画素はそ
の濃度が閾値マトリックスの対応位置の値以上であれば
黒で表現されるので、濃度0(白)の領域は(a)のよ
うに、濃度1の領域は(b)のように、濃度2の領域は
(c)のように、……、濃度15の領域は(q)のよう
に、それぞれ黒と白の面積比で濃度が表現される。図示
されていないが、黒の領域は全画素が黒画素とされる。
【0012】図33の(a)は文字画像の例を示す。
(b)はディザ処理された写真画像の例を示すが、これ
は図19(i)に示された濃度8の領域のパターンに対
応する。
【0013】この文字画像と写真画像について、注目画
素を含む4×4マトリックスのエリアを参照して文字/
写真の判別を行うものとする。例えば、星印を付した画
素に注目すると、その4×4の参照エリアのパターン
は、文字画像では(c)のようになり、また写真画像で
は(d)のようになり、両パターンは同一である。つま
り、4×4の参照エリアでは、文字/写真判別が不可能
である。
【0014】この例で、参照エリアを4(副走査方向)
×8(主走査方向)のマトリックスに拡大すれば、文字
画像と写真画像とで参照エリアのパターンが(e)と
(f)に示すような異なったパターンとなるため文字/
写真判別が可能となる。
【0015】このように参照エリアを大きくすれば、文
字/写真判別の精度を上げることができる。そのため
に、前記特開平3−254276号に示された例でも6
×9(54画素)の参照エリアを用いているのである。
しかし、参照画素が多くなると、文字/写真識別のため
の回路が著しく複雑高価になるという問題がある。
【0016】縮小処理において、縮小率に応じて間引く
場合、対象が文字であると間引いた位置に切れ目が入る
事がある。このため間引かれる画素を隣接する残る画素
に加算する補正処理を行う場合がある。しかしこのよう
な補正処理を写真画像に行うと、例えばグレーの場合、
全体に黒くなったり、白くなったりして原画を正しく再
現することができなかった。
【0017】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、参照エリアを大きくせずに文字画像と写真画像
の判別を高精度に行うため画像判別装置及び文字画像の
孤立点を除去する孤立点除去装置ならびに文字画像か写
真画像かの判定結果により間引かれる画素の保存処理を
行う画像縮小装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、第1の発明は、2値画像データの各画素について、
その参照エリア内の画素値の変化個所がある基準に対し
て多いか少ないかを判定する手段と、この手段により変
化個所が多いと判定された画素の連続して出現した個数
を計数し、計数値が所定値以上であるときに写真画像で
あると判定し、そうでないときに文字画像であると判定
する手段とを有する、という構成を備えたものである。
【0019】第2の発明は、2値画像データの各画素に
ついて、その参照エリア内の画素値の変化箇所がある基
準に対して多いか少ないかを判定する判定手段と、この
判定手段により変化箇所が多いと判定された画素の連続
して出現した個数を計数する第1の計数手段と、前記判
定手段により変化箇所が少ないと判定された画素の連続
して出現した個数を計数する第2の計数手段と、前記第
1の計数手段の計数値が所定値以上でかつ前記第2の計
数手段の計数値が所定値未満の時に写真画像と判定し、
前記第1の計数手段の計数値が所定値未満でかつ前記第
2の計数値が所定値以上のときに文字画像と判定し、他
の条件では直前画素と同じ判定をする手段とを有する、
という構成を備えたものである。
【0020】第3の発明は、2値画像データの各画素に
ついて、その参照エリア内の画素値の変化箇所がある基
準に対し多いか少ないかを判定する判定手段と、連続し
た所定個の画素の中で前記判定手段により画素値の変化
箇所が多いまたは少ないと判定された画素の個数によ
り、写真画像であるか文字画像であるかを判定する手段
とを有する、という構成を備えたものである。
【0021】第4の発明は、2値画像データの各画素に
ついて、注目画素の周囲の所定参照エリア内の画素が全
て同一色の画素か否か判定する手段と、前記参照エリア
内の全画素が同一色であり、かつ隣接する参照エリアの
画素が同一色となる画素の連続数を計数する計数手段
と、この計数手段の値が所定値以上の時、注目画素を前
記同一色の画素として記録させる画素変更手段とを有す
る、という構成を備えたものである。
【0022】第5の発明は、2値画像データの各画素に
ついて、注目画素の周囲の所定の参照エリア内の画素が
全て白画素か否か判定する手段と、注目画素までの連続
した所定画素数の判定結果のうち前記参照エリア内の画
素が全て白画素である画素数を計数する計数手段と、こ
の計数手段の値が所定値以上のとき注目画素を白画素と
して記録させる画素変換手段を有する、という構成を備
えたものである。
【0023】第6の発明は2値画像データの各画素につ
いて、注目画素の周囲の所定の参照エリア内の画素が全
て黒画素か否か判定する手段と、注目画素までの連続し
た所定画素数の判定結果のうち前記参照エリア内の画素
が全て黒画素である画素数を計数する計数手段と、この
計数手段の値が所定値以上のとき注目画素を黒画素とし
て記録させる画素変換手段を有する、という構成を備え
たものである。
【0024】第7発明は、主走査方向の縮小率に応じて
間引く画素を除いて記録する画像縮小装置であって、請
求項1〜3のいずれかの判定手段と、間引く画素および
これに隣接する残る画素の内、予め定めた画素を判定対
象画素とし、この判定対象画素の前記判定手段による判
定結果が文字画像である場合、間引かれる画素と隣接す
る残る画素との論理和をとる演算手段を有するという構
成を備えたものである。
【0025】第8発明は、副走査方向の縮小率に応じて
間引くラインを除いて記録する画像縮小装置であって、
請求項1〜3のいずれかの判定手段と、間引くラインお
よびこれに隣接する残るラインの内予め定めたラインを
判定ラインとし、この判定ラインの画素が前記判定手段
により文字画素であると判定された場合は、判定ライン
の画素と主走査方向に同じ位置にある間引かれるライン
の画素と隣接する残るラインの同じ位置にある画素との
論理和をとる演算手段を有する、という構成を備えたも
のである。
【0026】第9発明は、縮小率に応じて間引くライン
を除き、残ったラインより間引く画素を除いて記録する
画像縮小装置であって、請求項1〜3のいずれかの判定
手段と、間引くラインおよびこれに隣接する残るライン
の内予め定めたラインを判定ラインとし、この判定ライ
ンの画素が前記判定手段により文字画素であると判定さ
れた場合は、判定ラインの画素と主走査方向に同じ位置
にある間引かれるラインの画素と隣接する残るラインの
同じ位置にある画素との論理和をとる第1演算手段と、
残ったラインについて主走査方向に間引く画素およびこ
れに隣接する残る画素の内予め定めた画素を判定画素と
し、この判定画素の前記判定手段による判定結果が文字
画像である場合、間引かれる画素と隣接する残る画素と
の論理和をとる第2演算手段を有する、という構成を備
えたものである。
【0027】第10発明は、主走査方向の縮小率に応じて
間引く画素を除いて記録する画像縮小装置であって、2
値画像データの各画素について文字画像であるか写真画
像であるか判定する判定手段と、間引く画素およびこれ
に隣接する残る画素の内、予め定めた画素を判定対象画
素とし、この判定対象画素の前記判定手段による判定結
果が文字画像である場合、間引かれる画素と隣接する残
る画素との論理和をとる演算手段を有する、という構成
を備えたものである。
【0028】第11発明は、副走査方向の縮小率に応じて
間引くラインを除いて記録する画像縮小装置であって、
2値画像データの各画素について文字画像であるか写真
画像であるか判定する判定手段と、間引くラインおよび
これに隣接する残るラインの内予め定めたラインを判定
ラインとし、この判定ラインの画素が前記判定手段によ
り文字画素であると判定された場合は、判定ラインの画
素と主走査方向に同じ位置にある間引かれるラインの画
素と隣接する残るラインの同じ位置にある画素との論理
和をとる演算手段を有する、という構成を備えたもので
ある。
【0029】
【作用】第1乃至第3の発明によれば、連続した複数の
画素についての画素値変化箇所数の判定結果を累積した
形で用いて写真画像と文字画像の判別が行われ、実質的
な参照エリアの大きさは個々の画素の参照エリアに比べ
拡大されたと見做すことができるため、参照エリアの大
きさを最小限に抑えて、その参照エリアの大きさでは判
別が不可能であったような画像の判別も可能となる。
【0030】後記実施例により具体例に説明するよう
に、2値化された文字画像と写真画像において、参照エ
リア内の画素値変化を主走査方向及び副走査方向につい
て調べると、写真画像では主、副両走査方向の画素値変
化箇所数が共に多い画素が連続して出現する傾向がある
のに対し、文字画像では、そのような画素の連続は少な
く、かつ連続個数も少ないことが認められる。
【0031】第1の発明によれば、そのような画素値変
化箇所数が多いと判定された画素が所定個以上連続する
領域が写真画像として、そうでない領域が文字画像とし
て、それぞれ判別される。
【0032】写真画像領域において、画素値変化箇所が
多い画素の連続した領域に、画素値変化箇所が少ない画
素が局所的に出現することがある。第1の発明によれ
ば、このような画素は文字画像と判別されてしまう可能
性がある。
【0033】第2の発明によれば、画素値変化箇所の多
い画素の連続個数と画素値変化箇所の少ない画素の連続
個数の両方により画像判別を行うため、また、第3の発
明によれば、所定の連続した複数画素中に含まれる画素
値変化箇所の多いまたは少ない画素の個数によって画像
判別を行うため、写真画像領域中に局所的に出現する画
素値変化箇所の少ない画素の領域、あるいは逆に、文字
画像領域中に局所的に出現する画素値変化箇所の多い画
素の領域も、正しく判別することが可能である。また第
3の発明によれば、ノイズの影響を避けやすく、また大
きな単位(例えば、1ライン単位)での画像判別を安定
に行うことができる。
【0034】第4発明によれば、参照画素が全て同一色
の画素である注目画素が所定数連続した場合、この画素
領域は文字領域と判定し、現在の注目画素が白画素であ
るか黒画素であるかにかかわらず、現在の注目画素を同
一色の画素として記録する。現在の注目画素が黒画素で
同一色が白である場合は、この黒画素はゴミ等による孤
立点として白画素に変換するものである。
【0035】第5発明によれば、現在の注目画素まで連
続した所定の数の注目画素の判定結果のうち、参照エリ
ア内の画素が全て白画素である注目画素数を計数し、こ
の値が所定数以上のとき、この画素領域は文字領域と判
定し、現在の注目画素が白画素であるか黒画素であるか
にかかわらず、現在の注目画素を白画素として記録す
る。本発明は、第4発明の連続数がゴミなどのために所
定数連続しないとき文字領域と判断されない場合を防止
するもので、所定数の連続した注目画素の判定結果の
内、あらかじめ定めた数の注目画素の参照画素が全て白
画素の場合は文字領域と判断して孤立点除去を行う。
【0036】第6発明は、第5発明の参照画素を黒画素
にした場合である。黒画素で構成された文字領域に白画
素が孤立点として存在するときに、この孤立点を黒画素
に変換して孤立点を除去するものである。
【0037】第7発明は、主走査方向の画素を縮小率に
応じて間引く場合、まず全ての画素を第1〜第3発明の
文字画像か写真画像かの判定手段を用いて判定し、間引
かれる画素またはこれに隣接する間引かれない画素の
内、予め定めた画素の判定結果が文字画像の場合は間引
かれる画素と隣接する残る画素との論理和をとる。これ
により文字画像のとき間引きによって生じる線の切れ目
等の不都合が生じない。また判定結果が写真画像の場合
は、そのまま間引いてしまうので、写真画像が全体とし
て黒ずんだり、白くなったりすることがなくなる。
【0038】第8発明は、副走査方向のラインを縮小率
に応じて間引く場合、まず全ての画素を第1〜第3発明
の文字画像か写真画像かの判定手段を用いて判定し、間
引くラインおよびこれに隣接する残るラインの内予め定
めたラインを判定ラインとし、この判定ラインのある画
素が判定手段により文字画像であると、判定された場
合、このある画素と主走査方向同じ位置にある間引かれ
るラインの画素と、隣接する残るラインの同じ位置にあ
る画素との論理和をとる。これにより文字画像のとき間
引きによって生じる線の切れ目等の不都合が生じない。
また判定結果が写真画像の場合は、加算は行わずそのま
ま間引かれるので全体が黒ずんだり、白くなったりして
原画を再現することができなくなるようなことは発生し
ない。
【0039】第9発明は主走査方向と副走査方向を共に
縮小する場合で、この時は第8発明を用いて副走査方向
の間引きを行い、残ったラインについて第7発明を用い
て主走査方向の間引きを行う。
【0040】第10発明は主走査方向の縮小を行う場合、
各画素が文字画像か写真画像かの判断を第1〜第3発明
の判定手段に限定しない場合である。他は第7発明と同
じである。
【0041】第11発明は副走査方向の縮小を行う場合、
各画素が文字画像か写真画像かの判断を第1〜第3発明
の判定手段に限定しない場合で、他は第8発明とおなじ
である。
【0042】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例による記録装
置のブロック図である。本実施例は、ファクシミリの受
信データ等の200×200dpiの画像データを、4
00×400dpiの記録画素サイズに画素密度変換し
て記録する例である。
【0043】図1において、1は1ページ分のメモリ容
量を持つ記憶部であり、不図示の外部回路より端子8に
転送される画像データの記憶のために用いられる。2は
ROM等からなる補正テーブル部であり、画素密度変換
と文字用スムージング補正または写真用スムージング補
正、並びに参照エリア内の画素値変化箇所の多い少ない
の判定のための演算(以下、相関演算と呼ぶ)を行い、
その結果を非相関信号aとして出力する。3は補正テー
ブル部2の相関演算の結果を累積した形で用いて文字画
像であるか写真画像であるかの判定を行い、判定結果を
判別信号bとして補正テーブル部2へ返す領域判定部で
あり、本実施例では後述のように動作するカウンタ回路
からなる。4は補正テーブル部2により画素密度変換及
びスムージング補正をされた画像データ(補正データ)
を記憶するための記憶部であり、1ページ分のメモリ容
量を持つ。5は記憶部4に記憶されている画像データを
400×400dpiで記録紙に記録する記録部であ
る。6は前記各部を制御する制御部である。
【0044】以上のように構成された記録装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、制御部6はクリア
信号CLRを出力することによって、記憶部1,4と領
域判定部(カウンタ回路)3をクリアする。
【0045】次に制御部6はクロックSCLKを出力す
る。図示されない外部回路よりクロックSCLKに同期
して画像データSiNが1ページ分、端子8に順次転送
される。この画像データは、クロックSCLKに同期し
て記憶部1に順次書き込まれる。
【0046】記憶部1に1ページ分の画像データが記憶
されると、制御部6はクロックSCLKの送出を止めて
画像データの転送・記憶を停止させ、別のクロックRC
LKを出力する。記憶部1は、クロックRCLKに同期
して処理対象の注目画素を含む4×4マトリックス(参
照エリア)の16画素(参照画素)のデータDAT
(0,0)〜DAT(3,3)を出力する。補正テーブ
ル部2は、この参照画素データを入力として、注目画素
に対する主走査方向及び副走査方向の2倍の画素拡大と
文字画像用または写真画像用のスムージング補正を行
い、2×2画素の補正データCDT0〜CDT3を出力
するとともに、参照画素に関する相関演算を行う。
【0047】図2はこの参照画素と、注目画素に対する
補正画素の説明図である。図2において、DAT(1,
1)が注目画素のデータである。
【0048】注目画素の2倍拡大画素の値は4×4マト
リックスの参照画素データに基づき決定する。それに対
するスムージング補正の種類は、領域判定部3の出力信
号bが“1”(写真画像)の時に写真用のスムージング
補正が選ばれ、b=“0”(文字画像)の時に文字用の
スムージング補正が選ばれる。補正データは、クロック
RCLKに同期して記憶部4に順次書き込まれる。図3
は、この時の動作タイミングを示す。
【0049】ここで、補正テーブル部2における相関演
算の内容について説明する。図4はそのフローチャート
である。
【0050】まず、処理に用いるカウンタCOUNT
A,COUNTB,I,Jのゼロクリアを行う(S
1)。カウンタI,Jは参照エリア内の画素の副走査方
向と主走査方向の相対座標を示し、一つの画素の座標は
(I,J)で示される。
【0051】次に、1ライン目(J=0)の4画素につ
いて、DAT(0,0)とDAT(0,1)、DAT
(0,1)とDAT(0,2)、DAT(0,2)とD
AT(0,3)の比較を順に行い、不一致の度にカウン
タCOUNTAをインクリメントする(S2〜S5)。
すなわち、1ライン目について、主走査方向に隣接する
画素の値が異なる箇所(画素値変化箇所)を計数する。
【0052】次に、カウンタI,Jのゼロクリア(S
6)の後、1ライン目より副走査方向について画素値の
変化箇所の計数を行う(S6〜S12)。具体的には、
1ライン目と2ライン目の間でDAT(0,0)とDA
T(1,0)、……、DAT(0,3)とDAT(1,
3)の比較を順に行い、次に2ライン目と3ライン目の
間でDAT(1,0)とDAT(2,0)、……、DA
T(1,3)とDAT(2,3)の比較を順に行い、最
後に3ライン目と4ライン目の間でDAT(2,0)と
DAT(3,0)、……、DAT(2,3)とDAT
(3,3)の比較を順に行い、比較が不一致となる度に
カウンタCOUTAをインクリメントする。
【0053】次に、カウンタI,Jのゼロクリア(S1
3)の後、1列目(I=0)について、副走査方向に隣
接する画素の値の比較を行い、不一致となった箇所をカ
ウンタCOUNTBで計数する(S14〜S17)。D
AT(0,0)とDAT(1,0)、……、DAT
(2,0)とDAT(3,0)。これに続いて、1列目
より主走査方向について、DAT(0,0)とDAT
(0,1)、……、DAT(3,0)とDAT(3,
1)、DAT(0,1)とDAT(0,2)……、DA
T(3,1)とDAT(3,2)、DAT(0,2)と
DAT(0,3)、……、DAT(3,2)とDAT
(3,3)の順に隣接画素の比較を行い、不一致の度に
カウンタCOUNTBをインクリメントする(S19〜
S24)。
【0054】そして、カウンタCOUNTA,COUN
TBの値が共に所定の基準値S(本実施例ではS=4)
以上であるときに(S25,S26の判定結果が両方と
もYESのとき)、現在の注目画素「相関なし」(画素
値変化箇所数が多い)と判定し非相関信号aとして
“1”信号を出力する(S27)。そうでないときは、
a=“0”である。
【0055】領域判定部3は、クロックRCLKに同期
して、非相関信号aが“1”(相関なし)であればカウ
ントアップするが、a=“0”(相関あり)であればク
リアする。すなわち、「相関なし」の画素の連続個数を
カウントする。そしてカウント値が所定の基準値S(本
実施例ではS=4)以上の時に判別信号b=“1”信号
を出力し(写真画像と判定)、そうでない時にb=
“0”を出力する(文字画像と判定)。
【0056】以上の画像判別動作を図5及び図6によっ
て説明する。図5の(a)に示す文字画像の例(これは
図33の(a)に示した画像と同じもの)において、星
印の画素の画像判別を考える。この注目画素の3画素前
では、参照エリアは(b)に示すような位置にあるた
め、相関演算でCOUNTAの値は5、COUNTBの
値は2となり、相関演算の結果は「相関あり」、a=
“0”が出力され、ここで領域判定部(カウンタ)3は
クリアする。その次の画素から当該注目画素までは、そ
れぞれ参照エリアは(c)、(d)、(e)に示すよう
な位置となり、COUNTA,COUNTBの値は共に
4以上となるため、相関演算の結果は「相関なし」とな
ってa=“1”が出力される。したがって、当該注目画
素の時点での領域判定部3のカウント値は3となり「文
字画像」と判定され、b=“0”が出力される。
【0057】同様に図6の(a)に示す写真画像の例
(これは図33の(b)に示した画像と同じもの)にお
いて、星印の画素の画像判別を考える。(b)〜(e)
に示すように、3画素前から当該注目画素までの4画素
についての相関演算結果はすべて「相関なし」となり、
a=“1”が連続して出力されるため、当該注目画素の
時点で領域判定部3のカウント値は4まで増加し「写真
画像」と判定されるので、b=“1”が出力される。
【0058】図5(a)の文字画像と図6(b)の写真
画像は、図33により説明したように4×4マトリック
スの単独参照によっては識別が不可能で、その識別のた
めには参照エリアを4×8まで拡大する必要があったも
のであるが、本発明によれば、4×4の参照エリアでそ
の識別が可能である。これは、本発明では、注目画素の
判定に、それ以前の複数画素についての相関演算結果も
用いるため、実質的な参照エリアが拡大するからであ
る。
【0059】さて、記憶部1からの1ページ分の画像デ
ータの出力が終わると、制御部6はクロックRCLKを
止めて記録スタート信号PSTRを出力する。記録部5
は、記録スタート信号PSTRが入力すると、クロック
PCLKを出力して記憶部4より補正データを順次読み
出し記録する。
【0060】本発明の第2の実施例によれば、図1の領
域判定部3は図7に示す構成とされる。図7において、
21と22はカウンタ、23はラッチ回路である。a,
b,RCLK,CLRは図1に示した同名の信号に対応
した信号である。
【0061】一方のカウンタ21は、クロックRCLK
に同期して、非相関信号aが“1”(相関なし)のとき
にカウントアップし、a=“0”(相関あり)のときに
クリアする。すなわち、カウンタ21は「相関なし」の
画素の連続個数を計数する。そして、カウント値が所定
の基準値S(本実施例ではS=4)以上になると出力信
号cを“1”にする。
【0062】他方のカウンタ22は、クロックRCLK
に同期して、非相関信号aが“0”(相関あり)のとき
にカウントアップし、a=“1”のときにクリアする。
すなわち、「相関あり」の画素の連続個数を計数する。
そして、カウント値が基準値S(本実施例ではS=4)
以上になると出力信号bを“1”にする。
【0063】ラッチ回路23は、c=“1”でd=
“0”のときに判別信号bを“1”(写真画像)とし、
c=“0”でd=“1”のときに判別信号bを“0”
(文字画像)とする。信号c,dの両方とも“0”また
は“1”のときには、判別信号bの状態は変わらない。
【0064】前記第1実施例の領域判定部3の構成によ
れば、「相関なし」の画素が連続する領域内で1画素で
も「相関あり」の画素が出現すると、その位置で判別信
号bが“0”になってしまう。これに対し、本実施例の
領域判定部3の構成によれば、「相関なし」の画素が4
個以上連続した後に「相関あり」の画素が4個以上連続
した場合、あるいは「相関あり」の画素が4個以上連続
した後に「相関なし」の画素が4個以上連続した場合
に、判別信号bの状態が変化し、それ以外の場合には前
の状態を保持するため、より安定な写真/文字判別が可
能である。
【0065】本発明の第3の実施例によれば、図1の領
域判定部3は図8に示す構成とされる。図8において、
31は(L−1)個のラッチ回路を直列接続してなるレ
ジスタ、32は加算器、33は比較器である。本実施例
では、Lは1ラインの総画素数に等しい。a,b,RC
LK,CLRは図1中の同名の信号に対応した信号であ
る。
【0066】非相関信号aは、レジスタ31に入力し、
クロックRCLKに同期して後段のラッチ回路へ順次シ
フトされる。入力した非相関信号aと、レジスタ31の
各段のラッチ回路の出力信号(遅延された信号a)は加
算器32に入力し、入力したLビット信号中の“1”ビ
ットの個数が、加算器32より出力される。この加算値
(「相関なし」の画素の個数)は、比較器33に入力し
て所定の基準値Qと比較され、加算値が基準値Q以上の
ときに判別信号bが“1”となるが、そうでないときは
b=“0”となる。
【0067】このように、本実施例においては、「相関
あり」画素の連続個数ではなく、L個の連続画素中に含
まれる「相関あり」画素が基準の個数より多いか否かに
よって写真/文字判定を行う。この方法は、ノイズの影
響を避けやすく、また大きな単位(例えば、1ライン単
位)での画像判別を安定に行うことができる。
【0068】ただし、本実施例において、画素値の変化
箇所が少ないと判定された画素(a=“0”の画素)の
個数を計数し、この計数値より同様の画像判別を行うよ
うに変更することも可能である。
【0069】なお、ディザ画像において、参照エリア内
の黒率が低い、または高い画素の場合に文字画像領域と
判定されることがある(ただし、そのようなパターンは
文字画像では殆ど出現しない)。より精度の高い画像判
別を行うためには、補正テーブル部2において、前記相
関演算のほかに、参照エリアの黒率の判定を加えたり、
あるいは、写真画像や文字画像の特定パターンの判定を
加えると効果的である。また、本発明による画像識別装
置は、画像記録装置のほかにも様々な用途に応用できる
ものである。
【0070】次に第4〜第6発明の実施例を説明する。
本実施例は第1〜第3発明で用いた文字領域を識別する
機能を用いて文字領域を識別し、文字領域に生じた孤立
点を除去するものである。文字画像の孤立画素の特徴
は、広域にわたり、全白または全黒のエリアが存在する
ことである。このため文字領域における孤立画素は目立
ちやすい。これに対して写真画像はディザや誤差拡散方
式の面積変調で濃度表現しているため、孤立点により成
り立っている。つまり、写真画像は孤立点の集合であ
り、正常な場合と、ゴミ等が入った場合の差は少なく、
孤立点を除去する必要性も少ない。故に本発明では文字
領域に生じた孤立点の除去のみ行うようにしている。
【0071】図9は第4発明を実施する第4実施例と第
5発明を実施する第5実施例の孤立点除去装置のブロッ
ク図である。第4、5実施例は白部分のなかの黒孤立点
を除去するものである。つまり第4実施例は第4発明の
同一色が白の場合の実施例である。
【0072】図9において、記憶部41は、1ページ分
のメモリ容量を持ち、図示していない外部回路から転送
された受信データをあらかじめ記憶している。領域判定
部42は注目画素の周辺M画素分(本実施例では3×3
のマトリックスの場合について説明するが、4×4、5
×5のマトリックスを用いてもよい)を参照し、参照エ
リア内の画素がすべて白画素か否かを判定し、連続した
注目画素の判定結果に基づき文字領域と写真領域を判定
する。孤立画素検出回路43は、注目画素の全周囲の画
素が全て白画素であるか否かを検出し、すべて白の場合
信号cを“1”にする。領域判定部42と孤立画素検出
回路43の出力はNANDゲート44に入力し、NAN
Dゲート44の出力と注目画素D4(黒画素を1、白画
素を0とする)をANDゲート45で論理積をとり、記
録部46はこの値を記録する。主制御部47は上記回路
を制御する。
【0073】図10は第4実施例の領域判定部42の構
成例を示すブロック図である。第4実施例は注目画素の
周辺M画素分を参照し、参照エリア内の画素が全て白画
素である注目画素が所定数連続した場合を文字画像と判
定して、現在の注目画素が白画素であればそのまま、黒
画素であれば、これはゴミなどによる孤立点として白画
素として記録するようにしたものである。
【0074】図11は領域判定する場合の注目画素の周
辺M画素を説明する図である。3×3マトリックスの場
合、中心のD4を注目画素とし、D4とD5を除いた周
囲画素が周辺M画素で、この場合M=7である。なお主
走査はD0よりD2の方向、副走査はD0よりD6の方
向に行われる。
【0075】図12は孤立画素を検出する場合の参照画
素を示す図で、注目画素D4の周囲8画素全てが参照画
素となっている。主走査方向、副走査方向は図11と同
じである。
【0076】図10に示す領域判定部42は、図11に
示す参照画素を入力するNORゲート421と、この出
力を計数するカウンタ422、およびこのカウンタ42
2の出力を所定値Aと比較する比較器423より構成さ
れる。
【0077】図13は孤立画素検出回路43の構成を示
す。NORゲート431より構成され、図12に示すよ
うに注目画素D4の全ての周囲画素D0〜D3,D5〜
D8が入力される。
【0078】以上のように構成された孤立点除去装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず主制御部47は
記憶部41と記録部46に開始信号RSTRを出力す
る。記憶部41は開始信号RSTRが入力されるとクロ
ックRCKに同期して注目画素(現画信号)を含み3×
3マトリックスの参照画素(D0〜D8)を出力する。
なお、以降の説明では白画素は“0”、黒画素は“1”
で表すこととする。
【0079】図10に示す領域判定部42において、参
照画素は図11に示すようにD0〜D3,D6〜D8で
あって、7ビットのNORゲート421に入力され、7
画素がすべて白である場合、信号aを“1”にする。カ
ウンタ422はクロックRCKに同期して信号aが
“1”であるときはカウントアップし、信号aが“0”
の時はカウントクリアする。比較器423はカウンタ4
22の計数値と、あらかじめ設定してある所定値Aとを
比較し、計数値が所定値Aより大きい場合信号bを
“1”にする。この動作により注目画素から連続してA
個以上の前画素の参照画素が全て白画素であることがわ
かり、これは文字領域であることを示す。
【0080】孤立画素検出回路43は図13に示すよう
にD0〜D3、D5〜D8を入力する8ビットのNOR
ゲート431で構成されており、図12に示す参照画素
を入力としている。すべてのビットが白(“0”)の場
合信号cを“1”とする。
【0081】図9に戻り、NANDゲート44は信号b
と信号cがともに“1”の場合、信号dを“0”とす
る。ANDゲート45は、信号d注目画素D4(現画信
号)がともに“1”の場合“1”とする。従って領域判
定の結果、文字領域と判定し(信号bが“1”)かつ孤
立点の場合(信号cが“1”)、d=0となり、注目画
素D4が“1”にかかわらず、白画素(“0”)に変換
する。これにより白画素中にゴミとして黒画素がポッン
と記録されることを防止することができる。記録部46
はクロックRCKに同期して信号eを取り込み順次印字
する。記憶部41は受信データをすべて転送すると終了
信号RFINを出力し、主制御部47は終了信号RFI
Nによって終了を認識する。
【0082】次に第5発明の実施例である第5実施例に
ついて説明する。本実施例は図9において領域判定部4
2が第4実施例と相違する。図14は第5実施例の領域
判定部の構成を示図である。図10とNORゲート42
1、比較器423は同じである。参照画素が全て白か否
か判定するNORゲート421と、この出力aを順次シ
フトして格納するN−1よりなるラッチ回路425と、
ラッチに格納されたN−1個のaと、現在出力された1
個の合計N個のaの値を加算する加算器426と、この
加算器426の出力をAと比較する比較器423から構
成される。
【0083】次に第5実施例の動作について説明する。
全て白画素の場合、信号aを“1”とする。NORゲー
ト421には図11に示す参照画素が入力され、ラッチ
回路425は信号aの値をクロックRCKに同期させ順
次N−1個の構成ラッチにシフトして蓄積する。加算器
426はN−1個のラッチに蓄積された値とNORゲー
ト421を現在出力した1個の値の合計N個の値を加算
し、比較器423に出力する。比較器423は加算結果
とあらかじめ設定した基準値Aと比較し、加算結果がA
以上の場合、信号bを“1”、つまり文字領域として出
力する。
【0084】第5実施例は連続したN画素につき各画素
の参照画素を調べ、参照画素が全て白である画素の数を
加算した値と所定値Aと比較して文字領域であるか否か
を判断する。具体例で説明すると、aの値が「1,0,
1,1,0,1,0」と出力された場合、加算器は4と
カウントし、Aの値を4とすれば文字領域と判定する。
これに対し、第4実施例の場合は「1,1,1,1」と
1が4個連続して発生しないと文字領域とは判定されな
い。この場合連続したN画素のNは7である。このため
参照画素にゴミなどが混じり黒画素となっているものが
あっても、連続したN画素について判断しているので、
このようなノイズに影響されることなく、文字領域であ
るか否かを判断できる。これに対し、第4実施例は参照
画素にゴミが入ると参照画素が全て白である画素の連続
数がAに達しないことになり、文字領域であるにもかか
わらず、写真領域であると誤って判断する場合が生じ
る。
【0085】次に第4発明の第6実施例、第6発明の第
7実施例について説明する。第6、第7実施例は黒画素
中の孤立白点を除去するもので、白画素中の孤立黒点を
除去する第4、第5実施例と、白、黒画素の取り扱いが
逆となったものであり、第6実施例が第4実施例に、第
7実施例が第5実施例に対応する。つまり第6実施例は
第4発明の同一色を黒とした場合である。
【0086】図15は第6、第7実施例の孤立点除去装
置のブロック図である。記憶部51は1ページ分のメモ
リ容量を持ち、図示していない外部回路から転送された
受信データを予め記憶しておく。領域判定部52は注目
画素の図11に示す周辺D0〜D3、D6〜D8画素分
を参照し、参照エリア内の画素がすべて黒画素か否かを
判定し、これを基に文字領域と写真領域を識別する。孤
立画素除去回路53は注目画素の図12に示す周囲画素
D0〜D3、D5〜D8がすべて黒画素の場合信号cを
“1”にする。領域判定部52と孤立画素検出回路53
の出力はANDゲート54で論理積をとり、この出力と
注目画素D4をORゲート55で論理和をとり、記録部
56へ送り、記録部56は順次転送されるデータを印字
する。主制御部57は上記回路を制御する。
【0087】図16は第6実施例の領域判定部52の回
路構成例を示す。図11に示す参照画素D0〜D3、D
6〜D8が全て黒か否かを検出するANDゲート521
と、このANDゲート521の出力をクロックRCKに
同期して計数するカウンタ522と、このカウンタ52
2の計数値を所定値Aと比較する比較器523よりな
る。
【0088】図17は孤立画素検出回路53の回路構成
例を示す。図12に示す参照画素D0〜D3、D5〜D
8がすべて黒か否かを検出するANDゲート531より
構成される。
【0089】以上のように構成された孤立点除去装置に
ついて、以下にその動作を説明する。まず主制御部57
は記憶部51と記録部56に開始信号RSTRを出力す
る。記憶部51は開始信号RSTRが入力されるとクロ
ックRCKに同期して注目画素(現画信号)を含む3×
3マトリックスの参照画素(D0〜D8)を出力する。
【0090】領域判定部52は図16に示す構成よりな
る。参照画素は図11に示すようにD0〜D3、D6〜
D8の7ビットであり、ANDゲート521に入力さ
れ、7画素すべてが黒である場合、信号aを“1”とす
る。カウンタ522はクロックRCKに同期して信号a
が“1”であるときはカウントアップし、信号aが
“0”の時はカウントクリアする。比較器523はカウ
ンタ522の計数値と予め設定してある所定値Aと比較
し、計数値が所定値Aより大きい場合、信号bを“1”
にする。この動作により注目画素から連続してA個以上
の前画素の参照画素が全て黒画素であることがわかり、
これは文字領域であることを示す。
【0091】孤立画素検出回路53は図17に示すよう
に8ビットのANDゲート531からなり、図12に示
すようにD0〜D3、D5〜D8を入力し、すべてが黒
画素の場合、信号cを“1”とする。
【0092】図15に戻り、ANDゲート54は領域判
定部52からの信号bと孤立画素検出回路53からの信
号cがともに“1”の場合、出力信号dを“1”とす
る。ORゲート55は信号dと注目画素(現画信号)の
いずれか一方が“1”のとき“1”とする。従って領域
判定の結果、文字領域と判定(信号bが“1”)かつ孤
立点の場合、注目画素D4(現画信号)が白画素であれ
ば黒画素に変換し、黒画素であればそのまま黒画素とし
て出力する。記録部56はクロックRCKに同期して信
号eを取り込み順次印字する。記憶部51は受信データ
をすべて転送すると終了信号RFINを出力し、主制御
部57は終了信号RFINによって終了を確認する。
【0093】次に第7実施例について説明する。本実施
例は第6実施例と図15において、領域判定部52が相
違する。図18は第7実施例の領域判定部の構成を示す
図である。図16とANDゲート521、比較器523
は同じである。参照画素が全て黒か否か判定するAND
ゲート521と、この出力aを順次シフトして格納する
N−1個よりなるラッチ回路525と、このラッチに格
納されたN−1個のaと現在出力された1個の合計N個
のaの値を加算する加算器526と、この加算器526
の出力を所定値Aと比較する比較器523より構成され
る。
【0094】次に第7実施例の動作について説明する。
ANDゲート521には図11に示す参照画素が入力さ
れ、全て黒画素が入力すると信号aを“1”とする。ラ
ッチ回路525は、信号aの値をクロックRCKに同期
しさ順次ラッチ回路525に蓄積する。加算器526は
ラッチ回路525のデータを加算し、比較器523に出
力する。比較器は、加算結果と予め設定した基準値Aと
を比較し、加算結果がA以上の場合、文字領域であると
して信号bを“1”とする。
【0095】第7実施例は連続したN画素につき各画素
の参照画素をしらべ、参照画素が全て黒である画素の数
を加算した値と所定値Aとを比較して文字領域であるか
否か判断する。第5実施例と同様に参照画素にゴミなど
が混じり、白画素となっていても、連続したN画素につ
いて判断しているので、このようなノイズに影響される
ことなく文字領域を正しく判断することができる。
【0096】以上の第4〜第7実施例については、参照
画素は図11、12に示すように3×3マトリックスに
ついて説明したが、これに限定することなく、4×4、
5×5、……のマトリックスを用いてもよい。マトリッ
クスが大きくなると領域判定、孤立点判定の精度は向上
するが、回路が複雑となる。
【0097】次に第7〜第11発明に係る第8、第9実施
例について説明する。第8,第9実施例は第10発明を実
現したもので間引かれる画素を第1〜第3発明の判定手
段で判定し、縮小処理を行う。図19は第8実施例の構
成図を示し、図1にす構成に縮小処理部60とFIFO
メモリ61を設けたものである。本実施例は記憶部1か
ら出力される注目画素DAT11と1ライン前の同じ位
置にある画素DAT01を入力し、領域判定部3より出
力されるこれらの画素の判定信号bを用いて縮小処理を
行う。本実施例はファクシミリの受信データ等の200
×200dpi(ドット/インチ)の画像データを主走
査方向50%、副走査方向50%縮小して同密度で記録
する場合について説明する。
【0098】図20は縮小処理部60の回路図を示す。
601はセレクタで端子SがLのときは出力YはBの入
力を出力し、端子SがHのときは出力YはAを出力す
る。602は主走査縮小制御部で、図示していない外部
回路から主走査方向の画素数を50%に縮小するための
設定値MPRSを入力し、主走査縮小信号MREDを出
力する。MREDがHレベルに相当する画素が間引か
れ、Lレベルに相当する画素は間引かれない。
【0099】603は副走査縮小制御部で、図示してい
ない外部回路から副走査方向のライン数を50%に縮小
するための設定値SPRSを入力し、副走査縮小信号S
REDを出力する。SREDがHレベルに相当するライ
ンが間引かれ、Lレベルに相当するラインは間引かれな
い。604,605,606はDフリップフロップ、6
07はJKフリップフロップである。
【0100】次に副走査方向50%縮小についてタイミ
ングチャートを用いて説明する。図21は間引かれるラ
インのタイミングチャートを示し、図22は残されるラ
インのタイミングチャートを示す。間引きを行う副走査
縮小信号SREDは副走査縮小制御部603において制
御部6からのラインカウント信号LINCのカウント数
と50%に縮小するための設定値SPRSを比較するこ
とによって発生する。。タイミングチャートにおいてS
REDのHレベルに相当するラインが間引かれ、Lレベ
ルに相当するラインは残される。
【0101】セット信号SはSREDと、クロック信号
RCLKによって動作するDフリップフロップ604の
反転出力とのNANDゲート609の出力であり、リセ
ット信号RはSREDとLINCとのANDゲート60
8の出力である。OR処理信号ORは間引かれるライン
の画素を残るラインの画素に加算する信号であり、セッ
ト信号S、リセット信号Rが入力された場合のJKフリ
ップフロップ607の出力として得られる。
【0102】本実施例の場合、ラインのOR処理は間引
かれるラインと間引かれない次のラインとの間で行われ
ている。これは間引かれるラインを構成する各画素それ
ぞれの判定結果をもとに次のラインの処理を行う際に間
引かれた前ラインとの間でOR処理を行う否かを決定す
るものである。このため、本実施例では、FIFOメモ
リ61を用いることで、現処理ラインの各画素が文字画
像を構成する画素であるか写真画像を構成する画素であ
るかというデータをFIFOメモリ61に書込みなが
ら、同時に前ラインの同一位置にある画素の判定データ
を読み出すことで間引かれるラインの各画素の情報を次
ラインの同一の位置にある画素とのOR処理に反映させ
ている。
【0103】図23はFIFOメモリ61へのアクセス
タイミングを示す図である。信号bは図19の領域判定
部3からの文字画像か写真画像かの判定信号であり、文
字画像の場合がL、写真画像の場合がHである。RCL
Kの立下りでFIFOメモリ61に各画素の判定結果b
が書き込まれ、同時にRCLKの立上げで1ライン前に
判定結果として書き込まれたデータがSHOIとして読
み出される。LINCのL区間がFIFOメモリ61の
リード/ライトイネーブル信号となっている。
【0104】図20、図21を参照して、記憶部1から
クロックRCLKに同期して200×200(dpi)
の画像データが出力されると注目画素DAT(1,1)
と注目画素と同一の位置にある1ライン前の画素DAT
(0,1)を取り込み、DAT(1,1)のみ、または
DAT(1,1)とDAT(0,1)のOR処理をした
信号のいずれかを1画素単位で選択し、1ラインのデー
タを生成する。この選択はANDゲート617で指示さ
れ、OR信号がHで、SHOIがL(つまり文字画像)
の場合はANDゲート617の出力はHとなり、このと
きセレクタ601の出力Yは入力A、つまりORゲート
614より出力されるDAT(1,1)とDAT(0,
1)の和を出力し、ANDゲート617の出力がLの場
合、つまりOR処理しない場合か、する場合でもSHO
IがH(つまり写真画像)の場合はANDゲート617
の出力はLとなり、セレクタ601の出力Yは入力B、
つまりDAT(1,1)のみを出力する。本実施例では
間引かれるラインはOR信号がLとなり、文字画像を構
成する画素か写真画像を構成する画素かに関係なく、O
R処理は行われず、注目画素DAT(1,1)セレクタ
出力Yから1ライン分出力される。しかし、このように
出力されても記憶部4に書き込むためのクロックWCL
Kが発生しないので、間引かれるラインは記憶部4には
書き込まれず消滅する。
【0105】図21は間引きするラインの詳細を拡大し
て示す。拡大されたラインはSREDがHなので間引か
れるラインを示し、この場合、OR信号はLとなり、A
NDゲート617の出力L、このためセレクタ601の
出力YはBへの入力、つまりDAT(1,1)のみが出
力される。つまり間引かれるラインの画素は間引かれな
いラインの画素に加算されない場合である。クロックW
CLKはDフリップフロップ606より出力されるデー
タDATAを記憶部4に書き込むか否かを表す信号でH
のとき書き込む場合を示し、Lのとき書き込まない場合
を示す。つまりこのLの場合が間引きすることを表す。
クロックWCLKはアンドゲート613、インバータ6
10,611,612を介して入力する入力値が1つで
もHの場合はLとなる。図21の場合SREDがHなの
でWCLKはLとなり、このラインデータは間引かれる
ことを表す。なお図21のDATAは主走査方向に間引
きなしとした場合のDフリップフロップ606の出力を
示し、このDATAはWLCKのLにより記憶部4に書
き込まれず間引きされるを示す。
【0106】図22は間引きされないラインを示す。S
REDはLであり、間引きされないラインを示し、OR
はH、SHOIはL(文字画像)なのでANDゲート6
17はHとなりセレクタ601の出力YはDAT(0,
1)とDAT(1,1)との和が出力される。主走査方
向に間引きなしとした場合、Yの出力はDフリップフロ
ップ606よりDATAとして出力され、クロックWL
CKがHのときに記憶部4に書き込まれる。この場合ク
ロックWLCKはクロックRCLKと同じ周期でHとL
が反転した信号となっている。なお、SHOIはライン
単位でHかLを表しているが、本来画素ごとに示される
もので、表示を簡単にするためラインごとに示したもの
である。
【0107】図24は副走査方向縮小なしの場合のタイ
ミングチャートである。この場合、副走査縮小信号SR
EDがLレベルであり続けるのでラインは間引かれな
い。また1ラインの画素が文字画像を構成する画素か写
真画像を構成する画素かに関係なく、OR処理は行われ
ず、注目画素DAT(1,1)がセレクタ出力Yから1
ライン分出力される。
【0108】以上をまとめると、処理系が次ライン(間
引かれた次のライン)に移ると、FIFOメモリ61か
ら間引かれたラインの同一の位置にある各画素が文字画
像を構成する画素か、写真画像を構成する画素かを示す
判定データが次のラインの同一の位置にある画信号に同
期して読み出される。文字画像を構成する画素の場合は
セレクタ出力YからDAT(1,1)とDAT(0,
1)のOR処理した画信号を選択出力し、写真画像を構
成する画素の場合はセレクタ出力YからDAT(1,
1)を選択出力する。以上の動作を1ラインずつ繰り返
すことにより副走査方向OR処理が実施される。そして
出力Yより出力された1ライン分のデータについて、S
REDがHのラインは間引かれ、Lのラインは後述する
主走査方向のOR処理および縮小処理が実施される。
【0109】次に主走査方向の50%縮小について説明
する。本実施例において、主走査方向の縮小は、副走査
方向について図21、図22で示した出力Yからのデー
タが対象となる。図25においてセレクタ601からの
出力YはクロックRCLKごとに1画素ずつ出力され
る。主走査縮小信号MREDのHレベルに相当する画素
が間引かれ、Lレベルに相当する画素は間引かれない。
本実施例の場合、偶数番目の画素が間引かれる。間引か
れる画素が文字画像の場合は判定信号bはLレベルとな
り、次の奇数画素とのOR処理が行われ保存されるが、
間引かれる画素が写真画像の場合は判定信号bはHとな
りOR処理は行われない。
【0110】主走査方向のOR処理はANDゲート61
8、フリップフロップ605、ORゲート619、によ
って行われる。ANDゲート618を通過する画素は文
字画像であること(b=L)、間引かれる画素であるこ
と(MRED=H)の2つの条件を満たしたあと、Dフ
リップフロップ605に入力し、1クロックRCLK遅
れてYからの出力とORゲート619で加算される。図
25において、2つの条件を満し、ANDゲート618
を通過する画素は8番目の画素のみで、この画素が入力
としてORゲート619に入力する。ORゲート61
9の入力はDATx1で示される0,1,…19の全
ての画素である。故に8画素と9画素のみがOR処理さ
れる。
【0111】このようにしてOR処理された画素はイン
バータ610,611,612、ANDゲート613、
Dフリップフロップ606によって間引きされる。AN
Dゲート613がHとなる条件はSREDがLであるこ
と(間引かれないライン)、MREDがLであること
(間引きされない画素)およびRCLKがLとなった場
合で、この場合、クロックWCLKはHとなる。図25
に示すように主走査方向50%縮小時クロックWCLK
はクロックRCLKの2倍の周期となっており、Dフリ
ップフロップ606はクロックWCLKで動作し、記憶
部4にDATAを書き込む。これによりORゲート61
8を出力するデータの内、クロックWCLKがHの時の
データのみがDATAとして出力され、50%の縮小が
なされる。
【0112】このように本実施例では、主走査方向の5
0%縮小におけるOR処理は、セレクタ601の出力Y
からクロックRCLKに同期して出力される画信号と、
同画信号が文字画像を構成する画素であって間引かれる
場合、これをクロックRCLKに対して1周期遅延した
信号との間でOR処理することで実現されている。つま
りクロックRCLKに対して1周期遅延した信号におい
て、それが間引かれる信号でなければOR処理は行われ
ず、写真画像を構成する画素もOR処理は行われない。
【0113】間引きは図25に示すように主走査縮小信
号MREDがHに相当する画素に対して行われ、Lに相
当する画素は間引かれない。図26は主走査方向縮小な
しの場合を示す。この場合、MREDがLでありつづけ
るので、画素は間引かれない。
【0114】本実施例の場合、OR処理は間引く画素と
その次の間引かれない画素との間でのみ行われている。
間引かれる画素に対してOR処理を行うか否かはMRE
Dと、領域判定部3からの判定信号bによって決定され
る。間引かれる画素が文字画像の場合、(b=L),O
R処理を行い、間引かれる画素が写真画像の場合(b=
H)はOR処理は行われない。つまりOR処理を行うか
否かは間引かれる画素の判定結果によって行われる。記
憶部4に書き込む際はクロックRCLKの周期をMRE
Dによって2倍にしたWCLKで50%に縮小したDA
TAを書き込む。上記動作を1ラインずつ繰り返すこと
により主走査方向の縮小が行われる。
【0115】次に第9実施例について説明する。本実施
例も副走査方向、主走査方向共、50%の縮小を行う
が、間引かれる画素が文字画像の場合、これを間引かれ
ず残る画素に加算するOR処理を行うか否かの判断を間
引かれる画素の次の残る画素で行う点が第8実施例と相
違する。第8実施例は間引かれる画素が文字画像である
か否かを判断してOR処理を行っている。
【0116】図27は第9実施例の構成を示す図で、第
8実施例の図19と比べFIFO61がない。これは、
第8実施例は副走査方向のOR処理を行う場合、間引か
れるラインの画素で判定するため、間引かれる1ライン
分をFIFO61に記憶しておく必要があったが、本実
施例は間引かれるラインの次のラインの画素で判断を行
うため、FIFO61は不要となる。
【0117】図28は図27の縮小処理部62の構成を
示す図である。第8実施例の図20と同一のものは同一
符号を使用する。まず副走査ラインのOR処理について
説明する。第8実施例の場合、図20において、AND
ゲート617はOR信号がH、SHOIがLのときHと
なりORゲート614の出力がセレクタ601のYより
出力され2つのラインのOR処理がなされる。OR信号
は図21に示すように間引くラインの次の間引かれない
ラインのときHとなり、SHOIは現在処理の対象とな
っている間引かれないラインの1ライン前の判定信号b
を読み出したものである。つまり間引かれるラインの画
素がLのとき、ANDゲート617がHとなりOR処理
されている。
【0118】これに対し図28に示す第9実施例の場
合、ANDゲート617に入るOR信号は同じである
が、インバータ615に入力する信号は現在処理の対象
となっているラインの判定信号bである。現在処理対象
のラインはOR信号がHライン、つまり図29,30に
示すように間引かれるラインの次の間引かれないライン
である。つまり間引かれるラインの次の間引かれないラ
インの画素によりOR処理をするしないかの判定がなさ
れる。なお、図29は図21に対応し、図30は図22
に対応した図面である。
【0119】次に主走査方向のOR処理について説明す
る。第8実施例の場合、図20において、ANDゲート
618を出力する画素は間引かれる画素でかつその画素
の判定信号bがLの文字画像の場合であり、1クロック
遅れてORゲート619でOR処理がなされる。つまり
間引かれる画素でOR処理するか否か判断されている。
【0120】これに対し、図28に示す第9実施例の場
合、間引かれる画素がANDゲート620を出力し、1
クロック遅れてORゲート621でOR処理される。O
R処理された間引かれる画素の次の画素はANDゲート
623に入り、OR処理されない間引かれる画素の次の
画素はANDゲート622に入る。そしてこの間引かれ
る画素の次の画素の判定結果bがLの場合、インバータ
625からの出力によりORゲートよりANDゲート6
23からのOR処理された画素が出力される。つまりO
R処理された画素を出力するか否かの判断は間引かれる
画素の次の画素によって判断される。
【0121】第9実施例は、副走査方向50%縮小なの
で、副走査方向に関しては第8実施例と同様に1ライン
おきに1ラインを構成する画素が間引かれる。しかし、
副走査方向のOR処理を行うか否かの判断は間引かれた
ラインと同一の位置にある次の間引かれないライン各画
素の判定結果に応じて行われる。OR処理は第8実施例
と同様、間引かれないラインとその直前の間引かれるラ
インの間で行われる。
【0122】また主走査方向50%縮小なので、主走査
方向に関しては第8実施例と同様に1画素おきに画素が
間引かれる。主走査方向のOR処理を行うか否かの判定
は間引かれる画素の次の間引かれない画素で行われ、O
R処理は第8実施例と同様に間引かれない画素とその直
前の間引く画素の間で行われる。その他は副走査方向、
主走査方向とも第8実施例と同様である。
【0123】図29は副走査方向の間引かれるラインの
タイミングチャートを示す。図21と同様で、間引かれ
るラインはOR信号はLであり、OR処理は行われずセ
レクタ601の出力YからはDAT11のみが出力され
る。この場合、クロックWCLKはLなのでDATAは
記憶部4に記憶されない。つまり間引かれることを示
す。
【0124】図30は副走査方向の間引かれるラインの
次の間引かれないラインのタイミングチャートである。
この場合判定信号bはHになっているため、OR信号が
HであってもANDゲート617の出力はLとなり、セ
レクタ601からはDAT11のみがYより出力され
る。つまりOR処理は行われない。クロックWCLKは
主走査方向の縮小を行わないと仮定した場合を示してお
り、周期はクロックRCLKと同じである。つまりこの
場合DAT11の全ての画素が記憶部4に記憶されるこ
と、つまり間引かれないことを示している。
【0125】図31は主走査方向50%縮小のタイミン
グチャートである。主走査縮小信号MREDはDATx
1の偶数番目の画素のときHとなっているので偶数番目
の画素が間引かれることになる。このため記憶部4に記
憶させるクロックWCLKは奇数番目の画素のときHと
なっている。間引かれる画素を次の間引かれない画素と
OR処理するか否かの判断は間引かれない画素つまり奇
数番目の画素の判定信号bによって行われ、bがLの場
合、OR処理が行われる。奇数番目の画素でbがHとな
るのは画素3の場合だけであるのでクロックWCLKに
より間引かれ記憶部4に記憶されるDATAのうちOR
処理されない画素は3のみであることが示されている。
【0126】第8,9実施例はまず副走査方向の縮小を
行い、次に主走査方向の縮小を行ったが、この逆に主走
査の縮小後副走査方向の縮小を行うこともできる。また
第8,9実施例とも文字画像か写真画像かの判定は第1
〜第3発明を利用しているが、これ以外の方法で判定し
てもよい。また、縮小率は50%の場合について説明し
たが、任意の縮小率についても第7〜第11発明を実施
することができる。
【0127】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、以下の効果を有するものである。 (1)第1乃至第3の発明は、実質的な参照エリアの大
きさは個々の画素の参照エリアに比べ拡大されたと見做
すことができるため、参照エリアの大きさを最小限に抑
えて、その参照エリアの大きさでは判別が不可能であっ
たような画像の判別も可能となる。 (2)写真画像領域において、画素値変化箇所が多い画
素の連続中に画素値変化箇所が少ない画素が局所的に出
現することがある。第2の発明または第3の発明は、写
真画像領域中に局所的に出現する画素値変化箇所の少な
い画素の領域、あるいは、文字画像領域中に局所的に出
現する画素値変化箇所の多い画素の領域も、正しく判別
することが可能である。 (3)第3の発明は、ノイズの影響を避け安定な画像判
別が可能であり、また大きな単位での画像判別を安定に
行うことができる。 (4)第4乃至第7の発明は、参照エリアの大きさを最
小限に抑えて、文字画像領域を精度よく判定し、文字画
像領域の孤立点を除去して高品質な画像を得ることがで
きる。 (5)第7乃至第11の発明は、間引かれる画素が文字
画像か写真画像かを判定し、文字画像の場合のみ残る画
素に間引かれる画素を加算するので、縮小処理により文
字画像に縮小による切れ目などが入ることがなくなり、
写真画像については加算処理は行われないので、加算処
理を写真画像に行った場合に生じる全体が黒くなった
り、白くなったりすることを防止でき、高品質の縮小画
像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図2】参照画素と補正データの説明図
【図3】動作タイミング図
【図4】相関演算のフローチャート
【図5】(a)文字画像の例を示す図 (b)〜(e)文字画像の判別経過を示す図
【図6】(a)写真画像の例を示す図 (b)〜(e)写真画像の判別経過を示す図
【図7】本発明の第2の実施例による領域判定部のブロ
ック図
【図8】本発明の第3の実施例による領域判定部のブロ
ック図
【図9】第4、5実施例の孤立点除去装置ブロック図
【図10】第4実施例の領域判定部のブロック図
【図11】領域判定の注目画素と参照画素を示す図
【図12】孤立画素検出の注目画素と参照画素を示す図
【図13】第4、5実施例の孤立画素検出回路の構成図
【図14】第5実施例の領域判定部のブロック図
【図15】第6、7実施例の孤立点除去装置のブロック
【図16】第6実施例の領域判定部のブロック図
【図17】第6、7実施例の孤立画素検出回路の構成図
【図18】第7実施例の領域判定部のブロック図
【図19】第8実施例の構成図
【図20】第8実施例の縮小処理部構成図
【図21】第8実施例の副走査方向50%縮小で間引か
れるラインのタイミングチャート図
【図22】第8実施例の副走査方向50%縮小で間引か
れないラインのタイミングチャート図
【図23】FIFOメモリへの判定結果のアクセスタイ
ミングチャート図
【図24】副走査方向縮小なしの場合のタイミングチャ
ート図
【図25】第8実施例の主走査方向50%縮小のタイミ
ングチャート図
【図26】主走査方向縮小なしの場合のタイミングチャ
ート図
【図27】第9実施例の構成図
【図28】第9実施例の縮小処理部構成図
【図29】第9実施例の副走査方向50%縮小で間引か
れるラインのタイミングチャート図
【図30】第9実施例の副走査方向50%縮小で間引か
れないラインのタイミングチャート図
【図31】第9実施例の主走査方向50%縮小のタイミ
ングチャート図
【図32】(a)〜(q)ディザ法による擬似中間調表
現の例を示す図
【図33】(a)文字画像の例を示す図 (b)写真画像の例を示す図 (c)文字画像の4×4の参照エリアのパターンを示す
図 (d)写真画像の4×4の参照エリアのパターンを示す
図 (e)文字画像の4×8の参照エリアのパターンを示す
図 (f)写真画像の4×8の参照エリアのパターンを示す
【図34】孤立点除去方式の一例を示す図
【符号の説明】
1,4 記憶部 2 補正テーブル部 3 領域判定部 5 記録部 6 制御部 8 画像データ入力用端子 9 クロック出力用端子 a 非相関信号 b 判別信号 21,22 カウンタ 23 ラッチ回路 31 レジスタ 32 加算器 33 比較器 41,51 記憶部 42,52 領域判定部 43,53 孤立画素検出部 46,56 記録部 47,57 主制御部 422,522 カウンタ 423,523 比較器 424,525 ラッチ回路 426,526 加算器 60,62 縮小処理部 61 FIFOメモリ 601 セレクタ 602 主走査縮小制御部 603 副走査縮小制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像データの各画素について、その
    参照エリア内の画素値の変化個所がある基準に対して多
    いか少ないかを判定する手段と、この手段により変化個
    所が多いと判定された画素の連続して出現した個数を計
    数し、計数値が所定値以上であるときに写真画像である
    と判定し、そうでないときに文字画像であると判定する
    手段とを有する画像判別装置。
  2. 【請求項2】 2値画像データの各画素について、その
    参照エリア内の画素値の変化個所がある基準に対して多
    いか少ないかを判定する判定手段と、この判定手段によ
    り変化個所が多いと判定された画素の連続して出現した
    個数を計数する第1の計数手段と、前記判定手段により
    変化個所が少ないと判定された画素の連続して出現した
    個数を計数する第2の計数手段と、前記第1の計数手段
    の計数値が所定値以上でかつ前記第2の計数手段の計数
    値が所定値未満のときに写真画像と判定し、前記第1の
    計数手段の計数値が所定値未満かつ前記第2の計数値が
    所定値以上であるときに文字画像と判定し、他の条件で
    は直前画素と同じ判定をする手段とを有する画像判別装
    置。
  3. 【請求項3】 2値画像データの各画素について、その
    参照エリア内の画素値の変化個所がある基準に対して多
    いか少ないかを判定する判定手段と、連続した所定個の
    画素の中で前記判定手段により画素値の変化個所が多い
    または少ないと判定された画素の個数により、写真画像
    であるか文字画像であるかを判定する手段とを有する画
    像判別装置。
  4. 【請求項4】 2値画像データの各画素について、注目
    画素の周囲の所定参照エリア内の画素が全て同一色の画
    素か否か判定する手段と、前記参照エリア内の全画素が
    同一色であり、かつ隣接する参照エリアの画素が同一色
    となる画素の連続数を計数する計数手段と、この計数手
    段の値が所定値以上の時、注目画素を前記同一色の画素
    として記録させる画素変更手段とを有する孤立点除去装
    置。
  5. 【請求項5】 2値画像データの各画素について、注目
    画素の周囲の所定の参照エリア内の画素が全て白画素か
    否か判定する手段と、注目画素までの連続した所定画素
    数の判定結果のうち前記参照エリア内の画素が全て白画
    素である画素数を計数する計数手段と、この計数手段の
    値が所定値以上のとき注目画素を白画素として記録させ
    る画素変換手段とを有する孤立点除去装置。
  6. 【請求項6】 2値画像データの各画素について、注目
    画素の周囲の所定の参照エリア内の画素が全て黒画素か
    否か判定する手段と、注目画素までの連続した所定画素
    数の判定結果のうち前記参照エリア内の画素が全て黒画
    素である画素数を計数する計数手段と、この計数手段の
    値が所定値以上のとき注目画素を黒画素として記録させ
    る画素変換手段とを有する孤立点除去装置。
  7. 【請求項7】 主走査方向の縮小率に応じて間引く画素
    を除いて記録する画像縮小装置であって、請求項1〜3
    のいずれかの判定手段と、間引く画素およびこれに隣接
    する残る画素の内、予め定めた画素を判定対象画素と
    し、この判定対象画素の前記判定手段による判定結果が
    文字画像である場合、間引かれる画素と隣接する残る画
    素との論理和をとる演算手段を有する画像縮小装置。
  8. 【請求項8】 副走査方向の縮小率に応じて間引くライ
    ンを除いて記録する画像縮小装置であって、請求項1〜
    3のいずれかの判定手段と、間引くラインおよびこれに
    隣接する残るラインの内予め定めたラインを判定ライン
    とし、この判定ラインの画素が前記判定手段により文字
    画素であると判定された場合は、判定ラインの画素と主
    走査方向に同じ位置にある間引かれるラインの画素と隣
    接する残るラインの同じ位置にある画素との論理和をと
    る演算手段を有する画像縮小装置。
  9. 【請求項9】 縮小率に応じて間引くラインを除き、残
    ったラインより間引く画素を除いて記録する画像縮小装
    置であって、請求項1〜3のいずれかの判定手段と、間
    引くラインおよびこれに隣接する残るラインの内予め定
    めたラインを判定ラインとし、この判定ラインの画素が
    前記判定手段により文字画素であると判定された場合
    は、判定ラインの画素と主走査方向に同じ位置にある間
    引かれるラインの画素と隣接する残るラインの同じ位置
    にある画素との論理和をとる第1演算手段と、残ったラ
    インについて主走査方向に間引く画素およびこれに隣接
    する残る画素の内予め定めた画素を判定画素とし、この
    判定画素の前記判定手段による判定結果が文字画像であ
    る場合、間引かれる画素と隣接する残る画素との論理和
    をとる第2演算手段を有する画像縮小装置。
  10. 【請求項10】 主走査方向の縮小率に応じて間引く画素
    を除いて記録する画像縮小装置であって、2値画像デー
    タの各画素について文字画像であるか写真画像であるか
    判定する判定手段と、間引く画素およびこれに隣接する
    残る画素の内、予め定めた画素を判定対象画素とし、こ
    の判定対象画素の前記判定手段による判定結果が文字画
    像である場合、間引かれる画素と隣接する残る画素との
    論理和をとる演算手段を有する画像縮小装置。
  11. 【請求項11】 副走査方向の縮小率に応じて間引くライ
    ンを除いて記録する画像縮小装置であって、2値画像デ
    ータの各画素について文字画像であるか写真画像である
    か判定する判定手段と、間引くラインおよびこれに隣接
    する残るラインの内予め定めたラインを判定ラインと
    し、この判定ラインの画素が前記判定手段により文字画
    素であると判定された場合は、判定ラインの画素と主走
    査方向に同じ位置にある間引かれるラインの画素と隣接
    する残るラインの同じ位置にある画素との論理和をとる
    演算手段を有する画像縮小装置。
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