JP3007521B2 - 網点データ生成装置 - Google Patents

網点データ生成装置

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JP3007521B2
JP3007521B2 JP5350501A JP35050193A JP3007521B2 JP 3007521 B2 JP3007521 B2 JP 3007521B2 JP 5350501 A JP5350501 A JP 5350501A JP 35050193 A JP35050193 A JP 35050193A JP 3007521 B2 JP3007521 B2 JP 3007521B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像のラスタデータ
から網点データを生成する網点データ生成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13は、製版用の感光フィルムに画像
を記録する画像記録システムの構成を示すブロック図で
ある。この画像記録システムは、文字と図形と絵柄の画
像データを統合してラスタデータを作成するRIP(ラ
スタイメージプロセッサ)処理部と、2値ビットマップ
メモリと、フィルムレコーダと、各部のタイミングを調
整するタイミング制御部とを備えている。RIP処理部
は、網掛け処理を行なうための網掛け処理部を内蔵して
おり、この網掛け処理部が、網掛け領域における2値の
ラスタデータを生成する。この2値ラスタデータは、フ
ィルムレコーダが網点を生成する際の各ドットの露光の
オン/オフを示す網点データである。フィルムレコーダ
は、2値ビットマップメモリから走査順に読出された網
点データに応じて画像を感光フィルム上に記録する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年では絵柄を再現す
る際の網点の品質の向上の要求が強く、このために、フ
ィルムレコーダにおける分解能を向上させたいという要
望がある。高品質の網点を生成するには、例えば400
0dpi程度の分解能が要求される。
【0004】従来の画像記録システムでは、RIP処理
部の分解能とフィルムレコーダの分解能の比が所定の値
に固定されているので、フィルムレコーダにおける分解
能を高めるためには、RIP処理部の分解能もこれに比
例して高める必要があった。しかし、RIP処理の分解
能を高めるとRIP処理に要する時間が膨大になるとい
う問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、高分解能で網点
を生成する際にもRIP処理の処理時間を過度に増大さ
せることのない網点データ生成装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するため、この発明の網点データ生成装置は、多値
ラスタデータを記憶する多値ビットマップメモリと、前
記多値ビットマップメモリから読出された多値ラスタデ
ータに網掛け処理を行なうことによって網点データを生
成する網掛け処理手段と、少なくとも前記多値ラスタデ
ータの分解能RR と前記網点データの分解能RO の比R
R /RO を示すパラメータを記憶する分解能レジスタ
と、主走査網掛けタイミング信号と副走査網掛けタイミ
ング信号とを前記網掛け処理手段に供給するとともに、
主走査読出タイミング信号と副走査読出タイミング信号
とを前記多値ビットマップメモリに供給するタイミング
制御手段と、を備える。前記分解能の比RR /RO とし
ては、前記比の逆数RO /RR が整数でない値を設定可
能である。また、前記タイミング制御手段は、前記主走
査読出タイミング信号として、前記主走査網掛けタイミ
ング信号の周波数に前記分解能の比RR /RO を乗じた
周波数を有する信号を生成するとともに、前記副走査読
出タイミング信号として、前記副走査網掛けタイミング
信号の周波数に前記分解能の比RR /RO を乗じた周波
数を平均的に有し、かつ、前記網点データにおける主走
査方向の出力ライン同士の境界において前記多値ビット
マップメモリから読みだされる多値ラスタデータの読出
ラインが切換えられることを示す信号を生成することに
よって、前記分解能の比に応じて前記網掛け処理手段に
網掛け処理を実行させる。
【0007】タイミング制御手段は、網掛けタイミング
信号と、分解能レジスタに設定されたパラメータで示さ
れる分解能の比RR /RO に応じた周波数を有する読出
タイミング信号を生成するので、網掛け処理手段が分解
能の比RR /RO に応じて網掛け処理を実行して分解能
RO の網点データを生成する。従って、分解能の比RR
/RO を適切に設定することによって、ラスタデータを
生成するためのRIP処理の所要時間を比較的短く抑え
つつ、高分解能の網点データを生成することができる。
また、分解能の比RR /RO としては、その比の逆数R
O /RR が整数でない値を設定できるので、分解能RR
,RO の任意の組合せに関して網点データを生成する
ことが可能である。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例としての画像記
録システムを示すブロック図である。この画像記録シス
テムは、RIP処理部30と、多値ビットマップメモリ
32と、網掛け処理部34と、フィルムレコーダ36
と、タイミング制御部38と、分解能設定レジスタ40
とを備えている。
【0009】RIP処理部30は、文字と図形を表わす
ベクトルデータと絵柄を表わす画像データとを統合する
RIP処理を行ない、これによって多値ラスタデータD
RASを生成する。RIP処理部30は、多値ラスタデ
ータDRASとともに書込アドレスADDRも多値ビッ
トマップメモリ32に供給する。多値ビットマップメモ
リ32へのラスタデータの書込みのタイミングは、タイ
ミング制御部38から与えられる書込タイミング信号S
W によって規定される。
【0010】多値ビットマップメモリ32に記憶された
ラスタデータDRASは、タイミング制御部38から与
えられる読出タイミング信号SR に同期して読出され、
網掛け処理部34に与えられる。網掛け処理部34は、
タイミング制御部38から与えられる網掛けタイミング
信号SD に同期して網掛け処理を行なって網点データD
DOTを生成し、フィルムレコーダ36に供給する。
【0011】分解能設定レジスタ40には、オペレータ
によって設定されたRIP分解能RR と出力分解能RO
が記憶される。RIP分解能RR は多値ラスタデータD
RASの分解能であり、出力分解能RO は網点データD
DOTの分解能である。
【0012】図2は、出力分解能RO とRIP分解能R
R との種々の関係を示す説明図である。図2(A),
(B),(C),(D)は、それぞれ分解能の比RR /
RO が1/1,1/2,1/3,1/4の場合を示して
おり、実線は多値ラスタデータDRASの1画素(以
下、「RIP画素」と呼ぶ)の輪郭、一点鎖線は網点デ
ータDDOTの1ドット(以下、「出力ドット」と呼
ぶ)の輪郭を示している。図2においては、RIP分解
能RR を2000dpiと仮定しており、出力分解能R
O はそれぞれの分解能の比RR /RO に応じた値となっ
ている。これらの図からも解るように、一般に、1つの
RIP画素が(RO /RR )×(RO /RR )個の出力
ドットに相当する。なお、図2の斜線部は露光されて網
点を構成する領域である。
【0013】RIP処理部30が同じ分解能RR (=2
000dpi)で処理を行なった場合にも、後述するタ
イミング制御部38の機能によって、図2に示すように
網点データの分解能を高めることが可能である。この画
像記録システムでは、RIP分解能RR と出力分解能R
O を任意に設定できるので、RIP分解能RR を比較的
低い値に設定し、出力分解能RO を比較的高い値に設定
しておけば、RIP処理の所要時間を過度に増大させる
ことなく高分解能の画像記録処理を行なうことができ
る。なお、分解能RR ,RO としては、分解能の比RR
/RO の逆数が整数になるように設定することが好まし
いが、後述するように整数でない値とすることも可能で
ある。
【0014】図3は、タイミング制御部38と分解能設
定レジスタ40の内部構成を示すブロック図である。タ
イミング制御部38は、書込タイミング制御部50と、
主走査読出タイミング発生部52と、副走査読出タイミ
ング発生部54と、PLLパルス発生部56と、補間パ
ルス発生部58と、初期値レジスタ60と、分解能比計
算部62と、出力モードレジスタ64と、網掛けタイミ
ング発生部66とを備えている。
【0015】書込タイミング制御部50は、RIP処理
部30から与えられたRIP処理制御クロックRCLK
に基づいて、書込タイミング信号SW と読出許可信号E
NRとを生成する。書込タイミング信号SW はRIP処
理制御クロックRCLKと同じ周波数の信号であり、多
値ラスタデータDRASを多値ビットマップメモリ32
に書き込むタイミングを規定するクロック信号である。
読出許可信号ENRは、多値ビットマップメモリ32か
らの多値ラスタデータDRASの読出を許可する信号で
あり、読出許可信号ENRがHレベルの間においての
み、読出タイミング発生部52,54から読出タイミン
グ信号SRY,SRXが出力される。
【0016】網掛けタイミング発生部66は、フィルム
レコーダ36から与えられた主走査クロックYCLKと
副走査クロックXCLKとに基づいて、網掛けタイミン
グ信号SDY,SDXを生成する。クロックYCLK,XC
LKと網掛けタイミング信号SDY,SDXの関係について
は後述する。
【0017】図4は、PLLパルス発生部56の内部構
成を示すブロック図である。PLLパルス発生部56
は、PLL回路70と分周器72とを備えている。PL
L回路70は、主走査網掛けタイミング信号SDYの周波
数fDYのM倍の周波数fDY・Mの信号を生成し、分周器
72はPLL回路70の出力信号の周波数を1/Nに分
周することによって、周波数がfDY・M/NのPLLパ
ルス信号PLLPを出力する。
【0018】一般に、PLL回路70の設定値Mとして
は分解能の比RR /RO を約分した分数の分子の値が設
定され、分周器72の設定値Nとしては分解能の比RR
/RO を約分した分数の分母の値が設定される。例え
ば、分解能の比RR /RO が2000dpi/8000
dpiの場合には、この比を約分した分数1/4の分子
の値1がPLL回路70に設定され、分母の値4が分周
器72に設定される。従って、網掛けタイミング信号S
DYの周波数fDYと、PLLパルス信号PLLPの周波数
fPLL との間には次の関係がある。 fPLL =fDY・M/N=fDY・RR /RO …(1) なお、分解能の比RR /RO は、分解能比計算部62に
よって計算されてPLLパルス発生部56に供給され
る。
【0019】主走査読出タイミング発生部52は、PL
LパルスPLLPを所定の期間だけ遅延させて主走査読
出タイミング信号SRYとして出力する。従って、上記
(1)式と同様に、網掛けタイミング信号SDYの周波数
fDYと、読出タイミング信号SRYの周波数fRYとの間に
は次の関係がある。 fRY=fDY・RR /RO …(2)
【0020】補間パルス発生部58は、副走査網掛けタ
イミング信号SDXを必要に応じて補間することによっ
て、補間パルスINPを生成する。補間処理の内容につ
いては後述する。また、副走査読出タイミング発生部5
4は、補間パルスINPを所定の期間だけ遅延させて副
走査読出タイミング信号SRXとして出力する。
【0021】図5は、分解能の比RO /RR を1/1に
設定した場合における主走査方向の網掛け処理の動作を
示すタイミングチャートである。図5(a)〜(d)
は、多値ビットマップメモリ32へのデータの書込と読
出のタイミングを示している。RIP処理部30から供
給された(m−1),m,(m+1)番目の画素の書込
ラスタデータDRASW は、書込タイミング制御部50
(図3)から出力される書込タイミング信号SW の立下
りエッジに応じて多値ビットマップメモリ32に書き込
まれる。これと並行して、(n−1),n,(n+1)
番目の画素の読出ラスタデータDRASR が、読出タイ
ミング信号SRYの立下りエッジに応じて多値ビットマッ
プメモリ32から順次読み出される。多値ビットマップ
メモリ32は、データの書込と読出を同時に行うことが
できるデュアルポートメモリである。
【0022】読出ラスタデータDRASR は、網掛け処
理部34において網掛けタイミング信号SDY(図5
(f))の立下りエッジに応じて網掛けされ、ドットO
n-1 ,On ,On+1 の網点データDDOT(図5
(g))に順次変換される。分解能の比RR /RO が1
/1の場合には、PLLパルス発生部56(図4)にお
ける設定値M,Nが共に1に設定されるので、網掛けタ
イミング信号SDYがそのままPLLパルスPLLPとし
て出力される。主走査読出タイミング発生部52は、こ
のPLLパルスPLLPを所定の遅延時間Tだけ遅らせ
て読出タイミング信号SRYとして出力する。読出タイミ
ング信号SRYをPLLパルスPLLPから遅延させるの
は、網掛けタイミング信号SDYの立下りエッジにおいて
読出ラスタデータDRASR を確立しておくためであ
る。分解能の比RR /RO が1/1の場合には、図5
(c),(f)に示すように、読出タイミング信号SRY
と網掛けタイミング信号SDYの周期は等しい。
【0023】図6は、分解能の比RR /RO が1/1の
場合における副走査方向の網掛け処理の動作を示すタイ
ミングチャートである。分解能の比RR /RO が1/1
の場合には、図6(a)〜(f)に示すように、副走査
方向に関するクロックXCLKと読出タイミング信号S
RXと網掛けタイミング信号SDXの周期は互いに等しく、
また、主走査方向に関するクロックYCLKと読出タイ
ミング信号SRYと網掛けタイミング信号SDYの周期も互
いに等しい。但し、図6では、網掛けタイミング信号と
読出タイミング信号との間の遅延時間T(図5)は図示
の便宜上省略している。図6(g),(h)に示すよう
に、RIP画素のラインRL1〜RL4の読出ラスタデ
ータDRASR から、出力ドットのラインL1〜L4の
網点データDDOTがそれぞれ生成される。
【0024】図7は、分解能の比RR /RO を1/4に
設定した場合における主走査方向の網掛け処理の動作を
示すタイミングチャートである。図7(a)〜(d)の
波形は図5(a)〜(d)と同じである。分解能の比R
R /RO が1/4の場合には、PLLパルス発生部56
(図4)における設定値Mが1に、Nが4にそれぞれ設
定され、この結果、網掛けタイミング信号SDYが1/4
に分周されてPLLパルスPLLPとして出力される。
このPLLパルスPLLPが所定の周期Tだけ遅延され
て読出タイミング信号SRYとなる。
【0025】n番目の画素の読出ラスタデータDRAS
R は、網掛け処理によって4本のラインL1〜L4上の
ドットOn-11〜On-14,On-21〜On-24,On-31〜On-
34,On-41〜On-44の網点データDDOT(図7
(g))に変換される。なお、図7の網点データDDO
Tは、図2(D)に示す4本のラインL1〜L4上のド
ットのオン/オフを表すデータである。
【0026】図8は、分解能の比RR /RO が1/4の
場合における副走査方向の網掛け処理の動作を示すタイ
ミングチャートである。図8(a)に示す副走査クロッ
クXCLKは、分解能の比RR /RO が1/1の場合に
おける図6(a)の信号と同じであるが、図8(b)に
示す主走査クロックYCLKは、図6(b)の信号の4
倍の周波数を有している。網掛けタイミング信号SDX,
SDY(図8(e),(f))は、図8(a),(b)に
示す走査クロックXCLK,YCLKと同じ周期をそれ
ぞれ有している。網掛けタイミング信号SDX,SDYは、
PLLパルス発生部56と補間パルス発生部58によっ
てそれぞれ1/4に分周され、さらに読出タイミング発
生部52,54で所定の期間だけ遅延されて、読出タイ
ミング信号SRX,SRY(図8(c),(d))となる。
従って、読出タイミング信号SRX,SRYは、網掛けタイ
ミング信号SDX,SDYの周波数の1/4の周波数を有す
る信号となっている。
【0027】図8に示すように、副走査クロックXCL
K(図8(a))が4パルス発生する間は、同一の読出
ラインRL1上の読出ラスタデータDRASR が4回繰
り返して読み出され(図8(g))、この同じ読出ラス
タデータDRASR から4本の出力ラインL1〜L4上
のドットの網点データDDOTが生成される(図8
(h))。なお、読出ラインRL1は、図2(D)に示
すように、RIP画素の幅を有する走査線であり、出力
ラインL1〜L4は出力ドットの幅を有する走査線であ
る。図2(D)の例では、1本の読出走査線が4本の出
力走査線に相当する。
【0028】前述の図7(g)に示す網点データDDO
Tは、図8(h)のように、出力ライン1本毎に順次生
成される網点データDDOTの相互の関係を示すため
に、4本のラインL1〜L4の網点データDDOTの波
形をまとめて描いたものである。すなわち、実際には4
本の出力ラインの網点データが図7(g)に示すように
同時に生成されるわけではなく、図8(h)に示すよう
に各出力ラインの網点データDDOTが順次生成され
る。
【0029】ただし、網掛け処理部34内に複数の網発
生器(ドットジェネレータ)を設けるようにすれば、4
本の出力ラインL1〜L4の網点データを同時に生成す
ることも可能である。この場合には、図8のタイミング
チャートは図9のように書き換えられる。すなわち、副
走査クロックXCLKの4パルスのうちの所定の1つの
パルス(図9の例では最初のパルス)の後に4つの出力
ラインL1〜L4について網掛け処理が並列的に実行さ
れる。
【0030】図10は、4本の出力ラインに関して並列
的に網掛け処理を行うことのできる網掛け処理部34の
構成を示すブロック図である。網掛け処理部34は、4
つの網発生器81〜84と、マルチプレクサユニット8
5とを備えている。各網発生器には共通の読出ラスタデ
ータDRASR と網掛けタイミング信号SD とが与えら
れている。従って、4つの網発生器81〜84は、図9
(h)に示すように、同一の読出ラスタデータDRAS
R から4本の出力ラインL1〜L4に関する網点データ
を並列的に生成する。
【0031】4つの網発生器81〜84で生成された網
点データはマルチプレクサユニット85に与えられる。
マルチプレクサユニット85には、網掛けタイミング信
号SD と動作モードセレクト信号SMSとが網掛けタイミ
ング発生部66(図3)から与えられている。動作モー
ドセレクト信号SMSは、フィルムレコーダ36における
同時出力ライン数と、フィルムレコーダ36への網点デ
ータの出力フォーマットを示す信号である。ここで、
「同時出力ライン数」とは、フィルムレコーダ36が同
時に露光を行う出力ラインの数であり、「網点データの
出力フォーマット」とはフィルムレコーダ36が受け取
る網点データDDOTのインターリーブ(データ配列)
のフォーマットである。これらの動作モードは、出力モ
ードレジスタ64(図3)に予め設定されている。マル
チプレクサユニット85内に設けられているデコーダ8
6は、動作モードセレクト信号SMSの内容をデコードし
て、その出力フォーマットに応じて4つの網発生器81
〜84から与えられた網点データDDOTを出力する。
【0032】なお、網掛け処理部34に設ける網発生器
の個数は、4つに限らず、フィルムレコーダ36の同時
出力ライン数の最大値と同じ個数だけ設けるようにして
もよい。
【0033】図11は、分解能の比RR /RO が2/5
の場合の副走査方向と主走査方向の動作を示す説明図で
ある。図11において、太い実線はRIP画素P11,P
12,P21,P22の輪郭を示しており、一点鎖線は出力ド
ットOij(i=1〜5,j=1〜5)の輪郭を示してい
る。
【0034】図4において説明したように、PLL回路
70の設定値Mは分解能の比RR /RO の分子の値2に
等しく設定され、分周器72の設定値Nは分解能の比R
R /RO の分母の値5に等しく設定される。従って、P
LLパルス発生部56からは、網掛けタイミング信号S
DYの2/5倍の周波数を有するPLLパルスPLLPが
出力される。このPLLパルスPLLPは、主走査読出
タイミング発生部52によって所定の期間Tだけ遅延さ
れて読出タイミング信号SRYとして出力される。従っ
て、主走査方向の読出タイミング信号SRYは、図11の
左側に示すように、網掛けタイミング信号SDYの2/5
倍の周波数を有する信号となる。
【0035】図11に左側に示す読出ラスタデータDR
ASR と網点データDDOTは、3番目の出力ラインL
3におけるデータを示している。なお、出力ラインL3
上の最初の3つの出力ドットO31〜O33の網掛けに際し
ては画素P21のラスタデータが使用され、次の2つの出
力ドットO34,O35の網掛けに際しては画素P22のラス
タデータが使用される。
【0036】副走査方向の読出タイミング信号SRXは、
副走査方向の網掛けタイミング信号SDXに基づいて補間
パルス発生部58(図3)が生成した補間パルスINP
を、副走査読出タイミング発生部54が所定の期間だけ
遅延させることによって生成される。補間パルス発生部
58は、デジタル線分を発生するためのいわゆるブレセ
ンハム(Bresenham )の方法と同様のアルゴリズムに従
って補間パルスINPを生成する。ブレセンハムの方法
は、デジタル画像処理の分野において周知の技術であ
り、例えば、「コンピュータディスプレイによる図形処
理工学」(山口富士夫著、日刊工業新聞社、昭和56年
6月30日発行)の第54頁〜第56頁に記載されてい
る。
【0037】図12は、ブレセンハムの方法に従って補
間パルスINPを生成する手順を示すフローチャートで
あり、上述の文献の第55頁に記載されているものを本
実施例に適用したものである。なお、副走査読出タイミ
ング信号SRXは補間パルスINPと同じ周波数を有する
信号なので、以下では「補間パルスINP」ではなく、
「読出タイミング信号SRX」を生成する手順として説明
する。
【0038】図12において、Eは副走査方向の読出タ
イミング信号SRXのパルスを発生させるか否かを判断す
るためのパラメータ、ΔR/ΔDは同時出力ライン数N
B に分解能の比RR /RO を乗じた値(=NB ・RR /
RO )、IDは副走査方向の網掛けタイミング信号SDX
のパルス数、IRは副走査方向の読出タイミング信号S
RXのパルス数、MAXは画面上の出力ライン総数、であ
る。
【0039】今、同時出力ライン数NB を1と仮定する
と、ΔR/ΔDの値はRR /RO =2/5である。従っ
て、ステップS1におけるパラメータEの値は−0.1
である。ステップS2では、パルス数を示すパラメータ
ID,IRに初期値ID0 ,IR0 が設定される。この
実施例では、初期値ID0 ,IR0 は共に0に設定され
る。なお、初期値ID0 ,IR0 と出力ライン総数MA
Xの値は、初期値レジスタ60(図3)に登録されてい
る。
【0040】ステップS3では、網掛けタイミング信号
SDXのパルス数IDが出力ライン総数MAXに等しくな
ると処理を終了する。
【0041】図11の下部に示す時刻t1において網掛
けタイミング信号SDXが1パルス発生すると、ステップ
S4においてそのパルス数を示すパラメータIDが1つ
インクリメントされる。この時、パラメータEの値はス
テップS1における値(=−0.1)のままであり0以
下なので、ステップS5からS8に移行する。ステップ
S8では、パラメータEにΔR/ΔD=2/5が加算さ
れ、これによって、パラメータEの値が+0.3とな
る。この後、図11の時刻t2において網掛けタイミン
グ信号SDXが1パルス発生すると、パラメータEが0よ
りも大きいので、ステップS6において読出タイミング
信号SRXを1パルス発生させ、ステップS7においてパ
ラメータEから1が減算される。
【0042】上述の手順によれば、図11の時刻t1か
らt2までの間における2本の出力ラインL1,L2の
網掛け処理には第1の読出ラインRL1上の画素P11,
P12のラスタデータが使用され、時刻t2以降の3本の
出力ラインL3,L4,L5の網掛け処理には第2の読
出ラインRL2上の画素P21,P22のラスタデータが使
用される。
【0043】このように、ステップS3〜S8を繰り返
し実行することにより、網掛けタイミング信号SDXの2
/5倍の平均的な周波数を有する読出タイミング信号S
RXが発生する。従って、この補間パルス発生部58を使
用することによって、分解能の比RR /RO の逆数が整
数でない場合にも、分解能の比RR /RO に応じた網掛
け処理を実行することが可能である。
【0044】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0045】(1)分解能設定レジスタ40は、RIP
分解能RR と出力分解能RO を個々に記憶する必要はな
く、分解能の比RR /RO を記憶するようにしてもよ
い。換言すれば、分解能設定レジスタ40は、少なくと
も分解能の比RR /RO を示すパラメータを記憶するも
のであればよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の網点デー
タ生成装置によれば、分解能レジスタに分解能の比RR
/RO を適切に設定することによって、ラスタデータを
生成するためのRIP処理の所要時間を比較的短く抑え
つつ、高分解能の網点データを生成することができると
いう効果がある。また、分解能の比RR /RO として
は、その比の逆数RO /RR が整数でない値を設定でき
るので、分解能RR ,ROの任意の組合せに関して網点
データを生成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての画像記録システム
を示すブロック図。
【図2】RIP分解能RR と出力分解能RO との種々の
関係を示す説明図。
【図3】タイミング制御部38と分解能設定レジスタ4
0の内部構成を示すブロック図。
【図4】PLLパルス発生部56の内部構成を示すブロ
ック図。
【図5】分解能の比RR /RO が1/1の場合における
主走査方向の網掛け処理の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図6】分解能の比RR /RO が1/1の場合における
副走査方向の網掛け処理の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図7】分解能の比RR /RO が1/4の場合における
主走査方向の網掛け処理の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図8】分解能の比RR /RO が1/4の場合における
副走査方向の網掛け処理の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図9】4台の網発生器を4つ設けた装置による分解能
の比RR /RO が1/4の場合の副走査方向の網掛け処
理の動作を示すタイミングチャート。
【図10】4本の出力ラインに関して並列的に網掛け処
理を行うことのできる網掛け処理部34の構成を示すブ
ロック図。
【図11】分解能の比RR /RO が2/5の場合の副走
査方向と主走査方向の網掛け動作を示す説明図。
【図12】ブレセンハムの方法の手順を示すフローチャ
ート。
【図13】文字と図形と絵柄とを統合して製版用の感光
フィルムに画像を記録する画像記録システムの構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
30…RIP処理部 32…多値ビットマップメモリ 34…網掛け処理部 36…フィルムレコーダ 38…タイミング制御部 40…分解能設定レジスタ 50…書込タイミング制御部 52…主走査読出タイミング発生部 54…副走査読出タイミング発生部 56…PLLパルス発生部 58…補間パルス発生部 60…初期値レジスタ 62…分解能比計算部 64…出力モードレジスタ 66…網掛けタイミング発生部 70…PLL回路 72…分周器 81〜84…網発生器 85…マルチプレクサユニット 86…デコーダ ADDR…書込アドレス DDOT…網点データ DRASR …読出ラスタデータ DRASW …書込ラスタデータ DRAS…多値ラスタデータ ENR…読出許可信号 INP…補間パルス L1〜L4…出力ライン RO …出力分解能 RR …RIP分解能 RL1,RL2…読出ライン SDX…副走査網掛けタイミング信号 SDY…主走査網掛けタイミング信号 SMS…動作モードセレクト信号 SRX…副走査読出タイミング信号 SRY…主走査読出タイミング信号 SW …書込タイミング信号 XCLK…副走査クロック YCLK…主走査クロック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像のラスタデータから網点データを生
    成する網点データ生成装置であって、 多値ラスタデータを記憶する多値ビットマップメモリ
    と、 前記多値ビットマップメモリから読出された多値ラスタ
    データに網掛け処理を行なうことによって網点データを
    生成する網掛け処理手段と、 少なくとも前記多値ラスタデータの分解能RR と前記網
    点データの分解能ROの比RR /RO を示すパラメータ
    を記憶する分解能レジスタと、主走査網掛けタイミング信号と副走査網掛けタイミング
    信号と を前記網掛け処理手段に供給するとともに、主走
    査読出タイミング信号と副走査読出タイミング信号とを
    前記多値ビットマップメモリに供給するタイミング制御
    手段と、 を備え、前記分解能の比RR /RO としては、前記比の逆数RO
    /RR が整数でない値を設定可能であり、 前記タイミング制御手段は、 前記主走査読出タイミング信号として、前記主走査網掛
    けタイミング信号の周波数に前記分解能の比RR /RO
    を乗じた周波数を有する信号を生成するとともに、 前記副走査読出タイミング信号として、前記副走査網掛
    けタイミング信号の周波数に前記分解能の比RR /RO
    を乗じた周波数を平均的に有し、かつ、前記網点データ
    における主走査方向の出力ライン同士の境界において前
    記多値ビットマップメモリから読みだされる多値ラスタ
    データの読出ラインが切換えられることを示す信号を生
    成することによって、前記分解能の比に応じて前記網掛
    け処理手段に網掛け処理を実行させることを特徴とする
    網点データ生成装置。
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