JPH09182920A - プレス金型 - Google Patents

プレス金型

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JPH09182920A
JPH09182920A JP7343880A JP34388095A JPH09182920A JP H09182920 A JPH09182920 A JP H09182920A JP 7343880 A JP7343880 A JP 7343880A JP 34388095 A JP34388095 A JP 34388095A JP H09182920 A JPH09182920 A JP H09182920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
bead
mold
bead portion
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7343880A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Egawa
隆幸 江河
Koichi Kunitake
浩一 國武
Masaaki Kubota
雅明 久保田
Koichiro Fukutomi
浩一郎 福冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP7343880A priority Critical patent/JPH09182920A/ja
Publication of JPH09182920A publication Critical patent/JPH09182920A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】被加工物を成形途中で位置ずれすることなく、
ワークの歩留まりを向上させることが可能なプレス金型
を提供すること。 【解決手段】成形加工時にワーク74を把持するための
第1ビード部42および第2ビード部60に、第1およ
び第2拘束面43、45と、第1〜第3拘束面47、4
9、51と、屈曲部分44、46、48、50と、第1
および第2拘束面63、65と、第1〜第3拘束面6
7、69、71と、屈曲部分62、64、66、68と
を設け、階段形状とすることにより、押さえ部36およ
び第2金型56の強度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形等によ
って被加工物を押圧成形する際に、第1と第2の金型の
加工面周縁部に階段形状のビード部を形成して、被加工
物が成形途中で位置ずれすることなく、被加工物の歩留
まりを上げて成形することが可能なプレス金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレス成形加工時に、塑性変形によって
生ずるワークへのしわの発生を防止すると同時に、ワー
クをパンチ形状になじませるべく張力を与えるためのダ
イおよびブランクホルダに凹部と凸部の組み合わせから
なるビードを設け、該ワークを該ビードにより挟持する
技術が採用されている。
【0003】図4に従い、従来のプレス金型1における
ビード2を備えたワーク3の成形加工法を説明する。ま
ず、ダイ4、パンチ5、ブランクホルダ8を型開きした
状態でこれらの間に平板状のワーク3を挿入する。次い
で、前記ワーク3の周縁部をダイ4とブランクホルダ8
とによって挟持して位置決めし、パンチ5を変位させて
ダイ4とパンチ5とでワーク3を塑性変形させることに
より、プレス成形が行われる。
【0004】図5A〜図5Eにワークの位置決めの際の
ビード2の近傍の拡大図を示す。この場合、ダイ4側に
は凸部6、ブランクホルダ8側には凹部10が設けられ
ており、ダイ4がブランクホルダ8に向かって下降する
と、凸部6がワーク3を凹部10に対して押し込むこと
になり、ワーク3が屈曲を開始する(図5B)。この押
し込み作用により、凸部6の面部7a〜7cと凹部10
の面部11a〜11cとによってワーク3が挟持され、
曲げおよび引張が生じる(図5C)。さらに、ダイ4が
ワーク3を挟持しながらブランクホルダ8の凹部10に
嵌合することにより、ワーク3のビード2による位置決
め挟持状態が得られる(図5D、図5E)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
のビード2の構造では、ワーク3に対して所望の引張力
および拘束力を付与するため、ダイ4およびブランクホ
ルダ8の夫々に4個所の屈曲部分r1〜r4を設けてい
る。従って、前記屈曲部分r1〜r4によって形成され
る面部7a、7cの分だけビード2の部分におけるワー
ク3の幅sが余分に必要となる。一方、凸部6および凹
部10の幅pを狭くすることで前記幅sを小さくするこ
とも考えられるが、その場合、ダイ4側の凸部6の幅p
が狭くなり、強度が低下してしまう不具合が生じる。従
って、幅pの縮小にも限界がある。このように、ビード
2の構造を上記のようにした場合、幅sが所定長以上必
要となり、結局ワーク3の歩留まりを上げることができ
なかった。
【0006】本発明は前記の不都合を克服するためにな
されたものであり、被加工物が成形途中で位置ずれする
ことなく、ワークの歩留まりを向上させることが可能な
プレス金型を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、第1の金型と第2の金型とを相対的に
変位させ、該第1の金型の第1の成形面と前記第2の金
型の第2の成形面との間で被加工物を挟圧することによ
り成形品を得るプレス金型であって、前記第1の成形面
に前記被加工物を位置決めする階段形状の第1のビード
部を形成するとともに、前記第2の成形面に前記第1の
ビード部に対応する階段形状の第2のビード部を形成す
ることを特徴とする。
【0008】この場合、ワークは階段形状の第1ビード
部と第2ビード部との間に挟持され、位置決めされる。
なお、前記第1および第2ビード部は多段に形成されて
いるため、金型の強度を十分に確保することができ、従
って、その分、各ビード部の幅を狭く設定してワークを
節約し、製品の歩留まりを上げることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るプレス金型につい
て、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0010】図1において、参照符号30は、本実施の
形態に係るプレス金型を示す。このプレス金型30を構
成する下型31は、基本的には、機台32上のクッショ
ンピン34に支えられた押さえ部36と、該押さえ部3
6の中央部に形成された孔部38に挿入される所望の第
1成形面39を有する第1金型40と、該押さえ部36
に設けられる階段形状の第1ビード部42とを備える。
該第1ビード部42は、変位方向に沿った第1および第
2拘束面43、45と、前記第1および第2拘束面4
3、45に直交する第1〜第3拘束面47、49、51
と、屈曲部分44、46、48、50とからなる。
【0011】一方、プレス金型30を構成する上型41
は、前記第1金型40の第1成形面39が嵌合する第2
成形面55を有した第2金型56を備える。前記第2金
型56は、昇降体58に設置され、押さえ部36の第1
ビード部42に係合する階段形状の第2ビード部60を
備える。該第2ビード部60は、前記第1ビード部42
の第1および第2拘束面43、45に係合する第1およ
び第2拘束面63、65と、第1〜第3拘束面47、4
9、51に当接する第1〜第3拘束面67、69、71
と、屈曲部分62、64、66、68とからなる。
【0012】本実施の形態に係るプレス金型は、基本的
には以上のように構成されるものであり、次にその作
用、効果について説明する。
【0013】ワーク74をその周縁部が第1ビード部4
2の第1拘束面47上に当接させた状態で下型31、上
型41間に配置する。その後、昇降体58を降下させる
ことによりワーク74の周縁部を挟持して位置決めを行
う。第1ビード部42および第2ビード部60によるワ
ーク74の変形の過程を図2A〜図2Dに示す。
【0014】まず、図2Aに示すように、第2金型56
における第2ビード部60の第3拘束面71がワーク7
4に当接する。その後、図2Bに示すように、昇降体5
8が降下することにより屈曲部分68がワーク74を押
圧し、屈曲部分44において曲げが生じる。さらに昇降
体58が降下することにより、図2Cに示すように、第
1ビード部42の屈曲部分44、48と第2ビード部6
0の屈曲部分64、68によりワーク74に曲げおよび
引張が生じる。さらに昇降体58が下降することによ
り、第1ビード部42と第2ビード部60によるワーク
74の挟持状態が完成する(図2Dおよび図3)。
【0015】本実施の形態では、第1ビード部42およ
び第2ビード部60の形状が階段形状となっているた
め、図4に示す従来のビード2の形状と比較して、押さ
え部36および第2金型56の強度を十分に確保するこ
とができる。従って、第1ビード部42および第2ビー
ド部60における第1および第2拘束面43、45と、
第1〜第3拘束面47、49、51と、第1および第2
拘束面63、65と、第1〜第3拘束面67、69、7
1とを短縮し、これによって第1ビード部42および第
2ビード部60の部分に要するワーク74の幅Rを短く
することができる。
【0016】また、図5Aに示すように、従来のビード
2では、ダイ4とブランクホルダ8の離間距離がq以下
となった時点から、ワーク3に対して曲げおよび引張を
付与するために必要な荷重が必要であった。これに対し
て、本実施の形態では、図2Cに示す状態に至るまでは
曲げ荷重のみでよく、押さえ部36および第2金型56
間の距離がQ以下となった時点からのみワーク74に対
して曲げおよび引張荷重を付加すればよい。この場合、
明らかにQ<qとなるため、従来よりも少ない荷重でワ
ーク74を屈曲させることができる。
【0017】さらに、本実施の形態では、夫々係合する
4個所の屈曲部分44、46、48、50および62、
64、66、68によってワーク74に曲げ抵抗を付与
するため、前記ワーク74を十分に保持することができ
る。なお、押さえ部36および第2金型56に夫々3個
所の屈曲部分のみであっても所期の目的を達成すること
ができる。この場合、ワーク74の幅Rをさらに少なく
することができる。
【0018】その後、昇降体58の更なる下降に伴って
第2金型56が下降し、ワーク74を第1金型40の第
1成形面39と第2金型56の第2成形面55に合わせ
て絞り出すことにより、ワーク74の成形加工が遂行さ
れる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るプレス金型によれば、ビー
ド部の幅を狭く設定することができるため、ワークの歩
留まりを上げ、しかも、前記ワークを確実に保持し、し
わ等の生じない状態で成形を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプレス金型を示す縦
断面図である。
【図2】図2A〜図2Dは、図1のビード部によるワー
クの挟持状態を示す拡大概略断面図である。
【図3】図1のプレス金型の型締め状態を示す縦断面図
である。
【図4】従来のプレス金型を示す縦断面図である。
【図5】図5A〜図5Eは、図4のビード部によるワー
クの挟持状態を示す拡大概略断面図である。
【符号の説明】
30…プレス金型 36…押さえ部 40…第1金型 42…第1ビード部 56…第2金型 60…第2ビード部 74…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福冨 浩一郎 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の金型と第2の金型とを相対的に変位
    させ、該第1の金型の第1の成形面と前記第2の金型の
    第2の成形面との間で被加工物を挟圧することにより成
    形品を得るプレス金型であって、 前記第1の成形面に前記被加工物を位置決めする階段形
    状の第1のビード部を形成するとともに、前記第2の成
    形面に前記第1のビード部に対応する階段形状の第2の
    ビード部を形成することを特徴とするプレス金型。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプレス金型において、前記
    第1および第2のビード部は、被加工物を屈曲する3個
    所以上の屈曲部を備えることを特徴とするプレス金型。
JP7343880A 1995-12-28 1995-12-28 プレス金型 Pending JPH09182920A (ja)

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JP7343880A JPH09182920A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 プレス金型

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JP (1) JPH09182920A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090426A (ja) * 2004-12-27 2007-04-12 Nissan Motor Co Ltd プレス成形型およびプレス成形方法並びにビードマークを備える板材
FR3056126A1 (fr) * 2016-09-16 2018-03-23 Peugeot Citroen Automobiles Sa Outillage d’emboutissage avec serre-flan bloquant le flan de tole

Cited By (2)

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