JPH0255624A - 一側部が開放された凹部を有する製品の成形方法 - Google Patents

一側部が開放された凹部を有する製品の成形方法

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JPH0255624A
JPH0255624A JP63207944A JP20794488A JPH0255624A JP H0255624 A JPH0255624 A JP H0255624A JP 63207944 A JP63207944 A JP 63207944A JP 20794488 A JP20794488 A JP 20794488A JP H0255624 A JPH0255624 A JP H0255624A
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JP
Japan
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groove
die
bending
vehicle
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP63207944A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Mizuno
義久 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一側部が開放された凹部を有する製品の成形方
法に関するものであり、特に、製品コストの低減に関す
るものである。
従来の技術 一例部が開放された凹部を有し、プレス成形により作ら
れる製品には種々のものがあり、自動車のリヤフロアは
その一例である。自動車のりャフロアはスペアタイヤを
収容するために凹部が必要なのであり、このように凹部
を有する製品は従来、深絞り加工によって作られていた
。深絞り加工を行う場合には、「プレス便覧」 (丸善
株式会社発行 第6版)の130〜131頁に記載され
ているように、しわの発生を防止するために平板状の素
材の全周をしわ押さえとダイスとによって押さえ、その
中央部に深絞り加工を施して全周が閉塞された凹部を形
成するのが普通であり、従来はこうして形成した凹部の
一側部を切除して一側部が開放された凹部を有する製品
を得ていたのである。
発明が解決しようとする課題 しかし、凹部の一側部を切除すればその分だけ素材が無
駄になり、コストが高くなる問題があった。また、凹部
を形成する際の絞り量が多いため、しわの発生を確実に
回避するためには絞り成形性に優れた高価な素材を用い
たり、しわ押さえ部分を大きく取ったりすることが必要
であり、それによってもコストが高くなる。
本発明は、一部が開放された凹部を有する製品を深絞り
加工によって成形するに当たり、最初から一側部が開放
された形に成形することにより、少ない絞り量で目的と
する製品を得ることができる方法を提供することを課題
として為されたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本発明に係る成形方法は
、(a)シわ押さえにより平板状の素材を曲げ加工しつ
つダイスに押さえ付けることにより、その素材の一方の
端から他方の端に向かって延び、上記一方の端側から他
方の端側に向かうに従って深さが漸減し、かつ、両側壁
の間隔が底部側ほど狭くなる溝形部を形成するとともに
、その素材の溝形部の両端部を含む全周を拘束する工程
と、(b)その拘束状態において、溝形部の長手方向の
中間部にポンチを押し込んで上記ダイスとの間でその中
間部に絞り加工を施し、溝形部の両側壁を側壁の一部と
し、かつ、溝形部の上記一端側が実質的に閉塞され、上
記他端側が実質的に開放された凹部を形成する工程とを
含むように構成される。
作用 溝形部がその長手方向の一端から他端に向かうに従って
深さが漸減するように形成されることにより、絞り加工
時には溝形部の浅い側が深く絞り込まれて閉塞側となる
のに対し、深い側は絞られず、あるいは絞り量が少なく
なって開放側となる。
溝形部の浅い側は、しわ押さえによって押さえられる部
分が曲げ加工時に、その後の絞り加工により形成される
凹部の底面側に下げられるが、その下がり量は少しであ
るため実質的に閉塞された形となる。また、溝形部の深
い側のしわ押さえによって押さえられる部分と凹部の底
面とが同一平面内に位置するように絞りが施されれば、
溝形部の端部は完全に開放された形となり、凹部の底面
がしわ押さえによって押さえられる部分より少し低くな
るように絞り込まれても、その絞り量が僅かであれば実
質的に開放された形に保たれ、−側部が開放された凹部
を存する製品が得られる。
発明の効果 したが゛って、絞り加工は素材の溝形部の両端部を含む
全周が拘束された状態で行われるにもかかわらず、絞り
加工後に凹部の一側部を開放させるために切除する必要
がなく、素材の無駄がなくなる上、溝形部の側壁が凹部
の側壁の一部を構成し、凹部の側壁の一部が既に形成さ
れた状態で絞り加工が行われるため絞り量が少なくて済
み、絞り成形性に優れた素材を使用したり、素材のしわ
押さえ部分を大きく取る必要がなく、製品コストを低減
させることができる。
また、溝形部はその両側壁の間隔が底部側ほど狭くなる
ように形成されるため、底部に対して直角に近い角度と
なるように曲げた場合に比較して後の絞り加工が容易で
あり、この点からも安価な素材の使用が可能となる。
さらに、絞り加工のためのしわ押さえとダイスとが素材
の全周を押さえるのに先立って素材の曲げ加工を行うよ
うにされており、曲げ加工と絞り加工とが一工程で行わ
れるため、別々の工程で行う場合に比較して短い時間で
製品を成形することができ、設備コストを低減すること
もできる。
実施例 以下、自動車のリヤフロアを成形する場合を例に取り、
図面に基づいて詳細に説明する。
第4図にはりャフロアを成形する装置が示されている。
この装置は上型10と下型12とを備えており、上型1
0にはしわ押さえ14と絞り加工用ポンチ16とが上下
方向に相対移動可能に設けられている。しわ押さえ14
はホルダ18により保持されて図示しない昇降ラムによ
り昇降させられようになっており、その下降により平板
状の素材20を第1図に示される形状に折り曲げる。し
わ押さえ14の押さえ面のうち、素材20の、すヤフロ
アに成形されたとき車両後部側となる部分に対応する部
分が最も下方に位置し、かつ、水平な曲げ面22(第4
図参照)とされ、車両前部側となる部分に対応する部分
が水平曲げ面22より高い位置において車両前部側ほど
高くなるように傾斜する傾斜曲げ面24とされている。
しわ押さえ14の曲げ面22.24を構成する部分の両
側面はそれぞれ、曲げ面22.24側ほど側面間の間隔
が狭くなる傾斜面とされており、これら側面の曲げ面2
2.24に対する傾斜角度は後の絞り加工を容易にする
ために45度以下に設定することが望ましい。また、し
わ押さえ14の押さえ面の素材20の車両左右方向の両
側に対応する部分は傾斜曲げ面24の最も高い部分と同
じ高さに位置し、かつ、水平曲げ面22に平行な押さえ
面26とされている。
絞り加工用ポンチ16は、しわ押さえ14を保持するホ
ルダ18の中央にブツシュ28を介して上下方向に摺動
可能に嵌合されている。このポンチ16はホルダ30に
保持されてしわ押さえ14を昇降させる昇降ラムとは別
の昇降ラムによって昇降させられる。絞り加工用ポンチ
16は素材20のしわ押さえ14によって拘束された部
分の内側の部分全体を絞る形状を有しており、その下面
にはリヤフロアのタイヤ位置決め用突部32(第2図参
照)を形成するための凹部34が形成されている。
下型12は位置固定に設けられている。下型12のダイ
スホルダ38には、ダイス40が固定されている。ダイ
ス40の外周部はしわ押さえ14に対応する形状を有し
、そのしわ押さえ14と共に曲げ加工を行う部分より内
側の部分には、絞り加工用ポンチ16に対応する形状の
絞り穴42が形成されており、絞り加工用ポンチ16と
共に素材20に絞り加工を施す。また、ダイスホルダ3
8の絞り穴42の中央部には、前記凹部34と共同して
タイヤ位置決め用突部32を形成する突部形成用ポンチ
46が上下方向に摺動可能に嵌合されている。このポン
チ46は常には第4図に示されるように下降端位置にあ
ってポンチとして機能するが、素材20の加工後、シリ
ンダ48により上昇させられて素材20をダイス40か
ら突き出す突出し部材として機能する。
以上のように構成された成形装置によるリヤフロアの成
形時には、素材20が第4図に示されるようにダイス4
0の押さえ面26に対応する部分にi!2iされた後、
まず、しわ押さえ14が下降させられ、素材20を曲げ
つつ第5図に示されるようにダイス40に押さえ付ける
。この際、水平曲げ面22がまず素材20に接触して曲
げを施し、素材20をダイス40の水平曲げ面22に対
応する部分側に折り曲げ、続いて傾斜曲げ面24が曲げ
を施し、曲げ面22.24による曲げが完了したときに
ちょうど押さえ面26が素材20をダイス40に押さえ
付ける状態となる。
しわ押さえ14の曲げ加工により素材20には、第1図
に示されるように、車両の前後方向となる方向の一端か
ら他端に至゛る溝形部50であって、車両後方側から前
方側に向かうに従って深さが漸減するとともに車両後方
側の底面が水平であり、かつ、両側壁52の間隔が底部
側ほど狭くなる溝形部50が形成される。また、曲げ加
工が完了した状態では、しわ押さえ14が溝形部50の
両端部を含む全周(第1図に斜線が付された部分)をダ
イス40との間に挟んで拘束する状態となる。
なお、素材20はその一方の端から他方の端に至るまで
曲げられるため、曲げ加工時にしわが生ずることがない
曲げ加工後、第6図に示されるように絞り加工用ポンチ
16が下降させられ、溝形部50の長平方向の中間部が
絞られる。溝形部50の浅い側が深く絞られる一方、深
い側が浅く絞られて、車両後方側が開放されたタイヤ収
納用の凹部56が形成されるとともに、凹部56の底部
にタイヤ位置決め用突部32が形成される。溝形部50
の深い側も絞られるが僅かであって車両後方側が実質的
に開放された凹部56が得られる。
このように凹部56が形成された後、素材20はポンチ
46が上昇させられることによりダイス40から押し出
されて図示しない打ち抜き装置へ搬送され、しわ押さえ
部の余分な部分が除去されるとともに一対の後輪収容部
60が形成されて第3図に示されるリヤフロア62とさ
れる。なお、第3図には省略されているが、リヤフロア
62には更に他部材との溶接部用リブや補強用ビード。
部品取付用穴等が形成される。
なお、上記実施例において素材20は車両前後方向の一
端から他端に至るまで曲げられるようになっていたが、
絞り加工後、しわ押さえ部の外周部を打ち抜く場合には
、素材20の端までではなく、打ち抜かれる部分内に至
る位置まで折り曲げるのみでもよい。この場合には溝形
部が素材の端近傍で消滅することとなり、この消滅端近
傍にしわが生ずるが、このしわの生ずる部分が後に切除
−される部分であれば差支えないのである。
また、上記実施例においては、溝形部50の最も深い部
分にも絞りが施されて凹部56の底面と素材20の水平
曲げ面22によって押さえられる面との間に段差が形成
されるようになっていたが、それら面が同一平面内に位
置するように絞り′を施すようにしてもよい。
さらに、上記実施例においてしわ押さえ14は一体のも
のとされていたが、水平曲げ面22および傾斜曲げ面2
4を形成する部分と、押さえ面26を形成する部分とを
別体に構成してもよい。
さらにまた、自動車のリヤフロア以外にも一側部が開放
された凹部を有する製品の成形に本発明を適用すること
ができる。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る成形方法に従って曲げ加工された
ワークを示す斜視図であり、第2図は絞り加工されたワ
ークを示す斜視図である。第3図は絞り加工後に打ち抜
かれたワークを示す斜視図である。第4図は上記方法を
実施する成形装置の要部を示す正面断面図である。第5
図はその成形装置の曲げ加工完了状態を示す正面断面図
であり、第6図は絞り加工完了状態を示す正面断面図で
あ:しわ押さえ :素材 :溝形部 :凹部 16:絞り加工用ポンチ 40:ダイス 52:側壁 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 しわ押さえにより平板状の素材を曲げ加工しつつダイス
    に押さえ付けることにより、その素材の一方の端から他
    方の端に向かって延び、前記一方の端側から他方の端側
    に向かうに従って深さが漸減し、かつ、両側壁の間隔が
    底部側ほど狭くなる溝形部を形成するとともに、その素
    材の前記溝形部の両端部を含む全周を拘束する工程と、 その拘束状態において、前記溝形部の長手方向の中間部
    にポンチを押し込んで前記ダイスとの間でその中間部に
    絞り加工を施し、溝形部の前記両側壁を側壁の一部とし
    、かつ、前記溝形部の前記一端側が実質的に閉塞され、
    前記他端側が実質的に開放された凹部を形成する工程と を含むことを特徴とする一側部が開放された凹部を有す
    る製品の成形方法。
JP63207944A 1988-08-22 1988-08-22 一側部が開放された凹部を有する製品の成形方法 Pending JPH0255624A (ja)

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