JPS625783Y2 - - Google Patents

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JPS625783Y2
JPS625783Y2 JP6012981U JP6012981U JPS625783Y2 JP S625783 Y2 JPS625783 Y2 JP S625783Y2 JP 6012981 U JP6012981 U JP 6012981U JP 6012981 U JP6012981 U JP 6012981U JP S625783 Y2 JPS625783 Y2 JP S625783Y2
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JP6012981U
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JPS57176127U (ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、絞り、張り出し成形用プレス型に
おけるダイ装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、素材W′の製品面にシヨツクライン(極
部的な板厚減少による歪み線)が発生されること
を防止するために、第4図と第5図に示すように
ダイ1′のキヤビテイ2′縁部に設けられる平坦面
3′の外縁部にロアブランクホルダ4′を突設して
段絞りするものがある。これによると、絞り、張
り出し成形初期に、ボンチ6′の下端部A′と、平
坦面3′の内角部B′及びロアブランクホルダ4′の
内肩部D′を結ぶ角度θ′を所定角度以上に保持す
る必要性(角度θ′が小さくなると平坦面3′の内
角部B′によつて素材W′の一部にシヨツクライン
が発生される。)が生じる。このため、ダイ1′の
平坦面3′に対するロアブランクホルダ4′の上面
の高さH′を所定高さ以上に設定して、平坦面
3′の内角部B′によつて素材Wの一部に生じるシ
ヨツツクラインの発生防止を図り、ロアブランク
ホルダ4′の内肩部D′によつて生じるシヨツクラ
インを素材W′の製品面より外側のスクラツプ部
Wa′内に発生させることで、素材W′の製品面に
対するシヨツクラインの発生防止を図つていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、ダイ1の平坦面3′に対するロアブ
ランクホルダ4′の上面の高さH′を高くすればす
るほど、これに比例してシヨツクライン発生防止
の効果がある反面、スクラツプ部Wa′が増大して
素材W′の歩留りが悪化する問題点が生じる。
そこでこの考案では、素材の各部に対しシヨツ
クラインが発生されることを良好に防止し、しか
も、素材のスクラツプ部を軽減して歩留りの向上
を図ることを、その解決すべき技術的課題とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、ダイのキ
ヤビテイ縁部に設けられる平坦面の外縁部に所定
の高さで突設されるロアブランクホルダ上面と、
該ホルダの上方に昇降動可能に配設されるアツパ
ブランクホルダ下面との間に、素材の端部を挾持
し、前記ダイのキヤビテイに向けてポンチを下降
させることで素材を絞り、張り出し成形するプレ
ス型において、前記キヤビテイの平坦面には、該
平坦面とロアブランクホルダ上面との間において
上下動可能でかつ弾性部材によつて常に上方へ付
勢されて素材の一部を受承する支持体を配設した
構成にしたものである。
(作用) したがつて、この考案は、ポンチ下端部が素材
上面に圧接して該素材に所定の張力が加わる絞
り、張り出し成形初期には、ポンチ下端部とロア
ブランクホルダとの間の素材は、ポンチ下端部と
ダイのキヤビテイ縁部の平坦面の内角部と支持体
の内角部とを結ぶ角度θ1及び前記平坦面の内角
部と支持体の内角部とロアブランクホルダの内肩
部とを結ぶ角度θ2に沿つてそれぞれ曲げられ
る。このため、ダイのキヤビテイ縁部の平坦面か
らのロアブランクホルダの上面高さを、支持体が
配設されていない従来のダイ装置におけるロアブ
ランクホルダの上面高さに比し積極的に低く設定
しても、上記角度θ1及びθ2を、素材にシヨツ
クラインが発生することがない大きい角度になす
ことができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第3図に
したがつて説明する。
絞り、張り出し成形用プレス型において、ダイ
1のキヤビテイ2の一側(図では左側)縁部に設
けられる平坦面3の外縁部にはロアブランクホル
ダ4が突設され、キヤビテイ2の他側縁部に該キ
ヤビテイ2に連続するロアブランクホルダ5が形
成されている。
ダイ1のキヤビテイ2上方には、キヤビテイ2
の形状に対応するポンチ6が昇降動可能に配設さ
れ、ロアブランクホルダ4,5の上方には、アツ
パブランクホルダ7,8が昇降動可能に配設され
ている。
キヤビテイ2の平坦面3には、その長手方向に
沿つてスリツト状に開口するガイド溝9が形成さ
れており、このガイド溝9は、下半部が上半部よ
り溝幅が適宜に広い断面で段差状に形成されてい
る。ガイド溝9には、素材Wの絞り、張り出し成
形初期に素材Wの下面の一部を受承する支持体1
0が上下動可能に配設されている。この支持体1
0は、ガイド溝9の断面形状に対応して形成さ
れ、かつ、弾性部材11によつて、常に、平坦面
3より突出する上方へ付勢されている。そして、
ガイド溝9の段差面9aに対し、弾性部材11に
よつて、支持体10の段差面10aが圧設された
状態において、支持体10は、平坦面3より所定
量突出されるとともに、ロアブランクホルダ4の
上面より適宜に低い位置に保持されている。この
とき、平坦面3に対する支持体10の突出量は、
第2図に示すように、絞り、張り出し成形初期
に、ポンチ6の下端部Aと、平坦面3の内角部B
及び支持体10の内角部Cとを結ぶ角度θ1が所
定角度(平坦面3の内角部Bによつて素材Wの一
部にシヨツクラインが発生することがない角度)
以上となるように設定される。
弾性部材11は、弾性伸縮するばね、ゴム体、
流体圧機器等よりなり、支持体10に対する弾性
部材11の付勢力は、絞り、張り出し成形初期に
おける素材Wの張力による支持体10の押し下げ
力よりは大きく、ポンチ6の下降力より小さく設
定される。
一方、平坦面3に対するロアブランクホルダ4
の上面の高さHは、支持体10の内角部Cと、ロ
アブランクホルダ4の内肩部D及び該ホルダ4の
上面とを結ぶ角度θ2が所定角度(ロアブランク
ホルダ4の内肩部Dによつて素材Wの一部にシヨ
ツクラインが発生されることがない角度)以上と
なる条件をみたした上で、積極的に低く設定され
ている。さらに、この実施例では、支持体10の
内角部Cは、この内角部Cによつて素材Wの一部
にシヨツクラインが発生されることがないように
所定の曲率半径を有するアール面に形成されてお
り、これによつて、上記したロアブランクホルダ
4の上面の高さHが一層低く設定される。すなわ
ち、ロアブランクホルダ4の上面の高さHは、従
来のロアブランクホルダ4′の上面の高さH′に比
し、第2図中、hに相当する分だけ低く設定され
る。
上記の構成において、素材Wをダイ1の両ロア
ブランクホルダ4,5の上面にセツトしてから、
まず、ロアブランクホルダ4,5に向けてアツパ
ブランク7,8が下降し、素材Wの端部が、ロ
ア,アツパのブランクホルダ4,5,7,8間に
挾持される。次に、ポンチ6が下降して、その下
端部Aが素材Wの上面に圧接して素材Wに所定の
張力が加わる絞り、張り出し成形初期において、
平坦面3の内角部B、支持体10の内角部C及び
ロアブランクホルダ4の内肩部Dによつて素材W
の各部が、第2図に示すように、それぞれ折曲さ
れるが、その折曲角が、角度θ1,θ2にそれぞ
れ対応して大きい角度であり、あるいは、支持体
10の内角部Cのアール面に沿うアールであるた
め、素材Wの各部にシヨツクラインが発生される
ことがない。
その後、ロアブランクホルダ4とアツパブラン
クホルダ7との間に挾持される素材Wの端部は、
ポンチ6の下降にともなつて第2図中、矢印P方
向へ所定量流れる。そして、ポンチ6の下面端部
の平坦部6aが素材Wを介して支持体10の上面
に当接した後、ポンチ6は、弾性部材11の付勢
力に抗して支持体10を押し下げながら下死点ま
で下降し、これによつて、素材Wの絞り、張り出
し成形が完了する。
上記したように、素材Wを絞り、張り出し成形
することで、素材Wのスクラツプ部Waは、従来
のスクラツプ部Wa′に比し、ロアブランクホルダ
4の上面高さを低くしたh分だけ軽減される。
なお、対象とするプレス製品は、ラツゲージア
ウタパネル、フエンダパネル、バンパ等の車両の
外板面を構成する種々のパネルがある。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、ポンチ
下端部が素材上面に圧接して該素材に所定の張力
が加わる絞り、張り出し成形初期には、ポンチ下
端部とロアブランクホルダとの間の素材は、ポン
チ下端部とダイのキヤビテイ縁部の平坦面の内角
部と支持体の内角部とを結ぶ角度θ1及び前記平
坦面の内角部と支持体の内角部とロアブランクホ
ルダの内肩部とを結ぶ角度θ2に沿つてそれぞれ
曲げられる。このため、ダイのキヤビテイ縁部の
平坦面からのロアブランクホルダの上面高さを、
支持体が配設されていない従来のダイ装置におけ
るロアブランクホルダの上面高さに比し積極的に
低く設定しても、上記角度θ1及びθ2を、素材
にシヨツクラインが発生することがない大きい角
度になすことができる。
このため、素材の各部におけるシヨツクライン
の発生を良好に防止しながら、しかも、ダイの平
坦部に対するロアブランクホルダ上面の高さを、
従来のものと比し、低くした分だけ素材のスクラ
ツプ部を軽減することができ、歩留りの向上を図
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第3図はこの考案の一実施例を
示すもので、第1図は素材の絞り、張り出し成形
初期におけるダイ装置を示す正断面図、第2図は
同じく要部を拡大して示す正断面図、第3図はポ
ンチが下死点に達したときのダイ装置を示す正断
面図である。第4図と第5図は従来のものをそれ
ぞれ示す正断面図である。 1……タイ、2……キヤビテイ、3……平坦
面、4……ロアブランクホルダ、6……ポンチ、
7……アツパブランクホルダ、10……支持体、
11……弾性部材、W……素材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイのキヤビテイ縁部に設けられる平坦面の外
    縁部に所定の高さで突設されるロアブランクホル
    ダ上面と、該ホルダの上方に昇降動可能に配設さ
    れるアツパブランクホルダ下面との間に素材の端
    部を挾持し、前記ダイのキヤビテイに向けてボン
    チを下降させることで素材を絞り、張り出し成形
    するプレス型において、前記キヤビテイの平坦面
    には、該平坦面とロアブランクホルダ上面との間
    において上下動可能でかつ弾性部材によつて常に
    上方へ付勢されて素材の一部を受承する支持体を
    配設したことを特徴とするダイ装置。
JP6012981U 1981-04-24 1981-04-24 Expired JPS625783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6012981U JPS625783Y2 (ja) 1981-04-24 1981-04-24

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JP6012981U JPS625783Y2 (ja) 1981-04-24 1981-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS57176127U JPS57176127U (ja) 1982-11-08
JPS625783Y2 true JPS625783Y2 (ja) 1987-02-09

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ID=29856442

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JP6012981U Expired JPS625783Y2 (ja) 1981-04-24 1981-04-24

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