JPH09182223A - フランジ接合装置 - Google Patents

フランジ接合装置

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JPH09182223A
JPH09182223A JP7333540A JP33354095A JPH09182223A JP H09182223 A JPH09182223 A JP H09182223A JP 7333540 A JP7333540 A JP 7333540A JP 33354095 A JP33354095 A JP 33354095A JP H09182223 A JPH09182223 A JP H09182223A
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JP
Japan
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bolts
flanges
flange
joining device
joining
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JP7333540A
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English (en)
Inventor
Keitaro Tsukui
啓太郎 津久井
Hidenori Fujii
秀憲 藤井
Hiroshi Aoki
浩 青木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧を高くするためにはボルトの本数、フラ
ンジの板厚を増やさなければならない。 【解決手段】 各パイプ11、12の端部にそれぞれ結
合されたフランジ13、14のうち、少なくともいずれ
か一方のフランジ13の接合面の各ボルトが配設される
位置の中間部に所定の高さで突出する突出部13bをそ
れぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば絶縁ガス
が所定の圧力で封入されたガス絶縁開閉装置の容器等の
ように、各パイプの端部にそれぞれ結合されたフランジ
同士を、複数のボルトで締め付け接合することにより形
成される圧力容器のフランジ接合装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプの端部に結合されるフラ
ンジは、JISB2202で規格化されており、例えば
この種従来のフランジの接合は、図15に示すように各
パイプ1、2の端部に結合された平面座と称されるタイ
プのフランジ3、4同士をガスケット5を挟んではめ込
み、複数のボルト6によって締め付け、また、図16に
示すように各パイプ1、2の端部に結合された全面座と
称されるタイプのフランジ7、8同士をガスケット9を
挟んで当接させ、複数のボルト6によって締め付ける等
の方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフランジ接合は
上記のようにしてなされているので、図16に示す全面
座のフランジ7、8をボルト6によって締め付ける場
合、フランジ接合面に生じる面圧は図17中ハッチング
で示すボルト穴10の周囲が一番大きく、ボルト穴10
から離れている部分、すなわちボルト穴10の中間部で
は非常に小さい。また、図15に示す平面座のフランジ
3、4をボルト6によって締め付ける場合は、フランジ
面に形成された突出部の高さが1〜2mmあるため、突
出部のみが接触してその他の部分は接触しない。
【0004】この状態で容器に内圧が加わると、各パイ
プ1、2には径方向の力とともに軸方向の引っ張り力が
作用する。そして、この軸方向の引っ張り力によりフラ
ンジ面は開こうとするが、各ボルト6の締め込みによる
面圧が作用しているため、フランジ面でのシールは保た
れている。しかしながら、加わる内圧が大きくなってく
るとフランジ面での面圧が低い部分、すなわちボルト6
が配設される位置の中間部付近のシール力がまず弱くな
ってガス漏れが発生する。したがって、このガス漏れに
対する耐圧を上げるためには、ボルト6の本数を増やし
て面圧の低い部分を縮小させる、各フランジ3、4、
7、8の板厚を大にしてボルト締めによる面厚ができる
だけ広範囲に広がるようにする等の対策を必要とすると
いう問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ボルトの本数、フランジの板厚
の増大を図ることなく耐圧の高い接合が可能なフランジ
接合装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るフランジ接合装置は、各パイプの端部にそれぞれ結合
されたフランジ同士を複数のボルトで締め付け接合する
ことにより圧力容器を形成するフランジ接合装置におい
て、少なくともいずれか一方のフランジの接合面の各ボ
ルトが配設される位置の中間部に所定の高さで突出する
突出部をそれぞれ形成したものである。
【0007】また、この発明の請求項2に係るフランジ
接合装置は、各パイプの端部にそれぞれ結合されたフラ
ンジ同士を複数のボルトで締め付け接合することにより
圧力容器を形成するフランジ接合装置において、少なく
ともいずれか一方のフランジの接合面の各ボルトが配設
される位置より内側の全周部ならびに各ボルトが配設さ
れる位置の中間部にわたって所定の高さで突出する突出
部を形成したものである。
【0008】また、この発明の請求項3に係るフランジ
接合装置は、各パイプの端部にそれぞれ結合されたフラ
ンジ同士を複数のボルトで締め付け接合することにより
圧力容器を形成するフランジ接合装置において、各ボル
トが配設される位置の中心の径より小なる外形を有し且
つ外周部に各ボルトが配設される位置の中間部近傍まで
外方に張り出す複数の張り出し部が形成された薄板状部
材を両フランジの接合面間に介在させたものである。
【0009】また、この発明の請求項4に係るフランジ
接合装置は、請求項3において、薄板状部材の表面にシ
ール部材を着設させたものである。
【0010】また、この発明の請求項5に係るフランジ
接合装置は、各パイプの端部にそれぞれ結合されたフラ
ンジ同士を複数のボルトで締め付け接合することにより
圧力容器を形成するフランジ接合装置において、各ボル
トが配設される位置の中間部と対応する位置に塑性加工
により所定の高さの突出部が形成された薄板状部材を両
フランジの接合面間に介在させたものである。
【0011】また、この発明の請求項6に係るフランジ
接合装置は、各パイプの端部にそれぞれ結合されたフラ
ンジ同士を複数のボルトで締め付け接合することにより
圧力容器を形成するフランジ接合装置において、各ボル
トが配設される位置より内側の全周部ならびに各ボルト
が配設される位置の中間部にそれぞれ塑性加工により所
定の高さの突出部が形成された薄板状部材を両フランジ
の接合面間に介在させたものである。
【0012】また、この発明の請求項7に係るフランジ
接合装置は、請求項1ないし6のいずれかにおいて、圧
力容器を絶縁ガスが封入されたガス絶縁開閉装置の容器
としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態におけるフ
ランジ接合装置を図に基づいて説明する。図1はこの発
明の実施の形態1におけるフランジ接合装置の要部の構
成を示す斜視図、図2は図1における線II−IIに沿
う断面を示す断面図、図3は図1におけるフランジ接合
装置の接合状態を示す断面図である。図において、1
1、12は例えば直径が600〜1000mmの一対の
パイプ、13、14はこれら各パイプ11、12にそれ
ぞれ結合されたフランジで、両フランジ13、14の接
合面の各ボルト穴13a、14aのほぼ中間部には、高
さ0.2〜0.5mmの突出部13b、14bがそれぞ
れ形成されている。15は両フランジ13、14の接合
面間に介装されるガスケット、16は両フランジ13、
14の各ボルト穴13a、14aを貫通し、両フランジ
13、14同士を締め付け接合するボルトで、この締め
付けにより両フランジ13、14間はガスケット15を
介して密封され圧力容器17が形成される。
【0014】上記のように構成された実施の形態1のフ
ランジ接合装置においては、図3に示すように各ボルト
16により締結された両フランジ13、14は、その接
合面の各ボルト穴13a、14aの中間部にそれぞれ形
成された各突出部13b、14bにより、周囲の他の部
分よりも高い面圧が得られるため、図4中ハッチングで
示すように面圧は接合面全域にわたって一様に近い分布
となり、特に周方向の面圧の分布が一様に近くなる。
【0015】このように上記実施の形態1によれば、両
フランジ13、14の接合面の各ボルト穴13a、14
aの中間部にそれぞれ突出部13b、14bを設けたこ
とにより、接合面の全域にわたって一様に近い面圧分布
を得ることができるため、ボルト16の本数ならびにフ
ランジ13、14の板厚を必要以上に増やすことなく、
耐圧の高い接合が可能となる。なお、上記実施の形態1
では、突出部13b、14bを両フランジ13、14の
接合面に形成した場合について説明したが、少なくとも
いずれか一方のフランジ13または14の接合面のみ
に、また、両フランジ13、14の接合面に交互に形成
するようにしても良く、上記実施の形態1におけると同
様の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0016】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2におけるフランジ接合装置の要部の構成を示す斜視
図である。図において、18は例えば直径が600〜1
000mmのパイプ、19はこのパイプ18の一端に結
合されたフランジで、接合面には各ボルト穴19aが配
設された位置よりも小なる外径を有し円周上に連なる環
状の突出部20a、およびこの環状の突出部20aから
各ボルト穴19aが配設される中間部近傍まで歯状に張
り出す歯状の突出部20bでなる突出部20が0.2〜
0.5mmの高さで形成されている。
【0017】上記のように構成される実施の形態2のフ
ランジ接合装置においては、図5に示すと同様な構成の
もの一対を、各フランジ19、19同士を各ボルトによ
り締結して圧力容器を構成すると、両フランジ19、1
9の接合面は内径側の部分の面圧が環状の突出部20a
により高くなり、この部分が離間しにくくなるため両フ
ランジ19、19に生じる曲げ応力が小さくなり、ま
た、歯状の突出部20bを設けたことにより実施の形態
1において説明したと同様、周方向の面圧の分布が一様
に近くなるため、さらに耐圧の高い接合が可能になる。
なお、上記実施の形態2では、突出部20を両フランジ
19、19の接合面に形成した場合について説明した
が、少なくともいずれか一方のフランジ19の接合面に
のみ形成しても良く、上記実施の形態2におけると同様
の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0018】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3におけるフランジ接合装置の要部の構成を示す斜視
図、図7は図6におけるフランジ接合装置の要部を形成
する薄板状部材の構成を示す斜視図、図8は図7におけ
るとは異なる薄板状部材の構成を示す斜視図である。図
において、21は例えば直径が600〜1000mmの
パイプ、22はこのパイプ21の一端に結合され所定の
間隔で形成された複数のボルト穴22aを有するフラン
ジ、23は板厚が0.2〜0.5mmで形成された薄板
状部材で、図7に示すようにフランジ22の各ボルト穴
22aが配置される位置の中心、すなわちピッチ径より
小なる外径を有し円周上に連なる環状部23a、および
この環状部23aから各ボルト穴22aが配設される位
置の中間部近傍まで歯状に張り出す複数の張り出し部2
3bで形成されている。
【0019】上記のように構成される実施の形態3のフ
ランジ接合装置においては、図6に示すと同様な構成の
もの一対を、各フランジ21、21同士の接合面間に薄
板状部材23を介在させ各ボルトにより締結して圧力容
器を構成すると、両フランジ21、21の接合面は内径
側の部分の面圧が薄板状部材23の環状部23aにより
高くなり、この部分が離間しにくくなるため両フランジ
21、21に生じる曲げ応力が小さくなり、また、複数
の張り出し部23bにより周方向の面圧の分布が一様に
近くなるため、上記実施の形態2と同様、さらに耐圧の
高い接合が可能となることは勿論のこと、実施の形態2
と比較して加工が容易となる。さらに、図8に示すよう
に薄板状部材23の表裏面に例えばゴム材等でなるシー
ル部材24を貼着するようにしても良く、さらに耐圧の
向上が図れることは言うまでもない。
【0020】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4におけるフランジ接合装置の要部を構成する薄板状
部材の外形を示す斜視図、図10は図9における線X−
Xに沿う断面を示す断面図、図11は図9における線X
I−XIに沿う断面を示す断面図である。図において、
25は図示はしないが圧力容器の一部を構成するフラン
ジと同様の位置にボルト穴25aを有し、フランジとは
同様の外形に板厚0.2〜0.5mmで形成された薄板
状部材で、各ボルト穴25aの中間部に対応する位置に
は、それぞれ塑性加工により図10に示すような突出部
25bが高さ1〜2mmで形成されている。
【0021】上記のように構成される実施の形態4のフ
ランジ接合装置においては、図示はしないがそれぞれパ
イプの一端に結合される一対のフランジ同士の接合面間
に、薄板状部材25を介在させ各ボルトにより締結して
圧力容器を構成すると、薄板状部材25の突出部25b
により各ボルト穴25aの中間部の面圧を、周囲の他の
部分よりも高くすることができ、フランジの接合面全体
で見ると周方向の面圧の分布を一様に近づけることがで
きるため、耐圧の高い接合が可能になることは勿論のこ
と、フランジの接合面自身に突出部を形成する場合と比
較して加工が容易となる。
【0022】実施の形態5.図12はこの発明の実施の
形態5におけるフランジ接合装置の要部を構成する薄板
状部材の外形を示す斜視図、図13は図12における線
XIII−XIIIに沿う断面を示す断面図、図14は
図12における線XIIII−XIIIIに沿う断面を
示す断面図である。図において、26は図示はしないが
圧力容器の一部を構成するフランジと同様の位置にボル
ト穴26aを有し、フランジとは同様の外形に板厚0.
2〜0.5mmで形成された薄板状部材で、各ボルト穴
26aが配置される位置の中心、すなわちピッチ径より
小なる外径を有し円周上に連なる環状領域27a、およ
びこの環状領域27aから各ボルト穴26a配設される
位置の中間部近傍まで歯状に張り出す複数の張り出し領
域27bでなる突出部27が、塑性加工により高さ1〜
2mmで形成されている。
【0023】上記のように構成される実施の形態5のフ
ランジ接合装置においては、図示はしないがそれぞれパ
イプの一端に結合される一対のフランジ同士の接合面間
に、薄板状部材26を介在させ各ボルトにより締結して
圧力容器を構成すると、両フランジの接合面は内径側の
部分の面圧が、薄板状部材26の突出部27の環状領域
27aにより高くなり、この部分が離間しにくくなるた
め両フランジに生じる曲げ応力が小さくなり、また、突
出部27の張り出し領域27bにより周方向の面圧の分
布が一様に近くなるため、上記実施の形態2の場合と比
較して、さらに耐圧の高い接合が可能になることは勿論
のこと、フランジの接合面自身に突出部を形成する場合
と比較して加工が容易となる。
【0024】なお、上記各実施の形態においては、各フ
ランジの接合面に形成される突出部の高さを0.2〜
0.5mmにした場合について説明したが、この高さは
あくまでもパイプの直径が600〜1000mmの場合
に適した高さであり、パイプの直径がこれより大となれ
ばさらに高く、また、これより小となれば低くというよ
うに適宜高さを設定すれば良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態におけるフランジ接合装置で接
合される圧力容器を、絶縁ガスが封入されたガス絶縁開
閉装置の容器として適用すれば、信頼性の高いガス絶縁
開閉装置が得られることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、各パイプの端部にそれぞれ結合されたフランジ同
士を複数のボルトで締め付け接合することにより圧力容
器を形成するフランジ接合装置において、少なくともい
ずれか一方のフランジの接合面の各ボルトが配設される
位置の中間部に所定の高さで突出する突出部をそれぞれ
形成したので、ボルトの本数、フランジの板厚の増大を
図ることなく、耐圧の高い接合が可能なフランジ接合装
置を提供することができる。
【0026】また、この発明の請求項2によれば、各パ
イプの端部にそれぞれ結合されたフランジ同士を複数の
ボルトで締め付け接合することにより圧力容器を形成す
るフランジ接合装置において、少なくともいずれか一方
のフランジの接合面の各ボルトが配設される位置より内
側の全周部ならびに各ボルトが配設される位置の中間部
にわたって所定の高さで突出する突出部を形成したの
で、ボルトの本数、フランジの板厚の増大を図ることな
く、さらに耐圧の高い接合が可能なフランジ接合装置を
提供することができる。
【0027】また、この発明の請求項3によれば、各パ
イプの端部にそれぞれ結合されたフランジ同士を複数の
ボルトで締め付け接合することにより圧力容器を形成す
るフランジ接合装置において、各ボルトが配設される位
置の中心の径より小なる外形を有し且つ外周部に各ボル
トが配設される位置の中間部近傍まで外方に張り出す複
数の張り出し部が形成された薄板状部材を両フランジの
接合面間に介在させたので、ボルトの本数、フランジの
板厚の増大を図ることなく、耐圧の高い接合が可能であ
ることは勿論のこと、加工が容易なフランジ接合装置を
提供することができる。
【0028】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、薄板状部材の表面にシール部材を着設さ
せたので、ボルトの本数、フランジの板厚の増大を図る
ことなく、シール性ならびに耐圧の高い接合が可能なフ
ランジ接合装置を提供することができる。
【0029】また、この発明の請求項5によれば、各パ
イプの端部にそれぞれ結合されたフランジ同士を複数の
ボルトで締め付け接合することにより圧力容器を形成す
るフランジ接合装置において、各ボルトが配設される位
置の中間部と対応する位置に塑性加工により所定の高さ
の突出部が形成された薄板状部材を両フランジの接合面
間に介在するので、ボルトの本数、フランジの板厚の増
大を図ることなく、耐圧の高い接合が可能であることは
勿論のこと、加工が容易なフランジ接合装置を提供する
ことができる。
【0030】また、この発明の請求項6によれば、各パ
イプの端部にそれぞれ結合されたフランジ同士を複数の
ボルトで締め付け接合することにより圧力容器を形成す
るフランジ接合装置において、各ボルトが配設される位
置より内側の全周部ならびに各ボルトが配設される位置
の中間部にそれぞれ塑性加工により所定の高さの突出部
が形成された薄板状部材を両フランジの接合面間に介在
するので、ボルトの本数、フランジの板厚の増大を図る
ことなく、さらに耐圧の高い接合が可能であることは勿
論のこと、加工が容易なフランジ接合装置を提供するこ
とができる。
【0031】また、この発明の請求項7によれば、請求
項1ないし6のいずれかにおいて、圧力容器を絶縁ガス
が封入されたガス絶縁開閉装置の容器としたので、信頼
性の高いガス絶縁開閉装置を得ることが可能なフランジ
接合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるフランジ接
合装置の要部の構成を示す斜視図である。
【図2】 図1における線II−IIに沿う断面を示す
断面図である。
【図3】 図1におけるフランジ接合装置の接合状態を
示す断面図である。
【図4】 フランジの接合面における面圧の分布を模式
的に示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2におけるフランジ接
合装置の要部の構成を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態3におけるフランジ接
合装置の要部の構成を示す斜視図である。
【図7】 図6におけるフランジ接合装置の要部を形成
する薄板状部材の構成を示す斜視図である。
【図8】 図7におけるとは異なる薄板状部材の構成を
示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態4におけるフランジ接
合装置の要部を構成する薄板状部材の外形を示す斜視図
である。
【図10】 図9における線X−Xに沿う断面を示す断
面図である。
【図11】 図9における線XI−XIに沿う断面を示
す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態5におけるフランジ
接合装置の要部を構成する薄板状部材の外形を示す斜視
図である。
【図13】 図12における線XIII−XIIIに沿
う断面を示す断面図である。
【図14】 図12における線XIIII−XIIII
に沿う断面を示す断面図である。
【図15】 平面座タイプのフランジを介して接合され
る従来のフランジ接合装置の構成を示す断面図である。
【図16】 全面座タイプのフランジを介して接合され
る従来のフランジ接合装置の構成を示す断面図である。
【図17】 従来のフランジ接合装置におけるフランジ
の接合面の面圧の分布を模式的に示す図である。
【符号の説明】
11,12,18,21 パイプ、13,14,19,
22 フランジ、13a,14a,25a,26a ボ
ルト穴、13b,14b,20,25b,27 突出
部、20a 環状の突出部、20b 歯状の突出部、2
7a 環状領域、27b 張り出し領域、16 ボル
ト、17 圧力容器、23,25,26 薄板状部材、
23a 環状部、23b 張り出し部、24 シール部
材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各パイプの端部にそれぞれ結合されたフ
    ランジ同士を複数のボルトで締め付け接合することによ
    り圧力容器を形成するフランジ接合装置において、少な
    くとも上記いずれか一方のフランジの接合面の上記各ボ
    ルトが配設される位置の中間部に所定の高さで突出する
    突出部をそれぞれ形成したことを特徴とするフランジ接
    合装置。
  2. 【請求項2】 各パイプの端部にそれぞれ結合されたフ
    ランジ同士を複数のボルトで締め付け接合することによ
    り圧力容器を形成するフランジ接合装置において、少な
    くとも上記いずれか一方のフランジの接合面の上記各ボ
    ルトが配設される位置より内側の全周部ならびに上記各
    ボルトが配設される位置の中間部にわたって所定の高さ
    で突出する突出部を形成したことを特徴とするフランジ
    接合装置。
  3. 【請求項3】 各パイプの端部にそれぞれ結合されたフ
    ランジ同士を複数のボルトで締め付け接合することによ
    り圧力容器を形成するフランジ接合装置において、上記
    各ボルトが配設される位置の中心の径より小なる外形を
    有し且つ外周部に上記各ボルトが配設される位置の中間
    部近傍まで外方に張り出す複数の張り出し部が形成され
    た薄板状部材を上記両フランジの接合面間に介在させた
    ことを特徴とするフランジ接合装置。
  4. 【請求項4】 薄板状部材の表面にシール部材が着設さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のフランジ接合
    装置。
  5. 【請求項5】 各パイプの端部にそれぞれ結合されたフ
    ランジ同士を複数のボルトで締め付け接合することによ
    り圧力容器を形成するフランジ接合装置において、上記
    各ボルトが配設される位置の中間部と対応する位置に塑
    性加工により所定の高さの突出部が形成された薄板状部
    材を上記両フランジの接合面間に介在させたことを特徴
    とするフランジ接合装置。
  6. 【請求項6】 各パイプの端部にそれぞれ結合されたフ
    ランジ同士を複数のボルトで締め付け接合することによ
    り圧力容器を形成するフランジ接合装置において、上記
    各ボルトが配設される位置より内側の全周部ならびに上
    記各ボルトが配設される位置の中間部にそれぞれ塑性加
    工により所定の高さの突出部が形成された薄板状部材を
    上記両フランジの接合面間に介在させたことを特徴とす
    るフランジ接合装置。
  7. 【請求項7】 圧力容器は絶縁ガスが封入されたガス絶
    縁開閉装置の容器であることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載のフランジ接合装置。
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