JPH0121272Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0121272Y2
JPH0121272Y2 JP18636084U JP18636084U JPH0121272Y2 JP H0121272 Y2 JPH0121272 Y2 JP H0121272Y2 JP 18636084 U JP18636084 U JP 18636084U JP 18636084 U JP18636084 U JP 18636084U JP H0121272 Y2 JPH0121272 Y2 JP H0121272Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
insulating gasket
spring
insulating
spigot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18636084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61101183U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18636084U priority Critical patent/JPH0121272Y2/ja
Publication of JPS61101183U publication Critical patent/JPS61101183U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0121272Y2 publication Critical patent/JPH0121272Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各々被接続管が接続されるべき第1
及び第2管状体からなり、第1管状体に形成した
径大スリーブ状受口に第2管状体の管端部差口を
挿入すると共に、差口先端面と受口内奥面との間
に絶縁ガスケツトを挾在させて、両管状体を相互
接続させた電気絶縁管継手に関する。
(従来技術) 接続されるべき一対の被接続管のそれぞれ管端
部に締結用フランジを突設し、これら締結用フラ
ンジをボルト・ナツト締結する周知の管継手構造
に代えて、両被接続管の電気的絶縁を図るため
に、上述のように第1管状体の径大スリーブ状受
口に第2管状体の差口を挿入し、差口先端面と受
口内奥面との間に絶縁ガスケツトを挾在させ、か
つ受口に結合した押輪によつて絶縁ガスケツト挾
圧方向へ差口に背圧を印加する所謂ボルトレスタ
イプの電気絶縁管継手にあつては、該管継手組立
て時に押輪を受口に溶接する際の熱応力や、配管
内部を流通する流体の圧力変化、もしくは温度変
化等により絶縁ガスケツトの応力緩和を生じ、ま
た経年使用によるクリープ発生にて受口および差
口に対する面圧の低下が促がされる。特に、上記
ボルトレスタイプの電気絶縁管継手によれば、上
記絶縁ガスケツトの他に、差口と、これに背圧を
印加する押輪との間にも電気絶縁物を介在させね
ばならないので、結局絶縁ガスケツトは最底2枚
必要であり、また絶縁性を高めるべく絶縁ガスケ
ツトを厚くして絶縁代を多くとる傾向があるため
に、上記応力緩和はますます増大し、内部流体の
漏洩を阻止できなくなる。しかも、該シール破壊
を補修しようとしても、受口に押輪が溶接された
一体構造の場合、それが不可能となる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、前述の各種原因による応力緩和、ク
リープ発生によつても、常にシール作用を顕著に
保持する高い面圧によつて、絶縁ガスケツトを受
口および差口に対し密接させることのできる電気
絶縁管継手を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、差口外周に突設した鍔部の背部に絶
縁物を介しバツクアツプリングを当てつけると共
に、該バツクアツプリングとこれの背部に同軸に
位置して受口に結合された押輪との間に、受口と
差口との間に挾在された絶縁ガスケツトを挾圧す
る方向へ背圧を印加する弾性体を圧縮状態で介装
せしめたものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
よつて説明する。
第1図は電気絶縁管継手の断面を示し、1及び
2は相互に接続されるべき第1及び第2管状体で
あつて、第1管状体1における管端部は拡径され
たスリーブ状の受口3とされ、これに第2管状体
2の管端部差口4が同軸に挿嵌される。差口4に
は、受口内奥のガススケツト位置決め用垂壁部5
に対向して鍔部6が半径方向外方へ突設されてお
り、両者5,6間にこれらにそれぞれ面的に密接
する絶縁ガスケツト7が挾み込まれる。
鍔部6の背部には絶縁物(別の絶縁ガスケツ
ト)8が当てつけられると共に、この絶縁物8の
背部にバツクアツプリング9と、弾性体10とが
位置されて、第2図のように矢印に示す圧縮方向
の締付け力を加えて押輪11を受口3に押し込
み、かつ該押輪11を受口3に溶接12すること
で、弾性体10を圧縮し、その弾性力をバツハク
アツプリング9および絶縁物8を介して鍔部6に
印加して、絶縁ガスケツト挾圧方向の背圧を作用
せしめる。そして、その後に受口3と鍔部6およ
びバツクアツプリング9との間に形成される空室
に注入口13からシリコンゴム等の絶縁コンパウ
ンド14を充填すると共に、押輪11およびバツ
クアツプリング9と差口4との間の空室にも同種
の絶縁コンパウンド15を充填し、しかして金属
部間の空中放電防止による高い絶縁耐力を発揮さ
せる。
かく構成すれば、管継手組立て時に押輪11を
受口3に溶接12する際の熱応力によつて、また
使用中の内部流体の圧力・温度変化等の原因によ
つては絶縁ガスケツト7および絶縁物8の応力緩
和が生じようとしても、圧縮状態下にある弾性体
10が応力低下分伸長して、絶縁ガスケツト7お
よび絶縁物8を圧縮するために、応力緩和および
これに伴う面圧低下が発生しない。これはクリー
プ発生時においても同様である。
しかし応力緩和、クリープ発生時に弾性体10
の伸長による弾性復元力をバツクアツプリング9
を介し絶縁物8、鍔部6、絶縁ガスケツト7に有
効裡に作用させるためには、絶縁コンパウンド1
4,15が剛体的に上記弾性体10やバツクアツ
プリング9の動きを拘束するものであつてはなら
ないので、絶縁コンパウンド14,15にはエポ
キシ等の硬化剤を使用しないのが適切であり、前
述のシリコンゴムのような弾性体10、バツクア
ツプリング9の微少移動を許容する材質のコンパ
ウンドが選択される。さらに、この移動を円滑に
するため、グリースや弗素樹脂或いは二硫化モリ
ブデン等の固体潤滑剤を、受口3の内周面に接す
る部分のバツクアツプリング9の外周面に塗布す
ると、より効果的である。
上記弾性体10はその材質、形状を限定される
ものでないが、ばね、特に実施例図面に示す皿ば
ねが有用であつて、皿ばねによればバツクアツプ
リング9に対する接当圧が周方向のいずれの部位
にあつても均等化するので、絶縁ガスケツト7お
よび絶縁物18における面圧が安定する。
第3図は上記弾性体10に皿ばねを用いた本考
案管継手Aと、弾性体を使用しない絶縁ガスケツ
トのみの従来管継手Bとの面圧を比較する図であ
つて、等量のΔTなるクリープが発生した際のそ
れぞれの面圧がP1,P2となつて、本考案の場合
は面圧低下量が低く抑えられていることが分か
る。この皿ばね10の設計にあたつては、必要締
付け荷重と、絶縁ガスケツト7および絶縁物8の
弾性率の関係によつてばね厚、使用枚数を決定す
るものとし、第4図のように使用枚数を多くする
ことも自由である。
また、絶縁ガスケツト7の構造も特に限定され
るものではなく、たとえば第4図のように金属製
リング7aの周面に絶縁材層7bを被覆形成し、
その両側面に二次的パツキンとして、Oリング1
6を設けたものとすることもできる。
さらに、実施例図面によれば、押輪11を受口
3に溶接12して固着したが、その他ねじ結合、
カシメ締結による方式を採用可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、押輪とバツクアツプリングと
の間に弾性体を介装し、弾性体の圧縮による弾性
復元力を常時背圧として差口に印加しているか
ら、絶縁ガスケツトの応力緩和やクリープ発生時
には、弾性体の弾性伸長移動により絶縁ガスケツ
トが圧縮され、受口および差口に対する面圧低下
傾向を抑止して、シール破壊を有効裡に阻止す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は電
気絶縁管継手の断面図、第2図は第1図管継手の
組立て状態を示す図、第3図は本考案管継手と従
来管継手の面圧特性比較図、第4図は変形例を示
す管継手の断面図である。 1……第1管状体、2……第2管状体、3……
受口、4……差口、6……鍔部、7……絶縁ガス
ケツト、8……絶縁物、9……バツクアツプリン
グ、10……弾性体、11……押輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各々被接続管が接続されるべき第1及び第2管
    状体からなり、第1管状体に形成した径大スリー
    ブ状受口に第2管状体の管端部差口を挿入すると
    共に、差口先端面と受口内奥面との間に絶縁ガス
    ケツトを挾在させて、両管状体を相互接続させた
    ものにおいて、上記差口外周に突設した鍔部の背
    部に別の絶縁物を介しバツクアツプリングを当て
    つけると共に、該バツクアツプリングと、これの
    背部に同軸に位置して上記受口に結合された押輪
    との間に、上記絶縁ガスケツト挾圧方向へ背圧を
    印加する弾性体を圧縮状態で介装せしめてなる電
    気絶縁管継手。
JP18636084U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH0121272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18636084U JPH0121272Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18636084U JPH0121272Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61101183U JPS61101183U (ja) 1986-06-27
JPH0121272Y2 true JPH0121272Y2 (ja) 1989-06-26

Family

ID=30743827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18636084U Expired JPH0121272Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0121272Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61101183U (ja) 1986-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4776600A (en) Dielectric pipe flange gasket
JP2556825B2 (ja) 金属密封素子
WO2021169545A1 (zh) 一种阀杆密封结构及阀门
US7566080B2 (en) Systems and methods for coupling conduits of dissimilar materials which are subject to large temperature variations
US4906027A (en) Insulating joint for metal pipelines
CN101897076B (zh) 电解腐蚀防止结构和波导连接结构
JPH0121272Y2 (ja)
US2422379A (en) Electric bushing
CA1047063A (en) Electrically insulating pipe coupling
JPS643898Y2 (ja)
JPS62283289A (ja) 金属パイプ用電気絶縁継手
JP2019178695A (ja) 管継手
JPH08326968A (ja) 絶縁パイプコネクター
US1813529A (en) Pipe coupling for plain end pipes
JPH0144878Y2 (ja)
JPH0231668Y2 (ja)
JPH11230441A (ja) 漏れ止め用密封シール治具とその密封シール方法
JPH0231669Y2 (ja)
JPH036124Y2 (ja)
JPH0314624Y2 (ja)
JP2577182Y2 (ja) 防食管接続構造
JP3880166B2 (ja) 管とケースのシール構造
KR200179794Y1 (ko) 링 플레이트 가스켓
US2901273A (en) Swivel joints in connectors for steam lines of railway cars
RU2078278C1 (ru) Комплект электроизолирующих вставок для трубопроводов с фланцами