JPH09178214A - 空気調和機の電気品箱取付構造 - Google Patents

空気調和機の電気品箱取付構造

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JPH09178214A
JPH09178214A JP7336651A JP33665195A JPH09178214A JP H09178214 A JPH09178214 A JP H09178214A JP 7336651 A JP7336651 A JP 7336651A JP 33665195 A JP33665195 A JP 33665195A JP H09178214 A JPH09178214 A JP H09178214A
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electric component
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Hiroyuki Takada
博之 高田
Hideki Yoshii
秀樹 吉井
Yoshinori Takechi
良則 武智
Masashi Yamada
真佐志 山田
Yoshiaki Kuwabara
良明 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気品箱の取付構造の改善により、サービス
性の向上や部品点数の削減を図ること。 【構成】 空気調和機の風路6内に設置される電気品箱
8の取付構造において、電気品箱8の両側面部に各々耳
状の引掛片21を一体形成すると共に電気品箱8の外側
に固定片23を固定し、風路6内における電気品箱8の
取付面部である背面板4には引掛片21が係合する切り
起こし係合部24を一体形成し、引掛片21を切り起こ
し係合部24に差し込み係合させ、固定片23を背面板
4のフランジ部11にねじ止めすることにより、電気品
箱8を背面板4に固定装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の電
気品箱取付構造に関し、特に天吊式室内ユニットの風路
内に設置される電気品箱の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6、図7は従来の天吊式室内ユニット
における電気品箱の取付構造を示している。天吊式室内
ユニットは、ユニット本体1内に送風機2を有し、ユニ
ット本体1の上面板3と背面板4と側面板5により風路
6を画定している。風路6はユニット本体1の下底面に
開口しており、この開口部には空気吸い込みグリル7が
開閉可能に設けられている。
【0003】電気品箱8は風路6内において鉛直配置の
背面板4に上下方向に配置される。この電気品箱8の設
置のために、上面板3には電気品箱保持片9がスポット
溶接されており、電気品箱8は、上側を電気品箱保持片
9と背面板4との間に挿入され、電気品箱8の下部に取
り付けられた固定片10を背面板4のフランジ部11に
固定ねじ12によってねじ止めされることにより、背面
板4に固定装着される。
【0004】この電気品箱8の取付けは、まず電気品箱
保持片9と背面板4の間に電気品箱8を係合させると共
に前後方向の位置決めを行い、電気品箱8をフランジ部
11の端部に仮置きさせた状態で、左右方向の調節をし
ながら固定片10を固定ねじ12によってフランジ部1
1に固定する。また電気品箱8の取外しは、固定ねじ1
2を外し、電気品箱8を前方向に移動させながら下方向
に抜き出すようにして取外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機の電
気品箱取付構造は、以上のように構成されているため、
電気品箱取付用部品点数が多く、価格アップを招来す
る。
【0006】また電気品箱保持片が風路内に大きく突出
しているため、電気品箱を取り外した状態でも送風機等
の風路部品のサ−ビススペ−スを低減することになり、
しかもこの電気品箱保持片は電気品箱の前後方向の位置
決めしか行わないため、電気品箱を固定する際、左右方
向の位置決め作業が別途必要になり、取付作業性が悪い
と云う問題点がある。
【0007】この発明は、上述の問題点を解消するため
になされたもので、取付用部品点数が少なく、風路部品
のサ−ビススペ−スを確保し、また電気品箱の前後、左
右前後方向の位置決めが的確に行われ、取付作業性に優
れた空気調和機の電気品箱取付構造を得ることを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による空気調和機の電気品箱取付構造
は、空気調和機の風路内に設置される電気品箱の取付構
造において、電気品箱の両側面部に各々耳状の引掛片が
一体形成されていると共に当該電気品箱の外側に固定片
が固定され、風路内における前記電気品箱の取付面部に
は前記引掛片が係合する切り起こし係合部が一体形成さ
れ、前記引掛片が前記切り起こし係合部に差し込み係合
し、前記固定片が前記取付面部にねじ止めされることに
より前記電気品箱が前記取付面部に固定装着されるもの
である。
【0009】この発明による電気品箱取付構造では、電
気品箱の両側面部に各々プレス加工などによって一体形
成された耳状の引掛片を、取付面部にプレス加工(ラン
ス加工)などによって一体形成された切り起こし係合部
に差し込み係合させ、固定片を取付面部にねじ止めする
ことにより、電気品箱が取付面部に固定装着される。
【0010】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造は、空気調和機の風路内に設置される電気品箱の
取付構造において、電気品箱の両側面部に各々係合孔が
形成されていると共に当該電気品箱の外側に固定片が固
定され、風路内における前記電気品箱の取付面部には前
記係合孔に係合する切り起こし係合片が一体形成され、
前記係合孔に前記切り起こし係合片を挿入係合し、前記
固定片が前記取付面部にねじ止めされることにより前記
電気品箱が前記取付面部に固定装着されるものである。
【0011】この発明による電気品箱取付構造では、電
気品箱の両側面部に各々打ち抜きプレス加工などによっ
て形成された係合孔に、取付面部にプレス加工(ランス
加工)などによって一体形成された切り起こし係合片を
挿入係合させ、固定片を取付面部にねじ止めすることに
より、電気品箱が取付面部に固定装着される。
【0012】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造は、空気調和機の風路内に設置される電気品箱の
取付構造において、電気品箱の両側面部に各々引掛凸部
が一体形成されていると共に当該電気品箱の外側に固定
片が固定され、風路内における前記電気品箱の取付面部
には前記引掛凸部が係合するルーバ係合部が一体形成さ
れ、前記引掛凸部が前記ルーバ係合部に差し込み係合
し、前記固定片が前記取付面部にねじ止めされることに
より前記電気品箱が前記取付面部に固定装着されるもの
である。
【0013】この発明による電気品箱取付構造では、電
気品箱の両側面部に各々プレス加工などによって一体形
成された引掛凸部を、取付面部にプレス加工(ルーバ加
工)などによって一体形成されたルーバ係合部に差し込
み係合させ、固定片を取付面部にねじ止めすることによ
り、電気品箱が取付面部に固定装着される。
【0014】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造は、空気調和機の風路内に設置される電気品箱の
取付構造において、電気品箱の両側面部に各々脚状の係
合片が一体形成されていると共に当該電気品箱の外側に
固定片が固定され、風路内における前記電気品箱の取付
面部には前記係合片が係合する係合孔が前記取付面部に
形成され、前記係合片が前記係合孔に挿入係合し、前記
固定片が前記取付面部にねじ止めされることにより前記
電気品箱が前記取付面部に固定装着されるものである。
【0015】この発明による電気品箱取付構造では、電
気品箱の両側面部に各々プレス加工などによって一体形
成された脚状の係合片を、取付面部に打ち抜きプレス加
工などによって形成された係合孔に挿入係合させ、固定
片を取付面部にねじ止めすることにより、電気品箱が取
付面部に固定装着される。
【0016】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造は、前記取付面部は天吊式室内ユニットにおける
鉛直配置の背面板であり、前記電気品箱は背面板に上下
方向に配置され、前記引掛片、前記係合孔あるいは前記
係合片は前記電気品箱の両側面部の上側に設けられ、前
記固定片は前記電気品箱の下部に設けられているもので
ある。
【0017】この発明による電気品箱取付構造では、電
気品箱の引掛片、係合孔あるいは係合片を取付面部の切
り起こし係合部、切り起こし係合片、係合孔に係合させ
ることにより、上下方向配置の電気品箱が取付面部に仮
止めされ、取付作業において電気品箱を手で強く保持し
なくても電気品箱が落下することがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明す
るこの発明の実施の形態において上述の従来例と同一構
成の部分は、上述の従来例に付した符号と同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0019】(実施の形態1)図1、図2はこの発明に
よる電気品箱取付構造の実施の形態1を示している。電
気品箱8の左右両側面部の上側には各々矩形の引掛片2
1がプレス加工などにより電気品箱8と一体形成されて
いる。引掛片21は電気品箱8のプレス成形時に同時加
工され、左右両側に突出して耳状をなしている。電気品
箱8の下部には引掛爪22を有する二つの固定片23が
下側に突出した形態で固定されている。固定片23の先
端部23aにはねじ貫通孔(図示省略)が明けられてい
る。
【0020】風路5内における電気品箱8の取付面部で
ある背面板4には左右の引掛片21が各々差し込み係合
する横転L形の切り起こし係合部24がランス加工など
によって一体形成されている。
【0021】背面板4の下部にL曲げ加工されたフラン
ジ部11には固定片23の先端部23aが着座係合する
取付座部25がプレス成形されており、取付座部25に
ねじ孔(図示省略)が貫通形成されている。
【0022】電気品箱8の取り付けは、電気品箱8の左
右両側面部に各々一体形成された耳状の引掛片21を、
背面板4の切り起こし係合部24に差し込み係合させ、
この差し込み係合によって位置決めを行い、固定片23
の先端部23aをフランジ部11の取付座部25に着座
係合させると共に引掛爪22のフランジ部11に係合さ
せて仮固定させた状態で、固定片23の先端部23aの
ねじ貫通孔(図示省略)に固定ねじ26を通し、固定ね
じ26を取付座部25のねじ孔(図示省略)にねじ込
み、固定片23を取付座部25にねじ止めすることによ
り行われる。
【0023】この電気品箱取付構造では、電気品箱8の
左右側面部に設けられた引掛片21を背面板4の切り起
こし係合部24に差し込み係合させるから、電気品箱8
は上側を背面板4に引掛け係合し、電気品箱8が背面板
4に安定して固定される。
【0024】引掛片21、切り起こし係合部24は、電
気品箱8、背面板4にプレス加工などによって一体形成
されているから、取付用部品点数が少なくなり、安価に
機器を提供できるようになる。
【0025】また切り起こし係合部24は背面板4より
僅かに突出しただけであるから、電気品箱8を取り外し
た状態にて、風路部品のサ−ビススペ−スが確保され、
サ−ビス作業性がよくなる。
【0026】(実施の形態2)図3はこの発明による電
気品箱取付構造の実施の形態2を示している。電気品箱
8の左右両側面部の上側と下側に各々スリット状の係合
孔31が打ち抜きプレス加工などによって形成されてい
ると共に、図には示されていないが、電気品箱8の下部
には実施の形態1における場合と同等の固定片が下側に
突出した形態で固定されている。係合孔31の打ち抜き
は電気品箱8のプレス成形時に同時加工されてもよい。
【0027】背面板4には左右の各係合孔31と係合す
る横転L形の切り起こし係片32がランス加工などによ
って一体形成されている。
【0028】なお、この実施の形態でも、図示を省略し
ているが、実施の形態1における場合と同等に、背面板
4のフランジ部には電気品箱8の固定片が着座係合する
取付座部がプレス成形されており、この取付座部にねじ
孔が貫通形成されている。
【0029】電気品箱8の取り付けは、電気品箱8の左
右両側面部に各々形成されたスリット状の係合孔31に
背面板4の切り起こし係合片32を挿入係合させ、この
挿入係合によって前後左右の位置決めと仮止めを行い、
図には示されていないが、実施の形態1における場合と
同じように、固定片の先端部をフランジ部の取付座部に
着座係合させると共に引掛爪のフランジ部に係合させて
仮固定させた状態で、固定片の先端部のねじ貫通孔に固
定ねじを通し、この固定ねじを取付座部のねじ孔にねじ
込み、固定片を取付座部にねじ止めすることにより行わ
れる。
【0030】この電気品箱取付構造では、電気品箱8の
左右側面部に形成された係合孔32に背面板4の切り起
こし係合片32を挿入係合させるから、電気品箱8は背
面板4に引掛け係合し、電気品箱8が背面板4に安定し
て固定される。
【0031】切り起こし係合片32は背面板4にプレス
加工などによって一体形成されているから、取付用部品
点数が少なくなり、安価に機器を提供できるようにな
る。
【0032】また切り起こし係合片32は背面板4より
僅かに突出しただけであるから、電気品箱8を取り外し
た状態にて、風路部品のサ−ビススペ−スが確保され、
サ−ビス作業性がよくなる。
【0033】また係合孔31と切り起こし係合片32と
の係合によって、電気品箱8の前後左右の位置決めと仮
止めが行われるから、電気品箱8の位置決め作業が容易
に、しかも的確に行われるようになり、しかも、取付作
業において電気品箱8を手で強く保持しなくても電気品
箱8が落下することがなく、電気品箱8の取付作業が容
易になる。
【0034】(実施の形態3)図4はこの発明による電
気品箱取付構造の実施の形態3を示している。電気品箱
8の左右両側面部に各々三角形状横断面の引掛凸部41
がプレス加工などによって一体形成されていると共に、
図には示されていないが、電気品箱8の下部には実施の
形態1における場合と同等の固定片が下側に突出した形
態で固定されている。引掛凸部41は電気品箱8のプレ
ス成形時に同時加工することができる。
【0035】背面板4には左右の引掛凸部41の各々と
係合する三角形状横断面のルーバ係合部42がルーバな
どによって一体形成されている。
【0036】なお、この実施の形態でも、図示を省略し
ているが、実施の形態1における場合と同等に、背面板
4のフランジ部には電気品箱8の固定片が着座係合する
取付座部がプレス成形されており、この取付座部にねじ
孔が貫通形成されている。
【0037】電気品箱8の取り付けは、電気品箱8の左
右両側面部に各々一体形成された引掛凸部41を背面板
4のルーバ係合部42に差し込み係合させ、この差し込
み係合によって前後左右の位置決めと仮止めを行い、図
には示されていないが、実施の形態1における場合と同
じように、固定片の先端部をフランジ部の取付座部に着
座係合させると共に引掛爪のフランジ部に係合させて仮
固定させた状態で、固定片の先端部のねじ貫通孔に固定
ねじを通し、この固定ねじを取付座部のねじ孔にねじ込
み、固定片を取付座部にねじ止めすることにより行われ
る。
【0038】この電気品箱取付構造では、電気品箱8の
左右側面部に形成された引掛凸部41をルーバ係合部4
2に差し込み係合させるから、電気品箱8は背面板4に
引掛け係合し、電気品箱8が背面板4に安定して固定さ
れる。
【0039】引掛凸部41、ルーバ係合部42は、電気
品箱8、背面板4にプレス加工などによって一体形成さ
れているから、取付用部品点数が少なくなり、安価に機
器を提供できるようになる。
【0040】またルーバ係合部42は背面板4より僅か
に突出しただけであるから、電気品箱8を取り外した状
態にて、風路部品のサ−ビススペ−スが確保され、サ−
ビス作業性がよくなる。
【0041】また引掛凸部41とルーバ係合部42との
係合によって、電気品箱8の前後左右の位置決めと仮止
めが行われるから、電気品箱8の位置決め作業が容易
に、しかも的確に行われるようになり、しかも、取付作
業において電気品箱8を手で強く保持しなくても電気品
箱8が落下することがなく、電気品箱8の取付作業が容
易になる。
【0042】また電気品箱8に引掛凸部41が一体形成
されることにより、電気品箱8の剛性が向上し、これの
強度が増す。
【0043】(実施の形態4)図5はこの発明による電
気品箱取付構造の実施の形態4を示している。電気品箱
8の左右両側面部に各々脚状の係合片51がプレス加工
などによって一体形成されていると共に、図には示され
ていないが、電気品箱8の下部には実施の形態1におけ
る場合と同等の固定片が下側に突出した形態で固定され
ている。係合片51は電気品箱8のプレス成形によって
同時加工することができる。
【0044】背面板4には左右の各係合片51が差し込
まれるスリット状の係合孔52が打ち抜きプレス加工な
どによって明けられている。
【0045】なお、この実施の形態でも、図示を省略し
ているが、実施の形態1における場合と同等に、背面板
4のフランジ部には電気品箱8の固定片が着座係合する
取付座部がプレス成形されており、この取付座部にねじ
孔が貫通形成されている。
【0046】電気品箱8の取り付けは、電気品箱8の左
右両側面部に各々一体形成された脚状の係合片51を背
面板4のスリット状の係合孔52に差し込み係合させ、
この係合によって前後左右の位置決めと仮止めを行い、
図には示されていないが、実施の形態1における場合と
同じように、固定片の先端部をフランジ部の取付座部に
着座係合させると共に引掛爪のフランジ部に係合させて
仮固定させた状態で、固定片の先端部のねじ貫通孔に固
定ねじを通し、この固定ねじを取付座部のねじ孔にねじ
込み、固定片を取付座部にねじ止めすることにより行わ
れる。
【0047】この電気品箱取付構造では、電気品箱8の
左右側面部に形成された係合片51を背面板4の係合孔
52に差し込み係合させるから、電気品箱8は背面板4
に引掛け係合し、電気品箱8が背面板4に安定して固定
される。
【0048】係合片51は電気品箱8にプレス加工など
によって一体形成されているから、取付用部品点数が少
なくなり、安価に機器を提供できるようになる。
【0049】また背面板4には係合孔52が形成される
だけであるから、背面板4に突出部がなく、電気品箱8
を取り外した状態にて、風路部品のサ−ビススペ−スが
確保され、サ−ビス作業性がよくなる。
【0050】また係合片51と係合孔52との係合によ
って、電気品箱8の前後左右の位置決めと仮止めが行わ
れるから、電気品箱8の位置決め作業が容易に、しかも
的確に行われるようになり、加えて、取付作業において
電気品箱8を手で強く保持しなくても電気品箱8が落下
することがなく、電気品箱8の取付作業が容易になる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による空気調和機の電気品箱取付構造によれば、電気
品箱の両側面部に各々一体形成された耳状の引掛片を、
取付面部に一体形成された切り起こし係合部に差し込み
係合させ、固定片を取付面部にねじ止めすることによ
り、電気品箱が取付面部に固定装着されるから、電気品
箱が取付面部に安定して固定され、引掛片、切り起こし
係合部は、電気品箱、背面板にプレス加工などによって
一体形成されているから、取付用部品点数が少なくな
り、安価に機器を提供できるようになる。また切り起こ
し係合部は取付面部より僅かに突出しただけであるか
ら、電気品箱を取り外した状態にて、風路部品のサ−ビ
ススペ−スが確保され、サ−ビス作業性がよくなる。
【0052】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造では、電気品箱の両側面部に各々形成された係合
孔に、取付面部にプレス加工などによって一体形成され
た切り起こし係合片を挿入係合させ、固定片を取付面部
にねじ止めすることにより、電気品箱が取付面部に固定
装着されるから、電気品箱が取付面部に安定して固定さ
れ、切り起こし係合片は背面板にプレス加工などによっ
て一体形成されているから、取付用部品点数が少なくな
り、安価に機器を提供できるようになる。また切り起こ
し係合片は取付面部より僅かに突出しただけであるか
ら、電気品箱を取り外した状態にて、風路部品のサ−ビ
ススペ−スが確保され、サ−ビス作業性がよくなる。ま
た係合孔と切り起こし係合片との係合によって、電気品
箱の前後左右の位置決めと仮止めが行われるから、電気
品箱の位置決め作業が容易に、しかも的確に行われるよ
うになり、しかも、取付作業において電気品箱を手で強
く保持しなくても電気品箱が落下することがなく、電気
品箱の取付作業が容易になる。
【0053】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造では、電気品箱の両側面部に各々一体形成された
引掛凸部を、取付面部に一体形成されたルーバ係合部に
差し込み係合させ、固定片を取付面部にねじ止めするこ
とにより、電気品箱が取付面部に固定装着されるから、
電気品箱が取付面部に安定して固定され、引掛凸部、ル
ーバ係合部は、電気品箱、背面板にプレス加工などによ
って一体形成されているから、取付用部品点数が少なく
なり、安価に機器を提供できるようになる。また切り起
こし係合部は取付面部より僅かに突出しただけであるか
ら、電気品箱を取り外した状態にて、風路部品のサ−ビ
ススペ−スが確保され、サ−ビス作業性がよくなる。ま
た引掛凸部とルーバ係合部との係合によって、電気品箱
の前後左右の位置決めと仮止めが行われるから、電気品
箱の位置決め作業が容易に、しかも的確に行われるよう
になり、しかも、取付作業において電気品箱を手で強く
保持しなくても電気品箱が落下することがなく、電気品
箱の取付作業が容易になる。また電気品箱に引掛凸部が
一体形成されることにより、電気品箱の剛性が向上し、
これの強度が増す。
【0054】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造では、電気品箱の両側面部に各々プレス加工など
によって一体形成された脚状の係合片を、取付面部に打
ち抜きプレス加工などによって形成された係合孔に挿入
係合させ、固定片を取付面部にねじ止めすることによ
り、電気品箱が取付面部に固定装着されるから、電気品
箱が取付面部に安定して固定され、係合片は電気品箱の
にプレス加工などによって一体形成されているから、取
付用部品点数が少なくなり、安価に機器を提供できるよ
うになる。また取付面部には突出部がないから、電気品
箱を取り外した状態にて、風路部品のサ−ビススペ−ス
が確保され、サ−ビス作業性がよくなる。また係合孔と
切り起こし係合片との係合によって、電気品箱の前後左
右の位置決めと仮止めが行われるから、電気品箱の位置
決め作業が容易に、しかも的確に行われるようになり、
しかも、取付作業において電気品箱を手で強く保持しな
くても電気品箱が落下することがなく、電気品箱の取付
作業が容易になる。
【0055】つぎの発明による空気調和機の電気品箱取
付構造では、電気品箱取付構造では、電気品箱の引掛
片、係合孔あるいは係合片を取付面部の切り起こし係合
部、切り起こし係合片、係合孔に係合させることによ
り、上下方向配置の電気品箱が取付面部に仮止めされ、
取付作業において電気品箱を手で強く保持しなくても電
気品箱が落下することがないから、電気品箱の取付作業
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による空気調和機の電気品箱取付構
造の実施の形態1を示す断面図である。
【図2】 この発明による空気調和機の電気品箱取付構
造の実施の形態1を示す斜視図である。
【図3】 この発明による空気調和機の電気品箱取付構
造の実施の形態2の要部を示す斜視図である。
【図4】 この発明による空気調和機の電気品箱取付構
造の実施の形態3の要部を示す斜視図である。
【図5】 この発明による空気調和機の電気品箱取付構
造の実施の形態4の要部を示す斜視図である。
【図6】 従来の空気調和機の電気品箱取付構造を示す
断面図である。
【図7】 従来の空気調和機の電気品箱取付構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体,4 背面板,6 風路,8 電気品
箱,11 フランジ部,21 引掛片,23 固定片,
24 切り起こし係合部,25 取付座部,26 固定
ねじ,31 係合孔,32 切り起こし係合片,41
引掛凸部,42ルーバ係合部,51 係合片,52 係
合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 真佐志 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 桑原 良明 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の風路内に設置される電気品
    箱の取付構造において、 電気品箱の両側面部に各々耳状の引掛片が一体形成され
    ていると共に当該電気品箱の外側に固定片が固定され、
    風路内における前記電気品箱の取付面部には前記引掛片
    が係合する切り起こし係合部が一体形成され、前記引掛
    片が前記切り起こし係合部に差し込み係合し、前記固定
    片が前記取付面部にねじ止めされることにより前記電気
    品箱が前記取付面部に固定装着されることを特徴とする
    空気調和機の電気品箱取付構造。
  2. 【請求項2】 空気調和機の風路内に設置される電気品
    箱の取付構造において、 電気品箱の両側面部に各々係合孔が形成されていると共
    に当該電気品箱の外側に固定片が固定され、風路内にお
    ける前記電気品箱の取付面部には前記係合孔に係合する
    切り起こし係合片が一体形成され、前記係合孔に前記切
    り起こし係合片を挿入係合し、前記固定片が前記取付面
    部にねじ止めされることにより前記電気品箱が前記取付
    面部に固定装着されることを特徴とする空気調和機の電
    気品箱取付構造。
  3. 【請求項3】 空気調和機の風路内に設置される電気品
    箱の取付構造において、 電気品箱の両側面部に各々引掛凸部が一体形成されてい
    ると共に当該電気品箱の外側に固定片が固定され、風路
    内における前記電気品箱の取付面部には前記引掛凸部が
    係合するルーバ係合部が一体形成され、前記引掛凸部が
    前記ルーバ係合部に差し込み係合し、前記固定片が前記
    取付面部にねじ止めされることにより前記電気品箱が前
    記取付面部に固定装着されることを特徴とする空気調和
    機の電気品箱取付構造。
  4. 【請求項4】 空気調和機の風路内に設置される電気品
    箱の取付構造において、 電気品箱の両側面部に各々脚状の係合片が一体形成され
    ていると共に当該電気品箱の外側に固定片が固定され、
    風路内における前記電気品箱の取付面部には前記係合片
    が係合する係合孔が前記取付面部に形成され、前記係合
    片が前記係合孔に挿入係合し、前記固定片が前記取付面
    部にねじ止めされることにより前記電気品箱が前記取付
    面部に固定装着されることを特徴とする空気調和機の電
    気品箱取付構造。
  5. 【請求項5】 前記取付面部は天吊式室内ユニットにお
    ける鉛直配置の背面板であり、前記電気品箱は背面板に
    上下方向に配置され、前記引掛片、前記係合孔あるいは
    前記係合片は前記電気品箱の両側面部の上側に設けら
    れ、前記固定片は前記電気品箱の下部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気調
    和機の電気品箱取付構造。
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