JPH09176149A - 置換されたクロマニルスルホニル(チオ)尿素、それらの製法、医薬製剤におけるそれらの使用およびそれらを含有する医薬製剤 - Google Patents
置換されたクロマニルスルホニル(チオ)尿素、それらの製法、医薬製剤におけるそれらの使用およびそれらを含有する医薬製剤Info
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Abstract
素、それらの製法、医薬製剤におけるそれらの使用およ
びそれらを含有する医薬製剤の提供。 【解決手段】 この化合物は、次の式I 【化1】 で表わされる。このクロマニルスルホニル(チオ)尿素
は、心臓不整脈の治療および不整脈による突然心臓死の
予防に有用な医薬である。これらの化合物は、抗不整脈
剤として使用することができそして突然心臓死の予防、
心不全症そしてまたショック作用の結果としての心機能
不全の治療にも適している。
Description
その生理学的に許容し得る塩に関するものである。
するアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ、弗素、塩素、臭素、沃素、CF3、NH2、1〜4個
の炭素原子を有するNHアルキル、同一または異なるア
ルキル基において1〜4個の炭素原子を有するN(アル
キル)2または1〜4個の炭素原子を有するS−アルキル
であり;R(2a)は、水素または1個または2個の炭素原
子を有するアルキルであり;R(2b)およびR(2d)は、同
一または異なり、水素、1個または2個の炭素原子を有
するアルキル、置換されないフェニル、置換されたフェ
ニル、置換されないベンジルまたはフェニル基において
フェニル基中の置換分として存在する水素、ハロゲン、
1個または2個の炭素原子を有するアルキルおよび1個
または2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群か
ら選択された3個までの同一または異なる置換分により
置換されたベンジルであり;R(2c)およびR(2e)は、同
一または異なり、水素または1個または2個の炭素原子
を有するアルキルであり;R(3)は、水素、1、2、3
または4個の炭素原子を有するアルキル、3、4、5ま
たは6個の環炭素原子を有するシクロアルキル、3、
4、5または6個の環炭素原子を有するCH2−シクロ
アルキルまたはCF3であり;Qは、(CH2)nであり;
nは、1または2であり;Zは、硫黄または酸素であ
り;Aは置換されていないかまたは水素、ハロゲン、1
個または2個の炭素原子を有するアルキルおよび1個ま
たは2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群から
選択された3個までの同一または異なる置換分によって
置換されているフェニルであるか、またはAは、式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であるかまたは
Aは、式
1個または2個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個
の炭素原子を有するアルコキシ、弗素、塩素、臭素、沃
素またはCF3であり;R(2a)、R(2b)およびR(2d)
が、同一または異なり、水素または1個または2個の炭
素原子を有するアルキルであり;R(2c)およびR(2e)が
水素であり;R(3)が水素、または1、2、3または4
個の炭素原子を有するアルキルであり;Qが(CH2)nで
あり;nが1または2であり;Zが硫黄または酸素であ
り;Aが置換されていないかまたは水素、ハロゲン、1
個または2個の炭素原子を有するアルキルおよび1個ま
たは2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群から
選択された3個までの同一または異なる置換分により置
換されたフェニルであるかまたはAが式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基で置換されている3、4、5または6個の
炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であるかまたは
Aが式
素、1個または2個の炭素原子を有するアルキル、1個
または2個の炭素原子を有するアルコキシ、弗素、塩
素、臭素、沃素またはCF3であり;R(2a)、R(2b)、
R(2c)、R(2d)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水
素または1、2、3または4個の炭素原子を有するアル
キルであり;Qが(CH2)nであり;nが1または2であ
り;Zが硫黄または酸素であり;Aが置換されていない
かまたは水素、ハロゲン、1個または2個の炭素原子を
有するアルキルおよび1または2個の炭素原子を有する
アルコキシからなる群から選択された3個までの同一ま
たは異なる置換分により置換されたフェニルであるかま
たはAが式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換されている3、4、5または
6個の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレン
である)の飽和または不飽和のラクタムの基であるかま
たはAが式
(1)が水素、1個または2個の炭素原子を有するアルキ
ル基または1個または2個の炭素原子を有するアルコキ
シであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)およびR(2
e)が水素であり;R(3)が水素または1、2、3または
4個の炭素原子を有するアルキルであり;Qが(CH2)n
であり;nが1または2であり;Zが硫黄であり;Aが
置換されていないかまたは水素、ハロゲン、1個または
2個の炭素原子を有するアルキルおよび1個または2個
の炭素原子を有するアルコキシからなる群から選択され
た3個までの同一または異なる置換分により置換された
フェニルであるかまたはAが式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であり;または
Aが式
は、R(1)が水素、1個または2個の炭素原子を有する
アルキルまたは1個または2個の炭素原子を有するアル
コキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)および
R(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチルまたはエチ
ルであり;Qが(CH2)nであり;nが1または2であ
り;Zが硫黄であり;Aが置換されていないかまたは水
素、ハロゲン、1個または2個の炭素原子を有するアル
キルおよび1個または2個の炭素原子を有するアルコキ
シからなる群から選択された3個までの同一または異な
る置換分により置換されたフェニルであるかまたはAが
式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基である化合物で
ある。
R(1)が水素、1個または2個の炭素原子を有するアル
キルまたは1個または2個の炭素原子を有するアルコキ
シであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)およびR(2
e)が水素であり;R(3)が水素、メチルまたはエチルで
あり;QがCH2であり;Zが硫黄であり;Aが置換さ
れていないかまたは水素、ハロゲン、1個または2個の
炭素原子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素
原子を有するアルコキシからなる群から選択された3個
までの同一または異なる置換分により置換されたフェニ
ルである化合物である。
は、R(1)が水素、1個または2個の炭素原子を有する
アルキルまたは1個または2個の炭素原子を有するアル
コキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)および
R(2e)が水素であり;R(3)が水素または1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有するアルキルであり;Qが(C
H2)nであり;nが1または2であり;Zが酸素であ
り;Aが置換されていないかまたは水素、ハロゲン、1
個または2個の炭素原子を有するアルキルまたは1個ま
たは2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群から
選択された3個までの同一または異なる置換分により置
換されたフェニルであるかまたはAが式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であり、または
Aが式
は、R(1)が水素、1個または2個の炭素原子を有する
アルキルまたは1個または2個の炭素原子を有するアル
コキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)および
R(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチルまたはエチ
ルであり;Qが(CH2)nであり;nが1または2であ
り;Zが酸素であり;Aが置換されていないかまたは水
素、ハロゲン、1個または2個の炭素原子を有するアル
キルおよび1個または2個の炭素原子を有するアルコキ
シからなる群から選択された3個までの同一または異な
る置換分により置換されたフェニルであるかまたはAが
式
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基である化合物で
ある。
は、R(1)が水素、1個または2個の炭素原子を有する
アルキルまたは1個または2個の炭素原子を有するアル
コキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)および
R(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチルまたはエチ
ルであり;QがCH2であり;Zが酸素であり;Aが置
換されていないかまたは水素、ハロゲン、1個または2
個の炭素原子を有するアルキルおよび1個または2個の
炭素原子を有するアルコキシからなる群から選択された
3個までの同一または異なる置換分により置換されたフ
ェニルである化合物である。
ルなる用語は、特にことわらない限りは、直鎖状または
分枝鎖状の飽和炭化水素基である。これは、またアルコ
キシ基に含有されているアルキル基にも適用される。ア
ルキル基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、第二ブチルおよび
第三ブチルである。シクロアルキル基の例は、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘ
キシルである。基Bにより示されるアルキレンおよびア
ルケニレン基の例は、1,3−プロピレン、1,4−ブチ
レン、1,5−ペンチレン、1,6−ヘキシレン、1,3
−プロプ−1−エニレン、1,3−プロプ−2−エニレ
ン、1,4−ブト−1−エニレン、1,4−ブト−2−エ
ニレン、1,4−ブト−3−エニレン、1,5−ペント−
1−エニレン、1,5−ペント−2−エニレン、1,5−
ペント−3−エニレンおよび1,5−ペント−4−エニ
レンである。それ自体またはベンジル基において存在す
ることのできる置換されたフェニル基においては、置換
分は、モノ置換の場合においては、例えばオルト−、メ
タ−またはパラ−位、ジ置換の場合においては、2,3
−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5
−位、トリ置換の場合においては、例えば2,3,4−、
2,3,5−、2,3,6−または3,4,5−位の何れの所
望の位置にあってもよい。ハロゲンは、特にとわらい限
り、弗素、塩素、臭素および沃素、好ましくは弗素およ
び塩素を意味する。
ば炭素原子2、3、4上にキラルティーの中心を有する
式Iの化合物が、存在することができる。この場合にお
いては、本発明は、すべての可能な立体異性体であるエ
ナンチオマーおよびジアステレオマーそしてまた何れか
の望ましい比の2種または3種以上の立体異性体の混合
物、例えば左旋性および右旋性対掌体に関係するエナン
チオマーとして純粋な形態のエナンチオマーそしてまた
種々な比率の2種のエナンチオマーの混合物を包含す
る。
する、特に心臓不整脈および心臓の収縮性減少の治療に
対する有用な医薬的に活性な化合物である。さらに、こ
れらの化合物は、他の医薬的に活性な化合物を製造する
中間体として使用することもできる。あるベンゼンスル
ホニル尿素については、血糖低下作用が記載されてい
る。このような血糖低下スルホニル尿素の原型は、グリ
ベンクラミドであって、この化合物は、糖尿病を治療す
る剤として治療的に使用されておりそしてこの化合物
は、いわゆるATP−感受性カルシウムチャンネルの調
査に非常に関係のある道具(tool)としての研究に役立
っている。その血糖低下作用のほかに、グリベンクラミ
ドは、現在まで治療的に使用することはできないけれど
も、まさにこれらのATP−感受性カリウムチャンネル
を遮断する性質である他の作用を有している。これら
は、特に心臓の抗細動作用を包含する。しかしながら、
心室細動またはその初期の段階の治療において、同時的
な血糖の低下は、それが患者の疾患をさらに悪化させる
可能性があるので望ましくなく危険でさえある。欧州特
許公開EP−A−612 724は、心臓血管系に対す
る作用を有するベンゼンスルホニル尿素を開示してい
る。しかしながら、その作用は、多くの点においてなお
満足ではない。クロマニル誘導体は、その中に記載され
ていないし、示唆されてもいない。
謝疾患、緑内障、偏頭痛および高血圧に対する作用を有
するα2−アドレナリン性アンタゴニストとしてのクロ
マン化合物を記載している。しかしながら、それはスル
ホニル尿素またはスルホニルチオ尿素基により置換され
た何れの化合物も記載していないし本発明の化合物を示
唆していない。さらに本発明は、以下に示した反応工程
からなる式Iの化合物を製造する方法に関するものであ
る。
そしてZが酸素である式Iのクロマニルスルホニル尿素
は、式(II)
a(式I中のZ=O)
って製造することができる。
おいて示した意義を有する。式IIIの塩における適当な
陽イオンMは、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウムおよびテトラアルキルアンモニウムイ
オンである。式IVのR(3)−置換されたイソシアネート
と同等に、R(3)−置換された炭酸誘導体、例えばR(3)
−置換されたカルバミン酸エステル、R(3)−置換され
たカルバモイルハライドまたはR(3)−置換された尿素
を使用することができる。
である式Iのクロマニルスルホニル尿素は、式IIのスル
ファモイルクロマンまたは式IIIのその塩とトリアルキ
ルシリルイソシアネートまたはシリコンテトライソシア
ネートとの反応および主として形成されたシリコン−置
換されたクロマニルスルホニル尿素の開裂(例えば加水
分解)によって製造することができる。さらに、ハロゲ
ン化シアンノゲンとの反応および0℃〜100℃の温度
における鉱酸による主として形成されたN−シアノスル
ホンアミドの加水分解によって式IIのスルファモイルク
ロマンまたは式IIIのその塩をR(3)が水素でありそして
Zが酸素である式Iのクロマニルスルホニル尿素に変換
することができる。
のクロマニルスルホニル尿素は、25℃〜150℃の温
度でSynthesis 1987,734-735による不活性溶剤中で塩
基の存在下で、窒素上においてR(3)−置換された式V
イルクロマンまたは式IIIのその塩から製造することが
できる。
アルカリ土類金属の水酸化物、水素化物、アミドあるい
はまたアルコキシド、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化カルシウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水素化カルシウム、ナトリウムアミド、カ
リウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムメトキシドまたはカリウムエトキシド
である。適当な不活性溶剤は、エーテル、例えばテトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジグリム、ケトン、例えばアセトンまたは
ブタノン、ニトリル、例えばアセトニトリル、ニトロ化
合物、例えばニトロメタン、エステル、例えば酢酸エチ
ル、アミド、例えばジメチルホルムアミド(DMF)ま
たはN−メチルピロリドン(NMP)、ヘキサメチル燐
酸トリアミド、スルホキシド、例えばDMSO、スルホ
ン、例えばスルホラン、炭化水素、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレンである。さらに、これらの溶剤相互の
混合物も適当である。
のクロマニルスルホニルチオ尿素
塩および式VI R(3)−N=C=O (VI) のR(3)−置換されたイソシアネートから製造すること
ができる。
黄である式Iのクロマニルスルホニルチオ尿素は、式II
のスルファモイルクロマンまたは式IIIのその塩とトリ
アルキルシリルイソチオシアネート、例えばトリメチル
シリルイソチオシアネートまたはシリコンテトライソチ
オシアネートとの反応および主として形成されたシリコ
ン−置換されたクロマニルスルホニルチオ尿素の開裂
(例えば加水分解)によって製造することができる。さ
らに、式IIのスルファモイルクロマンまたは式IIIのそ
の塩をイソチオシアン酸ベンゾイルと反応させそして中
間体のベンゾイル−置換されたクロマニルスルホニルチ
オ尿素を水性鉱酸と反応させてR(3)=Hである式1b
の化合物を得ることができる。同様な方法が、J. Med.
Chem. 1992, 35, 1137-1144に記載されている。さらに
他の変形法は、方法(b)に記載したN−シアノスルホン
アミドを硫化水素と反応させることからなる。
ホニル尿素は、式Ibのクロマニルスルホニルチオ尿素
からの変換反応によって製造することができる。脱硫
化、すなわち酸素原子による適当に置換されたクロマニ
ルスルホニルチオ尿素中の硫黄原子の置換は、例えば重
金属の酸化物または塩の助けによってあるいはまた過酸
化水素、過酸化ナトリウムまたは亜硝酸のような酸化剤
の使用によって実施することができる。チオ尿素は、ま
た、塩素化剤、例えばホスゲンまたは五塩化燐で処理す
ることによって脱硫化することもできる。中間体として
クロロホルムアミジンまたはカルボジイミドが得られ、
これらの化合物は、例えば加水分解または水の添加によ
って相当する置換されたクロマニルスルホニル尿素に変
換することができる。
ルホニル尿素は、R(3)−置換された尿素またはR(3)−
置換されたビス(トリアルキルシリル)尿素を使用し
て、例えば式VII
きる。さらに、式VIIのスルホニルクロライドをパラバ
ン酸と反応させてクロマニルスルホニルパラバン酸を
得、これを鉱酸で加水分解して式I(Z=O)の相当す
るクロマニルスルホニル尿素を得ることができる。
スルホニル尿素は、R(3)−NH2のアミンを式VIII
とにより製造することができる。
用の方法によって、例えばホスゲンを使用して、式IIの
スルファモイルクロマンから得られることができる。式
VIIIのイソシアネートについて上述したように、アミン
R(3)−NH2をクロマニルスルホニルカルバミン酸エス
テル、カルバモイルハライドまたはR(3)が水素である
式Iaのクロマニルスルホニル尿素と反応させてZが酸
素である式Iの化合物を得ることができる。
ルホニルチオ尿素は、式R(3)−NH2のアミンを式IX
ることによって得ることができる。
スルホニルカルバミン酸チオエステルまたは−カルバモ
イルチオハライドと反応させてZが硫黄である式Iの化
合物を得ることができる。式IXのスルホニルイソチオシ
アネートは、DMF、DMSOまたはN−メチルピロリ
ドンのような有機溶剤中において、相当するスルホンア
ミドをアルカリ金属水酸化物および二硫化炭素と反応さ
せることによって製造することができる。このようにし
て得られたスルホニルジチオカルバミン酸のジアルカリ
金属塩は、不活性溶剤中において、僅かに過剰のホスゲ
ンまたはトリホスゲンのようなホスゲン代替物で、クロ
ロギ酸エステル(2当量)でまたは塩化チオニルと反応
させることができる。このようにして得られたスルホニ
ルイソチオシアネートの溶液は、直接相当するアミンま
たはアンモニアと反応させることができる。
ェニル−またはスルフィニル尿素は、酸化剤、例えば過
酸化水素、過酸化ナトリウムまたは亜硝酸を使用してZ
が酸素である式Iのクロマニルスルホニル尿素を得るこ
とができる。式Iのクロマニルスルホニル尿素の合成に
ついて上述した方法に対する出発物質は、文献(例え
ば、Houben-Weyl, Methoden der Organischen Chemie
〔Methods of Organic Chemistry〕, Georg Thieme Ver
lag, Stuttgart: Organic Reactions, John Wiley & So
ns, Inc., New York; のような標準参考書および上述し
た特許出願)に記載されているようなそれ自体既知の方
法で、既知のそして反応に適した条件下で有利に製造さ
れる。この場合において、本願では非常に詳細には記載
されていないけれども、それ自体知られている変形を使
用することができる。望ましい場合は、出発物質は、反
応混合物から単離しないで、直接さらに反応させるため
に、反応系内で形成することもできる。
州特許公開EP−A−325 964および米国特許第
5,140,039号または第5,185,364号に記載
されておりまたはこれらの特許明細書に記載されている
方法によって製造することができる。式XIの適当に置換
されたアミンは、スキーム1によってアシル化して式XI
Iのアミドを得、次いでハロスルホン化に付すことがで
きる。アミノ基に対する適当なアシル化剤は、有利には
式 R(5)COY のカルボン酸のアルキルエステル、ハライド(例えばク
ロライドまたはブロマイド)または無水物である。この
点に関して、R(5)は、トリハロメチル基または(C1〜
C4)−アルキル基であるかまたはR(5)COYは、式A
COY(上述したこの基の意義によるAは、置換されて
いるかまたは置換されていないフェニルでありそしてY
はハライド、(C1〜C4)−アルコキシ、トリハロアセ
テートまたは(C1〜C4)−カルボキシレートのような
脱離基である)の安息香酸誘導体である。
剤の存在下または不存在下において第三級塩基、例えば
ピリジンまたはトリアルキルアミンの添加によって実施
される。また、例えばジメチルアミノピリジンのような
触媒を添加することもできる。反応は、約0℃〜160
℃、好ましくは20〜150℃の温度で達成することが
できる。式XIIの化合物のアシル基は、保護基であるこ
とができる、または安息香酸誘導体の場合においては、
すなわちR(5)がAである場合は、式Iの化合物の一部
である上述したAの意義を有す。適当な不活性溶剤は、
エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、グ
リコールエーテル、例えばエチレングリコールモノメチ
ルまたはモノエチルエーテル(メチルグリコールまたは
エチルグリコール)、エチレングリコールジメチルエー
テル、ジグリメ、ケトン、例えばアセトンまたはブタノ
ン、ニトリル、例えばアセトニトリル、アミド、例えば
ジメチルホルムアミド(DMF)またはN−メチルピロ
リドン(NMP)、ヘキサメチル燐酸トリアミド、スル
ホキシド、例えばDMSO、塩素化炭化水素、例えばジ
クロロメタン、クロロホルム、トリクロロエチレン、
1,2−ジクロロエタンまたは四塩化炭素、炭化水素、
例えばベンゼン、トルエンまたはキシレンである。さら
に、これらの溶剤相互の混合物もまた適している。
たBの定義を有する式
は、次のようにして製造することができる。
たは反応性炭酸誘導体に変換する。イソシアネートへの
アミンXIの変換(スキーム2)は
の存在下において、XIの化合物をカルボニルハライド、
例えばホスゲンまたはトリホスゲンと反応させることに
よって既知の方法で実施することができる。適当な不活
性溶剤は、エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジオ
キサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジグリ
メ、ケトン、例えばアセトンまたはブタノン、ニトリ
ル、例えばアセトニトリル、ニトロ化合物、例えばニト
ロメタン、エステル、例えば酢酸エチル、アミド、例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)またはN−メチルピ
ロリドン(NMP)、ヘキサメチル燐酸トリアミド、ス
ルホキシド、例えばDMSO、スルホン、例えばスルホ
ラン、炭化水素、例えばベンゼン、トルエンまたはキシ
レンである。さらに、これらの溶剤の相互の混合物も適
している。適当な反応性炭酸誘導体は、クロロギ酸アル
キルおよびXIおよび適当な第三級アルキルアミンまたは
ピリジンから合成することができるような炭酸エステル
である。さらに、N,N′−カルボニルジイミダゾール
および類似反応性誘導体もイソシアネート代替物として
使用することができる(Staab, H.A. Synthesen mit he
terocyclischen Amiden (Azoliden)〔Syntheses with
heterocyclic amides(azolides)〕, Angewandte Chemi
e 74 (1962), No. 12 407-423頁)。
レタンを、それから第二の分子成分の導入のために、不
活性溶剤の存在下または不存在下において例えば100
〜170℃で上記のBの意義を有する式
em. 1956, 598, 203頁)そしてAが上記の複素環式基で
ある式XIIに相当する式XIIbのアシル尿素誘導体を得る
(スキーム3)。
IIおよびXIIbのアシル化アミンは、既知の方法によって
式IIのスルホンアミドに変換することができる。式IIの
スルホンアミドは、それ自体既知の方法によってすなわ
ち既知のそして反応に適した条件下で製造される。この
場合においては、本願では非常に詳細に記載されていな
いけれども、それ自体既知の変形を使用することができ
る。望ましい場合は、合成は、1、2またはそれ以上の
工程で遂行することができる。特に、式XIIまたはXIIb
のアシル化アミンを、不活性溶剤の存在下または不存在
下において−10℃〜120℃、好ましくは0℃〜10
0℃の温度で求電子試薬によって芳香族スルホン酸また
はその誘導体、例えばスルホニルハライドに変換する方
法が好ましい。例えば、スルホン化は硫酸または発煙硫
酸を使用して実施することができるまたはハロスルホン
化は、ハロスルホン酸との反応、無水のハロゲン化金属
の存在下におけるハロゲン化スルフリルとの反応または
無水のハロゲン化金属の存在下におけるハロゲン化チオ
ニルとの反応、次いで塩化スルホニルを与えるのに既知
の酸化の実施を使用して実施することができる。スルホ
ン酸が第一級反応生成物である場合は、これらは直接
に、または例えばピリジンまたはトリアルキルアミンの
ような第三級アミン、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属水酸化物または反応系内でこれらの塩基性化合物を
形成する試薬で処理することによって、例えば三ハロゲ
ン化燐、五ハロゲン化燐、オキシ塩化燐、ハロゲン化チ
オニルまたはハロゲン化オキザリルのような酸ハライド
によって既知の方法によりスルホニルハライドに変換す
ることができる。このスルホン酸誘導体は、文献から知
られている方法でスルホンアミドに変換することができ
る。好ましくは、塩化スルホニルを、0〜100℃の温
度で不活性溶剤中で水性アンモニアと反応させる。さら
に、スルホンアミドは、文献に記載されている方法によ
って、−100〜50℃、好ましくは−100℃〜30
℃の温度で不活性ガス雰囲気下でそして不活性溶剤中で
のアルカリ金属またはアルカリ土類金属有機金属試薬と
の反応、二酸化硫黄との反応およびその後のアミドスル
ホン酸による熱処理によって、スキーム1により製造し
た式XIIのアシル化アミンから合成することができる。
るアミノ基に対する保護基として機能する場合は、これ
は、式IIaのスルホンアミドの製造後に、酸または塩基
によって除去することができる。水性酸または不活性溶
剤中における酸による開裂によって相当する酸付加塩を
形成することができる。例えば、硫酸、ハロゲン化水素
酸、例えば塩酸または臭化水素酸、燐酸、例えばオルト
燐酸またはポリ燐酸またはアミドを開裂することのでき
る他の慣用の酸が、この反応に適している。塩基による
式XIIのアシル化アミンの開裂は、また水性または不活
性溶剤中で実施することができる。適当な塩基は、例え
ばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物また
はアルコキシド、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウム、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキ
シドまたはカリウムエトキシドである。
換されたアミンまたはその酸付加化合物から、窒素原子
がアシル基ACOを担持する式IIのスルファモイルクロ
マンを上述したようにして製造することができる。単離
された場合におけるR(1)、R(2a)、R(2b)、R(2c)、
R(2d)、R(2e)、R(3)、Z、QおよびAの性質によっ
ては、式Iの化合物を製造する方法の一つの方法または
他の方法は、不適当であるかまたは少なくとも反応性基
の保護を必要とする。比較的稀に起るこの型の場合は当
業者によって困難なく認めることができそしてこのよう
な場合において、困難なく上述した他の合成方法を使用
することができる。
ラル中心を有することができる。1個または2個以上の
キラル中心が存在する場合は、これらの中心において一
様な立体化学を有する式Iの化合物が好ましい。1個ま
たは2個以上のキラル中心を有する式Iの化合物は、そ
の製造においてラセミ体として得ることができる、また
は光学的に活性な出発物質が使用される場合は、光学的
に活性な形態で得られる。化合物が2個または3個以上
のキラル中心を有する場合は、化合物はラセミ体の混合
物として合成によって得ることができ、これらの混合物
から、個々の異性体を例えば不活性溶剤からの再結晶に
よって純粋な形態で単離することができる。望ましい場
合には、得られたラセミ体はそれ自体既知の方法によっ
て機械的または化学的にエナンチオマーに分離すること
ができる。すなわち、ジアステレオマーは、光学的に活
性な分割剤との反応によってラセミ体から形成すること
ができる。塩基性化合物に対する適当な分割剤は、例え
ば光学的に活性な酸、例えばR−またはR,R−および
S−またはS,S−形態の酒石酸、ジベンゾイル酒石
酸、ジアセチル酒石酸、樟脳スルホン酸、マンデル酸、
リンゴ酸または乳酸である。種々な形態のジアステレオ
マーを、それ自体既知の方法で、例えば分別結晶化によ
って分離することができ、そして式Iのエナンチオマー
をそれ自体既知の方法でジアステレオマーから分離する
ことができる。さらに、エナンチオマーの分離は、光学
的に活性な支持物質上のクロマトグラフィーによって実
施される。光学的に一様な化合物を製造する特に簡単な
方法は、例えば式XIのアミンを光学的に活性な酸、例え
ば(+)−または(−)−マンデル酸による再結晶化に
よってエナンチオマーに分割しそして、上述したように
して部分的にエナンチオマーとして純粋である式Iの最
終化合物に変換することからなる。
得る塩は、抗不整脈剤として適当であるのみでなく、ヒ
トまたは哺乳動物(例えばサル、犬、マウス、ラット、
ウサギ、モルモット、猫および大きな生産動物、例えば
牛および豚)の心臓血管系、心不全、心臓移植および脳
血管疾患の疾患の治療および予防に対する有用な治療剤
である。式Iの化合物の生理学的に許容し得る塩は、Re
mmington's Pharmaceutical Science, 17th Edition 19
85, 14-18頁によって、例えば式X
は、非毒性の有機および無機塩基および式Iのクロマニ
ルスルホニル(チオ)尿素から製造することができる。
この点に関して、好ましい塩は、式Xにおける陽イオン
M′がナトリウム、カリウム、ルビジウム、カルシウ
ム、マグネシウムまたはアンモニウムイオンまたは有機
基を有するアンモニウムイオンである化合物そしてまた
式Iの化合物および塩基性アミノ酸、例えばリシンまた
はアルギニンの酸付加生物である化合物である。この塩
は、慣用の操作によって、例えば溶剤または希釈剤中で
式Iの化合物を適当な塩基、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムまたはアミンと反応させることによって
得ることができる。塩基性基を有する式Iの化合物の場
合における適当な生理学的に許容し得る塩は、さらに、
非毒性の無機酸および有機酸との付加生成物でありそし
てこれらの付加生成物は、同様に、例えば適当な溶剤ま
たは希釈剤中で成分を合することによって得ることがで
きる。適当な酸は、例えば硫酸、ハロゲン化水素酸、例
えば塩酸または臭化水素酸、燐酸、例えばオルト燐酸ま
たはポリ燐酸、スルファミン酸、さらに有機酸、特に脂
肪族、脂環状、芳香脂肪族、芳香族または複素環式のモ
ノ−またはポリ塩基性カルボン酸、スルホン酸または硫
酸、例えば酢酸、プロピオン酸、ピバール酸、ジエチル
酢酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマール酸、
マレイン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、安息香酸、サリ
チル酸、2−または3−フェニルプロピオン酸、フェニ
ル酢酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、ニコ
チン酸、イソニコチン酸、メタン−またはエタンスルホ
ン酸、エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ナフタレンモノ−および−ジスルホン酸またはラウ
リル硫酸である。
心臓不整脈を治療するためのおよび不整脈による突然心
臓死を予防するための特に有用な医薬であり、それ故に
抗不整脈剤として使用することができる。心臓の不整脈
疾患の例は、上室性不整脈、例えば心房性頻拍症、心房
粗動または発作性上室性不整脈または心室不整脈例えば
心室性期外収縮、特に生命にかかわる心室性頻拍症また
は特に危険な心室細動である。これらは、特に不整脈が
例えば狭心症において急性梗塞中にまたは心臓梗塞の慢
性の結果として起るような冠状血管の収縮の結果である
場合において特に適している。それ故に、これらの化合
物は、梗塞後の患者の突然心臓死の予防に特に適してい
る。
整脈による突然心臓死が役割を果たす場合の臨床症状
は、例えば心機能不全または慢性的に上昇した血圧の結
果としての心臓肥大である。さらに、本発明の化合物
は、心臓の収縮性の減少を改善することができる。本願
に関係するのは、例えば心機能不全そしてまたはショッ
クの作用の結果としての心不全のような急性のケースに
おける心臓収縮の疾患−関連減少である。同様に、心臓
移植の場合においては、心臓は、手術が行われた後に、
その機能能力をより急速に且つ確実に回復することがで
きる。同じことは、心臓麻痺性溶液による心臓活性の一
時的停止を必要とする心臓の手術にも適用される。
学的に許容し得る塩は、医薬製剤の製造に使用すること
ができる。この点に関して、これらの化合物は、それら
自体でまたは他の医薬、例えばカルシウムアンタゴニス
トまたはACE阻害剤のような心臓血管活性を有する医
薬と組み合わせて、少なくとも1種の固体または液状賦
形剤または補助剤と一緒に適当な投与形態にすることが
できる。医薬製剤および式Iの化合物またはその生理学
的に許容し得る塩の1種または2種以上の化合物の有効
量を含有する医薬組成物、医薬組成物の製造における化
合物の使用およびこのような医薬組成物を製造する方法
は、同様に本発明の主題である。これらの製剤は、ヒト
または家畜の医薬として使用することができる。
的)または非経口的(例えば静脈内的)投与、または局
所的適用に適し、式Iの化合物と反応しない有機または
無水物質、例えば、水、植物油、アルコール、例えばエ
タノール、プロパンジオールまたはベンジルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、グリセロールトリアセテート、ゼラチン、炭水化
物、例えばラクトースまたは澱粉、ステアリン酸マグネ
シウム、タルク、ラノリン、またはワセリンである。特
に、錠剤、被覆錠剤、カプセル、坐剤、溶液、好ましく
は油性または水性溶液、シロップ、ジュースまたはドロ
ップおよびさらに懸濁液またはエマルジョンのような医
薬形態は、経口的および直腸的投与に使用することがで
きる。軟膏、クリーム、ペースト、ローション、ゲル、
スプレー、フォーム、エーロゾル、溶液(例えばアルコ
ール、例えばエタノール、プロパノールまたは1,2−
プロパンジオールまたはこれら溶剤の相互のまたは水と
の混合物中における)または粉末は、局所適用に対して
使用される。さらに、適当な医薬形態は、例えば移植片
である。式Iの化合物は、また、凍結乾燥しそして得ら
れた凍結乾燥物を例えば注射用製剤の製造に使用するこ
とができる。特に、リポソマル製剤は、また、局所適用
に適している。医薬製剤は、滑沢剤、防腐剤、安定剤お
よび/または湿潤剤、乳化剤、塩(例えば滲透圧に影響
を与える塩)、緩衝物質、着色剤および風味料および/
または芳香剤のような補助剤を含有することができる。
望ましい場合は、組成物は、また、1種または2種以上
の他の活性化合物、例えば1種または2種以上のビタミ
ンを含有することができる。
するのに必要な投与量は、治療が急性であるかまたは予
防であるかに依存し、特定の個々のケースに依存する。
普通、予防的処理を実施する場合は、1日につき1kg当
り約少なくとも0.01mg、好適には0.1mg、特に1mg
〜せいぜい100mg、好ましくは10mgが適切である。
1日につき1kg当り1〜10mgが特に適している。この
場合において、投与量は、経口的または非経口的な個々
の投与量でまたは例えば4回までの分割した投与量で与
えられる。急性の心臓不整脈の治療の場合においては、
例えば集中治療室においては、注射または注入によっ
て、非経口的投与が有利である。危険な状況下における
好ましい投与範囲は、10〜100mgであって、例えば
静脈内連続注入によって投与することができる。
とは別に、例えば次に示された式Iの化合物もまた得る
ことができる。 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメチル)
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドメチル)
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドメチル)
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−メトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメチル)
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドメチル)
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドメチル)
−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマン 4−(5−ブロモ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−メトキシクロマン 4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドエチル)
−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エトキシクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メチルクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メチルクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エチルクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−エチルクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エトキシクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−エトキシクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エトキシクロマン 4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズアミドメチ
ル)−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−エトキシクロマン 4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピ
ロリン−1−カルボキサミド)エチル)−6−(メチル
アミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキ
シクロマン 4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピ
ロリン−1−カルボキサミド)エチル)−6−(メチル
アミノカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシク
ロマン 4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピ
ロリン−1−カルボキサミド)エチル)−6−(メチル
アミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エチル
クロマン 4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピ
ロリン−1−カルボキサミド)エチル)−6−(メチル
アミノカルボニルアミノスルホニル)−7−エチルクロ
マン 4−((2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミ
ド)エチル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミ
ノスルホニル)−7−エトキシクロマン 4−((2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミ
ド)エチル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノス
ルホニル)−7−エトキシクロマン 4−((2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミ
ド)エチル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミ
ノスルホニル)−7−エチルクロマン 4−((2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミ
ド)エチル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノス
ルホニル)−7−エチルクロマン 4−((2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミ
ド)エチル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミ
ノスルホニル)−7−エトキシクロマン 4−((2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミ
ド)エチル)−6−メチルアミノカルボニルアミノスル
ホニル)−7−エトキシクロマン
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−メトキシクロマン
−6−スルファモイル−7−メトキシクロマン1.76
g(4ミリモル)を、乾燥DMSO 10mlに溶解し、
そして粉砕した水酸化ナトリウム0.4g(10ミリモ
ル)およびN−メチルトリクロロアセトアミド1.05
g(6ミリモル)を添加した後、混合物を80℃で30
分間加熱する。冷却した反応混合物を、氷水に導入し、
活性炭で清浄化しそしてpH1に酸性化する。沈澱を吸引
濾去し、乾燥しそしてエタノール/DMFから2回再結
晶する。融点207℃の4−(5−クロロ−2−メトキ
シベンズアミドメチル)−6−(メチルアミノカルボニ
ルアミノスルホニル)−7−メトキシクロマンを得る。 出発化合物4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミ
ドメチル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロマ
ンの製造 4−アミノメチル−7−メトキシクロマン塩酸塩14.
8g(64.4ミリモル)を、ピリジン75mlに溶解し
そして0℃に冷却しながら2−メトキシ−5−クロロベ
ンゾイルクロライド13.4gで処理する。混合物を室
温で1.5時間および60℃で1時間撹拌する。冷却し
た反応混合物を水と塩化メチレンとの間に分配する。水
性相を塩化メチレンで3回抽出する。合した有機相を、
2N塩酸、水および重炭酸塩溶液で洗浄する。有機相を
乾燥および蒸発させた後、油を得た。この油20gを、
−20℃に冷却し、その冷却したクロロスルホン酸30
mlを撹拌しながら加える。混合物を振盪しながら室温に
戻しそしてさらにクロロスルホン酸5mlを加える。氷水
中で撹拌した後、得られた沈澱を吸引濾去しそして少量
の冷水で洗浄した後、−20℃に冷却したアセトン20
0mlおよび濃アンモニア120mlの溶液に導入する。混
合物を室温に加温しそして一夜放置した後、溶液を真空
中で濃縮する。残留物を、氷冷しながら、濃塩酸で処理
する。得られた沈澱を吸引濾去しそして氷酢酸/メタノ
ールから再結晶する。4−(5−クロロ−2−メトキシ
ベンズアミドメチル)−6−スルファモイル−7−メト
キシクロマンを融点202℃の無色の結晶の形態で得
る。
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−メトキシクロマン
−6−(エチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−メトキシクロマンを、4−(5−クロロ−2−メト
キシベンズアミドメチル)−6−スルファモイル−7−
メトキシクロマンおよびN−エチルトリクロロアセトア
ミドから、実施例1と同様にして製造する。融点211
〜213℃。
−6−(n−プロピルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン
−6−(n−プロピルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−クロロ−2
−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモイル
−7−メトキシクロマンおよびN−(n−プロピル)ト
リクロロアセトアミドから、実施例1と同様にして製造
する。融点159〜160℃。
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン
アミドメチル)−6−スルファモイル−7−メトキシク
ロマン1.76g(4ミリモル)を、乾燥DMF5mlに溶
解しそして炭酸カリウム1.65gおよびイソチオシア
ン酸メチル0.35g(4.8ミリモル)で処理する。8
0℃で1時間撹拌した後に、混合物を冷却しそして氷水
に導入し、炭素で清浄化しそしてpH1に酸性化する。沈
澱を吸引濾去し、乾燥しそしてエタノール/DMFから
再結晶化する。融点121℃。
−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン
−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−クロロ−2
−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモイル
−7−メトキシクロマンおよびイソチオシアン酸エチル
から、実施例4に記載したようにして製造する。融点1
96〜197℃。
−6−(n−プロピルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマン
−6−(n−プロピルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−クロロ
−2−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモ
イル−7−メトキシクロマンおよびイソチオシアン酸n
−プロピルから、実施例4に記載したようにして製造す
る。融点183〜184℃。
−6−(イソプロピルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマン
−6−(イソプロピルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマンを、実施例4と同様に
して、4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメ
チル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロマンお
よびイソチオシアン酸イソプロピルから製造する。融点
184〜185℃。
−6−(n−ブチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマン
−6−(n−ブチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−クロロ−
2−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモイ
ル−7−メトキシクロマンおよびイソチオシアン酸n−
ブチルから、実施例4と同様にして製造する。融点16
7℃。
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エトキシクロマン
−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニル)−
7−エチルクロマンを、4−(5−クロロ−2−メトキ
シベンズアミドメチル)−6−スルファモイル−7−エ
トキシクロマンおよびN−メチルトリクロロアセトアミ
ドから、実施例1に記載したようにして製造する。融点
207〜208℃。 出発化合物4−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミ
ドメチル)−6−スルファモイル−7−エトキシクロマ
ンの製造
−6−スルファモイル−7−エトキシクロマンを、4−
アミノメチル−7−エトキシクロマンおよび5−クロロ
−2−メトキシベンゾイルクロライドから出発して、実
施例1に記載した出発化合物と同様にして製造する。こ
の方法で形成された中間体を、次にクロロスルホン酸、
次いでアンモニアと反応させ、4−(5−クロロ−2−
メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモイル−
7−エトキシクロマンを得る。融点204〜205℃。
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エトキシクロマン
−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−エトキシクロマンを、4−(5−クロロ−2
−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモイル
−7−エトキシクロマンおよびイソチオシアン酸メチル
から、実施例4に記載したようにして製造する。融点2
02℃。
ル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン
ル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−フルオロ−
2−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモイ
ル−7−メトキシクロマンおよびN−メチルトリクロロ
アセトアミドから、実施例1と同様にして製造する。融
点193〜194℃。 出発化合物4−(5−フルオロ−2−メトキシベンズア
ミドメチル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロ
マンの製造
ル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロマンを、
4−アミノメチル−7−メトキシクロマンおよび2−メ
トキシ−5−フルオロ安息香酸から出発して、実施例1
と同様にして製造する。中間体は、実施例1に記載した
ようにスルホクロル化しそして次にアンモニアと反応さ
せて相当するスルファモイル化合物を得る。融点206
℃。
ル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマン
ル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−フルオロ
−2−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモ
イル−7−メトキシクロマンとイソチオシアン酸メチル
の反応によって、実施例4と同様にして得る。融点19
4℃。
ル)−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマン
ル)−6−(エチルアミノチオカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマンを、4−(5−フルオロ
−2−メトキシベンズアミドメチル)−6−スルファモ
イル−7−メトキシクロマンおよびイソチオシアン酸エ
チルから、実施例4に記載したようにして得る。融点2
07℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシ
クロマン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−スルファモ
イル−7−メトキシクロマン1.27g(3ミリモ
ル)、微粉末炭酸カリウム1.24g(9ミリモル)お
よびイソチオシアン酸メチル0.292g(4ミリモ
ル)を、DMSO 12mlに懸濁または溶解する。反応
混合物を80℃で1時間撹拌する。混合物を、氷水に注
加しそして生成物を塩酸により酸性化して沈澱させる。
吸引濾去および乾燥後、粗製生成物を、シリカゲル上の
クロマトグラフィー(溶離剤:9:1の塩化メチレン/
氷酢酸)によって精製する。融点115℃。 出発化合物4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ
−3−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6−
スルファモイル−7−メトキシクロマンの製造
(38ミリモル)を、テトラヒドロフラン50mlに溶解
し、N,N′−カルボニルジイミダゾール6.16g(3
8ミリモル)を加える。この混合物を室温で1時間撹拌
し、次いで真空蒸発させる。3−エチル−4−メチル−
2−オキソ−3−ピロリン4.76g(38ミリモル)
を残留物に加えそして混合物を160〜170℃で2時
間加熱する。それを3:1の酢酸エチル/石油エーテル
を溶離剤として使用してシリカゲル上でクロマトグラフ
ィー処理しそして融点115℃の4−((3−エチル−4
−メチル−2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサ
ミド)メチル)−7−メトキシクロマンを得る。この生
成物を、慣用の方法で−15℃に冷却したクロロスルホ
ン酸に導入する。混合物を室温に戻しそして1時間撹拌
する。慣用の処理後、スルホクロライドを実施例1に記
載したようにしてスルホンアミドに変換する。4−((3
−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピロリン−1
−カルボキサミド)メチル)−6−スルファモイル−7
−メトキシクロマンは235〜236℃の融点を有す。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシ
クロマン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシ
クロマンを、4−((3−エチル−4−メチル−2−オキ
ソ−2−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6
−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよびイソチ
オシアン酸エチルから実施例14と同様に製造する。融
点147℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(n−プロ
ピルアミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メ
トキシクロマン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(n−プロ
ピルアミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メ
トキシクロマンを、4−((3−エチル−4−メチル−2
−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミド)メチ
ル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよ
びイソチオシアン酸n−プロピルから、実施例14に記
載したようにして製造する。融点96〜98℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(イソプロ
ピルアミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メ
トキシクロマン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(イソプロ
ピルアミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メ
トキシクロマンを、4−((3−エチル−4−メチル−2
−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミド)メチ
ル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよ
びイソチオシアン酸イソプロピルから出発して実施例1
4のようにして合成する。融点153℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシクロ
マン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルアミ
ノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシク
ロマン(実施例14)0.5gを、冷0.5N水酸化ナト
リウム溶液10mlに溶解する。37%強度の過酸化水素
溶液0.5mlを冷時(−4℃〜0℃)で加えそして混合物
を0℃で1時間撹拌する。生成物を2N HClの添加
によって沈澱させる。この粗製生成物を、シリカゲル上
のクロマトグラフィー処理(溶離剤:9:1の塩化メチ
レン/氷酢酸)により精製する。融点211℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシクロ
マン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシクロ
マンを、37%強度の過酸化水素溶液を使用して4−
((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニル−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−メトキシ
クロマンを酸化することによって実施例18と同様にし
て得る。融点188〜189℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシ
クロマン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシ
クロマンを、4−((3−エチル−4−メチル−2−オキ
ソ−3−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6
−スルファモイル−7−エトキシクロマンおよびイソチ
オシアン酸メチルから実施例14と同様にして合成す
る。融点178℃。 出発化合物4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ
−3−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6−
スルファモイル−7−エトキシクロマンの製造
た塩化メチレン75ml中の4−((3−エチル−4−メチ
ル−2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキサミド)
メチル)−6−スルファモイル−7−メトキシクロマン
10.6g(0.025モル)の溶液に滴加する。20℃
で一夜放置した後、過剰の三弗化硼素を、−10℃に冷
却した後、メタノールを注意深く滴加して分解する。次
いで混合物を氷/水に導入しそして塩化メチレンで数回
抽出する。合した塩化メチレン抽出液を乾燥し、蒸発さ
せそしてメタノールから再結晶する。融点175℃の4
−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピロリ
ン−1−カルボキサミド)メチル)−6−スルファモイ
ル−7−ヒドロキシクロマンを得る。沃化エチル2.1
6ml(0.027モル)を、アセトン60ml中の4−
((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3−ピロリン
−1−カルボキサミド)メチル)−6−スルファモイル
−7−ヒドロキシクロマン9g(0.022モル)および
炭酸カリウム6.1g(0.044モル)の懸濁液に加え
る。3時間還流下で撹拌した後、混合物を氷/水に導入
しそして濃塩酸で注意深く酸性にする。沈澱を吸引濾去
し、冷水で数回洗浄し、乾燥しそしてエタノール/DM
Fから再結晶する。融点192℃の4−((3−エチル−
4−メチル−2−オキソ−3−ピロリン−1−カルボキ
サミド)メチル)−6−スルファモイル−7−エトキシ
クロマンを得る。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシ
クロマン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシ
クロマンを、4−((3−エチル−4−メチル−2−オキ
ソ−3−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6
−スルファモイル−7−エトキシクロマンおよびイソチ
オシアン酸から出発して、実施例14と同様にして合成
する。融点178〜180℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシクロ
マン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシクロ
マンを、実施例18と同様にして、過酸化水素溶液を使
用した4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3
−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(メ
チルアミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エ
トキシクロマンの酸化によって合成する。融点187〜
188℃。
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシクロ
マン
リン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エチルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)−7−エトキシクロ
マンを、実施例18と同様にして、過酸化水素溶液を使
用した4−((3−エチル−4−メチル−2−オキソ−3
−ピロリン−1−カルボキサミド)メチル)−6−(エ
チルアミノチオカルボニルアミノスルホニル)−7−エ
トキシクロマンの酸化によって得る。融点175℃。
チル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン
チル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマンを、光学的に活性な4−
(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメチル)−6
−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよびN−メ
チルトリクロロアセトアミドから、実施例1と同様にし
て製造する。融点242℃;〔α〕D 20:+63.4°
(c=1、DMF);HPLC:ee100%。実施例1
に記載したようにして製造される出発化合物の合成に
は、4−アミノメチル−7−メトキシクロマンの右旋性
マンデレート(該マンデレートの物理化学的データ:融
点144℃;〔α〕D 20:+57.5°(c=1、H
2O);HPLC:ee93.8%)を使用する。
チル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマン
チル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマンを、光学的に活性な4
−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメチル)−
6−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよびイソ
チオシアン酸メチルから、実施例4に記載したようにし
て製造する。融点201℃;〔α〕D 20:+47.2°
(c=1、DMF);HPLC:ee88.1%。
チル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホニ
ル)−7−メトキシクロマン
メチル)−6−(メチルアミノカルボニルアミノスルホ
ニル)−7−メトキシクロマンを、光学的に活性な4−
(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメチル)−6
−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよびN−メ
チルトリクロロアセトアミドから、実施例1と同様にし
て製造する。融点:239℃;〔α〕D 20:−59.8°
(c=1、DMF)。HPLC:ee98.5%。実施例
1において記載されたようにして製造される出発化合物
の合成には、4−アミノメチル−7−メトキシクロマン
の左旋性マンデレート(該マンデレートの物理化学的デ
ータ:融点147〜148℃;〔α〕D 20:−59.5°
(c=1、H2O);HPLC:ee99.1%)が使用さ
れる。
チル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマン
チル)−6−(メチルアミノチオカルボニルアミノスル
ホニル)−7−メトキシクロマンを、光学的に活性な4
−(5−クロロ−2−メトキシベンズアミドメチル)−
6−スルファモイル−7−メトキシクロマンおよびイソ
チオシアン酸メチルから、実施例4に記載したようにし
て製造する。融点:202℃;〔α〕D 20:−64.5°
(c=1、DMF);HPLC:ee97.9%。
明することができる。モルモットの乳頭筋上の活動電位
期間 (a) 序文 心筋細胞における虚血中に観察されるようなATP欠損
状態は、活動電位期間の短縮化を招く。これらは、突然
心臓死を起こすことのできるいわゆるリエントリー不整
脈の原因の一つとして思われている。ATPの低下によ
るATP−感受性Kチャンネルの開口は、因果関係を示
すものとしてみなされている。 (b) 方法 活動電位を測定するために、標準ミクロエレクトロード
技術が用いられる。このために、両性のモルモットを頭
を強打することによって殺し、心臓を取り出しそして乳
頭筋を分離しそして有機浴中にサスペンドした。有機浴
をリンガー溶液(NaCl 0.9%、KCl 0.048
%、CaCl2 0.024%、NaHCO3 0.02%お
よびグルコース0.1%)で洗浄しそして36℃の温度
で酸素95%および二酸化炭素5%の混合物を送る。筋
を、1Vの平方−波インパルスを有する電極および1ms
の期間および2Hzのフリークェンシーによって刺激す
る。活動電位を誘導しそして細胞内に挿入した3M K
Cl溶液を充填したガラスミクロ電極によって記録す
る。被験物質を、1リットル当り2.2・10-6モルの
濃度でリンガー溶液に加える。活動電位は、Hugo Sachs
からの増幅器を使用してオシロスコープ上で増幅され
る。活動電位の期間は、95%(APD95)の再分極(repol
arization)の程度として測定する。活動電位減少は、カ
ルシウムチャンネルオプナーHOE 234(Rilmakalim)(W.
Linz, E. Klaus, U. Albus, R. H. A. Becker, D. Mani
a, H. C. Englert, B. A. Schoelkens, Arzneimittelfo
rschung/Drug Research, Volume 42(11), 1992, 1180-
1185頁)の1μM強度の溶液の添加によって誘発され
る。試験物質は、プロパンジオール中の原溶液として浴
溶液に加えた。示した値は、添加後30分での測定に関
する。比較対照はHOE 234の存在下および試験物質の不
存在下においてAPD95としてみなす。 (c) 結果 次の値が測定された。
Claims (19)
- 【請求項1】 式I 【化1】 のクロマニルスルホニル(チオ)尿素またはその生理学
的に許容し得る塩。上記式において、 R(1)は、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、弗素、塩
素、臭素、沃素、CF3、NH2、1〜4個の炭素原子を
有するNHアルキル、同一または異なるアルキル基にお
いて1〜4個の炭素原子を有するN(アルキル)2または
1〜4個の炭素原子を有するS−アルキルであり;R(2
a)は、水素または1個または2個の炭素原子を有するア
ルキルであり;R(2b)およびR(2d)は、同一または異な
り、水素、1個または2個の炭素原子を有するアルキ
ル、置換されないフェニル、置換されたフェニル、置換
されないベンジルまたはフェニル基においてフェニル基
中の置換分として存在する水素、ハロゲン、1個または
2個の炭素原子を有するアルキルおよび1個または2個
の炭素原子を有するアルコキシからなる群から選択され
た3個までの同一または異なる置換分により置換された
ベンジルであり;R(2c)およびR(2e)は、同一または異
なり、水素または1個または2個の炭素原子を有するア
ルキルであり;R(3)は、水素、1、2、3または4個
の炭素原子を有するアルキル、3、4、5または6個の
環炭素原子を有するシクロアルキル、3、4、5または
6個の環炭素原子を有するCH2−シクロアルキルまた
はCF3であり;Qは、(CH2)nであり;nは、1また
は2であり;Zは、硫黄または酸素であり;Aは置換さ
れていないかまたは水素、ハロゲン、1個または2個の
炭素原子を有するアルキルおよび1個または2個の炭素
原子を有するアルコキシからなる群から選択された3個
までの同一または異なる置換分によって置換されている
フェニルであるか、またはAは式 【化2】 (式中、Bは、置換されていないかまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であるかまたは
Aは、式 【化3】 の二環式系の基である。 - 【請求項2】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアル
コキシ、弗素、塩素、臭素、沃素またはCF 3であり;
R(2a)、R(2b)およびR(2d)が、同一または異なり、水
素または1個または2個の炭素原子を有するアルキルで
あり;R(2c)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水
素、または1、2、3または4個の炭素原子を有するア
ルキルであり;Qが(CH2)nであり;nが1または2で
あり;Zが硫黄または酸素であり;Aが置換されていな
いかまたは水素、ハロゲン、1個または2個の炭素原子
を有するアルキルおよび1個または2個の炭素原子を有
するアルコキシからなる群から選択された3個までの同
一または異なる置換分により置換されたフェニルである
か、またはAが式 【化4】 (式中、Bは、置換されていないかまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換されている3、4、5または
6個の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレン
である)の飽和または不飽和のラクタムの基であるかま
たはAが式 【化5】 の二環式系の基である請求項1記載の式Iの化合物。 - 【請求項3】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキル、1個または2個の炭素原子を有す
るアルコキシ、弗素、塩素、臭素、沃素またはCF3で
あり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R(2d)およびR(2e)が
水素であり;R(3)が水素または1、2、3または4個
の炭素原子を有するアルキルであり;Qが(CH2)nであ
り;nが1または2であり;Zが硫黄または酸素であ
り;Aが置換されていないかまたは水素、ハロゲン、1
個または2個の炭素原子を有するアルキルおよび1また
は2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群から選
択された3個までの同一または異なる置換分により置換
されたフェニルであるか、またはAが式 【化6】 (式中、Bは、置換されていないかまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換されている3、4、5または
6個の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレン
である)の飽和または不飽和のラクタムの基であるかま
たはAが式 【化7】 の二環式系の基である請求項1または2記載の式Iの化
合物。 - 【請求項4】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキル基または1個または2個の炭素原子
を有するアルコキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、
R(2d)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水素または
1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルであ
り;Qが(CH2)nであり;nが1または2であり;Zが
硫黄であり;Aが置換されていないかまたは水素、ハロ
ゲン、1個または2個の炭素原子を有するアルキルおよ
び1個または2個の炭素原子を有するアルコキシからな
る群から選択された3個までの同一または異なる置換分
により置換されたフェニルであるか、またはAが式 【化8】 (式中、Bは、置換されていないかまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であり;または
Aが式 【化9】 の二環式系の基である請求項1〜3の何れかの項記載の
式Iの化合物。 - 【請求項5】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素原子を
有するアルコキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R
(2d)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチル
またはエチルであり;Qが(CH2)nであり;nが1また
は2であり;Zが硫黄であり;Aが置換されていないか
または水素、ハロゲン、1個または2個の炭素原子を有
するアルキルおよび1個または2個の炭素原子を有する
アルコキシからなる群から選択された3個までの同一ま
たは異なる置換分により置換されたフェニルであるか、
またはAが式 【化10】 (式中、Bは置換されていないかまたは1、2、3また
は4個の炭素原子を有する3個までの同一または異なる
アルキル基によって置換された3、4、5または6個の
炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基である請求項1
〜4の何れかの項記載の式Iの化合物。 - 【請求項6】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素原子を
有するアルコキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R
(2d)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチル
またはエチルであり;Qが(CH2)nであり;nが硫黄で
あり;Aが置換されていないかまたは水素、ハロゲン、
1個または2個の炭素原子を有するアルキルまたは1個
または2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群か
ら選択された3個までの同一または異なる置換分により
置換されたフェニルである請求項1〜6の何れかの項記
載の式Iの化合物。 - 【請求項7】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素原子を
有するアルコキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R
(2d)およびR(2e)が、水素であり;R(3)が、水素また
は1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルで
あり;Qが(CH2)nであり;nが1または2であり;Z
が硫黄であり;Aが置換されていないかまたは水素、ハ
ロゲン、1個または2個の炭素原子を有するアルキルお
よび1個または2個の炭素原子を有するアルコキシから
なる群から選択された3個までの同一または異なる置換
分により置換されたフェニルであるか、またはAが式 【化11】 (式中、Bは、置換されていないかまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基であり、または
Aが式 【化12】 の二環式系の基である請求項1〜3の何れかの項記載の
式Iの化合物。 - 【請求項8】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素原子を
有するアルコキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R
(2d)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチル
またはエチルであり;Qが(CH2)nであり;nが1また
は2であり;Zが硫黄であり;Aが置換されていないか
または水素、ハロゲン、1個または2個の炭素原子を有
するアルキルおよび1個または2個の炭素原子を有する
アルコキシからなる群から選択された3個までの同一ま
たは異なる置換分により置換されたフェニルであるか、
またはAが式 【化13】 (式中、Bは、置換されていないかまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有する3個までの同一または異な
るアルキル基によって置換された3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルケニレンまたはアルキレンであ
る)の飽和または不飽和のラクタムの基である請求項
1、2、3および7の何れかの項記載の式Iの化合物。 - 【請求項9】 R(1)が水素、1個または2個の炭素原
子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素原子を
有するアルコキシであり;R(2a)、R(2b)、R(2c)、R
(2d)およびR(2e)が水素であり;R(3)が水素、メチル
またはエチルであり;Qが(CH2)nであり;Zが硫黄で
あり;Aが置換されていないかまたは水素、ハロゲン、
1個または2個の炭素原子を有するアルキルおよび1個
または2個の炭素原子を有するアルコキシからなる群か
ら選択された3個までの同一または異なる置換分により
置換されたフェニルである請求項1、2、3、7および
8項の何れかの項記載の式Iの化合物。 - 【請求項10】 式II 【化14】 のスルファモイルクロマンまたは式III 【化15】 のその塩(式中、基は請求項1において示した意義を有
しそして陽イオンMは、例えばアルカリ金属、アルカリ
土類金属、アンモニウムまたはテトラアルキルアンモニ
ウムイオンである)を、R(3)−置換されたイソシアネ
ートまたはイソチオシアネート、R(3)−置換された炭
酸誘導体または窒素上においてR(3)−置換されたトリ
クロロアセトアミドと反応させ;または、R(3)が水素
である式Iの化合物を製造するために、式IIまたはIII
の化合物をトリアルキルシリルイソ(チオ)シアネート
またはシリコンテトライソ(チオ)シアネートと反応さ
せそして主として形成したシリコン−置換されたクロマ
ニルスルホニル(チオ)尿素を開裂し;Zが酸素である
式Iの化合物を製造するために、Zが硫黄である式Iの
化合物を脱硫し;Zが酸素である式Iの化合物を製造す
るために式VII 【化16】 (式中、基は請求項1において示した意義を有する)の
化合物をR(3)−置換された尿素またはビス(トリアル
キル)シリル尿素と反応させ;または式VIIIまたは式IX 【化17】 (式中、基は請求項1において示した意義を有する)の
化合物を式R(3)−NH2のアミンと反応させることから
なる請求項1記載の式Iの化合物の製法。 - 【請求項11】 心臓不整脈の治療用の医薬を製造する
ための請求項1記載の式Iの化合物の使用。 - 【請求項12】 突然心臓死の予防用の医薬を製造する
ための請求項1記載の式Iの化合物の使用。 - 【請求項13】 心臓の虚血疾患の治療用の医薬を製造
するための請求項1記載の式Iの化合物の使用。 - 【請求項14】 ATP−感受性カリウムチャンネルを
阻害する科学道具を製造するための請求項1記載の式I
の化合物の使用。 - 【請求項15】 弱化した心筋収縮力の治療用の医薬を
製造するための請求項1記載の式Iの化合物の使用。 - 【請求項16】 心臓移植後の心機能を改善する医薬を
製造するための請求項1記載の式Iの化合物の使用。 - 【請求項17】 心臓血管系の、心臓不整脈の、心臓虚
血疾患の、弱化した心筋収縮力の疾患の治療および予防
に対するまたは突然心臓死の予防に対する請求項1記載
の式Iの化合物の使用。 - 【請求項18】 医薬として使用するための請求項1〜
9の少なくとも1項記載の式Iの化合物。 - 【請求項19】 請求項1〜9項の少なくとも1項記載
の式Iの少なくとも1種の化合物の有効量を含有する医
薬組成物。
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