JPH09173417A - 医療用栓 - Google Patents
医療用栓Info
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- JPH09173417A JPH09173417A JP7355004A JP35500495A JPH09173417A JP H09173417 A JPH09173417 A JP H09173417A JP 7355004 A JP7355004 A JP 7355004A JP 35500495 A JP35500495 A JP 35500495A JP H09173417 A JPH09173417 A JP H09173417A
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Abstract
程の複雑さの問題がなく、筒体と弾性栓材両者が強固に
接着しており、また、アッセンブリー工程が必要ないこ
とから大幅なコストダウンが可能となる医療用栓を提供
する。 【解決手段】 筒状本体と弾性栓材部分体から構成され
る医療用栓であって、筒状本体として熱可塑性樹脂
(A)を用い、弾性栓材部分として該熱可塑性樹脂
(A)と融着可能な熱可塑性樹脂組成物(B)を用いて
一体成形してなる医療用栓。
Description
よび薬液容器などに用いられる医療用栓に関する。
別々に成形し、これらをアッセンブリーして得られてい
る。例えば、特開昭63−268623号公報には、超
音波振動を印加して、筒体と弾性栓材とを溶着する方法
が開示されている。また、特開昭63−317470号
公報、特開昭63−296757号公報には、弾性栓材
を挟みこんで筒体を溶着する方法が開示されている。ま
た、これら以外にも、弾性栓材の脱落を防止するために
熱処理を施し、筒体を収縮させたものも提案されてい
る。
うな従来の方法で得られた医療用栓では、筒体と弾性栓
材とが強固に接着しておらず、結合が不充分である。す
なわち、両者の密着性の悪い所から内容物の液漏れが生
じたり、弾性栓材に針を刺すときや、栓の内部の圧力が
上昇したときなどに弾性栓材が筒体から脱落するという
問題がある。また、筒体と弾性栓材を別々に成形するた
め、アッセンブリー工程が必要なことから多大なコスト
を要するという問題もある。
を背景になされたものであり、従来の医療用栓の持つ、
筒体と弾性栓材の密着性の悪さ、工程の複雑さの問題が
なく、筒体と弾性栓材両者が強固に接着しており、ま
た、アッセンブリー工程が必要ないことから、大幅なコ
ストダウンが可能となる医療用栓を提供することにあ
る。
性栓材部分体から構成される医療用栓であって、筒状本
体として熱可塑性樹脂(A)を用い、弾性栓材部分とし
て該熱可塑性樹脂(A)と融着可能な熱可塑性樹脂組成
物(B)を用いて一体成形してなることを特徴とする医
療用栓である。
れる熱可塑性樹脂(A)としては、ポリオレフィン系樹
脂、スチレン系樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタア
クリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリサルホン、
ポリエーテルスルホンなどが挙げられる。中でも、ポリ
オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂が好ましく、特にポ
リオレフィン系樹脂が効果的である。具体的には、ポリ
オレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂、
リニア低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹
脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂(こ
れらは、ホモポリマー、ブロックあるいはランダムコポ
リマーのいずれであってもよい)、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、
アイオノマー樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1樹脂
などが挙げられる。また、スチレン系樹脂としては、一
般ポリスチレン樹脂、耐衝撃性ポリスチレン樹脂、アク
リロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ア
クリルゴム−スチレン共重合体、アクリロニトリル−エ
チレンプロピレンゴム−スチレン共重合体、変性ポリフ
ェニレンエーテル樹脂などが挙げられる。
(A)と融着可能な熱可塑性樹脂組成物(B)として
は、少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロック(I)と、少なくとも1個の共役ジエン
化合物を主体とする重合体ブロック(II) とからなるブ
ロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共
重合体(a)を主成分とする熱可塑性樹脂組成物が好ま
しい。
(a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
る重合体ブロック(I)と少なくとも1個の共役ジエン
化合物を主体とする重合体ブロック(II) とからなるブ
ロック共重合体の水素添加誘導体で、数平均分子量が1
5万以上である水添ブロック共重合体100〜50重量
部、(b)ポリオレフィン系樹脂0〜50重量部〔ただ
し、(a)+(b)=100重量部〕に対し、(c)オ
イル1〜200重量部を配合した組成物が好ましい。
としては、例えば上記I−II、II−I−II−I、I−II
−I−II−Iなどの構造を有する、ビニル芳香族化合物
−共役ジエン化合物のブロック共重合体が挙げられる。
ここで、少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体と
する重合体ブロック(I)としては、ビニル芳香族化
合物のホモ重合体、あるいはビニル芳香族化合物を5
0重量%を超えて、好ましくは70重量%以上含有する
共重合体が挙げられる。このようなビニル芳香族化合物
としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、p−第3ブチルスチレンなどが挙げられ、
これらの1種または2種以上が選択できる。中でもスチ
レンが最も好ましい。
る含有量は、5〜70重量%が好ましく、さらに好まし
くは10〜60重量%、特に好ましくは15〜40重量
%である。重合体ブロック(I)の含有量が5重量%未
満であると、必要なゴム弾性が得られず、逆に70重量
%を超えると硬くなりすぎる傾向がある。
を主体とする重合体ブロック(II)としては、イソプ
レンのホモ重合体、あるいはイソプレンを50重量%
を超えて、好ましくは70重量%以上含有する共重合
体、または、ポリブタジエンのホモ重合体、あるいは
ポリブタジエンを50重量%を超えて、好ましくは7
0重量%以上含有する共重合体が挙げられる。好ましく
は、イソプレンのホモ重合体、あるいはイソプレン
を50重量%を超えて、好ましくは70重量%以上含有
する共重合体である。
イソプレン部分のミクロ構造は、1,4−ミクロ構造が
70〜100重量%であることが好ましい。1,4−ミ
クロ構造が70重量%未満の場合には、オイルがブリー
ドするので好ましくない。さらに好ましくは、90〜1
00重量%である。なお、イソプレンの1,4−ミクロ
構造とは、具体的に下記の式で示される構造を意味する
ものである。
エンの場合は、ブタジエン部分の1,2−ミクロ構造が
20〜50重量%であることが好ましい。1,2−ミク
ロ構造が20重量%未満の場合には、オイルがブリード
するので好ましくない。一方、50重量%を超えると、
水添後はゴム的性質を失うため衝撃強度が低下して好ま
しくない。さらに好ましくは、35〜45重量%であ
る。なお、ポリブタジエンのブタジエン部分の1,2−
ミクロ構造とは、具体的に下記の式で示される構造を意
味するものである。
ジエンなどの少なくとも1個の共役ジエン化合物に基づ
く脂肪族二重結合は、少なくとも90%が水素添加され
ていなければならない。このように水素添加することに
より、イソプレンあるいはブタジエンを主体とする重合
体ブロックを形態的にオレフィン性化合物重合体ブロッ
クに変換させることができる。水素添加率が90%未満
では、エチレン、プロピレンの交互共重合性が失われ、
オレフィン性が損なわれるので、熱可塑性樹脂への熱融
着性が劣るので好ましくない。また、耐熱性も劣るので
好ましくない。
は、50,000〜550,000、好ましくは50,
000〜400,000の範囲がよい。重量平均分子量
が50,000未満であると、組成物の機械強度が劣る
ため好ましくない。一方、550,000を超えると、
成形加工性が劣るため好ましくない。なお、分子量分布
(重量平均分子量Mw /数平均分子量Mn )は、10以
下がよい。好ましくは5以下、さらに好ましくは2以下
である。
香族化合物を主体とする重合体ブロック(I)と少なく
とも1個の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロッ
ク(II) は、それぞれ重合体ブロック中の分子鎖の分布
については、特に制限されるものではなく、例えば、ラ
ンダム、テーパード(分子鎖中に沿ってモノマー成分が
増加または減少するもの)、一部ブロック状またはこれ
らの任意の組合せでなってもよい。
(B)に用いられる(b)ポリオレフィン系樹脂として
は、低密度ポリエチレン樹脂、リニア低密度ポリエチレ
ン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂(これらは、ホモポリマー、
ブロックあるいはランダムコポリマーのいずれであって
もよい)、アイオノマー樹脂、ポリ−4−メチルペンテ
ン−1樹脂などが挙げられ、中でも好ましいものはポリ
プロピレン樹脂である。
に用いられる(c)成分はオイルであるが、芳香族系ゴ
ム軟化剤、非芳香族系ゴム軟化剤が挙げられ、プロセス
オイル、鉱物油系ゴム軟化剤、アロマ系オイル、流動パ
ラフィン、パラフィン系オイル、ナフテン系オイルなど
が含まれる。中でも非芳香族系ゴム軟化剤が好ましく、
さらに好ましくは流動パラフィン、パラフィン系オイ
ル、ナフテン系オイルである。オイルの重量平均分子量
は、100〜2,000が好ましい。このようなオイル
成分は、組成物の柔軟性をコントロールしやすくするこ
とに寄与する。本発明においては、従来のように、成形
品にオイルがブリードすることがない。
は、上記のように、(a)および(c)成分の組成物
に、必要に応じて(b)成分を配合するものである。こ
こで、熱可塑性樹脂組成物(B)における各成分の配合
割合は、(a)水添ブロック共重合体100〜50重量
部、好ましくは100〜60量部、(b)ポリオレフィ
ン系樹脂0〜50重量部、好ましくは0〜40重量部
〔ただし、(a)+(b)=100重量部〕に対し、
(c)オイル1〜200重量部、好ましくは5〜180
重量部である。(a)〜(b)成分中、(a)成分が5
0重量部未満では、機械的強度が劣るため好ましくな
い。また、(a)〜(b)成分の合計量100重量部に
対し、(c)成分が1重量部未満では、柔軟性が得られ
ないので好ましくなく、一方200重量部を超えると、
オイルのブリード抑制効果を損なうので好ましくない。
以下、各成分の配合について詳細に説明する。
重量部、好ましくは50〜180重量部がよい。(c)
成分が1重量部未満であると柔軟性か得られないので好
ましくない。一方200重量部を超えると、オイルのブ
リード抑制効果を損なうので好ましくない。
系の場合 (a)成分50〜99重量部、好ましくは55〜95重
量部、(b)成分50〜1重量部、好ましくは45〜5
重量部〔ただし、(a)+(b)=100重量部〕に対
し、(c)成分1〜200重量部、好ましくは50〜1
80重量部である。(a)〜(b)成分中、(b)成分
を50重量部を超えて配合すると、ゴム的性質が損なわ
れるので好ましくない。
要に応じてポリエーテルブロックアミド、熱可塑性ポリ
エステル系樹脂を加えることができる。ポリエーテルブ
ロックアミドを加える場合、熱可塑性樹脂組成物(B)
100重量部に対して5〜200重量部を添加するのが
よい。ここで、ポリエーテルブロックアミドとは、具体
的に下記式に示す構造をもつものである。
O)n −H 〔式中、PAはポリアミドのブロック(ハードセグメン
ト)、PEはポリエーテルのブロック(ソフトセグメン
ト)、nは繰り返し単位を示す。〕
る場合、熱可塑性樹脂組成物100重量部に対して5〜
200重量部を添加するのが好ましい。ここで、熱可塑
性ポリエステル系樹脂としては、芳香族ジカルボン酸と
短鎖グリコールから得られるポリエステルセグメント
と、芳香族ジカルボン酸とポリアルキレングリコールか
ら得られたポリエーテルセグメントを有するポリエーテ
ル・エステル型コポリマー、芳香族ジカルボン酸と短鎖
グリコールから得られるポリエステルセグメントと、ポ
リカプロラクトンから得られたポリエステルセグメント
を有するポリエステル・エステル型コポリマーが好まし
い。
(A)および熱可塑性樹脂(B)中に、上記の成分のほ
かに、必要に応じて無機充填剤や安定剤を添加し配合す
ることができる。この無機充填剤は、増量剤としてコス
ト低下だけでなく、成形品の外観(艶)の改良にも効果
がある。ここで添加される充填剤としては、例えば炭酸
カルシウム、タルク、クレー、カーボンブラック、水酸
化マグネシウム、マイカ、硫酸バリウム、天然ケイ酸、
合成ケイ酸、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛
などが挙げられる。
剤、ヒンダードアミン系安定剤、酸化防止剤などが挙げ
られる。また、ガラス繊維、カーボン繊維、ナイロン繊
維、着色剤なども配合することができる。本発明におい
て、これらの無機充填剤、安定剤などの量は特に規定す
るものではなく、樹脂に対する熱融着力、機械的強度の
向上などの目的により任意に添加することができるが、
通常、得られる組成物に対して0〜50重量%である。
樹脂(A)および熱可塑性樹脂組成物(B)を用い、一
体成形により製造する。図1に本発明の医療用栓の1例
の構成図を示す。一体成形に際しては、筒体と融着する
弾性栓剤(1)をまず射出成形し、その後、筒体(2)
をアウトサート成形し一体成形してもよいし、筒体
(2)を先ず射出成形し、その後、筒体と融着する弾性
栓剤(1)をインサート成形し一体成形してもよい。
(1)を成形後、金型を反転させて筒体(2)をアウト
サートする方法により成形しても、筒体(2)を成形
し、その後金型を反転させて弾性栓材(1)をインサー
トする方法により成形してもよい。ここで、2色成形と
は、2個のシリンダーを備え、それぞれに2色または2
種の成形材料を供給し、可塑化・溶融しながら取り付け
てある1個の金型キャビティに、同時にまたは順次に供
給し、一体2色(種)成形する成形法である。
との融着箇所に嵌合部分(3)を設けたような構造とす
ることもできる。このような構造とすることにより、さ
らに筒体と弾性栓剤を強固に接着させることができ、栓
の脱落を防止することができる。さらに、図3〜図4に
示すように、筒体に筒体から突き出し、筒体の円内を渡
る固定棒(4)を設け、弾性栓材をこれを覆うように融
着し、固定棒が弾性栓材を貫通するような構造とするこ
ともできる。これにより、さらに弾性栓材を堅固に筒体
と接合することができ、栓の脱落の防止効果をより向上
することができる。図4は、図2のような嵌合部分を設
けたうえに、さらにここから突き出した固定棒を設けた
ものである。
体から突き出した固定棒(4)を設けた場合も、嵌合部
分や固定棒を持つ筒体を成形後、弾性性材を2色成形あ
るいはインサート成形しても、弾性栓材を成形後、嵌合
部分や固定棒をもつ構造の筒体を2色成形あるいはアウ
トサート成形してもよい。本発明の目的を達成するため
には、弾性栓材の成形歪みが少ないインサート成形方法
を用いることが好ましい。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 弾性栓材に用いる熱可塑性樹脂組成物(B)として、以
下に示す(a)成分80重量部、(b)成分20重量
部、(c)成分150重量部を混練機にて200℃で成
形して、ペレットを得た。
55、クラレ(株)製、スチレン含有量=30重量%、
イソプレン含有量=70重量%、重量平均分子量=26
0,000、分子量分布=1.3、水素添加率=90%
以上〕
(株)製、メルトフローレート:23g/10分(JI
S K6758、230℃、2,160g〕(c)成分 パラフィン系オイル〔PW−90、出光興産(株)製、
重量平均分子量=540〕
て、ポリプロピレン〔徳山曹達(株)製、MS640〕
を用い、図1に示す医療用栓の筒体(2)を射出成形し
た。その後、この成形品を別金型の所定のキャビティの
中に入れ、次いで弾性栓材として上記の熱可塑性樹脂組
成物(B)のペレットを用い、弾性栓材(1)をインサ
ート成形して、図1に示す成形品を得た。
形後、金型を反転させて弾性栓材(1)をインサートす
る方法でも図1に示す成形品を得た。このようにして2
つの方法で熱接着された筒体と栓は、それぞれ強力に結
合されており、弾性栓材に医療用のプラスチック針を刺
すときや抜くとき、栓が潰れたりして内部の圧力が上昇
した時などでも弾性栓材が脱落することが無かった。
を成形した。この成形品は、3に示す嵌合部を有してい
る。従って、弾性栓材の脱落をさらに防止することがで
きる。同様にして図3〜4に示す医療用栓の成形品を成
形した。これらの成形品は、4に示す固定棒を筒体の内
部に設けている。これにより、より弾性栓材の脱落を防
止することができた。
が非常に強力になるため、弾性栓材に医療用の針を刺す
ときや抜くとき、栓が潰れたりして内部の圧力が上昇し
たときなどでも弾性栓材が脱落することがない。また、
筒体と弾性栓材の密着力が優れることから、内容物の液
漏れを防止することができる。さらに、アッセンブリー
工程を無くすことができ、大幅なコストダウンが可能と
なる。
示す構成図である。
示す構成図である。
示す構成図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状本体と弾性栓材部分体から構成され
る医療用栓であって、筒状本体として熱可塑性樹脂
(A)を用い、弾性栓材部分として該熱可塑性樹脂
(A)と融着可能な熱可塑性樹脂組成物(B)を用いて
一体成形してなることを特徴とする医療用栓。 - 【請求項2】 融着箇所に嵌合部分が設けられた請求項
1記載の医療用栓。 - 【請求項3】 筒体に筒体から突き出し、筒体の円内を
渡る固定棒が設けられ、弾性栓材によりこの固定棒が覆
われ、固定棒が弾性栓材を貫通するように融着されてい
る請求項1または2記載の医療用栓。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂(A)がポリオレフィン系
樹脂およびスチレン系樹脂から選ばれたものであり、か
つ、融着可能な熱可塑性樹脂組成物(B)が、少なくと
も2個のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロッ
ク(I)と少なくとも1個の共役ジエン化合物を主体と
する重合体ブロック(II) とからなるブロック共重合体
の水素添加誘導体を主成分とする熱可塑性樹脂組成物で
ある請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用栓。
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