JPH09173224A - 調理用スライサー - Google Patents

調理用スライサー

Info

Publication number
JPH09173224A
JPH09173224A JP7353785A JP35378595A JPH09173224A JP H09173224 A JPH09173224 A JP H09173224A JP 7353785 A JP7353785 A JP 7353785A JP 35378595 A JP35378595 A JP 35378595A JP H09173224 A JPH09173224 A JP H09173224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
blade
cooking
slicer
adjusting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7353785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2978970B2 (ja
Inventor
Teruyuki Kaneshiro
輝幸 金城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANROOLA KK
Original Assignee
SANROOLA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANROOLA KK filed Critical SANROOLA KK
Priority to JP7353785A priority Critical patent/JP2978970B2/ja
Publication of JPH09173224A publication Critical patent/JPH09173224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2978970B2 publication Critical patent/JP2978970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜等の材料を摺動してスライスする際のス
ライスの厚みを自由変化させることのでき、しかも左右
方向でスライスの厚みが一定となる調理用スライサーの
提供を図る。 【解決手段】 第1支持板1の前方に配位された刃3
と、この刃の前方に配位された第2支持板2とを備え、
第1支持板1が前方に向けて延設されたフレーム4を有
する。第2支持板2の後方側がフレーム4に対して2以
上の方向に回動可能に支持されているものであり、具体
的には、第2支持板2の下部に円弧部分9が形成され、
この円弧部分9の底部7に対する当接箇所が変化するこ
とにより第2支持板2が左右の相対的高さが変化するよ
うに上下に回動し、且つ、この当接箇所を支点として第
2支持板2は、その前後の相対的高さが変化するように
上下に回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、調理用スライサ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】調理用スライサーは、野菜や果物等の料
理材料を薄くスライスする器具であり、一般に、第1支
持板と、この第1支持板の前方に配位された刃と、この
刃の前方に配位された第2支持板とを備える。第2支持
板は、刃より僅かに下方に配位されており、第2支持板
上から第1支持板上にかけて野菜や果物等の料理材料を
摺動させることにより、料理材料が、第2支持板と刃と
の間の上下間隔の厚みに薄切りされるものである。
【0003】この調理用スライサーは、料理材料を動か
すだけで、簡単に均一な厚みにスライスすることがで
き、極めて便利な器具ではあるが、スライスの厚みが第
2支持板と刃との間の上下間隔によって決定されてしま
い、好みの厚みにスライスすることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明は、
スライスの厚みを自由変化させることのできる調理用ス
ライサーを開発せんとした(特願平7−74521
号)。この調理用スライサーは、図16に示すように、
第1支持板1と、この第1支持板の前方に配位された刃
3と、この刃3の前方に配位された第2支持板2とを備
え、第1支持板1が、前方に向けて延設されたフレーム
4を有し、フレーム4に対して第2支持板2が支点6に
よって上下に回動可能に支持されている。そして、第2
支持板2を支点6を中心に上下に回動させることによっ
て、刃3と第2支持板2との間隔が調整されるものであ
る。この刃3は、前後方向(図1の矢印方向)に対して
斜めにしておく方が、野菜等をスライスする時に大きな
力を必要とせず有利である。他方、第2支持板2をフレ
ーム4に沿って回動させるために、支点6(即ち回動
軸)を前後方向(図1の矢印方向)に対して直交させて
設けるのが自然である。その結果、支点6と刃との長さ
が、第2支持板2の左辺L(短い)と右辺R(長い)と
で、異なることになる。従って、第2支持板2を所定角
度回動させると、刃3と第2支持板2との間の隙間は、
長い方の右辺Rの方が短い方の左辺Lよりも大きくなっ
てしまい、左右方向でスライスの厚みが異なってしまっ
て、一定の厚みにスライスできないおそれがある。
【0005】しかして、本願発明は、スライスの厚みを
自由変化させることのでき、しかも左右方向でスライス
の厚みが一定となる調理用スライサーを提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、第
1支持板1と、この第1支持板の前方に配位された刃3
と、この刃の前方に配位された第2支持板2とを備え、
第1支持板1が前方に向けて延設されたフレーム4を有
し、刃と第2支持板の後端との間隔が可変となる調理用
スライサーにおいて、第2支持板2の少なくとも後方側
がフレーム4に対して2以上の方向に回動可能に支持さ
れ、この第2支持板2の少なくとも後方側を上下に移動
させる操作手段を備えていることを特徴とする調理用ス
ライサーを提供する。これによって、例えば、1つの回
動方向の回動軸を、前後方向(図1の矢印方向)に対し
て直交させて設け、支点6と刃との長さが、第2支持板
2の右辺R(短い)と左辺L(長い)とで異なる結果、
第2支持板2を所定角度回動させると、刃3と第2支持
板2との間の隙間は、長い方の左辺Lの方が短い方の右
辺Rよりも大きくなってしまう場合にも、第2支持板2
の少なくとも後方側が他の回動方向においても回動する
ため、刃3と第2支持板2との間の隙間を左右方向で同
一となるように第2支持板2の少なくとも後方側を回動
させることができる。
【0007】本願の第2の発明は、第1の発明をより具
体化したもので、フレーム4が第2支持板2の下方に配
位された底部7を有し、第2支持板2の下部に円弧部分
9が形成され、この円弧部分9の底部7に対する当接箇
所が変化することにより第2支持板2が左右の相対的高
さが変化するように上下に回動し、且つ、この当接箇所
を支点として第2支持板2は、その前後の相対的高さが
変化するように上下に回動するものであることを特徴と
する調理用スライサーを提供する。
【0008】本願の第3の発明は、第1の発明を他の手
段によって、より具体化したもので、第2支持板2が可
撓部分100 を有し、第2支持板2が可撓部分100 よりも
前方側の部位にて、フレーム4に対して前後の相対的高
さが変化するように上下に回動可能に支持され、可撓部
分100 が、第2支持板2の前後方向を横切るように左端
から右端にかけて形成されている。そして、この可撓部
分100 の撓みによって、第2支持板2の後方側の部位
が、左右の相対的高さが変化するように上下に回動する
ことを特徴とする調理用スライサーを提供する。
【0009】本願の第4の発明は、第1支持板1と、こ
の第1支持板の前方に配位された刃3と、この刃の前方
に配位された第2支持板2とを備え、第2支持板2が刃
3より下方に配位されており、第2支持板2上から第1
支持板1上にかけて野菜や果物等の料理材料を摺動させ
ることにより、料理材料が第2支持板2と刃3との間の
上下間隔の厚みに薄切りされる調理用スライサーにおい
て次の手段を講じたものを提供する。即ち、刃3が前後
方向に対して斜めに配位され、第1支持板1が、前方に
向けて延設されたフレーム4を有し、フレーム4に対し
て第2支持板2が上下に回動可能に支持され、且つ第2
支持板2の少なくとも後方側の左右の相対的高さが可変
とされ、この第2支持板2の少なくとも後方側を上下に
移動させる操作手段を備えている。この操作手段は、押
圧部81aを有する調整部材8が第1支持板1側と第2
支持板2側との何れか少なくとも一方に移動可能に設け
られ、第1支持板1側と第2支持板2側との何れか少な
くとも他方に、調整部材8の押圧部81aに当接する当
接部21,72が設けられたものであり、調整部材8を
移動させることにより、押圧部81aと当接部21、7
2との当接箇所が変化して、第2支持板2が上下に移動
するものであると共に、この上下の移動に伴って第2支
持板2の少なくとも後方側の左右の相対的高さが変化す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の一
実施形態を説明する。図1は一実施形態の調理用スライ
サーを斜め上方から見た斜視図、図2は同調理用スライ
サーの底面図、図3は、底板を取り外した状態の底面
図、図4は図2のIV−IV線拡大縦断面図である。
【0011】まず、図1、図2を参照しつつ、この調理
用スライサーの全体構成について説明する。この調理用
スライサーは、第1支持板1と、この第1支持板の前方
に配位された刃3と、この刃の前方に配位された第2支
持板2とを備える。尚、この図1及び図2においては右
側が前方である。野菜や果物等の料理材料(図示せず)
は、第2支持板2上から第1支持板1上にかけて、(図
1では矢印にて示すように右から左に)摺動させられ、
刃3によって薄切りにされる。即ち、第2支持板2が刃
3より僅かに下方に配位されており、料理材料は、第2
支持板と刃との間の上下間隔の厚みに薄切りされる。ス
ライサーで薄切りにされたものは、刃3と第2支持板2
の間から下方に落下する。尚、刃3は、前後方向、即ち
野菜や果物等の料理材料の摺動方向に対して斜めに交わ
るように配位されている。
【0012】第1支持板の両側からは、前方に向けて左
右一対の棒状のフレーム4,4が延設されている。さら
にこの一対のフレーム4,4は、前方において、接続さ
れ、把手部5を形成している。この把手部5は、フレー
ム4,4間に渡された板状部分であり、その中央に指挿
入穴51を有し、この指挿入穴51に指を入れて把手部
5をつかむようになっている。また、この調理用スライ
サーの下面には、図2に示すように左右のフレーム4,
4間に底板7が渡されている。
【0013】この把手部5と、左右のフレーム4,4
と、刃3とによって形成された空間であって底板7の上
方に、第2支持部2が配位されている。尚、本実施形態
では、第2支持部2の後端(図では左端)は、刃3の下
方に入り込むようにしているが、刃3の先端近傍までに
しても良い。そして、この実施形態では、調理用スライ
サーの上面においては、左右のフレーム4,4に連続す
るように、第1支持板1の両側にも突条11が形成され
ており、全体の強度とデザイン性とを向上させている。
【0014】第2支持板2は、フレーム4,4に対して
2方向に回動可能である。1つの方向は、第2支持板2
の前後端が上下する方向に回動可能(以下、前後回動と
言う)であり、他の1つの方向は第2支持板2の左右端
が上下する方向に回動可能である(以下、左右回動とい
う)。これらの回動のための構成をより詳しく説明する
と、まず、図5に示すように、第2支持板2の後方寄り
の下面に、円弧部分9を形成する。この円弧部分9は、
左右方向に伸ばされ、左右端においては低く(下方への
突出量が少なく)、中央において最も高くなる(最も下
方に多く突出する)ような円弧をなす。尚、円弧の弧
は、真円でなくともよく、楕円の弧でもよい。第2支持
板2は、この円弧部分9が底部7との当接箇所を変化さ
せつつ左右回動する。言い換えれば、第2支持板2は、
この円弧部分9を回動面として左右回動するものであ
る。他方、第2支持板2は、この円弧部分9と底部7と
の当接箇所を支点として前後回動する。
【0015】さらに、この第2支持板2がフレームから
脱落しないように脱落防止手段を設けておくことが望ま
しく、この実施の形態では、円弧部分9から突起91を
下方に突出させると共に、図2に示すように、底部7に
長孔72を形成する。この突起91は、長孔よりも大き
な抜け止め部92を先端に有し、突起91を底部7の上
面から下方へ向けて長孔72に貫通し、突起91の先端
の抜け止め部92を長孔72から下方に突出させる。
尚、底部7が平面の場合には、第2支持板2の左右回動
の妨げとならないように、突起91を充分な長さにして
おく必要があるが、底部7を第2支持板2の円弧部分9
に近い円弧状にしておくことによって、突起が短くて
も、第2支持板2の左右回動の妨げとならない。
【0016】脱落防止の手段としては、第2支持板2と
フレーム4,4との間に、軸を設けてもよい。この軸
は、第2支持板2側又はフレーム4,4側から他方に向
けて突設し、他方に軸が挿入される凹部を形成する。但
し、第2支持板2が左右回動及び前後回動可能なよう
に、凹部は軸よりも大きくしておく必要がある。
【0017】円弧部分9は、この実施形態では、第2支
持板2の前端(図では右端)寄りの位置に、形成されて
いる。この円弧部分9の位置は、前端(図では右端)寄
りに限らず、第2支持板2の中程であってもよいが、後
端(図では左端)にすると、刃3に接近し過ぎてしま
い、刃3との前後間隔の調整が困難となる。
【0018】次に、図2〜図6を参照して、第2支持板
2の回動可能を操作するための操作手段の構造、即ち、
刃3と第2支持板2との間の上下間隔の調整のための構
造について説明する。尚、図2、図3においては、第2
支持板2の存在を明示するために、フレーム4,4と第
2支持板2との間に比較的大きな間隔をおいて描いてい
るが、実際には、第2支持板の回動の妨げとならない範
囲の小さな隙間とすれば足りるものである。
【0019】この調理用スライサーの下面には、図2に
示すように左右のフレーム4,4間に底板7が渡され、
この底板7に調整部材8が支持されている。即ち、この
実施形態では、第1支持板1、刃3、フレーム4,
4、把持部5、底板7と、第2支持板2と、調整部
材8との3つの部分に大別することができ、ととは
上下に回動可能な関係にある。従って、以下、「第1支
持板1側」とは、上記のいずれかの部材を意味する。
尚、のいずれかの部材に他の部材を固定したり或いは
延設したりして実施した場合にも、「第1支持板1側」
に含まれるものとする。
【0020】この実施形態における調整部材8は、前後
に直線移動可能な調整部材本体81と、底板7に略水平
に回動可能に支持されたレバー82とを備えている。調
整部材本体81は、図6(A)(B)に示すように台形状を呈
する板状体からなる。後端は、前後方向に直交する左右
方向(図示のX−Y方向)に対して所定角度だけ傾けら
れることによって刃3と略平行に配位されるようになさ
れている。また、この後端には押圧部81aが備えられ
ている。本実施形態での押圧部81aは、後端に沿って
右端から左端(この図では下端から上端)に渡り所定高
さで上方側に突出された突起状のものからなる。そし
て、この調整部材本体81は、図3に示すように左右両
端部が、左右の各フレーム4,4の内壁に前後方向に沿
って設けられた長溝41、41内に嵌入されることによ
り、フレーム4,4に前後方向摺動可能、且つ上下方向
移動不能に支持されている。又、このようにしてフレー
ム4,4に支持された調整部材本体81の押圧部81a
は、図4に示すように第2支持板2の後端側における下
面に設けられた当接部21に当接し得るようになされて
いる。この押圧部81aの当接する第2支持板2の当接
部21は、図5に示すように右端から左端に至る当接部
21の下面全体が後方(図の左側)に向かうに従って漸
次下方側に傾斜した傾斜面21aをなしている。又、こ
の傾斜面21aにおける前端側の傾斜始端21bは、左
右方向(図示のX−Y方向)に対し、調整部材本体81
の押圧部81aの左右方向に対する角度と略同角度だけ
傾けられることによって調整部材本体81の押圧部81
aと略平行に配位されるようになされ、その傾斜始端2
1bから前方にかけて水平面に対し所定角度をなして下
方側に傾斜されている。
【0021】レバー82は、図3、図4に示すようにL
字状を呈し、前後方向に延ばされた軸部82aと、軸部
82aの後端部から左右方向に延ばされたアーム82b
とを有している。そして、このレバー82は、底板7と
調整部材本体81との間に配位され、軸部82aの後部
が底板7に軸支されることにより、軸支位置を回動軸O
として軸部82aの前部側が略左右方向(図3のX−Y
方向)に回動可能とされているとともに、アーム82b
の先端側が略前後方向(図3のZ−W方向)に回動可能
とされている。又、軸部82aの前部には、レバー82
を可動操作するための操作把持部82cが備えられてい
る。この操作把持部82cは、軸部82aの下方側に突
設されており、その下端が底板7に設けられた円弧状の
案内溝71に通されて底板7の下方側に出されている。
一方、アーム82bの先端部には、上方側に突設された
接続片82dが備えられている。そして、この接続片8
2dが、調整部材本体81に設けられた遊嵌孔81bに
入れられることによりレバー82が調整部材本体81に
レバー82の回転力伝達可能に接続される。詳しくは、
調整部材本体81の遊嵌孔81bは、図6(A)(B)に示す
ように接続片82dの径寸法と略同幅で調整部材本体8
1の左右方向(図では上下方向)に沿って所定長さで穿
設されており、この遊嵌孔81bに接続片82dが下方
側から入れられることによりレバー82と調整部材本体
81とが接続する。そして、接続片82dが回動軸Oを
軸にして回動するに伴い遊嵌孔81b内を左右方向に移
動しながら遊嵌孔81bの内側壁を前又は後方向に押圧
することにより、調整部材本体81を前又は後方向を移
動させる。尚、レバー82の取り付けの手段は、ピンや
ネジ等の適宜手段が採用され得る。一方、レバー82と
調整部材本体81との接続手段は、上記の形態のものに
限らず、例えばレバー82に遊嵌孔を穿設し、調整部材
本体81に接続片を設けるようにしても良い。
【0022】次に、第2支持板2の後端(図2の左端)
は、上述のように刃3乃至第1支持板1の下方に潜り込
んでおり、その端部の左右の両側(図2では上下両側)
には、弾性部23,23が設けられている。この弾性部
23は、合成樹脂を湾曲させて形成することができ、第
2支持板2を合成樹脂製とする場合には、これと一体に
形成することもできる。また、弾性部23として、板バ
ネやコイルスプリングを用いることもできる。この実施
形態では、第2支持板2の後端の左右両側に設けること
によって、スライスした料理材料が、両弾性部23,2
3の間を通って落下するようにしているが、他の位置に
弾性部を設けることもできる。例えば、料理材料の落下
とは無関係な、フレーム4と第2支持板との間に弾性部
を設けてもよい。要は、第2支持板2の後端(図2の左
端)を、刃3との間隔を拡げる方向(下方)に、付勢し
得ると共に、料理材料の落下を妨げるものでなければ、
その構造及び形成位置は自由に変更し得る。
【0023】次に、図3、図4、図6(A)(B)、図7を参
照して、第2支持板2の回動による、刃3と第2支持板
2との間の上下間隔の調整の作動状態について説明す
る。
【0024】上記のように、第2支持板2の後端(図の
左端)は、刃3との間隔を拡げる方向(下方)に、付勢
されている。そして、レバー82の操作把持部82b
が、図3における一点鎖線で示すように底板7の案内溝
71の左端(図3の下端)位置にきた状態では、図7に
示すように調整部材本体81の押圧部81aが第2支持
板2の当接部21における傾斜面21aの略傾斜始端2
1b位置に配位されており、刃3と第2支持板2との間
隔が大きい状態となっている。この状態から、レバー8
2の操作把持部82bを持って、図3の矢印Xの方向に
回転させる。これにより、アーム82bの接続片82d
が図3の矢印Zの方向に回り、接続片82dが調整部材
本体81の遊嵌孔81b(図6(B) 参照)内から前方側
に押圧する。押圧された調整部材本体81は、フレーム
4,4の長溝41,41に沿って摺動し、調整部材本体
81の押圧部81aが第2支持板2の当接部21の当接
面21aに当接しつつ、前方側に移動する。その際、調
整部材本体81がフレーム4,4に上下方向移動不能に
支持されているため、第2支持板2が円弧部分9と底部
7との当接箇所を支点として前後回動し、弾性部23の
付勢力に抗して、第2支持板2の当接部21が上昇する
ことになる(図4の矢印a)。即ち、図4に示すよう
に、第2支持板2の後端(図の左端)と刃3との間隔が
小さくなる。
【0025】ここで、調整部材本体81は前後方向に直
線移動するため、傾斜面21aと押圧部81aとは、刃
3と平行に左端側から右端側にかけて設ければよく、こ
れにより、押圧部81aの右端から左端に至る略全体を
傾斜面21aに当接させつつ行うことができる。そし
て、傾斜面21aの傾斜角度についても、右端側から左
端側にかけて変化させる必要はなく同一とする(即ち、
右端側から左端側にかけて同一の上下高さ分を移動させ
ようとする)。ところが、第2支持板2の前後回動の支
点からの距離は、刃3が前後方向に対して傾斜している
ため、第2支持板2の前後回動の支点である円弧部分9
から傾斜面21aまでの距離は、図1の左端側Lの方が
右端側Rより短くなっており、第2支持板2の前後回動
のみでは、前述の発明が解決しようとする課題の如き問
題が生ずるおそれがある。そのため、この実施の形態で
は、前述のように、前後回動と同時に、第2支持板2が
円弧部分9を回動面として左右回動するようにし、右端
側から左端側にかけて同一の上下高さ分を移動させよう
とする傾斜面21aと押圧部81aとの動きに対応し
て、第2支持板2が左右回動するようにしたものであ
る。従って、第2支持板2を押圧部81aの左端側から
右端側にかけて均一な高さで下方側から受けることがで
き、第2支持板2と刃3との間隔を左端側から右端側に
かけて均一に且つ安定した状態に保持し得る。
【0026】他方、レバー82を逆方向(図3のY方
向)に回転させると、接続片82dが調整部材本体81
を後方側に押圧し、調整部材本体81の押圧部81aが
第2支持板2の当接面21aに当接しつつ、後方側に移
動する。これにより、弾性部23の付勢力によって、第
2支持板2が下方に下がり、刃3との間隔が大きくな
る。当然この場合も、第2支持板は、前後回動と左右回
動とを行うこととなる。尚、第2支持板2は、その自
重、或いは、料理材料を摺動させる時の力によって、第
2支持板2は下方に付勢されるため、弾性部23を設け
なくとも実施可能であるが、弾性部23を設ける方が、
調整部材本体81の直線移動に対する第2支持板2の追
従性が高まる点で有利である。また、この上記の説明で
は、傾斜面21aと押圧部81aとは、刃3と平行に左
端側から右端側にかけて夫々延設したが、左端側に一箇
所、右端側に一箇所の計2か所に設けるだけに止める
等、傾斜面21aと押圧部81aの形成箇所や個数は適
宜変更し得る。
【0027】このように、レバー82の回動による調整
部材本体81の直線移動によって第2支持板2と刃3と
の間隔を調整することにより、例えば調整部材本体81
の押圧部81aと第2支持板2の傾斜面21aとを当接
させた図4に示す状態で料理材料を第2支持板2上から
第1支持板1上にかけて摺動させると、第2支持板2上
にかかる力によって傾斜面21aから押圧部81aに力
がかかり、押圧部81aが傾斜面21aを滑って調整部
材本体81が後方側に逃げようとするが、調整部材本体
81が後方側に移動するにはレバー82を回動させなけ
れば後方側に移動することができない。従って、傾斜面
21aからの押圧によって調整部材本体81が後方側に
逃げようとすると接続片82dがストッパーとして機能
し、調整部材本体81の後方側への移動を抑えることが
できる。しかも、上記実施形態ではアーム82bの接続
片82dとレバー82の回動軸Oとの距離Mを、軸部8
2aの長さに比して短く(本実施形態では、1/3〜1
/4程度)しているため、接続片82dを押してもレバ
ー82は回動し難く、調整部材本体81の後方側への移
動を抑えることができる。更に、上記実施形態のように
押圧部81aと当接する第2支持板2の傾斜面21a
を、左右方向に対して所定角度だけ傾けているため、料
理材料の摺動によって第2支持板2の傾斜面21aから
押圧部81aにかかる力の方向は、傾斜面21aに対し
て直角方向(図3、図5のT方向)となって、傾斜面2
1aが左右方向に対して傾いた角度分だけ調整部材本体
81の摺動方向に対して傾いた方向となり、傾斜面21
aによる調整部材本体81の後方側への押圧を抑えるこ
とができる。従って、料理材料をスライスするに際し、
調整部材本体81を所定位置に維持させておくことがで
き、料理材料のスライス中に第2支持板2と刃3との間
隔が調整部材本体81の逃げによって不意に変化してし
まうようなことを防止できる。
【0028】又、斜面を利用することによって、無段階
に且つ円滑に間隔を調整できる。但し、調整部材本体8
1の移動量を、多段階に変更できるにようにして、第2
支持板2と刃3との間隔を多段階に変更できるにように
してもよい。例えば、図8に示すように、底板7の案内
溝71に等間隔毎に複数の凹部71a…71aを設け、
レバー82の操作把持部82cに係止突片83を設ける
とともに、レバー82の軸方向に移動可能に取り付けて
バネ84等で案内溝71の凹部71a方向に付勢し、操
作把持部82bの回動操作に際して係止突片83が適宜
位置の凹部71aに嵌まり込ませるようにしても良い。
当然、凹部を操作把持部82cに設け、案内溝71に係
止突片を設けてもよい。また、接続片及び凹部の数は、
適宜変更して実施し得るものである。要は、レバー82
の操作把持部82cを、複数の回動角度で、一次仮固定
できる手段を設ければよく、これによって、材料を予め
設定した種々の厚さで正確にスライスできる。更に、例
えばこの図8に示すように、案内溝71に設けた凹部7
1a…71a毎に、それに対応した第2支持板2の後端
(図2の左端)と刃3との間隔を数字で表示するように
しておけば、即座に所定の厚さにセットしてスライスで
きる。又、操作把持部82bを所定の角度位置で一次仮
固定しておくことで、調整部材本体81を確実に固定で
き、調整部材本体81が後方側に逃げてスライスの厚み
が不用意に変化してしまうことを、より確実に防止し得
る。
【0029】次に、図9、図10は、他の実施の形態を
示すもので、この実施の形態においては、先の実施の形
態における円弧部分9を設けずに、第2支持板2の前後
回動のために、第2支持板2の前端側を支点6によって
フレーム4に前後回動可能に取り付けている。具体的に
は、フレーム4からピン6を突設し、第2支持板2の前
端寄りの左右に、このピン6を回動可能に受容する支点
孔を設けている。尚、この前後回動の支持方法は特殊な
ものとする必要はなく、通常のヒンジを形成する手段を
適宜採用し得る。また、次に述べる第2支持板の可撓部
分100 と同様に、可撓部分によって前後回動するように
してもよい。より詳しくは、フレーム4の把手部5と第
2支持板2との境界において、第2支持板2の下面側を
他の部分より薄くし、その部分が撓むことによって回動
するようにしてもよい。但し、この回動は、第2支持板
2の前端側をフレーム4に対して前後回動可能とするも
のであり、可撓部分は、前後方向に直交するように形成
する。
【0030】他方、左右回動のために、第2支持板2に
可撓部分100 を形成している。この可撓部分100 は、第
2支持板2の前後回動のための支点6よりも後方側であ
って、第2支持板2の前後方向を横切るように左端側か
ら右端側にかけて形成されている。この可撓部分100
は、第2支持板2の下面側を他の部分より薄くすること
によって形成される。この可撓部分100 は、第2支持板
2の前後方向に対して傾斜させ、可撓部分100 が撓むこ
とによって左右回動(正確には傾斜の角度に応じて前後
方向と左右方向との合成方向)するように構成すればよ
い。これによって、第2支持板2の後方側(第2支持板
2の可撓部分100 よりも後方側の部位)の左右の相対的
高さが可変となり、前述の前後回動のみの場合における
問題を解決し得る。但し、可撓部分100 の前後方向の幅
を広くすると、可撓部分100 を第2支持板2の前後方向
に対して直交させて設けることも可能である。即ち、こ
の幅を広くすることによって、可撓部分100 が前後方向
に対して斜めに撓むことができ、これによって、第2支
持板2の後方側が左右回動(正確には傾斜の角度に応じ
て前後方向と左右方向との合成方向)することとなり、
左右の相対的高さが可変となる。尚、その実施の形態と
実質的に同一の部分は、同一の符号を付して説明を省略
する。
【0031】さらに、図11、図12は他の実施の形態
を示すもので、この例では、第2支持板2を前方側部位
201と後方側部位202とに分割し、前方側部位20
1を支点6によってフレームに前後回動可能に支持して
いる。この支持方法としては、先の実施例のように、ピ
ン6を利用する等、通常のヒンジを形成する手段を適宜
採用し得る。
【0032】つぎに、前方側部位201と後方側部位2
02とを左右回動可能に接続する。この接続の一例とし
ては、前方側部位201と後方側部位202との双方の
略中央にて、前後方向に伸びるピン203によって回動
可能に接続する。ピン203の両端には径の大きな頭部
を形成しておき、前方側部位と後方側部位との双方に設
けた支点孔の入口部分の開口を、支点孔の奥よりも小さ
くしておき、強制的にピンを差し込んで抜け止めとする
等の抜け止めの手段を講じておくことが望ましい。
【0033】さらに、ピンの頭部を球状にしておき、支
点孔の奥も球状にし、左右及び前後に回動可能にしてお
くこともできる。このようにすれば、前方側部位をフレ
ームに前後に回動可能に取り付ける必要は必ずしもなく
なる。言い換えれば、第2支持板をフレームに対してユ
ニバーサルジョイントによって接続した状態となり、こ
のようなユニバーサルジョイントによる実施も可能であ
る。
【0034】尚、各実施形態では、第2支持板の操作手
段に関しては、第1の実施の形態と同様のものを用いる
ことができる。また、操作手段に関しては第2支持板2
を刃に対して前後方向に接近離反させる手段であれば特
に限定はなく、種々変更して実施可能である。例えば、
先の実施形態では、図4に示したように第2支持板2の
当接部21の傾斜面21aを後方に行くに従い漸次下方
側に傾斜するように形成しているが、図13(A) に示す
ように後方に行くに従い漸次上方側に傾斜する傾斜面2
1aとしても良い。この場合は、先の実施形態とは反対
に調整部材本体81を前方側(図示の右方向)に移動さ
せれば、第2支持板2の後端側が上方側(図示のa方
向)に上昇し、第2支持板2の後端と刃3との間隔を狭
くできるものである。
【0035】又、上記の実施形態では、第2支持板2の
当接部21に傾斜面21aを形成し、調整部材本体81
の押圧部81aを突起状に形成しているが、逆にして設
けるようにしても良い。具体的には、例えば、図13
(B) は図4に、図13(C) は図13(A) に各々対応した
図であり、図13(B) に示すように第2支持板2の当接
部21を突起状に形成し、調整部材本体81の押圧部8
1aに、後方に行くに従い漸次下方側に傾斜する傾斜面
を、或いは、図13(C) に示すように後方に行くに従い
漸次上方側に傾斜する傾斜面を形成するようにしても良
い。更には、第2支持板2の当接部21及び調整部材本
体81の押圧部81aの両方に傾斜面を形成するように
しても良い。具体的には、例えば図14(A) は図4に、
図14(B)は図13(A) に各々対応した図であり、図1
4(A) に示すように第2支持板2の当接部21及び調整
部材本体81の押圧部81aに、後方に行くに従い漸次
下方側に傾斜する傾斜面を形成する、或いは図14(B)
に示すように第2支持板2の当接部21及び調整部材本
体81の押圧部81aに、後方に行くに従い漸次上方側
に傾斜する傾斜面を形成するようにしても良い。
【0036】一方、上記実施形態においては、調整部材
本体81の押圧部81a及び第2支持板2の当接部21
の傾斜面21aを、右端から左端に渡って設けたものと
し、第2支持板2の幅全体を押圧部81aによって下方
側から受けられるようにしているが、この形態のものに
限らず、押圧部81aと当接部21の傾斜面21aとの
双方、又は、いずれか一方を、調整部材本体81、第2
支持板2各々の一部に設けて、第2支持板2を上下動さ
せてもよいが、この場合、第2支持板2の左右の中央
に、斜面と押圧部とを配位する方が安定性の観点から好
ましい。また、第2支持板2の左右方向に、斜面と押圧
部とを複数設け、複数箇所を当接させることにより第2
支持板2を上下動させてもよい。一方、押圧部81aや
第2支持板2の傾斜面21aは、刃3に沿って設けなく
ても良く、例えば押圧部81aと第2支持板2の傾斜面
21aとの双方又は一方を前後方向に直角方向に設けて
も良い。
【0037】また、底板7と、調整部材本体81と、レ
バー82との各上下位置関係は、上記実施形態に限ら
ず、適宜変更できる。
【0038】更に、本実施形態では、調整部材8を、調
整部材本体81とレバー82とから構成し、調整部材本
体81を第2支持板2に対して前後移動可能に配設して
いるが、例えば図15に示すように第2支持板2の前端
部の左右両側各々にピン22を固定し、そのピン22
を、フレーム4,4に前後方向に沿って設けた摺動用の
溝に回動可能、且つ前後方向摺動可能に取り付けるとと
もに、第2支持板2の後部側の下面に、傾斜状の押圧部
81aを有する調整部材本体81を固定し、一方、フレ
ーム4,4に固定した底板7の後端に押圧部81aに当
接する突起状の当接部72を設けたものとし、第2支持
板2をフレーム4,4に対して前後方向に摺動させるに
伴って押圧部81aと当接部72との当接箇所を変化さ
せ、第2支持板2の後端側を上下に摺動させるようにし
ても良い。尚、この場合、押圧部81aを突起状に形成
し、当接部72を傾斜状に形成し、或いは双方を傾斜状
に形成しても良い。又、この場合において、調整部材8
を調整部材本体81のみから構成して第2支持板2を手
で摺動させても良いが、この図15に示すように先の実
施形態と同様なレバー82を、底板7に回動自在に支持
するとともに、第2支持板2に接続片82dを介して接
続し、レバー82の回動操作により第2支持板2を前後
方向に摺動できるようにしても良い。この図15中10
0は、左右回動のために第2支持板2に形成した可撓部
分を示しているが、図12にて示したピン203によっ
て左右回動を行うようにする等、2つの回動箇所を設け
る構成は適宜変更し得る。
【0039】さらに、各実施の形態では、調整部材8を
前後方向に移動させたが、その移動方向は左右方向とし
てもよく、先に本願出願人が提案した特願平7−745
21号のように円周方向としてもよく、調整部材8の移
動方向は適宜変更して実施し得る。
【0040】
【発明の効果】本願の各発明は、スライスの厚みを自由
に且つ確実に変化させることができ、しかも、スライス
の厚みを左右方向にて均一になすことのできる調理用ス
ライサーを提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の調理用スライサーを斜め上方から
見た斜視図である。
【図2】同調理用スライサーの底面図である。
【図3】底板を外した状態の同調理用スライサーの底面
図である。
【図4】図2のIV−IV線拡大縦断面図である。
【図5】(A) は第2支持板の平面図、(B) は同側面図、
(C) は同正面図である。
【図6】(A) は、調整部材本体の平面図、(B) は、(A)
のVI−VI線拡大縦断面図である。
【図7】第2支持板と刃との間隔が広がった状態の要部
拡大縦断面図である。
【図8】レバーの他の実施形態の説明図である。
【図9】他の実施の形態に係る調理用スライサーを斜め
上方から見た斜視図である。
【図10】図9のX−X線拡大縦断面図である。
【図11】さらに他の実施の形態に係る調理用スライサ
ーを斜め上方から見た斜視図である。
【図12】図11の XII−XII 線拡大縦断面図である。
【図13】押圧部と当接部との他の実施形態を示すもの
で、(A) は、当接部を後方に行くに従い漸次上方に傾斜
する傾斜面とした実施形態の模式図、(B) は、押圧部を
後方に行くに従い漸次下方に傾斜する傾斜面とし、当接
部を突起状とした実施形態の模式図、(c) は、押圧部を
後方に行くに従い漸次上方に傾斜する傾斜面とし、当接
部を突起状とした実施形態の模式図である。
【図14】押圧部と当接部との、さらに他の実施形態を
示すもので、(A) は、押圧部及び当接部を後方に行くに
従い漸次下方に傾斜する傾斜面とした実施形態の模式
図、(B) は、押圧部及び当接部を後方に行くに従い漸次
上方に傾斜する傾斜面とした実施形態の模式図である。
【図15】押圧部と当接部との、更にもう一つの他の実
施形態を示すもので、当接部を第1支持板側の底板に設
けた実施形態の模式図である。
【図16】本願発明より先に出願された発明に係る調理
用スライサーを斜め上方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 第1支持板 2 第2支持板 3 刃 4 フレーム 7 底板 8 調整部材 21 当接部 81 調整部材本体 81a 押圧部 82 レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1支持板(1) と、この第1支持板の前
    方に配位された刃(3) と、この刃の前方に配位された第
    2支持板(2) とを備え、第1支持板(1) が前方に向けて
    延設されたフレーム(4) を有し、刃と第2支持板の後端
    との間隔が可変となる調理用スライサーにおいて、 第2支持板(2) の少なくとも後方側がフレーム(4) に対
    して2以上の方向に回動可能に支持され、この第2支持
    板(2) の少なくとも後方側を上下に移動させる操作手段
    を備えていることを特徴とする調理用スライサー。
  2. 【請求項2】 フレーム(4) が第2支持板(2) の下方に
    配位された底部(7)を有し、第2支持板(2) の下部に円
    弧部分(9) が形成され、この円弧部分(9) の底部(7) に
    対する当接箇所が変化することにより第2支持板(2) が
    左右の相対的高さが変化するように上下に回動し、且
    つ、この当接箇所を支点として第2支持板(2) はその前
    後の相対的高さが変化するように上下に回動するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の調理用スライサ
    ー。
  3. 【請求項3】 第2支持板(2) が可撓部分(100) を有
    し、 第2支持板(2) が可撓部分(100) よりも前方側の部位に
    て、フレーム(4) に対して前後の相対的高さが変化する
    ように上下に回動可能に支持され、 可撓部分(100) が、第2支持板(2) の前後方向を横切る
    ように左端から右端にかけて形成され、 この可撓部分(100) の撓みによって、第2支持板(2) の
    後方側の部位が、左右の相対的高さが変化するように上
    下に回動することを特徴とする請求項1記載の調理用ス
    ライサー。
  4. 【請求項4】 第1支持板(1) と、この第1支持板の前
    方に配位された刃(3) と、この刃の前方に配位された第
    2支持板(2) とを備え、第2支持板(2) が刃(3) より下
    方に配位されており、第2支持板(2) 上から第1支持板
    (1) 上にかけて野菜や果物等の料理材料を摺動させるこ
    とにより、料理材料が第2支持板(2)と刃(3) との間の
    上下間隔の厚みに薄切りされる調理用スライサーにおい
    て、 刃(3) が前後方向に対して斜めに配位され、第1支持板
    (1) が、前方に向けて延設されたフレーム(4) を有し、 フレーム(4) に対して第2支持板(2) が上下に回動可能
    に支持され、且つ第2支持板(2) の少なくとも後方側の
    左右の相対的高さが可変とされ、 この第2支持板(2) の少なくとも後方側を上下に移動さ
    せる操作手段を備えており、 この操作手段は、押圧部(81a) を有する調整部材(8) が
    第1支持板(1) 側と第2支持板(2) 側との何れか少なく
    とも一方に移動可能に設けられ、第1支持板(1) 側と第
    2支持板(2) 側との何れか少なくとも他方に、調整部材
    (8) の押圧部(81a) に当接する当接部(21)(72)が設けら
    れたものであり、 調整部材(8) を移動させることにより、押圧部(81a) と
    当接部(21)(72)との当接箇所が変化して、第2支持板
    (2) が上下に移動するものであると共に、この上下の移
    動に伴って第2支持板(2) の少なくとも後方側の左右の
    相対的高さが変化するものであることを特徴とする調理
    用スライサー。
JP7353785A 1995-12-27 1995-12-27 調理用スライサー Expired - Lifetime JP2978970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7353785A JP2978970B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 調理用スライサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7353785A JP2978970B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 調理用スライサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09173224A true JPH09173224A (ja) 1997-07-08
JP2978970B2 JP2978970B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=18433208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7353785A Expired - Lifetime JP2978970B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 調理用スライサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2978970B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008136551A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kawashima Kogyo Kk スライサー
CN100404216C (zh) * 2000-11-02 2008-07-23 伯尔纳塑料和金属制品厂有限公司 切削被切削物的厨房用具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100404216C (zh) * 2000-11-02 2008-07-23 伯尔纳塑料和金属制品厂有限公司 切削被切削物的厨房用具
JP2008136551A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kawashima Kogyo Kk スライサー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2978970B2 (ja) 1999-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6047939A (en) Adjustable support structure for video appliance
KR20150104612A (ko) 지지 장치
JPH09173224A (ja) 調理用スライサー
JP3072963B2 (ja) 調理用スライサー
JP3026465U (ja) 調理用スライサー
JPH11123147A (ja) 調理用スライサー
JP2995191B2 (ja) 調理用スライサー
JPH10193336A (ja) タイルカッター
JP2003148533A (ja) スパイラルスプリング
JP3111987B2 (ja) 調理用スライサー
JP3041370U (ja) 皮剥き器
JPH1134002A (ja) 丸鋸盤の下限ストッパ装置
JP2008136551A (ja) スライサー
JP3316607B2 (ja) カセット式テーププレーヤ
JP2002315977A (ja) ヘアーカッター
KR100657810B1 (ko) 4방향 버튼을 구비한 플레이어
JP3096674B2 (ja) 安全かみそり
JP3111914B2 (ja) 皮剥き器
JP2019146942A (ja) 床敷物コーナーカッター
JPH11155682A (ja) 椅子の肘掛け装置
JPH11155685A (ja) 椅子の肘掛け装置
KR200280113Y1 (ko) 키보드 트레이
KR940002562Y1 (ko) 모니터 경사 및 회전조절장치
JPH05154019A (ja) 傾斜角度調整装置
JP2002263280A (ja) パチンコ機の電動チューリップ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term