JPH09165154A - エレベータ制御システムとエレベータかご位置表示器 - Google Patents

エレベータ制御システムとエレベータかご位置表示器

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JPH09165154A
JPH09165154A JP33010095A JP33010095A JPH09165154A JP H09165154 A JPH09165154 A JP H09165154A JP 33010095 A JP33010095 A JP 33010095A JP 33010095 A JP33010095 A JP 33010095A JP H09165154 A JPH09165154 A JP H09165154A
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JP
Japan
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elevator
elevator control
car position
display data
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JP33010095A
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English (en)
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裕智 ▲高▼橋
Hirotomo Takahashi
Kenji Yoneda
健治 米田
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベータ制御装置側に表示データを持ち、表
示データの変更について容易に対応可能で、コストパフ
ォーマンスの優れた表示手段を備えたエレベータ制御シ
ステムを提供する。 【解決手段】制御装置が表示器に、エレベータの運転状
態が保守点検モードになったことを判断し、その状態を
表示する信号を出力する保守表示指令手段を備え、表示
器は、保守表示指令手段によって、保守表示を最下桁部
に1文字ずつ切替え表示し案内する。保守表示指令手段
は、保守表示に加え全点灯表示を付加することによりド
ツト式表示器のLED点灯状態を点検出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータ制御シス
テムおよびエレベータかご位置表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータ保守点検等のエレベー
タ情報を一般利用者へ知らせる手段として、エレベータ
乗場ドア付近に点検中札を掲示するものがあった。この
場合、各階乗場毎に点検中札を掲示する必要があり、多
階床のエレベータなどはその分の保守時間が非常に無駄
である。これらの問題を解消するため、エレベータのか
ご内と乗場でのお客への運転情報サービスには光による
保守表示と音による保守点検中の案内とがあった。光に
よる表示は、フィルムを使うとか、又はアナログ的,デ
ィジタル的な表示器を使用する方法がとられてきた。特
にディジタル的な表示は、その表示のもとの情報として
運転情報を使用できる点で広く活用され、階床表示,保
守表示,トラブル表示,各種管制運転表示等で利用され
ている。これらの中で、エレベータ情報をエレベータ利
用者に知らせる手段として、特開昭63−212686号公報に
開示されるものでは、サービス案内装置の表示パターン
の種類を決定する所定条件検出手段と、エレベータ状態
の情報と表示パターンの種類とからサービス案内装置の
画面データを作成するエレベータの案内装置がある。す
なわち、サービス案内装置に、エレベータのサービス状
態とそれに適したメッセージ等を絵と文字でディスプレ
イに表示する方法である。また、保守情報を表示する手
段として、特開平2−106578 号公報に開示されるもので
は、監視センタより遠隔監視されるエレベータ情報案内
装置を各階乗場に設置し、この案内装置を使ってエレベ
ータの保守点検日時の連絡を表示案内することにより、
ビル管理者がいちいち掲示等で連絡することを省くこと
が出来ると共に、事前に利用者に点検日時を伝えるもの
がある。
【0003】一方、音による案内は、特開平4−66482号
公報に開示されるものでは、非運行サービス中に乗場呼
び釦が操作されたときこれに連動して当該エレベータが
非運行サービス状態である旨を放送するように構成され
ている。更に、特開平6−239544号公報では、エレベー
タの保守点検時や休止中に一般利用者や視覚障害者等が
乗場呼び釦を操作されたときこれに連動して、保守点検
中または休止中である旨の案内放送を流す構成となって
いる。
【0004】本発明の請求項7〜12に関する従来技術
は、エレベータ制御装置とホール又はかご内案内装置と
の伝送方式を、例えば特開昭62−196283号公報のように
案内装置側のデータ記憶媒体に表示データを記憶し、エ
レベータ制御装置では案内装置側に表示コードのみを送
信し、案内装置側では受信した表示コードに応じた表示
データをデータ記憶媒体から選択して表示器に表示する
ようになったものが知られている。さらに、特開昭62−
230578号公報ではエレベータ制御装置から表示器に対し
て階床別の2進表記情報を送信し、案内装置側では2進
表記情報を表示コード変換し、更に表示コードをセグメ
ント表示出力に変換し表示器に出力する構成となってい
るものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら請求項1〜6に
関する従来技術で、表示器などを用いて視覚的にエレベ
ータ状態を利用者に知らせる手段を用いたものは、いず
れも表示内容増に比例して高価となるだけでなく、設置
スペースの制約と意匠面の関係により、一般のエレベー
タで広く適用するには不向きである。また、案内放送を
用いて聴覚的にエレベータ状態を利用者に知らせる手段
を用いたものは、乗場呼び釦を操作するなど、何等かの
動作がなされるまで、エレベータ状態を把握することが
できず、利用者がエレベータ状態を判断するのが遅れ
る。また聴覚障害者についての配慮がなされていないな
どの欠点をもつ。
【0006】上記本発明の目的は、このような従来の問
題点に鑑みてなされたもので、保守点検SW等の保守切
替え操作と連動して各階乗場に設置された表示器で、そ
の旨表示することにより、各階一斉にエレベータが保守
点検になったことを利用者に知らせることが可能とな
り、各階に点検中札を掲示する必要が無くなり、保守時
間の短縮が図れる。保守表示を通常時の階床表示とを同
一表示器で行うため設置空間の縮小化が図れ、また表示
器の回路を簡略化できかつ安価にできる。さらに、本保
守表示に加えて、全点灯表示を付加することによりLE
Dの点灯状態を容易に点検出来るため、更に表示器のハ
ード点検に要する保守時間の短縮を図ることができる。
【0007】また請求項7〜12に関する従来技術で
は、表示器側に表示データを持ち、表示データを変更す
る場合は、複数階床をサービスするエレベータの、乗り
かご内又は、乗場に設けられた少なくともかご位置表示
する表示器の表示データ全てを変更する必要があり、こ
のためのハード変更またはソフト変更に時間が掛かり、
保守性や顧客の要求に柔軟に対応することが出来ないな
どのサービス性に欠ける。
【0008】本発明の目的は、エレベータ制御装置側に
表示データを持ち、表示データの変更について容易に対
応可能で、コストパフォーマンスの優れた表示手段を備
えたエレベータ制御システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のエレベータの
制御システムは、表示データをエレベータ制御装置内の
記憶手段に記憶しておき、乗りかご内又は、乗場に設け
られた表示器を用いて、少なくともかご位置表示する表
示器で、同表示器でエレベータ運転状態を出力するよう
に構成されている。
【0010】すなわち、上記目的を達成するため、第1
の手段は、エレベータを制御する制御装置と、複数階床
をサービスするエレベータの、乗りかご内又は、乗場に
設けられたかご位置表示器と、かご位置表示する指令を
出力する通常表示手段とを備えたエレベータ制御装置
で、前記エレベータの運転状態が特定の状態(保守点検
モード)になったことを判断し、前記かご位置表示器
に、その運転状態を表示させる信号を出力する特定状態
表示指令手段を設けたことを特徴としている。
【0011】第2の手段は、第1の手段に於ける表示手
段はディジタル表示をするドツト式表示器からなり、こ
の表示器の表示は、前記特定状態表示指令手段によっ
て、表示を前記かご位置表示器の特定桁部(最下桁部に
1文字)を用いて表示することを特徴としている。
【0012】第3の手段は、第1の手段に於ける特定状
態の表示手段は英文,ひらがな,カタカナ,漢字,記
号,何れかを設定する表示種類設定手段を設けたことを
特徴としている。
【0013】第4の手段は、第1の手段に於ける特定状
態の表示手段はエレベータが保守点検の他に、故障又は
保守要求又は各種管制運転,インジ点検等の状態も含む
こと特徴としている。
【0014】第5の手段は、第1の手段に於ける特定表
示指令手段は、前記保守点検表示に加え全点灯表示を付
加することによりドツト式表示器のLED点灯状態を点
検出来る構成としたことを特徴としている。
【0015】第6の手段は、第1の手段に於ける特定表
示指令手段は、前記保守点検表示中でもホール又はかご
内釦を操作されれば、保守点検表示からかご位置表示に
切替え出来る構成としたことを特徴としている。
【0016】第7の手段は、エレベータ制御装置の構成
を、前記かご位置表示器へ伝送する前記表示データをエ
レベータの各種運転方式毎に選択する表示方式選択処理
手段とその表示データを流動,一文字毎の切替え,反
転,フリッカー等の特殊表示へ変更する表示データ処理
手段を備え、それら加工処理された表示データを前記か
ご位置表示器側へ伝送する前記表示器との伝送制御と、
エレベータ運転制御とを同一マイコン内で処理する構成
としたことを特徴としている。
【0017】第8の手段は、表示データを、エレベータ
制御装置側に持ち、かご位置が変化した時または変化無
き場合も一定時間毎定期的に前記かご位置表示器側へ前
記表示データを伝送する変化伝送手段を備え、この前記
変化伝送手段により、エレベータ制御装置のマイコン処
理負荷率を低減することを特徴としている。
【0018】第9の手段は、表示データを、エレベータ
制御装置側に持ち、表示データが変化した時または変化
無き場合も一定時間毎定期的、一文字ずつ分割して前記
かご位置表示器側へ伝送する分割変化伝送手段を備え、
この前記分割変化伝送手段により、請求項8より、更に
エレベータ制御装置のマイコン処理負荷率を低減するこ
とを特徴としている。
【0019】第10の手段は、特定運転状態表示内容
を、エレベータ制御装置内のデータ記憶媒体に記憶し、
そのデータは保守端末や遠隔監視装置からの変更要求に
より、データ変更可能としたことを特徴としている。
【0020】第11の手段は、かご位置表示器側の表示
データ出力処理を、エレベータ制御装置側との受送信処
理実行中も行う構成とし、また、受送信処理実行中に前
記表示データ出力処理を実行している場合は、前記表示
データ出力処理を優先とするため割込みマスクする構成
とすることで、受送信処理による表示データ出力不可時
間(すなわち、表示のちらつき)の発生を防止すること
を特徴としている。
【0021】第12の手段は、かご位置表示器側のLE
D表示素子を駆動する表示データ出力処理を、表示部の
行ドライバと列ドライバにデータ出力する手段と、前記
行ドライバと列ドライバに周期的にそれぞれ出力された
データを保持するラツチ回路を接続し、マイコン処理時
間のばらつきにより、表示がちらつくことを防止するた
め、自マイコンのタイマ割込み手段で発生する定期的な
データ出力タイミング毎に前記ラツチ回路を用いて表示
素子を駆動するデータ出力制御することを特徴としてい
る。
【0022】第13の手段は、かご位置表示器側のLE
D表示素子を駆動する表示データ出力処理を、エレベー
タ制御装置側からの前記表示データが一定時間以上伝送
されない場合、表示を初期化する構成としたことを特徴
としている。
【0023】これによって、納め先により異なる表示様
式に対して、エレベータ制御装置内に記憶した表示デー
タを変更するだけで、表示器による案内情報を調整可能
となり、現地で表示データの変更を行う際には、機械室
での変更だけで容易に対応できる。表示器は受信した表
示データをもとに表示のみ行うために、一切の表示デー
タ変更処理等が不要となるため、表示器の回路を簡略化
できかつ安価にできる。
【0024】本発明は上記のように、通常の運転中は、
階床位置や乗りかごの運行状況に関する情報を表示器案
内するが、エレベータ運転状態が特殊状態に切り替る
と、その旨を同一の表示器で表示を行うべく制御する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0026】図1は本発明の実施の形態のエレベータ装
置のシステム構成を示すブロック図である。同図で、エ
レベータ装置は、保守用端末1と、エレベータ制御装置
2と、かご3内に設けられたかご端末30と、1階床か
ら4階床までの各ホールに設けられたホール端末41,
42,43,44(ただし、図では、2階床と3階床の
ホール端末42および43は図示省略しているが、それ
ぞれ1階床および4階床のホール端末41,44と同一
である。)とから構成されている。
【0027】保守用端末1は第1の入出力インターフェ
イスユニット(ACIA)22−1を介してエレベータ
装置の機械室内に納められたエレベータ制御装置2のマ
イクロプロセッサユニット21に接続される。マイクロ
プロセッサユニット21は保守用端末1からの指令に応
じてEEPROM23が記憶しているプログラム,表示データを
書込んだり読み出したりすることができる。RAM24
はマイクロプロセッサユニット21の作業領域として使
用される。
【0028】また、マイクロプロセッサユニット21に
は第2および第3の多重伝送用のインターフェイスユニ
ット(ACIAまたはACI−本実施例ではACIAを
用いているが、他の多重伝送用ACIでもよい。)22
−2,22−3が接続されており、それぞれのインター
フエイスユニット22−2,22−3には、それぞれ2
つのパルストランス25−1,25−2,25−3,2
5−4が接続されている。かご端末30およびホール端
末41〜44との伝送を行うための第2のインターフェ
イスユニット22−2には、第1および第2のパルスト
ランス25−1,25−2が接続され、他号機との伝送
を行うための第3のインターフェイスユニット22−3
には、第3および第4のパルストランス25−3,25
−4が接続されている。
【0029】第1のパルストランス25−1からは伝送
路26−1が延びており、ホール端末41〜44のパル
ストランス41−1〜44−1にそれぞれ接続される。
ホール端末41〜44は、RAM,ROM,ACIA,
MPU,水晶発信機等を一体化したワンチップマイコン
(マイクロプロセッサユニット)41−2〜44−2
に、ランタン41−3〜44−3,信号灯41−4〜4
4−4,ホール釦兼ホール応答灯41−5〜44−5,
ホール表示器41−6〜44−6が接続されて構成され
ている。第2のパルストランス25−2からは伝送路2
6−2がのびており、かご端末30のパルストランス3
0−1と接続される。かご端末30は、RAM,RO
M,ACIA,CPU,水晶発信機等を一体化したワン
チップマイコン(マイクロプロセッサユニット)30−
2に、かご呼び釦兼かご応答灯30−3およびかご内表
示器30−4が接続されて構成されている。
【0030】第3および第4のパルストランス25−
3,25−4からは伝送路26−3,26−4がそれぞ
れ延びており、図示しない他階床のホール端末およびか
ご端末に接続されている。
【0031】図2は本発明を適用した表示器のハードウ
ェア構成を示すブロック図で、前述の各ホール端末41
〜44に適用した例を取上げる。必要に応じて、呼び釦
とのI/O部を除去した構成とすることも可能に構成さ
れ、本図は最下階の第1階床ホールの表示器41−6を
代表として示している。I/O端末プリント板5に搭載
されたLED表示器は、エレベータ制御装置2より伝送
路26−1を介して送られてきた表示データをパルスト
ランス41−1を介してマイクロプロセッサユニット4
1−2に入力し、マイクロプロセッサユニット41−2
内で処理し、行ドライバ41−7GYとコモンドライバ
41−7CMを駆動データ信号41GYと41CMの出
力データにより制御することによりLEDによるドツト
マトリクス表示器41−6によって階床および方向灯を
表示する。この時、マイコン41−2は伝送路26−1
からの受信割込みが入ると、その処理を短い所定時間中
に完了せねばならない。このため、前記した、41GY
と41CMのデータ出力周期にばらつきが生じるが、こ
れがLED各ドツトの輝度むらを生み、人間の目には、
ちらつきとなって映る。そこで、MPUの内部に持つ第
2タイマ出力信号を使って、クロック信号41CKをハ
ード的に一定ピッチ毎に出力されるように後述する図9
のステップR11で動作モードを初期設定する。また、
この表示装置を構成するI/O端末プリント板5では、
他にも一般ホール釦等を入力する入力回路41−8や一
般ホール釦応答灯等を出力するための応答灯駆動回路4
1−9,信号灯表示器41−10が搭載されている。な
お、図中41−5aは一般ホール釦および一般ホール釦
応答灯を41−5bは車いすホール釦および車いすホー
ル釦応答灯を41−5cはキースイッチ入力およびキー
スイッチ入力応答灯をそれぞれ示す。
【0032】図3はエレベータ制御装置の動作手順を示
すフローチャートである。この実施形態における動作手
順では、まず、エレベータ制御装置2の電源が入るとス
テップS1でRAM24のイニシャルクリア、第2のイ
ンターフェイスユニット(ACIA)22−2の第1お
よび第2のパルストランス25−1,25−2のイニシ
ャル処理等を行う。次に、ステップS2でホール,かご
の入出力及び呼び登録処理を行い、ステップS3でその
他一般のデータ入出力を行う。その後、ステップS4で
エレベータのトラブル検出処理を行う。例えば後述する
図9のステップR17では、所定時間以上正しいかご位
置表示データを受信出来なかったと判断すると、かご位
置表示を止める処理を行う。ステップS5ではエレベー
タ運転方式を選択決定し、ステップS6でドア開閉や走
行処理等のエレベータの運転制御処理を行う。次にエレ
ベータ運転状態を元にステップS7では本発明に係る表
示方式選択処理で表示データを選択し、また要求に応じ
て表示データの表示形態を加工処理する。これら処理さ
れた表示データは、全ホール端末およびかご端末へ表示
データを伝送もするため共通伝送送信テーブルに設定す
る。送信テーブルにセットした表示データをステップS
8で各ホール端末およびかご端末へ伝送処理を行う。
【0033】図4は図3のステップS7の表示方式選択
処理のサブルーチンにおける処理手順を示すフローチャ
ートである。このフローチャートに沿ってS7の表示デ
ータ選択処理について説明する。
【0034】この処理手順では、まず、ステップS71
で通常運転中であるかを判定し、通常運転中であればス
テップS72で現在のかご位置を表示するため、文字フ
ォントテーブルよりかご位置表示の文字フォントを選択
し、表示データの加工処理(流動,一文字毎の切替,反
転,フリツカー等)を行う。次に、ステップS73で
は、表示文字フォント全データを表示器側へ伝送する
か、もしくは一文字分の表示データを表示器側へ伝送す
るかの、分割伝送要求の有無を判定する。この分割伝送
要求は、エレベータ制御装置側のマイコン処理負荷率の
増減により、全伝送するか分割伝送するかを自マイコン
で判断させる方法や変更可能なROMスペツク領域に分
割伝送要求フラグを設け、このフラグにより判定する方
法を備えることにより成され、分割伝送要求有りの場合
は、前述したようにステップS74で一文字分の表示デ
ータを送信テーブルに設定する。また、分割伝送要求無
き場合は、ステップS75で表示文字フォント全データ
を送信テーブルに設定する。ステップS76では、図4
のフローチャートでは省略しているが、常に送信テーブ
ルの新旧を比較しており、新送信データと旧送信データ
に変化がある場合のみステップ77で送信テーブルの内
容に伝送ヘッダとチェックデータを付加して送信を行
う。しかしながら、表示器側の電源遮断等で受信バッフ
ァのデータがクリアするような場合を考慮して、送信デ
ータ変化に係わらず、一定時間毎に送信処理を行う構成
としている。
【0035】一方、ステップS71で通常運転表示モー
ドでないと判定した場合には、さらにステップS79で
保守運転表示モード要求があるかどうかチェックし、保
守運転表示モード要求があれば、表示器にその旨表示す
るのであるが、保守運転表示モード中にかご位置を把握
したい場合には、ステップS710で、ホール又はかご
内釦が操作されたか判定し、もし操作された場合は、ス
テップS72へ処理が移行し、かご位置表示を行う。ま
た、釦操作がなされない場合は、ステップS711で保守表
示用文字フォントテーブルより保守表示の文字フォント
を選択し、以降はステップS8より前述した通りの処理
を行う。ステップS79で保守運転中でもないと判定さ
れた場合は、その他の表示モード要求(各種管制運転,
インジ点検,満員通過,異常検出等)の表示文字フォン
トを選択する。以降はステップS8より前述した通りの
処理を行う。ステップS712でその他の表示モード要
求が無き場合はステップS714で送信テーブルのクリ
アを行い表示器の表示は全消灯となる。
【0036】図5は、図4のステップS8の詳細処理を
示す表示データ処理フローチャートである。まず、ステ
ップS81では、表1に示すエレベータ制御装置内の記
憶媒体に領域確保された表示データ処理用パラメータテ
ーブル内に表示変更パラメータが設定されていれば、表
示変更要求有りとみなし、以下の表示データ処理を実行
する。
【0037】
【表1】
【0038】まず、ステップS82では、表1のBのプ
ログラムNoに示す流動処理要求パラメータが設定され
ていれば、流動表示処理を実行する。ステップS83の
流動表示処理は本実施形態では具体的に記載しないが、
図6の101や102に示すように、表示データをUP
方向またはDOWN方向または横方向へ移動し、最終表
示データ以降はまた最初の表示データへループし、それ
を繰り返す方式を採用し、またその流動速度は表1のC
に設定された流動速度パラメータで、表示データの流動
速度を決定している。加えて、表1のDのカラーパラメ
ータを用いて、エレベータ運転状態に合せて、表示の色
指定が可能となる。但し、カラー指定方式は、そのカラ
ー表示要求パラメータをエレベータ制御装置側から表示
器側へ伝送し、表示器内で受信したカラー表示要求パラ
メータに合せて、表示の色を選択し、出力処理する手段
を有する必要がある。
【0039】以下、ステップS84〜S89まで上述し
た通り表1の表示データ処理用のパラメータに合せて、
一文字毎の切替え表示(文字単位毎を一定時間毎に切替
えて表示する表示方法)や反転やフリツカー等の表示デ
ータの加工処理を行う。
【0040】表2は、表示データ処理用パラメータの入
力例である。
【0041】
【表2】
【0042】表示モードNoは、それぞれの表示条件を
意味し、それによって表示内容を任意にエレベータ制御
装置に設定する。設定した表示内容は、表示データ変更
用のプログラム毎に処理され、表示データ処理用のパラ
メータに沿った表示データへ変更される。
【0043】図6は本発明のディジタル表示概略図で、
かご位置表示(101)と保守運転表示(102)を示
す。本実施形態における特殊表示は表示器のディジタル
表示部103の最下桁部に1文字ずつ切替え表示案内す
るようになされ、およそ500ms毎に先頭文字フォン
ト104から更新していき、最終文字フォント105へ
達するとまた先頭文字フォント104を送信データテー
ブルへセットする構成とする。特殊表示をここでは最下
位桁部としたが、最上位桁部すなわち、運転方向灯部に
することも出来る。更に、最終文字フォント105には
全点灯用の文字フォントを付加し、LEDの点灯状態点
検が可能となるよう構成されている。
【0044】図7は図4のステップS74で設定した表
示文字フォントの全伝送データをエレベータ制御装置2
のマイクロプロセッサユニット21から表示装置へ伝送
する伝送データの詳細を示す説明図である。エレベータ
制御装置2のマイクロプロセッサユニット21で図4に
示す表示方式選択処理で選択した表示データは、図3の
ステップS7で送信テーブルTXDAT201にセットされる。
送信テーブルTXDAT201は、自局判定用のヘッダ203
(全伝送の場合、ヘッダ$C0を設定することで、表示
器側は全伝送を識別し全伝送処理を実行する。)、1桁
目表示用データ204,2桁目表示用データ205,3
桁目表示用データ206および伝送データチェックデー
タ207で構成される。これら送信テーブルTXDAT201に
セットされたデータは、伝送路26−1や26−2を介
してそれぞれホールまたはかごのディジタル表示器41
−6〜41−6,30−4側で受信テーブルRXDAT202に
セットされる。
【0045】図8は、図4のステップS75で設定した
表示文字フォントの分割伝送データをエレベータ制御装
置2のマイクロプロセッサユニット21から表示装置へ
伝送する伝送データの詳細を示す説明図である。送信テ
ーブルTXDAT300は、自局判定用のヘッダ301(分割伝
送の場合、へッダ$C1〜C3は、それぞれ、1桁目,
2桁目,3桁目の表示データを指し、表示器側は分割伝
送を識別し分割伝送処理を実行する。)、1桁目表示用
データ302,伝送データチェックデータ303で構成さ
れる。2桁目,3桁目も1桁目と同様に構成され、これ
ら送信テーブルTXDATにセットされたデータは、3
00→304→305の順に伝送路26−1や26−2
を介してそれぞれホールまたはかごのディジタル表示器
41−6〜41−6,30−4側で受信テーブルRXD
ATに306→307→308順にセットされる。
【0046】図9はディジタル表示器41−6〜44−
6,30−4における処理手順を示すフローチャートで
ある。この処理手順では、ディジタル表示器の電源が入
るとまずステップR11で自局判定,RAMクリア,受
信割り込み許可等のイニシャル処理を行う。イニシャル
処理が終了すると、ステップR12で釦入力等のI/O
入力処理を行い、ステップR13で暗号入力等の特定入
力判定とそれら入力データをエレベータ制御装置のマイ
クロプロセッサユニット21に送信するための返信用テ
ーブルを作成する。ステップR14では、ホール応答灯
41−5〜44−5の点灯をエレベータ制御装置2のマ
イクロプロセッサユニット21からの指令が返信される
前に行うローカルリアクション処理を行う。ステップR
15はランタン41−3〜44−3などのフリッカー点
灯を制御するためフリッカー処理を行い、ステップR1
6では、前記応答灯41−5〜44−5やランタン41
−3〜44−3などのI/O出力処理を行う。ステップ
R17は、エレベータ制御装置側からのディジタル表示
データを受信できず一定時間経過した場合(この経過時
間は図4のステップS78に示すエレベータ制御装置側
の定期伝送時間以上の時間)伝送データがなければ、伝
送路の断線やエレベータ制御装置の電源遮断等が考えら
れるため受信テーブルをクリアする。そして、ステップ
R19でディジタル表示出力処理を実行する。この処理
が終了し、さらにステップR18のWDT(Watch Dock
Timer)処理が終了すると、ステップR12に戻り、デ
ィジタル表示装置2内のマイクロプロセッサユニット2
1の定期処理が繰り返される。
【0047】図10は図9のディジタル表示出力処理R
19の処理手順を示すフローチャートである。同図を参
照し、詳細なホールまたはかご端末の表示器の表示処理
の処理手順について説明する。本実施形態では3桁で7
*5ドツトのディジタル表示器を例にとる。
【0048】この処理では、まず、ステップR191で
表示する行ドライバ41−7GYのループ回数を初期化
する。このとき、ディジタル表示タイミングを通信とは
無関係にばらつきなく一定周期で表示させるため、ステ
ップR192で、図12に示す自マイコンタイマ割り込
み処理によって発生するiRQTのカウントアップを確
認することによって、以降のディジタル表示処理を許可
する。許可後、ステップR193で再カウントするため
iRQTのカウンタをクリアする。ステップR194で
は1〜3各行ドライバ41−7GYをクリアをすること
により表示器41−6への誤出力を防止し、ステップR
195でコモンドライバ41−7CMを切り換え、図7
又は図8に示す受信データの中の1桁目のn行目のデー
タをステップR196で出力ポートにセットする。ステ
ップR197,ステップR198も同じように受信データの
中の2桁目のn行目のデータ,3桁目のn行目のデータ
をそれぞれ出力ポートにセットする。これら各桁に表示
点灯出力処理を行った後、ステップR199でコモンド
ライバのn行目の出力処理を行う。次にステップR19
10ではnの値をカウントアップして出力行を更新す
る。その後ステップR1911でnの値が7と同一かを
判定し、その結果が7以下ならばステップR192へと
ループ処理する。
【0049】図11はホール端末側の受送信割込処理の
処理手順を示すフローチャートである。この処理では、
通常、案内装置であるディジタル表示器406などのホ
ール端末は図9のフローチャートに示す定期処理を行っ
ているが、エレベータ制御装置2からデータを送信され
た場合には、割込処理により受信処理を行う。まずヘッ
ダ受信処理として、図7又は図8に示すエレベータ制御
装置2から伝送されたデータの先頭1バイト(ヘッダ)
のみ受信する。ヘッダが自局で受送信すべきデータか判
定する。すなわち、ディジタル表示データの場合、図7
又は図8に示すヘッダが$C0〜$C3以外であれば受
信しないことを意味する。判定後、ヘッダが正規のデー
タと判断すれば図7又は図8で示す伝送データ全部を受
信する(ステップR201)。またその他、ホール呼び
やホール呼び応答灯などの一般データ送受信処理を行
う。
【0050】次に図10のディジタル表示出力処理中に
受信割込みが発生した場合、表示データ出力不可時間
(すなわち、表示のちらつき)が発生する。このため受
送信処理実行中も図10同様表示データ出力処理を行
う。
【0051】まず、ステップR22ではディジタル表示
タイミングを通信とは無関係にばらつきなく一定周期で
表示させるため、図12に示す自マイコンタイマ割り込
み処理によって発生するiRQTのカウントアップを確
認することによって、以降のディジタル表示処理を許可
する。許可後、ステップR23で再カウントするためi
RQTのカウンタをクリアする。次に、ステップR24
で以降の表示データ出力処理を実行している時に表示デ
ータ出力処理を優先とするため割込みマスクする。(表
示のちらつき防止」ステップR25では1〜3各行ドラ
イバ41−7GYをクリアをすることにより表示器41
−6への誤出力を防止し、ステップR26でコモンドラ
イバ41−7CMを切り換え、図7又は図8に示す受信
データの中の1桁目のn行目のデータをステップR27
で出力ポートにセットする。ステップR28,ステップ
R29も同じように受信データの中の2桁目のn行目の
データ,3桁目のn行目のデータをそれぞれ出力ポート
にセットする。これら各桁に表示点灯出力処理を行った
後、ステップR210でコモンドライバのn行目の出力
処理を行う。次にステップR211ではnの値をカウン
トアップして出力行を更新する。ステップR212で
は、先に表示ちらつきの防止用に設定した割込みマスク
を解除する。これら受送信割込処理終了まで繰り返され
る(ステップR213)。
【0052】図12は、自マイコンタイマ割込処理フロ
ーで、タイマ割り込み確認フラグがオンであると、iR
QTをカウントアップする(ステップR301)。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1〜6は、エレベータの
運転情報を表示するエレベータの表示器を有するエレベ
ータ、特に、ドツト数が少ない階床位置表示用に設置さ
れた乗りかご内又は、乗場に設けられた表示器で、エレ
ベータ運転が保守状態や地震管制運転など、特定の状態
になったことを判断し、その旨を利用者へ表示器の任意
の桁部で1文字ずつ切替え表示する構成としたことによ
り、小スペースにエレベータ保守状態などの表示が可能
となる。また、保守表示に加え全点灯表示を付加するこ
とによりドツト式表示器のLED点灯状態を点検出来る
構成としたことにより、保守の簡略化や保守時間の短縮
が可能となり、安価で小スペースで実用性が高いコスト
パフォーマンスに優れたエレベータ制御システムが実現
できる。
【0054】本発明の請求項7〜10は、エレベータ制
御装置側に表示データを持つことによって、納め先によ
り異なる表示様式に対して、エレベータ制御装置内に記
憶した表示データを変更するだけで、表示器による案内
情報を調整可能となり、現地で表示データの変更を行う
際には、機械室での変更だけで容易に対応できる。表示
器は受信した表示データをもとに表示のみ行うために、
一切の表示データ変更処理等が不要となるため、表示器
の回路を簡略化できかつ安価にできる。
【0055】本発明の請求項11〜13は、エレベータ
の運転情報を表示するエレベータのかご位置表示器に係
り、特に、エレベータ制御装置側から伝送された表示デ
ータを表示手段に出力する表示制御の表示データ出力処
理を、エレベータ制御装置側との受送信処理実行中も行
う構成とし、また、受送信処理実行中に前記表示データ
出力処理を実行している場合は、前記表示データ出力処
理を優先とするため割込みマスクする構成とすること
で、受送信処理による表示データ出力不可時間をなく
し、表示のちらつきの発生を防止するのに好適なエレベ
ータ制御システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ制御システムのブロック図。
【図2】表示装置システムのブロック図。
【図3】エレベータ制御装置処理フローチャート。
【図4】表示方式選択処理フローチャート。
【図5】表示データ処理フローチャート。
【図6】ディジタル表示の説明図。
【図7】全伝送データの説明図。
【図8】分割伝送データの説明図。
【図9】デジタル表示装置処理フローチャート。
【図10】デジタル表示出力処理フローチャート。
【図11】受送信割込処理フローチャート。
【図12】自マイコンタイマ割込処理フローチャート。
【符号の説明】
1…保守用端末、2…エレベータ制御装置、21…マイ
クロプロセッサユニット、22−2,3…入出力インタ
ーフェイスユニット、23…EEPROM、24…RA
M、25−1〜4…パルストランス、26−1〜4…伝
送路、3…かご、30…かご端末、30−1…かご側パ
ルストランス、30−2…かご側マイクロプロセッサユ
ニット、30−3…かご呼び釦兼かご応答灯、30−4
…かご内ディジタル表示器、41〜44…ホール端末、
41〜44−1…ホール側パルストランス、41〜44
−2…ホール側マイクロプロセッサユニット、41〜4
4−3…ランタン、41〜44−4……ホール側信号
灯、41〜44−5…ホール呼び兼応答灯、41〜44
−6…ホールディジタル表示器。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの制御装置と、前記エレベータ
    の、乗りかご内又は、乗場に設けられたかご位置表示器
    と、かご位置表示する指令を出力する通常表示手段とを
    備えたエレベータ制御装置において、前記エレベータの
    運転状態が保守点検モードになったことを判断し、前記
    かご位置表示器に、その運転状態を表示させる信号を出
    力する特定状態表示指令手段を備えたことを特徴するエ
    レベータ制御システム。
  2. 【請求項2】前記表示器は、ディジタル表示をするドツ
    ト式表示器からなり、前記表示器の表示は、前記特定状
    態表示指令手段によって、表示を前記かご位置表示器の
    最下桁部に1文字を用いて表示する構成とした請求項1
    記載のエレベータ制御システム。
  3. 【請求項3】前記特定状態の表示は、英文,ひらがな,
    カタカナ,漢字,記号,何れかを設定する表示種類設定
    手段を備えた請求項1または2に記載のエレベータ制御
    システム。
  4. 【請求項4】前記特定状態とはエレベータが保守点検の
    他に、故障又は保守要求又は各種管制運転,インジ点検
    等の状態も含むことを示す請求項1,2または3に記載
    のエレベータ制御システム。
  5. 【請求項5】前記特定表示指令手段は、前記保守点検表
    示に加え全点灯表示を付加することによりドツト式表示
    器のLED点灯状態を点検出来る構成とした請求項1に
    記載のエレベータ制御システム。
  6. 【請求項6】前記特定表示指令手段は、前記保守点検表
    示中でもホール又はかご内釦を操作されれば、保守点検
    表示からかご位置表示に切替え出来る構成とした請求項
    1に記載のエレベータ制御システム。
  7. 【請求項7】前記エレベータ制御装置は、前記かご位置
    表示器へ伝送する前記表示データをエレベータの各種運
    転方式毎に選択する表示方式選択処理手段とその表示デ
    ータを流動,一文字毎の切替え,反転,フリッカの特殊
    表示へ変更する表示データ処理手段を備え、それら加工
    処理された表示データを前記かご位置表示器側へ伝送す
    る前記表示器との伝送制御と、エレベータ運転制御とを
    同一マイコン内で処理する構成とした請求項1に記載の
    エレベータ制御システム。
  8. 【請求項8】前記表示データは、その表示データを前記
    エレベータ制御装置側に持ち、かご位置が変化した時ま
    たは変化無き場合も一定時間毎定期的にかご位置表示器
    側へ前記表示データを伝送する変化伝送手段を備え、こ
    の前記変化伝送手段により、エレベータ制御装置のマイ
    コン処理負荷率を低減する請求項7に記載のエレベータ
    制御システム。
  9. 【請求項9】前記表示データは、その表示データを前記
    エレベータ制御装置側に持ち、表示データが変化した時
    または変化無き場合も一定時間毎定期的に、一文字ずつ
    分割して前記かご位置表示器側へ伝送する分割変化伝送
    手段を備え、この前記分割変化伝送手段により、請求項
    8より、更にエレベータ制御装置のマイコン処理負荷率
    を低減する請求項7に記載のエレベータ制御システム。
  10. 【請求項10】前記特定運転状態表示内容は、エレベー
    タ制御装置内のデータ記憶媒体に記憶し、そのデータは
    保守端末や遠隔監視装置からの変更要求により、データ
    変更可能とした請求項7に記載のエレベータ制御システ
    ム。
  11. 【請求項11】かご位置表示器側の表示データ出力処理
    は、エレベータ制御装置側との受送信処理実行中も行う
    構成とし、また、受送信処理実行中に前記表示データ出
    力処理を実行している場合は、前記表示データ出力処理
    を優先とするため割込みマスクする構成とすることで、
    受送信処理による表示データ出力不可時間の発生を防止
    することを特徴とするエレベータかご位置表示器。
  12. 【請求項12】前記かご位置表示器側のLED表示素子
    を駆動する表示データ出力処理は、表示部の行ドライバ
    と列ドライバに周期的にデータ出力する手段を有し、前
    記行ドライバと列ドライバにはそれぞれ出力されたデー
    タを保持するラツチ回路を接続し、マイコン処理時間の
    ばらつきにより、表示がちらつくことを防止するため、
    自マイコンのタイマ割込み手段にて発生する定期的なデ
    ータ出力タイミング毎に前記ラツチ回路を用いて表示素
    子を駆動する出力制御する請求項11に記載のエレベー
    タかご位置表示器。
  13. 【請求項13】前記かご位置表示器側のLED表示素子
    を駆動する表示データ出力処理は、前記エレベータ制御
    装置側からの前記表示データが一定時間以上伝送されな
    い場合、すなわち、請求項7,8,9または10に記載
    の前記エレベータ制御装置側からの一定時間毎の伝送が
    成されない場合、表示を初期化する構成とした請求項1
    1に記載のエレベータかご位置表示器。
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