JP2643921B2 - エレベーターの群管理制御装置 - Google Patents
エレベーターの群管理制御装置Info
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- JP2643921B2 JP2643921B2 JP8004516A JP451696A JP2643921B2 JP 2643921 B2 JP2643921 B2 JP 2643921B2 JP 8004516 A JP8004516 A JP 8004516A JP 451696 A JP451696 A JP 451696A JP 2643921 B2 JP2643921 B2 JP 2643921B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターの呼
び登録に係り、特に複数のエレベーターから、利用者の
望む条件のエレベーターを呼び寄せるためのエレベータ
ーの群管理制御装置に関する。
び登録に係り、特に複数のエレベーターから、利用者の
望む条件のエレベーターを呼び寄せるためのエレベータ
ーの群管理制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、群管理エレベーターの呼び登録装
置は、上下が１対になつた釦で構成されており、この釦
が操作されると、複数台のエレベーターの内から待時間
の短いエレベーターが選択され、そのエレベーターの予
約灯が点灯するようになつている。
置は、上下が１対になつた釦で構成されており、この釦
が操作されると、複数台のエレベーターの内から待時間
の短いエレベーターが選択され、そのエレベーターの予
約灯が点灯するようになつている。
【０００３】多くの場合は、この待時間の短いエレベー
ターは、利用者に喜ばれるが次のような場合には、待時
間が短いエレベーターが選択されても不満が残る。
ターは、利用者に喜ばれるが次のような場合には、待時
間が短いエレベーターが選択されても不満が残る。
【０００４】(1）ワゴン等を運ぶためにエレベーターを
呼び寄せたが、割当てられたエレベーターが満員に近い
状態で、ワゴンを載せることができない時。
呼び寄せたが、割当てられたエレベーターが満員に近い
状態で、ワゴンを載せることができない時。
【０００５】(2）全エレベーターの内地下階をサービス
するエレベーターが１部であるビルで地下駐車場に行き
たい時に、地下階をサービスしない号機に割り当てられ
た時。
するエレベーターが１部であるビルで地下駐車場に行き
たい時に、地下階をサービスしない号機に割り当てられ
た時。
【０００６】このような状況に対しては、従来特設呼び
釦が提案されている。この特設呼び釦とは、一般の呼び
釦とは別に設置され、その釦が操作された時には、その
釦の要求に応じたエレベーターを呼び寄せるものであ
る。具体的には、車イス専用エレベーターを呼び寄せる
ための釦，ＶＩＰ運転を指示するための釦，かご内が混
雑していないエレベーターを呼ぶための釦，一部のエレ
ベーターしかサービスしない階へ行きたいという意志を
入力するための釦（不揃い階行き釦）等がある（特開昭
51−7653号公報等）。
釦が提案されている。この特設呼び釦とは、一般の呼び
釦とは別に設置され、その釦が操作された時には、その
釦の要求に応じたエレベーターを呼び寄せるものであ
る。具体的には、車イス専用エレベーターを呼び寄せる
ための釦，ＶＩＰ運転を指示するための釦，かご内が混
雑していないエレベーターを呼ぶための釦，一部のエレ
ベーターしかサービスしない階へ行きたいという意志を
入力するための釦（不揃い階行き釦）等がある（特開昭
51−7653号公報等）。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、１
つの機能毎に１つの釦が必要となるため、同一階のエレ
ベーターホールに複数の機能を持つた釦が必要となり、
配線本数・制御装置の点数の増加となり設備費が高くな
るという欠点があつた。
つの機能毎に１つの釦が必要となるため、同一階のエレ
ベーターホールに複数の機能を持つた釦が必要となり、
配線本数・制御装置の点数の増加となり設備費が高くな
るという欠点があつた。
【０００８】この問題を解決するために、特開昭59−11
4271号公報では、ホール釦の操作方法によつて特別な呼
び指令を発することが開示されている（いわゆる暗号呼
び装置）。
4271号公報では、ホール釦の操作方法によつて特別な呼
び指令を発することが開示されている（いわゆる暗号呼
び装置）。
【０００９】しかし、この暗号呼び装置では、操作方法
を知つている人以外には利用ができない。さらに、多く
の機能を１つの釦の操作時間の長短を組み合わせて指定
するため、誤操作が増えるという欠点があつた。
を知つている人以外には利用ができない。さらに、多く
の機能を１つの釦の操作時間の長短を組み合わせて指定
するため、誤操作が増えるという欠点があつた。
【００１０】本発明の目的は、簡単な操作で特別な条件
を満たしたエレベーターを呼び寄せることができ、エレ
ベーターに乗降する利用者の要求（個性）に応じてエレ
ベーターを運行できるエレベーターの群管理制御装置に
関する。
を満たしたエレベーターを呼び寄せることができ、エレ
ベーターに乗降する利用者の要求（個性）に応じてエレ
ベーターを運行できるエレベーターの群管理制御装置に
関する。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的は、乗場に表示
器を設け、呼び寄せエレベーター選択のための条件とし
てかご内混雑度をエレベーター毎に表示し、前記表示さ
れているエレベーターを選択する装置を設けることによ
り達成される。
器を設け、呼び寄せエレベーター選択のための条件とし
てかご内混雑度をエレベーター毎に表示し、前記表示さ
れているエレベーターを選択する装置を設けることによ
り達成される。
【００１２】かご内が混雑していないエレベーターを呼
び寄せるには、エレベーター毎に順次文字や図形で混雑
状況を表示し、それが表示されている時にホール釦を操
作すると、そのエレベーターが選択される構成とする。
び寄せるには、エレベーター毎に順次文字や図形で混雑
状況を表示し、それが表示されている時にホール釦を操
作すると、そのエレベーターが選択される構成とする。
【００１３】上記構成とすることによつて、不慣れな利
用者であっても特別な条件を満たしたエレベーターを選
択することができ、利用者にとって真の個性化を実現で
きる。
用者であっても特別な条件を満たしたエレベーターを選
択することができ、利用者にとって真の個性化を実現で
きる。
【００１４】この応用として、ホール釦が操作された時
にはただちに待時間が短いエレベーターを割当て表示
し、その後、割当てエレベーターの運行情報、例えば
(1）かごが混雑している。(2）地下階には行きません。
等を割当てエレベーターの表示器に表示し、その後「不
満な時には、ホール釦の再操作をして下さい。」と案内
してから条件に合致したエレベーターの再選択を行うよ
うにしてもよい。
にはただちに待時間が短いエレベーターを割当て表示
し、その後、割当てエレベーターの運行情報、例えば
(1）かごが混雑している。(2）地下階には行きません。
等を割当てエレベーターの表示器に表示し、その後「不
満な時には、ホール釦の再操作をして下さい。」と案内
してから条件に合致したエレベーターの再選択を行うよ
うにしてもよい。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１〜
図５により説明する。
図５により説明する。
【００１６】図１は、本発明の全体構成図である。説明
のため、３台のエレベーターで構成された群管理であ
り、１，２号機は１階から１６階、３号機は２階から１
６階をサービスするものとする。又１号機は車イス専用
エレベーターであるものとする。
のため、３台のエレベーターで構成された群管理であ
り、１，２号機は１階から１６階、３号機は２階から１
６階をサービスするものとする。又１号機は車イス専用
エレベーターであるものとする。
【００１７】エレベーター制御装置１は群管理制御装置
２と各号機制御装置３から構成されている。各号機制御
装置３は、乗りかご４に設けられたかご呼び釦５の信号
を入力し、エレベーターの位置信号・方向信号とともに
群管理制御装置２へ通信する。群管理制御装置は、各階
１Ｆ〜１６Ｆに設けられたホール呼び釦１Ｈ〜１６Ｈの
信号を取り込み、発生したホール呼びを、上記いずれか
の号機に割当てて、別当て信号を号機制御装置に送信
し、案内表示を行う。各階のエレベーターのドアの上
部、ホール呼び釦の近傍には、乗り場表示器ＨＤが取り
つけられており、群管理制御装置，号機制御装置の指令
により、各種表示案内を行う。尚、群管理制御装置２，
号機制御装置３，乗り場表示器ＨＤは、公知のマイコン
制御を採用しており、情報データの受け渡し、表示を行
う乗り場表示器ＨＤの指定等は、表示制御プログラムの
構成により自由に追加変更ができるようになつている。
又、表示する図形・文字情報の登録及び上記表示制御プ
ログラムは情報制御装置６により自由に追加・変更がで
きる。
２と各号機制御装置３から構成されている。各号機制御
装置３は、乗りかご４に設けられたかご呼び釦５の信号
を入力し、エレベーターの位置信号・方向信号とともに
群管理制御装置２へ通信する。群管理制御装置は、各階
１Ｆ〜１６Ｆに設けられたホール呼び釦１Ｈ〜１６Ｈの
信号を取り込み、発生したホール呼びを、上記いずれか
の号機に割当てて、別当て信号を号機制御装置に送信
し、案内表示を行う。各階のエレベーターのドアの上
部、ホール呼び釦の近傍には、乗り場表示器ＨＤが取り
つけられており、群管理制御装置，号機制御装置の指令
により、各種表示案内を行う。尚、群管理制御装置２，
号機制御装置３，乗り場表示器ＨＤは、公知のマイコン
制御を採用しており、情報データの受け渡し、表示を行
う乗り場表示器ＨＤの指定等は、表示制御プログラムの
構成により自由に追加変更ができるようになつている。
又、表示する図形・文字情報の登録及び上記表示制御プ
ログラムは情報制御装置６により自由に追加・変更がで
きる。
【００１８】図２は、群管理制御装置２の乗場表示器Ｈ
Ｄに表示するデータテーブル構成を示したものであり、
情報制御装置６から入力された内容がＩＣカードや、バ
ッテリーでバックアップされたＲＡＭ等に記録されてい
る。テーブルＴ１は、呼び登録時に表示するデータであ
り、テーブルＴ２は再選択時に表示するデータである。
まずテーブルＴ１について説明する。データＮo.１〜３
は「このエレベーターには、あと何人乗れます。」の情
報を表示するデータであり、データＮo.４は「このエレ
ベーターでは、１階には行けません。」の情報であり、
データＮo.５はこのエレベーターは「車イス運転用では
ありません」の情報であり、データＮo.６は、「このエ
レベーターで困る方は再度釦を押して下さい。」という
メッセージデータである。次にテーブルＴ２について説
明する。データＮo.１〜２は、「無人」「１０人乗り」
の２つの図象を表示するためのデータであり、データＮ
o.３は「無人」の図象表示データ、データＮo.４は「１
階行き」の図象表示データ，データＮo.５は「車イスエ
レ」の図象表示データである。
Ｄに表示するデータテーブル構成を示したものであり、
情報制御装置６から入力された内容がＩＣカードや、バ
ッテリーでバックアップされたＲＡＭ等に記録されてい
る。テーブルＴ１は、呼び登録時に表示するデータであ
り、テーブルＴ２は再選択時に表示するデータである。
まずテーブルＴ１について説明する。データＮo.１〜３
は「このエレベーターには、あと何人乗れます。」の情
報を表示するデータであり、データＮo.４は「このエレ
ベーターでは、１階には行けません。」の情報であり、
データＮo.５はこのエレベーターは「車イス運転用では
ありません」の情報であり、データＮo.６は、「このエ
レベーターで困る方は再度釦を押して下さい。」という
メッセージデータである。次にテーブルＴ２について説
明する。データＮo.１〜２は、「無人」「１０人乗り」
の２つの図象を表示するためのデータであり、データＮ
o.３は「無人」の図象表示データ、データＮo.４は「１
階行き」の図象表示データ，データＮo.５は「車イスエ
レ」の図象表示データである。
【００１９】図３，図４は、群管理制御装置１の本発明
に関する部分のソフトウエアフローチャートである。
に関する部分のソフトウエアフローチャートである。
【００２０】図３は、全階・上下両方向のホール呼び釦
の操作をチェックするプログラムであり、１００ms毎に
周期的に起動される。
の操作をチェックするプログラムであり、１００ms毎に
周期的に起動される。
【００２１】まずステップＡ１０で最初に処理する階床
及び方向を設定する。ステップＡ20では、ホール釦が操
作されているかどうかを判定し、操作されていない時は
ステップＡ１２０へ飛び次の階の処理へ移る。ステップ
Ａ３０では、新規呼びかどうかを判定し、新規登録され
た呼びであればステップＡ４０〜Ａ１１０の処理を行
う。既登録済みの階の呼び釦が再度操作された時には、
ステップＡ１４０へ飛ぶ。
及び方向を設定する。ステップＡ20では、ホール釦が操
作されているかどうかを判定し、操作されていない時は
ステップＡ１２０へ飛び次の階の処理へ移る。ステップ
Ａ３０では、新規呼びかどうかを判定し、新規登録され
た呼びであればステップＡ４０〜Ａ１１０の処理を行
う。既登録済みの階の呼び釦が再度操作された時には、
ステップＡ１４０へ飛ぶ。
【００２２】新規登録された呼びであれば、まずステッ
プＡ４０では、待時間が短いエレを選択し、割当て表示
を行う。次にステップＡ５０〜Ａ６０で、到着時のかご
内混雑を予測し、混雑しているようならば、乗り込み可
能人数に応じて表示メッセージＮo.１〜３の１つを選択
する。ステップＡ７０〜Ａ８０では、２号機の下降方向
（ＤＮ）の割当てであるかどうかを判定し、そうであれ
ば表示メッセージＮo.４を追加選択する。ステップＡ９
０〜Ａ１００では、割当てエレが１号機かどうか判定
し、１号機でなければ表示メッセージＮo.５を追加選択
する。そして、ステップＡ１１０は、ステップＡ６０，
Ａ８０，Ａ１００で選択された表示メッセージの有無を
調べ表示メッセージが１つ以上選択されていれば表示メ
ッセージＮo.６を追加選択し、この情報を号機制御装置
に送信し、表示出力する。ステップＡ４０〜Ａ１１０ま
での処理を行うことによって、例えば (1）３号機に９階のＤＮ呼びが割り当てられ、３号機が
到着時のかごへの乗り込み可能人数が２〜３人と予測さ
れれば、選択されるメッセージＮo.は、Ｎo.１とＮo.４
とＮo.５とＮo.６となり、対応するメッセージ３号機の
９階表示器にスクロールして表示される。
プＡ４０では、待時間が短いエレを選択し、割当て表示
を行う。次にステップＡ５０〜Ａ６０で、到着時のかご
内混雑を予測し、混雑しているようならば、乗り込み可
能人数に応じて表示メッセージＮo.１〜３の１つを選択
する。ステップＡ７０〜Ａ８０では、２号機の下降方向
（ＤＮ）の割当てであるかどうかを判定し、そうであれ
ば表示メッセージＮo.４を追加選択する。ステップＡ９
０〜Ａ１００では、割当てエレが１号機かどうか判定
し、１号機でなければ表示メッセージＮo.５を追加選択
する。そして、ステップＡ１１０は、ステップＡ６０，
Ａ８０，Ａ１００で選択された表示メッセージの有無を
調べ表示メッセージが１つ以上選択されていれば表示メ
ッセージＮo.６を追加選択し、この情報を号機制御装置
に送信し、表示出力する。ステップＡ４０〜Ａ１１０ま
での処理を行うことによって、例えば (1）３号機に９階のＤＮ呼びが割り当てられ、３号機が
到着時のかごへの乗り込み可能人数が２〜３人と予測さ
れれば、選択されるメッセージＮo.は、Ｎo.１とＮo.４
とＮo.５とＮo.６となり、対応するメッセージ３号機の
９階表示器にスクロールして表示される。
【００２３】(2）２号機に９階のＤＮ呼びが割り当てら
れ、２号機が到着時の乗込み可能人数が１０人と予測さ
れた時には、選択されるメッセージＮo.は、Ｎo.３，Ｎ
o.５，Ｎo.６となり、このメッセージが２号機の９階表
示器にスクロール表示される。
れ、２号機が到着時の乗込み可能人数が１０人と予測さ
れた時には、選択されるメッセージＮo.は、Ｎo.３，Ｎ
o.５，Ｎo.６となり、このメッセージが２号機の９階表
示器にスクロール表示される。
【００２４】(3）１号機に９階のＤＮ呼びが割当てら
れ、１号機が到着時のかご内人数が０人と予測された時
には、選択されるメッセージは何もなく、１号機の９階
表示器には割当て表示のみが表示器に表示される。
れ、１号機が到着時のかご内人数が０人と予測された時
には、選択されるメッセージは何もなく、１号機の９階
表示器には割当て表示のみが表示器に表示される。
【００２５】一方、ステップＡ１４０では既登録済み階
の呼び釦が再度操作された時の処理であり、再選択処理
が始つているかどうかを判定し、始つていなければステ
ップＡ１５０で再選択処理の開始指令を出力する。
の呼び釦が再度操作された時の処理であり、再選択処理
が始つているかどうかを判定し、始つていなければステ
ップＡ１５０で再選択処理の開始指令を出力する。
【００２６】図４（ａ）は、再選択処理のフローチャー
トである。
トである。
【００２７】ここでは、図３で説明した３号機に９階の
ＤＮ呼びが割当てられ、メッセージＮo.１とＮo.４とＮ
o.５とＮo.６が選択表示されている条件で、１階に行き
たい人が再度ホール釦を操作した時を例にとり具体的に
説明する。
ＤＮ呼びが割当てられ、メッセージＮo.１とＮo.４とＮ
o.５とＮo.６が選択表示されている条件で、１階に行き
たい人が再度ホール釦を操作した時を例にとり具体的に
説明する。
【００２８】まず、ホール釦が操作されると、ステップ
Ｂ１０でメッセージＮo.に対応した再選択用表示データ
をテーブルＴ２から選択し、表示器に表示する。この様
子を（ｂ）に示す。次にステップＢ２０では、１つの図
象を他と異なった表示形態で表示する。ここでは、明暗
の反転フリッカ表示することとし、反転図の表示を
（ｃ）に示す。次にステップＢ３０では、ホール釦が操
作されたかどうかを判定し、操作されていればステップ
Ｂ６０へ飛び、操作されていなければステップＢ４０へ
進む。ステップＢ４０では、表示開始からの経過時間を
チェックし、所定時間以上同一表示が続いた時には、ス
テップＢ５０へ移り、表示形態を変化させる図象を更新
しＢ２０へ戻る。この様子を（ｄ）に示す。ステップＢ
４０で表示時間が所定時間未満であれば処理を終了す
る。ステップＢ６０では、現在表示されている図象に対
応した呼び割当て処理を行う。これは、１階に行きたい
人が（ｄ）の図象が表示されている時にホール釦を押す
ことにより、１階へ行くエレベーター（１号機又は２号
機）の中から、割当てエレベーターを決定する処理であ
る。そしてステップＢ７０では、選択されたエレベータ
ーに追加割当て又は割当て変更を行い処理を終了する。
Ｂ１０でメッセージＮo.に対応した再選択用表示データ
をテーブルＴ２から選択し、表示器に表示する。この様
子を（ｂ）に示す。次にステップＢ２０では、１つの図
象を他と異なった表示形態で表示する。ここでは、明暗
の反転フリッカ表示することとし、反転図の表示を
（ｃ）に示す。次にステップＢ３０では、ホール釦が操
作されたかどうかを判定し、操作されていればステップ
Ｂ６０へ飛び、操作されていなければステップＢ４０へ
進む。ステップＢ４０では、表示開始からの経過時間を
チェックし、所定時間以上同一表示が続いた時には、ス
テップＢ５０へ移り、表示形態を変化させる図象を更新
しＢ２０へ戻る。この様子を（ｄ）に示す。ステップＢ
４０で表示時間が所定時間未満であれば処理を終了す
る。ステップＢ６０では、現在表示されている図象に対
応した呼び割当て処理を行う。これは、１階に行きたい
人が（ｄ）の図象が表示されている時にホール釦を押す
ことにより、１階へ行くエレベーター（１号機又は２号
機）の中から、割当てエレベーターを決定する処理であ
る。そしてステップＢ７０では、選択されたエレベータ
ーに追加割当て又は割当て変更を行い処理を終了する。
【００２９】又、本実施例ではメッセージが１つしか表
示されていない時、例えば、「このエレベーターは、１
階には行きません。このエレベーターで困る方は、再度
釦を押して下さい。」を表示している時に、ホール釦が
押された時には、不満の要因を新ためて指示してもらう
必要がないため、いきなり図４ステップＢ６０のエレベ
ーター選択処理に移っても良いことは言うまでもない。
示されていない時、例えば、「このエレベーターは、１
階には行きません。このエレベーターで困る方は、再度
釦を押して下さい。」を表示している時に、ホール釦が
押された時には、不満の要因を新ためて指示してもらう
必要がないため、いきなり図４ステップＢ６０のエレベ
ーター選択処理に移っても良いことは言うまでもない。
【００３０】又、ホテルの従業員専用エレベーターのよ
うにワゴンを運んだり、ルームサービス用の直行エレベ
ーターを呼んだりする機会が多いビルでは、図３で説明
した待時間が短いエレベーターを選択後不満があれば再
選択を行うという処理を省略し、常時、図４で説明した
割当てエレベーターに対する割当て条件入力表示を行う
ことも可能である。
うにワゴンを運んだり、ルームサービス用の直行エレベ
ーターを呼んだりする機会が多いビルでは、図３で説明
した待時間が短いエレベーターを選択後不満があれば再
選択を行うという処理を省略し、常時、図４で説明した
割当てエレベーターに対する割当て条件入力表示を行う
ことも可能である。
【００３１】又、利用者が可能な選択条件を１種類に限
定すれば（例えば、かご内が混雑しているエレベータ
ーが選択された時だけ、混雑度も表示。不揃い階へ行
かないエレベーターが選択された時だけ、不揃い階へ行
かない事を表示。）再度ホール呼び釦が操作された時に
は、直ちに条件に合つたエレベーターを再選択できると
いうメリットがある。
定すれば（例えば、かご内が混雑しているエレベータ
ーが選択された時だけ、混雑度も表示。不揃い階へ行
かないエレベーターが選択された時だけ、不揃い階へ行
かない事を表示。）再度ホール呼び釦が操作された時に
は、直ちに条件に合つたエレベーターを再選択できると
いうメリットがある。
【００３２】又、図２のＴ２で示した再選択時に表示す
る内容は、エレベーター選択条件を直接指定する方法だ
けに限つたものではなく、例えば、図５に示すように
ワゴンを持つて利用する。大会議室で会議終了１人
だけで利用する。のように乗り場の状況を指示すること
により、間接的にエレベーター選択条件を指定すること
もできる。
る内容は、エレベーター選択条件を直接指定する方法だ
けに限つたものではなく、例えば、図５に示すように
ワゴンを持つて利用する。大会議室で会議終了１人
だけで利用する。のように乗り場の状況を指示すること
により、間接的にエレベーター選択条件を指定すること
もできる。
【００３３】
【発明の効果】本発明によれば、エレベーター乗場に、
表示器を設け、呼び寄せエレベーター選択のための条件
の内利用者が選択可能な条件を表示し、上記表示した条
件を選択する装置を設けたことにより、簡単な操作で、
特別な条件を満たしたエレベーターを呼び寄せる事がで
き、利用者にとって真の個性化を実現することが可能と
なる。
表示器を設け、呼び寄せエレベーター選択のための条件
の内利用者が選択可能な条件を表示し、上記表示した条
件を選択する装置を設けたことにより、簡単な操作で、
特別な条件を満たしたエレベーターを呼び寄せる事がで
き、利用者にとって真の個性化を実現することが可能と
なる。
【００３４】又、本発明によれば、乗場に表示器を設
け、エレベーターが割当てられた時に、割当てられたエ
レベーターの運行情報を表示し、再選択を指示できる構
成としたので、割当てられたエレベーターが利用者の要
求を満たさないエレベーターであった場合には、再選択
を指示して要求を満たすエレベーターを呼び寄せること
ができる。
け、エレベーターが割当てられた時に、割当てられたエ
レベーターの運行情報を表示し、再選択を指示できる構
成としたので、割当てられたエレベーターが利用者の要
求を満たさないエレベーターであった場合には、再選択
を指示して要求を満たすエレベーターを呼び寄せること
ができる。
【図１】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図２】乗場表示器ＨＤに表示するデータテーブル構成
図である。
図である。
【図３】群管理制御装置１の本発明に関する部分のフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図４】群管理制御装置１の本発明に関する部分のフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図５】本発明の別の実施例の表示内容説明図である。
１…エレベーター制御装置、２…群管理制御装置、３…
号機制御装置、５…かご呼び装置、１Ｈ〜１６Ｈ…ホー
ル呼び装置、ＨＤ…乗り場表示器。
号機制御装置、５…かご呼び装置、１Ｈ〜１６Ｈ…ホー
ル呼び装置、ＨＤ…乗り場表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛田 敏光 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 葛貫 壮四郎 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 森田 雄三 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−203670（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−69481（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−104582（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】複数の階床をサービスする複数のエレベー
ターと、各階の乗り場で上記エレベーターを呼び寄せる
ためのホール呼び装置と、乗かご内で行き先を指示する
ためのかご呼び装置と、発生したホール呼びを上記１台
以上のエレベーターに割当てする制御装置を備えたもの
において、乗場に表示器を設け、呼び寄せエレベーター
選択のために各エレベーター毎のかご内の混雑度を文字
又は図形で順次又は切替表示し、前記表示されているエ
レベーターを利用者が選択するための装置を設けたこと
を特徴とするエレベーターの群管理制御装置。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項において、エレベー
ターを利用者が選択する装置は、ホール呼び装置であ
り、かご内の混雑度が表示されている時にホール呼び装
置を操作することにより当該エレベーターを選択するエ
レベーターの群管理制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8004516A JP2643921B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | エレベーターの群管理制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8004516A JP2643921B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | エレベーターの群管理制御装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63053524A Division JPH072572B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | エレベーターの個性化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231142A JPH08231142A (ja) | 1996-09-10 |
| JP2643921B2 true JP2643921B2 (ja) | 1997-08-25 |
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ID=11586226
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1996
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Also Published As
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