JP2634882B2 - エレベーターの呼び登録装置 - Google Patents

エレベーターの呼び登録装置

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JP2634882B2
JP2634882B2 JP63280426A JP28042688A JP2634882B2 JP 2634882 B2 JP2634882 B2 JP 2634882B2 JP 63280426 A JP63280426 A JP 63280426A JP 28042688 A JP28042688 A JP 28042688A JP 2634882 B2 JP2634882 B2 JP 2634882B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エレベーターの乗り場呼び登録装置に係
り、特に、複数のエレベーターが就役しているシステム
に用いて好適なエレベーターの呼び登録装置に関する。
[従来の技術] エレベーターの呼びの種類を登録する呼び登録装置に
関する従来技術として、例えば、エレベーターの行き先
をホールで登録するポート呼び方式、車椅子の人や重要
人物に対する呼びを登録する手段をエレベーターホール
に設ける方式等が知られている。これらの従来技術は、
予めこの種呼びを行うための専用の呼び釦を用意し、こ
れを用いて行うものであり、車椅子の呼び等は、割り当
てられるエレベーターが固定されていた。また、呼びの
登録は、予め行つておくか、あるいは、エレベーターホ
ールに入つてから行うことになるので、予め登録してお
く場合には、他の利用者の迷惑になることがあり、ま
た、ホールで登録する場合には、登録した呼び釦から離
れたエレベーターが割り当てられたりするという不都合
があつた。
また、この種呼び登録装置に関する従来技術として、
特公昭63−30267号公報等に記載された技術が知られて
いる。この従来技術は、呼び登録装置を、表示装置と押
し釦とを一体化して構成し、状況に合わせて、釦の示す
内容を変化させるものである。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来技術は、特殊な呼びに応答するエレベーター
を固定する必要があり、このようなエレベーターの利用
に不慣れな利用者が、割り当てられたエレベーターに乗
ることができない等、乗り分けが困難であり、エレベー
ターの有効利用を図ることができないという問題点を有
している。また、前記従来技術は、呼びの登録を予め行
つておくか、あるいは、エレベーターホールの中に入つ
て呼びの登録を行う必要がある。そして、予め呼びを登
録しておく方法は、呼びの登録を行い利用者が利用を終
了するまでの間、そのエレベーターが、他の呼びに対す
るサービスから除かれるので、エレベーターの利用効率
を悪化させるという問題点を有しており、また、エレベ
ーターホールで呼びを登録する方法は、呼びを登録した
呼び釦から離れたエレベーターが割り当てられる場合を
生じ、利用者に対するサービス性を低下させるという問
題点を有している。
また、前記従来技術は、選択できる呼びの種類が、特
定の呼び種及び特定の行き先に限られ、ビル管理者の意
志によつて変化させたり、到着するエレベーターが、混
んでいるかすいているか等によりエレベーターを選択す
ること等を行うことができないという問題点があつた。
さらに、前記従来技術は、その案内表示が、エレベー
ターホール内に設置された案内報知装置により行われる
ので、エレベーターに対する案内をエレベーターホール
に入るまでは見ることができず、エレベーターホール内
が混雑している場合には、表示内容が解らなかつたり、
呼びを登録した釦から離れたエレベーターが割り当てら
れたりした場合に、利用者がそのエレベーターまで移動
することが困難であつたりするという問題点を有してい
る。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決
し、利用者が到着するエレベーターの種類を選択するこ
とができ、また、エレベーターホールに入る前に自分の
選択したエレベーターを知ることのできる、複数台のエ
レベーターを備えたエレベーターシステムに用いて好適
なエレベーターの呼び登録装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば前記目的は、各階床間を就役する1台
以上のエレベーターを備えるエレベーターシステムの各
乗り場に置かれ、利用者の呼びを登録する呼び登録装置
において、呼びの種類に対応付けられた複数の押釦によ
り構成され、前記押釦により選択された呼びの種類を登
録する登録手段と、登録された呼びの種類に応じた案内
情報及びエレベーターの状況に応じた案内情報を表示す
る案内表示手段とを備え、前記登録手段を、前記案内表
示手段の表示部分に隣接して設けたことにより達成され
る。
[作用] 利用者は、エレベーターホールの入口に設置された複
数の呼び釦の中から、目的に合う釦を選択して呼びの登
録を行う。エレベーターの制御を行つている群管理制御
装置は、呼びを発した呼び釦の種類によつて、適切なエ
レベーターを選択し、エレベーターホールの入口に設置
された案内表示装置に選択されたエレベーターを表示
し、利用者がエレベーターホールに入る前に、利用者に
割り当てられたエレベーターを案内する。これにより、
利用者は、直ちに所定のエレベーター前に行くことがで
き、エレベーターホール内で不用な移動を行う必要がな
くなる。また、予め利用者に利用すべきエレベーターを
案内しておくことにより、利用者がエレベーターの乗り
分けを容易に行うことができるので、エレベーターを効
率的に利用することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明によるエレベーターの呼び登録装置の一
実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロツク
図、第2図(a),(b)、第3図はエレベーターホー
ルの配置例を示す図、第4図は呼び釦と表示装置とを分
離した場合のホールの様子を示す図、第5図はタツチパ
ネルにより呼び釦と表示を一体化した場合のホールの様
子を示す図、第6図、第7図案内表示装置の構成を示す
ブロツク図、第8図、第9図、第10図、第11図は表示内
容の例を説明する図、第12図は群管理制御装置の動作を
説明するフローチヤート、第13図(a),(b),
(c)はエレベーターの状態と、各号機の評価を説明す
る図、第14図は例外処理を説明するフローチヤート、第
15図は行き先き登録を行う場合の動作を説明するフロー
チヤートである。第1図、第6図〜第11図において、1
は乗り場釦、2は群管理制御装置、3は号機制御装置、
4は伝送路、5は案内表示装置、6は入力装置、51は表
示制御装置、52,52′は表示部、53はスピーカ、54はタ
ツチパネルである。
第1図に示す本発明の一実施例において、各階エレベ
ーターホールの入口に、呼び登録手段である呼びの種類
に対応付けられた複数押釦により構成され、押釦が押さ
れたとき、その釦に対応する呼びの種類を登録する乗り
場釦1が設置されており、利用者は、自分が希望する機
能を持つ乗り場釦1を押す。群管理制御装置2は、この
押された乗り場釦1の種類に応じ、この釦の機能を満た
すエレベーターを選択割り当てし、号機制御装置3を制
御して、選択したエレベーターを呼びが発生したエレベ
ーターホールに移動させる。同時に、群管理制御装置2
は、割り当てられたエレベーターに関する情報を、エレ
ベーターホールの入口に設置された案内表示装置5に表
示する。
利用者は、この案内表示装置5の案内表示を見ること
により、割り当てられたエレベーターを知ることができ
るので、エレベーターホール入口から直接そのエレベー
ター前に移動でき、エレベーターホール内で移動を行う
必要がなく、エレベーターの乗り分けも容易に行うこと
ができる。これにより、図示実施例は、エレベーターを
効率的に運用することが可能となる。
案内表示装置5の案内表示の内容、乗り場釦1の種類
を入れ換える場合、入力装置6によつて、群管理制御装
置2と案内表示装置5に変更指令を送ることによつて、
この入れ換えが可能である。群管理制御装置2は、この
変更指令によつて、乗り場釦1からの信号に対するエレ
ベーターの制御方法の変更を行い、案内表示装置5は、
この変更指令によつて、表示内容の変更を行う。
第2図(a),(b)及び第3図は、エレベーターホ
ールにおける標準的なエレベーターの配置を示してい
る。一般に、エレベーターの配置は、アルコブ配置と呼
ばれる配置や、通路に対向する配置とされる場合が多
い。従つて、第2図(a),(b)及び第3図に示す配
置例の場合、エレベーターホールと通路との接続点の近
傍、図示イ、ロとして示す部分に、乗り場釦と表示装置
とを設置すれば、利用者がエレベーターの乗り場に入る
前に、自分の行き先き階や、すいているエレベーター、
早く来るエレベーター等を選択して入力することが可能
になり、また、これによつて、エレベーターホールに入
る前に到着するエレベーターについての案内をすること
ができる。
このように、利用者は、エレベーターホールの入口で
利用したいエレベーターを入力し、割り当てられるエレ
ベーターを知ることができるので、エレベーターの乗り
分けをすることができ、例えば、特定の会議やイベント
のある階への急行サービス等も行うことができる。
案内表示装置5と乗り場釦1とを離して設置した場合
の本発明の実施例におけるエレベーターホールの様子が
第4図に示されている。この実施例は、第4図に示すよ
うに、乗り場釦1をエレベーターホールの入口に設置
し、案内表示装置5を天井等の離れたどのような位置か
らでも見やすい位置に設置することができるので、特に
混雑するようなエレベーターホールにおいても、エレベ
ーターに対する案内を確実に知ることができる。
第5図に示す例は、乗り場釦1をタツチパネルとし、
表示装置5と一体化した場合のエレベーターホールの様
子である。この実施例は、釦の内容を容易に変更するこ
とが可能であり、しかも、釦を押した手元に案内が表示
されるので、エレベーターに対する案内を、利用者が見
逃すことを防止することができる。
次に、案内表示装置5の表示制御を行う表示制御装置
について説明する。
第6図は、案内表示装置5を構成する表示制御装置51
の構成の一例を示しており、この表示制御装置51は、伝
送路4を介して送られてくる群管理制御装置2または入
力装置6からの情報を、VDT用の表示部52、文字用の表
示部52′に表示するとともに、音声案内用のスピーカ53
に出力するものである。
表示制御装置51において、出力制御装置511は、伝送
装置510を介して、伝送路4より送られてきた情報を受
け取り、その情報が群管理制御装置2からのものか、入
力装置6からのものかを判断する。出力制御装置511
は、その情報が群管理制御装置2からのもので、表示用
のものであれば、表示管理用テーブル512内の表示コー
ドを参照し、その表示シーケンスにしたがつて、シリア
ル伝送装置513、または、VDT制御装置514に表示すべき
信号を送り、表示部52′及び52に表示を行わせる。ま
た、出力制御装置511は、群管理制御装置2からの情報
が音声用のものであつた場合、音声管理テーブル515の
音声コードを参照し、この音声コードに示された音声シ
ーケンスによつて音声制御装置516を制御して、スピー
カ53から音声による案内等の出力を行う。さらに、送ら
れてきた信号が入力装置6からのものであれば、出力制
御装置511は、その信号の指示にしたがつて、表示管理
テーブル512の表示シーケンス、あるいは、音声管理テ
ーブル515の音声シーケンスの書き換えを行う。このよ
うに、案内表示装置5は、外部からの指示にしたがつ
て、案内内容を変えることができ、そのときに選択可能
となつている制御内容によつて、表示する案内の内容を
変更することができる。
第7図は、案内表示装置5の他の構成例を示すもの
で、タツチパネルを使用する場合の例を示している。こ
の案内表示装置5は、表示部52の上にタツチパネル54を
付加し、このタツチパネル54を制御するタツチパネル制
御装置517が、表示制御装置51内に設けられて構成され
る点で、第6図に示した例と相違している。
第7図において、タツチパネル制御装置517は、利用
者が表示部52に表示されている案内を見て、タツチパネ
ル54に触れたとき、その利用者が示した領域を識別して
出力制御装置511に送る。出力制御装置511は、この利用
者が示した領域から釦の種類を判断し、伝送装置510及
び伝路4を介して、群管理制御装置2に釦が押されたこ
とを示す信号と、釦の種類を示す信号を送る。
前述のように制御される表示装置5に表示される案内
例が第8図〜第11図に示されており、以下、これについ
て説明する。
第8図に示す例は、早く来るエレベーターや、すいて
いるエレベーター等の、到着するエレベーターの状態を
選択可能とする場合の例であり、例えば、利用者がタツ
チパネル54を用いて、「すいているエレベーター」を選
択すると、前述のようにして、この情報が群管理制御装
置2に送られ、群管理制御装置2が選択割り当てを行つ
たエレベーター、この例の場合、No.4のエレベーターが
すいているエレベーターとして選択され、案内が行われ
ている。
第9図に示す例は、利用者が行き先き階を選択し、さ
らに、イベント等がある階に直行するエレベーターを選
択できるようにした例である。この例の場合、タツチパ
ネル54には、行き先き階を選択する領域が設けられてい
る。
第10図に示す例は、デパート等で、行き先き階の代り
に、売り場や催し物会場等を案内して選択できるように
した例で、利用者は、単に自分の行きたい売り場等の案
内を行つている部分を指示すれば、その指示に応じた最
適なエレベーターに乗車できることになる。
前述の第8図〜第10図の例は、タツチパネルを用いた
場合の例であるが、第11図に示す例は、タツチパネルの
代りに、表示部52に隣接して、選択用の釦1a〜1fを設
け、これらの釦を用いて利用者に希望のエレベーターを
選択させるものである。
次に、前述のようにして入力される利用者の希望にし
たがつて、エレベーターの割り当て制御を行う群管理制
御装置2の動作を説明する。
エレベーターの呼び割り当ては、ホールで乗り場釦1
が押されたとき、群管理制御装置2が、各号機のかご位
置、乗車人数、そのかごに既に割り当てられている呼び
に対する影響度合等に関する評価値を各号機毎に演算
し、これらの評価値の各号機毎の総合評価値を求めるこ
とにより行われる。すなわち、群管理制御装置2は、前
述の各号機毎の総合評価値をそれぞれ比較し、その値の
最も良いものを割り当て号機として、発生したホール呼
びに割り当てる方法、及び、割り当て評価によらない車
椅子呼び、急行運転等について、予め、発生呼びが例外
処理に関するものであるか否かを判定し、例外処理を行
う呼びの場合、割り当て評価式の計算を行わずに、その
例外処理に対応した号機を選択し、その号機を発生ホー
ル呼びに割り当てる方法により、発生ホール呼びの種類
に応じて最適な号機を選択して、呼びに割り当てる制御
を行う。
まず、割り当て評価式によつて、エレベーターの割り
当てを行う方法を説明する。
割り当て評価式が、例えば、次に示す(1)式のよう
に与えられているものとする。
φ=Wwt・fwt(WTi)+Wrt・frt(RTi) +Wrw・(RWi) ……(1) (1)式において、φi:i号機の総合評価値、WTi:i号
機の待ち時間、RTi:i号機の乗車時間、RWi:i号機の乗車
人数、fwt:待ち時間の評価関数、frt:乗車時間の評価関
数、frw:乗車人数の評価関数、Wwt:待ち時間の係数、W
rt:乗車時間の係数、Wrw:乗車人数の係数。
このような評価式を用いて、呼びに対するエレベータ
ーの割り当てを行う場合の群管理制御装置の動作を第12
図に示すフローにより説明する。
(1)まず、乗り場釦1が押されたことによる信号を伝
送路4を介して受信し、その信号が例外処理となるもの
であるか否か判定する(ステツプ101,102)。
(2)ステツプ102で、乗り場釦からの信号が例外処理
を行うものであると判定されると、後に詳述する釦の種
類に対応した例外処理を実行する(ステツプ110)。
(3)ステツプ102で、乗り場釦からの信号が例外処理
を行うものではないと判定された場合、呼び発生階の位
置、各号機のかご位置、乗車人数等から、各号機の待ち
時間WT、乗車時間RT、乗車人数RWを計算する(ステツプ
103)。
(4)次に、押された乗り場釦の種類によつて、予め、
入力装置6によつて定められている各評価項目毎の係数
を呼び出し、この係数と、待ち時間WT、乗車時間RT、乗
車人数RWとから、前述した評価式(1)を用いて、各号
機毎の総合評価値φを計算する(ステツプ104,10
5)。
(5)ステツプ105で得られた各号機毎の総合評価値を
相互に比較して、その値が最小となつている号機を選択
し、この号機をステツプ101で検出した呼びに対する割
り当てエレベーターとして決定し、呼び発生階の案内表
示装置に、このエレベーターを割り当て号機として表示
する(ステツプ106,107)。
前述のように、本発明の呼び登録装置を用いた場合の
群管理装置は、利用者が、乗り場釦の種類を選択して押
すことにより、例えば、第11図によりすでに説明したよ
うな「早く来るエレベーター」、「すいているエレベー
ター」、「早く着くエレベーター」等、利用者の希望す
るエレベーターを割り当てることができる。
第13図(a),(b),(c)は、前述の動作を具体
的に説明する図である。
いま、1号機から3号機の3台のエレベーターを備え
るエレベーターシステムにおいて、ある階で呼びが発生
し、この呼びに割り当て可能な3台のエレベーターの乗
り人数と、当該階への到着予測時間が、第13図(a)に
示すような状況にあるものとし、また、待ち時間を重視
した場合の割り当て評価式を、φ=WTi、乗車時間を
重視した場合の割り当て評価式を、φ=WTi+2RTi
乗車人数を重視した場合の割り当て評価式をφ=WTi
+0×RTi+10RWiとする。この場合、乗り場釦が第11図
に示すように構成され、第11図の釦1aが押され、「早く
来るエレベーター」が選択されると、群管理制御装置2
は、割り当て評価式φ=WTiを選択し、各号機の総合
評価値を求める。第13図(a)に示すような状況下で
は、各号機の評価値は、第13図(b)に示すようにな
り、一番早く来る1号機が割り当てられることになる。
また、釦1bが押され、「すいているエレベーター」が選
択されると、群管理制御装置2は、割り当て評価式φ
=WTi+0×RTi+10×Riを選択し、各号機の総合評価値
を求める。第13図(a)に示すような状況下では、各号
機の評価値は、第13図(c)に示すようになり、すいて
いる3号機が割り当てられることになる。
次に、選択された乗り場釦が例外処理を要するものの
場合の動作を第14図に示すフローを参照して説明する。
ここでは、例外処理の呼びとして車椅子呼び及び急行運
転呼びについて説明する。
(1)乗り場釦が押されたことによる信号を伝送路4を
介して受信し、その信号が例外処理となるものであるか
否かを判定する。この処理は、第12図で説明した場合と
同一である(ステツプ101,102)。
(2)ステツプ102で、乗り場釦からの信号が例外処理
を行うものではないと判定された場合、第12図により説
明した処理が行われる。
(3)ステツプ102で、乗り場釦からの信号が例外処理
を行うものであると判定された場合、その例外処理の内
容を判定する。例えば、まず、押された乗り場釦が車椅
子呼びであるか否か判定する(ステツプ111)。
(4)ステツプ111で、車椅子呼びと判定されると、車
椅子を乗せることのできるスペースのある号機を選択
し、割り当て号機のドアが開いている時間を長くする等
の車椅子呼び用の処理を行い、次に、この車椅子呼びに
割り当てた号機を案内表示装置5に案内表示する(ステ
ツプ112〜114)。
(5)ステツプ111で、車椅子呼びでないと判定された
場合、急行運転呼びか否かの判定を行う(ステツプ11
5)。
(6)ステツプ115で、急行運転呼びと判定されると、
急行する階床以外には割り当てられていない号機を選択
し、それ以後、その号機に対する割り当てを禁止する等
の急行運転呼びに対応する処理を行い、次に、呼び発生
階の案内表示装置5に、急行運転する号機を案内表示す
る(ステツプ116〜118)。
(7)ステツプ115で、急行運転呼びでないと判定され
た場合、前述と同様にして、次の例外処理を判定しその
実行を行う(図示せず)。
前述のようにして、群管理制御装置は、例外処理とな
る呼び割り当ての処理についても対応することができ
る。
次に、第9図により説明したような、ポート式と呼ば
れる乗り場で行き先き階を登録する方式の場合の群管理
制御装置の動作を第15図に示すフローを用いて説明す
る。
(1)まず、乗り場釦によつて行き先き階が指示される
と、群管理制御装置2は、伝送路4を介してその信号を
受け取る(ステツプ201)。
(2)各号機毎の、待ち時間、乗車時間、乗車人数を計
算し、割り当て評価式を用いて、この呼びに割り当てる
べき号機を決定する(ステツプ202,203)。
(3)乗り場釦で示された行き先き階を、割り当て号機
の行き先き階として登録し、案内表示装置5に、割り当
てられた到着号機を表示する。このとき、直行、急行等
の案内あるいは行き先き階で行われているイベント等の
一般的な情報を併せて案内することもできる(ステツプ
204,205)。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、利用者が到着
するエレベーターの種類を選択することができ、また、
利用者がエレベーターホールに入る前に、自分の選択し
たエレベーターがどのエレベーターであるかを知ること
ができるので、利用者の乗り分けを容易にし、これによ
り、利用者に対するサービス性を向上させることがで
き、群管理等を行うシステムに用いて、効率の向上を図
ることができる。
また、本発明によれば、エレベーターの状況に応じ
て、釦の種類や、案内の内容を変更することが可能にな
つているので、イベント等が行われる階への急行運転等
を行わせる等、ビル管理者がそのときの状況に応じて、
エレベーターの動きと釦の種類、及び案内の内容を変更
し、エレベーターの乗客の誘導とサービスの向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロツク
図、第2図(a),(b)、第3図はエレベーターホー
ルの配置例を示す図、第4図は呼び釦と表示装置とを分
離した場合のホールの様子を示す図、第5図はタツチパ
ネルにより呼び釦と表示を一体化した場合のホールの様
子を示す図、第6図、第7図は案内表示装置の構成を示
すブロツク図、第8図、第9図、第10図、第11図は表示
内容の例を説明する図、第12図は群管理制御装置の動作
を説明するフローチヤート、第13図(a),(b),
(c)はエレベーターの状態と、各号機の評価を説明す
る図、第14図は例外処理を説明するフローチヤート、第
15図は行き先き登録を行う場合の動作を説明するフロー
チヤートである。 1……乗り場釦、2……群管理制御装置、3……号機制
御装置、4……伝送路、5……案内表示装置、6……入
力装置、51……表示制御装置、52,52′……表示部、53
……スピーカ、54……タツチパネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 清 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 仲田 尚文 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (72)発明者 米田 健治 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭64−69481(JP,A) 特開 昭61−282279(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各階床間を就役する1台以上のエレベータ
    ーを備えるエレベーターシステムの各乗り場に置かれ、
    利用者の呼びを登録する呼び登録装置において、呼びの
    種類に対応付けられた複数の押釦により構成され、前記
    押釦により選択された呼びの種類を登録する登録手段
    と、登録された呼びの種類に応じた案内情報及びエレベ
    ーターの状況に応じた案内情報を表示する案内表示手段
    とを備え、前記登録手段を、前記案内表示手段の表示部
    分に隣接して設けたことを特徴とするエレベーターの呼
    び登録装置。
  2. 【請求項2】各階床間を就役する1台以上のエレベータ
    ーを備えるエレベーターシステムの各乗り場に置かれ、
    利用者の呼びを登録する呼び登録装置において、複数の
    呼びの種類から選択された呼びの種類を登録する登録手
    段と、登録された呼びの種類に応じた案内情報及びエレ
    ベーターの状況に応じた案内情報を表示する案内表示手
    段とを備え、前記登録手段と前記案内表示手段とは、エ
    レベーターホールの入口に設置されることを特徴とする
    エレベーターの呼び登録装置。
  3. 【請求項3】各階床間を就役する1台以上のエレベータ
    ーを備えるエレベーターシステムの各乗り場に置かれ、
    利用者の呼びを登録する呼び登録装置において、複数の
    呼びの種類から選択された呼びの種類を登録する登録手
    段と、登録された呼びの種類に応じた案内情報及びエレ
    ベーターの状況に応じた案内情報を表示する案内表示手
    段とを備え、前記案内表示手段は、予め登録されている
    階床に対する呼びが登録された場合、急行、直行、その
    他予め登録された条件のエレベーターを運行させること
    を案内することを特徴とするエレベーターの呼び登録装
    置。
  4. 【請求項4】前記登録手段により利用者が選択できる呼
    びの種類は、車椅子呼び、重要人物呼び、待ち時間最小
    の呼び、乗車時間最小の呼び、乗り人数の少ないかごが
    割り当てられる呼び、空きのかごが割り当てられる呼
    び、予約変更のない呼び、行き先き階指定の呼びである
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のエレベー
    ターの呼び登録装置。
JP63280426A 1988-11-08 1988-11-08 エレベーターの呼び登録装置 Expired - Lifetime JP2634882B2 (ja)

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