JPH09142751A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JPH09142751A
JPH09142751A JP29989095A JP29989095A JPH09142751A JP H09142751 A JPH09142751 A JP H09142751A JP 29989095 A JP29989095 A JP 29989095A JP 29989095 A JP29989095 A JP 29989095A JP H09142751 A JPH09142751 A JP H09142751A
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JP
Japan
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brightness
display
elevator
data
hall
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JP29989095A
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English (en)
Inventor
Hirotomo Takahashi
裕智 高橋
Takefumi Kurakane
健文 倉金
Kenji Yoneda
健治 米田
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示データの輝度変更について容易に対応可
能で、コストパフォーマンスの優れた表示手段を備えた
エレベーター装置を提供する。 【解決手段】 エレベーターを制御する制御装置2と、
複数階床をサービスするエレベーターの各階乗り場に設
けられたホール表示器41−6〜44−6とを備えたエ
レベーター装置において、前記制御装置2は前記各ホー
ル表示器41−6〜44−6の輝度をエレベーターの運
転状態に応じてマイクロプロセッサユニット21の指示
によって調整する。ホール表示器41−6〜44−6は
ドット式表示器からなり、前記マイクロプロセッサユニ
ット21はドット式表示器の発光素子に流すパルス電流
の時間幅を変更して輝度を調整する。なお、EEPRO
M23に格納されているデータを伝送路26−1を介し
てホール表示器41−6〜44−6に通信し、この時の
通信データに輝度データを付加することにより、デジタ
ル表示の輝度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
運転情報を表示するエレベーターの表示装置を有するエ
レベーターに係り、特に、デジタル表示の輝度をエレベ
ーターの制御装置側で調整することを可能としたエレベ
ーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LED等の発光素子を時分割制御
で点灯させる場合、発光素子には、一定の時間幅で断続
するパルス電流を流す駆動方法が用いられている。この
ような駆動方法は発光素子に断続的に電流を流すので、
その発光状態はその断続電流によって点滅するが、肉眼
には残像現象により、見掛け上は連続した発光状態とし
て認識できる。
【0003】このようなエレベーター表示装置として例
えば特開昭61−270795号公報に開示されたるも
のが知られている。この公報に開示された技術は、発光
素子に特定の時間幅を持つパルス電流を流して連続的に
点灯させる発光素子において、パルス電流を前記時間幅
より短い時間幅のパルスに断続させて発光素子に加え、
表示状態を調整する調整手段を備えた構成となってい
る。
【0004】また、ホールまたはかご内案内装置として
は、例えば特開昭62ー196283号のように案内装
置側に表示データを記憶し、エレベーター制御装置側で
は案内装置側に表示コードのみを伝送し、案内装置側で
は表示コードに応じた表示データをメモリから選択して
表示器に表示するようになったものが知られている。
【0005】さらに、特開昭62ー230578号公報
ではエレベーター制御装置から表示器に対して階床別の
2進表記情報を送信し、案内装置側では2進表記情報を
表示コード変換し、さらに表示コードをセグメント表示
出力に変換し表示器に出力する構成となっているものが
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭61−
270795号公報記載の発明では、表示状態を特定の
発光輝度に一旦設定すると、その後、変更することはで
きなかった。また、特開昭62−196283号公報記
載の発明や特開昭62−230578号公報記載の発明
においては、表示情報の輝度の変更が要求された場合、
例えばエレベーター利用客が少ない夜間や利用頻度の少
ない階は省電力をはかるため表示を暗くなどの要求が発
生した場合、各階に設置された案内装置側の記憶装置に
記憶した輝度の変更を必要としたり、ハード変更が必要
であり、メモリサイズ、コスト、サービス性、あるいは
保守性等の点で問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、表示データの輝度変更について容易
に対応可能で、コストパフォーマンスの優れた表示手段
を備えたエレベーター装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のエレベーター
装置は、表示データの輝度データをエレベーター制御装
置内の記憶手段に階床ごとに記憶しておき、表示データ
と輝度調整の要求があった階床データの選択を行ない、
輝度データを付加して表示装置に伝送し、一方、表示装
置側では受信した輝度調整データをもとに表示データの
輝度調整を行うように構成されている。
【0009】すなわち、上記目的を達成するため、第1
の手段は、エレベーターを制御する制御手段と、複数階
床をサービスするエレベーターの各階乗り場に設けられ
た表示手段とを備えたエレベーター装置において、前記
制御手段に前記各表示手段の輝度をエレベーターの運転
状態に応じて調整する輝度調整手段を設けたことを特徴
としている。
【0010】第2の手段は、第1の手段における表示手
段が少なくともかご位置及び運転方向をデジタル表示す
るドット式表示器からなり、前記輝度調整手段は前記ド
ット式表示器の発光素子に流すパルス電流の時間幅を変
更して輝度を調整することを特徴としている。
【0011】第3の手段は、第1の手段における輝度調
整手段は前記制御手段のマイクロプロセッサユニット内
の記憶媒体に格納されているデータを伝送路を介して表
示手段側に通信し、この時の通信データに輝度データを
付加することにより、デジタル表示の輝度を調整するこ
とを特徴としている。
【0012】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
ける輝度調整手段が階床毎に輝度を変更することを特徴
としている。
【0013】第5の手段は、第1ないし第3の手段にお
ける輝度調整手段が保守運転時に自動的に輝度を変更す
ることを特徴としている。
【0014】第6の手段は、第1ないし第3の手段にお
ける輝度調整手段がタイマー手段によって時間毎に自動
で輝度を変更することを特徴としている。
【0015】第7の手段は、第1ないし第3の手段にお
ける輝度調整手段が長時間エレベーターが利用されてい
ない場合に輝度を自動的に低下させることを特徴として
いる。
【0016】これによって、納め先により異なる表示様
式に対して、エレベーター制御装置内に記憶した輝度デ
ータを変更するだけでデジタル表示の輝度調整が対応可
能となり、現地で輝度データの変更を行なう際には、機
械室においての変更だけで容易に対応できる。表示装置
は受信した輝度データをもとに表示のみ行なうために、
一切の輝度データ変換処理等が不要となるため、表示装
置の回路を簡略化できかつ安価にできる。また、保守運
転時は前記手段によって輝度を下げ、さらに保守中を示
すメッセージを表示させることによりエレベーター使用
不可を示すことも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態に係るエレベー
ター装置のシステム構成を示すブロック図である。同図
において、エレベーター装置は、保守用端末1と、エレ
ベーター制御装置2と、かご3内に設けられたかご端末
30と、1階床から4階床までの各ホールに設けられた
ホール端末41,42,43,44(ただし、図では、
2階床と3階床のホール端末42および43は図示省略
しているが、それぞれ1階床および4階床のホール端末
41,44と同一である。)とから構成されている。
【0019】保守用端末1は第1の入出力インターフェ
イスユニット(ACIA)22−1を介してエレベータ
ー装置の機械室内に納められたエレベーター制御装置2
のマイクロプロセッサユニット21に接続される。マイ
クロプロセッサユニット21は保守用端末1からの指令
に応じてEEPROM23が記憶しているプログラム、
表示データおよび輝度データを書き込んだり読み出した
りすることができる。RAM24はマイクロプロセッサ
ユニット21の作業領域として使用される。
【0020】また、マイクロプロセッサユニット21に
は第2および第3の多重伝送用のインターフェイスユニ
ット(ACIAまたはACI−本実施例ではACIAを
用いているが、他の多重伝送用ACIでもよい。)22
−2,22−3が接続されており、それぞれのインター
フェイスユニット22−2,22−3には、それぞれ2
つのパルストランス25−1,25−2、25−3、2
5−4が接続されている。かご端末30およびホール端
末41〜44との伝送を行なうための第2のインターフ
ェイスユニット22−2には、第1および第2のパルス
トランス25−1,25−2が接続され、他号機との伝
送を行なうための第3のインターフェイスユニット22
−3には、第3および第4のパルストランス25−3,
25−4が接続されている。
【0021】第1のパルストランス25−1からは伝送
路26−1が延びており、ホール端末41〜44のパル
ストランス41−1〜44−1にそれぞれ接続される。
ホール端末41〜44は、RAM、ROM、ACIA、
MPU、水晶発信機等を一体化したワンチップマイコン
(マイクロプロセッサユニット)41−2,〜44−2
に、ランタン41−3〜44−3、信号灯41−4〜4
4−4、ホール釦兼ホール応答灯41−5〜44−5、
ホール表示器41−6〜44−6が接続されて構成され
ている。第2のパルストランス25−2からは伝送路2
6−2がのびており、かご端末30のパルストランス3
0−1と接続される。かご端末30は、RAM、RO
M、ACIA、CPU、水晶発信機等を一体化したワン
チップマイコン(マイクロプロセッサユニット)30−
2に、かご呼び釦兼かご応答灯30−3およびかご内表
示器30−4が接続されて構成されている。
【0022】第3および第4のパルストランス25−
3,25−4からは伝送路26−3,26−4がそれぞ
れ延びており、図示しない他階床のホール端末およびか
ご端末に接続されている。
【0023】図2は本発明を適用した表示装置のシステ
ム構成を示すブロック図で、前述の各ホール端末41〜
44について同一に構成され、最下階の第1階床の表示
装置41−6を代表として示している。I/O端末プリ
ント板5に搭載された表示装置は、エレベーター制御装
置2より伝送路26−1を介して送られてきた表示デー
タ及び輝度データをパルストランス41−1を介してマ
イクロプロセッサユニット41−2に入力し、マイクロ
プロセッサユニット41−2内で処理し、行ドライバ4
1−7GYとコモンドライバ41−7CMを制御するこ
とにより表示器41−6によって階床及び方向灯を表示
する。また、この表示装置を構成するI/O端末プリン
ト板5では、他にも一般ホール釦等を入力する入力回路
41−8や一般ホール釦応答灯等を出力するための応答
灯駆動回路41−9、信号灯表示器41−10が搭載さ
れている。なお、図中41−5aは一般ホール釦および
一般ホール釦応答灯を、41−5bは車いすホール釦お
よび車いすホール釦応答灯を、41−5cはキースイッ
チ入力およびキースイッチ入力応答灯をそれぞれ示す。
【0024】図3はエレベーター制御装置の動作手順を
示すフローチャートである。この実施形態における動作
手順では、まず、エレベーター制御装置2の電源が入る
とステップS1でRAM24のイニシャルクリア、第2
のインターフェイスユニット(ACIA)22−2の第
1および第2のパルストランス25−1,25−2のイ
ニシャル処理等を行なう。次に、ステップS2でかご呼
び及びホール呼びの入出力処理を行ない、ステップS3
でその他一般のデータ入出力を行なう。その後、ステッ
プS4でトラブル表示コードのかご内表示器30−4へ
の表示処理を行なう。ステップS5ではかごの運転方向
をホール呼び、かご呼びに応じて決定し、ステップS6
でかごの走行制御を行なう。ステップS7では表示デー
タの輝度データを選択し、ステップS8でホール表示器
41−6〜44−6への表示データを選択、加工しステ
ップS9で全ホール端末41〜44への共通伝送の送信
テーブルにセットする。
【0025】図4は、図3のステップS7の表示データ
輝度処理のサブルーチンにおける処理手順を示すフロー
チャートである。このフローチャートに沿ってS7の表
示データ輝度処理について説明する。
【0026】この処理手順では、まず、ステップS70
1で階床毎の輝度データを設定するため階床数を設定す
る。ステップS702では通常運転中であるかどうかを
判定し、通常運転中であれば、ステップS703でホー
ル呼び未発生状態から5分以上経過したかどうかを確認
する。このステップS703で5分以上経過したことを
確認すると、ステップS704では輝度データを50%
とする。それ以外であれば、ステップS705に分岐し
輝度データを100%とする。ステップS706で満員
通過階を予測し、もし満員通過階が発生していれば、ス
テップS707で、その次階の表示案内を反転させ、ス
テップS704またはステップS705で設定した輝度
データの2分の1に輝度データを更新する。満員通過階
が発生していない場合は、ステップS708で通常の輝
度データとする。更に、ステップS709で、ホール呼
び数が多く、かごからホールまでの距離が遠い階かどう
かチェックし、いずれかの場合であると、ステップS7
10で輝度データを2分の1に更新する。そして、これ
を全階床の輝度データが設定されるまで繰り返す(ステ
ップS711)。
【0027】一方、ステップS702で通常運転中でな
いと判定した場合には、さらにステップS712で保守
運転中であるかどうかチェックし、保守運転中であれ
ば、ステップS713にて保守用表示形態を選択する。
選択される表示形態とは、例えば、表示文字を「メンテ
ナンス」や「ホシュチュウ」等にしたり、図形、使用不
可を意味する「×」等の表示である。また、表示文字数
が多い場合などは、表示文字を流動させる手段を有して
いれば、その旨の表示をすることができる。通常運転で
も保守運転中でもない場合、ステップS714で特定表
示を行なう。特定表示とは、例えば地震管制運転時に
は、ビルを模擬した図形を左右に揺らす等の表示出力処
理を行なうなどである。そして、ステップS713もし
くはS714の処理が終了すると、ステップS715で
輝度を25%に設定し、これを全階床の輝度データが設
定されるまで繰り返す(ステップS711)。
【0028】また、図4には記載されていないが、階床
毎に輝度を任意に変更する手段を設ければ、階床毎の照
明状態や利用状態など顧客ニーズによって輝度調整を行
なうことができる。さらに、タイマー手段を設けること
により、午前は通常表示、午後は反転表示とするなど時
間毎に自動で輝度を変更することも可能である。なお、
この実施形態における輝度や輝度の減少の割合は、エレ
ベーター装置の設置箇所は設置環境に応じて適宜設定も
しくは選択される。
【0029】図5はエレベーター制御装置2のマイクロ
プロセッサユニット21から表示装置へ伝送する伝送デ
ータの詳細を示す説明図である。エレベーター制御装置
2のマイクロプロセッサユニット21において図4に示
す表示データ輝度処理で選択した輝度データは、デジタ
ル表示情報を合せて、図3のステップS9のホール伝送
処理にて加工され、送信テーブルTXDATにセットさ
れる。送信テーブルTXDATは、自局判定用のヘッダ
501、輝度調整が必要なかご502とホール各階50
3、輝度データ504、流動速度505、保守表示1〜
5(かな、カナ、英文、「×」と交互に表示ets)、
反転、フリッカー1〜2(早い、遅い)506、デジタ
ル表示情報507で構成される。これら送信テーブルに
セットされたデータは、伝送路26−1を介してデジタ
ル表示装置41−6〜44−6側で受信テーブルRXD
ATにセットされる。
【0030】図6はデジタル表示装置41−6〜44−
6における処置手順を示すフローチャートである。この
処理手順では、デジタル表示装置の電源が入るとまずス
テップR101で自局判定、RAMクリア、受信割込み
許可等のイニシャル処理を行なう。イニシャル処理が終
了すると、ステップR102で釦入力等のハード入力処
理を行い、ステップR103で暗号入力等の特定入力判
定とそれら入力データをエレベーター制御装置のマイク
ロプロセッサユニット21に送信するための返信用テー
ブルを作成する。ステップR104では、ホール応答灯
41−5〜44−5の点灯をエレベーター制御装置2の
マイクロプロセッサユニット21からの指令が返信され
る前に行なうローカルリアクション処理を行なう。ステ
ップR105はランタン41−3〜44−3などのフリ
ッカー点灯を制御するためフリッカー処理を行い、ステ
ップR106では、前記応答灯41−5〜44−5やラ
ンタン41−3〜44−3などの出力処理を行う。そし
て、ステップR107でデジタル表示出力処理を実行す
る。この処理が終了し、さらにステップR108のWD
T(Watch Dock Timer) 処理が終了すると、ステップR
102に戻り、デジタル表示装置2内のマイクロプロセ
ッサユニット21の定期処理が繰り返される。
【0031】図7はホール端末側の受送信割込処理の処
理手順を示すフローチャートである。この処理では、通
常、案内装置であるデジタル表示装置406などのホー
ル端末は図6にフローチャートに示す定期処理を行って
いるが、エレベータ制御装置2からデータを送信された
場合には、割込処理により受信処理を行なう。まずヘッ
ダ受信処理として、図5に示すエレベータ制御装置2か
ら伝送されたデータの先頭1バイト(ヘッダ501)の
みを受信する。ヘッダ501が自局で受送信すべきデー
タかを自局Noと比較してチェックする。自局Noと一
致していれば図5で示す伝送データを全部受信する。次
にエレベーター制御装置2に対してホール呼びデータ等
の送信処理を行なう。自局での受送信データでないと判
定されれば、自局では受信のみ行なう共通受信データか
の判定を行い、そうであれば共通受信データとして受信
処理を行なう(ステップR201)。そうでなければ以
後のデータを受信せず割り込み処理を終了する。
【0032】図8はデジタル表示出力処理の処理手順を
示すフローチャートである。同図を参照し、詳細なホー
ルまたはかご端末の表示器の表示処理の処理手順につい
て説明する。本実施形態では3桁で7行のデジタル表示
器を例にとる。
【0033】この処理では、まず、ステップR301で
表示する行ドライバ41−7GYのループ回数を初期化
する。このとき、デジタル表示タイミングを通信とは無
関係にばらつきなく一定周期で表示させるため、ステッ
プR302で、図9に示す自マイコンタイマー割込処理
によって発生するiRQTのカウントアップを確認にす
ることによって、以降のデジタル表示処理を許可する。
【0034】ステップR303では1〜3各行ドライバ
41−7GYをクリアをすることにより表示器41−6
への誤出力を防止し、ステップR304でコモンドライ
バ41−7CMを切り換え、ステップR305で輝度ウ
エイト処理を行い、一定周期で更新する表示データの輝
度調整を容易にする。次に、ステップR306で、表示
データの加工が必要かどうかを判定する。図5の伝送デ
ータとして送信された各表示データ加工許可フラグ、例
えば流動速度(15段階)505、反転,フリッカー,
保守表示(1〜5)506などが全てOFFであれば、
点灯出力処理のみであるため、ステップR307では1
桁目のn行目のデータを1桁目出力ポートにセットす
る。ステップR308では2桁目のn行目のデータを2
桁目出力ポートにセットする。ステップR309では3
桁目のn行目のデータを3桁目出力ポートにセットす
る。一方、ステップR306で各表示データ加工許可フ
ラグのいずれかがONの場合、ステップR310〜R3
12までの各桁n行ドライバ点灯出力データ加工処理
は、エレベーター制御装置2のマイクロプロセッサユニ
ット21から図5の伝送データとして送信された各表示
データ加工許可フラグ505,506をもとに、表示装
置内のマイクロプロセッサユニット41−2の記憶手段
に予め用意されたプログラムによって、それぞれの表示
データ加工を行い各桁の出力ポートにセットする。これ
ら各桁に表示点灯出力処理を行った後、ステップR31
3でコモンドライバのn行目の出力処理を行なう。次に
ステップR314ではnの値をインクリメントし出力行
の更新をする。その後ステップR315でnの値が7と
同一かを判定し、その結果が7以下ならばステップR3
02へとループ処理する。
【0035】尚、図6に示すステップR108からステ
ップR106までの一連の処理が図10の時間tk以内
に完了しないと、次の行の表示に切り替るタイミングに
遅れが生じる。これにより表示がチラツクことになる。
その様なときは、ステップR102〜ステップR106
までのいずれか一つの処理を実行後ステップS302へ
戻れるように構成することにより解決する。
【0036】図9は自マイコンタイマー割込処理フロー
で、タイマ割り込み確認フラグがオンであると、iRQ
Tをカウントアップする(ステップR401)。この処
理では、デジタル表示の出力タイミング(輝度の調整)
を調整するほか、自マイコンタイマー割込処理によって
発生するiRQTのカウント値をもとに、前記図6のス
テップS105のフリッカータイミングを確立すること
も可能である。
【0037】図10は本発明にかかる表示処理タイムチ
ャートである。自マイコン内でタイマー割込みtrを定
期的に発生させ、その間にデジタル表示データを出力す
る。本図により説明すると、例えば輝度50%のデータ
出力例では、エレベーター制御マイコンからの輝度デー
タをもとに行毎の表示タイミングを遅らせる表示タイミ
ング調整フラグtk分だけ、表示時間を低減することに
より、肉眼では表示輝度が低下したと認識できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、納め先により異なる表
示様式に対して、エレベーター制御装置内に記憶した輝
度データを変更するだけで輝度調整が対応可能となる。
これによって、現地で輝度データの変更を行なう際に
は、機械室においての変更(操作)だけで容易に対応で
きる。
【0039】また、表示装置は受信した輝度データをも
とに表示のみ行なうので、一切の輝度データ変換処理等
が不要となる。その結果、表示装置の回路を簡略化でき
かつ安価にできる。さらに、保守運転時は前記手段によ
って輝度を下げ、さらに保守中を示すメッセージを表示
させることによりエレベーター使用不可を示すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における4階床のエレベー
ター装置の制御システムの概略を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態における表示装置システム
の概略を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるエレベーター装置
の制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】エレベーターの制御装置の表示データの輝度の
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】エレベーターの制御装置における伝送データの
詳細を示す説明図である。
【図6】デジタル表示装置における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】送受信割込処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図8】デジタル表示出力処理における処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】自マイコンタイマー割込処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図10】表示処理における点灯タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 保守用端末 2 エレベーター制御装置 3 乗りかご 41〜44 ホール端末 30 かご端末 21 マイクロプロセッサユニット 22−1,22−2,22−3 インターフェイス 23 EEPROM 24 RAM 25−1,25−2,25−3,25−4 パルストラ
ンス 26−1,26−2,26−3,26−4 伝送線 30−1 パルストランス 30−2 マイクロプロセッサユニット 30−3 かご呼び兼かご応答灯 30−4 かご内表示器 41−1〜44−1 パルストランス 41−2〜44−2 マイクロプロセッサユニット 41−3〜44−3 ランタン 41−4〜44−4 信号灯 41−5〜44−5 ホール釦兼ホール応答灯 41−6〜44−6 ホール表示器 41−7GY 行ドライバ 41−7CM コモンドライバ 41−8 入力回路 41−9 出力回路 41−10 信号灯表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉金 健文 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立システムプラザ勝田 日立水戸エンジニ アリング 株式会社内 (72)発明者 米田 健治 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターを制御する制御手段と、複
    数階床をサービスするエレベーターの各階乗り場に設け
    られた表示手段とを備えたエレベーター装置において、 前記制御手段が前記各表示手段の輝度をエレベーターの
    運転状態に応じて調整する輝度調整手段を備えているこ
    とを特徴とするエレベーター装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段が少なくともかご位置及び
    運転方向をデジタル表示するドット式表示器からなり、
    前記輝度調整手段は前記ドット式表示器の発光素子に流
    すパルス電流の時間幅を変更して輝度を調整することを
    特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 前記輝度調整手段は前記制御手段のマイ
    クロプロセッサユニット内の記憶媒体に格納されている
    データを伝送路を介して表示手段側に通信し、この時の
    通信データに輝度データを付加することにより、デジタ
    ル表示の輝度を調整することを特徴とする請求項1記載
    のエレベーター装置。
  4. 【請求項4】 前記輝度調整手段は、階床毎に輝度を変
    更することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載のエレベーター装置。
  5. 【請求項5】 前記輝度調整手段は、保守運転時に自動
    的に輝度を変更することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載のエレベーター装置。
  6. 【請求項6】 前記輝度調整手段は、タイマー手段によ
    って時間毎に自動で輝度を変更することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載のエレベーター装
    置。
  7. 【請求項7】 前記輝度調整手段は、長時間エレベータ
    ーが利用されていない場合に輝度を自動的に低下させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載のエレベーター装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230692A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toshiba Elevator Co Ltd リニューアルエレベータの表示制御装置
JP2010064878A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Omron Corp エレベータ用押しボタンスイッチ
JP2011143980A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステムの表示制御装置
JP2013159463A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp エレベータ乗場装置およびエレベータ乗場装置の表示制御方法

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