JP2006168881A - メンテナンス報知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の保守点検態様に応じた状況を利用者に的確に知らせることができるメンテナンス報知方法を提供する。
【解決手段】運転制御部と運転・点検データを記憶する記憶手段と内部インタフェースと通信処理部とを有する主制御装置と、所定の処理を実行する通信処理部と乗場呼びスイッチと表示装置とを有する乗場制御装置とを備えた装置において、外部端末から変更データを受けると、内部インタフェースが記憶手段に点検フラグを設定するステップS1と、運転制御部が点検フラグに基づき点検指示を、通信処理部を介して通信処理部に送信するステップS2と、通信処理部が、点検指示に基づき表示装置に点検中データを表示するステップS3と、運転制御部が、記憶手段の乗場呼び確認フラグに基づき、外部端末からの変更データを用いて、記憶手段のデータを変更するデータ変更ステップS4,S5とを設けたメンテナンス方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、エレベータの保守点検時、エレベータ利用者に対してエレベータが点検中であることを知らせるメンテナンス報知方法に関する。
従来、エレベータの保守点検時、エレベータ利用者に対してエレベータが現在点検中であることを知らせるシステムが提案されている。このシステムは、昇降路上部の機械室に設置された制御盤及び乗りかご内のかご操作パネルにそれぞれ保守点検時に操作するスイッチ素子を設け、また、乗場ドアの右壁近傍に表示装置付き乗場操作パネルを取り付け、保守点検員が保守点検時に前述した2つのスイッチ素子を操作すると、リレー回路が動作し、乗場操作パネルの表示装置に所定の電力を供給し、点検中であることを表示する。これにより、エレベータ利用者は、点検中の表示からエレベータを使用することができないことを確認できる(特許文献1参照)。
特開平8−239175号(図3参照)
従って、以上のようなシステムでは、エレベータの保守点検時、保守点検員がスイッチ素子を操作し、表示装置に「点検中」の文字を表示させる構成である。しかし、表示装置に「点検中」の文字をどのように表示するのか明らかでない。多分、表示装置の「点検中」の文字相当部分に発光素子を配列し、前述した2つのスイッチ素子を操作したとき、所定の電源電圧を印加し、全発光素子群を点灯し表示する構成であると考えられる。
また、一般的に、保守点検を行う場合、種々の保守点検態様が考えられるが、以上のようなシステムでは、必ず「点検中」を表示するだけであり、種々の保守点検態様に応じた状況をエレベータ利用者に的確に知らせることができない問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、種々の保守点検態様に応じた状況をエレベータ利用者に的確に報知するメンテナンス報知方法を提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、エレベータの運転を統括制御する運転制御処理部と当該運転制御処理部による運転に関するデータ及びメンテナンスに関するフラグを記憶する記憶手段と外部端末から入力されるデータに基づいて前記記憶手段のデータを変更操作する内部インタフェースと前記運転制御処理部から送られてくる所定の信号を送信する第1の通信制御処理部とを有する主制御装置と、この主制御装置から送信されてくる信号を受信し所定の処理を実行する第2の通信制御処理部と乗場呼びスイッチと表示装置とを有する各階床の乗場に設けられた各階乗場制御装置とを備えたエレベータ制御装置であって、
前記内部インタフェースが、外部端末から前記運転制御処理部での運転に関する変更データを受けると、ジョブデータ前記記憶手段に点検運転モード識別フラグを設定する運転モード識別フラグ設定ステップと、前記第2の通信制御処理部が、前記乗場呼びスイッチが操作された場合、乗場呼び信号を前記第1の通信制御処理部に送信し、前記運転制御処理部を介して前記記憶手段に乗場呼び確認フラグを設定するステップと、前記運転制御処理部が、所定周期ごとに前記記憶手段を参照し、前記点検運転モード識別フラグが設定されている場合、保守点検指示信号を送出し、前記第1の通信制御処理部を介して前記各階乗場制御装置の第2の通信制御処理部に送信する点検運転モード送信ステップと、前記第2の通信制御処理部が、点検運転指示信号を受信すると、前記表示装置に所定の点検中データを表示する点検中表示ステップと、前記運転制御処理部が、前記点検運転指示信号を送出した後、前記記憶手段に前記乗場呼び確認フラグが設定されているか否かを判断する呼び確認ステップと、この呼び確認ステップによって前記乗場呼び確認フラグが設定されていないと確認された場合、前記外部端末から入力された運転に関する変更データを用いて、前記記憶手段に記憶される運転に関するデータを変更する運転制御データ変更ステップとを設けたメンテナンス報知方法である。
このような方法によれば、運転に関するデータの変更時、各乗場に点検中であることを表示し、エレベータ利用者に注意を喚起することができる。
(2) また、本発明は、エレベータの運転を統括制御する運転制御処理部と当該運転制御処理部による運転に関するデータ及びメンテナンスに関するフラグを記憶する記憶手段と少なくとも1種類の点検スイッチから点検操作に関する点検運転指示信号を受け付け保持する入力ホートと所定の信号を送信する第1の通信制御処理部とを有する主制御装置と、この主制御装置から送信される信号を受信し所定の処理を実行する第2の通信制御処理部と乗場呼びスイッチと表示装置とを有する各階床の乗場に設けられた各階乗場制御装置とを備えたエレベータ制御装置であって、
前記運転制御処理部が、前記入力ホートに点検運転指示信号を保持している否かを確認する点検スイッチ操作確認ステップと、前記運転制御処理部が、点検運転指示信号を保持されていることを確認したとき、前記記憶手段にメンテナンスに関係するフラグとして乗場呼び無効フラグを設定する乗場呼び無効フラグ設定ステップと、前記運転制御処理部が、前記入力ホートから確認した点検運転指示信号を送出し、前記第1の通信制御処理部を介して前記各階乗場制御装置の第2の通信制御処理部に送信する点検運転モード送信ステップと、この第2の通信制御処理部が、点検運転指示信号を受信すると、前記表示装置に所定の点検中データを表示する点検中表示ステップと、前記第2通信制御処理部が、前記乗場呼びスイッチが操作された場合、乗場呼び信号を前記第1の通信制御処理部に送信すると、前記運転制御処理部は前記乗場呼び信号に基づき前記記憶手段を参照し前記乗場呼び無効フラグが設定されている場合、呼び登録を無効にする乗場呼び無効ステップとを設けたメンテナンス報知方法である。
このような方法によれば、1種類の点検スイッチの何れか1つの点検スイッチが操作されたとき、点検中を表示する一方、乗場呼びを行っても、乗場呼びを無効にするので、エレベータ利用者の呼び操作による事故を未然に防止できる。
(3) また、本発明は、以上のようなエレベータ制御装置において、運転制御処理部が、入力ホートを参照し、点検運転指示信号を保持されている場合に記憶手段に乗場呼び無効フラグを設定する乗場呼び無効フラグ設定ステップと、運転制御処理部が、ある階乗場制御装置の第2の通信制御処理部から第1の通信制御処理部を介して前記乗場呼びスイッチの操作による乗場呼び信号を受けた場合、記憶手段に乗場呼び無効フラグが設定されている場合に限り、呼び登録を無効にする乗場呼び無効ステップと、運転制御処理部が、乗場呼び無効ステップにより呼び登録を無効にし、かつ前記記憶手段のフラグから通常運転モードであるとき、前記第1の通信制御処理部を介して乗場呼びのあった階乗場制御装置の第2の通信制御処理部に乗場呼び無効信号を送信する乗場呼び無効信号送信ステップと、第2の通信制御処理部が、乗場呼び無効信号を受信すると、音声出力装置から所定の点検中信号を音声出力させる音声出力ステップとを設けたメンテナンス報知方法である。
このような方法によれば、通常運転の状態でエレベータを保守点検する場合、乗場呼びを無効とするとともに、エレベータ利用者に対して現在点検中であることを音声出力し、エレベータ利用者に明確に知らせることができる。
(4) さらに、本発明は、内部インタフェースが、外部端末から点検非表示信号を受けると、記憶手段に点検非表示フラグを設定する非表示フラグ設定ステップと、入力ホートが、少なくとも1種類の点検スイッチのいずれかが点検操作されたときに点検運転指示信号を保持する点検スイッチ操作確認ステップと、運転制御処理部が、入力ホートに点検運転指示信号を保持され、かつ記憶手段に点検非表示フラグが設定されている場合、点検運転指示信号及び点検非表示信号を第1の通信制御処理部から送信する信号送信ステップと、各階乗場制御装置の第2の通信制御処理部が前記第1の通信制御処理部から送信されてくる点検運転指示信号及び点検非表示信号を受信し記憶した後、前記階乗場制御装置の乗場呼びスイッチが操作されたとき、そのスイッチ操作による乗場呼びに基づいて前記点検非表示信号の有無を確認する乗場呼び確認ステップと、乗場呼びを受けた前記第2の通信制御処理部が前記受信した点検運転指示信号に基づき、音声出力装置から所定の点検中信号を音声出力させる音声出力ステップとを設けたメンテナンス報知方法である。
このような方法によれば、点検運転で有るが、点検中を表示させたくないとき、エレベータ利用者に対して音声で現在点検中であることを明確に知らせることができる。
本発明によれば、種々の保守点検態様に応じた状況をエレベータ利用者に的確に報知するメンテナンス報知方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るメンテナンス報知方法を適用してなるエレベータ制御装置の一構成例を示す図である。
エレベータ制御装置は、エレベータの運転を統括制御する主制御装置1と、乗りかご(図示せず)に関連する機器を制御するかご制御装置2と、各階床の乗場に関連する機器を制御する乗場制御装置3とで構成される。
かご制御装置2は、かご周辺の機器からエレベータ関係データを取り込んで主制御装置1に送信する機能と主制御装置1側から送信されるかご制御データを受信してかご周辺の機器を制御する機能とを有し、例えばドア開閉制御、かご現在位置表示、かご進行方向表示、かご内からのかご呼び及びその呼び登録などの制御を行う。
乗場制御装置3は、各階床の乗場ごとに設置されるが、ここでは説明の便宜上、最上階の乗場制御装置3a、中間階の乗場制御装置3b及び最下階の乗場制御装置3cだけを示し、その他の階床の乗場制御装置は省略する。乗場制御装置3は、各階床の乗場からエレベータデータを取り込んで主制御装置1に送信する機能と主制御装置1側から送信される乗場制御データを受信して乗場機器を制御する機能とを有し、例えばかご現在位置表示、かご進行方向表示、乗場呼び及びその呼び登録などの制御を行う。
主制御装置1は、エレベータの運転を統括制御する機能を有するものであって、CPUで構成される運転制御処理部11、ジョブ(JOB)データ格納メモリ(記憶手段)12、外部端末4から入力される例えば保守点検指示データ、運転制御に関するデータ、当該運転制御に関するデータの変更データその他の保守点検に関するデータを取り込む内部インタフェース13が設けられている。
運転制御処理部11はエレベータの運転及びメンテナンスに関する一連の処理を実行する。運転制御処理部11は、具体的には乗りかご(図示せず)や各階床の乗場からの呼びデータを受け取り、その呼び登録及びエレベータの運転ルールに従って乗りかごを呼び登録階に上昇または下降させるか決定し運転制御を実行するものであって、例えば16ビットから32ビット程度のデータを扱うCPUが使用される。
ジョブデータ格納メモリ12は、図2に示すように運転制御処理部11による運転ルールを決定するためのジョブ毎の個別仕様データ,つまり運転に関するデータを格納するエリア12a、点検運転モード/通常運転モードの識別フラグを設定する運転モード識別設定エリア12b、通常運転モードであっても乗場呼びの登録を無効にする乗場呼び無効フラグを設定する乗場呼び無効設定エリア12c及び乗場呼び確認フラグを設定する乗場呼び確認設定エリア12dその他のエリア12eが設けられている。ジョブデータ格納メモリ12は、電気的に消去可能な不揮発性メモリが使用される。その理由は、エリア12aに格納する運転に関するデータである例えばジョブ毎の仕様データは、エレベータ稼動後であっても必要に応じて仕様変更を可能とし、かつ停電が起きた場合でも運転に関するデータを保存する必要があるためである。
また、乗場呼び無効設定エリア12cを設けた理由は、点検保守員が通常運転モードに設定した状態で保守点検作業を実行する必要があるが、この場合には乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグを設定し、エレベータ利用者の呼び操作による事故を未然に防止するためである。乗場呼び確認設定エリア12dを設けた理由は、保守点検作業時に乗場呼びの確認を行った後、乗場呼びがないときに点検運転モードに設定するためである。
外部端末4は、主制御装置1に着脱自在に接続する保守ツール端末や内部インタフェース13に電話回線を介して接続される遠隔端末などである。外部端末4は、運転に関するデータを変更する時、保守点検指示信号を送信し、エレベータを点検状態に設定し、運転に関するデータを変更する必要がある。そこで、外部端末4は、保守点検指示信号を伴う変更データを内部インタフェース13に入力する。内部インタフェース13は、保守点検指示信号に基づき、ジョブデータ格納メモリ12の運転モード識別設定エリア12bに点検運転識別フラグを設定した後、運転制御処理部11にフラグ設定を通知する。運転制御処理部11は、あるジョブの変更データに基づき、ジョブデータ格納メモリ12の該当ジョブの運転に関するデータを変更する。なお、内部インタフェース13としては、外部からノイズが入ることを回避するために、電気−光変換インタフェースが使用される。
また、主制御装置1には、入力ポート14、CPUで構成される通信制御処理部15、通信用メモリ16及び制御盤点検スイッチ17が設けられている。
入力ポート14には、制御盤点検スイッチ17の他、主制御装置1外部のかご上点検スイッチ5及びかご内点検スイッチ6が接続されている。これら制御盤点検スイッチ17、かご上点検スイッチ5、かご内点検スイッチ6は、何れもエレベータの運転方式を通常運転/点検運転のいずれかを決定するためのスイッチである。入力ポート14は、安全面の観点から何れかのスイッチ17,5,6が点検運転に操作されたとき、点検運転指示信号を保持する。入力ポート14は、電気的な信号の信頼性を確保する観点から例えば信号電圧DC24VからDC5Vの通常運転/点検運転の指示データに変換して主制御装置1に取り込む機能をもっている。
通信制御処理部15はかご制御装置2や乗場制御装置3と通信を行う機能を有する。通信制御処理部15は、具体的には、かご現在位置表示、かご進行方向表示、呼び登録に関するデータ、メンテナンスに関する信号などをかご制御装置2や乗場制御装置3に送信する機能とかご呼びや乗場呼びの入力データを受信する機能とを有し、例えば8ビットから16ビット程度のデータを扱うCPUが用いられる。通信用メモリ16は、各制御処理部11・15間でやり取りするデータを格納するメモリであり、例えば揮発性のメモリが使用される。
図3は図1に示す乗場制御装置の構成図である。
乗場制御装置3(3a,3b,3c等)は、主制御装置1の通信制御処理部15と通信を行う通信制御処理部31、乗場呼びスイッチ32、乗場呼び登録装置33、一部又は全領域をLEDにてドットマトリクス配置した表示装置34及び音声出力装置35が設けられている。
通信制御処理部31には、保守点検時に保守点検内容を表示するための表示データを格納する書換え可能な表示データメモリ36が接続され、また表示データメモリ36の表示データに従って表示装置34の該当領域にドットマトリクス配置のLEDを駆動する駆動制御部31aが設けられている。駆動制御部31aは、ドットマトリクス配置としたLEDの水平及び垂直バーを駆動して「点検中です。しばらくの間使用をご遠慮下さい」と静止表示するか、或いは該当領域のLEDの水平及び垂直バーを順次選択駆動し、「点検中です。しばらくの間使用をご遠慮下さい」とスクロール表示する機能をもっている。
乗場呼びスイッチ32は、乗場からかご呼びを入力するためのスイッチであって、乗場呼びボタンに相当する。すなわち、乗場呼びボタンを押し、スイッチをオンすることにより、通信制御処理部31に入力される。乗場呼び登録装置33は、乗場呼びスイッチ32から入力された乗場呼びに対して、呼びの登録を受けたときに当該呼びの登録を報知する装置であって、乗場呼びスイッチ32の乗場呼びボタンのLEDやランプを点灯させることにより、呼び登録を知らせる。
表示装置34は、一般に、乗場において乗りかごのかご現在位置や乗りかごの進行方向を表示するための装置であり、例えばLED又はランプを使用して表示する他、前述したように表示データメモリ36の表示データに従って表示する領域を確保するか、或いは表示データメモリ36の表示データを表示するために、当該表示装置34とは別に保守点検作業のために新たに保守点検用表示装置(図示せず)を設けてもよい。
音声出力装置35は、点検中の状態を音声出力する装置である。
次に、以上のようなエレベータ制御装置を用いた本発明に係わるメンテナンス報知方法の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、保守点検を伴わない一般的な通常運転時の動作については省略する。
(1) ジョブ毎個別仕様データ変更時のメンテナンス報知方法について(図4参照)。
この発明におけるメンテナンス報知方法は、運転モード識別フラグ設定ステップS1と、点検運転モード送信ステップS2と、点検中表示ステップS3と、呼び確認ステップS4と、運転データ変更ステップS5とからなる。
運転モード識別フラグ設定ステップS1は、例えば建物の消灯時或いはエレベータ利用者の極めて少ない任意の時間帯を利用し、外部端末4から例えば電話回線を介して保守点検指示信号を含む所要ジョブの運転変更データを送信し、内部インタフェース13に送信する。ここで、内部インタフェース13は、保守点検指示信号を含む所定ジョブの運転変更データを受信すると、運転制御処理部11経由又は運転制御処理部11を経由することなく、保守点検指示信号に基づき、ジョブデータ格納メモリ12の運転モード識別設定エリア12bに点検運転モード識別フラグを設定する。
引き続き、運転制御処理部11は、点検運転モード送信ステップS2に基づく処理を実行する。運転制御処理部11は、周期的に割り込み処理を実施し、運転モード識別設定エリア12bのフラグを参照し、点検運転モード識別フラグが設定されている場合には通信用メモリ16に点検運転指示信号を書き込む。ここで、通信制御処理部15は、一定周期ごとに通信用メモリ16の読み出し処理を実行しているので、通信用メモリ16に書き込んでいる点検運転指示信号を読み出し、全ての乗場制御装置3,すなわち最上階乗場制御装置3a、中間階乗場制御装置3b、最下階乗場制御装置3cに送信する。
全ての乗場制御装置3内の通信制御処理部31は、主制御装置1から送信されてくる点検運転指示信号を受信すると、点検中表示ステップS3を実行する。点検中表示ステップS3は、通信制御処理部31内の駆動制御部31aが表示データメモリ36の点検表示データである例えば点検中を表すデータに基づき、ドットマトリクス配置された表示装置34のLEDを例えばスクロール駆動し、例えば「点検中です。しばらくの間使用をご遠慮下さい」といったメッセージをスクロール表示する。
一方、主制御装置1の運転制御処理部11は呼び確認ステップS4を実行する。呼び確認ステップS4は、運転制御処理部11が点検運転指示信号を全ての乗場制御装置3に送信後、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び確認エリア12dを参照し、当該乗場呼び確認エリア12dに乗場呼び、さらに必要に応じてかご呼び等に関するフラグが存在するか否かを判断し、フラグ無しと判断された場合には運転データ変更ステップS5を実行する。
この運転データ変更ステップS5は、運転制御処理部11がフラグ無しと判断された場合、内部インタフェース13で取り込んだ所定ジョブの運転変更データに基づき、ジョブデータ格納メモリ12内エリア12aの該当ジョブに記憶されている運転ルールを決定する該当ジョブの運転データを書換え変更する。これにより、以後、該当ジョブの運転変更データのもとに例えば運転ルールが決定される。
従って、この実施の形態によれば、ジョブデータ格納メモリ12内のエリア12aに格納される運転に関するデータの変更に際し、各階床の乗場に点検中であることを表示し、エレベータ利用者に注意を喚起することができる。また、運転に関するデータの変更に際し、乗場呼び確認エリア12dに乗場呼び等のフラグが存在するか否かを確認した後、運転に関するデータを変更するので、エレベータの運転に関する制御にも支障のない状態でデータの変更を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、運転に関するジョブ仕様データの変更について述べたが、外部端末4からエレベータの運転制御データを送信し、内部インタフェース13を受け取り、ジョブデータ格納メモリ12内のエリア12aに反映させることも可能である。
また、内部インタフェース13に着脱自在に外部端末4を接続し、主制御装置1などを保守点検するとき、外部端末4から保守点検指示データを送信し、ジョブデータ格納メモリ12の運転モード識別設定エリア12bに点検運転識別フラグを設定し、保守点検を行うこともできる。
(2) 点検運転モードによるメンテナンス報知方法について(図5参照)。
このメンテナンス報知方法は、点検スイッチ操作確認ステップS11と、乗場呼び無効フラグ設定ステップS12と、点検運転モード送信ステップS13と、点検中表示ステップS14と、乗場呼び無効ステップS15とからなる。
点検スイッチ操作確認ステップS11は、制御盤点検スイッチ17、かご上点検スイッチ5、かご内点検スイッチ6の何れか1つの点検スイッから点検運転指示信号を入力すると、入力ポート14はその点検運転指示信号を保持する。この状態において、運転制御処理部11は、周期的に入力ポート14の内容を読み取り、点検運転指示信号が保持されていれば、当該点検運転指示信号を通信用メモリ16に格納する。
引き続き、運転制御処理部11は、点検運転指示信号を通信用メモリ16に格納した後、乗場呼び無効フラグ設定ステップS12を実行する。すなわち、乗場呼び無効フラグ設定ステップS12は、運転制御処理部11がジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグを設定する。
一方、通信制御処理部15は、点検運転モード送信ステップS13に基づく処理を実行する。この点検運転モード送信ステップS13は、通信制御処理部15が、一定周期ごとに通信用メモリ16の読み出し処理を実行しているので、通信用メモリ16に書き込んでいる点検運転指示信号を読み出し、全ての乗場制御装置3,すなわち最上階乗場制御装置3a、中間階乗場制御装置3b、最下階乗場制御装置3cに送信する。
全ての乗場制御装置3内の通信制御処理部31は、主制御装置1から送信されてくる点検運転指示信号を受信すると、点検中表示ステップS14を実行する。すなわち、点検中表示ステップS14は、通信制御処理部31内の駆動制御部31aが表示データメモリ36に格納される表示データである例えば点検中に関するデータに基づき、表示装置34にドットマトリクス配置されるLEDを例えばスクロール駆動し、例えば「点検中です。しばらくの間使用をご遠慮下さい」という点検中データをスクロール表示する。
ところで、点検表示中にエレベータ利用者が誤って各階床の乗場呼びスイッチ32を操作し、乗場呼びを行うことがある。ここで、乗場呼びが有ると、乗場呼無効ステップS15を実行する。乗場呼び無効ステップS15は、通信制御処理部31が乗場呼びスイッチ32から乗場呼びを受け取ると、主制御装置1の通信制御処理部15に送信する。この通信制御処理部15は、乗場呼び信号を受信し、通信用メモリ16に格納する。
ここで、運転制御処理部11は、通信用メモリ16の乗場呼び信号を確認すると、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグが設定されているか判断し、設定されていると判断されたとき、乗場呼びを無効にする。これは、エレベータ利用者が誤って各階床から乗場呼びがあっても、呼び登録を無効とすることにより、エレベータ利用者の呼び操作による事故を未然に防止することにある。
従って、以上のような実施の形態によれば、制御盤点検スイッチ17、かご上点検スイッチ5、かご内点検スイッチ6の何れか1つの点検スイッチから点検運転指示信号を出力すると、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグを設定し、点検中を表示するので、点検運転指示信号の入力直後に乗場呼びを行っても、無効フラグが設定されている限り、乗場呼びを無効にするので、エレベータ利用者の呼び操作による事故を未然に防止できる。
(3) 通常運転モード・乗場呼び無効によるメンテナンス報知方法について(図6参照)。
この発明によるメンテナンス報知方法は、保守点検員が通常運転時にエレベータの運転状態を保守点検している例であり、乗場呼び無効フラグ設定ステップS21と、通常運転モード送信ステップS22と、乗場呼びによる乗場呼び無効ステップS23と、乗場呼び無効信号送信ステップS24と、点検中音声出力ステップS25とからなる。
乗場呼び無効フラグ設定ステップS21は、外部端末4又は制御盤点検スイッチ17などから乗場呼び無効信号を入力すると、内部インタフェース13は、乗場呼び無効信号を受信し、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグを設定する。また、制御盤点検スイッチ17から乗場呼び無効信号を入力した場合、入力ポート14は、乗場呼び無効信号を取り込み、運転制御処理部11に送信する。運転制御処理部11は、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグを設定する。なお、制御盤点検スイッチ17としては、保守点検指示信号と乗場呼び無効信号とを識別可能な信号を出力する機能を持つことにより実現できる。
次に、通常運転モード送信ステップS22を実行するが、通常運転モードである限り、運転制御処理部11は、特に必要な処理を行うものでないが、例えば定期的にジョブデータ格納メモリ12の運転モード識別設定エリア12bを読み取って通常運転識別フラグに基づいて通常運転に関する信号を全ての乗場制御装置3に送信する必要がある場合に実行されるものである。
ところで、保守点検員が通常運転でエレベータの運転状態を保守点検している時、エレベータ利用者が各階床の乗場呼びスイッチ32を押し操作することにより、乗場呼びを行った場合、乗場呼無効ステップS23を実行する。乗場呼無効ステップS23は、通信制御処理部31が乗場呼びスイッチ32から乗場呼びを受け取ると、主制御装置1の通信制御処理部15に送信する。この通信制御処理部15は、乗場呼び信号を受信し、通信用メモリ16に格納する。ここで、運転制御処理部11は、通信用メモリ16の乗場呼び信号を確認すると、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cに乗場呼び無効フラグが設定されているか判断し、設定されていると判断されたとき、乗場呼びを無効にし、乗場呼び無効信号送信ステップS24を実行する。
乗場呼び無効信号送信ステップS24は、運転制御処理部11が、乗場呼びを無効にした後、ジョブデータ格納メモリ12の乗場呼び無効設定エリア12cから乗場呼び無効フラグに基づく乗場呼び無効信号を読み出し、通信用メモリ16に格納する。通信制御処理部15は、通信用メモリ16の乗場呼び無効信号を読み出し、乗場呼びのあった乗場制御装置例えば3cに送信する。
乗場制御装置3cの通信制御処理部31は、主制御装置1から乗場呼び無効信号を受信すると、乗場呼び無効と判断し、点検中音声出力ステップS25を実行する。点検中音声出力ステップS25は、音声出力装置35を駆動し、「点検中です。しばらくの間使用をご遠慮下さい。」という音声を出力し、現在点検中であることをエレベータ利用者に明確に通知する。
従って、以上のような実施の形態によれば、通常運転中であっても、エレベータの保守点検中である場合、乗場呼びを無効とするとともに、エレベータ利用者に対して現在点検中であることをエレベータ利用者に明確に知らせることができる。
なお、ジョブデータ格納メモリ12のデータ中に2台運転制御や群管理運転制御などの複数台運転制御フラグが存在する場合、その識別フラグを該当乗場制御装置3aに送信し、音声出力装置35から「点検中です。他のエレベータを使用して下さい。」などの音声案内を出力することもできる。
(4) 点検運転モード・点検非表示によるメンテナンス報知方法について(図7参照)。
この発明によるメンテナンス報知方法は、非表示フラグ設定ステップS31と、点検スイッチ操作確認ステップS32と、点検運転モード・非表示信号送信ステップS33と、乗場呼び確認ステップS34と、点検中音声出力ステップS35とからなる。
非表示フラグ設定ステップS31は、外部端末4から点検非表示信号を入力すると、内部インタフェース13は、点検非表示信号を受信し、ジョブデータ格納メモリ12のその他のエリア12eに非表示フラグを設定する。
この状態において、点検スイッチ操作確認ステップS32は、制御盤点検スイッチ17、かご上点検スイッチ5、かご内点検スイッチ6の何れか1つのスイッから点検スイッチ信号,つまり点検運転指示信号を入力すると、入力ポート14はその点検運転指示信号を保持する。
引き続き、点検運転モード・非表示信号送信ステップS33を実行する。この点検運転モード・非表示信号送信ステップS33は、運転制御処理部11が定期的に入力ポート14の内容を読み取り、点検運転指示信号が保持されていれば、ジョブデータ格納メモリ12のエリア12eから点検非表示信号を読み出し、当該点検運転指示信号とともに、通信用メモリ16に格納する。ここで、通信制御処理部15は、通信用メモリ16の点検運転指示信号及び点検非表示信号を読み出し、全ての乗場制御装置3に送信する。
全ての乗場制御装置3の通信制御処理部31は、点検運転指示信号及び点検非表示信号を受信すると、点検運転であるが、点検中を表示しないことを確認し、例えば図示しないバッファメモリなどにフラグとして格納する。
この状態において、エレベータ利用者が各階床の乗場呼びスイッチ32を押し操作することにより、乗場呼びを行った場合、乗場呼び確認ステップS34を実行する。この乗場呼び確認ステップS34は、通信制御処理部31が乗場呼びスイッチ32から乗場呼びを受け取ると、前記点検運転であるが、点検中を表示しないフラグを確認し、点検運転中であることを確認する。
そして、通信制御処理部31は、点検運転中であるにも拘らず、乗場呼びが有ったと判断すると、点検中音声出力ステップS35を実行する。この点検中音声出力ステップS35は、通信制御処理部31が音声出力装置35を駆動し、「点検中です。しばらくの間使用をご遠慮下さい。」という音声を出力し、現在点検中であることをエレベータ利用者に明確に通知する。
従って、以上のような実施の形態によれば、点検運転で有るが、点検中を表示させたくないとき、主制御装置1から点検非表示フラグに基づいて点検非表示信号及び点検運転指示信号を全部の乗場制御装置3に送信し、乗場呼びが有ったとき、音声出力装置35から現在点検中であることを出力するので、エレベータ利用者に対して現在点検中であることをエレベータ利用者に明確に知らせることができる。
なお、ジョブデータ格納メモリ12のデータ中に2台運転制御や群管理運転制御などの複数台運転制御フラグが存在する場合、その識別フラグを該当乗場制御装置3aに送信し、音声出力装置35から「点検中です。他のエレベータを使用して下さい。などの音声案内を出力することもできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。
本発明に係るメンテナンス表示方法を適用するエレベータ制御装置の一実施の形態を示す構成図。 図1に示すジョブデータ格納メモリのデータ格納領域を示す図。 各階床の乗場制御装置の一構成例を示す構成図。 本発明に係るメンテナンス表示方法の一実施の形態を説明する処理手順を示す図。 本発明に係るメンテナンス表示方法の他の実施の形態を説明する処理手順を示す図。 本発明に係るメンテナンス表示方法のさらに他の実施形態を説明する処理手順を示す図。 本発明に係るメンテナンス表示方法のさらに他の実施形態を説明する処理手順を示す図。
符号の説明
1…主制御装置、2…かご制御装置、3…乗場制御装置、3a…最上階乗場制御装置、3b…中間階乗場制御装置、3c…最下階乗場制御装置、4…外部端末、5…かご上点検スイッチ、6…かご内点検スイッチ、11…運転制御処理部、12…ジョブデータ格納メモリ、13…外部インタフェース、14…入力ポート、15…通信制御処理部、16…通信用メモリ、17…制御盤点検スイッチ、31…通信制御処理部、31a…駆動制御部、32…乗場呼びスイッチ、33…乗場呼び登録装置、34…表示装置、35…音声出力装置。

Claims (4)

  1. エレベータの運転を統括制御する運転制御処理部と当該運転制御処理部による運転に関するデータ及びメンテナンスに関するフラグを記憶する記憶手段と外部端末から入力されるデータに基づいて前記記憶手段のデータを変更操作する内部インタフェースと前記運転制御処理部から送られてくる所定の信号を送信する第1の通信制御処理部とを有する主制御装置と、この主制御装置から送信されてくる信号を受信し所定の処理を実行する第2の通信制御処理部と乗場呼びスイッチと表示装置とを有する各階床の乗場に設けられた各階乗場制御装置とを備えたエレベータ制御装置であって、
    前記内部インタフェースが、外部端末から前記運転制御処理部での運転に関する変更データを受けると、前記記憶手段に点検運転モード識別フラグを設定する運転モード識別フラグ設定ステップと、
    前記第2の通信制御処理部が、前記乗場呼びスイッチが操作された場合、乗場呼び信号を前記第1の通信制御処理部に送信し、前記運転制御処理部を介して前記記憶手段に乗場呼び確認フラグを設定するステップと、
    前記運転制御処理部が、所定周期ごとに前記記憶手段を参照し、前記点検運転モード識別フラグが設定されている場合、保守点検指示信号を送出し、前記第1の通信制御処理部を介して前記各階乗場制御装置の第2の通信制御処理部に送信する点検運転モード送信ステップと、
    前記第2の通信制御処理部が、点検運転指示信号を受信すると、前記表示装置に所定の点検中データを表示する点検中表示ステップと、
    前記運転制御処理部が、前記点検運転指示信号を送出した後、前記記憶手段に前記乗場呼び確認フラグが設定されているか否かを判断する呼び確認ステップと、
    この呼び確認ステップによって前記乗場呼び確認フラグが設定されていないと確認された場合、前記外部端末から入力された運転に関する変更データを用いて、前記記憶手段に記憶される運転に関するデータを変更する運転制御データ変更ステップとを設けたことを特徴とするメンテナンス報知方法。
  2. エレベータの運転を統括制御する運転制御処理部と当該運転制御処理部による運転に関するデータ及びメンテナンスに関するフラグを記憶する記憶手段と少なくとも1種類の点検スイッチから点検操作に関する点検運転指示信号を受け付け保持する入力ホートと所定の信号を送信する第1の通信制御処理部とを有する主制御装置と、この主制御装置から送信される信号を受信し所定の処理を実行する第2の通信制御処理部と乗場呼びスイッチと表示装置とを有する各階床の乗場に設けられた各階乗場制御装置とを備えたエレベータ制御装置であって、
    前記運転制御処理部が、前記入力ホートに点検運転指示信号を保持している否かを確認する点検スイッチ操作確認ステップと、
    前記運転制御処理部が、点検運転指示信号を保持されていることを確認したとき、前記記憶手段にメンテナンスに関係するフラグとして乗場呼び無効フラグを設定する乗場呼び無効フラグ設定ステップと、
    前記運転制御処理部が、前記入力ホートから確認した点検運転指示信号を送出し、前記第1の通信制御処理部を介して前記各階乗場制御装置の第2の通信制御処理部に送信する点検運転モード送信ステップと、
    この第2の通信制御処理部が、点検運転指示信号を受信すると、前記表示装置に所定の点検中データを表示する点検中表示ステップと、
    前記第2の通信制御処理部が、前記乗場呼びスイッチが操作された場合、乗場呼び信号を前記第1の通信制御処理部に送信すると、前記運転制御処理部は前記乗場呼び信号に基づき前記記憶手段を参照し前記乗場呼び無効フラグが設定されている場合、呼び登録を無効にする乗場呼び無効ステップとを設けたことを特徴とするメンテナンス報知方法。
  3. エレベータの運転を統括制御する運転制御処理部と当該運転制御処理部による運転に関するデータ及びメンテナンスに関するフラグを記憶する記憶手段と少なくとも1種類の点検スイッチが点検操作されたときに点検運転指示信号を保持する入力ホートと所定の信号を送信する第1の通信制御処理部とを有する主制御装置と、この主制御装置から送信される信号を受信し所定の処理を実行する第2の通信制御処理部と乗場呼びスイッチと音声出力装置とを有する各階床の乗場に設けられた各階乗場制御装置とを備えたエレベータ制御装置であって、
    前記運転制御処理部が、前記入力ホートを参照し、前記点検運転指示信号を保持されている場合に前記記憶手段に乗場呼び無効フラグを設定する乗場呼び無効フラグ設定ステップと、
    前記運転制御処理部が、ある階乗場制御装置の第2の通信制御処理部から前記第1の通信制御処理部を介して前記乗場呼びスイッチの操作による乗場呼び信号を受けた場合、前記記憶手段に乗場呼び無効フラグが設定されている場合に限り、呼び登録を無効にする乗場呼び無効ステップと、
    前記運転制御処理部が、前記乗場呼び無効ステップにより呼び登録を無効にし、かつ前記記憶手段のフラグから通常運転モードであるとき、前記第1の通信制御処理部を介して乗場呼びのあった階乗場制御装置の第2の通信制御処理部に乗場呼び無効信号を送信する乗場呼び無効信号送信ステップと、
    前記第2の通信制御処理部が、乗場呼び無効信号を受信すると、前記音声出力装置から所定の点検中信号を音声出力させる音声出力ステップとを設けたことを特徴とするメンテナンス報知方法。
  4. エレベータの運転を統括制御する運転制御処理部と当該運転制御処理部による運転に関するデータ及びメンテナンスに関するフラグを記憶する記憶手段と外部端末から入力される信号を受ける内部インタフェースと少なくとも1種類の点検スイッチが点検操作されたときに点検運転指示信号を保持する入力ホートと所定の信号を送信する第1の通信制御処理部とを有する主制御装置と、この主制御装置から送信される信号を受信し所定の処理を実行する第2の通信制御処理部と乗場呼びスイッチと音声出力装置とを有する各階床の乗場に設けられた各階乗場制御装置とを備えたエレベータ制御装置であって、
    前記内部インタフェースが、前記外部端末から点検非表示信号を受けると、前記記憶手段に点検非表示フラグを設定する非表示フラグ設定ステップと、
    前記入力ホートが、少なくとも1種類の点検スイッチのいずれかが点検操作されたときに点検運転指示信号を保持する点検スイッチ操作確認ステップと、
    前記運転制御処理部が、前記入力ホートに点検運転指示信号を保持され、かつ前記記憶手段に点検非表示フラグが設定されている場合、点検運転指示信号及び点検非表示信号を前記第1の通信制御処理部から送信する信号送信ステップと、
    前記各階乗場制御装置の第2の通信制御処理部が前記第1の通信制御処理部から送信されてくる点検運転指示信号及び点検非表示信号を受信し記憶した後、前記階乗場制御装置の乗場呼びスイッチが操作されたとき、そのスイッチ操作による乗場呼びに基づいて前記点検非表示信号の有無を確認する乗場呼び確認ステップと、
    乗場呼びを受けた前記第2の通信制御処理部が前記受信した点検運転指示信号に基づき、前記音声出力装置から所定の点検中信号を音声出力させる音声出力ステップとを設けたことを特徴とするメンテナンス報知方法。
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