JP2010168191A - エレベータの点検作業報知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エレベータ乗り場で利用者がかご呼びの登録のために操作するかご呼びボタンと、かごに乗った利用者がかごの行先階を登録するために操作する行先階ボタンと、エレベータの保守点検の作業設定時において、エレベータの乗り場のかご呼びボタンが操作されたときにそのかご呼びの登録を禁止し、かつそのかご呼びボタンのエレベータ乗り場に点検作業中である旨の音声によるアナウンスを流し、エレベータの保守点検の作業設定時において、かごの行先階ボタンが操作されたときにその行先階の登録を禁止し、かつかご内に点検作業中である旨の音声によるアナウンスを流す制御を行なう制御手段とを具備する。
【選択図】 図4A
Description
請求項2の発明は、前記エレベータ乗り場及び前記かごにはそれぞれ音声スピーカーが設けられ、エレベータの保守点検の作業設定時にエレベータ乗り場において前記かご呼びボタンが操作されたときにはそのエレベータ乗り場の音声スピーカーを通して点検作業中である旨のアナウンスを流し、エレベータの保守点検の作業設定時にかご内において前記行先階ボタンが操作されたときにはそのかごの音声スピーカーを通して点検作業中である旨のアナウンスを流すことを特徴としている。
請求項3の発明は、前記作業設定時の前に既にかご呼びの登録や行先階の登録がなされているときには、その登録されているかご呼びや行先階の登録に応じる階床にかごを移動し、この後、そのかごを前記制御手段を構成する制御盤が設置されている階床に移動することを特徴としている。
また、かご操作盤15の下部には点検ボックス18が設けられ、この点検ボックス18内にかご内操作スイッチ19が設けられている。点検ボックス18はカバー18aで閉じられ、そのカバー18aを開くことでかご内操作スイッチ19を操作することができるようになっている。一方、かご10の天井部にはかご10内を照明する照明装置14が設けられている。
次に、このエレベータの動作について、図4A、図4Bに示すフローチャートを参照して説明する。
また、エレベータ乗り場1でのかご呼びの操作、つまりエレベータ乗り場1の利用者がかご呼びボタン7a,7bを操作したかが判断される(S6)。S3でかご呼びや行先階の登録がないと判断されときには、それ以後のかご呼びの登録が禁止され(S7)、S6に進む。
S6において、エレベータ乗り場1でのかご呼びの操作があるときには、そのかご呼びには応答せずに、エレベータ乗り場1の音声スピーカー8を駆動してエレベータ乗り場1に、例えば『ただいま点検作業中です。ご迷惑をおかけしますが、他のエレベータまたは階段をご利用ください。』というアナウンスが流され、エレベータ乗り場1の利用者に『点検作業中』であることが報知される(S8)。
次に、乗り場ドア装置4及びかごドア装置12が閉じ、かご10が制御盤20が設置されている最上階の階床に向かって移動し、その最上階の階床で停止する(S12)。そして乗り場ドア装置4及びかごドア装置12が開き、またかご10の照明装置14が自動的に消灯する(S13)。S9で行先階の登録がないと判断されときには、それ以後の行先階の登録が禁止され(S14)、S12に進む。
かご10が停止し、乗り場ドア装置4及びかごドア装置12が開き、照明装置14が消灯するS13の状態に移行したときには、そのかご10内の行先階ボタン17が操作されたかが判断される(S15)。そして、操作があるときには、かご10の音声スピーカー16が駆動され、例えば『ただいま点検作業中です。ご迷惑をおかけしますが、他のエレベータまたは階段をご利用ください。』というアナウンスがかご10内に流され、かご10に乗った利用者に『点検作業中』であることが報知される(S16)。
S13でかご10が空になった後に、エレベータに対する保守点検の作業を開始することが可能となる。保守点検を開始するときには、作業員がかご10内に乗り、かご操作盤15の点検ボックス18を開き、かご内操作スイッチ19を操作する(S17)。この操作により、かご10の照明装置14が点灯し、また行先階ボタン17の機能が有効となり、その行先階ボタン17を操作して保守点検のために必要な階床にかご10を移動させて点検作業を実施することが可能となる(S18)。
S17のかご内操作スイッチ19の操作が行なわれるまでの間に、停止中のかご10内に利用者が乗り込んだときには、S15〜S16のステップが繰り返され、かご10に乗った利用者に対して『点検作業中』であることが報知される。
このように、この実施形態によれば、保守点検に先立って制御盤20の切換えスイッチ21を切換えることで、エレベータ乗り場1においては、利用者がかご呼びボタン7a,7bを操作するたびに、音声スピーカー8を通して保守点検中である旨の音声による報知が行なわれ、停止中のかご10においては、そのかご10に利用者が乗って行先階ボタン17を操作するたびに、音声スピーカー16を通して保守点検中である旨の音声による報知が行なわれる。したがって、保守点検のためにエレベータが一時的に使用できなくなることをエレベータの利用者に的確に報知して速やかに点検作業に移行することが可能となる。
なお、S12で、かご10を制御盤20の設置階床である最上階に移動させた際に、その最上階のエレベータ乗り場1の床面とかご10の床面とがほぼ同一のレベルとなる位置にかご10を停止させる場合のほか、エレベータ乗り場1の床面とかご10の床面とが上下にずれる位置にかご10を停止させる場合であってもよい。
Claims (3)
- 各階のエレベータ乗り場に設けられ、利用者がエレベータのかご呼びの登録のために操作するかご呼びボタンと、
エレベータのかごに設けられ、かごに乗った利用者がかごの行先階を登録するために操作する行先階ボタンと、
エレベータの保守点検の作業設定時において、前記エレベータの乗り場のかご呼びボタンが操作されたときにそのかご呼びの登録を禁止し、かつそのかご呼びボタンのエレベータ乗り場に点検作業中である旨の音声によるアナウンスを流し、エレベータの保守点検の作業設定時において、前記かごの行先階ボタンが操作されたときにその行先階の登録を禁止し、かつかご内に点検作業中である旨の音声によるアナウンスを流す制御を行なう制御手段と、
を具備することを特徴とするエレベータの点検作業報知装置。 - 前記エレベータ乗り場及び前記かごにはそれぞれ音声スピーカーが設けられ、エレベータの保守点検の作業設定時にエレベータ乗り場において前記かご呼びボタンが操作されたときにはそのエレベータ乗り場の音声スピーカーを通して点検作業中である旨のアナウンスを流し、エレベータの保守点検の作業設定時にかご内において前記行先階ボタンが操作されたときにはそのかごの音声スピーカーを通して点検作業中である旨のアナウンスを流すことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの点検作業報知装置。
- 前記作業設定時の前に既にかご呼びの登録や行先階の登録がなされているときには、その登録されているかご呼びや行先階の登録に応じる階床にかごを移動し、この後、そのかごを前記制御手段を構成する制御盤が設置されている階床に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータの点検作業報知装置。
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