JP2000194296A - 車両の行先表示制御装置 - Google Patents

車両の行先表示制御装置

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JP2000194296A
JP2000194296A JP37236298A JP37236298A JP2000194296A JP 2000194296 A JP2000194296 A JP 2000194296A JP 37236298 A JP37236298 A JP 37236298A JP 37236298 A JP37236298 A JP 37236298A JP 2000194296 A JP2000194296 A JP 2000194296A
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Japan
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display
data
control unit
controller
unit
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Pending
Application number
JP37236298A
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English (en)
Inventor
Toshinari Tanaka
俊成 田中
Ko Honma
興 本間
Koji Tsukihara
浩司 月原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示切り替えなどの制御を迅速に短時間で行
うようにする。 【解決手段】 表示部6Aに所定のパターンを表示する
前面表示ユニット6Aと、PCカード60から読み出し
た表示データを操作部2で指定された内容に基づいて送
出するコントローラ1と、コントローラ1からの所定の
データを判別して受信したデータをLED仕様で且つ制
御信号を付加して表示ユニット6に出力する表示制御部
6−1とを備え、CPU4は、フラッシュメモリ11が
格納する表示データをVRAM13にデータ転送し、コ
ントローラ側フィールドプログラマブルゲートアレイ1
2は、VRAM13からデータを読み出し、表示制御部
6−1の表示側フィールドプログラマブルゲートアレイ
40にデータ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運行に応じた行き
先を表示するための表示部が車体の前面、後面及び側面
の少なくとも一面に装着された車両の行先表示制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばバスの行き先表示は、車体
の前面、後面及び側面の所定位置に設置された機械式の
行き先表示装置を用いて行われている。この行き先表示
装置は、正、逆回転が可能な一対のドラムと、このドラ
ム間に巻き付けられると共に、複数の行き先名が印刷さ
れているフイルム幕と、一対のドラムを正回転又は逆回
転させるモータ及び駆動機構と、フイルム幕の文字露出
面を裏面から照明する蛍光ランプと、運転席の近傍に設
置されて運転士の操作によって、所望の行き先名が表示
されるまでモータに所定の通電を行うコントローラとか
ら構成してある。
【0003】そして、行き先を変えるには、コントロー
ラに接続されている車載器にバスの行き先に応じた情報
を入力すると、その情報を車載器から入力したコントロ
ーラの指令に基づいてフイルム幕は上方向又は下方向に
巻き取られ、その過程で表示窓には行き先名が順次表示
される。希望の行き先名が表示窓に表示された時点でフ
イルム幕の移動は停止される。
【0004】上記した従来のバスの行先表示装置にあっ
ては、あらゆる行き先を考慮してフイルム幕に印刷して
いるために、行き先数が多い場合には所望の行き先を表
示するために長い待ち時間を要するという不具合があっ
た。
【0005】このような不具合を解消するものとして、
近年、マトリクス状に配置したLED(発光素子)を表
示部に用いた行先表示装置(例えば、特開平10−49
076号公報)が開発されている。
【0006】この行先表示装置における行先表示制御手
段は、行先表示の制御を一括管理するホストコンピュー
タを備えており、このホストコンピュータには、車体の
前面、後面及び側面の所定位置に設置された前面、後面
及び側面表示ユニットの表示制御部に信号線を用いて接
続してある。すなわち、ホストコンピュータはCPUを
有しており、表示制御部にはホストコンピュータとの通
信を行うための通信I/F回路、この通信I/F回路に
接続されたCPU等を有しており、ホストコンピュータ
と前面、後面及び側面表示ユニットの表示制御部とはC
PU間の通信で連絡してあって、ホストコンピュータ
は、バス条件信号の検出に応じて種々の制御を実行する
ようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たLEDを表示部に用いた行先表示装置の行先表示制御
装置にあっては、ホストコンピュータと前面、後面及び
側面表示ユニットの表示制御部とがCPU間の通信で連
絡してあるために、ホストコンピュータが、バス条件信
号の検出に応じて種々の表示切替えなどの制御を実行す
るにあたって、時間がかかるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、表示切り替
えなどの制御を迅速に短時間で行うことができる車両の
行先表示制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る車両の行先表示制御装置は、多数の
発光素子を配設した表示部を有し且つこれらの発光素子
を選択的に駆動することで前記表示部に所定のパターン
を表示し且つ車体の前面、後面又は側面のいずれかに設
けられる表示ユニットと、CPUを有するメイン制御部
を備え且つ前記メイン制御部が記憶媒体から読み出して
メモリに保持したデータをコントローラ側フィールドプ
ログラマブルゲートアレイを用いて送出するコントロー
ラと、コントローラより流れてくるデータのうち、所定
のデータを判別して受信し、受信したデータを、表示側
フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて発光素
子仕様のデータとし且つ制御信号を付加して表示部に出
力する表示制御手段とを備え、CPUは、メモリに格納
されているデータの中から表示すべきデータをメイン制
御部が具備するメモリにデータ転送し、コントローラ側
フィールドプログラマブルゲートアレイは、メイン制御
部のメモリに格納されているデータを読み出し、表示側
フィールドプログラマブルゲートアレイにデータ送出す
るようにした。
【0010】したがって、コントローラは、記憶媒体か
ら読み出しメモリに保持したデータを表示制御手段に送
出し、この表示制御手段は受信したデータを発光素子仕
様のデータとし且つ制御信号を付加して表示部に出力
し、表示ユニットにおいて、多数の発光素子を選択的に
駆動することで表示部に所定のパターンを表示すること
ができる。特に、コントロール側にコントローラ側フィ
ールドプログラマブルゲートアレイを、表示制御手段側
に表示側フィールドプログラマブルゲートアレイをそれ
ぞれ設けて、これらのコントローラ側、表示側フィール
ドプログラマブルゲートアレイのロジックによりコント
ローラと表示制御手段との間のデータ転送(ハードウェ
アによるデータ転送)を行うようにしたために、表示切
り替えなどの制御を迅速に短時間で行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1の発明に係る車両の行先
表示制御装置は、多数の発光素子を配設した表示部を有
し且つこれらの発光素子を選択的に駆動することで表示
部に所定のパターンを表示し且つ車体の前面、後面又は
側面のいずれかに設けられる表示ユニットと、CPUを
有するメイン制御部を備え且つメイン制御部が記憶媒体
から読み出してメモリに保持したデータをコントローラ
側フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて送出
するコントローラと、コントローラより流れてくるデー
タのうち、所定のデータを判別して受信し、受信したデ
ータを、表示側フィールドプログラマブルゲートアレイ
を用いて発光素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加
して表示部に出力する表示制御手段とを備え、CPU
は、メモリに格納されているデータの中から表示すべき
データをメイン制御部が具備するメモリにデータ転送
し、コントローラ側フィールドプログラマブルゲートア
レイは、メイン制御部のメモリに格納されているデータ
を読み出し、表示側フィールドプログラマブルゲートア
レイにデータ送出するようにした。
【0012】したがって、コントローラは、記憶媒体か
ら読み出しメモリに保持したデータを表示制御手段に送
出し、この表示制御手段は受信したデータを発光素子仕
様のデータとし且つ制御信号を付加して表示部に出力
し、表示ユニットにおいて、多数の発光素子を選択的に
駆動することで表示部に所定のパターンを表示すること
ができる。特に、コントロール側にコントローラ側フィ
ールドプログラマブルゲートアレイを、表示制御手段側
に表示側フィールドプログラマブルゲートアレイをそれ
ぞれ設けて、これらのコントローラ側、表示側フィール
ドプログラマブルゲートアレイのロジックによりコント
ローラと表示制御手段との間のデータ転送(ハードウェ
アによるデータ転送)を行うようにしたために、表示切
り替えなどの制御を迅速に短時間で行うことができる。
【0013】また、請求項2の発明に係る車両の行先表
示制御装置は、多数の発光素子を配設した表示部を有し
且つこれらの発光素子を選択的に駆動することで表示部
に所定のパターンを表示し且つ車体の前面、後面又は側
面のいずれかに設けられる表示ユニットと、CPUを有
するメイン制御部を備え且つメイン制御部が記憶媒体か
ら読み出してメモリに保持したデータをコントローラ側
フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて送出す
るコントローラと、コントローラより流れてくるデータ
のうち、所定のデータを判別して受信し、受信したデー
タを、表示側フィールドプログラマブルゲートアレイを
用いて発光素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加し
て表示部に出力する表示制御手段とを備え、外部に接続
された照度センサの信号をレベル検出して、CPUに内
蔵されたA/D変換部においてデジタル化し、このデジ
タル化された信号にしたがって、CPUは、輝度調整デ
ータを、コントローラ側フィールドプログラマブルゲー
トアレイ内の表示メモリ制御部を利用してメイン制御部
が具備するメモリの指定箇所に書き込み、コントローラ
側フィールドプログラマブルゲートアレイは、メイン制
御部のメモリから輝度調整データを読みだして、この輝
度調整データを表示制御手段に送り出し、表示制御手段
の表示側フィールドプログラマブルゲートアレイはデー
タを受信して、輝度制御パルスのパルス幅を制御して輝
度を変化させるようにした。
【0014】したがって、請求項1の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、照度検出により調
光機能を備えたものになる。
【0015】また、請求項3の発明に係る車両の行先表
示制御装置は、多数の発光素子を配設した表示部を有し
且つこれらの発光素子を選択的に駆動することで表示部
に所定のパターンを表示し且つ車体の前面、後面又は側
面のいずれかに設けられる表示ユニットと、CPUを有
するメイン制御部を備え且つメイン制御部が記憶媒体か
ら読み出してメモリに保持したデータをコントローラ側
フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて送出す
るコントローラと、コントローラより流れてくるデータ
のうち、所定のデータを判別して受信し、受信したデー
タを、表示側フィールドプログラマブルゲートアレイを
用いて発光素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加し
て表示部に出力する表示制御手段とを備え、外部に接続
された所定量のバッテリ電圧をレベル検出して、CPU
に内蔵されたA/D変換部においてデジタル化し、この
デジタル化された信号にしたがって、CPUは、輝度調
整データを、コントローラ側フィールドプログラマブル
ゲートアレイ内の表示メモリ制御部を利用してメイン制
御部が具備するメモリの指定箇所にを書き込み、コント
ローラ側フィールドプログラマブルゲートアレイは、メ
イン制御部のメモリから電圧信号データ(輝度調整デー
タ)を読みだして、この電圧信号データ(輝度調整デー
タ)を前記表示制御手段に送り出し、前記表示側フィー
ルドプログラマブルゲートアレイは電圧信号データ(輝
度調整データ)を受信して、輝度制御パルスのパルス幅
を制御して、バッテリ電圧の変化により輝度を変化させ
るようにした。
【0016】したがって、請求項1の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、バッテリ電圧検出
機能を有していて、バッテリ電圧をA/D変換により輝
度減光等の設定が可能になる。このようにバッテリ電圧
の変化により輝度を変化させること、すなわち、バッテ
リ電圧が低下してきたら輝度を下げて省力化を行うこと
ができる。
【0017】また、請求項4の発明に係る車両の行先表
示制御装置は、請求項1乃至請求項3に記載の車両の行
先表示制御装置において、CPUにより、メイン制御部
のメモリに書き込まれている表示内容を、コントローラ
側フィールドプログラマブルゲートアレイにある表示メ
モリ制御部から読みだし、コントローラ側フィールドプ
ログラマブルゲートアレイにあるLCDI/Fを通じ表
示部に表示されている内容を運転席近傍に設置された液
晶モニタに表示するようにした。
【0018】したがって、請求項1の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、運転席から見るこ
とのできない各表示部の表示内容を、車内でモニタする
ことができ、誤表示したまま運用されることがなくな
る。
【0019】また、請求項5の発明に係る車両の行先表
示制御装置は、請求項1乃至請求項4に記載の車両の行
先表示制御装置において、CPUにより、メイン制御部
が具備する時計手段に設定されている現在の日付および
時刻を監視し、ある設定された日を検出した場合、現在
の日付および時刻を呼び出し、設定日であるか否かの判
断を行い、設定日である場合には、メモリに格納されて
いる情報を切換えるようにした。
【0020】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、夏用路線デ
ータ、冬用路線データなどを、今まで手動で切替え作動
を行っていたものに対し、切替え日の設定を行うだけ
で、自動的に切り替えることを実現している。
【0021】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0022】図1は本発明に係る車両の行先表示制御装
置により表示制御されるバスに側面図、図2は同バスの
前面表示ユニットの取付状態の説明図、図3は同バスの
後面表示ユニットの取付状態の説明図、図4は同バスの
側面表示ユニットの取付状態の説明図、図5は前面表示
ユニットの正面図、図6は側面表示ユニットの正面図、
図7の(1)はLEDユニットの正面図、図7の(2)
はLEDユニットの断面図、図8は本発明に係る車両の
行先表示制御装置の構成説明図、図9は同行先表示制御
装置のメイン制御部のブロック図、図10は同行先表示
制御装置の操作ユニットのブロック図、図11は同行先
表示制御装置の表示制御部のブロック図である。
【0023】バス(車両)の行き先表示の制御を管理す
る行先表示制御装置は、図8に示すようにコントローラ
1と、このコントローラ1により制御される前面表示ユ
ニット6の表示制御部(表示制御手段)6−1と、後面
表示ユニット7の表示制御部(表示制御手段)7−1
と、側面表示ユニット8の表示制御部(表示制御手段)
8−1とで構成してある。
【0024】コントローラ1は、データをPCカード
(記憶媒体)60から読み出せるインターフェースを備
え、PCカード60から読み出したデータに基づいてバ
スの運行に関する情報を表示制御部6−1、7−1、8
−1を介して前面、後面及び側面表示ユニット6、7、
8に表示させる。そして、コントローラ1は、メイン制
御部3と操作ユニット2とを用いて構成してある。そし
て、メイン制御部3は、PCカード60から読み出し保
持した表示データの、操作部(操作部ユニット)(キー
ボード)2の操作で指定された内容を表示制御部6−
1、7−1、8−1にビット・マップ(ビット・イメー
ジがどのように配置されているかを記憶したもの)で送
出する機能を有する。
【0025】そして、メイン制御部3は、図9に示すよ
うにCPU4と、CPU4との通信を行うための外部信
号I/F5−1、PCカードI/F5−2、各種車載機
器I/F5−3、表示ユニットI/F5−4、操作ユニ
ットI/F5−5、表示処理用のプログラムが格納され
てバスを介してCPU4に接続されるROM9、CPU
4で読み込んだ表示データを一時的に格納するSRAM
10、CPU4に接続されたフラッシュメモリ11、C
PU4に接続されて現在の日付および時刻、設定日が設
定された時計手段であるリアルタイムクロック(RT
C)61、CPU4に接続されたコントロール側フィー
ルドプログラマブルゲートアレイ(以下、FPGAとい
う)12と、このFPGA12に接続されたVRAM
(メイン制御部のメモリ)13等から構成してある。そ
して、FPGA12はPCカード用I/F(PCMCI
AI/F)12aと、表示メモリ制御部12bと、シリ
アルI/F12cと、LEDI/F12dと、CPUI
/F12eとを備えている。
【0026】FPGA12は書き換え可能なゲートアレ
イであり、比較的大規模な回路をユーザの手元でプログ
ラムできる素子である。FPGA12は、完全にハード
ウェア論理回路で構成されているために、果たすべき処
理を高速に行うことができる。また、PCカード用I/
F12aは、PCカード60とCPU4間のI/F変換
を行う。PCカード60をアクセスするための信号を付
加する。また、表示メモリ制御部12bは、アドレス用
レジスタを有し、CPUによって書き込まれたアドレス
まで、1バイトづつ読み出し、シリアルI/F12cへ
送出する。
【0027】また、シリアルI/F12cは、表示メモ
リ制御部12bから送出されてきた8ビットパラレルデ
ータをシリアルデータに変換し、前面表示ユニット6の
表示制御部(表示制御基板)6−1と、後面表示ユニッ
ト7の表示制御部(表示制御基板)7−1と、側面表示
ユニット8の表示制御部(表示制御基板)8−1へ送出
する。この際、所定の電文仕様に合わせた形にデータを
加工する。また、LEDI/F12dは液晶モニタ62
のLCDとCPU4間のI/F変換を行う。LCDを表
示するための必要な信号を付加する。また、CPUI/
F12eは、CPUバス(8ビット)との接続、CPU
バス上のデバイスとの調停を行い、FPGA12へのデ
ータ取り込み、FPGA12からのデータ送出を行う。
その他、CPU4へ野割り込み等の信号を送出する。
【0028】そして、コントローラ1の操作ユニットI
/F5−5には、各種の指示を表示及び入力するための
表示器2aとキースイッチ2bを備えた操作ユニット2
が接続してある。また、コントローラ1には、外部信号
I/F5−1の各チャンネルを介して、バス条件信号
(エンジン停止信号、終バス信号、夜間信号等)の各種
の信号が入力される。
【0029】また、コントローラ1の各種車載器I/F
5−3の車載器チャンネルには車載器48が接続してあ
る。この車載器48は車両走行及び運行に伴う各種の案
内を音声や表示で行うための装置である。この車載器4
8にはテープデッキ(図示せず)および車内表示部(図
示せず)が接続してある。
【0030】コントローラ1のFPGA12には、バス
の前面に装着されて行き先等を表示する前面表示ユニッ
ト6の表示制御部6−1と、バスの側面に装着されて行
き先等を表示する側面表示ユニット7の表示制御部7−
1と、バスの後面に装着されて行き先等を表示する後面
表示ユニット8の表示制御部8−1とが信号線14を用
いて接続してある。
【0031】前面表示ユニット6の表示制御部(表示制
御基板)6−1と、後面表示ユニット7の表示制御部
(表示制御基板)7−1と、側面表示ユニット8の表示
制御部(表示制御基板)8−1は、それぞれに、図11
に示すように表示側フィールドプログラマブルゲートア
レイ(以下、FPGAという)40と、書き込み専用メ
モリと読み出し専用メモリとの2面構成のVRAM46
と、瞬時対策回路47とを備えている。
【0032】また、表示制御部6−1(表示制御部7−
1、表示制御部8−1)にあるデップスイッイ49とロ
ータリスイッチ50は、その基板がどこの表示に装着さ
れているかの情報及びLED制御に必要な情報の設定を
マニュアルで行うことのためのものである。
【0033】FPGA40は、シリアル・パラレル変換
部41と、このシリアル・パラレル変換部41の出力側
に接続されたコマンド/データ解析部42と、このコマ
ンド/データ解析部42の一方の出力側に接続されたコ
マンドレジスタ43と、コマンド/データ解析部42の
他方の出力側に接続されてVRAM46とデータのやり
取りを行うVRAM制御部44と、コマンドレジスタ4
3及びVRAM制御部44のそれぞれの出力側に接続さ
れた出力制御部45とを有している。
【0034】前面表示ユニット6は、図5に示すように
多数の黄色LED(発光素子)をマトリクス状に配設し
た表示部6Aと、この表示部6Aを固定すると共に、表
示部6Aの表示制御部6−1を内蔵する本体部6Bとよ
り構成してある。
【0035】そして、表示部6Aは複数のLEDユニッ
ト(発光素子ユニット)21を組み合わせて構成してあ
る。これらのLEDユニット21は、図7に示すように
LED基板21Aに、縦、横(Y、X)に一定間隔に高
輝度で発光色が黄色のLED22を実装し、LED22
のリードをドライバ基板23に半田付けし、このドライ
バ基板23上の配線パターンを介してIC24等に接続
して構成してある。
【0036】また、前面表示ユニット6は、保護ケース
(図示せず)に収容された状態でバス70の前面に装着
されるのであるが、この場合、バス70の天井部の前側
部には、保護ケース内に位置させて左右一対のステー部
材19が配置され、これのステー部材19に前面表示ユ
ニット6が吊り下げられる。
【0037】この前面表示ユニット6の表示部6Aは、
図5に示すように終着地に大きな表示サイズが割り当て
られ、これに隣接させてルート番号(例えば222)
a、途中経由地b、終着地cのアルファベット表示等が
同時に黄色表示される。
【0038】後面表示ユニット7は、前面表示ユニット
6を小型化したものであり、図5に示すように多数の黄
色LEDをマトリクス状に配設した表示部7Aと、この
表示部7Aを固定すると共に、表示制御部7−1を内蔵
する本体部7Bとより構成してある。そして、表示部7
Aは複数のLEDユニット21を組み合わせて構成して
ある。
【0039】上記のように構成された後面表示ユニット
7は、前面表示ユニット6と同様な状態でバス70の後
面に装着してある。
【0040】側面表示ユニット8は、図6に示すように
多数の黄色LEDをマトリクス状に配設した表示部8A
と、この表示部8Aを固定すると共に、表示制御部8−
1を内蔵する本体部8Bとより構成してある。
【0041】表示部8Aは、内容の異なる複数の表示が
行えるように、上側に水平に配置された水平表示部27
と、下部に縦長に且つ横方向に一定間隔に配置された垂
直表示部28、29、30、31とで構成してある。水
平表示部27には番号表示mと終着地表示nとが黄色表
示され、垂直表示部28、29、30には、経由地oが
順番に表示される。
【0042】次に、行き先表示装置の作動を、機能処理
フローを参照して説明する。
【0043】(データダウンロード機能)CPU4、F
PGA12、40を初期化後に、表示データが格納され
たPCカード(記録媒体)(フラッシュATA)60を
コントローラ1に差し込み、操作ユニット2のキースイ
ッチ2Bからの指示により、CPU4は、FPGA12
内のPCMCIAI/F12aを利用して、PCカード
60のデータを、コントローラ1内のフラッシュメモリ
11に転送する(ステップS1、ステップS2、ステッ
プS3)。
【0044】すなわち、データダウンロード手段につい
ての機能処理フローは、図15に示すように、電源オン
状態で(ステップT1)、CPU4、FPGA12、4
0を初期化後に、表示データが格納されたPCカード6
0をコントローラ1に差し込み(ステップT2)、運転
者による操作ユニット2のキースイッチ2Bからの指示
により(ステップT3)、CPU4は、FPGA12内
のPCMCIAI/F12aを利用して、PCカード6
0のデータを、コントローラ1内のフラッシュメモリ1
1に転送する(ステップT4)。このPCカード60に
はすべてのデータ(情報)が書き込まれており、このす
べてのデータがフラッシュメモリ11に転送されること
になるために、PCカード60を差し込んだままにする
ことなく、このPCカード60を抜き取る(ステップT
5)。そして、運転者による操作ユニット2のキースイ
ッチ2Bからの指示によりその都度データは取り出され
る。
【0045】(照度検出機能)また、外部信号I/F5
−1の照度検出チャンネルに接続された照度センサ(図
示せず)の信号は、コントローラ1内のオペアンプ32
でレベル調整された後、CPU4に内蔵されたA/D変
換部においてデジタル化される。このデジタル化された
信号にしたがって、CPU4は輝度調整データを、FP
GA12内の表示メモリ制御部12bを利用してVRA
M13の指定箇所に書き込む(ステップS4、ステップ
S7)。
【0046】すなわち、照度検出手段についての機能処
理フローは、図16および図17に示すように、照度セ
ンサは常に信号データを送出しており(ステップU
1)、信号データは、コントローラ1内のオペアンプ3
2でレベル調整された後、CPU4に内蔵されたA/D
変換部においてデジタル化される(ステップU2)。C
PU4はデジタル化された信号を認識して(ステップU
3)、輝度調整データを、FPGA12内の表示メモリ
制御部12bを利用してVRAM13の指定箇所に書き
込む(ステップU4)。
【0047】また、FPGA12は、VRAM13から
輝度調整データを読みだして(ステップV1)、この輝
度調整データを表示I/F5−4から表示制御部6−
1、7−1、8−1に送り出す(ステップV2)。表示
制御部6−1、7−1、8−1はデータを受信して(ス
テップV3)、輝度制御パルスを変更(パルス幅を制
御)して(ステップV4)、輝度を変化させる(ステッ
プV5)。
【0048】(バッテリ電圧検出機能)電源接続用I/
F5−5に接続された+24V及びライト信号は、コン
トローラ1内のオペアンプ33でレベル調整された後、
CPU4に内蔵されたA/D変換部においてデジタル化
される。このデジタル化された信号にしたがって、CP
U4は輝度調整データを、FPGA12内の表示メモリ
制御部12bを利用してVRAM13の指定箇所にデー
タを書き込む(ステップS5、ステップS6、ステップ
S7)。
【0049】すなわち、バッテリ電圧検出手段について
の機能処理フローは、図18に示すように、+24Vラ
インからの電圧信号データは常に送出されており(ステ
ップW1)、電圧信号データは、コントローラ1内のオ
ペアンプ33でレベル調整された後、CPU4に内蔵さ
れたA/D変換部においてデジタル化される(ステップ
W2)。CPU4はデジタル化された信号を認識して
(ステップW3)、電圧信号データ(輝度調整データ)
を、FPGA12内の表示メモリ制御部12bを利用し
てVRAM13の指定箇所に書き込む(ステップW
4)。
【0050】また、FPGA12は、図19に示すよう
にVRAM13から電圧信号データ(輝度調整データ)
を読みだして(ステップX1)、この電圧信号データ
(輝度調整データ)を表示I/F5−4から表示制御部
6−1、7−1、8−1に送り出す(ステップX2)。
表示制御部6−1、7−1、8−1はデータを受信して
(ステップX3)、輝度制御パルスを変更(パルス幅を
制御)して(ステップX4)、バッテリ電圧の変化によ
り輝度を変化させる(ステップX5)。このようにバッ
テリ電圧の変化により輝度を変化させること、すなわ
ち、バッテリ電圧が低下してきたら輝度を下げて省力化
を行う。
【0051】外部信号I/F5−1の検出チャンネルに
接続された終車、深夜バスの接点信号をCPU4に取り
込み、それぞれの状態により終車、深夜バス表示指示デ
ータをFPGA12内の表示メモリ制御部12bを利用
してVRAM13の指定箇所にデータを書き込む(ステ
ップS8、ステップS9、ステップS10、ステップS
11)。
【0052】各種車載器I/F5−3の車載器チャンネ
ルに接続された車載器48から送出される通信信号を、
コントローラ1内のレシーバ(RS−232Cレシー
バ)34もしくは絶縁性I/F(アイソレート)35の
どちらかによりCPU4に取り込む。受信した表示指示
項目に従い、CPU4は、フラッシュメモリ11に格納
されているデータの中から表示すべきデータをFPGA
12内の表示メモリ制御部12bからVRAM13にデ
ータ転送する(ステップS12、ステップS13)。
【0053】前面表示ユニット6の表示制御部6−1、
側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面表示ユ
ニット8の表示制御部8−1への表示データは、コント
ローラ1のCPU4とは、無関係にFPGA12のシリ
アルI/F12cを通じてデータ送出される(ステップ
S14)。すなわち、FPGA12は、VRAM13に
格納されている表示データ、輝度調整データ及び深夜/
終車情報を読み出し、シリアルI/F12cからドライ
バ(RS458ドライバ)37でレベル変換した後、前
面表示ユニット6の表示制御部6−1、側面表示ユニッ
ト7の表示制御部7−1及び後面表示ユニット8の表示
制御部8−1へデータ送出される。
【0054】前面表示ユニット6の表示制御部6−1、
側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面表示ユ
ニット8の表示制御部8−1では、レシーバ51で受信
したデータを、FPGA40内のシリアル・パラレル変
換部41を経てコマンド/データ解析部42でコマンド
/データ解析された結果、データであれば、2つある表
示用メモリのVRAM46のどちらかにデータ格納す
る。コマンドであれば、コマンドレジスタ43を通じ
て、そのコマンドに応じた処理を出力制御部45に対し
て行う(ステップS15、ステップS16)。
【0055】すなわち、コントローラ1から前面表示ユ
ニット6の表示制御部6−1、側面表示ユニット7の表
示制御部7−1及び後面表示ユニット8の表示制御部8
−1へデータが送出される際、図14に示すようにFP
GA12内のシリアルI/F12cでは、ハードウェア
にてブランクデータ(“H”11ビット)を付加し(ス
テップB1)、前面表示ユニット6の表示制御部6−
1、側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面表
示ユニット8の表示制御部8−1に送出する。
【0056】一方、前面表示ユニット6の表示制御部6
−1、側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面
表示ユニット8の表示制御部8−1内のFPGA40内
ではブランクチェックを行っており(ステップB2)、
ブランク信号が送出されるまでは待機状態にある。ブラ
ンク状態が確認できたら、次のステップへ移行する。そ
の後、FPGA12内のシリアルI/F12cは、図1
3の(2)に示すコマンドデータを送出する(ステップ
B3)。このときにデータ以外に必要な制御ビット(ス
タートビット、ストップビット、パリテイビット、反転
データ)については、ハードウェアによりFPGA12
内のシリアルI/F12cにて付加される。
【0057】また、前面表示ユニット6の表示制御部6
−1、側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面
表示ユニット8の表示制御部8−1内のFPGA40で
は、送出されたコマンドデータについて、パリテイチェ
ック及び、+データ、−データの足し算をハードウェア
で行い、0になれば正常に受信し、アドレス、輝度、点
灯消灯、深夜終車のそれぞれのコマンドに対応した処理
を行う(ステップB4)。
【0058】その後、FPGA12内のシリアルI/F
12cは、ハードウェアで付加した制御ビットを含め表
示データの送出を行う(ステップB5)。一方、前面表
示ユニット6の表示制御部6−1、側面表示ユニット7
の表示制御部7−1及び後面表示ユニット8の表示制御
部8−1内のFPGA40においては、ハードウェアで
パリテイチェックを行う(ステップB6)。その後、F
PGA12内のシリアルI/F12cは、ハードウェア
で計算したSUM値を+データ、−データの形で送出す
る(ステップB7)。
【0059】一方、FPGA40内では、受信したデー
タのSUM値をハードウェアで計算する。また、受信し
た+データ、−データの足し算をハードウェアで行う。
さらに、受信したSUM値と計算したSUM値とをハー
ドウェアで比較する(ステップB8)。これにより始め
てメモリの切り替えを行い、表示画面が切り替わる(ス
テップB9)。
【0060】なお、上記したようにコントローラ1と前
面表示ユニット6の表示制御部6−1、側面表示ユニッ
ト7の表示制御部7−1及び後面表示ユニット8の表示
制御部8−1との間の通信において、通信開始の合図と
してブランクを使用し、且つデータ品質を上げるために
コマンドの送出には+データ(元データ)、−データ
(反転データ)を送出し、且つ表示データは、通信速度
を稼ぐために+データ(元データ)のみを送出し且つS
UM値を計算し+データ(元データ)、−データ(反転
データ)を送出している。
【0061】また、ハードウェアによる通信データ加工
としては、ブランク、スタートビット、ストップビッ
ト、反転データ生成、SUM値計算という本来上方の無
い部分をすべてハードウェアにて生成し、電文として完
成させている。
【0062】また、通信速度の向上にためにハードウェ
ア転送を行っているし、また、通信品質の向上のため
に、重要な部分(コマンド類、SUM値)は2重伝送し
ている。一方、表示データは1画面取り逃がしても、次
の画面で更新すれば問題ないようにしてある。
【0063】コントローラ1から前面表示ユニット6の
表示制御部6−1、側面表示ユニット7の表示制御部7
−1及び後面表示ユニット8の表示制御部8−1へは、
表示内容に変更が無かったとしても、常にデータは送出
され続ける。これにより、万一、前面表示ユニット6の
表示制御部6−1、側面表示ユニット7の表示制御部7
−1及び後面表示ユニット8の表示制御部8−1側のト
ラブルで、表示データを失ったとしても、常にデータ更
新されているので、表示には影響がない。
【0064】FPGA40内の出力制御部45は、VR
AM46から1画面分のデータを読み出しを行う。1画
面分のデータ送出が完了した後、読み出し対象メモリを
切り替えて次の画面のデータを送出する。ただし、1画
面分のデータを前面表示ユニット6の表示制御部6−1
(側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面表示
ユニット8の表示制御部8−1)に送出している間に、
コントローラ1から新たなデータが送出されなければ、
現在表示中のデータを表示し続ける。コントローラ1が
未接続となっても、前面表示ユニット6(側面表示ユニ
ット7及び後面表示ユニット8)は単体で現在記憶して
いるデータを表示し続けることが可能である(ステップ
S17)。
【0065】コントローラ1から要求されるステータス
信号を受信した前面表示ユニット6の表示制御部6−1
(側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面表示
ユニット8の表示制御部8−1)は、通信時のエラー状
態をコントローラ1に対し送出する(ステップS18、
ステップS19、ステップS20)。通信時にエラーが
発生した場合(ステップS21)は、VRAM46のデ
ータ更新は行われない。これによって、間違った情報を
表示することを防いでいる(ステップS22)。
【0066】(瞬時対策)瞬時対策回路47では電源電
圧を監視したり、低電圧を検出した場合、電気二重層コ
ンデンサ(ゴールドキャパシタ、スーパーキャパシタ)
からの電源供給に切り替える機能を有している。これに
より表示データのバックアップを行うことで、電源復旧
後に、瞬時に表示を再開することができる。
【0067】すなわち、瞬時機能についての機能処理フ
ローは、図20に示すように、表示制御部6−1(側面
表示ユニット7の表示制御部7−1及び後面表示ユニッ
ト8の表示制御部8−1)の基板回路の外部電源が正常
か否か判断されて(ステップY1)、外部電源が異常で
ある場合には、電気二重層コンデンサからの電源供給へ
切替えを行う(ステップY2)。この場合、表示制御部
6−1(側面表示ユニット7の表示制御部7−1及び後
面表示ユニット8の表示制御部8−1)の基板回路は動
作するが、表示はLEDの電源が切れているために作動
されない。そして、電源が復旧した場合には(ステップ
Y3)、外部電源からの電源供給へ切替えを行う(ステ
ップY4)。また、電源が復旧しない場合には、電気二
重層コンデンサからの電源供給が継続(約5秒間保持)
される(ステップY5)。
【0068】(個別設定)表示制御部6−1(表示制御
部7−1、表示制御部8−1)にあるデップスイッイ4
9とロータリスイッチ50をマニュアル操作することに
より、その基板がどこの表示に装着されているかの情報
及びLED制御に必要な情報の設定を行う。
【0069】(モニタ機能)モニタ装置(モニタ手段)
は液晶モニタ62を備えており、この液晶モニタ62は
図21に示すようにFPGA12が有するLCDI/F
12dに接続してある。そして、コントローラ3のCP
U4は、図22に示す機能処理フローのように、VRA
M13に書き込まれている表示内容を、FPGA12に
ある表示メモリ制御部12bから読みだし(ステップZ
1、ステップZ2)、FPGA12にあるLCDI/F
12dを通じ(ステップZ3)、運転席近傍(コントロ
ーラ近傍)に設置された液晶モニタ62に、現在、前
面、後面および側面表示ユニット6、7、8の表示器に
表示されている内容を表示する(ステップZ4)。
【0070】これにより、運転席から見ることのできな
い各表示器の表示内容を、車内でモニタすることがで
き、誤表示したまま運用されることがなくなる。
【0071】(日付管理)また、コントローラ3のCP
U4は、図23に示す機能処理フローのように、RTC
61に設定されている現在の日付および時刻を監視し、
ある設定された日を検出した場合、現在の日付および時
刻を呼び出し(ステップA1)、設定日であるか否かの
判断を行い(ステップA2)、設定日である場合には、
フラッシュメモリ11に格納されている情報を切換える
(ステップA3)。これにより、夏用路線データ、冬用
路線データなどを、今まで手動で切替え作動を行ってい
たものに対し、切替え日の設定を行うだけで、自動的に
切り替えることを実現している。
【0072】なお、前面表示ユニット6及び後面表示ユ
ニット7には行き先の最終地が表示され、側面表示ユニ
ット8には始発地から次の停留所まで(或いは、始発か
ら終点までの4ポイント)が並列的に表示される。前面
表示ユニット6及び後面表示ユニット7の表示は、終点
に到達するまで変化させなくいてもよいが、経由地の表
示を有するときは、経由地を通過したときに経由地の表
示を消し、側面表示ユニット8は進行状況に応じて内容
が切り替えられる。
【0073】また、コントローラ1は、バス条件信号の
検出に応じて種々の制御を行う。例えば、エンジン停止
信号が検出された場合、バッテリーの充電が行われなく
なることを意味するので、行き先表示装置における消費
電流を低減する処置をとり、バッテリー上がりを防止す
る。また、終バス信号が検出された場合、前面表示ユニ
ット6に赤枠を表示し、最終バスであることが利用者に
認識できるようにする。更には、夜間信号が検出された
場合、LEDを減光制御し、ハレーションが生じないよ
うにする。
【0074】上記した実施の形態にあっては、コントロ
ール1側にコントローラ側フィールドプログラマブルゲ
ートアレイ12を、表示制御部6−1(表示制御部7−
1、表示制御部8−1)側に表示側フィールドプログラ
マブルゲートアレイ40をそれぞれ設けて、これらのコ
ントローラ側、表示側フィールドプログラマブルゲート
アレイ12、40のロジックによりコントローラ1と表
示制御部6−1(表示制御部7−1、表示制御部8−
1)との間のデータ転送(ハードウェアによるデータ転
送)を行うようにしたために、表示切り替えなどの制御
を迅速に短時間で行うことができるようになる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る車両の行先表示制御装置によれば、コントローラ
は、記憶媒体から読み出しメモリに保持したデータを表
示制御手段に送出し、表示制御手段は受信したデータを
発光素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加して表示
部に出力し、表示ユニットにおいて、多数の発光素子を
選択的に駆動することで表示部に所定のパターンを表示
することができる。特に、コントロール側にコントロー
ラ側フィールドプログラマブルゲートアレイを、表示制
御手段側に表示側フィールドプログラマブルゲートアレ
イをそれぞれ設けて、これらのコントローラ側、表示側
フィールドプログラマブルゲートアレイのロジックによ
りコントローラと表示制御手段との間のデータ転送(ハ
ードウェアによるデータ転送)を行うようにしたため
に、表示切り替えなどの制御を迅速に短時間で行うこと
ができる。
【0076】また、請求項2の発明に係る車両の行先表
示制御装置によれば、上記した請求項1の発明の効果と
同様の効果を奏し得るばかりか、照度検出により調光機
能を備えたものになる。
【0077】また、請求項3の発明に係る車両の行先表
示制御装置によれば、上記した請求項1の発明の効果と
同様の効果を奏し得るばかりか、バッテリ電圧検出機能
を有していて、バッテリ電圧をA/D変換により輝度減
光等の設定が可能になる。このようにバッテリ電圧の変
化により輝度を変化させること、すなわち、バッテリ電
圧が低下してきたら輝度を下げて省力化を行うことがで
きる。
【0078】また、請求項4の発明に係る車両の行先表
示制御装置によれば、上記した請求項1の発明の効果と
同様の効果を奏し得るばかりか、運転席から見ることの
できない各表示部の表示内容を、車内でモニタすること
ができ、誤表示したまま運用されることがなくなる。
【0079】また、請求項5の発明に係る車両の行先表
示制御装置によれば、上記した請求項1の発明の効果と
同様の効果を奏し得るばかりか、夏用路線データ、冬用
路線データなどを、今まで手動で切替え作動を行ってい
たものに対し、切替え日の設定を行うだけで、自動的に
切り替えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の行先表示制御装置を備えた
バスの側面図
【図2】同バスの前面表示ユニットの取付状態の説明図
【図3】同バスの後面表示ユニットの取付状態の説明図
【図4】同バスの側面表示ユニットの取付状態の説明図
【図5】前面表示ユニットの正面図
【図6】側面表示ユニットの正面図
【図7】(1)はLEDユニットの正面図 (2)はLEDユニットの断面図
【図8】本発明に係る車両の行先表示制御装置の構成説
明図
【図9】同行先表示制御装置のメイン制御部のブロック
【図10】同行先表示制御装置の操作ユニットのブロッ
ク図
【図11】同行先表示制御装置の表示制御部のブロック
【図12】同行先表示制御装置の機能処理のフローチャ
ート
【図13】(1)は1バイトの電文仕様の説明図 (2)はコマンドの電文仕様の説明図
【図14】同行先表示制御装置の機能処理のフローチャ
ート
【図15】データダウンロードの機能処理のフローチャ
ート
【図16】CPUにおける照度検出の機能処理のフロー
チャート
【図17】照度検出の機能処理のフローチャート
【図18】CPUにおけるバッテリ電圧検出の機能処理
のフローチャート
【図19】バッテリ電圧検出の機能処理のフローチャー
【図20】瞬時対策の機能処理のフローチャート
【図21】モニタ装置のブロック図
【図22】モニタ装置の機能処理のフローチャート
【図23】日付管理の機能処理のフローチャート
【符号の説明】
1 コントローラ 2 操作部(操作ユニット) 3 メイン制御部 4 CPU 6 前面表示ユニット 6A 表示部 6−1 表示制御部(表示制御手段) 7 後面表示ユニット 7A 表示部 7−1 表示制御部(表示制御手段) 8 側面表示ユニット 8A 表示部 8−1 表示制御部(表示制御手段) 9 ROM 10 SRAM 11 フラッシュメモリ(記憶部) 12 コントローラ側フィールドプログラマブルゲート
アレイ(FPGA) 13 VRAM(メモリ) 40 表示側フィールドプログラマブルゲートアレイ
(FPGA) 61 リアルタイムクロック(RTC)(時計手段) 62 液晶モニタ
フロントページの続き (72)発明者 月原 浩司 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C094 AA07 AA22 AA52 AA53 AA56 BA13 BA23 BA43 DA01 DA02 DB01 DB02 GA10 HA05 5H180 AA16 BB12 FF33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発光素子を配設した表示部を有し
    且つこれらの発光素子を選択的に駆動することで前記表
    示部に所定のパターンを表示し且つ車体の前面、後面又
    は側面のいずれかに設けられる表示ユニットと、 CPUを有するメイン制御部を備え且つ前記メイン制御
    部が記憶媒体から読み出してメモリに保持したデータを
    コントローラ側フィールドプログラマブルゲートアレイ
    を用いて送出するコントローラと、 前記コントローラより流れてくるデータのうち、所定の
    データを判別して受信し、受信した前記データを、表示
    側フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて発光
    素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加して前記表示
    部に出力する表示制御手段とを備え、 前記CPUは、前記メモリに格納されているデータの中
    から表示すべきデータを前記メイン制御部が具備するメ
    モリにデータ転送し、前記コントローラ側フィールドプ
    ログラマブルゲートアレイは、前記メイン制御部の前記
    メモリに格納されている前記データを読み出し、前記表
    示側フィールドプログラマブルゲートアレイにデータ送
    出するようにしたことを特徴とする車両の行先表示制御
    装置。
  2. 【請求項2】 多数の発光素子を配設した表示部を有し
    且つこれらの発光素子を選択的に駆動することで前記表
    示部に所定のパターンを表示し且つ車体の前面、後面又
    は側面のいずれかに設けられる表示ユニットと、 CPUを有するメイン制御部を備え且つ前記メイン制御
    部が記憶媒体から読み出してメモリに保持したデータを
    コントローラ側フィールドプログラマブルゲートアレイ
    を用いて送出するコントローラと、 前記コントローラより流れてくるデータのうち、所定の
    データを判別して受信し、受信した前記データを、表示
    側フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて発光
    素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加して前記表示
    部に出力する表示制御手段とを備え、 外部に接続された照度センサの信号をレベル検出して、
    前記CPUに内蔵されたA/D変換部においてデジタル
    化し、このデジタル化された信号にしたがって、前記C
    PUは、輝度調整データを、前記コントローラ側フィー
    ルドプログラマブルゲートアレイ内の表示メモリ制御部
    を利用して前記メイン制御部が具備するメモリの指定箇
    所に書き込み、前記コントローラ側フィールドプログラ
    マブルゲートアレイは、前記メイン制御部の前記メモリ
    から輝度調整データを読みだして、この輝度調整データ
    を前記表示制御手段に送り出し、前記表示側フィールド
    プログラマブルゲートアレイはデータを受信して、輝度
    制御パルスのパルス幅を制御して輝度を変化させるよう
    にしたことを特徴とする車両の行先表示制御装置。
  3. 【請求項3】 多数の発光素子を配設した表示部を有し
    且つこれらの発光素子を選択的に駆動することで前記表
    示部に所定のパターンを表示し且つ車体の前面、後面又
    は側面のいずれかに設けられる表示ユニットと、 CPUを有するメイン制御部を備え且つ前記メイン制御
    部が記憶媒体から読み出してメモリに保持したデータを
    コントローラ側フィールドプログラマブルゲートアレイ
    を用いて送出するコントローラと、 前記コントローラより流れてくるデータのうち、所定の
    データを判別して受信し、受信した前記データを、表示
    側フィールドプログラマブルゲートアレイを用いて発光
    素子仕様のデータとし且つ制御信号を付加して前記表示
    部に出力する表示制御手段とを備え、 外部に接続された所定量のバッテリ電圧をレベル検出し
    て、前記CPUに内蔵されたA/D変換部においてデジ
    タル化し、このデジタル化された信号にしたがって、前
    記CPUは、輝度調整データを、前記コントローラ側フ
    ィールドプログラマブルゲートアレイ内の表示メモリ制
    御部を利用して前記メイン制御部が具備するメモリの指
    定箇所に書き込み、前記コントローラ側フィールドプロ
    グラマブルゲートアレイは、前記メイン制御部の前記メ
    モリから電圧信号データ(輝度調整データ)を読みだし
    て、この電圧信号データ(輝度調整データ)を前記表示
    制御手段に送り出し、前記表示側フィールドプログラマ
    ブルゲートアレイは電圧信号データ(輝度調整データ)
    を受信して、輝度制御パルスのパルス幅を制御して、バ
    ッテリ電圧の変化により輝度を変化させるようにしたこ
    とを特徴とする車両の行先表示制御装置。
  4. 【請求項4】 CPUにより、メイン制御部のメモリに
    書き込まれている表示内容を、コントローラ側フィール
    ドプログラマブルゲートアレイにある表示メモリ制御部
    から読みだし、前記コントローラ側フィールドプログラ
    マブルゲートアレイにあるLCDI/Fを通じ表示部に
    表示されている内容を運転席近傍に設置された液晶モニ
    タに表示するようにした請求項1乃至請求項3に記載の
    車両の行先表示制御装置。
  5. 【請求項5】 CPUにより、メイン制御部が具備する
    時計手段に設定されている現在の日付および時刻を監視
    し、ある設定された日を検出した場合、現在の日付およ
    び時刻を呼び出し、設定日であるか否かの判断を行い、
    設定日である場合には、メモリに格納されている情報を
    切換えるようにした請求項1乃至請求項4に記載の車両
    の行先表示制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132975A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 レシップホールディングス株式会社 行先表示器
JP2017049727A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 矢崎エナジーシステム株式会社 バス車両管理用車載器およびバス車両管理システム
JP2021110947A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 本田技研工業株式会社 車両表示構造

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