JPH09163801A - トラクタの畝成形制御装置 - Google Patents

トラクタの畝成形制御装置

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JPH09163801A
JPH09163801A JP32532895A JP32532895A JPH09163801A JP H09163801 A JPH09163801 A JP H09163801A JP 32532895 A JP32532895 A JP 32532895A JP 32532895 A JP32532895 A JP 32532895A JP H09163801 A JPH09163801 A JP H09163801A
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Nobuo Fujita
信雄 藤田
Seiji Kanenami
清二 金並
Kiyobumi Sakurahara
清文 桜原
Hisashi Takahashi
恒 高橋
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ1による耕耘装置2、及び培土器
3,4の耕耘、培土作業において、土壌面の左右方向傾
斜面に沿う平行な一定深さの耕深、及び一定高さの畝成
形を行う。 【解決手段】 トラクタ1のロータリ耕耘装置2の後部
に装着されて畝成形する左右一対の培土器3,4に、各
培土高さを検出する培土センサ5,6を設けて、これら
左右の培土センサ5,6の検出値が同じになるように左
右の培土器3,4を相対的に上下動させて地面に沿うよ
うに対地平行に水平制御し、これら左右の培土センサ
5,6の同じ検出値にもとづいて、該耕耘装置2及び培
土器3,4をトラクタ1に対して昇降させて設定耕深に
なるように耕深制御することを特徴とするトラクタの畝
成形制御装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタの畝成
形制御装置に関し、トラクタに装着する耕耘装置で耕耘
される土壌面を培土して畝成形を行うもので、土壌面に
沿った一定深さの耕耘、及び一定高さの畝成形を行わせ
るものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタに畝成形作業は、畑地で行われるときは、畑地面の
起伏、傾斜面が多く、幅広い畝成形を一行程で行うとき
は、左右における培土高さが大きく変化して均一な畝成
形が行われ難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、トラクタ1
のロータリ耕耘装置2の後部に装着されて畝成形する左
右一対の培土器3,4に、各培土高さを検出する培土セ
ンサ5,6を設けて、これら左右の培土センサ5,6の
検出値が同じになるように左右の培土器3,4を相対的
に上下動させて地面に沿うように対地平行に水平制御
し、これら左右の培土センサ5,6の同じ検出値にもと
づいて、該耕耘装置2及び培土器3,4をトラクタ1に
対して昇降させて設定耕深になるように耕深制御するこ
とを特徴とするトラクタの畝成形制御装置の構成とす
る。
【0004】
【作用、及び発明の効果】トラクタ1の後部に耕耘装置
2及び培土器3,4を装着して耕耘培土作業を行う。耕
耘装置2で耕耘された土壌面は培土器3,4によって培
土されて畝が成形される。このような畝成形作用では、
水平制御と耕深制御とが行われる。水平制御は、左右の
培土センサ5,6の検出によって、各々の培土器3,4
がこの培土センサ5,6が同じ高さを検出するように上
下動制御されて、各培土器3,4が地面に一定高さの培
土畝を形成する。このとき土壌面が傾斜しているとき
は、この傾斜面と平行な高さの培土畝が形成される。
【0005】これら左右の培土センサ5,6の検出値が
同じ高さを検出すると、耕深制御が行われる。この培土
センサ5,6の検出値が耕深センサの役割を果して、耕
耘装置2と培土器3,4がトラクタ1車体に対して昇降
されて、予め設定された耕深になるように耕深制御が行
われる。このように、左右の培土器3,4が土壌面と平
行する深さになるように対地平行に水平制御されて、こ
の培土器3,4による培土高さである培土センサ5,6
の検出値が同じになることによって、このときの培土セ
ンサ5,6の検出値を耕耘深さとして耕深制御を行うも
のであるから、土壌面が傾斜したり大きく凹凸していて
も、この土壌面の変化に沿った耕耘と培土成形を行うこ
とができ、安定した畝成形を行いうる。
【0006】
【実施例】トラクタ1は、ステアリングハンドルによっ
て操向される前車輪と操縦席7後部の後車輪8とを軸装
して前後四輪駆動走行しうる四駆走行形態で、後部に作
業機を連結する三点リンク機構、及び動力取出軸PTO
で連結して伝動する構成としている。ロータリ耕耘装置
2は、耕耘爪9を配設した耕耘軸10を耕耘フレーム1
1の下部に軸装し、該動力取出軸PTOから入力軸12
へ伝動して駆動しうる。この耕耘フレーム11は左右一
対のロアリンク13とトップリンク14との三点リンク
機構で上下動自在に連結され、油圧シリンダによって上
下回動されるリフトアーム15とロアリンク13との間
をリフトロッド16で連結し、リフトアーム15の上下
回動で耕耘装置2を昇降する構成としている。
【0007】この左右のリフトロッド16のうちいずれ
か片側には油圧伸縮されるローリングシリンダ17が設
けられ、このローリングシリンダ17を伸縮することに
より、リフトアーム15に対してこのローリングシリン
ダ17側のロアリンク13を上下動させて、耕耘装置2
の左右方向の傾斜角度を変えることができる。この耕耘
装置2と共に培土器3,4の上下動をも行って左右の高
さをも同時に変えることができる。18はマスト、19
は耕耘カバーである。
【0008】培土器3,4は、この耕耘装置2の後側に
配置され、更に、この培土器3,4で成形される畝Aや
溝B上にマルチフィルムCを敷設するマルチフィルム敷
設装置20や、このマルチフィルムCの被覆される畝A
上面に播種する播種装置21等を連結している。前記耕
耘フレーム11に対してハンドル22で上下調節可能の
ツールバー23に沿って中央部と左右両側部との三個所
に培土器3,4が配置される。中央部の培土器4は前側
の耕耘装置2で耕耘細砕された土壌を左右両側へ両培土
するもので、左右両側部の培土器3は、各々この中央の
培土器4側へ向けて片培土して各々畝Aを形成する形態
の構成であり、図示しない均平部材により、畝Aの天井
部を押し硬めている。24は各培土器3,4の後側の溝
B部に接して回転自在のゲージホイルである。
【0009】前記ツールバー23の後方には、一定幅の
マルチフィルムCをフィルムリール25から引き出しな
がら畝A乃至溝Bに亘る全面を被覆するようにマルチフ
ィルム敷設装置20が連結される。26はフィルム押え
ロール、27は播種装置21による播種を行わせるため
の播種溝を形成するための作溝器である。左右一対の培
土センサ5,6は、前記培土器3,4によって成形され
る畝A上面の高さを検出するように、耕耘カバー19の
後端部から突出されるアクチュエータ28と、このアク
チュエータ28の上下回動角度を検出するポテンショメ
ータ29とからなり、左右の畝Aの高さを独立的に検出
しうる。
【0010】マイコンを有するコントローラCPUに
は、前記各培土センサ5,6の他に、前記リフトアーム
15の回動角を検出するポテンショメータ等からなるリ
フトアーム角センサ30、及び、トラクタ1車体の左右
の傾斜角度を検出するトラクタ水平センサ31等を入力
するように設ける。又、コントローラCPUの出力側に
は、前記リフトアーム15を昇降するための油圧回路に
おけるリフトコントロールバルブのリフトアーム上げソ
レノイド32、及びリフトアーム下げソレノイド33を
設け、又、前記ローリングシリンダ17を伸縮するため
の油圧回路におけるローリングコントロールバルブの水
平上げソレノイド34、及び水平下げソレノイド35等
を設ける。
【0011】マルチフィルムの敷設を行うときは、リフ
トアーム15を下降させてトラクタ1を前進することに
より、耕耘装置2による耕耘が行われ、この耕耘土壌面
が培土器3,4によって畝A、溝Bの成形が行われる。
更にこれらの畝A、溝B面上にはマルチフィルム敷設装
置20によるマルチフィルムCの敷設と、播種装置21
による畝A面播種が行われる。
【0012】左右の培土器3,4によって成形される畝
A上面は、培土センサ5,6のアクチュエータ28の摺
接によって各畝Aの高さがポテンショメータ29により
検出され、この各培土センサ5,6の検出値が同じであ
るように、水平上げ、下げソレノイド34,35を出力
して、ローリングシリンダ17の伸縮により、耕耘装置
2と共に培土器3,4を左、右へ傾斜(ローリング)さ
せる。このとき、例えば、左側のリフトロッド16にロ
ーリングシリンダ17を設ける構成としているために、
右側の培土センサ6による検出値に一致させるように左
側の培土器3を上下動させて、この左側の培土センサ5
の検出値を右側の培土センサ6の検出値に一致させるよ
うに制御するとよい。又、この地面に対して左右平行状
にする水平制御時の左右の培土器3,4、又は培土セン
サ5,6は、予め設定された高さ、又は検出値、更に
は、畝Aの高い側の検出値を目標として制御する構成と
するもよい。
【0013】このようにして、培土センサ5,6の検出
値が同じになることによって、耕深制御を自動的に行わ
せる。培土センサ5,6が一致することによって、この
検出値が耕耘装置2による耕耘深さとなり、予め設定さ
れている耕深設定器による耕深と比較されて、この培土
センサ5,6による検出値が深過ぎるときは、リフトア
ーム上げソレノイド32を出力させて耕耘装置2や培土
器3等を上昇させて、設定深さに近づけるようにし、
又、検出値が浅過ぎるときは、リフトアーム下げソレノ
イド33を出力させて耕耘装置2等を下降させて設定深
さに近づけるように制御する。このように耕耘深さを制
御すると、掘削耕耘の土の量を大小変更でき、畝Aの高
さを変えることが可能となり、天井部の均平部の押圧力
の変更調節ができる。
【0014】前記右側のリフトロッド16を固定長さと
し、左側のリフトロッド16にローリングシリンダ17
を設けて伸縮できる形態において、左側の培土センサ5
の検出値を、培土器3の上端における培土センサ5によ
る角度αと比較し、検出値がαよりも低い位置にあると
きは、前記(図3)のような水平制御及び耕深制御が行
われ、高い位置にあるときは、リフトアーム15をこれ
に応じて下降して耕耘を深く行わせるように耕深の補正
を行うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図。
【図2】その一部の斜視図と、その平面図、及び背面
図。
【図3】制御部のブロック図、及びそのフローチャー
ト。
【図4】一部別実施例を示す耕耘培土制御のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 ロータリ耕耘装置 3 培土器 4 培土器 5 培土センサ 6 培土センサ
フロントページの続き (72)発明者 高橋 恒 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ1のロータリ耕耘装置2の後部
    に装着されて畝成形する左右一対の培土器3,4に、各
    培土高さを検出する培土センサ5,6を設けて、これら
    左右の培土センサ5,6の検出値が同じになるように左
    右の培土器3,4を相対的に上下動させて地面に沿うよ
    うに対地平行に水平制御し、これら左右の培土センサ
    5,6の同じ検出値にもとづいて、該耕耘装置2及び培
    土器3,4をトラクタ1に対して昇降させて設定耕深に
    なるように耕深制御することを特徴とするトラクタの畝
    成形制御装置。
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