JPH09162052A - フライバックトランスおよびその組立方法 - Google Patents

フライバックトランスおよびその組立方法

Info

Publication number
JPH09162052A
JPH09162052A JP7323412A JP32341295A JPH09162052A JP H09162052 A JPH09162052 A JP H09162052A JP 7323412 A JP7323412 A JP 7323412A JP 32341295 A JP32341295 A JP 32341295A JP H09162052 A JPH09162052 A JP H09162052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
voltage
holder
low
output winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7323412A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Murata
伊佐雄 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7323412A priority Critical patent/JPH09162052A/ja
Publication of JPH09162052A publication Critical patent/JPH09162052A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質の安定したフライバックトランスを少な
い作業工数で製作することができるフライバックトラン
スおよびその組立方法を提供すること。 【解決手段】 入力巻線と低圧出力巻線を巻装した低圧
ボビン8の外側に高圧出力巻線を巻装した高圧ボビン7
を嵌挿してなるボビン組立体Aと、高圧コンデンサ4、
ブリーダ抵抗5およびフォーカスパックをホルダー2に
取付けたホルダー加工品Bと、前記ボビン組立体および
前記ホルダー加工品を一体に連結して収容しそれらとの
間に絶縁樹脂を充填した絶縁ケースとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフライバックトラン
スおよびその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やディスプレイ装置
等においては、低圧から高圧までの種々の電圧が必要で
あり、そのため一次側に電源回路で作られる100V〜
150V前後を入力し、三次側から10V〜200V前
後の低圧出力電圧と、二次側から25KV〜30KV程
度の高圧出力電圧とを得るようにしたフライバックトラ
ンスが用いられている。
【0003】積層巻方式のフライバックトランスにおい
て、入力(一次)巻線と低圧(三次)出力巻線が低圧ボ
ビンに巻かれ、高圧(二次)出力巻線が高圧ボビンに巻
かれ、低圧ボビンの外側に高圧ボビンが嵌挿されてボビ
ン組立体となっている。高圧ボビンに巻回された高圧出
力巻線の各層巻線の巻初め端と巻終わり端との間には複
数のダイオードが接続されている。高圧出力巻線の最後
の巻終わりの高圧端子はアノードリードにより陰極線管
のアノード端子に接続されている。
【0004】フライバックトランスは各種目的のためそ
の性能の向上が求められ、そのため、例えば、高圧コン
デンサ(トップC)や高圧抵抗(トップR)を複合化し
て内蔵するようになり、それに必要なフライバックトラ
ンス内の容積は増大しつつある。また、ディスプレイモ
ニター用陰極線管では高解像度実現のため、フォーカス
の追従を良くするダブルフォーカス、ダブルスクリーン
方式の陰極線管が主流となっている。陰極線管のフォー
カス電圧及びスクリーン電圧を調整するため、フライバ
ックトランスの樹脂製絶縁ケースにフォーカスパックが
90度垂直の方向から取り付けられている。このフォー
カスパックが絶縁ケースの壁の一部を構成し、その内面
に前述のエポキシ含浸樹脂が充満されている。
【0005】フライバックトランスの組立作業は次のよ
うに行われる。高圧ボビンと低圧ボビンの嵌挿はそれぞ
れ高圧出力巻線と低圧出力巻線の自動巻線が終了し、低
圧ボビンにあっては入力巻線および低圧出力巻線と端子
ピンとの半田付けが終了し、高圧ボビンにあっては高圧
出力巻線の各層巻線の巻初め端および巻終わり端と端子
との半田付け後に行われる。その後リンギング消去素子
のリード線を低圧ボビンのアース用端子ピンに接続し、
半田付けしてのち、ボビン組立体、高圧コンデンサおよ
び高圧抵抗を専用の樹脂ケース内に内蔵し、該樹脂ケー
スにフォーカスパックを嵌合させてから、嵌合部にエポ
キシ含浸樹脂の漏洩を防止するための接着材を塗布器で
塗布する。その後でエポキシ含浸樹脂がこの樹脂ケース
内に充填される。したがって、従来はフライバックトラ
ンスの構成部材が2段階作業により組み立てられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来フラ
イバックトランスの組立時に樹脂製絶縁ケースにまずコ
イル組立品すなわちボビン組立体を挿入し、その後で、
前述の絶縁ケースに挿入されたボビン組立体にフォーカ
スパックを90度方向を変えて垂直方向から接続してい
た。この時同じ高圧が印加されるボビン組立体とフォー
カスパックが2回に分けて樹脂製絶縁ケースに取り付け
られており、作業工数の増大となる欠点がある。また、
この時絶縁ケース内に既に取り付けられているボビン組
立体にフォーカスパックを接続させる際に、その接続状
態を目視にて確認することができず、品質の安定したフ
ライバックトランスを得られない欠点がある。
【0007】本発明は上述の点にかんがみてなされたも
ので、品質の安定したフライバックトランスを少ない作
業工数で製作することができるフライバックトランスお
よびその組立方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は入力巻線と低圧出力巻線を巻装した低圧ボ
ビンの外側に高圧出力巻線を巻装した高圧ボビンを嵌挿
してなるボビン組立体と、高圧コンデンサ、ブリーダ抵
抗およびフォーカスパックをホルダーに取付けたホルダ
ー加工品と、前記ボビン組立体および前記ホルダー加工
品を一体に連結して収容しそれらとの間に絶縁樹脂を充
填した絶縁ケースとを具備することを特徴とするる。
【0009】また、本発明は入力巻線と低圧出力巻線を
巻装した低圧ボビンの外側に高圧出力巻線を巻装した高
圧ボビンを嵌挿してボビン組立体を製作し、該ボビン組
立体に高圧コンデンサ、ブリーダ抵抗およびフォーカス
パックを取付け、これらを一括して絶縁ケースに挿入し
絶縁樹脂を注入することを特徴とする。
【0010】また、本発明は前記高圧コンデンサ、ブリ
ーダ抵抗およびフォーカスパックをホルダーに取付けて
後、該ホルダーを前記ボビン組立体に取付けることを特
徴とする。
【0011】その結果、フォーカスパック等の全ての部
品を、コイル部であるボビン組立体に対し、直接または
ホルダーを介して間接に取り付けるようにしたので、作
業工数が減少し、且つ高圧部品の接続状態をすべて目視
により確認できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づいて説明す
る。
【0013】図1は本発明の方法により組み立てられる
フライバックトランスのボビン組立体の斜視図である。
【0014】図1に示すボビン組立体またはコイル部A
は、まず入力巻線と低圧出力巻線が低圧ボビン8に巻か
れ、高圧出力巻線が高圧ボビン7に巻かれ、低圧ボビン
8の外側に高圧ボビン7が嵌挿されて組立が完成する。
高圧ボビン7に巻回された高圧出力巻線の各層巻線の巻
初め端と巻終わり端との間には複数のダイオード(図示
せず)が接続されている。高圧出力巻線の最後の巻終わ
り端が接続された高圧端子13はアノードリード3によ
り陰極線管のアノード端子に接続されている。高圧ボビ
ン7の台枠7aに突起7bが形成され、低圧ボビン8の
台座8aに突出片8bが形成されている。高圧端子13
は突出片8bに形成されている。
【0015】図2は本発明の方法により組み立てられる
フライバックトランスのホルダー加工品の斜視図であ
る。
【0016】図2に示すホルダー加工品Bは、ホルダー
1に高圧コンデンサ4、ブリーダ抵抗5およびフォーカ
スパック2を取付けたものである。ホルダー1は縦方向
にほぼ扁平な樹脂成形品であり、表側面にコイル部Aへ
の連結具(次に説明する)を備えている。高圧コンデン
サ4はホルダー1に設けた取付片1eに取り付けられて
いる。また、ホルダー1にはコイル部Aと連結するため
に、水平方向に隔離した2本の嵌合片1a、1aと、嵌
合片1a、1aから垂直方向に離れた嵌合片1bを備
え、且つ水平方向に隔離した2本の嵌合片1c、1c
と、嵌合片1c、1cから垂直方向に離れた嵌合片1d
を備えている。取付け作業時にホルダー1の上ですべて
の配線作業(半田付け作業を含む)が集約して施工さ
れ、且つこれらの作業が目視の状態で行われる。コイル
部Aと接続するための金属端子または導電ゴム等6がホ
ルダー1に取り付けられている。9は高圧コンデンサ4
の高圧リード、10はフォーカスパック2の入力線、1
1はブリーダ抵抗5の高圧側リード、12はアノードリ
ード端子である。前述したように、高圧出力巻線の最後
の巻終わり端が接続された高圧端子13はアノードリー
ド3により陰極線管のアノード端子に接続される。この
ようにして、高圧の接続はすべてホルダー加工品Bにお
いて終了することになり、あとで接続の必要が無くな
る。
【0017】図3は本発明の方法により組み立てられた
フライバックトランスの概略構成を説明する図である。
【0018】図3に示すフライバックトランスの半完成
品は前述の図2のホルダー加工品Bを、図1のボビン組
立体またはコイル部Aに、金属端子(又は導電ゴム等)
6を使用して挿入され、両者は組み立てられる。この
際、高圧ボビン7の台枠7aがホルダー1の嵌合片1a
と嵌合片1bとの間隙に嵌合し、台枠7a上の突起7b
が2本の嵌合片1aの間に嵌合する。また、低圧ボビン
8の突出片8bがホルダー1の嵌合片1cと嵌合片1d
との間隙に嵌入し、且つ突出片8b上の高圧端子13が
2本の嵌合片1cの間に嵌入する。フォーカスパック2
の嵌合方向がコイル部Aの嵌合方向と同じである。この
ようにして組立てられたフライバックトランスの半完成
品を絶縁ケース(図示せず)に挿入し、エポキシ含浸樹
脂を絶縁ケースに注入してフライバックトランスが完成
する。
【0019】フォーカスパック2が2枚基板の場合、従
来はフォーカスパック2の内部にもブリダー抵抗を保持
するためのホルダーを必要としたが、このホルダーを本
発明の上記実施の形態ではホルダー1にて兼ねることが
できるのでコストダウンにもつながる。
【0020】上記実施の形態はフォーカスパック等の全
ての部品をコイル部Aにホルダー1を介して間接に取り
付ける場合について説明したが、フォーカスパック等の
全ての部品を一括して(ホルダーなしに)コイル部に直
接取り付けてもよい。
【0021】
【発明の効果】上述のように、本発明のフライバックト
ランスおよびその組立方法においては、全ての高圧部品
を絶縁ケースに挿入する前にコイル部に取り付けてある
ため、作業工程を減らし作業時間を短縮することができ
るとともに、高圧接続状態を目視で確認することができ
るので、配線に遊びのない品質の優れたフライバックト
ランスを製作することができる。また、フォーカスパッ
クの嵌合方向がコイル部の嵌合方向と同じであるから、
絶縁ケースの金型の抜き方向が1方向(従来は2方向で
あった)となるため金型代が安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により組み立てられるフライバッ
クトランスのボビン組立体の斜視図である。
【図2】本発明の方法により組み立てられるフライバッ
クトランスのホルダー加工品の斜視図である。
【図3】本発明の方法により組み立てられたフライバッ
クトランスの概略構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 ホルダー 1a 嵌合片 1b 嵌合片 1c 嵌合片 1d 嵌合片 1e 取付片 2 フォーカスパック 3 アノードリード 4 高圧コンデンサ 5 ブリーダ抵抗 6 金属端子または導電ゴム等 7 高圧ボビン 7a 台枠 7b 突起 8 低圧ボビン 8a 台座 8b 突出片 9 高圧コンデンサの高圧リード 10 フォーカスパックの入力線 11 ブリーダ抵抗の高圧側リード 12 アノードリード端子 13 高圧出力巻線の高圧端子 A ボビン組立体またはコイル部 B ホルダー加工品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力巻線と低圧出力巻線を巻装した低圧
    ボビンの外側に高圧出力巻線を巻装した高圧ボビンを嵌
    挿してなるボビン組立体と、高圧コンデンサ、ブリーダ
    抵抗およびフォーカスパックをホルダーに取付けたホル
    ダー加工品と、前記ボビン組立体および前記ホルダー加
    工品を一体に連結して収容しそれらとの間に絶縁樹脂を
    充填した絶縁ケースとを具備することを特徴とするフラ
    イバックトランス。
  2. 【請求項2】 入力巻線と低圧出力巻線を巻装した低圧
    ボビンの外側に高圧出力巻線を巻装した高圧ボビンを嵌
    挿してボビン組立体を製作し、該ボビン組立体に高圧コ
    ンデンサ、ブリーダ抵抗およびフォーカスパックを取付
    け、これらを一括して絶縁ケースに挿入し絶縁樹脂を注
    入することを特徴とするフライバックトランスの組立方
    法。
  3. 【請求項3】 前記高圧コンデンサ、ブリーダ抵抗およ
    びフォーカスパックをホルダーに取付けて後、該ホルダ
    ーを前記ボビン組立体に取付けることを特徴とする請求
    項2に記載のフライバックトランスの組立方法。
JP7323412A 1995-12-13 1995-12-13 フライバックトランスおよびその組立方法 Withdrawn JPH09162052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7323412A JPH09162052A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 フライバックトランスおよびその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7323412A JPH09162052A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 フライバックトランスおよびその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09162052A true JPH09162052A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18154418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7323412A Withdrawn JPH09162052A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 フライバックトランスおよびその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09162052A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030012394A (ko) * 2001-07-31 2003-02-12 파츠닉(주) 포커스팩 입력부의 결합구조
KR20030016766A (ko) * 2001-08-21 2003-03-03 삼우에레코 주식회사 프로젝션 텔레비젼용 포커스팩 구조
CN100338699C (zh) * 2002-09-17 2007-09-19 松下电器产业株式会社 装备有变压器的变压器单元

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030012394A (ko) * 2001-07-31 2003-02-12 파츠닉(주) 포커스팩 입력부의 결합구조
KR20030016766A (ko) * 2001-08-21 2003-03-03 삼우에레코 주식회사 프로젝션 텔레비젼용 포커스팩 구조
CN100338699C (zh) * 2002-09-17 2007-09-19 松下电器产业株式会社 装备有变压器的变压器单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09162052A (ja) フライバックトランスおよびその組立方法
EP0566303A1 (en) Fabrication method of a deflection coil
JPH08250353A (ja) フライバックトランス
JP3558437B2 (ja) フライバックトランス
JPH07161554A (ja) フライバックトランス
JP2734923B2 (ja) 高圧トランス
JPS61207174A (ja) 直流高電圧発生装置
JP2998344B2 (ja) フライバックトランス
KR200145772Y1 (ko) 플라이백 트랜스포머
JP3513982B2 (ja) 積層巻型フライバックトランス
JP2730428B2 (ja) 高電圧発生装置
JPH0229835Y2 (ja)
JP2570076Y2 (ja) フライバックトランス
JPH0646232Y2 (ja) 多倍圧整流回路構体
JPH08191026A (ja) フライバックトランス
KR100415276B1 (ko) 포커스팩 입력부의 결합구조
KR200156830Y1 (ko) 플라이백 트랜스의 일체형 보빈에서 에이비엘(abl)핀 삽입 구조
KR100415566B1 (ko) 플라이백 트랜스포머의 고압보빈 구조
JPH07320967A (ja) フライバックトランス
JPH0451450Y2 (ja)
JPH062255Y2 (ja) フライバックトランス
KR0160571B1 (ko) 플라이백 트랜스 및 그 제조방법
JPH0145268Y2 (ja)
JPH0751786Y2 (ja) フライバックトランス
KR0121520Y1 (ko) 플라이백 트랜스 포머의 포커스 유니트 결합구조

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304