JPS61207174A - 直流高電圧発生装置 - Google Patents

直流高電圧発生装置

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Publication number
JPS61207174A
JPS61207174A JP4672685A JP4672685A JPS61207174A JP S61207174 A JPS61207174 A JP S61207174A JP 4672685 A JP4672685 A JP 4672685A JP 4672685 A JP4672685 A JP 4672685A JP S61207174 A JPS61207174 A JP S61207174A
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JP
Japan
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voltage
rectifier circuit
high voltage
coil bobbin
circuit structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4672685A
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English (en)
Inventor
Hideo Hishijo
菱城 秀夫
Akihisa Miyazaki
宮崎 皓久
Shunji Onodera
小野寺 俊二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to CN86102301A priority patent/CN86102301B/zh
Publication of JPS61207174A publication Critical patent/JPS61207174A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/02Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
    • H02M7/04Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/06Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes without control electrode or semiconductor devices without control electrode

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、4個以上のダイオードと2個以上のコンデン
サと1個以上の抵抗器とを用いて構成されている多倍圧
整流回路の途中にフライバックトランスで発生されたフ
ライバックパルスを与えて直流高電圧を発生させるよう
に構成されている直流高電圧発生装置に関する。
(従来の技術) 陰極線管は、それの動作に際して高い陽極電圧が必要と
されるので、陰極線管が用いられている各種の装置には
、直流の高電圧発生装置が設けられている。
ところで、最近におけるいわゆるニューメディア関連機
器の普及につれて、マン・マシンシステムのインターフ
ェースとして陰極線管が用いられている各種のディスプ
レイ装置が多く用いられるようになってきている。一方
、最近のカラーテレビジョン受像機(以下、テレビジョ
ンをTVと略記する)においても、AV対応機種の普及
、文字多重放送への対応、普及型モニター受像機の量産
化、などのために、日増しに高品位化への要求が強くな
って来ており、それにつれて、カラーTV受像機の画質
の品位に大きな影響を与える直流高電圧発生回路につい
ても、高圧負荷変動やリンギング及び不要輻射などが限
りなく小さいことが要求されるようになり、また、形状
的にも小形軽量なものが要望され、かつ、汎用のTV受
像機にも採用可能とするために、安価であることも重要
な条件の一つにされている。
前記のような要望に応えつるような直流高電圧発生装置
の一つとして、本出願人会社では先に特願昭59−18
9873号により、4個以上のダイオードと2個以上の
コンデンサと1個以上の抵抗器を用いて構成されている
多倍圧整流回路の途中に、フライバックトランスの高圧
巻線における一端側と他端側とを接続し、前記した多倍
圧整流回路の途中にフライバックトランスの高圧巻線に
おける一端側と他端側から互に逆極性のフライバックパ
ルスを与えて直流高電圧を発生させるように構成するこ
とにより、ラスターリンギングの軽減と高圧負荷変動の
減少とが達成されるようにした直流高電圧発生装置につ
いての提案を行なっている。
(発明が解決しようとする問題点) そして、前記した本出願人会社による既提案の直流高電
圧発生装置は、それを陰極線管を用いた各種の機器に用
いることによって、予期したとおりの効果を挙げ得るこ
とが確認できたのであるが。
この直流高電圧発生装置においては、フライバックトラ
ンスの高圧巻線と多倍圧整流回路とを一体的に構成して
、それをフライバックトランス中に一諸に組込むことに
より、分布容量を少なくして性能の向上が達成できると
ともに小型化することも可能になるという、本来の目的
に添ったものとすることができる。
しかし、多倍圧整流回路を構成するために必要とされて
いる複数のダイオードとコンデンサ及抵抗器などが簡単
に高圧巻線に固設できるとともに、高電圧に対して充分
な沿面距離ならびに貫層耐圧が得られ、また、高電圧出
力引出しリード線も充分な保持力で保持でき、かつ、高
圧巻線全体の体積も小さくてより一層の小型化が容易で
、しかも充分な信頼性を有する多倍圧整流回路構体がな
かったために、より一層性能の良好な直流高電圧発生装
置を提供することが困難であり、それの解決が求められ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は4個以上のダイオードと2個以上のコンデンサ
と1個以上の抵抗器を用いて構成されている多倍圧整流
回路の途中に、フライバックトランスの高圧巻線におけ
る一端側と他端側とを接続し、前記した多倍圧整流回路
の途中にフライバックトランスの高圧巻線における一端
側と他端側から互に逆極性のフライバックパルスを与え
て直流高電圧を発生させるようにした直流高電圧発生装
置において、前記したフライバックトランスの高圧巻線
が巻回されている高圧コイルボビンの両端部付近に、前
記の高圧巻線の一端側の端末と他端側の端末とを接続す
る端子ビンを植立するとともに、所定形状の係合部を備
えた複数個の受台を設けてなる高圧コイルボビン部と、
所定の個所に貫通孔や所定形状の係合部を備えていると
ともに。
前記した多倍圧整流回路を構成するコンデンサとダイオ
ード及び抵抗器などを取付けて構成された多倍圧整流回
路構体と、前記した高圧コイルボビン部に設けられてい
る複数個の受台に前記した多倍圧整流回路構体を嵌装す
るとともに、前記した多倍圧整流回路構体に設けられた
貫通孔に高圧コイルボビン部の高圧コイルボビンに植立
されている端子ビンを挿通し、前記の貫通孔に挿通され
た端子ビンに多倍圧整流回路におけるフライバックパル
スが供給されるべき構成素子のリード線を電気的に接続
するとともに、この部分においても高圧コイルボビン部
と多倍圧整流回路構体とが一体的に機械的に結合固着さ
れるようにし、さらにまた、フライバックトランスを構
成する低圧巻線を巻回した低圧コイルボビンに、前記し
た高圧コイルボビン部を装着して外装ケース内に挿入し
、液状の電気絶縁樹脂の充填によって前記の各部を一体
的に固化してなる直流高電圧発生装置を提供するもので
ある。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本発明の直流高電圧発生
装置の具体的な内容を詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本発明の直流高電圧発生装置の配線
図を例示したものであり、第1図乃至第3図に示されて
いる直流高電圧発生装置は、多倍圧整流回路として2倍
圧整流回路を用いている場合を例示しているものである
第1図乃至第3図においてTはフライバックトランスで
あり、N1は低圧巻線(−次巻線)、N2は高圧巻線(
二次巻線)であって、aは高圧巻線の一端側の端子、b
は高圧巻線の他端側の端子である。
第1図に示されているフライバックトランスTの高圧巻
線N2の端子a、bに接続されているブロック1a、及
び第2図に示されているフライバックトランスTの高圧
巻線N2の端子a、bに接続されているブロックlb、
ならびに第3図に示されているフライバックトランスT
の高圧巻線N2の端子a、bに接続されているブロック
lcなどは、それぞれ異なる構成態様を有する2倍圧整
流回路la、lb、lcである。以下の記載において。
2倍圧整流回路に関してla、lb、lcの区別をする
ことなく記述する場合には、2倍圧整流回路1のように
記載されることもある。2倍圧整流回路1においてHT
は高圧出力端子、Eは接地端子である。
第1図に示されている2倍圧整流回路1aにおいて、D
1〜口4はダイオード、 CI、 C2はコンデンサ、
Rgは抵抗器であり、また、第2図に示されている2倍
圧整流回路1bにおいて、Di−04及びDはダイオー
ド、CI、 C2及びCaはコンデンサ、Ra、Rsは
抵抗器であり、さらに、第3図に示されている2倍圧整
流回路1cにおいて、D2〜D5はダイオード。
へC2及びC3はコンデンサ、Rsは抵抗器である。
第1図及び第2図に示されているような構成の2倍圧整
流回路1a、lbを用いた直流高電圧発生装置の詳細な
動作などについては、特願昭59−189873号の明
細書の記載を参照されるとよく、また、第3図に示され
ているような構成の2倍圧整流回路1cを用いた直流高
電圧発生装置の詳細な動作などについては、特開昭59
−172945号公報の記載を参照されるとよいが、第
1図乃至第3図によって例示されている2倍圧整流回路
を代表例として示されている多倍圧整流回路を使用した
構成されている前記した既提案の各直流高電圧発生装置
においては、それらの何れのものにおいてもフライバッ
クトランスTの高圧巻線N2の巻回数の半分の所付近に
直流電位だけが現われ、交流電圧の生じない点にニュー
トラルポイント)が形成されるようになされているため
に、フライバックトランスTの高圧巻@N2の巻始め端
や巻終り端に現われるフライバックパルスはニュートラ
ルポイン1〜に対して逆極性になり、かつ、それらの波
高値が前記したニュートラルポイントが形成されない通
常構成のフライバックトランスの高圧巻線N2の巻れた
ことによって、フライバックトランスの高圧巻線N2の
分布容量が減少するという特徴が得られるために、第1
図乃至第3図に代表して例示されているフライバックト
ランスの高圧巻線N2の中間にニュートラルポイントが
構成される如き構成の多倍圧整流回路を採用した直流高
電圧発生装置では、パルスに対する回路の絶縁を従来構
成の直流高電圧発生装置よりも簡単にすることができる
他、フライバックトランスの高圧巻線N2に接続される
多倍圧整流回路の構成素子としても、耐圧の低い小型の
素子を使用することができるので、フライバックトラン
スの高圧巻線N2に多倍圧整流回路を接続した状態でフ
ライバックトランスと多倍圧整流回路とを−まとめにし
て構成した直流高電圧発生装置を、従来の直流高電圧発
生装置に比べて極めて小型に構成できるという可能性が
ある。
本発明の直流高電圧発生装置は上記のような特徴を備え
ている直流高電圧発生装置、すなわち、4個以上のダイ
オードと2個以上のコンデンサと1個以上の抵抗器を用
いて構成されている多倍圧整流回路の途中に、フライバ
ックトランスの高圧巻線における一端側と他端側とを接
続し、前記した多倍圧整流回路の途中にフライバックト
ランスの高圧巻線における一端側と他端側から互に逆極
性のフライバックパルスを与えて直流高電圧を発生させ
るようにした直流高電圧発生装置が備えている既述のよ
うな特徴を良好に発揮させることができるように、フラ
イバックトランスと多倍圧整流回路との組合せ構造体を
極めて小型化されるように各部を構成してなる直流高電
圧発生装置を提供するものである。
さて、第4図の(a’)は前記した第1図中に示されて
いる2倍圧整流回路1aに用いられているダイオードD
1〜D4、あるいは前記した第2図中に示されている2
倍圧整流回路1bに用いられているダイオードD1〜D
4とダイオードDaが取付けられるべきダイオードブロ
ックDBIのホルダ2の斜視図であり、また第4図の(
b)は前記の第4図の(、)に示されている構成のダイ
オードブロックDBIのホルダ2に対して、前記した第
1図中に示されている2倍圧整流回路1aに用いられて
いるダイオードDi−04、あるいは前記した第2[!
!!l中に示されている2倍圧整流回路1bに用いられ
ているダイオード01〜D4とダイオードDaが取付け
られることによって構成されたダイオードブロックDB
Iの斜視図である。
前記したダイオードブロックDBIのホルダ2は。
それの中央部に構成されている支柱2aと、前記した支
柱2aの両側に複数個のL字型のアーム2bl、2b2
・・・、 2cl、2c2・・・が一体的に突設されて
いる構造のものとして絶縁材料によって作られている。
前記した複数個のL字型のアーム2bl、2b2・・・
、2cl、 2c2・・・は、それらの相隣るものの間
にそれぞれ間隙が構成されていて、各アーム間で必要な
耐圧が得られるような沿面距離が保たれるようになされ
ている。また、前記した各アーム2b1゜2b2・・・
、 2cl、 2c2・・・の先端部には、ダイオード
のリード線を保持するための溝3,3・・・が形成され
ている。
第4図の(a)に示されている構成のダイオードブロッ
ク081のホルダ2における各アーム2bl。
2b2・・・、 2cl、 2c2・・・の先端部に形
成されている溝3,3・・・に対して、前記した第1図
中に示されている2倍圧整流回路1aに用いられている
ダイオードD1〜D4のリード線、あるいは前記した第
2図中に示されている2倍圧整流回路1bに用いられて
いるダイオードD1〜D4とダイオードDaとのリード
線を挿入した後に、適当な接着剤によってリード線とア
ームとを固着すると、第4@示の(b)のような構成態
様のダイオードブロックDBIが得られる。
第5図は前記した第1図中に示されている2倍圧整流回
路1aに用いられているコンデンサCI、C2゜あるい
は前記した第2図中に示されている2倍圧整流回路1b
に用いられているコンデンサCI、C2、もしくは第3
図中に示されている2倍圧整流回路lcに用いられてい
るコンデンサC2,C3であり、これらのコンデンサ0
1〜C3としては外装が絶縁材で絶縁処理されている高
耐圧セラミックコンデンサが用いられる。
また、第6図は第2図中に示されている2倍圧整流回路
1bに用いられている抵抗器Raであって。
この抵抗器Raとしてはアルミナ基板上に厚膜抵抗体を
焼付けた後に、絶縁材で絶縁処理した外装を施こした高
耐電圧抵抗器が用いられる。
第7図は第2図中に示されている2倍圧整流回路1bに
用いられているコンデンサCaであって、このコンデン
サCaとしては前記した第5図示のコンデンサ01〜C
3と同様に構成にされた高耐圧用セラミックコンデンサ
が用いられる。
第8図は第1図乃至第3図中に示されている2倍圧整流
回路18〜1cに用いられている抵抗器Rsであって、
この抵抗器R9としては複数個のソリッド抵抗器4,5
.6のリード線を締付金具7,8を用いて直列接続する
ことにより、高耐圧の抵抗器として使用できるようにし
たものが用いられる。
第9図は第1図中に示されている2倍圧整流回路1a、
または第2図中に示されている2倍圧整流回路1bを構
成するためのダイオードブロックDBI 、抵抗器Rs
、 Ra、コンデンサC1,C2,Caを取付けて第1
0図に示されているような多倍圧整流回路構体MRCを
構成するのに用いられる多倍圧整流回路構体の基体MR
CBの一例構成を示す斜視図であり、る。
多倍圧整流回路構体の基体MRCBには、それの一方便
の面に対してダイオードブロックDBI、抵抗器Ra、
コンデンサCaなどが取付けられ、また、前記の一方側
の面とは反対側の面には、コンデンサC1゜C2が取付
けられ、さらに、それの側面には外部引出高圧リード線
9(例えば、架橋ポリエチレンとビニール等で絶縁され
たリード線)に接続される抵抗1iRs’P肴孝i蝿リ
ード線2】が取付けられて、第10図示のような多倍圧
整流回路構体MRCが構成されるのである。
第9図に示されている多倍圧整流回路構体の基体NRC
Bの一方側の面には、第10図示の多倍圧整流回路構体
MRCと第11図を参照して後述されている高圧コイル
ボビン部HCBとが一体的に結合されて第12図示の状
態のものとなるように組立てられる際における位置決め
のため、及び、多倍圧整流回路の構成素子と高圧巻線と
が必要な間隔に保持されるようにするための複数個の柱
状部10a、 10b。
10c、10dが立設されている。また多倍圧整流回路
構体の基体MRCBに対してダイオードブロックDBI
のホルダ2が精度良く取付けられるようにするために、
多倍圧整流回路構体の基体MRCBの一方側の面には、
ダイオードブロックDBIのホルダ2における支柱2a
の両端面にそれぞれ係合する係合溝11a、llbと、
ダイオードブロックDBIのホルダ2におけるアーム2
b5,2clの端部に係合する係合部12a。
12bとが設けられている。
13は多倍圧整流回路構体の基体MRCBの両側面間の
間隔が一定に保たれるようにする機能と、ダイオードブ
ロックDBIのホルダ2の支柱2aを支持する機能とを
もつ保持板であり、また、14は抵抗器Raとコンデン
サCaとの位置決めを行なうために設けられた隔壁であ
り、さらに、22a、22bは抵抗Raを保持するため
の保持板である。
15は端子Eに接続されるダイオードDIのリード線が
高圧側に近づかないようにするための支持部であり、ま
た、16は外部引出高圧リードm9リード[23を介し
て接続される抵抗器Rsが収納される箱状の空間部であ
り、さらに、第9図中の41口。
ハ、二、ホ、へで示す部分は、第1図及び第2図に示さ
れている2倍圧整流回路1a、lbにおける各構成素子
間の接続を行なうための半田留りや構成素子のリード線
を貫通させるための孔であり、17゜18は第11図中
に示されている高圧コイルボビン部HCBの高圧コイル
ボビンHCの両端部付近に植立された端子ピン19.2
0が貫通される孔である。前記の端子ピン20. Lt
には高圧コイルボビン部HCHの高圧コイルボビンHC
に巻回されている高圧コイルの巻始め端と巻終り端とが
接続されるのである。
21a、 21bは外部引出高圧リード線9の外被に食
込ませて、外部引出高圧リード、i!9が外部からの張
力や押込力によっても動かないようにするために設けら
れたリブである(外部引出高圧リード線9の保持部分に
ついての詳細な説明は、他の図面も参照して後述されて
いる)、なお、多倍圧整流回路構体の基体MRCBには
、端子間の耐電圧を増加させるための多数の切欠部が構
成されている。
第10図は、前記した第9図示のように構成されている
多倍圧整流回路構体の基体にRCBに所定の回路部品を
取付けて構成された多倍圧整流回路構体MRCの斜視図
であり、また第13図は多倍圧整流回路構体MRCをフ
ライバックトランスの高圧コイルボビン部HCHに取付
けた際に、高圧コイルボビンHCに面する側から見たと
きの平面図、さらに第14図は多倍圧整流回路構体MR
Cを第13図の場合とは逆側から見たときの平面図であ
り、さらにまた第15図は多倍圧整流回路構体NRCの
側面図である。
前記した第13図乃至第15図は、第2図に示されてい
るような構成の2倍圧整流回路を組込んで構成した多倍
圧整流回路構体MRCの例(第16図に配線図が示され
ている)であり、第14図中においてS、S、Sは耐電
圧を確保するための切欠きゃ、空間部、及び沿面距離を
長くするためにアーチ状にした部分を示している。
また、第17図の(a)、(b)は、外部引出高圧リー
ド線9に接続される抵抗器Raが収納される空間部16
に収納される抵抗器Rsが、3本のソリッド抵抗器を直
列に接続して構成されている場合(第17図の(a))
と、2本のソリッド抵抗器を直列に接続して構成されて
いる場合(第17図の(b))とを、それぞれ示してい
る図である6 次に、第11図は高圧コイルボビン部HCBの斜視いる
のであるが、前記の端子ピン19.20は高圧コイルボ
ビンICの局面に設けられている端子ピンの取付部24
.25に植立されているのである。また、高圧コイルボ
ビン部HCBの高圧コイルボビンHCの周面には、その
局面に垂直に隔壁W、W・・・が多数構成されており、
前記の隔壁W、W・・・の間に構成された溝G、G・・
・の部分に高圧巻@N2が巻回されるのである。
また、高圧コイルボビン部HCBの高圧コイルボビンH
Cの両端部付近にはツ倍圧整流回路構体MRCに構成さ
れている複数個の柱状部10a、 tab、 10c。
10dの先端部を嵌合させうる孔り、h、・・・を備え
ている複数個の受台26a 、 26b 、 26c 
、 26dが設けられている。高圧コイルボビンHCの
端部に突設されている27a 、 27bで示す部分は
、フライバックトランスの低圧コイルボビンを嵌合保持
するために設けられた嵌合用の突起である。
第12図は、前記した高圧コイルボビン部HCBと多倍
圧整流回路構体MBCとを組合わせて両者を結合固着し
た状態を図示説明している斜視図である。
この第12図においては図示の簡略化のために高圧コイ
ルボビン部HCBの高圧コイルボビンHCにおける隔壁
W、W・・・の間の溝G、G・・・に巻回されている高
圧巻線N2の図示は省略されている。
第12図示のように、高圧コイルボビン部1(CBと多
倍圧整流回路構体MRCとを組合わせるのには。
まず、多倍圧整流回路構体MRCに設けられている孔1
8に、高圧コイルボビン部HCHに植立されている端子
ピン19を挿入し、また、多倍圧整流回路構体MRCに
設けられている孔17に、高圧コイルボビン部HCBに
植立されている端子ピン20を挿入する柱状部10a、
 10b、 10c、10dの先端部をそれぞれ嵌合さ
せて多倍圧整流回路構体MRCと高圧コイルボビン部H
CBとの位置決めを行ない、次いで、第13図に示され
ているように、折り曲げて裏側から表側に突出させたダ
イオードのリード線の端部28゜29と、前記のように
多倍圧整流回路構体MRCに設けられている孔17.1
8に挿通されている高圧コイルボビン部HCHに植立さ
れている端子ピン20.19とを半田付けによって電気
的に接続するとともに。
機械的にも前記の多倍圧整流回路構体MRCと高圧コイ
ルボビン部HCBとを機械的にも強固に連結固着させる
第18図乃至第20図及び第21図の(a)、(b)は
、多倍圧整流回路構体MRCに対する外部引出高圧リー
ド1IA9の取付構造の具体例を説明するための図であ
り、第18図乃至第20図に示されている構成例は、外
部引出高圧リード線9の外被に食込ませて、外部引出高
圧リード線9が一外部からの張力や押込力によっても動
かないようにするために設けたリブが2個とされている
場合の例を示し、また、第21図の(a)、(b)に示
されている構成例は、外部引出高圧リード線9の外被に
食込ませて、外部引出高圧リード線9が外部からの張力
や押込力によっても動かないようにするために設けたリ
ブが1個とされている場合の例を示している。
すなわち、第18図乃至第20図及び第21図の(a)
(b)は、フライバックトランスの高電圧出力を外部に
引出すために用いられる外部引出高圧リード線9を、外
部引出高圧リード線9が外部からの張力や押込力によっ
ても動かないような状態で多倍圧整流回路構体MRCに
嵌着して取付けるようにするための具体的な構成例を示
したものであって、第18図及び第211の(、)は外
部引出高圧リード線9の嵌着部IPの平面図であり、ま
た、第19図は第18図中のXl−X1位置から外部引
出高圧リード線9の嵌着部IPの入口を見た側面図、第
20図は第18図中のX2−22位置から外部引出高圧
リード線9の嵌、着部IPを見た側断面図、第21図の
(b)は第21図の(a)中のX3−X3位置から外部
引出高圧リード線9、の嵌着部IPの入口を見た側面図
である。
前記した各回からも判かるように外部引出高圧リード線
9の嵌着部IPは、断面の内側の下側の部分30が略々
半円形で、略々最大径の部分から上側が直線的に切り欠
かれた形状になされているとともに、その両側から外部
引出高圧リード線9の最小径よりも小さな間隔になるよ
うにΔ状に突出しているリブ21a、21a(21b、
21b )がが設けられている第1の部分30と、断面
の内側の下側が略々最大径の部分より下側へ直線状に切
り欠かれ、上半分は挿入される高電圧出力リード線の最
小径よりもやや小さな間隔になる部分で上部が切り欠か
れた円弧状をした第2の部分31とによって構成されて
いる。
前記のような構成となされている外部引出高圧リード線
9の嵌着部IPは、それの長手方向に切欠かれた部分か
ら、外部引出高圧リード線9(例えば心線が架橋ポリエ
チレンで被覆された後にその上にグラフト塩化ビニール
等で外装被覆した構成のリード線)が容易に挿入でき、
しかもリブ21a。
21bが外装被覆に食込−む−上ともに、中間部の長手
方向の切欠部がリード線径よりも小さいので、作業中に
動いたり抜けたりして位置がずれて、充分な絶縁距離が
保てなくなったり、他の部品に接触して耐電圧不良を起
こす原因になったり、張力によって心線が切れて断線し
てしまうなどの不具合いは皆無となされうる。
第13図乃至第16図を参照して説明した構成例は、第
2図示の2倍圧整流回路1bを多倍圧ll流回路構体の
基体MRBCに組込んで多倍圧整流回路構体MRCを構
成した場合のものであったが、同一の多倍圧整流回路構
体の基体MRCBを用いて、それに第1図に示されてい
る2倍圧整流回路1aを多倍圧整流回路構体の基体MR
BCに組込んで多倍圧整流回路構体MRCを構成するこ
ともできるし、また、ダイオードブロックのホルダ2の
アームの個数を変えるなどして3倍圧以上の多倍圧整流
回路を多倍圧整流回路構体の基体MRCBに組込んで多
倍圧整流回路構体MRCを構成することもできることは
勿論である。
第22図は第1図に示されている2倍圧整流回路1aを
多倍圧整流回路構体の基体MRBCに組込んで多倍圧整
流回路構体MRCを構成する場合に使用されるのに適す
るダイオードブロックDB2の一例構成を示したもので
ある。
第23図は第3図に示されている2倍圧整流回路1cを
多倍圧整流回路構体の基体MRBCに組込んで多倍圧整
流回路構体MRCを構成する際に使用されるのに適する
ダイオードブロックのホルダ32を示したもので、この
第23図において32aは支柱であって、また、 32
bl 〜32b4.32cl〜32c4はL字型のアー
ムであり、前記したダイオードブロックのホルダ32は
適当な絶縁材料、例えばノリル樹脂によって作られる。
前記したダイオードブロックのホルダ32のL字型の複
数のアームの間隔及び長さなどは、アーム間の電位差に
耐える沿面距離を考慮して定められるのであり、また、
各アームの先端部にはダイオードのリード線を保持する
ために、断面U字型の溝が設けられている。
前記した各アームの′先端の溝にダイオードのリード線
を挿入した後に、接着剤によって各アームとダイオード
のリード線との固着を行なうと、第24図に示されるよ
うなダイオードブロックDB3が得られる。
第25図は、前記した構成のダイオードブロックDB3
が結合固着されるべき多倍圧整流回路構体の基体MRC
Bについて、ダイオードブロックDB3との結合部の構
成を示した多倍圧整流回路構体の基体MRCBの一部の
斜視図である。前記した多倍圧整流回路構体の基体MR
CBに対してダイオードブロックDB3を結合する場合
には、まず多倍圧整流回路構体の基体MRCBの絶縁層
隔壁33に設けた凸部34とベース部35との間の隙間
にダイオードブロックDB3におけるホルダ32の支柱
32aの一方の先端部32a1を挿入し、また、前記の
ホルダ32の支柱32の他方の先端部32a2を、前記
のベース35に植設されている係合片36の傾斜面36
aにおき1次いでホルダ32を押下げると、係合片36
が図中の右方に曲げられて行き、ホルダ32の他方の先
端部32a2が係合片36の段部36bの下方に達し、
係合片36はそれ自身の弾力によって原位置に復帰して
、ダイオードブロックDB3はそれのホルダ32の支柱
32aの部分により多倍圧整流回路構体の基体MRCB
に確実に係止される。なお、第25図において37は高
圧コイルボビン部HCBの高圧コイルボビンICの端部
に植立されている端子ビン19が貫通される孔であり、
また。
図中のト、チは回路素子の接続に使用される半田留り部
であり、38はコンデンサC3の設置位置、39は前記
した半田留り部ト、チの間の耐電圧を確保するための貫
通孔である。
第26図は多倍圧整流回路構体の基体MRCBに、第3
図示に示されているような2倍圧整流回路の構成素子を
組込んだ状態の多倍圧整流回路構体MRCを示す斜視図
であり、また、第27図は第26図示の多倍圧整流回路
構体MRCと、高圧コイルボビン部HCBとを結合固着
した状態のものを示している斜視図である。
第26図において40は高圧コイルボビン部HCBの高
圧コイルボビンICの端部に植立されている端子ピン2
0が貫通される孔であり、また、 DB3はダイオード
ブロックであって、さらに、 C2,C3,02〜D5
゜Rsなとで示されている各部分は、第3図示の2倍圧
整流回路1cにおいてそれぞれ対応している符号が付さ
れている回路構成素子を示している。この点は第27図
についても同様である。
また、 IPは外部引出高圧リード線9の嵌着部、41
は抵抗器Rgの保持部、42は高圧コイルボビン部HC
Bに設けられている受台26cの嵌合孔に先端部が挿入
嵌合される柱状部(図示の状態では示されていないが、
柱状部は複数個設けられている)である。
さて、前記した第26図示のような構成の多倍圧整流回
路構体MRCと、高圧コイルボビン部HCBとを結合固
着させる場合には、まず、多倍圧整流回路構体MBCに
設けられている孔37.40に、高圧コイルボビン部H
CBの高圧コイルボビンHCの両端部付近に植立されて
いる端子ピン19.20を貫通させるとともに、高圧コ
イルボビン部HCBに設けられている複数個の受台の嵌
合孔に対して、多倍圧整流回路構体MRCにおける複数
個の柱状部の先端部を嵌合同着し、次いで、ダイオード
のリード線やコンデンサのリード線を前記の端子ビン1
9.20に半田付けして、それらを電気的に接続すると
ともに、高圧コイルボビン部HCBと多倍圧整流回路構
体MRCとが強固に結合固着されるようにする。
既述した第12図示の多倍圧整流回路構体MRCにおい
ては、多倍圧整流回路を構成するために用いられている
構成素子の内のダイオードが、その他の構成素子が取付
けられている多倍圧整流回路構体の基体MRCBにおけ
る面とは反対側の面に取付けられていたが、第26図に
示されている多倍圧整流回路構体MRCにおいては、多
倍圧整流回路を構成するために用いられている構成素子
のすべてのものが、多倍圧整流回路構体の基体MRCB
の片面側に取付けられるようになされている。
これまでに記述して来た各実施例においては、多倍圧整
流回路構体MRCの構成に当って、多倍圧整流回路の構
成素子として使用される複数個のダイオードを、特別に
用意した別体のホルダに取付けてダイオードブロックを
構成し、それを多倍圧整流回路構体の基体にRCBに取
付けるようにしていたが、本発明の実施に当っては多倍
圧整流回路の構成素子として使用される複数個のダイオ
ードを多倍圧整流回路構体の基体MRCBに直接に構成
させたアームに取付けるようにしてもよいのである。
また実施例においては多倍圧整流回路構体MRCに組込
んだ多倍圧整流回路が2倍圧整流回路であったが、多倍
圧整流回路構体の基体MRCBの構成を変更して、多倍
圧整流回路構体MRCに組込まれるべき多倍圧整流回路
を3倍圧整流回路、4倍圧整流回路、5倍圧整流回路・
・・とされてもよいことは当然である。
なお、高圧コイルボビン部HCHに設けられるべき受台
27a〜27dの形状としては、第11図中に示されて
いるようなものに限られることはなく、例えば第28図
に示されているような構造のものが採用されてもよいし
、その他任意の形状のものが採用されてもよい。
また、高圧コイルボビン部HCHに設けられるべき受台
27a〜27dが第28図の(a)で示されるようなも
のの場合には、高圧コイルボビン部HCHに設けられる
べき柱状部として、それの先端が凹状になされているも
のが使用されるのがよい。
高圧コイルボビン部HCBに設けられるべき受台27a
〜27dが第28図の(b)で示されるものは、それの
X4−X4部分での断面が第28@の(c)によって示
されるようなものである。
実施例においては、多倍圧整流回路構体MRC’側に柱
状部を設け、高圧コイルボビン部HCB側に受台を設け
るようにしているが、柱状部を高圧コイルボビン部HC
B側に設け、多倍圧整流回路構体MRC側に受台が設け
られても、前記した多倍圧整流回路構体MRCと高圧コ
イルボビン部HCBとが良好に結合固着されうろことは
いうまでもない。
第29図は多倍圧整流−回路構体MRCと高圧コイルボ
ビン部HCBとを結合固着した状態のものを、低圧巻線
N1を巻回した低圧コイルボビンLCを備えた低圧コイ
ルボビン部LCB 4U装着したものの全体をケース4
3中に収納した状態を示した図であり、図中において線
X5−X5で囲まれる部分では断面が示されている。前
記した高圧コイルボビン部1(CBは低圧コイルボビン
部LCBにおける低圧コイルボビンLCに挿通され、高
圧コイルボビン部HCHに設ける孔に嵌合されることに
よって、前記した高圧コイルボビン部HCBと低圧コイ
ルボビン部LCBとが結合固着されるのである。
前記した低圧コイルボビン部LCBには1図示されてい
ない印刷配線基板などに設けられている接続用孔に挿入
された後に半田付は等によって同着される複数の端子ピ
ン45.45・・・が端子ピンの固定部46.46・・
・に突設されている。また、前記した低圧コイルボビン
LCには、低圧巻線Ntを分割するための隔壁W、W・
・・が設けられている。
前記のように多倍圧整流回路構体MRCと高圧コイルボ
ビン部HCBとを結合固着した状態のものを、低圧巻線
N1を巻回した低圧コイルボビンLCを備えた低圧コイ
ルボビン部LCBに装着させてなるものの全体をケース
43中に収納した後に、真空中において図中のしで示さ
れているレベルまで注型用エポキシ樹脂またはコンパウ
ンド等の液状の電気絶縁樹脂(例えば1日立化成工業株
式会社製のKC−5207、KE−5215)47を充
填し、次いで、温風炉中で加熱して前記の電気絶縁樹脂
を硬化させることによって、ケース中に収納されている
部分の全体が前記の電気絶縁樹脂によって絶縁されると
ともに、全体が一体的に固化されて1機械的な強度も充
分に大きなものとなされる。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
の直流高電圧発生装置は、4個以上のダイオードと2個
以上のコンデンサと1個以上の抵抗器を用いて構成され
ている多倍圧整流回路の途中に、フライバックトランス
の高圧巻線における一端側と他端側とを接続し、前記し
た多倍正整、流回路の途中にフライバックトランスの高
圧巻線における一端側と他端側から互に逆極性のフライ
バックパルスを与えて直流高電圧を発生させるようにし
た直流高電圧発生装置において、前記したフライバック
トランスの高圧巻線が巻回されている高圧コイルボビン
の両端部付近に、前記の高圧巻線の一端側の端末と他端
側の端末とを接続する端子ピンを植立するとともに、所
定形状の係合部を備えた複数個の受台を設けてなる高圧
コイルボビン部と、所定の個所に貫通孔や所定形状の係
合部を備えているとともに、前記した多倍圧整流回路を
構成するコンデンサとダイオード及び抵抗器などを取付
けて構成された多倍圧整流回路構体と、前記した高圧コ
イルボビン部に設けられている複数個の受台に前記した
多倍圧整流回路構体を嵌装するとともに、前記した多倍
圧整流回路構体に設けられた貫通孔に高圧コイルボビン
部の高圧コイルボビンに植立されている端子ピンを挿通
し、前記の貫通孔に挿通された端子ピンに多倍圧整流回
路におけるフライバックパルスが供給されるべき構成素
子のリード線を電気的に接続するとともに、この部分に
おいても高圧コイルボビン部と多倍圧整流回路構体とが
一体的に機械的に結合固着されるようにし、さらにまた
フライバックトランスを構成する低圧巻線を巻回した低
圧コイルボビンに。
前記した高圧コイルボビン部を装着して外装ケース内に
挿入し、液状の電気絶縁樹脂の充填により前記の各部を
一体的に固化してなるものであって、本発明の直流高電
圧発生装置では、フライバックトランスTの高圧巻線N
2の巻回数の半分の個所付近に直流電位だけが現われ交
流電圧の生じない点にニュートラルポイント)が形成さ
れるようになされていて、フライバックトランスTの高
圧巻線N2の巻始め端や巻終り端に現われるフライバッ
クパルスはニュートラルポイントに対して逆極性になり
、かつ、それらの波高値が前記したニュートラルポイン
トが形成されない通常構成のフライパン咥、−8つ2.
ボイラ、が形成された。、:よ7−C、フライバックト
ランスの高圧巻線N2の分布容量が減少するという特徴
が得られるように、フライバックトランスの高圧巻線N
2の中間にニュートラルポイントが構成される如き構成
の多倍圧整流回路を採用して、パルスに対する回路の絶
縁を従来構成の直流高電圧発生装置よりも簡単にするこ
とができるようにし、フライバックトランスの高圧巻線
N2に接続される多倍圧整流回路の構成素子としても、
耐圧の低い小型の素子を使用して、フライバックトラン
スの高圧巻線N2に多倍圧整流回路を接続した状態でフ
ライバックトランスと多倍正整i回路とを−まとめに構
成した直流高電圧発生装置を、従来の直流高電圧発生装
置に比べて極めて小型に構成できたのであり、(1)多
倍圧整流回路構体MRCに結合固着された高圧コイルボ
ビン部HCBを低圧コイルボビン部LCBに装着して、
それをケースに収納して絶縁樹脂を注入硬化するだけで
、多倍圧整流回路構体MRCとフライバックトランスと
が一体的になされた小型で信頼性に優れた直流高圧発生
装置を安価に提供できる。(2)高圧コイルボビン部H
CHの高圧コイルボビンICの両端部付近に植立された
端子ビンから多倍圧整流回路構体MRCにおける多倍圧
整流回路の構成回路素子のリード線に直接にフライバッ
クパルスが供給されるので、接続のためのリード線が不
要になり、その配線経路のばらつきによる分布容量の増
加を防ぐことができ、その分だけ高圧巻線の自己共振周
波数を高くすることができるから、高圧リンギングの低
減や高圧負荷変動率等の特性の改善が達成できる他に、
フライバックトランスの小型化が可能になるとともに、
リード線の配線経路の不備による絶縁劣化モードの故障
も無くなる。(3)一般にフライバックパルスを用いて
直流高電圧を得る場合には、低圧巻線Nlと高圧巻線N
2との間のり一ケージインダクタンスや高圧巻線側の浮
遊容量(分布容量)で決定されるリンギング成分の周波
数が水平偏向出力パルス(基本周波数)の9倍、13倍
17倍・・・などという特定な高次の奇数倍値に選ばれ
るために、基本波に対するリンギング成分の周波数と高
電圧出力電圧値とが決まっていれば、同じ高圧巻線と多
倍圧整流回路構体MRCとを使うことになるので、事前
に高圧巻線付きの多倍圧整流回路構体MRCを生産して
おき、低圧巻線でフライバックトランスの各別の機種毎
の仕様に合わせることが可能となり、したがって、多品
種少量生産の場合にも低圧コイルだけについて個々の仕
様のものを準備しておけば、各種仕様に合ったものを生
産することができ、量産効果による製造原価の低減と納
期の短縮が実現できる。(4)コイルボビンが断面が円
形状のものであり、ダイオードブロックが平板のもので
あることにより、ダイオードブロックを高圧巻線と向い
合うように取付けても、比較的高圧巻線は電位差の小さ
い部分(端子ピンにリード線が接続される素子)が高圧
巻線に近づき、電位差の大きな部分は遠ざかる構造にな
り。
ダイオードと高圧巻線との間隔をつめることが可能とな
り、その他の構成部品を高圧巻線から離れた空間に配置
することにより装置の小型化が達成できる。(5)多倍
圧整流回路構体MRCに外部引出高圧リード線を嵌着す
ることにより、多倍圧整流回路の出力と外部引出高圧リ
ード線との接続部とを短距離とすることが可能になり、
しかも、外部引出高圧リード線と各構成素子とが同一の
多倍圧整流回路構体MRCに固定されているために、高
圧コイルボビン部と多倍圧整流回路構体1’lRCとの
結合体を低圧コイルボビン部に装着したり、前記のよう
に組立てられた全体のものをケースに挿入固定する等の
作業時に、外部引出高圧リード線に張力、押込力、ねじ
れ力などが加わっても、外部引出高圧リード線と多倍圧
整流回路の出力側との接続部には力が加わることがない
ので、この部分が作業中に動い羞で他の構成部品に近づ
いたり、ケースに接触したり、断線したりlする等の不
具合%Nを無くすることができ、信頼性の高い装置の提
供を可能にする。(6)ダイオードブロックを事前にダ
イオードブロックのホルダに組込んでおくことにより、
多倍圧整流回路構体MRCに構成部品の組立てを行なう
際の作業性を大巾に向上させることができ、また、取付
けの位置決めが確実に行なえるので装置の信頼性を一段
と向上させることができる。また、ダイオードブロック
のホルダは単純な形状にまとめられているので、ダイオ
ードブロックのホルダにダイオードを7取付ける際に自
動機械の使用が容易であり、一本一本のダイオードをば
らばらに組立てに用いた場合に比べて、作業性の向上が
得られる他、同じものを他の各部品メーカに供給するこ
とが可能となり、標準化と大量生産による生産原価の低
減も大巾なものとなしつる。
(7)回路素子の保護用の抵抗器群Rsを長方形の箱状
のケース内に収納することにより、小さなスペース中に
それを組込むことが可能になるとともに、前記の組込み
作業も抵抗器を挿入するだけでよく。
従来のように組立てが個々の部品を固定する場合に比べ
て、大巾に作業工数を低減することができ。
また1部品の固定が可能であるから、その分外装ケース
との間隔を小さくすることができ、装置全体の小型化と
信頼性の向上が望める。(8)外部引出高圧リード線の
取付構造として第18図乃至第21図示のようなものが
採用されることにより、外部引出高圧リード線の挿入が
容易で、しかも取れにくい固定が可能となるので1作業
性の向上に信頼性の向上が図かれる。また、外部引出高
圧リード線の外装部を1個所または2個所の突部で押え
て固定しているために、絶縁樹脂が硬化する際の硬化収
縮により塩化ビニールの外装部とポリエチレンの絶縁層
との界面の剥離も生じることがなく、心線から塩化ビニ
ールの外装コートとポリエチレンの絶縁層との界面の隙
間を通してケースの外部へ高電圧放電が生じるという危
険性もなくなるために、この種の事故を防ぐための特別
な配慮も必要とされず、単純な作業で充分な絶縁性能の
確保されている製品が得られる。などの諸利点が得られ
るのであって、本発明によれば小型軽量で、高信頼性の
直流高電圧発生装置を安価に提供することが可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は直流高電圧発生装置の回路例を示す
回路図、第4図の(a)及び第23図はダイオードブロ
ックのホルダの斜視図、第4図の(b)及び第22図な
らびに第24図はダイオードブロックの斜視図、第5図
乃至第8図は多倍圧整流回路の構成素子の斜視図、第9
図は多倍圧整流回路構体の基体の斜視図、第10図及び
第26図は多倍圧整流回路構体の斜視図、第11図は高
圧コイルボビン部の斜視図、第12図及び第27図は高
圧コイルボビン部に多倍圧整流回路構体が結合された状
態のものの斜視図、第13図は多倍圧整流回路構体の平
面図。 第14図は多倍圧整流回路構体の裏面図、第15図は多
倍圧整流回路構体の側面図、第16図は多倍圧整流回路
の回路図、第17図は抵抗器Rsの構成例を示す平面図
、第18図及び第21図の(a)は外部引出高圧リード
線の取付部の平面図、第19図及び第21図の(b)は
外部引出高圧リード線の取付部の側面図、第20図は外
部引出高圧リード線の取付部の側断面図、第25図は多
倍圧整流回路構体の基体の一部の斜視図、      
   ′ 傘帽■←第28図は高圧コイルボビン部の嵌合部の構成
側図、第29図は直流高電圧発生装置の一部側断面図で
ある。 HCB・・・高圧コイルボビン部、MRCB・・・多倍
圧整流回路構体の基体、MRC・・・多倍圧整流回路構
体、 HCB・・・高圧コイルボビン、LCB・・・低
圧コイルボビン部、T・・・フライバックトランス、I
P・・・外部引出高圧リード線の取付部、N1・・・低
圧巻線、N2・・・高圧巻線、DBI〜DB3・−・ダ
イオードブロック、2,32・・・ダイオードブロック
のホルダ、 彌 3 口 箋26 口 穿 (ct)          (b、1昂17 図 (Qン 夙210 槙!r−+n(”1 休戸ソ画

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、4個以上のダイオードと2個以上のコンデンサと1
    個以上の抵抗器を用いて構成されている多倍圧整流回路
    の途中に、フライバックトランスの高圧巻線における一
    端側と他端側とを接続し、前記した多倍圧整流回路の途
    中にフライバックトランスの高圧巻線における一端側と
    他端側から互に逆極性のフライバックパルスを与えて直
    流高電圧を発生させるようにした直流高電圧発生装置に
    おいて、前記したフライバックトランスの高圧巻線が巻
    回されている高圧コイルボビンの両端部付近に、前記の
    高圧巻線の一端側の端末と他端側の端末とを接続する端
    子ピンを植立するとともに、所定形状の係合部を備えた
    複数個の受台を設けてなる高圧コイルボビン部と、所定
    の個所に貫通孔や所定形状の係合部を備えているととも
    に、前記した多倍圧整流回路を構成するコンデンサとダ
    イオード及び抵抗器などを取付けて構成された多倍圧整
    流回路構体と、前記した高圧コイルボビン部に設けられ
    ている複数個の受台に前記した多倍圧整流回路構体を嵌
    装するとともに、前記した多倍圧整流回路構体に設けら
    れた貫通孔に高圧コイルボビン部の高圧コイルボビンに
    植立されている端子ピンを挿通し、前記の貫通孔に挿通
    された端子ピンに多倍圧整流回路におけるフライバック
    パルスが供給されるべき構成素子のリード線を電気的に
    接続するとともに、この部分においても高圧コイルボビ
    ン部と多倍圧整流回路構体とが一体的に機械的に結合固
    着されるようにし、さらにまた、フライバックトランス
    を構成する低圧巻線を巻回した低圧コイルボビンに、前
    記した高圧コイルボビン部を装着して外装ケース内に挿
    入し、液状の電気絶縁樹脂の充填によって前記の各部を
    一体的に固化してなる直流高電圧発生装置 2、多倍圧整流回路構体と高圧コイルボビン部とを組合
    わせたときに、多倍圧整流回路の構成素子の内の少なく
    ともダイオードが高圧巻線に向き合うような状態となる
    ように多倍圧整流回路構体に取付け、多倍圧整流回路構
    体における高圧巻線に向き合わない部分及び反対側の部
    分にはコンデンサや抵抗器を取付け、さらに、多倍圧整
    流回路構体の側面の部分には高圧リード線に接続される
    抵抗器や高圧リード線とを取付けてなる多倍圧整流回路
    構体を用いた特許請求の範囲第1項に記載の直流高電圧
    発生装置 3、フライバックトランスの高電圧出力リード線を嵌着
    させた多倍圧整流回路構体を用いた特許請求の範囲第1
    項に記載の直流高電圧発生装置 4、支柱の両側へそれぞれが分離された状態の複数個の
    アームにそれぞれダイオードのリード線を保持させてな
    るダイオードブロックにおける支柱部またはアーム部も
    しくは支柱部及びアーム部とを嵌合する嵌合部を多倍圧
    整流回路構体に設け、それぞれの嵌合部を嵌合させてな
    る特許請求の範囲第1項に記載の直流高電圧発生装置 5、高圧リード線に接続される抵抗器が挿入されるべき
    長方形箱状部を設けた多倍圧整流回路構体を用いた特許
    請求の範囲第1項に記載の直流高電圧発生装置 6、断面の内側の下側が略々半円形で、略々最大径の部
    分から上側が直線的に切り欠かれた形状になされている
    とともに、その両側より高電圧出力リード線の最小径よ
    りも小さな間隔になるようにΔ状に突出しているリブを
    設けた第1の部分と、断面の内側の下側が略々最大径の
    部分より下側へ直線状に切り欠かれ、上半分は挿入され
    る高電圧出力リード線の最小径よりもやや小さな間隔に
    なる部分で上部が切り欠かれた円弧をした第2の部分と
    よりなり、前記の第1の部分と第2の部分とを組合わせ
    て、前記の上半分の断面が直線状、円弧状、直線状また
    は円弧状、直線状、円弧状となるようにして長手方向で
    片側に切り欠きが設けられた高電圧リード線のクランプ
    部を備えた多倍圧整流回路構体を用いた特許請求の範囲
    第1項に記載の直流高電圧発生装置
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