JPH08255724A - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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JPH08255724A
JPH08255724A JP7059349A JP5934995A JPH08255724A JP H08255724 A JPH08255724 A JP H08255724A JP 7059349 A JP7059349 A JP 7059349A JP 5934995 A JP5934995 A JP 5934995A JP H08255724 A JPH08255724 A JP H08255724A
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JP
Japan
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voltage
resistor
focus
substrate
variable resistor
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JP7059349A
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English (en)
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Katsunori Mogami
克紀 最上
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型で、かつ容易に製造することができるフ
ライバックトランスの提供。 【構成】 フライバックトランスのフォ−カスパック部
2において、ブリ−ダ−抵抗7とフォ−カス電圧調整用
可変抵抗8と電圧調整用可変抵抗を基板にパタ−ン印刷
して配置する際、ブリ−ダ−抵抗7の配線パタ−ンに対
して、フォ−カス電圧調整用可変抵抗8および電圧調整
用可変抵抗の配線パタ−ンをほぼ直角に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機、
モニター用等の陰極線管のアノードに高電圧を供給する
フライバックトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、テレビジョン受像機
等に使用されるフライバックトランスは、高圧発生部1
とフォーカスパック部2とから構成される。
【0003】高圧発生部1は、コア3と、低圧コイル4
と、高圧コイル5と、ダイオード6A、6B、6Cとか
らなる。低圧コイル4はコア3の上に巻回され、さらに
低圧コイル4の上には同軸多層に分割して複数個、例え
ば3個のコイル5A、5B、5Cとからなる高圧コイル
5が巻回される。また、コイル5Aの巻終りとコイル5
Bの巻始めの間、コイル5Bの巻終りとコイル5Cの巻
始めの間、およびコイル5Cの巻終りにはそれぞれダイ
オード6A、6B、6Cが接続される。フォーカスパッ
ク部2は、ブリ−ダ−抵抗7と、フォーカス電圧調整用
可変抵抗8と、スクリーン電圧調整用可変抵抗9とが直
列に接続した抵抗回路からなり、フォーカスパック部2
のブリ−ダ−抵抗7の一端側は高圧発生部1の高圧出力
端10に接続され、他端側はア−スされる。フォーカス
電圧調整用可変抵抗8の出力端からは、陰極線管11の
フォ−カス電極12にフォーカス電圧が供給される。ま
た、スクリーン電圧調整用可変抵抗9の出力端からは、
陰極線管11のスクリ−ン電極13にスクリ−ン電圧が
供給されるさらに最近は、陰極線管11の画面上で静止
した画像を見る機会が増え、動画時ではそれ程目立たな
かった負荷変動による陰極線管11の画面の歪みが目立
つようになってきた。この負荷変動を防止するため必要
に応じて、高圧発生部1の高圧出力端10とア−ス間に
は適当容量のコンデンサ14が接続される。
【0004】また、上述したフライバックトランスの高
圧発生部1の出力電圧を安定して得るため、図5に示す
ように、高圧出力検出回路15が接続される場合もあ
る。高圧出力検出回路15は、ブリ−ダ−抵抗7の中間
タップ部とア−ス間に直列に接続された高圧検出抵抗1
6、17とからなる。高圧検出抵抗16、17の分圧点
Tからは検出電圧が取り出され、この検出電圧を低圧コ
イル4に設けられた制御回路(図示せず)に帰還して、
高圧発生部1の出力電圧を制御している。この場合にお
いても負荷変動を防止するため、必要に応じてコンデン
サ14が高圧発生部1の高圧出力端10と分圧点Tとの
間に接続される。
【0005】上述した高圧発生部1は、図6に示すフラ
イバックトランスケース18に内蔵され、フライバック
トランスケース18の図面上の上面18Aからは高圧発
生部1から高電圧を導出するためのアノードリード線1
9が引き出され、その先端にはアノードキャップ20が
設けられる。フォーカスパック部2と、高圧出力検出回
路15と、必要に応じて接続されるコンデンサ14は、
フライバックトランスケース18の側壁に嵌着したフォ
ーカスパックケース21の内部に収められる。なお、フ
ライバックトランスケース18およびフォーカスパック
ケース21は絶縁性樹脂で形成される。
【0006】図4に示す回路では、ブリ−ダ−抵抗7
と、フォーカス電圧調整用可変抵抗8と、スクリーン電
圧調整用可変抵抗9とを一枚の基板に直線上に配置形成
してフォーカスパックケース21の内部に収めたり、あ
るいはブリ−ダ−抵抗6を第一の基板に形成し、フォー
カス電圧調整用可変抵抗9およびスクリーン電圧調整用
可変抵抗11を第二の基板に形成し、この二枚の基板を
フォーカスパックケース21の内部に収めていた。一般
に、基板としては絶縁性および耐圧性に優れるためにア
ルミナ基板が使用される。
【0007】また、図5に示す回路では、ブリ−ダ−抵
抗7と、フォーカス電圧調整用可変抵抗8と、スクリー
ン電圧調整用可変抵抗9とを第一の基板に直線上に配置
形成し、電圧出力検出回路15を第二の基板に形成し、
この二枚の基板をフォーカスパックケース21の内部に
収めたり、あるいはブリ−ダ−抵抗7を第一の基板に形
成し、フォーカス電圧調整用可変抵抗8およびスクリー
ン電圧調整用可変抵抗9を第二の基板に形成し、さらに
電圧出力検出回路15を第三の基板に形成し、この三枚
の基板をフォーカスパックケース21の内部に収めてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブリ−
ダ−抵抗7と、フォーカス電圧調整用可変抵抗8と、ス
クリーン電圧調整用可変抵抗9を一枚の基板に直線上に
配置して形成した場合には、この直線方向の基板の寸法
が大きくなるという欠点があった。このため、フォーカ
スパックケース21の寸法Lが大きくなってしまい、フ
ライバックトランスを小型化することができなかった。
また、ブリ−ダ−抵抗7等の抵抗を複数の基板に形成し
てフォーカスパックケース21に収める場合には複数の
基板を相互に電気的に接続する工程が必要となり、製造
工程が複雑となるという欠点があった。
【0009】そこで、本発明は、小型で、かつ容易に製
造することができるフライバックトランスを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため以下のように構成される。すなわち、第一
に、高圧発生部と、該高圧発生部の出力端にブリ−ダ−
抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧調整用可変
抗抵とからなる直列回路が接続されたフォーカスパック
部を装着したフライバックトランスにおいて、前記ブリ
−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧調整
用可変抗抵の配線パタ−ンを基板に形成するとともに、
前記ブリ−ダ−抵抗の配線パタ−ンに対して、前記フォ
ーカス電圧調整用可変抵抗および電圧調整用可変抗抵の
配線パタ−ンをほぼ直角となるように前記基板に形成し
たものであり、第二に、高圧発生部と、該高圧発生部の
出力端にブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵
抗と電圧調整用可変抗抵とからなる直列回路が接続され
たフォーカスパック部と、前記該高圧発生部の出力端に
接続されたコンデンサを装着したフライバックトランス
において、前記ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用
可変抵抗と電圧調整用可変抗抵の配線パタ−ンを切欠部
を設けた基板に形成するとともに、前記ブリ−ダ−抵抗
の配線パタ−ンに対して、前記フォーカス電圧調整用可
変抵抗および電圧調整用可変抗抵の配線パタ−ンをほぼ
直角となるように前記基板に形成し、前記コンデンサを
前記基板の切欠部の位置に配置したものであり、第三
に、高圧発生部と、該高圧発生部の出力端にブリ−ダ−
抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧調整用可変
抗抵とからなる直列回路が接続されたフォーカスパック
部と、前記ブリ−ダ−抵抗の中間タップ部に接続された
直列接続の複数の高圧検出抵抗からなる高圧出力検出回
路を装着したフライバックトランスにおいて、前記ブリ
−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧調整
用可変抗抵と高圧検出抵抗の配線パタ−ンを基板に形成
するとともに、前記ブリ−ダ−抵抗に対して、前記フォ
ーカス電圧調整用可変抵抗およびスクリ−ン電圧調整用
可変抗抵と、前記高圧検出抵抗をほぼ直角かつ同一方向
に延びるように基板に形成したものであり、第四に、高
圧発生部と、該高圧発生部の出力端にブリ−ダ−抵抗と
フォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧調整用可変抗抵と
からなる直列回路が接続されたフォーカスパック部と、
前記ブリ−ダ−抵抗の中間タップ部に接続された複数の
高圧検出抵抗からなる高圧出力検出回路と、前記高圧発
生部の出力端に接続されたコンデンサを装着したフライ
バックトランスにおいて、前記ブリ−ダ−抵抗とフォー
カス電圧調整用可変抵抗と電圧調整用可変抗抵と高圧検
出抵抗の配線パタ−ンを切欠部を設けた基板に形成する
とともに、前記ブリ−ダ−抵抗に対して、前記フォーカ
ス電圧調整用可変抵抗およびスクリ−ン電圧調整用可変
抗抵と、前記高圧検出抵抗をほぼ直角かつ同一方向に延
びるように基板に形成し、前記コンデンサを前記基板の
切欠部の位置に配置したものである。
【0011】
【作用】ブリ−ダ−抵抗に対して、フォーカス電圧調整
用可変抵抗およびスクリ−ン電圧調整用可変抗抵をほぼ
直角に曲げてL字形の配線パタ−ンとして基板に形成す
る。また、ブリ−ダ−抵抗に対して、フォーカス電圧調
整用可変抵抗およびスクリ−ン電圧調整用可変抗抵と、
電圧出力検出回路をほぼ直角に曲げてF字形の配線パタ
−ンとして基板に形成する。このため、基板の寸法は、
ブリ−ダ−抵抗と、フォーカス電圧調整用可変抵抗と、
スクリーン電圧調整用可変抵抗を一枚の基板に直線上に
配置した場合の直線方向の基板の寸法に比べて小さくな
る。また、ブリ−ダ−抵抗等の抵抗を一枚の基板に形成
するので複数の基板を相互に電気的に接続する工程が不
要となり、製造工程が簡略化する。
【0012】ブリ−ダ−抵抗等の抵抗をL字形の配線パ
タ−ンあるいはF字形の配線パタ−ンとして基板に形成
するとともに、配線パタ−ンが形成されていない基板部
分に切欠部を設けた基板を使用する。この結果、フォー
カスパックケース内部の基板の切欠部位置に空間部が形
成される。この空間部にコンデンサを収めることができ
るので、フォーカスパックケースの内部が有効に利用さ
れる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1を用いて、本発明の第一の実施例を説
明する。従来例と同じ構成部分は、同じ番号を用いて説
明は省略する。
【0014】図1(a)に示すフォーカスパック部2を
構成するブリ−ダ−抵抗7、フォーカス電圧調整用可変
抵抗8、スクリーン電圧調整用可変抵抗9は、図1
(b)のように、一枚の基板22の表面にパタ−ン印刷
して形成される。ブリ−ダ−抵抗7の配置に対して、直
列接続されたフォーカス電圧調整用可変抵抗8およびス
クリーン電圧調整用可変抵抗9はほぼ直角方向に延び
る、L字状の配線パタ−ンに形成される。基板22は、
四角形の基板の一隅に四角形の切欠部23を設けた形態
のL字形をなす。また、基板22の、高圧発生部1の高
圧出力端10に接続されるブリ−ダ−抵抗7の端子と、
フォーカス電圧調整用可変抵抗8の出力端子と、スクリ
ーン電圧調整用可変抵抗9の出力端子およびア−ス端子
部分には、基板22の表裏面を接続するスル−ホ−ルH
が形成される。このスル−ホ−ルHの周縁の表裏面に
は、対向して電極Ta1、Ta2、Ta3、Ta4およ
び電極Tb1、Tb2、Tb3、Tb4が形成される。
【0015】次に、図1(c)を用いて、フォーカスパ
ックケース21を説明する。フォーカスパックケース2
1は、四角形板24と、その周縁に垂直に立設して一体
に設けられた立設板25とからなる。また、四角形板2
4および立設板25によって形成される空間部26を仕
切るため、L字形仕切壁27が四角形板24および立設
板25と一体に設けられ、空間部26はL字形空間部2
6Aと四角形空間部26Bとに分割される。なお、L字
形空間部26Aは基板22よりも若干大きく形成され
る。また立設板25とL字形仕切壁27の図面上の上面
は同一平面となるようにする。さらに、後述するように
基板22をL字形空間部26Aに収めた際に、ブリ−ダ
−抵抗7に対して、直列接続されたフォーカス電圧調整
用可変抵抗8およびスクリーン電圧調整用可変抵抗9が
伸びる方向に位置する立設板25Aには、立設板25A
を貫通する端子ピン28A、28B、28C、28Dが
植設される。
【0016】図1(d)のように、L字形空間部26A
の内部には、基板22の表面と四角形板24とを対向さ
せて基板22が収められる。さらに、電極極Tb2、T
b3、Tb4は、それぞれ端子ピン28C、28B、2
8Aに接続される。また、コンデンサ14は四角形空間
部26Bに収められ、コンデンサ14の端子は電極Tb
1と端子ピン28Dに接続される。この後、基板22の
上から絶縁のために絶縁性樹脂(図示せず)が、L字形
空間部26Aにポッティングされる。
【0017】また、図2(a)のように、フォーカス電
圧調整用可変抵抗8の出力端からパラボラ状のフォーカ
ス電圧を得るために必要に応じてダイナミックコンデン
サ29が接続される場合には、図2(b)のように、コ
ンデンサ14と、ダイナミックコンデンサ29は四角形
空間部26Bに並べて配置される。ダイナミックコンデ
ンサ29の端子は、立設板25Aに追加して植設された
端子ピン28Eと、電極Tb2とに接続される。
【0018】なお、コンデンサ14あるいはダイナミッ
クコンデンサ29を接続しない場合には、L字形の配線
パタ−ンは四角形の基板に形成するとともに、フォーカ
スパックケース21の空間部26にはL字形仕切壁27
を設けず、この四角形の基板をそのまま空間部26に収
めても良い。
【0019】(実施例2)図3を用いて、本発明の第二
の実施例を説明する。従来例と同じ構成部分は、同じ番
号を用いて説明は省略する。
【0020】図3(a)に示すフォーカスパック部2お
よび高圧出力検出回路15を構成する、ブリ−ダ−抵抗
7、フォーカス電圧調整用可変抵抗8、スクリーン電圧
調整用可変抵抗9と、高圧検出抵抗16、17は、図3
(b)のように、一枚の基板30の表面にパタ−ン印刷
して形成される。ブリ−ダ−抵抗7の配置に対して、直
列接続されたフォーカス電圧調整用可変抵抗8およびス
クリーン電圧調整用可変抵抗9と、高圧検出抵抗16、
17は同一側に配置されるとともに、ブリ−ダ−抵抗7
に対して平行にかつほぼ直角に配置され、F字形の配線
パタ−ンに形成される。基板30は、四角形の基板の一
隅に四角形の切欠部31を設けるとともに、フォーカス
電圧調整用可変抵抗8およびスクリーン電圧調整用可変
抵抗9と、高圧検出抵抗16、17の配線パタ−ン間の
絶縁を図るためのスリットSが形成された形態のF字形
をなす。また、基板30の、高圧発生部5の高圧出力端
10に接続されるブリ−ダ−抵抗7の端子と、フォーカ
ス電圧調整用可変抵抗8の出力端子と、スクリーン電圧
調整用可変抵抗9の出力端子およびア−ス端子と、高圧
出力検出回路15の出力端子およびア−ス端子部分に
は、基板30の表裏面を接続するスル−ホ−ルHが形成
される。このスル−ホ−ルHの周縁の表裏面には、対向
して電極Ta1、Ta2、Ta3、Ta4、Ta5、T
a6および電極Tb1、Tb2、Tb3、Tb4、Tb
5、Tb6が形成される。
【0021】次に、図3(c)を用いて、フォーカスパ
ックケース21を説明する。フォーカスパックケース2
1は、四角形板24と、その周縁に垂直に立設して一体
に設けられた立設板25とからなる。また、四角形板2
4および立設板25によって形成される空間部26を仕
切るためのL字形仕切壁27と、スリットSにはめ合わ
されるI字形仕切壁32が四角形板24および立設板2
5と一体に設けられ、空間部26はF字形空間部26C
と四角形空間部26Bとに分割される。なお、F字形空
間部26Cは基板30よりも若干大きく形成される。ま
た立設板25と、L字形仕切壁27およびI字形仕切壁
32の図面上の上面は同一平面となるようにする。さら
に、後述するように基板30をF字形空間部26Cに収
めた際に、ブリ−ダ−抵抗7に対して、直列接続された
フォーカス電圧調整用可変抵抗8およびスクリーン電圧
調整用可変抵抗9と、高圧検出抵抗16、17が伸びる
方向に位置する立設板25Aには、立設板25Aを貫通
する端子ピン28A、28B、28C、28D、28
E、28Fが植設される。
【0022】図3(d)のように、F字形空間部26C
には、基板30の表面と四角形板24とを対向させて基
板30が収められる。この場合、I字形仕切壁32は、
スリットSにはめ合わされる。さらに、電極極Tb2、
Tb3、Tb4、Tb5、Tb6、Tb7は、それぞれ
端子ピン28C、28B、28A、28E、28Fと接
続される。また、コンデンサ14は四角形空間部26B
に収められ、コンデンサ14の端子は電極Tb1と端子
ピン28Dに接続される。この後、基板30の上から絶
縁のために絶縁性樹脂(図示せず)が、F字形空間部2
6Cにポッティングされる。
【0023】なお、コンデンサ14を設けない場合に
は、F字形の配線パタ−ンを四角形の基板に形成すると
ともに、基板にはフォーカス電圧調整用可変抵抗8およ
びスクリーン電圧調整用可変抵抗9と、高圧検出抵抗1
6、17の配線パタ−ン間の絶縁を図るためのスリット
Sを形成する。そして、フォーカスパックケース21の
空間部26にはL字形仕切壁27およびI字形仕切壁3
2を設けず、この四角形の基板を空間部26にそのまま
収めても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述のような構成であるから
次のような効果を有する。
【0025】(1)フォ−カスパック部、高圧出力検出
回路を構成する抵抗をL字形あるいはF字形の配線パタ
−ンにして基板に形成したので、従来の基板寸法に比べ
て小さくなる。この基板をフォ−カスパックケ−スに収
めるので、フォ−カスパックケ−スの寸法が小さくな
り、ひいてはフライバックトランスを小形化できる。
【0026】(2)必要に応じてコンデンサを設ける場
合には、基板に切欠部を設け、かつフォ−カスパック
部、高圧出力検出回路を構成する抵抗をL字形あるいは
F字形の配線パタ−ンに形成するので、従来の基板寸法
に比べて小さくなる。また、フォーカスパックケース内
部の基板の切欠部位置には空間部が形成される。この長
方形空間部にコンデンサを収めることができるので、フ
ォーカスパックケースの内部空間を有効に利用できる。
このため、フォ−カスパックケ−スの寸法が小さくな
り、ひいてはフライバックトランスが小形化できる。
【0027】(3)従来のようにブリ−ダ−抵抗等の抵
抗を複数の基板に形成してフォーカスパックケースに収
める場合に比べて使用する基板の枚数が少ないので、基
板を相互に接続する工程が不要となる。また、接続箇所
が少なく、さらに端子ピンと、基板の電極あるいはコン
デンサの端子との位置関係が明確なため、接続する際に
溶接ロボット等を用いて自動化することができる。この
結果、製造工程を簡略化することができ、製造費の削減
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、図1(a)はフォーカスパック
部と、コンデンサを示す回路図であり、図1(b)はフ
ォーカスパック部を構成する各抵抗を基板に配置した状
態を示す図であり、図1(c)はフォーカスパックケ−
スの内部を示す図であり、図1(d)は基板およびコン
デンサをフォーカスパックケ−ス内に収めた状態を示す
図である。
【図2】本発明に係り、図2(a)はフォーカスパック
部と、コンデンサと、ダイナミックコンデンサを示す回
路図であり、図2(b)は基板と、コンデンサと、ダイ
ナミックコンデンサをフォーカスパックケ−ス内に収め
た状態を示す図である。
【図3】本発明に係り、図3(a)はフォーカスパック
部と、電圧出力検出回路と、コンデンサを示す回路図で
あり、図3(b)はフォーカスパック部と電圧出力検出
回路を構成する各抵抗を基板に配置した状態を示す図で
あり、図3(c)はフォーカスパックケ−スの内部を示
す図であり、図3(d)は基板およびコンデンサをフォ
ーカスパックケ−ス内に収めた状態を示す図である。
【図4】フライバックトランスの回路構成を示す図であ
る。
【図5】フライバックトランスの他の回路構成を示す図
である。
【図6】フライバックトランスの外観図である。
【符号の説明】 1 高圧発生部 2 フォーカスパック部 7 ブリ−ダ−抵抗 8 フォーカス電圧調整用可変抵抗 9 スクリーン電圧調整用可変抵抗 14 コンデンサ 15 高圧出力検出回路 16、17 高圧検出抵抗 18 フライバックトランスケース 21 フォーカスパックケース 22、30 基板 26A L字形空間部 26B 四角形空間部 28 端子ピン 29 ダイナミックコンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧発生部と、該高圧発生部の出力端に
    ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧
    調整用可変抗抵とからなる直列回路が接続されたフォー
    カスパック部を装着したフライバックトランスにおい
    て、前記ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵
    抗と電圧調整用可変抗抵の配線パタ−ンを基板に形成す
    るとともに、前記ブリ−ダ−抵抗の配線パタ−ンに対し
    て、前記フォーカス電圧調整用可変抵抗および電圧調整
    用可変抗抵の配線パタ−ンをほぼ直角となるように前記
    基板に形成したことを特徴とするフライバックトラン
    ス。
  2. 【請求項2】 高圧発生部と、該高圧発生部の出力端に
    ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧
    調整用可変抗抵とからなる直列回路が接続されたフォー
    カスパック部と、前記該高圧発生部の出力端に接続され
    たコンデンサを装着したフライバックトランスにおい
    て、前記ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵
    抗と電圧調整用可変抗抵の配線パタ−ンを切欠部を設け
    た基板に形成するとともに、前記ブリ−ダ−抵抗の配線
    パタ−ンに対して、前記フォーカス電圧調整用可変抵抗
    および電圧調整用可変抗抵の配線パタ−ンをほぼ直角と
    なるように前記基板に形成し、前記コンデンサを前記基
    板の切欠部の位置に配置したことを特徴とするフライバ
    ックトランス。
  3. 【請求項3】 高圧発生部と、該高圧発生部の出力端に
    ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧
    調整用可変抗抵とからなる直列回路が接続されたフォー
    カスパック部と、前記ブリ−ダ−抵抗の中間タップ部に
    接続された直列接続の複数の高圧検出抵抗からなる高圧
    出力検出回路を装着したフライバックトランスにおい
    て、前記ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵
    抗と電圧調整用可変抗抵と高圧検出抵抗の配線パタ−ン
    を基板に形成するとともに、前記ブリ−ダ−抵抗に対し
    て、前記フォーカス電圧調整用可変抵抗およびスクリ−
    ン電圧調整用可変抗抵と前記高圧検出抵抗をほぼ直角か
    つ同一方向に延びるように基板に形成したことを特徴と
    するフライバックトランス。
  4. 【請求項4】 高圧発生部と、該高圧発生部の出力端に
    ブリ−ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧
    調整用可変抗抵とからなる直列回路が接続されたフォー
    カスパック部と、前記ブリ−ダ−抵抗の中間タップ部に
    接続された複数の高圧検出抵抗からなる高圧出力検出回
    路と、前記高圧発生部の出力端に接続されたコンデンサ
    を装着したフライバックトランスにおいて、前記ブリ−
    ダ−抵抗とフォーカス電圧調整用可変抵抗と電圧調整用
    可変抗抵と高圧検出抵抗の配線パタ−ンを切欠部を設け
    た基板に形成するとともに、前記ブリ−ダ−抵抗に対し
    て、前記フォーカス電圧調整用可変抵抗およびスクリ−
    ン電圧調整用可変抗抵と前記高圧検出抵抗をほぼ直角か
    つ同一方向に延びるように基板に形成し、前記コンデン
    サを前記基板の切欠部の位置に配置したことを特徴とす
    るフライバックトランス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6198237B1 (en) * 1997-08-20 2001-03-06 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Apparatus using double focusing type fly-back transformer
KR20020016048A (ko) * 2000-08-24 2002-03-04 이형도 플라이 백 트랜스포머 포커스팩과 브리더 저항의 기판접속장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6198237B1 (en) * 1997-08-20 2001-03-06 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Apparatus using double focusing type fly-back transformer
KR20020016048A (ko) * 2000-08-24 2002-03-04 이형도 플라이 백 트랜스포머 포커스팩과 브리더 저항의 기판접속장치

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