JPS59172945A - 直流高電圧発生装置 - Google Patents

直流高電圧発生装置

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JPS59172945A
JPS59172945A JP58047575A JP4757583A JPS59172945A JP S59172945 A JPS59172945 A JP S59172945A JP 58047575 A JP58047575 A JP 58047575A JP 4757583 A JP4757583 A JP 4757583A JP S59172945 A JPS59172945 A JP S59172945A
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Japan
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high voltage
diode
flyback transformer
winding
voltage winding
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JP58047575A
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Hideo Hishijo
菱城 秀夫
Yukio Kamiyama
幸夫 神山
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Victor Company of Japan Ltd
Nippon Victor KK
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Victor Company of Japan Ltd
Nippon Victor KK
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    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フライバックパルスを多倍圧整流回路に与え
て直流高電圧を発生させるような構成形式とした直流高
電圧発生装置に関する。
(従来技術と問題点) 陰極線管は、それの動作に際して高い陽極電圧が必要と
されるので、陰極線管が用いられている各種の装置には
、直流の高電圧発生装置が設けられている。
ところで、陰極線管が用いられている機器の内で、最近
のカラーテレビジョン受像機(以下、テレビジョンをT
Vと略記する)は、AV対応機種の普及、文字多重放送
への対応、キャラクタディ7− スプレィや普及型モニター受像機の量産化、などのため
に、日増しに高品位化への要求が強くなって来ており、
それにつれて、カラーTV受像機の画質の品位に大きな
影響を与える直流高電圧発生回路についても、高圧負荷
変動やリンギング及び不要輻射などが限りなく小さいこ
とが要求されるようになり、また、形状的にも小形軽量
なものが要望され、かつ、汎用のTV受像機にも採用筒
・能とするために、安価であることも重要な条件の一つ
にされている。
さて、一般に、カラーTV受像機における陰極線管(受
像管)の陽極電圧としては、20〜30キロボルト程度
の直流高電圧が必要とされているが、通常、この高電圧
はフラバツクトランスから得られるフライバックパルス
を整流することによって発生させるようにしている。
しかし、前記のように20〜30KV程度の直流高電圧
をフライバックパルスの整流によって発生させるように
する最も一般的な回路形態のものとしては、非常に多く
の巻線が巻回されている状8− 態の高圧巻線を備えている如きフライバックトランスを
用いて構成させたものが考えられるが、前記のような構
成形態を有するフライバックトランスは、どうしても大
きな構造のものになるという欠点がある他に、低圧巻線
と高圧巻線との間のリーケージインダクタンスや高圧巻
線の分布容量が増大するために、リーケージインダクタ
ンスと分布容量とによって定まるフライバックトランス
の高圧巻線のリンギング成分の周波数(自己共振周波数
)が低下したものとなるから、フライバックトランスの
高圧巻線に発生する前記したリンギング成分の周波数を
、フライバックパルスの基本周波数の5倍、9倍、13
倍、17倍・・・・・・などというような特定な奇数倍
の周波数に設定して、高圧負荷変動率が小さく、かつ、
前記したリンギング成分の振幅が小さな直流高電圧装置
を構成させるようにすることは困難であった。
それで、フライバックトランスを小型にすることが必要
とされたり、あるいは、水平偏向周波数が高く選定され
ているような機種で使用される直流高電圧発生装置とし
ては、例えば、高圧巻線の巻数の少ないフライバック1
−ランスを用いて、所要の次数の奇数次高調波がフライ
バックトランスの高圧巻線に生じるようにして、高圧巻
線に高い周波数を有するリンギング成分を発生させ、フ
ライバック1〜ランスから出力されるフライバックパル
スを、コッククロッI・型直流高電圧発生回路に与えて
多倍圧!1流を行ない、コツククロフト型直流高電圧発
生回路から所要の電圧値を有する直流高電圧を得るよう
にすることが従来から行なわれてきている。
第1図は、前記した構成形態を有する従来の直流電圧発
生装置の−・例のものの回路図であって、この第1図に
おいて、Tlは励振トランス、T2はフライバックトラ
ンス、Xは水平偏向出力トランジスタ、Dはダンパダイ
オード、Cは共振用ゝコンデンサ、Lhは水平偏向コイ
ル、Csは8字補正用コンデンサ、N1はフライバック
トランスT2の1次巻線、N2はそれの2次巻線(高圧
巻線)、Rは高圧負荷変動率を小さくするために用いら
れているブリーダ抵抗、Coは受像管の管壁容量、Vc
cは電源であり、この第1図に示す回路配置においては
、フライバックトランスT2の高圧巻線N2に接続され
る多倍圧整流回路とし、て、ダイオードD1〜D3.及
びコンデンサCI 、02などで構成されている2倍圧
整流回路1を用いている場合の例を示している。
また、第2図及び第3図は、従来の多倍圧整流回路の他
の構成例であって、第2図はダイオードD4〜D7.及
びコンデンサC3〜C5などで構成されている、いわゆ
る偶数倍圧整流回路2の構成例を示しており、また、第
3図はダイオードD8〜D12.及びコンデンサC6〜
C9などで構成されている3倍圧整流回路の構成例を示
しているが、この第2図及び第3図に示されでいる多倍
圧整流回路2,3は、第1図中の多倍圧整流回路1の代
わりにフライバックトランスT2の高圧巻線N2に接続
されて、直流高電圧の発生のために使用されるのである
さて、第1図に示されているように、フライバ11− ツクトランスT2から出力されるフライバックパルスを
2倍圧整流回路1に供給して、2倍圧整流回路1から直
流高圧出力を得るようにする場合に、回路中で使用され
るフライバックトランスT2として、通常のフライバッ
クトランスで最も一般的に用いられている大きさのコア
を備えて構成されているものを用いて、比較的高圧負荷
変動率が小さく、かつ、リンギングの振幅も小さくなさ
れるような直流高電圧発生回路を構成させるべく、回路
中で使用されるフライバックトランスT2としては、そ
れの高圧巻線側の共振周波数が、例え1f、フライバッ
クパルスの基本周波数の9倍となるように設定されてい
るものを使用したとすると、゛回路から得られる直流高
圧出力は約20KV程度となるが、この電圧値は直流高
圧が必要とされている機器において、一般に多く用いら
れている直流高圧の電圧値23KV〜25KVには達し
ないものとなっている。
それで、機器で必要とされている電圧値が得られるよう
にするためには、例えば、フライバック12− トランスT2として、それの高圧巻線N2側の共振周波
数が、フライバックパルスの基本周波数の5倍に設定さ
れたものを使用するとともに、前記のフライバックトラ
ンスT2から出力されるフライバックパルスを2倍圧整
流回路に与えて、2倍圧整流回路から所定の直流高電圧
が出力されるようにしたり、あるいは、前記したように
高圧巻線側の共振周波数が、フライバックトランス1“
2から出力されるフライバックパルスの基本周波数の9
倍に設定されている如きフライバックトランスを用いた
ままで、フライバックトランスT2から出力されるフラ
イバックパルスを、第2図や第3図に示されているよう
な多倍圧整流回路に与えて、その多倍圧整流回路から所
定の電圧値を有する直流高電圧が得られるようにしたり
しなければならないが、前記した前者の解決手段のよう
に、フライバックトランスT2の高圧巻線側の共振周波
数をフライバックパルスの基本周波数の9倍から5倍に
変更するためには、フライバックトランスT2の高圧巻
線の巻回数を増加させなければならず、それにより、高
圧巻線用のボビンも大きなものが必要とされ、また、フ
ライバックトランスから出力されるフライバックパルス
の波高値も、約13I(Vp−P程度というように高い
ものとなるので、フライバックトランスにおける絶縁の
ための距離や、絶縁物の厚さも大きくすることが必要に
なり、結局、フライバックトランスがそれの形態の大き
なものとなるほか、フライバック1〜ランスの高圧W線
側の共振周波数を低下させたことによって、高圧負荷変
動率も、負荷電流がOmA〜1mAの変化に対して、約
10%程度というように悪いものとなるので、前記した
前者のような解決策を採用したところで、期待したよう
な結果を得ることはできない。
また、前記した後者の解決策をとる場合に、フライバッ
クトランスから出力されるフライバックパルスを、第2
図示のにうな構成を有する多倍圧整流回路2に与えるよ
うにしても、第1図示の回路配置5の直流出力電圧に比
べて、約3〜4%程度しか出力電圧が上昇せず(この点
については、後述の第1表を参照されるとよい)、また
、この第2図示の多倍圧整流回路2では、第1図中に示
されている多倍圧整流回路1に比べて、多くの構成部品
を必要とするものであるから、多倍圧整流回路として第
2図に示されているようなものを用い、それに、フライ
バックトランスから出力されるフライバックパルスを与
えるようにした直流高電圧発生回路を作ってみたところ
で、別設の利点は得られない。
次に、前記した後者の解決策の内で、フライバックトラ
ンスから出力されるフライバックパルスが与えられるべ
き多倍圧整流回路として、第3図に示されているような
構成を有する多倍圧整流回路3が用いられた場合には、
多倍圧整流回路3が3倍圧整流回路であるために、フラ
イバックトランスから出力されるフライバックパルスの
波高値は低くてもよいから、フライバックトランスT2
としても、それの高圧巻線は巻数の少ないものとするこ
とができ、したがって、フライバックトランスはそれの
高圧巻線の共振周波数を、フライバ15− ツタトランスから出力されるフライバックパルスの基本
周波数の9倍に設定することも容易であり、高圧負荷変
動率は5%前後、リンギング比は6%程度というように
、性能的には一般のTV受像機用として充分に使用に耐
えるものが得られるが、この第3図に示されている3倍
圧整流回路3は、2倍圧整流回路に比べて余分にダイオ
ードやコン 〜デンサが必要とされ、また1部品の増加
に伴なって回路構成が複雑となり装置が大形になり、コ
ストの上昇を招くなどの欠点を有している。
また、最近になって、TV受像機のコストの低減のため
に、フライバックトランスを絶縁トランスの代わりに使
用し、電源回路を1次側と2次側とに分離するという形
式のものが提案されるようになったが、前記した形式の
ものの中には、低圧i線と高圧巻線のアースと、小信号
回路などへパルスや直流電圧を供給するための電源とし
て用いられるべきパルス出力巻線のアースとが分離され
ているものがあり、このものでは、高圧巻線のり5ギン
グ成分がパルス出力巻線に誘導されて、重信16− 号回路に供給される動作用電力やパルスに重畳され、そ
の結果として、画面に白黒の縞模様、いわゆる高圧リン
ギングの縞模様を生じさせて、画面の品位を著しるしく
低下させることが問題になることがあり、そのために、
リンギング成分の振幅をさらに小さくすることが要求さ
れた。
さらに、画面の品位の向上のために水平偏向周波数が1
例えば、24KHz、31.5KHz。
33KHz、46KHz・・・・・・・・・などのよう
に、現在の標準方式のTV方式における水平走査標準の
15.75KHzよりも高く選ばれる傾向にあるが、こ
のように水平偏向周波数が高くなされた場合には、水平
偏向周波数が、例えば、15.75 KHz記した周波
数の9次高調波に等しく設定され得ていたとしても、そ
のフライバックトランスが、例えば、33KHzの水平
偏向周波数の系で使用される場合には、たかだか3次高
調波までにしか共振させることができないのである。
ところで、フライバックトランスからの出力パルスを整
流して直流の高電圧を発生させるようにした直流高電圧
発生回路における高圧負荷変動率は、既述もしたように
フライバックトランスの高圧巻線の共振周波数が、フラ
イバックパルスの基本周波数の5倍、9倍、13倍、1
7倍・・・・・・というような特定な奇数次高調波にな
されることによって良好なものになるが、その良好にな
る程度は前記した高調波の次数が高い程大きい。
したがって、前記のように水平偏向周波数が高く選ばれ
ていた場合にも、良好な高圧負荷変動率を示すような直
流高電圧発生回路を構成させるためには、フライバック
トランスの高圧巻線側を、フライバックトランスからの
出力パルスの基本周波数に関して、高い次数の奇数次高
調波で共振させうるような構成とすることが必要である
が、従来、この問題の解決策として試みられているのは
、フライバックトランスの磁心として大きな断面積を有
するものを使用して高圧巻線の巻回数を減少させて、フ
ライバックトランスにおける低圧巻線と高圧巻線との間
のり一ケージインダクタンスや高圧巻線の分布容量を減
少させ、また、高圧巻線を複数部分に分割して、前記の
各部分の間にそれぞれダイオードを接続するようにした
り、あるいは、フライバックトランスからの出力パルス
を、多段接続した多倍圧整流回路に供給するようにした
りする、というものであったが、前記した何れの解決策
においても、装置の大型化とコストの上昇は避けられず
、改善策菟が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、4個以上のダイオードと2個以上のコンデン
サとを用いて構成されている多倍圧整流回路にフライバ
ックパルスを与えて、直流高電圧を発生させるようにし
た直流高電圧発生装置であって、前記した4個以上のダ
イオードを、1個以上のダイオードを含んで構成される
第1のダイオードブロックと、1個以上のダイオードを
含んで構成される第2のダイオードブロックとにおける
所定のものに所属させるようにして、第1.第2のダイ
オードブロックを構成させる手段と、フラ19− イバツクトランスの高圧巻線における一端側と他端側と
の一方側には、前記した第1.第2のダイオードブロッ
クにおける一方のものを、また、フライバックトランス
の高圧巻線における一端側と他端側どの他方側には、前
記した第1.第2のダイオードブロックにおける他方の
ものを、前記したフライバックトランスの高圧巻線中に
流れる直流電流に対して同一極性となるように接続する
手段と、さらに、フライバックトランスの高圧巻線にお
ける一端側に接続されているダイオードブロックの他端
を基準電位点に接続し、さらにまた。
・前記したフライバックトランスにおける高圧巻線の一
端側と他端側とに、それぞれ各別のコンデンサの一端を
接続し、前記した各別のコンデンサは、前記した第1.
第2のダイオードブロックとともに、多倍圧整流回路を
構成しつるように、それらの他端を前記した第1.第2
のダイオードブロックにおける所定のダイオードとダイ
オードとの接続点に接続する手段とを備えてなる直流高
電圧発装置を提供するものである。
20− (実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の直流高電圧発生装置
の具体的な内容について、詳細に説明する。第4図、第
11図、第14図、第17図、第22図乃至第25図及
び第28図などは、それぞれ本発明の直流高電圧発生装
置、すなわち、4個以上のダイオードを、1個以上のダ
イオードを含んで構成される第1のダイオードブロック
と、1個以上のダイオードを含んで構成される第2のダ
イオードブロックとにおける所定のものに所属させるよ
うにして、第1.第2のダイオードブロックを構成させ
る手段と、フライバックトランスの高圧巻線における一
端側と他端側との一方側には、前記した第1.第2のダ
イオードブロックにおける一方のものを、また、フライ
バックトランスの高圧巻線における一端側と他端側との
他方側には、前記した第1.第2のダイオードブロック
における他方のものを、前記したフライバックトランス
の高圧巻線中に流れる直流電流に対して同一極性となる
ように接続する手段と、さらに、フライバツクトランス
の高圧巻線における一端側に接続されているダイオード
ブロックの他端を基準電位点に接続し、さらにまた、前
記したフライバックトランスにおける高圧巻線の一端側
と他端側とに、それぞれ各別のコンデンサの一端を接続
し、前記した各別のコンデンサは、前記した第1.第2
のダイオードブロックとともに、多倍圧整流回路を構成
しうるように、それらの他端を前記した第1゜第2のダ
イオードブロックにおける所定のダイオードとダイオー
ドとの接続点に接続する手段とを備えてなる直流高電圧
発生装置の容具なる実施態様の回路図、あるいはブロッ
ク図であって、これらの各回において、既述した第1図
における各構成部分と同一の構成部分には、第1図中で
使用した図面符号と同一の図面符号が付されている。
また、添付図面において、第5図及び第6図は説明用の
等価回路図であり、さらに、第7図乃至第10図、第1
2図及び第13図、第15図及び第16図、第18図乃
至第21図などの各回は、説明用の曲線図である。なお
、第26図及び第27図は本発明の直流高電圧発生装置
との比較対象のために示した従来例装置の回路図である
ここで、まず、本発明の直流高電圧発生装置の一実施例
を示す第4図の回路配置と、それの等価回路図や動作説
明用の曲線図などを参照して、本発明の直流高電圧発生
装置の構成原理や動作原理などについて述べるとともに
、第4図示の回路配置で示されている直流高電圧発生装
置を本発明の直流高電圧発生装置の代表例として、本発
明の直流高電圧発生装置と従来の直流高電圧発生装置と
の比較などを行なうことにする。
第4図において、T1は励振トランス、T2はフライバ
ックトランス、Xは水平偏向出力トランジスタ、Dはダ
ンパダイオード、Cは共振用コンデンサ、Lhは水平偏
向コイル、Csは5字補正用コンデンサ、N1はフライ
バックトランスT2の一次巻線、N2はそれの二次巻線
、Rは高圧負荷変動率を小さくするために用いられてい
る抵抗、Goは受像管の管壁容量、Vccは電源であり
、この第4図に示す回路配置において、フライバック2
3− トランスT2の高圧巻線N2に接続されて、フライバッ
クトランスT2からの出力パルスが与えられる多倍圧整
流回路4としては、ダイオードD1′。
D 2’ 、 D 3’ 、 D 13と、コンデンサ
C1’ 、 C2’とによって構成されているものが用
いられている。
第4図において、フライバックトランスT2の高圧巻線
N2の巻始め端イには、ダイオードD13のカソード側
が接続されるとともに、コンデンサC1’が接続されて
おり、また、フライバックトランスT2の高圧巻線N2
の巻終り端口には、同一の接続極性で直列接続されてい
る3個のダイオ゛−ドD1′〜D3’におけるダイオー
ドDI’のアノードとコンデンサC2’の一端とが接続
されている。そして、前記したダイオードD3’のカソ
ードが接続されている端子HTは、直流高圧の出力端子
(高圧出力端子)である。
また、前記したダイオードD13のアノードは、端子E
(基準電位点との接続端子E・・・・・・図示の例では
接地端子E)を介して直流高電圧発生装w1こおける基
準電位点(第4図示の回路の場合には接24− 続されており、さらに、前記したコンデンサC2’の他
端は、ダイオードD2’のカソードとダイオードD3’
のアノードとの接続点二に接続されている。
すなわち、前記した第4図示の回路配置で示されている
本発明の直流高電圧発生装置において、フライバックト
ランスT2の高圧巻線N2の巻始め端イ側に接続されて
いるダイオードD13は、第1 (または第2)のダイ
オードブロックに属するれているダイオードD1′〜D
3’は、第2(または第1)のダイオードブロックに属
するダイオードであって、これらの第1.第2のダイオ
ードブロックに属する各ダイオードは、前記したフライ
バックトランスT2の高圧巻線N2中に流れる直流・電
流に対して同一の接−極性となるように、それらの接続
極性が定められている。
そして、前記したフライバックトランスT2の高圧巻線
N2の巻始め端イ側に接続されているダイオードブロッ
クに属するダイオードD13のアノードは、端子Eを介
して基準電位点に接続され、また、前記したフライバッ
クトランスT2の高圧巻線N2の巻始め端イ側と、巻終
り端口側とには、それぞれ各別のコンデンサCI’、C
2’の各一端が接続されている。
そして、前記した各別のコンデンサC1’ 、 C2’
と、前記した第1.第2のダイオードブロックなどは、
フライバックトランスT2の高圧巻線N2をも含めて、
多倍圧整流回路を構成しうるように、前記したコンデン
サC1’ 、 C2’の他端が、第1゜第2のダイオー
ドブロックにおける既述したような所定のダイオードと
ダイオードとの接続点に接続されているのである。
前記のような構成を有する本発明の直流高電圧発生装置
は、単に、フライバックトランスT2からの出力パルス
を多倍圧整流回路に供給して、多倍圧整流回路より直流
高圧が得られるようにした7というようなものではなく
、フライバックトランスT2の高圧巻線N2をも多倍圧
整流回路に有機的に結合させた状態のものとして、直流
高電圧発生装置が構成されているのであり、本発明の直
流高電圧発生装置では、従来の直流高電圧発生装置につ
いて既述したような諸問題点のない直流高電圧発生装置
を容易に提供することができる。
次に、第4図乃至第6図などを参照して、本発明の直流
高電圧発生装置においては、従来の直流高電圧発生装置
での既述のような諸問題点が良好に解消できるというこ
との理由について説明する。
第4図示の回路配置において、フライバックトランス1
゛2の高圧巻線N2には、それの巻始め端イ側と、それ
の巻終り端口側との双方に、高圧巻線N2側を流れる直
流電流に対して同一の接続極性を示すようなダイオード
が接続されているから、フライバックトランスT2の高
圧巻線N2の巻始め端イ側が、フライバックパルスに対
して高インピーダンスとなり、フライバックトランスT
2の高圧巻線N2の途中には、直流電圧だけしか現われ
ない点(以下、ニュートラルポイントという)27− が形成されて、フライバックトランスT2の高圧巻線N
2の分布容量が減少し、また、フライバックトランスT
2の高圧巻線N2の巻始め端イ側と、フライバックトラ
ンスT2の高圧巻線N2の巻終り端口側とに発生してい
る互に逆極性のパルス電圧が、直接あるいはコンデンサ
を介してダイオードへ逆方向電圧として加えられるため
にダイオードに生じた微小容量が、フライバックトラン
スT2の高圧巻wAN2の分布容量に直列に接続される
ことになり、それによってフライバックトランスT2の
高圧巻線N2側の回路の実質的な静電容量を極めて小さ
なものにすることを容易にすることができる。
第5図と第6図とは、上述した本発明の直流高電圧発生
装置と、第1図示の従来の直流高電圧発生装置との比較
のために用いられる等価回路図であって、第5図は第1
図に示されている従来の直流高電圧発生装置の等価回路
図、第6図は本発明の第4図示の直流高電圧発生装置の
等価回路図である。
28− まず、第1図示の従来の直流高電圧発生装置の等何回路
を表わす第5図を参照して、第1図示の従来装置に関す
る説明を行なう。第5図において、Vccは動作用電源
の電圧、SWはスイッチング動作を行なう水平出力トラ
ンジスタ、L′は偏向ヨークのインダクタごノスLhと
フライバックトランスT2の低圧巻AS N 1のイン
ダクタンスL1との並列インダクタンス、Illはフラ
イバックトランス1゛2の高圧巻線N2と低圧巻線Nl
との間のリーケージインダクタンス、C′は共振用コン
デンサ、cdはフライバックトランスT2の高圧巻線N
2の分布容量であって、この回路は周知のように、水平
偏向出力トランジスタSWがオン、オフ動作を行なうこ
とによって、前記した一CンダクタンスL′と共振用コ
ンデンサC′とによって定まる繰返し周波数を有するフ
ライバックパルスの基本波を発生させ、また、フライバ
ックトランスT2の高圧巻線N2側の回路については、
前記したリーケージインダクタンスL Qと、フライバ
ックトランスT2の高圧巻線N2の分布容量Cdとによ
って定まる共振周波数(フライバックパルスの所定の次
数の高調波)で共振している状態となされるのであるが
、直流高電圧発生装置が所望の高い電圧値の出力電圧を
出力させようとして、フライバックトランスT2の高圧
巻aN2の巻回数を増加させた場合には、高圧巻線にお
ける分布容量Cdや、υ〜ケージ7rンダクタンスI、
ρの増加によって、当然のことながらフライバックトラ
ンスT2の高圧巻線N2側の回路の共振周波数が低下す
ることになる。
そして、前記の場合にもフライバック1ランスT2の高
圧巻1IANZ側の回路を、小さな高圧負荷変動率が得
られる奇数次の高調波に共振させようとしたときにおけ
るフライバックトランスT2のフライバックパルスは、
それのパルス巾が以前のフライバックパルスのパルス巾
、すなわち、フライバックトランスT2の高圧巻線N2
の巻回数を増加させる以前に、フライバックトランスT
2から発生されていたフライバックパルスのパルス巾よ
りも広いものになされなければならない。
前記のようにフライバックパルスのパルス巾が広いもの
となされた場合には、パルスの波高値が低下するから、
当然のことながら直流高電圧発生装置からの直流高圧出
力電圧値も低下したものとなる。このように、第5図示
の等価回路で示されるような構成を有している第1図示
の従来回路では、直流高圧出力電圧値を増加させようと
して、フライバック1−ランスT2の高圧巻線N2の巻
回数を増加さ仕ても、高圧負荷変動率が小さな状態で直
流高圧出力電圧値を得ることはできない。
ところが、第4図示の本発明の直流高電圧発生装置は、
第6図の等価回路によって表わされるものであるが、第
6図の等価回路においてフライバック1ヘランスT2に
おけるリーケージインダクタンスr、Ωには、フライバ
ンクトランスT2の高圧巻線N2の分布容量の一部を構
成している対地容量CgとダイオードDi3の容置C1
3(ダイオードDI3に逆電圧が印加されたことによっ
て生じる微小な静電容量)とが直列に接続されているか
ら、フライバックトランスT2の高圧巻線N2の分布3
1− 容量は、前記したダイオードD13が示す微小な静電容
量C13に大きく影響されて極めて小さくなされるので
、フライバックトランスT2の高圧巻線N2側の共振周
波数を極めて高くすることが容易にできるようになる。
第1表は、本発明の直流高電圧発生装置と、従来の直流
高電圧発生装置との特性の実験結果を図表で表わしたも
のであり、この第1表では、すべ1 て同一のフライバ
ックトランスT2を用いて構成されている下記のような
直流高電圧発生装置について、第1図に示されている構
成を有する従来の直流高電圧発生装置については、それ
をA装置と表現し、また、第1図に示されている従来の
直流高電圧発生装置中の多倍圧整流回路1の代わりに、
第2図示の多倍圧整流回路2を使用して構成した直流高
電圧発生装置については、それをB装置と表現し、さら
に、第4図に示されている構成を有する本発明の直流高
電圧発生装置については、それをC装置と表現して、前
記した各構成態様を有する直流高電圧発生装置について
の実験結果を示32− しているものである。
1、E T−T ’、r” o、及び、EHTIはそれ
ぞれ、高圧負荷電流がOm Aのときの直流高圧出力電
圧EHToと、高圧負荷電流が1mAのときの直流高圧
出力電圧EHTIとを示しており、また、高圧負荷変動
率ΔEHTは、前記した直流高圧出力電圧E HTo、
 E HTlを用いて次の式で表わされるものである。
34− バックトランスT2から出力されるフライバックパルス
のパルス巾であり、さらに、TRは走査期間に生じるI
Iンギン)f成分の周期(フライバックトランスT2の
高圧巻線N2側の回路の共振周期であり、こわけ既述の
よ′)に、略々フライバック[・ランスT2の高圧@ 
X&+ N 2の分布容量cdと、フライバックトラン
ス゛1゛2の低圧巻線N1と高圧巻線N2との間のリー
ケージインダクタンスLllとによって定まる。)を示
している。
前記した第1表に示されている実験結果からも明らかな
ように、本発明の直流高電圧発生装置(第1表中でC装
置として示されているもの)と従来の直流高電圧発生装
W(第1表中でA装置及びB装置としで示されているも
の)とでは、装置中で同一のフライバックトランスT2
を使用しているのにも抱わらず、本発明の直流高電圧発
生装置においては、従来の直流高電圧発生装置に比べ3
5− て、直流出力電圧値が高く、また、フライバックトラン
スT2の高圧巻線N2の分lIY容量が実質的に減少さ
れて、フライバックトランス1゛2に生じるリンギング
成分の周期TI(が短かくなっているのであり、したが
って1本発明の直流高電圧発生装置では、既述した従来
の直流高電圧発生装置における問題点を良好に解消させ
得ているのであるが、本発明の直流高電圧発生装置にお
ける前述のような効果を確認するために、次のような実
験を行なった。
すなわち、前記した第1表中で、A装置についての実験
結果として示されている第1図示の直流高電圧発生装置
から発生されたフライバックパルスと略々同一なパルス
巾T’rのフライバックパルスを発生させうるとともに
、フライバックトランスT2に生じるり:ノギング成分
の周期TRについても、それが、前記した第1表中でA
装置についての実験結果として示されている周期′rR
と略々同一なものになされている如き直流高電圧発生装
置を、第4図示のような構成態様の直流高電圧発生装置
によって構成させるのに、その直流高電圧発生装置中で
用いられるべきフライバックトランスT2の構成s様を
変更するだけで行なわれるように、フライバックトラン
スT2として、それの高圧巻線N2の巻回数が変更され
た状態のフライバックトランス1゛2cを用いた第4図
示の構成態様の直流高電圧発生装置(第2表中ではC(
T2c)装置のように表示されている)と、前記した第
1表中でA装置として実賎結果が示されている第1図示
の直流高電圧発生装置の出力電圧が、第1表中でC装置
として表わされている第4図示の構成態様の直流高電圧
発生装置からの出力電圧に咄々等しくなるようになされ
た第1図示の直流高電圧発生装置を、その直流高電圧発
生装置中で用いられるべきフライバックトランスT2の
構成態様を変更するだけで行なわれるように、フライバ
ックトランスT2として、それの低圧巻線N1の巻回数
が変更された状態のフライバックトランスT2aを用い
た第1図示の構成態様の直流高電圧発生装置(第2表中
ではA(T2a)装置のように表示さ36− れている)とを作って、それらの性能を調べたところ、
第2表に示されているような結果が得られた。なお、第
2表中のA装置は第1表中のA装置dと同じである。
さて、一般的なTV受像機において、水平帰線期間Tr
(フライバックパルスのパルス巾Trと同じ)は、通常
11μS〜12μs程度に選定されているが、今、フラ
イバックトランスT2がら得られるフライバックパルス
のパルス1llTrを、第1表及び第2表でA装置とし
て示されている第1図示の直流高電圧発生装置について
の実験結果にみられるフライバックパルスのパルス巾T
rと同じ11.4μsのパルス巾にした場合を考えると
、この場合にフライバックトランスT2の高圧巻線N2
を、フライバックパルスの基本波の略々第9次の高調波
に同調させたときのリンギング成分の周期TRは、略々
2.8μsとなる。
ところで、第4図示の構成を有する直流高電圧発生装置
は、第1表に示されているC装置のような構成を有する
場合に、フライバックパルス巾T”rが9.5μsで、
リンギング周期TRは2.22μsになっている。
白び記したリンギング周期TR(フライバックトランス
T2の高圧巻線N2側の共振周期、換言すればフライバ
ックトランスT2の高圧巻線N2側の共振周波数の逆数
)は、既述のようにフライバックトランスT2の高圧巻
線N2の分布容量Cdと、フライバックトランスT2の
リーケージインダクタンスLΩとにより、 TR=2π〆]刀口で1 前式で定まるものであるから、前記のリンギング周期T
Rを長くするのには、前記した式からり−ケージインダ
クタンスL dと、フライバックトランスT2の高圧巻
線N2の分布容量Cdとの何れか一方、もしくは双方を
増加させればよいことがわかる。
ところで、一般にフライバックトランスT2において、
巻線の巻回数が多少変化したとしても、巻線の分布容量
Cdは大して変化しないが、巻線のインダクタンスは巻
回数の二乗に略々比例して増加し、また、リーケージイ
ンダクタンスは巻線の構造が同じならば、インダクタン
スに略々比例して増加する、などのことは、周知のとお
りであるから、第1表でC装置として示されている第4
図示の直流高電圧発生装置におけるフライバックトラン
スT2から出力されるフライバックパルスのパルス巾T
rを、第1表のC装置の欄に記載されている数値2.2
2μsから、第1表のA装置の欄に記載されている数値
2,8μsに変化させるようにするためには、前記した
2つのフライバックパルスのパルス巾Trの比が2.8
/2.22= 1.26倍であるところから、新らたに
用いられるべきフライバラ39− クトランスT2cとしては、それのり一ケージインダク
タンスLQが、もとのフライバックトランスT2のり一
ケージインダクタンスLQの(1,26)2倍あるもの
とすればよいのであり、それは、もとのフライバックト
ランスT2の高圧巻線N2の巻回数を1.26倍したも
のとして作ることができるのであり、そのような構成の
フライバックトランスT2cを備えている直流高電圧発
生装置、すなわち、第2表中にC(T2C)装置として
示されている第4図示の構成を有する直流高電圧発生装
置では、第1表中のA−C装置中で使用されているフラ
イバックトランス′■゛2の高圧巻線N2の巻回数を約
1゜26倍したフライバックトランスT2cを用いるだ
けで、フライバックトランスT 2 eの高圧巻線N2
の共振周波数を、フライバックパルスの基本波の第9次
高調波の周波数にさせながら(Tr、/TR→4.1 
に保ちながら)、高圧電圧を変化させることなく、帰線
期間を合わせることができるのであり、この場合にも第
1表でC装置として示している第4図示の直流高電圧発
生装置と同様に、高圧=40− 負荷変動率の小さな直流高電圧発生装置(C(T2C)
装置)を容易に提供することができるのである。
一方、第1図に示されているような構成を有する従来の
直流高電圧発生装置において、フライバック1〜ランス
T2の高圧巻線N2側を、フライバックパルスの基本波
の特定な次数の高調波、例えば、第9次高調波に同調さ
せながら、フライバックパルスの基本波のパルス巾Tr
とフライバックトランスT2の高圧巻線N2側の回路の
共振周期TR(リンギング成分の周期TR)との比T 
r/ T Rを一定に保持したままで、高圧巻線出力を
増加させる手段としては、第2表においてA(T2C)
装置として示されているように、フライバックトランス
T2の低圧巻線N1の巻回数を少くする方法しかないが
、第1表及び第2表に示されているA装置を、第2表に
示されているようなA(T2C)装置に変更する際には
、A(T2C)装置に用いるフライバックトランスT2
aとして、それの低圧巻線の巻回数が、A装置に用いら
れていたフライバックトランスT2の低圧巻線に比べて
、約20%も少ないものが必要どされる。
しかしながら、コイルのインダクタンスは巻数の二乗に
比例して変化するから、前記のようにフライバックトラ
ンスT2aとして、それの低圧巻線N1の巻回数が、も
とのフライバックトランスT2の低圧巻線の巻回数より
約20%も巻回数の少ないものにされると、フライバッ
クトランスT2aの低圧巻線N1のインダクタンスは、
もとのフランスT2aの磁心の磁束密度は、フライバッ
クトランスT2の磁心の磁束密の約1.2倍となり、そ
れ′によりフライバックトランスT2aには、それの低
圧巻線N1に流れる電流の増加と、磁心の損失の増加と
によって温度上昇の増大が生じ、また、高圧負荷変動率
にも大幅な悪化を生じさせるので、第2表に示すA(T
2a)装置のような直流高電圧発生装置は、性能の面と
信頼性との両面からみて実1・・用しつる有用な直流高
電圧発生装置としては適しないことが実験の結果から明
らかとなった。
そして、第2表の実験結果は、従来装置における問題点
に対して通常の解決策として既述したような解決策、す
なわち、第1図示のような4+q成を有する直流高電圧
発生装置中の多倍圧整流回路として、第3図示のような
回路配置で示されるようなものを使用したり、あるいは
、フライバックトランスとして、大型な磁心を備えてい
るものを使用したりすることの必要性を示しCいるが、
これらの従来の解決策は、その何れのものもコスト高を
招くために採用し得ないことは既述したとおりである。
前記した第1図示の従来の直流、所電圧元生ル装置にお
ける高圧回路側の各部の電圧の状態は、第7図に記載さ
れている説明用波形図に示すと、15すeあり、また、
第4図示の本発明の−・実施例の直流高電圧発生装置に
おける高圧回路側の各部の電圧の状態は第8図に記載さ
れている説明用波形し1に示されているどJ目9である
第7図におけるa、l+、c、dなどの符号は、第1図
示の直流面ttIti二発生装置中の高圧回路の各43
一 部に付しであるa ” dなどの符号と対応させである
ものであり、また、第8図におけるイ99ロ、ハ二2ホ
などの符号は、第4図示の直流高電圧発生装置中の高圧
回路の各部に付しであるイ〜ホなどの符号と対応させで
あるものであって、このような回路図中の符号と説明用
波形図中の符号との対応関係は、他の実施例回路図や説
明用波形図などに関しも同様である。なお、各図中にお
いて、0は直流高電圧発生装置における接地電位を示し
ている。
さて、第4図に示されている直流高電圧発生装置の高圧
回路に生じるニュートラルポイントが、フライバック1
〜ランスの高圧巻線の巻回数に関して略々中央部分に存
在しているものとすると、第7図と第8図とにそれぞれ
示されている電圧Vl。
V2.Vl’、V2’などの間の関係は、V1+V2=
2(V1’+V2’) どなる。そして、2倍圧整流回路の動作原理はコツクク
[1フト回路の動作原理と全く同一と考えられることか
ら、直流高圧出力電圧EHTは次の\よ44− うに表わされるものとなる。
EHT=2V1 +V2=2(2’V1’+V2’)第
1図示の従来の直流高電圧発生装置における高圧回路中
で使用されている各ダイオードに加えられる電圧は、前
記した第1図示の回路配置と第7図示の説明用波形図と
の対応関係より、第9図のa及び第9図のbのように示
されるものとなりまた、第4図示の本発明の一実施例の
直流高電圧発生装置における高圧回路中で使用されてい
る各ダイオードに加えられる電圧は、前記した第4図示
の回路配置と第8図示の説明用波形図との対応関係より
、第10図のa −cで示されるものとなる。そして、
第3表は、第1図及び第4図によってそれぞれ示されて
いる各直流高電圧発生装置中の高電圧回路で使用されて
いる各ダイオードや、各コンデンサなどの両端に加えら
れる電圧値を示した一覧表である。 第3表の記載事項
から判かるように、第4図示の回路配置において使用さ
れているダイオードD3’、D13などには、第1図示
の回路配置中で使用されているダイオードD1〜+1に
加えられる電圧の半分の電圧しか加えられない(同じ高
圧出力電圧を得る場合)。
第4図示の本発明の一実施例の直流高電圧発生用するこ
とによって構成されたものということができるが、前記
し7た第1表乃至第3表の記載事項を参照しても判かる
ように両者の性能は全く相違している。
すなオ〕ち、第4図に示す本発明の一実施例の直流高電
圧発生装置は、第1図示の従来の直>i高電圧発生装置
におけるコンデンサC1の接地側の端子と、フライバッ
クトランスにおける高圧巻線の接地側幼子との両者を共
に接地から外ずして互に接続し、前記両者の接続点と接
地との間に、フライバックトランスの高圧巻線中に流れ
る直流電流に対して順方向の接続極性を示すような接続
態様でダイオードD13を接続して構成したものであり
、このような構成にすることにより、フライバックトラ
ンスの高圧巻線の中央部分(高圧巻線の巻回数に関して
の中央部分)にニュートラルポイント(直流電圧だけが
存在し、交流成分は存在しない状態のところ)が形成さ
れて、フライバックトランスの高圧巻線の各一端には、
前記したニュートラルポイントを交流的なゼロ点として
いるような波高値を示すパルス電圧(フライバックトラ
ンスの高圧巻線に生じるパルス電圧の略々1/2の電圧
値を示すパルス電圧)が現われる。
したがって、第4図示の構成を有する直流高電圧発生装
置では、それの高圧回路中で使用される各ダイオードや
各コンデンサなどに加えられる電圧値は、前記した第3
表に示されているような電圧となる。
ところで、本発明の直流高電圧発生装置は、それの直流
高圧の出力端子HTと、フライパックド47− ランスの高圧巻線中に生じるニュートラルポイントとの
2個所以外の部分では直流分に交流分が重畳された状態
の電圧[7か得ることができないという構成にかさ4し
でいろ点や、第1表と第2表などを参照して説明さ(し
ているように、実質的に分布容量の少ない高圧巻線を備
えたフライバックトランスを容易に構成できるために、
高圧負荷変動率が小さな:状態で高い口!流高圧出力を
出力できるような直流高電圧発生装置を容易に提供する
ことが可能になるという点、及び、従来の直流高電圧発
生装置に比べてリンギンヅ成分の振幅を極めて小さくす
ることができるという点などの各点において、本発明の
直流高電圧発生装置は、フライバックトランスの高圧巻
線へ、甲、に多倍圧整流回路を接続しただけの構成とさ
れているのにすぎない従来の直流高電圧発生装置とは全
く異なる構成原理に従って構成され、か−〕、従来の直
流高電圧発生装置どは全く異なる動作特性を有している
直流高電圧発生装置であるということができる。そして
、上記【また各点(、こ関する補足説明が、本発明の直
流48− 高電圧発生装置についての他の実施例に対する説明と関
連して後述されている。
次に、第11図以降の図面を参照して、本発明の直流高
電圧発生装置の他の実施例について説明する。まず、第
11図は、直流高電圧発生装置におけるフライバックト
ランスの高圧巻線の各一端に接続される回路を、フライ
バックトランスの高圧巻線の中央部に対して対称的な形
となるようなものとして、直流高電圧発生装置のフライ
バックトランスにおける高圧巻線の略々正確な中央部位
置に、ニュートラルポイントが形成されるような構成と
した本発明の直流高電圧発生装置の一実施例のものの回
路図であり、第11図に示す回路配置において、直流高
電圧発生装置のフライバックトランスT2の高圧巻線N
2に接続されて、フライバックトランスT2からの出力
パルスが与えられる多倍圧整流回路5としては、ダイオ
ードD1′。
D2’、’D3’、D13と、コンデンサC1”、C2
”とによって構成されているものが用いられている。
第11図において、フライバックトランスT2の高圧巻
線N2の巻始め点トには、一方のダイオードブロックを
構成するダイオードD I’ 、 D 13におけるダ
イオードDI’のカソードが接続されており、前記した
ダイオード013のアノードは、接地端子Eを介して基
準電位点に接続されている。
また、前記したフライバックトランスT2の高圧巻線N
2の巻終り端チには、他方のダイオードブロックを構成
しているダイオードD 2’ 、 D 3’におけるダ
イオードD2’のアノードが接続されており、前記した
ダイオードD3’のカソードには、高圧出力端子HTが
接続されている6 前記した一方のダイオードブロックを構成しているダイ
オードD 1’ 、 D 13と、他方のダイオードブ
ロックを構成しているダイオードD2’、D3’とは、
フライバックトランスT2の高圧巻線N2の巻線中に流
れる直流電流に対して同一の接続極性となるように、そ
れらの接続極性が定められている。
前記したフライバックトランスT2における高圧巻線N
2の巻終り端チ側に接続されているダイオードブロック
に属するダイオードD2’のカソードとダイオードD3
’のアノードとの接続点りと、フライバックトランスT
2の高圧巻線N2の巻始め端トとの間には、コンデンサ
C1″が接続されており、また、前記したフライバック
トランスT2の高圧巻線N2における巻始め端ト側に接
続されているダイオードブロックに属するダイオードD
1′のアノードとダイオードD13のカソードとの接続
点へと、フライバックトランスT2の高圧巻線N2の巻
終り端チとの間には、コンデンサ02″が接続されてい
る。
前記した第11図示の本発明の直流高電圧発生装置の一
実施例回路では、フライバックトランスT2の高圧巻線
N2の各一端にそれぞれ接続されている回路が、フライ
バックトランスT2の高圧巻線N2の中央部に対して略
々対称的なものとなされているから、フライバックトラ
ンスT2の高圧巻線N2中に生じるニュートラルポイン
トの位置が、フライバックトランスT2の高圧巻線N2
の巻回数の略々1/2の部分に生じる。
すなわち、フライバックトランスT2の高圧巻51− 線N2中に形成されるニュートラルポイントの位置は、
フライバック1〜ランスT2の高圧巻線N2の対地容量
が等しく分割される点であるから、フライバックトラン
スT2の高圧巻線N2の両端に接続されている回路が、
第11図示の回路のように略々同一構成のものであって
、その両回路がそれぞれ接地に対して示す容量も略々等
しい場合には、フライバックトランスT2の高圧巻線N
2中に形成されるニュートラルポイントの位置は、フラ
イバック1〜ランスT2の高圧巻線N2の巻回数の略々
正確に1/2の部分に生じるのである。
第12図は、前記した第11図に示す本発明の直流高電
圧発生装置における高圧回路側のへ、ト、チ、す、ヌな
どの各点の電圧の状態を示す説明用の波形図であり、ま
た、第13図のa、bは、前記した第11図に示す回路
配置中で使用されている各ダイオードD3’、D13、
DI’、D2’に加えられる電圧を示す図である。
次に、第14図はフライバックトランスT2の出力パル
スが与えられる多倍圧整流回路として、52− 3倍圧整流回路6を用いて構成した本発明の直流高電圧
発生装置の実施例回路を示した図であり、この第14図
示の直流高電圧発生装置においては、フライバックトラ
ンスT2の高圧巻線N2の巻始め端ヲに対して、一方の
ダイオードブロックに属するダイオードD 15. D
 14におけるダイオードDi5のカソードが接続され
ており、前記したダイオードD14のアノードは、接地
端子Eを介して基準電位点に接続されている。
また、前記したフライバックトランスT2の高圧巻線N
2の巻終り端ワには、他方のダイオードブロックを構成
しているダイオードD16.D17.D18におけるダ
イオードD16のアノードが接続されており、前記した
ダイオードD1.8のカソードには、高圧出力端子HT
が接続されている。
前記した一方のダイオードブロックを構成しているダイ
オードD 15. D 14と、他方のダイオードブロ
ックを構成しているダイオードD 16. D 17.
 D18などは、フライバックトランスT2の高圧巻線
N2の巻線中に流れる直流電流に対して同一の接続極性
となるように、それらの接続極性が定められている。
前記したフライバック1〜ランスT2における高圧巻線
N2の巻終り端ワに接続されているダイオードブロック
に属するダイオードD16のカソードとダイオードI〕
17のアノードとの接続点力と、フライバック1−ラン
スT2の高圧巻線N2の巻始め端ヲとの間には、コンデ
ンサC11が接続されており、また、前記したフライバ
ック1〜ランスT2の高圧巻線N2の巻終り端ワに接続
されているダイオードブロックに属するダイオードD1
7のカソードとダイオードD18のアノードとの接続点
ヨと、フライバックトランスT2の高圧巻線N2の巻終
り端ワとの間には、コンデンサC12が接続されており
、さらに、フライバックトランスT2の高圧巻線N2に
おける巻始め端ヲに接続されているダイオードブロック
に属するダイオードD15のアノードとダイオードD1
4のカソードとの接続点ルと、フライバックトランスT
2の高圧巻線N2の巻終り端ワとの間には、コンデンサ
C10が接続されている。
第15図は、前記した第14図に示す本発明の直流高電
圧発生装置における高圧回路側のル、ヲ、ワ、力、ヨ、
ムなどの各点の電圧の状態を示す説明用の波形図であり
、また、第16図のaヶめは、前記した第14図に示す
回路配置中で使用されている各ダイオードD 14. 
D 15、D 16. D 17. D 18などに加
えられる電圧を示す図である。
前記した第14図示の本発明の直流高電圧発生装置は、
既述した第1図示の従来の直流高電圧発生装置における
2倍圧整流回路1の代わりに、フライバックトランスT
2の高圧巻線N2からフライバックパルスが与えられる
べき多倍圧整流回路として、第3図示のような構成態様
を有する3倍圧整流回路を使用した構成の従来の直流高
電圧発生装置に比べて、回路中で必要とされるコンデン
サの個数を1個少なくでき、また、回路中で使用される
5制のダイオードの内で2個のものは、耐圧が半分のも
のでも良いなどの特徴を有するので、信頼性やコストな
どの面で、従来の直流高電圧発生装置に比べて優れてい
る。
=55− また、第14図に示すような構成を有する本発明の直流
高電圧発生装置では、フライバックトランス′f2の高
圧巻線N2の咄々中央部に形成されるニュートラルポイ
ントから、高圧出力端子HTで得られる電圧値の約40
%の電圧値を示す直流電圧を取り出すことができるので
、第14図示の直流高電圧発生袋]dは、それのフライ
バック1−ランスT2の高圧巻、t!N2に形成される
ニュートラルポイントから直流電圧が取り出せるように
しておくことにより、現在市販されている受像管の範囲
内に含まれる受像管であれば、どのような受像管であっ
ても、前記のようにして取り出した直流電圧をフォーカ
ス電圧用の電源として利用することができるという特徴
をも備えている。
第17図は、多倍圧整流回路として3倍圧整流回路を用
いて、本発明の直流高電圧発生装置を構成させた場合の
他の実施例を示す図であるが、この第17図に示す本発
明の直流高電圧発生装置は、例えば、高い直流高圧出力
電圧が必要とされるときや、あるいは、直流高電圧発生
装置に用いるフ56− ライバックトランスT2として、それの高圧巻線N2の
巻回数を、既述した第4図示の実施例に関連して説明し
たものの約60%に減少させたものとし、それにより、
フライバックトランスT2の高圧巻線側の回路が、フラ
イバックパルスの基本波の第13次高調波に同調できる
ようなものとして、高圧負荷変動率の一層向上された直
流高電圧発生装置が構成されうるようにする場合などに
有効に使用できる。
第17図において、フライバックトランスT2の高圧巻
線N2の巻始め端ソには、一方のダイオードブロックを
構成するダイオードD21,020.D19におけるダ
イオードD21のカソードが接続されており、前記した
ダイオードD19のアノードは、接地端子Eを介して基
準電位点に接続されている。
また、前記したフライバックトランスT2の高圧巻線N
2の巻終り端ツには、他方のダイオードブロックを構成
しているダイオードD 22. D 23. D24に
おけるダイオードD22のアノードが接続されており、
前記したダイオードD24のカソードには、高圧出力端
子HTが接続されている。
前記した一方のダイオードブロックを構成しているダイ
オードD 21. D 20. D 19と、他方のダ
イオードブロックを構成しているダイオードD 22.
 D 23、D24などは、フライバックトランスT2
の高圧巻線N2の巻線中に流れる直流電流に対して同一
の接続極性となるように、それらの接続極性が定められ
ている。
前記したフライバック1−ランスT2における高圧巻線
N2の巻終り端ツに接続されているダイオードブロック
に属するダイオードD22のカソードとダイオードD2
3のアノードとの接続点ネと、フライバックトランスT
2の高圧巻線N2の巻始め端ソとの間には、コンデンサ
C15が接続されており、また、前記したフライバック
トランスT2の高圧巻線N2の巻終り端ツに接続されて
いるダイオードブロックに属するダイオードD22のカ
ソードとダイオードD24のアノードとの接続点すと、
フライバックトランスT2の高圧巻線N2の巻終り端ツ
との間には、コンデンサC16が接続されており、さら
に、フライバックトランスT2の高圧巻線N2における
巻始め端ソに接続されているダイオードブロックに属す
るダイオードD21のアノードとダイオードD’20の
カソードとの接続点しと、フライバックトランスT2の
高圧巻線N2の巻終り端ツとの間には、コンデンサC1
4が接続されている。
さらにまた、フライバックトランスT2の高圧巻線N2
の巻始め端ソに接続されているダイオードブロックにお
けるダイオードD19のカソードとダイオードD20の
アノードとの接続点夕と、フライバックトランスT2の
高圧巻線N2の巻始め端ソとの間には、コンデンサC1
3が接続されている。
第18図は、前記した第17図に示す本発明の直流高電
圧発生装置における高圧回路側の夕、し、ソ、ツ、ネ、
す、うなどの各点の電圧の状態を示す説明用の波形図で
あり、また、第19図のa。
しは、前記した第17図に示す回路配置中で使用されて
いる各ダイオードD19.1)24、D 20. D 
23゜621、D22などに加えられる電圧を示す図で
ある。
59− 第4表は、これまでに第4図、第11図、第14図、第
17図などの各回路図を参照して説明して来た本発明の
直流高電圧発生装置の各実施例において、フライバック
1〜ランスT2の高圧巻線N2に生じるニュートラルポ
インl〜で得られるべき電圧値Vnと、前記した電圧値
Vnの直流高電圧発生装置における直流高圧出力電圧(
高圧出力端子HTに出力される直流電圧)Vhtに対す
る百分率Vn/Vht%とを示した表である。
なお、第4表中で、kはフライバックトランスT2の高
圧巻線N2に生じるニュートラルポイントの位置が、フ
ライバックトランスT2の高圧巻線N2の巻回数の17
2の位置からずれている場合に、前記のずれ量を補正す
るための補正係数を表わしている(フライバックトラン
スT2の高圧巻線N2に生じるニュートラルポイントの
位置は、高圧巻線の巻き方やフライバックトランスの構
造60− などに応じて相違しているニュートラルポイントの両側
の巻線における分布容量のアンバランスにより、フライ
バックトランスT2の高圧巻線N2の巻回数の1/2の
位置からずれて生じるのであり、前記した補正係数には
、通常、1〜0.8程度の値を示すものである)。
前記した第4表において、フライバックトランスT2の
高圧巻線N2中に生じるニュートラルポイントの位置に
現われる直流電圧Vnの内で、第11図及び第17図に
対するものについては、補正係数kが示されていないが
、これは、第11図、第17図示の回路配置のように、
フライバックトランスT2の高圧巻線N2の各端に対し
て、略々同様な構成の整流回路が接続されている場合に
は、フライバックトランスT2の高圧巻線N2の巻回数
の1/2の位置に設けたニュートラルポイントの端子に
対して、補正係数にの値とは関係なく、直流高圧出力電
圧vhtの略々1/2の電圧が現われるからである。
ところで、前記した第4表をみると、第4図、第11図
、第14図、第17図の各図に示されている各回路配置
を頗えている直流高電圧発生装置において、フライバッ
クl−ランスT2の高圧巻線N2中に形成されるニュー
トラルポイントに現われる直流電圧Vnは、第4図示の
回路配置のものを除いて、直流高圧出力?d圧vhtの
173以上の電圧値を示すものとなっているが、一般に
受像管のフォーカス電圧は、アノード電圧の30%以下
であることが多いから、前記した第4表に示した各回路
配置の内で、第4図のものを除く各回路配置は、それら
のものにおけるフライバックトランスT2の高圧巻線N
2に形成されるニュー1〜ラルボイン1〜に現われる直
流電圧Vnを、受像管のフォーカス電圧用の電源として
用いることができることは明らかである。
現在のところ、受像管においてフォーカス電圧がアノー
ド電圧の40%以上となされているものは市販されては
いないから、第4表に示されている数値からみて、i「
記した第11図、第17図などに示されている回路配置
を備えている各直流高電圧発生装置は、それらのものに
おけるフライバックトランスT2の高圧巻線N2中に形
成されるニュートラルポイントに現われる直流電圧を、
現在のすべての受像管のフォーカス電圧用の電源として
良好に用いるようにすることができる。
ところで、直流高電圧発生装置で発生されるリンギング
成分は、TV受像機の再生画面や、TV受像機の近くで
使用されている■ゴRの映像に対して著るしい悪影響を
与えるから、直流高電圧発生装置としては、それから発
生されるリンギング成分ができるだけ小さくされている
ようなものであることが必要とされる。第5表は、従来
の直流高電圧発生装置と、本発明の直流高電圧発生装置
とについて、それぞれ、種々の大きさの高圧負荷電流に
おけるリンギングl/ジオを示したものである。なお、
前記したリンギングl/ジオとは、(リンギング成分の
振幅)が(パルスの波高値)の何%であるのかを表わす
ものである。また、直流高電圧発生装置におけるフライ
バック1〜ランスT2の高圧巻線N2に接続されている
高圧回路は高いイ63− ンピーダンスを有していて、その回路に測定器のプ&−
ブが触れただけで測定値に変化が生じる程であるので、
直流高電圧発生装置におけるリンギング成分の振幅の測
定は、フライバックトランスの磁心に誘起された電圧を
測定することによって行なった。
前記した第5表中で、「第11図の回路(100μAの
ブリーダ)」とは、第11図示の回路配置の直流高電圧
発生装置において、100μAの大きさのブリーダ電流
を直流高圧出力端子HTと接地間に流している状態の回
路を意味しており、また、第5敷中で、「第2図の回路
」とは、多倍圧整流回路として第2図示のような構成を
有する多倍圧整流回路2を、第1図示の直流高電圧発生
装置における多、倍圧整流回路1の代わりに使用してい
る構造の直流高電圧発生装置を意味している。
64− 第5表に示されている実験結果によると、第1図及び第
2図に示されているような構成を備えている従来の直流
高電圧発生装置では、ある狭い範囲内の高圧負荷電流の
値と対応して、リンギング成分は最低の値を示している
が、それ以外の高圧負荷電流の値に対してはリンギング
成分が増加した状態になっている。
一方、本発明の直流高電圧発生装置では、高圧負荷電流
がゼロの場合についてみると、前記した従来の直流高電
圧発生装置で生じていたリンギング成分と同程度の大き
さのリンギング成分が生じているが、高圧負荷電流が少
しでも流れ始めると、リンギング成分の大きさは急激に
減少して、高圧負荷電流が増加してもリンギング成分の
大きさが増加するようなことは起こらないのであり、こ
の点は、第5表に記載されている実験結果にも明らかに
示されている。
このように、本発明の直流高電圧発生装置では、第5表
に示されている実験結果のように、高圧負荷電流が流れ
た状態のときにリンギング成分が微減するのであるが、
どのような理由に基づいてそのような現象が生じるのか
は、今のところ正確には解明できていない(直流高電圧
発生装置において、それのフライバックトランスの高圧
巻線側に構成される高圧回路は、高いインピーダンスを
示す回路であるために、測定器によって回路中のリンギ
ング成分を直接に測定しようとしても、例えば、回路中
に測定器のプローブを触れただけで、回路の動作状態が
変化してしまうので、測定器によって正確な測定を行な
うことはできない)。
しかし、従来の直流高電圧発生装置の高圧回路と、本発
明の直流高電圧発生装置における高圧回路との構成態様
の違い、及び動作の違いなどに着目して考察を加えた結
果として、従来の直流高電圧発生装置と本発明の直流高
電圧発生装置とについて、前記した第5表に示されてい
るような特性の違いが生じるのは、次のような理由によ
るものであろうと推測された。
すなわち、従来の直流高電圧発生装置の高圧回路におい
ては、走査期間と帰線期間とについて、それぞれ別々に
充電々流が流れていたのに対して、本発明の直流高電圧
発生装置の高圧回路においては、フライバックトランス
の高圧巻線の両端に、前記の高圧巻線中に形成されたニ
ュートラルポイントに対して、互にiψ極性のパルス電
圧が生じているために、走査期間と帰線期間との双方に
おいて、フライバックトランスの高圧巻線中には互に逆
方向の電流が咄々同時期に流れる状態になっていること
により、リンギング成分が打消されたり、また、リンギ
ング成分がダイオードによってクランプされることによ
り減衰されるなどすることにより、結局、本発明の直流
高電圧発生装置では、リンギング成分が極めて少なくな
されるのであろうと推測されたのである。
前記した第5表に示されている実験結果は、表中の一番
右側の欄に示しであるものを除き、直流高電圧発生装置
の高圧回路にブリーダ抵抗を接続していない状態のもの
を用いて実験を行なった場合に得られたものである。
ところで、実際に直流高電圧発生装置が使用さ67− れる場合には、通常、それの高圧回路にはブリーダ抵抗
が接続されたり、あるいは、受像管のフォーカス電圧を
取り出すための分圧抵抗が接続されたりするものであっ
て、高圧回路中には、例えば100〜150μA程度の
電流が流されているものである。第5表における一番右
側の欄に示されている実験結果は、第11図示のような
構成態様を有する本発明の直流高電圧発生装置において
、直流高圧出力端子HTと接地との間に接続されている
ブリーダ抵抗Rに100μAの電流を流している@4に
おけるものであり、このように、本発明の直流高電圧発
生装置では、実際の使用状態のように高圧負荷電流が流
されているときには、第5表に示されているように、リ
ンギング成分が極めて小さくなされうるのである。
第20図と第21図とは、第1図示の従来の直流高電圧
発生装置と、第11図示の本発明の直流高電圧発生装置
とにおいて、それぞれの高圧負荷電流が150μAのと
きに、フライバックトランスの磁心に誘起された電圧波
形WFと、フライバック=68− トランスの低圧巻線中に流れる電流波形CFIとを示し
たものであるが、本発明の直流高電圧発生装置における
リンギング成分を示している第21図と、従来の直流高
電圧発生装置におけるリンギング成分を示している第2
0図とを比較すれば直ちに判かるように、本発明の直流
高電圧発生装置では、従来の直流高電圧発生装置に比べ
て、装置中で発生するリンギング成分を、著るしく減少
させることができるのである。
第22図と第23図とは本発明の直流高電圧発生装置の
他の実施例を示す回路図で喀あって、第22図は既述し
た第11図に示されている本発明の直流高電圧発生装置
におけるフライバックトランスT2の高圧巻線N2に形
成されるニュートラルポイントNPに端子9を接続する
ことにより、ニュートラルポイントNPに現われる直流
電圧を、前記した端子9から取出して利用できるように
した直流高電圧発生装置を示したものであり、また、第
23図は前記した第22図示の構成を有する直流高電圧
発生装置において、フライバックトランスT2の高圧巻
線N2に形成されるニュートラルポイン1−NPと直流
高圧出力端子9との間に、ブリーダ抵抗11を接続した
ものである。なお、前記した第22図と第23図とにお
いて、8,10などはそれぞれ多倍圧整流回路を示して
いる。
前記した第23図に示されている本発明の直流高電圧発
生装置において、直流高圧出力端子9とフライバックト
ランスT2の高圧巻線N2に形成されるニュートラルポ
イントNPとの間に接続されるブリーダ抵抗11には、
直流高圧出力端子9に現われる電圧vhtの1/2の電
圧しか加わらないから、前記した抵抗11としては小さ
な電力容量の抵抗器が使用できる。
第24図と第25図とは、前記した第22@や第23図
に示されているような構成を有する本発明の直流高電圧
発生装置における直流出力端子9と接地との間に、抵抗
回路網15や抵抗回路網17を接続して、受像管のフォ
ーカス電極電圧やスクリーン電極電圧などが可変調整自
在に得られるようにされている本発明の直流高電圧発生
装置を示したものである。
周知のように、従来の直流高電圧発生装置においても、
それから受像管用のフォーカス電極電圧やスクリーン電
極電圧などをも発生させることができるように、出力電
圧を抵抗回路網で分圧して前記した各種の電圧を取り出
すことができるようにすることが行なわれていた。
第26図及び第27図などは、従来の直流高電圧発生装
置における一般的なフォーカス電圧の取り出し方を説明
するための回路図である。まず第26図では直流高圧出
力端子HTと接地との間に抵抗回路網15を接続して、
フォーカス電圧が直流高圧出力電圧vhtを分圧した状
態のものとして得るようにしているので、高圧負荷電流
が変化した場合における直流高圧出力電圧に対するフォ
ーカス電圧の割合いは、第29図の曲線■のように略々
一定なものとなるが、これは第29図の曲線■として示
されている理想のフォーカストラッキング曲線とは異な
ってはいても実用上では支障のない範囲のものであるた
めに、第26図に示されて71− いるようなフォーカス電圧の取り出し方は従来から広く
採用されている。
しかしながら、前記した第26図示のようなフォーカス
電圧の取り出し方が採用された場合にはもとの高い電圧
を抵抗で分圧して低い電圧として取り出すことが必要で
あるために、極めて高い抵抗値を有する高価な抵抗器が
必要とされる他、フォーカス電圧の取り出し端子18か
らみた電源の内部インピーダンスが高いものになってい
るから、フォーカス電流の変化によってフォーカス電圧
の変化が生じる。
そして、前記したフォーカス電流の変化は、受像管の動
作開始時におけるドリフト、経年変化などによって生じ
るものであり、したがって、前記した原因によるフォー
カス電流の変化によって、フォーカス電圧が変化すると
いう好ましくない現象が生じる。
また、第27図に示すような構成を備えている従来の直
流高電圧発生装置は、2倍圧整流回路中で比較的に低い
電圧値の直流電圧が得られるとこ72− ろと接地との間に抵抗回路網15を接続しているから、
この第27図示の直流高電圧発生装置では、比較的に抵
抗値の低い安価な抵抗器が使用できるが、この回路にお
けるフォーカス電圧の変化特性は、第29図中の曲線■
で示されるようなもの、すなわち、第9図中で曲線■に
よって示されているような理想的な特性とはかけ離れて
いる特性となる。そのため番;、この27図で示される
ような回路は、通常使用されていない。
このように、第26図や第27図に示されている従来の
直流高電圧発生装置は、性能的にも、あるいはコスト面
でも満足し得ないものであった。
ところが、前記した第24図や第25図で示す本発明の
直流高電圧発生装置は、前記した従来の直流高電圧発生
装置におけるような問題点がなく、フォーカス電圧など
を発生させることができるような直流高電圧発生装置と
なされている。
まず、第24図示の直流高電圧発生装置は、抵抗12と
可変抵抗器13と抵抗14とが直列接続されてなる抵抗
回路網15を、端子9と接地との間に接続して、可変抵
抗器13の調整によって端子18より受像管のフォーカ
ス電極電圧が調整自在に得られるようにしたものであり
、また、第25図示の本発明の直流高電圧発生装置は、
抵抗12と可変抵抗器13と抵抗14と可変抵抗器16
とが直列接続されてなる抵抗回路網17を端子9と接地
との間に接続して、可変抵抗器13の調整によって端子
18から受像管のフォーカス電極電圧が調整自在に得ら
れるようにするとともに、可変抵抗器16より受像管の
スクリーン電極電圧が調整自在に得られるようにしたも
のであり、この第24図及び第25図示の直流高電圧発
生装置では、受像管のフォーカス電極電圧やスクリーン
電極電圧などを、低い内部インピーダンスの電源から容
易に得ることができ、また、前記した抵抗回路網15.
17などは、ブリーダ抵抗器としても動作するので、高
圧負荷変動率や走査期間のリンギング成分の減少も達成
される他に、良好な電圧変化特性も得られるのである。
すなわち、第24図に示す本発明の直流高電圧すなわち
、第24図や第25図などに示す本発明の直流高電圧発
生装置は、高圧負荷電流の変化に対する直・流高圧出力
電圧とフォーカス電圧との割合いの変化特性(フォーカ
ストラッキング特性)として、第29図中の曲線■で示
されるような特性を備えている。そして、前記した第2
9図中の曲線■で示す特性は、高圧負荷電流がO〜20
μA程度というように、高圧負荷電流値が極めて小さな
範囲内においては、高圧負荷電流値の変化に対して大き
く変化するような特性に示しているが、高圧負荷電流値
が大きな部分においては、既述した第26図の直流高電
圧発生装置における特性曲線、すなわち、第29図中の
曲線■で示されている特性よりも、理想的な特性に近い
特性を示しているものになっている。
前記したように、第24図や第25図などに示されてい
る構成の直流高電圧発生装置では、高圧負荷電流値が極
めて小さな範囲と対応して、高圧出力電圧とフォーカス
電圧との割合いが、高圧負荷電流値の変化に対して大き
く変化しているが。
−75= 高圧負荷電流値が極めて小さな範囲においては、受像管
の蛍光面が暗い状態であるので、この点は実用上で何の
支障をも生じさせることがないのであり、受像管の蛍光
面が明るくなされる高圧負荷電流の範囲においては、既
述のとおりの良好な特性での動作を行なうことができる
また、フォーカス電極電圧源やスクリーン電極電圧源な
どにおける内部インピーダンスについてみても、分圧回
路として使用される抵抗回路網15.17などは、既述
のように電圧の低いところに接続されているから、望ま
しい低いインピーダンスの状態となされている。
また、第24図、第25図示の直流高電圧発生装置が、
第23図に示されているような構成態様を備えている直
流高電圧発生装置の端子9に対して、抵抗回路網15 
(あるいは17)を接続して構成したものであった場合
には、高圧出力端子HTとフライバックトランスの高圧
巻線中に形成されるニュートラルポイントNPとの間に
接続した抵抗11が、抵抗回路網工5.17などが接続
さ76− れている部分の電位を規制するので、さらに一段と良好
なフォーカストラッキングを示すような直流高電圧発生
装置が構成できることになる。
そして、前記のような構成を有する直流高電圧発生装置
では、抵抗回路1g415.17や、抵抗回路網15.
17と抵抗11との組合わせ回路などが、高圧負荷とし
ても機能するために、それにより高圧負荷電流の低電流
領域での高圧変動が抑制されるとともに、リンギング成
分の振幅の大きな部分も除去されるので、高圧変動が小
さく、しかも、リンギング成分の振幅の小さな直流高電
圧発生装置を容易に提供することができる。
第28図は、前記した第24図、第25図などに示され
ているような構成を備えている直流高電圧発生装置にお
ける直流高圧出力端子+1 ’rど接地どの間にもブリ
ーダ抵抗Rを接続した構成とし、第29図中の曲線■の
ような特性が得られるようにした本発明の直流高電圧発
生装置であるが、この実施例装置では前記した第24図
、第25図示の直流高電圧発生装置に比べて、より一層
、高圧変動率や、リンギング成分の振幅の小さな直流高
電圧発生装置を提供できることは明らかである。
なお、本発明の直流高電圧発生装置は、実施例に示した
ものに限られることなく、他の多倍圧整流を行なうもの
に適用してもよいことは勿論である。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
は、4個以上のダイオードと2個以上のコンデンサとを
用いて構成されている多倍圧整流回路にフライバックパ
ルスを与えて、直流高電圧を発生させるようにした直流
高電圧発生装置であって、前記した4個以上のダイオー
ドを、1個以上のダイオードを含んで構成される第1の
ダイオードブロックと、1個以上のダイオードを含んで
構成される第2のダイオードブロックとにおける所定の
ものに所属させるようにして、第1.第2のダイオード
ブロックを構成させる手段と、フライバックトランスの
高圧巻線における一端側と他端側との一方側には、前記
した第1.第2のダイオードブロックにおける一方のも
のを、また、フライバックトランスの高圧巻線における
一端側と他端側どの他方側には、前記した第1.第2の
ダイオードブロックにおける他方のものを、前記したフ
ライバックトランスの高圧巻線中に流れる直流電流に対
して同一極性となるように接続する手段と、さらに、フ
ライバックトランスの高圧巻線における一端側に接続さ
れているダイオードブロックの他端を基準電位点に接続
し、さらにまた、前記したフライバックトランスにおけ
る高圧巻線の一端側と他端側とに、それぞれ各別のコン
デンサの一端を接続し、前記した各別のコンデンサは、
前記した第1.第2のダイオードブロックとともに、多
倍圧整流回路を構成しうるように、それらの他端を前記
した第1.第2のダイオードブロックにおける所定のダ
イオードとダイオードとの接続点に接続する手段とを備
えてなる直流高電圧発生装置であって、この本発明の直
流高電圧発生装置によれば、既述した従来の直流高電圧
発生装置における諸問題点が、すべて良好に解決できる
の79− である。
すなわち、本発明の直流高電圧発生装置では、フライバ
ックトランスの高圧巻線中に直流電位点となるニュート
ラルポイントが形成されることにより、フライバックト
ランスの高圧巻線の両端に発生するパルスは、前記した
ニュートラルポイントに対して互に逆極性のものとなっ
ていて、前記のパルスはそれの波高値が従来の場合の略
々半分であり、したがって、パルスに対する回路の絶縁
を従来よりも簡単にすることができ、直流高電圧発生装
置の小型軽量化が容易になる。
また、フライバックトランスの高圧巻線に直流電位点と
なるニュート・ラルポイントが形成されることにより、
フライバックトランスの高圧巻線の分布容量が減少し、
それにより、フライバックトランスの高圧巻線側の回路
を、フライバックパルスの基本波の周波数に対して、所
定の高い次数の奇数次高調波に同調させることが容易と
なり、さらに、前記のようにフライバックトランスの高
圧巻線の分布容量が減少できるために、前記の分布80
− 容量の減少分と対応する分だけ高圧巻線の巻回数を増加
させ、フライバックトランスの高圧巻線側の共振周波数
をそのままの状態として、高い出力電圧が得られるよう
にすることもできる。
また、第11図示のような構成の直流高電圧発生装置に
すれば、従来の直流高電圧発生装置に比べて耐圧の低い
コンデンサが使用できるので、従来装置よりも信頼性に
優れた直流高電圧発生装置を安価に提供することが可能
となり、さらに、第14図示のように、少ない個数のコ
ンデンサを用いて、従来の3倍圧整流回路を用いた直流
高電圧発生装置よりも高い出力電圧の得られる直流高電
圧発生装置を構成できるので、直流高電圧発生装置の小
形化と低コスト化とに寄与できる。
さらにまた、フライバックトランスの高圧巻線の両端に
、対称的な構成を有する整流回路が接続された状態の直
流高電圧発生装置にすることにより、ニュートラルポイ
ントの形成位置とは無関係に、フライバックトランスの
高圧巻線に形成されるニュートラルポイントの直流電位
を、直流高圧出力電圧の略々半分の値にすることができ
るし、また、フライバックトランスの高圧巻線に形成さ
れるニュートラルポイントに現われる直流電圧を取り出
して、それを受像管のフォーカス電極電圧や、スクリー
ン電極電圧として利用することが可能であり、その場合
に、前記の電圧源は内部インピーダンスの低い電源とし
て良好に用いられるのであり、フォーカス電圧のドリフ
トや経年変化に対して安定性を増加させるのに有効であ
る。
直流高電圧発生装置におけるフライバックトランスの高
圧巻線に形成されるニュートラルポイントと、直流高圧
出力端子との間に抵抗を接続し、また、前記したニュー
トラルポイント接地との間に、可変抵抗器を含んで構成
されている抵抗回路網を接続して、前記の抵抗回路網か
らフォーカス電圧やスクリーン電圧などが取り出せるよ
うにすると、なお一層、フォーカストラッキングを良好
にすることができるとともに、耐電性の低い小形な抵抗
素子の組合わせによって、高価な大形なプリーダ抵抗を
用いた場合と同様な回路動作を行なわせることかでき、
また、高圧負荷電流の低電流領域における高圧変動やリ
ンギング成分などの低減化を実現できる直流高電圧発生
装置が容易に提供できる。
また、本発明の直流高電圧発生装置では、走査期間にお
けるリンギング成分が小さいので、リンギング成分によ
る画面の品質の劣化が生ぜず、また、周辺機器に対して
妨害を与えるようなことも生じない。
以上のように、本発明の直流高電圧発生装置によれば、
既述した従来の直流高電圧発生装置における諸欠点の解
消された優れた性能を有する直流高電圧発生装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図及び第26図ならびに第27図は従来
例回路の回路図、第4図、第11図、第14図、第17
図、第22図乃至第25図及び第28図などは、それぞ
れ本発明の直流高電圧発生装置の回路図あるいはブロッ
ク図、第5図及び第6図は説明用の等価回路図であり、
さらに、第783− 図乃至第10図、第12図及び第13図、第15図及び
第16図、第18図乃至第21図、第29図などの各図
は説明用の曲線図である。 1〜8,10・・・多倍圧整流回路、9・・・端子、H
T・・・直流高圧出力端子、E・・・接地端子、T2・
・・フライバックトランス、NP・・・ニュートラルポ
イント、N2・・・フライバックトランスT2の高圧巻
線、15.17・・・抵抗回路網、 −85−−246− 84− 手続補正書(自発) 昭和59年4月2−日 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 昭和58年特許願第47575号 2、発明の名称 直流高電圧発生装置 3、補正をする者 事件との関係   特  許  出願人性 所 神奈川
県横浜市神奈用区守屋町3丁目12番地名 称 (43
2)日本ビクター株式会社4、代理人 7、補正の内容 (1)明細書第43頁第12行「磁束密の」を「磁束密
度のJに補正する。 (2)明細書第61頁に記載の第4表を次のように補正
する。 (第4表) (3)添付図面第4図を別紙のように補正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.4個以上のダイオードと2個以上のコンデンサとを
    用いて構成されている多倍圧整流回路にフライバックパ
    ルスを与えて、直流高電圧を発生させるようにした直流
    高電圧発生装置であって、前記した4個以上のダイオー
    ドを、1個以上のダイオードを含んで構成される第1の
    ダイオードブロックと、1個以上のダイオードを含んで
    構成される第2のダイオードブロックとにおける所定の
    ものに所属させるようにして、第1.第2のダイオード
    ブロックを構成させる手段と、フライバックトランスの
    高圧巻線における一端側と他端側との一方側には、前記
    した第1.第2のダイオードブロックにおける一方のも
    のを、また、フライバックトランスの高圧巻線における
    一端側と他端側どの他方側には、前記した第1.第2の
    ダイオードブロックにおける他方のものを、前記したフ
    ライバックトランスの高圧巻線中に流れる直流電流に対
    して同一極性となるように接続する手段と、さらに、フ
    ライバックトランスの高圧巻線における一端側に接続さ
    れているダイオードブロックの他端を基準電位点に接続
    し、さらにまた、前記したフライバックトランスにおけ
    る高圧巻線の一端側と他端側とに、それぞれ各別のコン
    デンサの一端を接続し、前記した各別のコンデンサは、
    前記した第1.第2のダイオードブロックとともに、多
    倍圧整流回路を構成しうるように、それらの他端を前記
    した第1.第2のダイオードブロックにおける所定のダ
    イオードとダイオードとの接続点に接続する手段とを備
    えてなる直流高電圧発生装置
  2. 2.4個以上のダイオードと2個以上のコンデンサトを
    用イて構成されている多倍圧整流回路にフライバックパ
    ルスを与えて、直流高電圧を発生させるようにした直流
    高電圧発生装置であって、前記した4個以上のダイオー
    ドを、それぞれが1個以上のダイオードを含んで構成さ
    れる第1のダイオードブロックと、第2のダイオードブ
    ロックとにおける所定のものに所属させるようにして第
    1、第2のダイオードブロックを構成させる手段と、フ
    ライバックトランスの高圧巻線における一端側と他端側
    との一方側には、前記した第1.第2のダイオードブロ
    ックにおける一方のものを、また、フライバックトラン
    スの高圧巻線における一端側と他端側どの他方側には、
    前記した第1゜第2のダイオードブロックにおける他方
    のものを、前記したフライバックトランスの高圧巻線中
    に流れる直流電流に対して同一極性となるように接続す
    る手段と、さらに、フライバックトランスの高圧巻線に
    おける一端側に接続されているダイオードブロックの他
    端を基準電位点に接続し、さらにまた、前記したフライ
    バックトランスにおける高圧巻線の一端側と他端側とに
    、それぞれ各別のコンデンサの一端を接続し、前記した
    各別のコンデンサは、前記した第1.第2のダイオード
    ブロックとともに、多倍圧整流回路を構成しうるように
    、それらの他端を前記した第1.第2のダイオードブロ
    ックにおける所定のダイオードとダイオードとの接続点
    に接続する手段とを備えてなる直流高電圧発生装置にお
    いて、フライバックトランスの高圧巻線における一端側
    に接続した第1のダイオードブロックと、フライバック
    トランスの高圧巻線における他端側に接続した第2のダ
    イオードブロックなどとして、それぞれ2個のダイオー
    ドが同一の接続極性で直列に接続されてなるものを用い
    、第1のダイオードブロックにおける2個のダイオード
    の接続点と、フライバックトランスの高圧巻線における
    他端側との間にコンデンサを接続するとともに、第2の
    ダイオードブロックにおける2個のダイオードの接続点
    と、フライバックトランスの高圧巻線における一端側と
    の間にコンデンサを接続してなる直流高電圧発生装置3
    .4個以上のダイオードと2個以上のコンデンサとを用
    いて構成されている多倍圧整流回路にフライバックパル
    スを与えて、直流高電圧を発生させるようにした直流高
    電圧発生装置であって、前記した4個以上のダイオード
    を、それぞれが1=3− 個以上のダイオードを含んで構成される第1のダイオー
    ドブロックと、第2のダイオードブロックとにおける所
    定のものに所属させるようにして第1、第2のダイオー
    ドブロックを構成させる手段と、フライバックトランス
    の高圧巻線における一端側と他端側との一方側には、前
    記した第1.第2のダイオードブロックにおける一方の
    ものを、また、フライバックトランスの高圧巻線におけ
    る一端側と他端側どの他方側には、前記した第1゜第2
    のダイオードブロックにおける他方のものを、前記した
    フライバックトランスの高圧巻線中に流れる直流電流に
    対して同一極性となるように接続する手段と、さらに、
    フライバックトランスの高圧巻線における一端側に接続
    されているダイオードブロックの他端を基準電位点に接
    続し、さらにまた、前記したフライバックトランスにお
    ける高圧巻線の一端側と他端側とに、それぞれ各別のコ
    ンデンサの一端を接続し、前記した各別のコンデンサは
    、前記した第1.第2のダイオードブロックとともに、
    多倍圧整流回路を構成しうるように、4− それらの他端を前記した第1.第2のダイオードブロッ
    クにおける所定のダイオードとダイオードとの接続点に
    接続する手段とを備えてなる直流高電圧発生装置におい
    て、フライバックトランスの高圧巻線における略々ニュ
    ートラルポイントの位置と接地との間に抵抗回路網を接
    続し、前記した抵抗回路網より調整自在に所要の直流電
    圧を取り出しうるようにした直流高電圧発生装置4.4
    個以上のダイオードと2個以上のコンデンサとを用いて
    構成されている多倍圧整流回路にフライバックパルスを
    与えて、直流高電圧を発・生させるようにした直流高電
    圧発生装置であって、前記した4個以上のダイオードを
    、それぞれが1個以上のダイオードを含んで構成される
    第1のダイオードブロックと、第2のダイオードブロッ
    クとにおける所定のものに所属させるようにして第1、
    第2のダイオードブロックを構成させる手段と、フライ
    バックトランスの高圧巻線における一端側と他端側との
    一方側には、前記した第1.第2のダイオードブロック
    における一方のものを、また、フライバックトランスの
    高圧巻線における一端側と他端側どの他方側には、前記
    した第1゜第2のダイオードブロックにおける他方のも
    のを、前記したフライバックトランスの高圧巻線中に流
    れる直流電流に対して同一極性となるように接続する手
    段と、さらに、フライバックトランスの高圧巻線におけ
    る一端側に接続されているダイオードブロックの他端を
    基準電位点に接続し、さらにまた、前記したフライバッ
    クトランスにおける高圧巻線の一端側と他端側とに、そ
    れぞれ各別のコンデンサの一端を接続し、前記した各別
    のコンデンサは、前記した第1.第2のダイオードブロ
    ックとともに、多倍圧整流回路を構成しうるように、そ
    れらの他端を前記した第1.第2のダイオードブロック
    における所定のダイオードとダイオードとの接続点に接
    続する手段とを備えてなる直流高電圧発生装置において
    、直流高電圧の出力端と、フライバックトランスの高圧
    巻線における略々ニュートラルポイントの位置との間に
    抵抗を接続し、また、前記したニュートラルポイントを
    抵抗を介して接地してなる直流高電圧発生装置 5、ニュートラルポイントと接地との間に接続された抵
    抗から、受像管のフォーカス電圧とスクリーン電圧との
    一方、もしくは双方のものを取゛す7出しうるようにし
    た特許請求の範囲第4項記載の直流高電圧発生装置
JP58047575A 1983-03-22 1983-03-22 直流高電圧発生装置 Pending JPS59172945A (ja)

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