JP2000277340A - トランス - Google Patents

トランス

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JP2000277340A
JP2000277340A JP11084986A JP8498699A JP2000277340A JP 2000277340 A JP2000277340 A JP 2000277340A JP 11084986 A JP11084986 A JP 11084986A JP 8498699 A JP8498699 A JP 8498699A JP 2000277340 A JP2000277340 A JP 2000277340A
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龍司 吉田
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克己 山石
Koji Miyaoka
幸治 宮岡
Yasusuke Domon
泰佐 土門
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細線化されたコイル端末が、実装時に発生
する外力によって断線するのを防止できる高信頼度のト
ランスを提供する。 【解決手段】 コイル巻き枠部11は、複数のコイル巻
回部151〜156を備え、軸方向に貫通するコア挿入
孔16を含んでいる。コイル22はコイル21よりも断
面積が小さくなっている。端子31は、他端が取り付け
面121とは異なる他の端面から外部に導出され、線径
の細いコイル22の端末221が接続されている。第1
のコア部材4はコア挿入孔16内に挿入され、両端がコ
ア挿入孔16の外部に導出されている。第2のコア部材
5は、両端が第1のコア部材4の両端に結合され、第1
のコア部材4と共に1つの磁路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスに関し、
更に詳しくは、各種電子機器に搭載される小型、かつ、
薄型のトランスの改良に係る。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器の小型化及び薄型化に対応
して、搭載されるトランスのより一層の小型化及び薄型
化が要求されている。ところが、トランスの小型化及び
薄型化が進むにつれて、コイル端末を絡げる端子のピッ
チ間隔が狭くなり、端子間に十分な電気絶縁距離を確保
することが困難になる。またトランスの小型化及び薄型
化に伴って細線化されたコイル端末が、実装時に発生す
る外力、例えば、半田熱応力などによって、断線を生じ
易くなる。特に、高圧発生用として備えられたコイル
は、細い線材を用いてターン数を増やした構造となるの
で、このコイル断線の問題が生じ易い。
【0003】端子のピッチ間隔の縮小化に伴う問題を解
決する手段として、特開平9ー74025号公報は、端
子を、高さの異なる2列構成にしたトランスを開示して
いる。
【0004】しかし、この公知文献は、端子の一端部を
実装面側(取付面側)に突出させ、この部分にコイル端
末を絡げて半田付けする構造を開示しており、絡げられ
たコイル端末に半田熱応力が直接に加わる。実装時に発
生する半田熱応力などによるコイル端末断線を防止する
構造は開示していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、細線
化されたコイル端末が、実装時に発生する外力、例え
ば、半田熱応力などによって断線するのを防止できる高
信頼度のトランスを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るトランスは、コイルボビンと、複数
のコイルと、複数の端子と、第1のコア部材と、第2の
コア部材とを含む。
【0007】前記コイルボビンは、コイル巻枠部と、2
つの端子取付部とを含む。前記コイル巻枠部は、筒状で
あって、外周部に、軸方向に沿って区画された複数のコ
イル巻回部を備え、軸方向に貫通するコア挿入孔を含ん
でいる。前記2つの端子取付部は、前記コア挿入孔の径
方向の一方側において、前記コア挿入孔の径方向の一方
側において、前記コイル巻枠部の軸方向の両端にそれぞ
れ連続して備えられ、前記コア挿入孔の側とは反対側の
面が実装のための取付面として用いられる。
【0008】前記複数のコイルのそれぞれは、前記コイ
ル巻回部に巻装される。複数のコイルの内、少なくとも
1つのコイルは、他のコイルよりも線径が細くなってい
る。
【0009】前記端子は、前記端子取付部に埋め込ま
れ、一端側が前記端子取付部の前記取付面とは異なる他
の端面から外部に導かれている。前記端子の内、少なく
とも2つの端子は、他端側が前記取付面とは異なる他の
端面から外部に導出され、線径の細い前記コイルの端末
が接続されている。
【0010】前記第1のコア部材は、前記コア挿入孔内
に挿入される。前記第2のコア部材は、前記コイルボビ
ンの外側に配置され、両端が前記第1のコア部材の両端
に結合され、前記第1のコア部材と共に1つの磁路を構
成する。
【0011】上述したように、本発明に係るトランスに
おいて、コイルボビンのコイル巻枠部は、筒状であっ
て、軸方向に貫通するコア挿入孔を含んでいる。第1の
コア部材は、コイル巻枠部のコア挿入孔内に挿入され
る。第2のコア部材は、コイルボビンの外側に配置さ
れ、両端が第1のコア部材の両端に結合され、第1のコ
ア部材と共に1つの磁路を構成する。この構造によれ
ば、第2のコア部材の形状や組み込み方向を設計するこ
とにより、全体の厚みを極めて薄くすることができる。
例えば、実質的に、コイルボビンの厚みによって定まる
ような厚みまで、薄型化することができる。
【0012】複数のコイルのそれぞれは、コイル巻回部
に巻装される。この構造によれば、複数のコイルを、第
1のコア部材及び第2のコア部材の作る磁路によって電
磁結合させたトランスが得られる。
【0013】コイル巻枠部は、外周部に、軸方向に沿っ
て区画された複数のコイル巻回部を備えるから、コイル
巻き崩れを防止すると共に、コイル間絶縁を、確実に確
保することができる。
【0014】2つの端子取付部は、コア挿入孔の径方向
の一方側において、コイル巻枠部の軸方向の両端にそれ
ぞれ連続して備えられ、コア挿入孔の側とは反対側の面
が実装のための取付面として用いられる。端子は、一端
側が端子取付部の取付面とは異なる他の端面から外部に
導かれている。この構造によれば、端子取付部の取付面
を、回路基板などに対向させ、取付面側に導かれている
端子の一端側を、回路基板などの上に設けられた導体パ
ターンなどに半田付けすることにより、当該トランスを
面実装することができる。端子は、端子取付部に埋め込
まれているから、十分な端子支持強度を確保することが
できる。
【0015】複数のコイルのうち、少なくとも2つのコ
イルは、他のコイルよりも線径が細くなっている。この
ようなコイルは、一般には、巻数の多い高圧コイルであ
る。端子の内、少なくとも1つの端子は、他端側が取付
面とは異なる他の端面から外部に導出され、線径の細い
コイルの端末が接続されている。ここで、上述したよう
に、端子は、端子取付部に埋め込まれているから、端子
の他端側は、半田付けされる一端側とは端子取付部によ
って分離されている。このため、端子の一端側が半田付
けされた場合、線径の細いコイルの端末が絡げられてい
る端子の他端側は、半田熱応力の影響を殆ど受けなくな
る。従って、細線化されたコイル端末が、実装時に発生
する外力、例えば、半田熱応力などによって断線するの
を確実に防止できる。
【0016】本発明は、更に、コイルボビン、コイル、
端子、第1のコア部材及び第2のコア部材の好ましい形
状、構造及びそれらの好ましい組み合わせを開示する。
【0017】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、添付図を参照し、更に具体的に説明する。添付図面
は単に例を示したに過ぎない。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るトランスを構
成するコイルボビン、第1のコア部材及び第2のコア部
材の分解斜視図、図2は本発明に係るトランスの組立状
態における平面図、図3は図2に示した本発明に係るト
ランスの底面図、図4は図2、3に示した本発明に係る
トランスの正面図、図5は図2〜4に示したトランスの
背面図、図6は図2〜5に示したトランスの右側面図、
図7は図2の7ー7線に沿った断面図、図8は図2〜図
7に示したトランスの一部拡大部分断面図、図9は図2
〜図8に示したトランスの一例を示す電気回路図であ
る。
【0019】これらの図を参照すると、本発明に係るト
ランスは、コイルボビン1と、複数のコイル21、22
と、複数の端子31〜38と、第1のコア部材4と、第
2のコア部材5とを含む。
【0020】コイルボビン1は、コイル巻枠部11と、
2つの端子取付部12、13とを含む。コイル巻枠部1
1は、筒状であって、外周部に、つば部14によって区
画された複数のコイル巻回部151〜156を備え、軸
方向に貫通するコア挿入孔16を含んでいる。2つの端
子取付部12、13は、コア挿入孔16の径方向の一方
側において、コイル巻枠部11の軸方向の両端にそれぞ
れ連続して備えられ、コア挿入孔16の側とは反対側の
面が、実装のための取付面121、131として用いら
れる。
【0021】コイル巻枠部11及び端子取付部12、1
3は、絶縁プラスチックを用いて一体成型されている。
そのような絶縁プラスチック材料は、周知であり、説明
は省略する。
【0022】複数のコイル21、22のそれぞれは、コ
イル巻回部151〜156に巻装される。コイル21、
22のうち、コイル22は、コイル21よりも線径が細
くなっている。一般には、線径の大きなコイル21が低
圧コイルとして用いられ、線径の小さなコイル22が高
圧コイルとして用いられる。線径の小さなコイル22は
コイル21よりも多い巻数を有する。
【0023】コイル21、22のうち、コイル21はコ
イル巻回部151に巻装され、コイル22はコイル巻回
部152〜156に分割巻されている。高圧コイルの分
割巻は、最上層のコイル層と、最下層の電位差を小さく
するために採用されたもので、高圧コイル巻線構造とし
て、従来より採用されている。
【0024】端子31〜38は、端子取付部12、13
に植設され、一端311〜381が端子取付部12、1
3の外部に導出され、取付面121、131の方向に曲
げられている。
【0025】端子31〜38の内、少なくとも1つの端
子、例えば端子31は、図3、4及び8に明示されてい
るように、他端312が取付面121、131とは異な
る他の端面から外部に導出されている。この端子31の
他端312に、線径の細いコイル22の端末221が接
続されている。コイル22の端末221を端子31の他
端312に接続するに当たっては、端末221を他端3
12に絡げ、かつ、半田付けする。
【0026】実施例において、端子31の他端312
は、コア挿入孔16に連なる面側から外部に導出されて
いる。端子取付部12には、端子31の他端312の周
囲を切り欠いた切欠部122が設けられており、この切
欠部122を通して、コイル22の端末221が他端3
12に導かれる。この実施例では、端子31の他端31
2が端子31〜36の導出面とは反対側のコア挿入孔1
6に連なる面側から外部に導出されており、しかも図8
に示すように上向きに折曲げられているので、コイル端
末の絡げ作業が容易に行える。また、他端312はトラ
ンスの外部に突出しないため、細線の保護が確実に行え
る。
【0027】更に、図示実施例では、図3に明示されて
いるように、端子31のみならず、端子取付部13に備
えられた端子38も、他端382が取付面131とは異
なる他の端面から外部に導出され、他端382に線径の
細いコイル22の端末222が、絡げられ、かつ、半田
付けによって接続されている。より具体的には、端子3
8は、端子取付部13の内部において、Uターン状に折
れ曲がり、他端382が端子取付部13の側端面から外
部に導出されている。この側端面には、2本の端子3
7、38と他端382とが導出されているだけなので、
隣接する端子との間に余裕を取れるのでコイル端末の絡
げ作業が容易に行える。
【0028】コイル21のコイル端末211〜215
は、端子32〜37から選択された5つの端子に絡げら
れ、半田付けされる。この場合、コイル端末211〜2
15は、端子取付部12の側端面から突出する端子32
〜36の一端部321〜361に絡げられ、かつ、半田
付けされる。これにより、例えば、図9に示したような
結線回路を有するトランスが得られる。
【0029】第1のコア部材4は、コア挿入孔16内に
挿入され、両端がコア挿入孔16の外部に導出されてい
る。図示実施例において、第1のコア部材4は、断面矩
形状の棒状体でなり、例えば、フェライト磁性体によっ
て構成されている。フェライト磁性材料としては、Mn
Zn系及びNiZn系の何れを用いてもよい。第1のコ
ア部材4の断面形状は、矩形状に限らず、他の多角形状
または楕円形状などであってもよい。また、フェライト
磁性材料の他、金属磁性材料または磁性粉とプラスチッ
ク材料とを混合した複合磁性材料などによって構成する
こともできる。
【0030】第2のコア部材5は、コイルボビン1の外
側に配置され、両端が第1のコア部材4の両端に結合さ
れ、第1のコア部材4と共に1つの磁路を構成する。第
2のコア部材5は、フェライト磁性材料、金属磁性材
料、または、磁性粉とプラスチック材料とを混合した複
合磁性材料などによって構成することができる。第2の
コア部材5は、第1のコア部材4と、同一の磁性材料ま
たは異なる磁性材料によって構成することができる。
【0031】図示実施例において、第2のコア部材5
は、取付面121、131と略平行となる方向に配置さ
れている。より具体的には、第2のコア部材5は、第1
のコア部51と、第2のコア部52と、第3のコア部5
3とを含んでいる。第1のコア部51及び第2のコア部
52は互いにほぼ平行である。第3のコア部53は両端
が第1のコア部51及び第2のコア部52のそれぞれの
一端に連続している。第3のコア片53は、第1のコア
部51及び第2のコア部52の一面に連続し、下向き
(図1において)に突出している。
【0032】第1のコア部51及び第2のコア部52
は、自由端であるそれぞれの他端側が第1のコア部材4
の両端に結合させてある。結合に当たっては、接着また
は機械的結合手段を採用することができる。
【0033】上述したように、本発明に係るトランスに
おいて、コイルボビン1のコイル巻枠部11は、筒状で
あって、軸方向に貫通するコア挿入孔16を含んでい
る。第1のコア部材4は、コイル巻枠部11のコア挿入
孔16内に挿入され、両端がコア挿入孔16の外部に導
出されている。第2のコア部材5は、コイルボビン1の
外側に配置され、両端が第1のコア部材4の両端に結合
され、第1のコア部材4と共に1つの磁路を構成する。
この構造によれば、第2のコア部材5の形状や組み込み
方向を設計することにより、全体の厚みを極めて薄くす
ることができる。例えば、図示実施例のように、第2の
コア部材5を、取付面121、131と略平行となる方
向に配置することにより、実質的に、コイルボビン1の
厚みによって定まるような厚みまで、薄型化することが
できる。
【0034】複数のコイル21、22のそれぞれは、コ
イル巻枠部11の外周に巻装される。この構造によれ
ば、複数のコイル21、22を、第1のコア部材4及び
第2のコア部材5の作る磁路によって電磁結合させたト
ランスが得られる。
【0035】コイル巻枠部11は、外周部に、つば部1
4によって区画された複数のコイル巻回部151〜15
6を備えるから、コイル巻き崩れを防止すると共に、コ
イル21とコイル22との間、及び、コイル22におい
て分割巻相互間を確実に絶縁することができる。
【0036】2つの端子取付部12、13は、コア挿入
孔16の径方向の一方側において、コイル巻枠部11の
軸方向の両端にそれぞれ連続して備えられ、コア挿入孔
16の側とは反対側の面が実装のための取付面121、
131として用いられる。端子31〜38は一端側が端
子取付部12、13の取付面121、131側に導かれ
ている。この構造によれば、端子取付部12、13の取
付面121、131を、回路基板などに対向させ、取付
面121、131側に導かれている端子の一端311〜
381を、回路基板の上に設けられた導体パターンなど
に半田付けすることにより、当該トランスを面実装する
ことができる。端子31〜38は、端子取付部12、1
3に埋め込まれているから、十分な端子支持強度を確保
することができる。
【0037】複数のコイル21、22のうち、コイル2
2は、コイル21よりも線径が細くなっている。端子3
1〜38の内、少なくとも1つの端子31は、他端31
2が取付面121とは異なる他の端面から外部に導出さ
れ、線径の細いコイル22の端末221が接続されてい
る。ここで、上述したように、端子31は、端子取付部
12に埋め込まれているから、端子31の他端312
は、半田付けされる一端311とは端子取付部12によ
って分離されている。このため、端子31の一端311
が半田付けされた場合、線径の細いコイル22の端末2
21が絡げられている端子31の他端312は、半田熱
応力の影響を殆ど受けなくなる。従って、細線化された
コイル22の端末221が、実装時に発生する外力、例
えば、半田熱応力などによって断線するのを確実に防止
できる。
【0038】実施例において、2つの端子取付部12、
13のうち、端子取付部13は、コア挿入孔16に連な
るコア案内溝162を有する。コア案内溝162は軸方
向で開口している。端子取付部12は、コア挿入孔16
に連なるコア案内溝161を有する点では、端子取付部
13と同様であるが、端子取付部13と異なって、コア
案内溝161が軸方向で閉じられている。このような構
造であると、第1のコア部材4をコア案内溝161のあ
る端子取付部13の側から、コア挿入孔16の内部に挿
入し、反対側のコア案内溝161において、第1のコア
部材4の先端部を位置決めできるので、組立が容易にな
る。
【0039】更に実施例では、端子取付部12、13の
取付面121、131、及び、つば部14に端末案内溝
171〜178(図3参照)が設けられている。端末2
11〜215及び221、222は、これらの端末案内
溝171〜178の何れかを通って、端子31〜38の
何れかに導かれる。このような構造であると、端末21
1〜215、221、222を保護し、断線、または、
電気的接触などを回避することができる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、細
線化されたコイル端末が、実装時に発生する外力、例え
ば、半田熱応力などによって断線するのを防止できる高
信頼度のトランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスを構成するコイルボビ
ン、第1のコア部材及び第2のコア部材の分解斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るトランスの組立状態における平面
図である。
【図3】図2に示した本発明に係るトランスの底面図で
ある。
【図4】図2、3に示した本発明に係るトランスの正面
図である。
【図5】図2〜4に示したトランスの背面図である。
【図6】図2〜5に示したトランスの右側面図である。
【図7】図2の7ー7線に沿った断面図である。
【図8】図2〜図7に示したトランスの一部拡大部分断
面図である。
【図9】図2〜図8に示したトランスの一例を示す電気
回路図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 11 コイル巻枠部 12、13 端子取付部 14 つば部 151〜156 コイル巻回部 16 コア挿入孔 21 コイル 22 線径の細いコイル 31〜38 端子 4 第1のコア部材 5 第2のコア部材
フロントページの続き (72)発明者 宮岡 幸治 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 土門 泰佐 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA01 AB01 EA01 EB01 EB03 5E070 AA11 AB01 BA08 CA02 CA12 CA13 EA09 EB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンと、複数のコイルと、複数
    の端子と、第1のコア部材と、第2のコア部材とを含む
    トランスであって、 前記コイルボビンは、コイル巻枠部と、2つの端子取付
    部とを含み、 前記コイル巻枠部は、筒状であって、外周部に、軸方向
    に沿って区画された複数のコイル巻回部を備え、軸方向
    に貫通するコア挿入孔を含んでおり、 前記2つの端子取付部は、前記コア挿入孔の径方向の一
    方側において、前記コイル巻枠部の軸方向の両端にそれ
    ぞれ連続して備えられ、前記コア挿入孔の側とは反対側
    の面が実装のための取付面として用いられ、 前記複数のコイルのそれぞれは、前記コイル巻回部に巻
    装され、少なくとも1つのコイルは、他のコイルよりも
    線径が細くなっており、 前記端子は、前記端子取付部に埋め込まれ、一端が前記
    端子取付部の前記取付面とは異なる他の端面から外部に
    導かれており、 前記端子の内、少なくとも2つの端子は、他端が前記取
    付面とは異なる他の端面から外部に導出され、線径の細
    い前記コイルの端末が接続されており、 前記第1のコア部材は、前記コア挿入孔内に挿入され、 前記第2のコア部材は、前記コイルボビンの外側に配置
    され、両端が前記第1のコア部材の両端に結合され、前
    記第1のコア部材と共に1つの磁路を構成するトラン
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたトランスであっ
    て、 前記2つの端子取付部のうち、一方の端子取付部には、
    他方の端子取付部より少ない数の端子が埋め込まれ、 前記2つの端子のうち、1つの端子は、前記一方の端子
    取付部に埋め込まれ、その他端側が前記一方の端子取付
    部の側端面から外部に導出されているトランス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    トランスであって、 前記2つの端子取付部のうち、少なくとも一方の端子取
    付部は、前記コア挿入孔に連なるコア案内溝を有し、 前記2つの端子のうち、少なくとも1つの端子は、前記
    少なくとも一方の端子取付部に埋め込まれ、その他端側
    が前記コア案内溝側から外部に導出されると共に、上方
    に折り曲げられ、その周囲のコア案内溝の底部が切り欠
    かれ、該切欠を通して導出したコイル端末を絡げたトラ
    ンス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたトランスであっ
    て、 前記第2のコア部材は、第1のコア部と、第2のコア部
    と、第3のコア部とを含んでおり、 前記第1のコア部及び前記第2のコア部は互いにほぼ平
    行であり、 前記第3のコア部は両端が前記第1のコア部及び前記第
    2のコア部のそれぞれの一端に連続しており、 前記第1のコア部及び前記第2のコア部は、自由端であ
    るそれぞれの他端側が前記第1のコア部材の前記両端に
    結合し、一方の自由端が端子の他端を覆っているトラン
    ス。
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