JPH0217455Y2 - - Google Patents

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JPH0217455Y2
JPH0217455Y2 JP3370484U JP3370484U JPH0217455Y2 JP H0217455 Y2 JPH0217455 Y2 JP H0217455Y2 JP 3370484 U JP3370484 U JP 3370484U JP 3370484 U JP3370484 U JP 3370484U JP H0217455 Y2 JPH0217455 Y2 JP H0217455Y2
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JP
Japan
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coil
terminal
protrusion
flange
diode
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JP3370484U
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えばフライバツクトランス等の高
圧コイルに関する。
従来技術 この種の高圧コイルにおいては、耐圧を充分に
大きくとることと共に、コイルの巻数を多くする
ことが基本的な要求事項となる。ところが巻数を
多くすると、巻線自体のインダクタンスの増大に
加えて、層間の分布容量も大きくなり、自己共振
周波数が低くなり、動作周波数が低下してしま
う。この問題を解決する手段として、各層の巻線
を一層巻となるように整列巻すると共に、一の層
の巻線の巻終り端部と、該層の上に巻かれる他の
層の巻線の巻始め端部との間に、ダイオードを同
一方向に接続することにより、巻線層間の分布容
量を低下させて、自己共振周波数を高くし、動作
周波数を上げ、高周波化の傾向に充分に適合でき
るようにした高圧コイルが提案されている。この
ような高圧コイルは一般にマルチシングラー型と
呼ばれている。第1図はマルチシングラー型高圧
コイル(フライバツクトランス)の電気的等価回
路図で、第1層目のコイル101の巻終りコイル端
末(ロ)とこのコイル101の上に巻かれる第2層目の
コイル102の巻始めコイル端末(イ)との間にダイオ
ード201を接続し、コイル102の巻終りコイル端末
(ロ)とこのコイル102の上に巻かれる第3層目のコ
イル103の巻始めコイル端末(イ)との間にダイオー
ド202を接続する如く、下側のコイルの巻終りコ
イル端末(ロ)から、その上のコイルの巻始めコイル
端末(イ)へと、ダイオード201〜20nを同一方向の
極性となるように、直列に接続して行くのであ
る。
上記マルチシングラー型高圧コイルにおいて、
ダイオード201〜20nを装着する場合、従来は、
第2図に示すように、コイル101〜10nを巻装し
たプラスチツクで成るコイルボビン3の軸方向の
両端に、鍔部31及び32を一体に連設すると共
に、該鍔部31,32の軸方向の端面に、ダイオ
ード201〜20nの個数に応じた取付部33を一体
に形成しておき、該取付部33に設けた取付孔3
4内に、黄銅板等の打抜きによる金属端子4を嵌
合させ、該金属端子4に設けたV状の切欠溝41
内にダイオード201〜20nのリード線を嵌め込み、
その先端部を数回巻回した上で、半田付け固定し
ていた。この他、丸棒状の金属端子4を用いる構
造のものも知られている。なお、コイル101〜
10nの端末も、金属端子4の部分でダイオード
201〜20nに接続される。
従来技術の問題点 上述の如く、従来のものは、プラスチツクで成
るコイルボビン3に取付部33を設け、該取付部
33に金属端子4を装着し、更にこの金属端子4
にダイオード201〜20nのリード線を半田付け固
定する構造であつたため、次のような欠点があつ
た。
(イ) ダイオード201〜20nのリード線の半田付け
の際の熱によつて、プラスチツクで成る取付部
33が軟弱化し、金属端子4の取付強度が低下
し取付ガタが発生する等、信頼性が低下する。
(ロ) このような欠点を回避しようとすれば取付部
分33の肉厚を厚くしなければならず、全体形
状の大型化を招く。
本考案の目的 本考案は上述する問題点を解決し、半田熱等に
よる端子取付強度の低下や、ガタ等を招くことの
ない高信頼度の高圧コイルを提供することを目的
とする。
本考案の構成 上記目的を達成するため、本考案は、コイルボ
ビンに対して層間に絶縁層を介在させてコイルを
多層巻し、各層のコイルをダイオードを介して直
列接続した高圧コイルにおいて、前記コイルボビ
ンの軸方向の端部に鍔部を設け、該鍔部の外周縁
に絶縁体で成る溝付突起を設け、該突起の外周に
前記コイルの端末を巻装し、このコイル巻装部分
に半田を付着させて金属化することにより、前記
ダイオードのリード線を接続する端子としたこと
を特徴とする。
実施例 第3図は本考案に係る高圧コイルの斜視図であ
る。この実施例では、コイルボビン3の軸方向の
両端に設けられる鍔部31,32の外周縁に溝3
5を有する突起36を突設し、突起36に、前記
溝35の開口部を残して、各層のコイル101〜
10nのコイル端末(イ)または(ロ)を巻装した上で、こ
のコイル巻装部分に半田を溶着させることによ
り、金属化部分(a)を形成する。そして溝35内に
ダイオード201〜20nのリード線の端末を挿入し、
金属化部分(a)に半田付け固定する。リード線の半
田付けに当つては、金属化部分(a)に付着している
半田を利用することができる。
本考案に係る高圧コイルは上述のような構造で
あるから、次のような作用効果を得ることができ
る。
(a) 突起36の金属化部分(a)がダイオード201〜
20nに対する端子となり、金属端子が不要であ
る。このため、金属端子を用いた場合に問題と
なつていた半田熱による端子の取付強度の低
下、ガタの発生等を生じることのない高信頼度
の高圧コイルが得られる。
(b) コイルボビンと一体化された突起36を端子
として活用できるので、端子部分を小型化し、
全体形状を小型化できる。
(c) 端子部分の小型化により、端子相互間に充分
な絶縁距離を確保し、絶縁耐電圧特性を向上さ
せることができる。
(d) 端子となる突起36自体が絶縁体で構成され
ているから、絶縁処理が容易である。
第4図は本考案に係る高圧コイルの別の実施例
における要部の斜視図である。この実施例では、
ガラスエポキシまたはセラミツク等の耐熱絶縁体
で構成された平板状の絶縁基体51の一部に溝5
2を形成した端子5を使用し、該端子5の下端部
をコイルボビンの鍔部31,32に設けた取付部
33に挿着することにより、前記突起を形成した
構造となつている。そして端子5を取付部33に
装着した後、端子5の外周にコイル101〜10nの
コイル端末(イ)または(ロ)を巻装し、更にコイル巻装
部分に半田を付着させて金属化部分(a)を形成す
る。
この実施例の場合は、基体51がガラスエポキ
シまたはセラミツク等の耐熱絶縁体で構成されて
いて、一種の断熱体として作用するため、ダイオ
ード201〜20nのリード線を端子5の金属化部分
(a)に半田付けした際の、端子5から鍔部31,3
2への熱伝導を妨げ、取付部分33が半田熱によ
つて軟弱化するのが阻止される。このため半田熱
による端子取付強度の低下、ガタの発生等を生じ
ない高信頼性の高圧コイルが得られる。
本考案の効果 以上述べたように、本考案は、コイルボビンに
対して層間に絶縁層を介在させてコイルを多層巻
し、各層のコイルをダイオードを介して直列接続
した高圧コイルにおいて、前記コイルボビンの軸
方向の端部に鍔部を設け、該鍔部の外周縁に絶縁
体で成る溝付突起を設け、該突起の外周に前記コ
イルの端末を巻装し、このコイル巻装部分に半田
を付着させて金属化することにより、前記ダイオ
ードのリード線を接続する端子としたことを特徴
とするから、半田熱等による端子取付強度の低下
や、ガタ等を招くことのない高信頼度の高圧コイ
ルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマルチシングラー型高圧コイルの電気
的等価回路図、第2図は従来のコイルボビンに対
するダイオードの接続構造を示す斜視図、第3図
は本考案に係る高圧コイルの外観斜視図、第4図
は本考案に係る高圧コイルの別の実施例における
要部の斜視図である。 101〜10n……コイル、201〜20n……ダイオー
ド、3……ボビン、31,32……鍔部、35…
…溝、36……突起、イ,ロ……コイル端末、a
……金属化部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルボビンに対して層間に絶縁層を介在さ
    せてコイルを多層巻し、各層のコイルをダイオ
    ードを介して直列接続した高圧コイルにおい
    て、前記コイルボビンの軸方向の端部に鍔部を
    設け、該鍔部の外周縁に絶縁体で成る溝付突起
    を設け、該突起の外周に前記コイルの端末を巻
    装し、このコイル巻装部分に半田を付着させて
    金属化することにより、前記ダイオードのリー
    ド線を接続する端子としたことを特徴とする高
    圧コイル。 (2) 前記突起は前記鍔部の一部によつて構成した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の高圧コイル。 (3) 前記突起は耐熱絶縁板を前記鍔部に装着して
    構成したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の高圧コイル。
JP3370484U 1984-03-09 1984-03-09 高圧コイル Granted JPS60146313U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3370484U JPS60146313U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 高圧コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3370484U JPS60146313U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 高圧コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60146313U JPS60146313U (ja) 1985-09-28
JPH0217455Y2 true JPH0217455Y2 (ja) 1990-05-16

Family

ID=30536402

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3370484U Granted JPS60146313U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 高圧コイル

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JPS60146313U (ja) 1985-09-28

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