JPH09157129A - 美白化粧料 - Google Patents
美白化粧料Info
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- JPH09157129A JPH09157129A JP7324436A JP32443695A JPH09157129A JP H09157129 A JPH09157129 A JP H09157129A JP 7324436 A JP7324436 A JP 7324436A JP 32443695 A JP32443695 A JP 32443695A JP H09157129 A JPH09157129 A JP H09157129A
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Abstract
いことを示す)で表されるスピロエーテル化合物、及び
(B)経皮吸収促進剤を含有する美白化粧料。 【効果】 皮膚への浸透性が高く、美白効果に優れる。
Description
優れ、皮膚の淡色化効果、日焼けによるシミ、ソバカス
の改善効果に優れた美白化粧料に関する。
化合物は高い美白効果を有することが知られており(特
開平7−206657号公報)、従来、例えばキク科マ
トリカリア属のカミツレ(生薬学雑誌、64巻、384
〜388ページ、1992年)、クリサンテマム属のシ
ュンギク(Agric.Biol.Chem.、48
巻、1367〜1369ページ、1984年)、タナセ
タム属、アルテミシア属、ロイカンセマム属などに属す
るいくつかのキク科植物より抽出したエキス中に含有し
たかたちで化粧料に配合されている。しかし、有効成分
の経皮吸収は十分であるとはいえず、得られる効果も十
分満足できるものではなかった。
させるべく経皮吸収促進剤(特開昭61−27966
号、特開昭63−208536号、特開昭63−208
537号公報)も提案されているが、これまでに提案さ
れている経皮吸収促進剤のうち経皮吸収促進効果に優れ
ているものは皮膚に対する安全性の面で劣るものであ
り、化粧料への配合には依然として問題がある。
を解決し、有効成分の経皮吸収性が良好で美白効果に優
れ、かつ安全性の高い美白化粧料を提供することを目的
とする。
状に鑑み鋭意検討した結果、スピロエーテル化合物と経
皮吸収促進剤を併用することにより、有効成分の経皮吸
収性が良好で、美白効果に優れ、かつ安全性の高い美白
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成すにる至
った。
(B): (A)一般式(1)
いずれでもよいことを示す)で表されるスピロエーテル
化合物、(B)経皮吸収促進剤を含有する美白化粧料を
提供するものである。
ロエーテル化合物(1)は、前記一般式(1)で表され
るものである。スピロエーテル化合物(1)としては、
例えばキク科マトリカリア属のカミツレ、クリサンテマ
ム属のシュンギク、タナセタム属、アルテミシア属、ロ
イカンセマム属などのいくつかのキク科植物から溶剤抽
出、水蒸気蒸留などにより得た成分を使用することがで
きる。本発明においては、このようにして得た成分を混
合物のまま配合してもよく、常法に従ってクロマトグラ
フィーに供することにより単離したものを配合してもよ
い。
発明美白化粧料中に0.000001〜10重量%(以
下、単に%で示す)配合するのが好ましく、特に0.0
0001〜5%配合するのが好ましい。
剤としては、例えばグアニジン誘導体又はその酸付加
塩、α−モノグリセリルエーテル、尿素等を用いること
が好ましい。
は、次の一般式(2)又は(3)で表されるものが挙げ
られる。
ていてもよい炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Dは
結合手、−CO−又は置換基を有していていもよい炭素
数1〜6のアルキレン基を示し、Eは水素原子、低級ア
ルキル基、アラルキル基又は置換基を有していていもよ
いアリール基を示し、mは1〜6の数を示し、nは0〜
6の数を示し、R1 は水素原子、低級アルキル基又は−
(AO)m−(BO)n−D−Eを示す。ただし、R1 が
メチル基の場合、−(AO)m−(BO)n−D−Eはヒ
ドロキシエチル基ではない。式(3)中、lは1〜10
の数を示し、Gは水素原子、ヒドロキシル基、カルボキ
シル基、スルホン酸基又はリン酸基を示し、R1 は前記
と同じ意味を示す〕
数2〜8のアルキレン基としては、直鎖及び分岐鎖のい
ずれでもよく、例えば、エチレン基、トリメチレン基、
テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン
基、プロピレン基を挙げることができ、これらのなかで
も炭素数2〜6のものが好ましく、特に炭素数2〜4の
もの、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基が好
ましい。
としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、例えば、
メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチ
レン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピ
レン基を挙げることができる。
ては、例えば、炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基等を挙げ
ることができ、これらのなかでもメチル基が好ましい。
Eで示されるアラルキル基としては、例えば、ベンジル
基、フェネチル基、ナフチルアミノ基等の炭素数7〜1
2のものを挙げることができる。Eで示されるアリール
基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基を挙げる
ことができ、それらの置換基としては、メチル基のよう
な低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基;ニ
トロ基;シアノ基;ヒドロキシル基;低級アルキル基、
ハロゲン化低級アルキル基又はアラルキル基でエステル
型となっていてもよいカルボン酸残基;カルバモイル
基;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子;メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の低
級アルキル基;メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコ
キシル基等を挙げることができる。
ましい。nは0〜6の数を示すが、0〜4が好ましい。
である。lは1〜10の数を示すが、1〜5の数が好ま
しい。また、Gとしてはヒドロキシル基、カルボキシル
基、リン酸基が好ましい。
れるグアニジン誘導体としては、例えば2−ヒドロキシ
グアニジン、3−ヒドロキシグアニジン、2−ヒドロキ
シプロピルグアニジン、4−ヒドロキシブチルグアニジ
ン、5−ヒドロキシペンチルグアニジン、6−ヒドロキ
シヘキシルグアニジン、2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチルグアニジン、2−[2−(2−ヒドロキシエ
トキシ)エトキシ]エチルグアニジン、1−(3−ヒド
ロキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(2−
ヒドロキシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−
(4−ヒドロキシブチル)−1−メチルグアニジン、1
−(5−ヒドロキシペンチル)−1−メチルグアニジ
ン、1−(6−ヒドロキシヘキシル)−1−メチルグア
ニジン、1−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル]−1−メチルグアニジン、1−[2−(2−(2−
ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エチル]−1−メチル
グアニジン、1,1−ビス(2−ヒドロキシエチル)グ
アニジン、1,1−ビス(3−ヒドロキシプロピル)グ
アニジン、1,1−ビス(2−ヒドロキシプロピル)グ
アニジン、1,1−ビス(4−ヒドロキシブチル)グア
ニジン、1,1−ビス(5−ヒドロキシペンチル)グア
ニジン、1,1−ビス(6−ヒドロキシヘキシル)グア
ニジン、1,1−ビス[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル]グアニジン、1,1−ビス[2−(2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エチル]グアニ
ジン、(2−メトキシエチル)グアニジン、(2−エト
キシエチル)グアニジン、(3−メトキシプロピル)グ
アニジン、(2−メトキシプロピル)グアニジン、(4
−メトキシブチル)グアニジン、(5−メトキシペンチ
ル)グアニジン、2−(2−メトキシエトキシ)エチル
グアニジン、[2−(2−(メトキシエトキシ)エトキ
シ)エチル]グアニジン、1,1−ビス(2−メトキシ
エチル)グアニジン、1,1−ビス(2−エトキシエチ
ル)グアニジン、1,1−ビス(3−メトキシプロピ
ル)グアニジン、1,1−ビス(2−メトキシプロピ
ル)グアニジン、1,1−ビス(4−メトキシブチル)
グアニジン、1,1−ビス(5−メトキシペンチル)グ
アニジン、1,1−ビス(6−メトキシヘキシル)グア
ニジン、1,1−ビス[2−(2−メトキシエトキシ)
エチル]グアニジン、1,1−ビス[2−(2−(2−
メトキシエトキシ)エトキシ)エチル]グアニジン、1
−(2−メトキシエチル)−1−メチルグアニジン、1
−(2−エトキシエチル)−1−メチルグアニジン、1
−(3−メトキシプロピル)−1−メチルグアニジン、
1−(2−メトキシプロピル)−1−メチルグアニジ
ン、1−(4−メトキシブチル)−1−メチルグアニジ
ン、1−(5−メトキシペンチル)−1−メチルグアニ
ジン、1−(6−メトキシヘキシル)−1−メチルグア
ニジン、1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル−
1−メチルグアニジン、1−[2−(2−(2−メトキ
シエトキシ)エトキシ)エチル]−1−メチルグアニジ
ン、酢酸2−グアニジノエチル、酢酸3−グアニジノプ
ロピル、酢酸2−グアニジノ−2−プロピル、酢酸4−
グアニジノ−1−ブチル、酢酸5−グアニジノ−1−ペ
ンチル、酢酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、酢酸2−
(2−グアニジノエトキシ)エチル、酢酸2−[2−
(2−グアニジノエトキシ)エトキシ]エチル、酢酸2
−(1−メチルグアニジノ)エチル、酢酸3−(1−メ
チルグアニジノ)プロピル、酢酸2−(1−メチルグア
ニジノ)−1−メチルエチル、酢酸4−(1−メチルグ
アニジノ)ブチル、酢酸5−(1−メチルグアニジノ)
ペンチル、酢酸6−(1−メチルグアニジノ)ペンチ
ル、酢酸2−[2−(1−メチルグアニジノ)エトキ
シ]エチル、酢酸2−[2−(2−(1−メチルグアニ
ジノ)エトキシ)エトキシ]エチル、安息香酸2−グア
ニジノエチル、安息香酸3−グアニジノプロピル、安息
香酸2−グアニジノ−2−プロピル、安息香酸4−グア
ニジノ−1−ブチル、安息香酸5−グアニジノ−1−ペ
ンチル、安息香酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、安息
香酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル、安息香酸
2−[2−(2−グアニジノエトキシ)エトキシ]エチ
ル、安息香酸2−(1−メチルグアニジノ)エチル、安
息香酸3−(1−メチルグアニジノ)プロピル、安息香
酸2−(1−メチルグアニジノ)−1−メチルエチル、
安息香酸4−(1−メチルグアニジノ)ブチル、安息香
酸5−(1−メチルグアニジノ)ペンチル、安息香酸6
−(1−メチルグアニジノ)ペンチル、安息香酸2−
[2−(1−メチルグアニジノ)エトキシ]エチル、安
息香酸2−[2−(2−(1−メチルグアニジノ)エト
キシ)エトキシ]エチル、サリチル酸2−グアニジノエ
チル、サリチル酸3−グアニジノプロピル、サリチル酸
2−グアニジノ−2−プロピル、サリチル酸4−グアニ
ジノ−1−ブチル、サリチル酸5−グアニジノ−1−ペ
ンチル、サリチル酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、サ
リチル酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチル、サリ
チル酸2−[2−(2−グアニジノエトキシ)エトキ
シ]エチル、サリチル酸2−(1−メチルグアニジノ)
エチル、サリチル酸3−(1−メチルグアニジノ)プロ
ピル、サリチル酸2−(1−メチルグアニジノ)−1−
メチルエチル、サリチル酸4−(1−メチルグアニジ
ノ)ブチル、サリチル酸5−(1−メチルグアニジノ)
ペンチル、サリチル酸6−(1−メチルグアニジノ)ペ
ンチル、サリチル酸2−[2−(1−メチルグアニジ
ノ)エトキシ]エチル、サリチル酸2−[2−(2−
(1−メチルグアニジノ)エトキシ)エトキシ]エチ
ル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−グアニジノエチ
ル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸3−グアニジノプロ
ピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−グアニジノ−
2−プロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸4−グア
ニジノ−1−ブチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸5
−グアニジノ−1−ペンチル、m又はp−ヒドロキシ安
息香酸6−グアニジノ−1−ヘキシル、m又はp−ヒド
ロキシ安息香酸2−(2−グアニジノエトキシ)エチ
ル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−[2−(2−グ
アニジノエトキシ)エトキシ]エチル、m又はp−ヒド
ロキシ安息香酸2−(1−メチルグアニジノ)エチル、
m又はp−ヒドロキシ安息香酸3−(1−メチルグアニ
ジノ)プロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−
(1−メチルグアニジノ)−1−メチルエチル、m又は
p−ヒドロキシ安息香酸4−(1−メチルグアニジノ)
ブチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸5−(1−メチ
ルグアニジノ)ペンチル、m又はp−ヒドロキシ安息香
酸6−(1−メチルグアニジノ)ペンチル、m又はp−
ヒドロキシ安息香酸2−[2−(1−メチルグアニジ
ノ)エトキシ]エチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸
2−[2−(2−(1−メチルグアニジノ)エトキシ)
エトキシ]エチル等を挙げることができる。
グアニジノエトキシエタノール、グアニジノペンタノー
ル、グアニジノプロパン酸、グアニジノエチルリン酸が
好ましい。
するための酸としては、有機酸又は無機酸のいずれでも
良く、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪
酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、
デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、安息香
酸、ソルビン酸、ニコチン酸、ウロカニン酸、ピロリド
ンカルボン酸等のモノカルボン酸;シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタミン酸、アジピン酸、ピメリン
酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン
酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸等のジカルボン
酸;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン
酸、o、m又はp−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ
酸;グリシン、アラニン、β−アラニン、バリン、ロイ
シン、フェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニ
ン、メチオニン、システイン、シスチン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリン、ピペコリン酸、トリプトファン、ア
スパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミ
ン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、アルギニン、ア
ミノ安息香酸等のアミノ酸;メタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸等の低級アルキルスルホン酸;
ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のアリ
ールスルホン酸;フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨ
ウ化水素酸等のハロゲン化水素酸;過塩素酸、硫酸、硝
酸、リン酸、炭酸等の無機酸を挙げることができる。
ン誘導体又はその酸付加塩は、例えば次の反応式で示さ
れる製造方法により得ることができる。
の意味は上記と同じである)
ジル化試薬を反応させることにより、グアニジン誘導体
(2)又はその酸付加塩を得ることができる。
しては、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2−
(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)エタノール、
1−アミノ−2−プロパノール、2−(2−N−メチル
アミノエトキシ)エタノール、2−(2−(2−N−メ
チルアミノエトキシ)エトキシ)エタノール、1−N−
メチルアミノ−2−プロパノール、N,N−ビス−(2
−ヒドロキシエトキシ)エチルアミン、N,N−ビス−
(2−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エ
チルアミン、N,N−ジ−(2−ヒドロキシプロピル)
アミン、3−N−メチルアミノ−1−プロパノール、4
−N−メチルアミノ−1−ブタノール、5−N−メチル
アミノ−1−ペンタノール、6−N−メチルアミノ−1
−ヘキサノール、ジ−3−プロパノールアミン、ジ−4
−ブタノールアミン、ジ−5−ペンタノールアミン、ジ
−6−ヘキサノールアミン、2−(2−メトキシエトキ
シ)エチルアミン、2−〔2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ〕エチルアミン、2−メトキシ−1−プロ
ピルアミン、N−メチル−2−(2−メトキシエトキ
シ)エチルアミン、N−メチル−2−〔2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ〕エチルアミン、N−メチル−
2−メトキシプロピルアミン、N,N−ビス−〔2−
(2−メトキシエトキシ)エチル〕アミン、N,N−ビ
ス−〔2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)
エチル〕アミン、N,N−ジ−2−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−3−メトキシプロピルアミン、N−
メチル−4−メトキシブチルアミン、N−メチル−5−
メトキシペンチルアミン、N−メチル−6−メトキシヘ
キシルアミン、N,N−ジ−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジ−4−メトキシブチルアミン、N,N−
ジ−5−メトキシペンチルアミン、N,N−ジ−6−メ
トキシヘキシルアミン等が挙げられる。
ジル化試薬、例えばシアナミド、S−アルキルイソチオ
尿素、O−アルキルイソ尿素、アミノイミノメタンスル
ホン酸、3,5−ジメチル−1−グアニルピラゾール、
1H−ピラゾール−1−カルボアミジン等が挙げられ
る。
ルキルイソ尿素、3,5−ジメチル−1−グアニルピラ
ゾール、1H−ピラゾール−1−カルボアミジンを用い
る場合、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ア
ンモニア水;トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジメチルピペラジン、N−メチルピペラ
ジン等の3級アミン;ピリジンなどの塩基の存在下に、
25℃〜200℃、1時間〜72時間攪拌すればよい。
また、シアナミドを用いる場合には、0℃〜100℃、
1時間〜72時間攪拌するか、あるいは前記グアニジン
の酸付加物で例示した酸の存在下に、25℃〜200
℃、1〜72時間攪拌すればよい。
添加して酸付加塩として単離することができる。
体又はその酸付加塩は、前記方法に準じて製造すること
ができる。
塩は一種又は二種以上を組合わせて用いることができ、
美白化粧料中における配合量は、0.001〜50%が
好ましく、特に0.001〜30%、更に0.01〜2
0%配合すると浸透促進効果及び美白効果がより向上
し、製品安定性及び使用感も良好になるので好ましい。
有機酸又はリン酸、硫酸、塩酸等の無機酸を併用すると
浸透促進効果及び美白効果を一層高めることができるの
で好ましい。
れないものであれば特に制限されず、例えばα又はβ−
ヒドロキシカルボン酸、ジカルボン酸、脂肪酸及びそれ
らのエステル等を挙げることができ、これらは1種以上
を配合することができる。これらの有機酸の例として
は、次式(6)〜(8)
3(CfHg)h(fは1〜27の整数を示し、gは2〜5
4の整数を示し、hは0又は1を示す)を示す。式
(7)中、R10及びR11はそれぞれ水素原子又は炭素数
1〜25の飽和又は不飽和の分岐、非分岐又は環状のア
ルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、qは1
〜9の整数を示し、rは0〜23の整数を示す。式
(8)中、sは0〜9の整数を示し、tは0〜23の整
数を示す。]で表されるもの及びそれらのエステルを挙
げることができ、より具体的には、アスコルビン酸、イ
プシロンアミノカプロン酸、エリソルビン酸、クエン
酸、コハク酸、酒石酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、乳
酸、ウロカニン酸、エデト酸、オキシベンゾンスルホン
酸、オロット酸、カプリン酸、グリコール酸、セロチン
酸、ニコチン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィ
チン酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、アクリル酸
及びそのオリゴマー若しくはポリマー等を挙げることが
できる。
リノレイン酸、コルンビン酸、ニコサ−(η−6,9,
13)−トリエン酸、アラキドン酸、α−リノレイン
酸、チムノドン酸、ヘキサエン酸、イソステアリン酸、
ウンデシレン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘン
酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸、ラウリン酸、ラノリ
ン酸、DHAのほか、12−ヒドロキシステアリン酸等
のヒドロキシ脂肪酸、セチルリン酸等のモノアルキルリ
ン酸、ジアルキルリン酸等を挙げることができる。
酸の中でも式(8)で表されるジカルボン酸が好まし
く、特にコハク酸が浸透促進効果及び美白効果を一層高
めることができるので、好ましい。有機酸又は無機酸は
一種又は二種以上を組合わせて用いることができ、美白
化粧料中における配合量は、0.001〜30%が好ま
しく、特に0.005〜20%、更に0.01〜10%
配合すると浸透促進効果及び美白効果がより向上し、製
品安定性及び、使用感も良好になるので好ましい。ま
た、グアニジン誘導体又はその酸付加塩との配合比は、
重量比で0.5:99.5〜99.5:0.5が浸透促
進効果を高め、美白効果をより一層高めることができる
ため好ましい。
モノグリセリルエーテルとしては、次の一般式(4)で
表されるものが挙げられる。
ル基又はアルケニル基を示す)
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基であり、
直鎖アルキル基としては、ラウリル基、ミリスチル基、
セチル基、ステアリル基、エイコシル基、トコシル基が
例示され、直鎖アルケニル基としてはオレイル基が例示
される。分岐アルキル基としては、次式(9)及び(1
0)の分岐アルキル基が例示される。
岐アルキル基を示す)
としては、5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3
−トリメチルブチル)−オクチル基、2−ヘプチルウン
デシル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシ
ル基が例示される。
1の整数を示し、aとbの和は9〜21である)
るα−モノグリセリルエーテルは例えば不飽和脂肪酸の
ダイマー製造時の副産物として得られるモノメチル分岐
アルキル基含有脂肪酸(ジャーナル オブ アメリカン
ケミカル ソサエティ(J.A.C.S.)51,5
22(1974))を還元してアルコールとした後に誘
導される(特開昭56−113188号公報)。
ーテルのうち、特に分岐アルキル基を有するものが好ま
しく、特に式(1C)で示されるモノメチル分岐アルキ
ル基を有するα−モノグリセリルエーテルが好適であ
る。
種以上を組合わせて用いることができ、美白化粧料中に
おける配合量は0.1〜10%が好ましく、更に0.1
〜5.0%配合すると、経皮吸収促進効果を高め、美白
効果をより一層高めることができるため好ましい。
用いる場合、その配合量は本発明の美白化粧料中におい
て、0.001〜20%が好ましく、更に0.01〜5
%配合すると、経皮吸収促進効果を高め、美白効果をよ
り一層高めることができるため、好ましい。
ン酸誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸誘導体、
動物胎盤抽出物及び植物抽出物から選ばれる一種又は二
種以上を配合することができ、経皮吸収促進効果及び美
白効果がより向上し、製品安定性及び使用感も良好にな
るので好ましい。
ては、L−アスコルビン酸リン酸エステルの1価金属塩
であるL−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム
塩、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリウム塩、2
価金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸エステルマグ
ネシウム塩(リン酸−L−アスコルビルマグネシウ
ム)、L−アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム
塩、3価金属であるL−アスコルビン酸リン酸エステル
アルミニウム塩、また、L−アスコルビン酸硫酸エステ
ルの1価金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステル
ナトリウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカリウ
ム塩、2価金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステ
ルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカ
ルシウム塩、3価金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸
エステルアルミニウム塩、そして、L−アスコルビン酸
の1価金属塩であるL−アスコルビン酸ナトリウム塩、
L−アスコルビン酸カリウム塩、2価金属塩であるL−
アスコルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カ
ルシウム塩、3価金属塩であるL−アスコルビン酸アル
ミニウム塩等のアスコルビン酸及びその誘導体、などが
挙げられる。
美白化粧料中に0.001〜30%が好ましく、特に
0.1〜5%配合すると経皮吸収促進効果及び美白効果
がより向上し、製品安定性及び使用感も良好となるので
好ましい。
ノンと糖の縮合物やハイドロキノンに炭素数1〜4のア
ルキル基をひとつ導入したアルキルハイドロキノンと糖
の縮合物が挙げられ、例えば、アルブチン等が挙げられ
る。
美白化粧料中に0.001〜10%が好ましく、特に
0.1〜5%配合すると経皮吸収促進効果及び美白効果
がより向上し、製品安定性及び使用感も良好になるので
好ましい。
ジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ
酸モノパルミテート、コウジ酸モノステアレート、コウ
ジ酸モノシンナモエート、コウジ酸モノベンゾエート、
コウジ酸ジブチレート、コウジ酸ジパルミテート、コウ
ジ酸ジステアレート、コウジ酸ジオレエート等が挙げら
れる。
粧料中に0.001〜10%が好ましく、特に0.1〜
5%配合すると経皮吸収促進効果及び美白効果がより向
上し、製品安定性及び使用感も良好になるので好まし
い。
ヒト等の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の
手段を経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除
去して得られるものが挙げられ、一般に水溶性プラセン
タエキスとして市販されている胎盤抽出物等が挙げられ
る。
粧料中に0.001〜10%が好ましく、特に0.1〜
5%配合すると経皮吸収促進効果及び美白効果がより向
上し、製品安定性及び使用感も良好になるので好まし
い。
ョウジ、カンゾウ、ビワ、トウヒ、コウライニンジン、
シャクヤク、サンザシ、バクモントウ、ショウキョウ、
マツカサ、ソウハクヒ、コウボク、インチンコウ、アセ
ンヤク、オウゴン、カミツレ、アルテア、シモツケ、オ
ランダガラシ、キナ、コンフリー、ローズマリー、ロー
ト等の植物から得られる抽出物が挙げられる。
中に乾燥固形分として0.001〜10%が好ましく、
特に0.1〜5%配合すると経皮吸収促進効果及び美白
効果がより向上し、製品安定性及び使用感も良好になる
ので好ましい。
なわない範囲で、通常、化粧料、医薬部外品、医薬品等
に配合される乳化剤、油性物質、紫外線吸収剤、紫外線
散乱剤、保湿剤、増粘剤、pH調整剤、顔料、粉体、薬効
成分、植物抽出物、抗酸化剤、防腐剤、香料等を適宜配
合し、常法に従って製造することができる。
ン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツ
ロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アル
コールと脂肪酸の合成エステル油、シリコーン油等が挙
げられる。保湿剤としては、例えばソルビトール、キシ
リトール、グリセリン、マルチトール、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレ
ングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪酸エス
テル、ホリエチレングリコール等が挙げられる。
ポリマー、カルボキシメチルセルロースポリビニルアル
コール、カラギーナン、ゼラチン等の水溶性高分子;塩
化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質などが挙げられ
る。防腐剤としては、例えばメチルパラベン、エチルパ
ラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、安息香酸
ナトリウム等が挙げられる。乳化剤としては、例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオ
キシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン
性界面活性剤が挙げられる。
酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、
ビタミンE及びその誘導体、ニコチンアミド及びその誘
導体、ε−アミノカプロン酸及びその誘導体等が挙げら
れる。粉体としては、例えばタルク、セリサイト、マイ
カ、カオリン、シリカ、ベントナイト、バーミキュライ
ト、亜鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、酸化マグ
ネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、ベンガ
ラ、酸化鉄、群青等が挙げられる。
れ、例えば安息香酸系のものとしては、パラアミノ安息
香酸(以下、PABAと略す)、グリセリルPABA、
エチルジヒドロキシプロピルPABA、N−エトキシレ
ートPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAエ
チルエステル、N−ジメチルPABAブチルエステル、
N−ジメチルPABAアミルエステル、オクチルジメチ
ルPABA等が挙げられる。アントラニック酸系のもの
としては、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレー
ト等が、サリチル酸系のものとして、アミルサリチレー
ト、メンチルサリチレート、ホモメンチルサリチレー
ト、オクチルサリチレート、フェニルサリチレート、ベ
ンジルサリチレート、p−イソプロパノールフェニルサ
リチレート等が挙げられる。桂皮酸系のものとしては、
オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシン
ナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメー
ト、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プ
ロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p
−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシ
ンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナ
メート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメー
ト、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチ
ル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチ
ルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、
グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイルジパラメトキ
シシンナメート等が挙げられる。ベンゾフェノン系のも
のとしては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4′−メチ
ルベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、2−
エチルヘキシル−4′−フェニルベンゾフェノン−2−
カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキ
シベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベ
ンゾフェノン等が挙げられる。その他ののもとしては、
3−(4′−メチルベンジリデン)−dl−カンファ
ー、3−ベンジリデン−dl−カンファー、ウロカニン
酸メチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキ
サゾール、2,2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニル
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5−t
−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラ
ジン、ジアニソイルメタン−4−メトキシ−4′−t−
ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−
2−ノルボニリデン)−3−ペンタン−2−オン、1−
(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4′−ジメチル
−1,3−ペンタンジオン等が挙げられる。
エタノールアミン−p−メトキシシンナメート、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン
酸ナトリウム、テトラヒドロキシベンゾフェノン、メチ
ルヘルペリジン、3−ヒドロキシ−4−メトキシ桂皮酸
ナトリウム、フェルラ酸ナトリウム、ウロカニン酸等の
化合物;セイヨウノコギリソウ、アロエ、ビロウドアオ
イ、ゴボウ、サルビア等の動植物の抽出物で紫外線吸収
作用をもつものなどが挙げられる。
子酸化チタン、酸化亜鉛、微細亜鉛華、薄片状酸化亜
鉛、酸化鉄、微粒子酸化鉄等や、これらをシリコーン等
で表面処理した粉体が挙げられる。また、pH調整剤とし
ては、乳酸−乳酸塩、クエン酸−クエン酸塩、リン酸−
リン酸塩等の緩衝剤が挙げられる。
ることができる。また、本発明の対象となる美白化粧料
は、一般の皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬
部外品、外用医薬品等を包含するものであり、その剤型
もその目的に応じて任意に選択することができ、クリー
ム状、軟膏状、乳液状、ローション状、溶液状、ゲル
状、パック状、パウダー状、スティック状等とすること
ができる。
化合物と経皮吸収剤を併用することにより、スピロエー
テル化合物の経皮吸収性が高められ、優れた美白効果、
日焼けによるシミ、ソバカスの予防及び治療効果を有す
るものであり、しかも安全性の高いものである。
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。なお、以下の実施例においては、グアニジン誘導体
又はその酸付加塩として、一般式(2)又は(3)にお
ける各記号の定義が次のものである下記表1に示す化合
物1〜4を用いた。また、α−モノグリセリルエーテル
としてα−モノメチル分岐イソステアリルグリセリルエ
ーテルを用いた。
(化合物1)の製造:蒸留水1.2リットル、2−(2
−アミノエトキシ)エタノール150g(1.43mo
l)の入った2口のなすフラスコに、室温下、S−Me
イソチオ尿素(硫酸塩)248g(0.891mo
l)、水酸化バリウム(8水和物)281g(0.89
1mol)を加え、そのまま2日間攪拌を続けた。その
後、生じた硫酸バリウムを濾過により除いた。濾液を約
1/20に濃縮後、二酸化炭素を過剰量吹き込み、エタ
ノールを加えて結晶化させ、粗生成物約120gを得
た。粗結晶を蒸留水120mlから再結晶し、表記化合物
を1/2・炭酸塩として、73g(白色結晶、0.41
mol、収率29%)得た。
れらの美白化粧料についてスピロエーテル化合物の皮膚
浸透性を下記の方法により試験した。結果を表2に示
す。
量を洗浄したユカタンマイクロブタの皮膚表面に塗布
し、恒温室に放置する。一定時間経過後、皮膚表面に残
存する未浸透成分を除去した後、浸透成分を抽出回収
し、HPLCにてスピロエーテルの経皮吸収量を測定し
た。経皮吸収量は塗布面積当たりの値(μg/cm2)で
表した。
化合物と経皮吸収促進剤とを併用した本発明品は皮膚浸
透性に優れたものであった。また、美白効果に優れ、し
かも安全性の高いものであった。
れらの美白化粧料についての美白効果を下記の方法によ
り試験した。
紫外線を最少紅斑量の2倍量、1日1回2日間にわたり
照射し、誘導した色素斑に1日2回、1カ月間被験部位
に試料を連続塗布することによる美白効果を調べた。評
価は、色差計(ミノルタ社製、CR−300)を用いて
測定を行い、得られたマンセル値よりL*値を算出し、
その回復を表すΔΔL*値を用いた。尚、ΔΔL*値は以
下のように定義した。試料塗布開始直前の試料塗布被験
部位及び試料未塗布被験部位のL*値をそれぞれL0、L
0'、連続塗布1カ月後の各々の部位のL*値をそれぞれ
L1、L1',としてΔΔL*を以下の式で表した。
値で示した。評価点と判定基準との関係を表3に示す。
ル化合物と経皮吸収促進剤とを併用した本発明品は高い
皮膚浸透性を有し、美白効果に優れ、安全性も高いもの
であった。
製造した。得られた美白化粧料は、いずれも有効成分の
経皮吸収性が良好で美白効果に優れ、安全性も高いもの
であった。
Claims (5)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)一般式(1) 【化1】 (式中、波線は当該結合状態がZ又はEのいずれでもよ
いことを示す)で表されるスピロエーテル化合物、
(B)経皮吸収促進剤を含有する美白化粧料。 - 【請求項2】 経皮吸収促進剤が次の一般式(2)又は
(3) 【化2】 〔式(2)中、A及びBは同一又は異なっていてもよい
炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Dは結合手、−C
O−又は置換基を有していていもよい炭素数1〜6のア
ルキレン基を示し、Eは水素原子、低級アルキル基、ア
ラルキル基又は置換基を有していていもよいアリール基
を示し、mは1〜6の数を示し、nは0〜6の数を示
し、R1 は水素原子、低級アルキル基又は−(AO)m
−(BO)n−D−Eを示す。ただし、R1 がメチル基
の場合、−(AO)m−(BO)n−D−Eはヒドロキシ
エチル基ではない。式(3)中、lは1〜10の数を示
し、Gは水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、
スルホン酸基又はリン酸基を示し、R1 は前記と同じ意
味を示す〕で表されるグアニジン誘導体及びその酸付加
塩から選ばれる一種又は二種以上である請求項1記載の
美白化粧料。 - 【請求項3】 経皮吸収促進剤が次の一般式(4) 【化3】 (式中、R2 は炭素数10〜24のアルキル基又はアル
ケニル基を示す)で表されるα−モノグリセリルエーテ
ルから選ばれる一種又は二種以上である請求項1記載の
美白化粧料。 - 【請求項4】 経皮吸収促進剤が尿素である請求項1記
載の美白化粧料。 - 【請求項5】 更にアスコルビン酸誘導体、ハイドロキ
ノン誘導体、コウジ酸誘導体、動物胎盤抽出物及び植物
抽出物から選ばれる一種又は二種以上を含有する請求項
1〜4のいずれか1項記載の美白化粧料。
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-
1995
- 1995-12-13 JP JP32443695A patent/JP3645633B2/ja not_active Expired - Fee Related
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