JPH0987127A - 美白剤及びこれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

美白剤及びこれを含有する皮膚外用剤

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JPH0987127A
JPH0987127A JP24205595A JP24205595A JPH0987127A JP H0987127 A JPH0987127 A JP H0987127A JP 24205595 A JP24205595 A JP 24205595A JP 24205595 A JP24205595 A JP 24205595A JP H0987127 A JPH0987127 A JP H0987127A
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JP
Japan
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group
hydroxy
skin
compound
naphthoic acid
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Application number
JP24205595A
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English (en)
Inventor
Yasuto Suzuki
康人 鈴木
Yusuke Shibuya
祐輔 渋谷
Yukihiro Ohashi
幸浩 大橋
Yoshinori Nishizawa
義則 西澤
Naoko Morizaki
尚子 森崎
Genji Imokawa
玄爾 芋川
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 =H、アルキル基、二重結合を1〜4個有
するアルケニル基又はアラルキル基;R2 及びR3
H、OH、アルコキシ基、二重結合を1〜4個有するア
ルケニルオキシ基又はアラルキルオキシ基を示す〕で表
される化合物又はその塩を有効成分とする美白剤及びこ
れを含有する皮膚外用剤。 【効果】 皮膚の色素沈着予防・改善効果に優れ、かつ
皮膚に対する安全性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全性に優れ、か
つ色素沈着の予防・改善効果に優れるナフタレンカルボ
ン酸誘導体又はその塩を有効成分とする美白剤及びこれ
を含有する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】しみ・そばかす及び日焼け後の肌への色
素沈着は、加齢に伴い発生、増加し、そして消失しにく
くなり、中高年齢層にとって悩みとなっている。これら
の色素沈着症の発症機構は未だ解明されていないが、太
陽光線、特に紫外線やメラノサイト刺激ホルモン等の作
用により表皮メラノサイトでのメラニン合成機構が亢進
するためであると考えられている。
【0003】また、メラニン合成機構の亢進に加え、表
皮角化細胞(ケラチノサイト)の加齢に伴う角化遅延も
メラニンの表皮外への排泄速度を遅延させ、表皮内のメ
ラニン顆粒密度の増加、すなわち色素沈着を増加させる
と考えられている。このような色素沈着部分は局部的に
存在し、周囲の正常皮膚色と明らかな差異を生ずること
もある。
【0004】そこで、このような後天的な色素沈着部を
正常な皮膚色にまで回復させる薬剤や色素沈着を予防す
る薬剤の開発が強く望まれており、これまでにも多くの
薬剤が開発され、商品化されてきた。このうち、優れた
還元能を有するビタミンC(L−アスコルビン酸)誘導
体を配合した化粧料は、ビタミンC誘導体の安定性が不
十分であるとともに、外用ではほとんど効果が認められ
ないものであった。
【0005】一方、欧米において、ハイドロキノンがし
みの治療や黒人皮膚を白くする等の用途の薬剤として用
いられているが、ハイドロキノン自体の安全性(刺激
性、アレルギー性)に問題があり、また、白斑を生じさ
せるケースもあるなどの点から一般用薬剤として配合す
るには問題がある。その他にもメラニン抑制剤としてイ
ンビトロ(in vitro)のチロシナーゼ活性阻害
試験で効力を示す種々の物質が報告されている。そのう
ち、安息香酸誘導体については、端鎖アルコキシ基を有
するサリチル酸誘導体についてインビトロのチロシナー
ゼ阻害及び美白作用が報告されている(特開平6−40
886号公報)。しかしながら、報告されているような
端鎖アルコキシ基置換サリチル酸誘導体をはじめとする
公知のメラニン抑制剤は、美白化粧料に用いても十分な
効果が得られないばかりか皮膚刺激等の安全性も十分と
はいえないものであった。このように、色素沈着改善効
果及び皮膚に対する安全性の両面を十分に満足する物質
は知られていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、色素沈着予防・改善効果及び皮膚に対する安全性の
双方に優れた物質及びこれを含有する皮膚外用剤を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者らはメラニン生成機構の研究を通して色素沈着を予防
・改善させる物質を得るべく鋭意検討した結果、下記一
般式(1)で表されるナフタレンカルボン酸誘導体が高
いメラニン生成抑制作用を有し、しかも皮膚に対する刺
激がなく、アレルギーの発現が認められないことを見出
し本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明は、次の一般式(1)
【0009】
【化2】
【0010】〔式中、R1 は水素原子、アルキル基、二
重結合を1〜4個有するアルケニル基又はアラルキル基
を示し、R2 及びR3 は、同一又は異なって水素原子、
ヒドロキシル基、アルコキシ基、二重結合を1〜4個有
するアルケニルオキシ基又はアラルキルオキシ基を示
す〕で表されるナフタレンカルボン酸誘導体又はその塩
を有効成分とする美白剤を提供するものである。また本
発明は、上記一般式(1)で表されるナフタレンカルボ
ン酸誘導体又はその塩を含有する皮膚外用剤を提供する
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の美白剤は前記一般式
(1)で表されるナフタレンカルボン酸誘導体又はその
塩を有効成分とするものであり、式中、R1 で示される
アルキル基としては、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基が好ましく、例えばメチル基、エチル基、
n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ヘキシ
ル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル
基、n−デカニル基、n−ウンデカニル基、n−ラウリ
ル基、n−トリデカニル基、n−ミリスチル基、n−ペ
ンタデカニル基、パルミチル基、n−ヘプタデカニル
基、ステアリル基、n−ノナデカニル基、n−イコサニ
ル基、イソステアリル基、3,5,5−トリメチルヘキ
シル基、3−メチルブチル基、3,7−ジメチルオクチ
ル基、3,7,11−トリメチルドデカニル基、3,
7,11,15−テトラメチルヘキサデカニル基等が挙
げられる。また、R1 で示されるアルケニル基としては
炭素数2〜20の直鎖又は分岐鎖の二重結合を1〜4個
有するアルケニル基が好ましく、例えばアリル基、プレ
ニル基、オレイル基、ゲラニル基、ファルネシル基、ゲ
ラニルゲラニル基等が挙げられる。
【0012】R1 で示されるアラルキル基としては、総
炭素数7〜16のアラルキル基が好ましく、例えばベン
ジル基、フェニル−1−エチル基、フェニル−2−エチ
ル基、フェニル−2−プロピル基、フェニル−3−プロ
ピル基、2−フェニル−2−ブチル基、4−フェニル−
1−ブチル基、1−フェニル−1−ブチル基、1−ナフ
チルメチル基、9−アントラセニルメチル基等が挙げら
れる。
【0013】R2 及びR3 で示されるアルコキシ基とし
ては炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基が
好ましく、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポ
キシ基、n−ブトキシ基、n−ペンチル基、イソプロポ
キシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ヘキシ
ルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキ
シ基、n−ノナニルオキシ基、n−デカニルオキシ基、
n−ウンデカニルオキシ基、ラウリルオキシ基、n−ト
リデカニルオキシ基、ミリスチルオキシ基、n−ペンタ
デカニルオキシ基、パルミチルオキシ基、n−ヘプタデ
カニルオキシ基、ステアリルオキシ基、n−ノナデカニ
ルオキシ基、n−イコサニルオキシ基、イソステアリル
オキシ基、3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ基、
3−メチルブトキシ基、3,7−ジメチルオクチルオキ
シ基、3,7,11−トリメチルドデカニルオキシ基、
3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカニルオキ
シ基等が挙げられる。
【0014】また、R2 及びR3 で示されるアルケニル
オキシ基としては、炭素数2〜20の直鎖又は分岐鎖の
二重結合を1〜4個有するアルケニルオキシ基が好まし
く、例えばアリルオキシ基、プレニルオキシ基、オレイ
ルオキシル基、ゲラニルオキシ基、ファルネシルオキシ
基、ゲラニルゲラニルオキシ基等が挙げられる。
【0015】R2 及びR3 で示されるアラルキルオキシ
基としては、総炭素数7〜16のアラルキルオキシ基が
好ましく、例えばベンジルオキシ基、フェニル−1−エ
チルオキシ基、フェニル−2−エチルオキシ基、フェニ
ル−2−プロピルオキシ基、フェニル−3−プロピルオ
キシ基、2−フェニル−2−ブチルオキシ基、4−フェ
ニル−1−ブチルオキシ基、1−フェニル−1−ブチル
オキシ基、1−ナフチルメチルオキシ基、9−アントラ
セニルメチルオキシ基等が挙げられる。
【0016】一般式(1)中、COOR1 、R2 及びR
3 はナフタレン環の1、2、3及び4位のいずれに置換
していてもよいが、COOR1 は1又は2位に、特に2
位に置換しているのが好ましく、R2 は1又は3位に、
特に1位に置換しているのが好ましく、R3 は3又は4
位、特に4位に置換しているのが好ましい。
【0017】上記ナフタレンカルボン酸誘導体(1)の
具体例としては、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸、1
−ナフトエ酸メチル、2−ナフトエ酸エチル、2−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキ
シ−1−ナフトエ酸メチル、1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸メチル、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチ
ル、2−メトキシ−1−ナフトエ酸、1−メトキシ−2
−ナフトエ酸、3−メトキシ−2−ナフトエ酸、2−メ
トキシ−1−ナフトエ酸メチル、1−メトキシ−2−ナ
フトエ酸メチル、3−メトキシ−2−ナフトエ酸メチ
ル、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、1,4−
ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル、1−ヒドロキシ
−4−メトキシ−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−4
−メトキシ−2−ナフトエ酸メチル、4−ヒドロキシ−
1−メトキシ−2−ナフトエ酸、1,4−ジメトキシ−
2−ナフトエ酸、1,4−ジメトキシ−2−ナフトエ酸
メチル、1−ヒドロキシ−4−エトキシ−2−ナフトエ
酸、1−ヒドロキシ−4−エトキシ−2−ナフトエ酸メ
チル、1−ヒドロキシ−4−イソプロポキシ−2−ナフ
トエ酸、1−ヒドロキシ−4−イソプロポキシ−2−ナ
フトエ酸メチル、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ
−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキ
シ−2−ナフトエ酸メチル、1−ヒドロキシ−4−ベン
ジルオキシ−2−ナフトエ酸ベンジル、1,4−ジベン
ジルオキシ−2−ナフトエ酸、1,4−ジベンジルオキ
シ−2−ナフトエ酸メチル、1,4−ジベンジルオキシ
−2−ナフトエ酸ベンジル、1−ヒドロキシ−4−(ナ
フタレン−1−メチルオキシ)−2−ナフトエ酸、1−
ヒドロキシ−4−(ナフタレン−1−メチルオキシ)−
2−ナフトエ酸メチル、1,4−ジ(ナフタレン−1−
メチルオキシ)−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−4
−イソステアリルオキシ−2−ナフトエ酸、1−ヒドロ
キシ−4−イソステアリルオキシ−2−ナフトエ酸メチ
ル、1−ヒドロキシ−4−オレイルオキシ−2−ナフト
エ酸、1−ヒドロキシ−4−オレイルオキシ−2−ナフ
トエ酸メチル等が挙げられる。
【0018】上記一般式(1)におけるより好ましいR
1 、R2 及びR3 の組み合せとしては、R1 が水素原
子、低級アルキル基又はアラルキル基であり;R2 がヒ
ドロキシル基、低級アルコキシ基又はアラルキルオキシ
基であり;R3 がアルコキシ基、アルケニルオキシ基又
はアラルキルオキシ基である場合が挙げられる。ここ
で、低級アルキル基及び低級アルコキシ基には、前記の
うち、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基及び
アルコキシ基が挙げられる。
【0019】さらに好ましいR1 としては、水素原子、
メチル基、エチル基及びベンジル基が挙げられ;R2
してはヒドロキシ基、メトキシ基、エトキシ基及びベン
ジルオキシ基が挙げられ;R3 としてはメトキシ基、エ
トキシ基、イソプロポキシ基、ベンジルオキシ基、1−
ナフチルメチルオキシ基、イソステアリルオキシ基、及
びオレイルオキシ基が挙げられる。
【0020】特に好ましいナフタレンカルボン酸誘導体
(1)の具体例としては、1−ヒドロキシ−4−メトキ
シ−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−4−メトキシ−
2−ナフトエ酸メチル、4−ヒドロキシ−1−メトキシ
−2−ナフトエ酸、1,4−ジメトキシ−2−ナフトエ
酸、1,4−ジメトキシ−2−ナフトエ酸メチル、1−
ヒドロキシ−4−エトキシ−2−ナフトエ酸、1−ヒド
ロキシ−4−エトキシ−2−ナフトエ酸メチル、1−ヒ
ドロキシ−4−イソプロポキシ−2−ナフトエ酸、1−
ヒドロキシ−4−イソプロポキシ−2−ナフトエ酸メチ
ル、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−2−ナフト
エ酸、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−2−ナフ
トエ酸メチル、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−
2−ナフトエ酸ベンジル、1,4−ジベンジルオキシ−
2−ナフトエ酸、1,4−ジベンジルオキシ−2−ナフ
トエ酸メチル、1,4−ジベンジルオキシ−2−ナフト
エ酸ベンジル、1−ヒドロキシ−4−(ナフタレン−1
−メチルオキシ)−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−
4−(ナフタレン−1−メチルオキシ)−2−ナフトエ
酸メチル、1−ヒドロキシ−4−イソステアリルオキシ
−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−4−イソステアリ
ルオキシ−2−ナフトエ酸メチル、1−ヒドロキシ−4
−オレイルオキシ−2−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−
4−オレイルオキシ−2−ナフトエ酸メチル等が挙げら
れる。
【0021】前記ナフタレンカルボン酸誘導体(1)に
ついては、遊離酸のみでなく、塩や水和物の形で用いる
こともできる。塩としては、有機塩基による塩と無機塩
基による塩が広く挙げられる。好ましくはアミノ酸塩、
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩であり、特に好ま
しくは、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩であ
る。これらの塩の形成位置としては、上記一般式(1)
におけるR1 が水素原子であるときのカルボキシル基の
水素原子の位置が好ましく挙げられる。
【0022】ナフタレンカルボン酸誘導体(1)の塩と
しては、上記置換ナフタレンカルボン酸誘導体として例
示した化合物の塩が好ましく挙げられ、例えば、1−ナ
フトエ酸ナトリウム塩、2−ナフトエ酸カリウム塩、2
−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸アルギニン塩、1−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸カルシウム塩、3−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸マグネシウム塩、2−メトキシ−1−
ナフトエ酸リジン塩、1−メトキシ−2−ナフトエ酸ナ
トリウム塩、3−メトキシ−2−ナフトエ酸カリウム
塩、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸アルギニン
塩、1−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−ナフトエ酸ナ
トリウム塩、4−ヒドロキシ−1−メトキシ−2−ナフ
トエ酸カリウム塩、1,4−ジメトキシ−2−ナフトエ
酸アルギニン塩、1−ヒドロキシ−4−エトキシ−2−
ナフトエ酸リジン塩、1−ヒドロキシ−4−イソプロポ
キシ−2−ナフトエ酸カルシウム塩、1−ヒドロキシ−
4−ベンジルオキシ−2−ナフトエ酸マグネシウム塩、
1,4−ジベンジルオキシ−2−ナフトエ酸ナトリウム
塩、1−ヒドロキシ−4−(ナフタレン−1−メチルオ
キシ)−2−ナフトエ酸ナトリウム塩、1−ヒドロキシ
−4−イソステアリルオキシ−2−ナフトエ酸ナトリウ
ム塩、1−ヒドロキシ−4−オレイルオキシ−2−ナフ
トエ酸カリウム塩等が挙げられる。
【0023】本発明に用いられるナフタレンカルボン酸
誘導体(1)及びその塩は、種々の化合物の合成原料等
として知られている化合物であり、自体公知の手段で合
成する方法や生薬類や放線菌培養液等より単離する方法
で入手できる外、市販品を使用することもできる。
【0024】一般式(1)において、R1 がアルキル
基、アルケニル基、又はアラルキル基であり、R2 及び
3 の少なくとも一方がアルコキシ基、アルケニルオキ
シ基又はアラルキルオキシ基である化合物の製造法(製
造法1)、並びにR2 及びR3の少なくとも一方がアル
コキシ基、アルケニルオキシ基又はアラルキルオキシ基
であり、R1 が水素原子である化合物の製造法(製造法
2)について例示する。
【0025】
【化3】
【0026】〔式中、R1bはアルキル基、アルケニル基
又はアラルキル基を示し、R2a及びR 2bは前記R2 と同
じ意味を示すが、R2aがヒドロキシ基の場合R2bはアル
コキシ基、アルケニルオキシ基又はアラルキルオキシ基
に変化し得る。R4 はアルキル基、アルケニル基又はア
ラルキル基を示し、Xはハロゲン原子、アルキルスルホ
ニルオキシ基又はアリールスルホニルオキシ基を示す〕
【0027】すなわち、化合物(1a)と化合物(2)
を塩基の存在下又は非存在下に反応させることにより化
合物(1b)が得られる。
【0028】上記の反応は、1モルの化合物(1a)に
対して0.5〜3.0モルの化合物(2)を用い、−2
0〜300℃好ましくは0〜150℃の温度で数時間攪
拌することにより行うのが好ましい。上記塩基として
は、反応に悪影響を及ぼさなければいかなるものでも用
いうるが、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウムなどが好適に用いられる。また、上記
反応は無溶媒あるいは反応に不活性な溶媒中で行うこと
ができる。上記反応に用いることができる溶媒として
は、反応に不活性であればいかなるものでも用いうる
が、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、テトラヒド
ロフラン(THF)、トルエン、キシレン、ヘキサン、
エタノール、メタノール、水等が好適に用いられる。
【0029】上記反応終了後、溶媒を留去し、クロマト
グラフィー、再結晶、蒸留等の手段により精製すること
により、本発明に用いられるナフタレンカルボン酸誘導
体(1b)を単離することができる。
【0030】
【化4】
【0031】〔式中、R1b、R2b及びR4 は前記と同
じ〕
【0032】すなわち化合物(1b)を加水分解するこ
とにより、R1 が水素原子であるナフタレンカルボン酸
誘導体(1c)を得る。
【0033】具体的には、化合物(1b)を1.5モル
の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基を用い、
0〜150℃の温度で攪拌し加水分解を行うことにより
遊離のカルボキシル基を有するナフタレンカルボン酸誘
導体(1c)を得ることができる。上記反応は無溶媒あ
るいは反応に不活性な溶媒中で行うことができる。上記
反応において用いることができる溶媒としては、反応に
不活性であればいかなるものでも用いうるが、例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサン、水等が好適に用いることができ
る。
【0034】上記反応終了後、クロマトグラフィー、再
結晶、蒸留等の手段により本発明に用いられるナフタレ
ンカルボン酸誘導体(1b)を単離することができる。
【0035】ナフタレンカルボン酸誘導体(1)の塩を
調製するには、例えば上記ナフタレンカルボン酸誘導体
(1)を前記有機塩基又は無機塩基と公知の方法により
反応させるなどして容易に得ることができる。
【0036】ナフタレンカルボン酸誘導体(1)又はそ
の塩は、後記実施例に示すように紫外線照射により生じ
た色素斑を、皮膚に塗布することにより消退させる効果
を有し、かつ長期間に亘った皮膚に塗布しても何ら副作
用は生じないので化粧料、薬用外用剤等の皮膚外用剤に
美白剤として配合することができる。
【0037】本発明の皮膚外用剤は、上記ナフタレンカ
ルボン酸誘導体(1)又はその塩を単独で又は二種以上
組み合せて配合することにより製造される。
【0038】本発明の皮膚外用剤におけるナフタレンカ
ルボン酸誘導体(1)の含有量は、外用剤全体の0.0
001〜50重量%、特に0.01〜20重量%とする
ことが好ましい。
【0039】また、本発明の皮膚外用剤は、ナフタレン
カルボン酸誘導体(1)と共に、公知の美白剤、紫外線
吸収剤及び角化改善剤から選ばれる一種又は二種以上を
配合せしめ、さらに美白効果を高めたり、日焼けの予防
効果のあるものとすることができる。
【0040】配合される公知の美白剤としては、アラン
トイン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコル
ビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアルコルビン
酸誘導体、コージ酸、アルブチン、パンテチン酸誘導
体、プラセンタエキス、抗炎症剤、ヨクイニン、緑茶、
葛根、桑白皮、甘草、オウゴン、アロエ、橙皮、カミツ
レ、霊芝等の各種生薬・植物抽出物等が挙げられる。こ
れら公知の美白剤の配合量は、皮膚外用剤中に0.00
01〜40重量%、特に0.01〜20重量%とするこ
とが好ましい。
【0041】紫外線吸収剤としては、ジベンゾイルメタ
ン誘導体、ケイ皮酸エステル誘導体、ベンゾフェノン誘
導体、p−アミノ安息香酸誘導体等の有機系紫外線吸収
剤、及び亜鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、酸化
マグネシウム、酸化ジルコニウム等の無機系紫外線吸収
剤が挙げられる。これらの配合量は、皮膚外用剤中に
0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%とするこ
とが好ましい。
【0042】また、角化改善剤としては、スフィンゴシ
ン誘導体や特開平5−194185号公報に記載の下記
一般式(3)
【0043】
【化5】
【0044】〔式中、R3 は、炭素数4〜40の直鎖、
分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、
4 、R5 、R6 、R7 及びR8 は、それぞれ水素原子
又は1個若しくは2個以上の水酸基が置換していてもよ
い炭素数1〜10の炭化水素基を示す。〕で表されるア
ミン誘導体等が挙げられる。上記角化改善剤の配合量は
皮膚外用剤中に、好ましくは0.0001〜40重量
%、さらに好ましくは0.01〜20重量%である。
【0045】本発明の皮膚外用剤には、本発明の効果を
損ねない範囲で、上記成分以外の任意の成分を配合する
ことができる。その剤型に応じて、皮膚外用剤に通常配
合される成分、例えば精製水、エタノール、油状物質、
保湿剤、増粘剤、防腐剤、乳化剤、薬効成分、粉体、香
料、乳化安定剤、pH調節剤等を配合することができる。
【0046】具体的には、油状成分として流動パラフィ
ン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツ
ロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アル
コール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エステ
ル油、シリコーン油、フッ素系油剤等が挙げられ、保湿
剤としてはソルビトール、キシリトール、グリセリン、
マルチトール、プロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブ
チレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、
乳酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪酸エ
ステル、ポリエチレングリコール等が挙げられる。増粘
剤としては、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメ
チルセルロース、ポリビニルアルコール、カラギーナ
ン、ゼラチン等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩化
カリウム等の電解質等が挙げられる。
【0047】防腐剤としては、尿素、メチルパラベン、
エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、
安息香酸ナトリウム等が挙げられる。乳化剤としては、
レシチン、水素添加レシチン、α−モノアルキルグリセ
リルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エス
テル、シリコーン乳化剤等が挙げられる。粉体としては
タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリカ、ベン
トナイト、バーミキュライト、硫酸バリウム、ベンガ
ラ、酸化鉄、群青等が挙げられる。pH調節剤としては、
乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム
等の緩衝剤が挙げられる。
【0048】本発明の皮膚外用剤は、それぞれ常法によ
り種々の形態にすることができるが、一般には、ローシ
ョン状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック状、
有機溶媒や精製水などによる溶液状、パック状、ゲル状
等とするのが好ましい。
【0049】すなわち、本発明の皮膚外用剤は、ローシ
ョン、オイルエッセンス、O/W型又はW/O型のクリ
ーム、乳化型化粧料、パック、軟膏、美白ファンデーシ
ョン等の美白化粧料や、化粧乳液、化粧水、油性化粧
料、口紅、ファンデーション、皮膚洗浄剤、ヘアトニッ
ク、整髪料、養毛剤、育毛剤、浴用剤、シャンプー、リ
ンス等とすることが好ましい。本発明の皮膚外用剤は、
紫外線による皮膚の炎症、しみ、そばかす、日焼け後の
色素沈着部などの患部に局所的に適用することにより、
該部位を治療・改善し正常な皮膚色に戻すことができ
る。また、予め局所的に適用することにより、上記症状
を予防することができる。以下、実施例を挙げてさらに
詳細に説明するが本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、製造例1〜6は本発明の美白剤及び皮膚外
用剤に用いられるナフタレンカルボン酸誘導体の合成例
であり、実施例1は、本発明の美白剤であるナフタレン
カルボン酸誘導体(1)の評価試験例であり、実施例2
〜21は、本発明の皮膚外用剤(美白剤も含む)の実施
例である。
【0050】製造例1 1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−2−ナフトエ酸
ベンジル(化合物1)の合成:1,4−ジヒドロキシナ
フトエ酸5.0g(24.5mmol)と炭酸カリウム6.
8g(49.0mmol)とを、DMF200ml中に溶解
し、室温でよく攪拌しながら臭化ベンジル8.37g
(49.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間
攪拌し、反応を終了した。得られた反応物を5%塩酸4
00ml中に投入し、酢酸エチル250mlで3回に分けて
抽出した。得られた抽出溶液を、飽和炭酸水素ナトリウ
ム溶液、水、飽和食塩水でそれぞれ洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、これを濾過した。この後、溶媒
を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサンで溶出し、溶媒を
留去したところ、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ
−2−ナフトエ酸ベンジル(化合物1)9.0gを得
た。得られた生成物の分析結果は、下記の通りであり、
該生成物が1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−2−
ナフトエ酸ベンジル(化合物1)であることを確認し
た。(白色結晶、収率96%)
【0051】
【化6】
【0052】1H-NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.19(s,1H), 5.44(s,3H), 7.17(s,1H), 7.35-7.69(m,12
H),8.28(dd,1H,J=2.7Hz), 8.43(dd,1H,J=2.7Hz), 11.69
(s,1H)
【0053】製造例2 1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−2−ナフトエ酸
(化合物2)の合成:1−ヒドロキシ−4−ベンジルオ
キシ−2−ナフトエ酸ベンジル(化合物1)9.0g
(23.4mmol)をエタノールに溶解し200mlとした
反応液に、室温でよく攪拌しながら水酸化ナトリウム
3.1g(77.2mmol)を水に溶解し200mlとした
溶液を加えた。この後、反応液を還流下で3.5時間反
応し、反応を終了した。
【0054】室温下で放冷した後、反応液を減圧濃縮
し、反応液を氷冷した5%塩酸溶液中に投入し、これに
酢酸エチル300mlを加えて抽出した。抽出液を、水及
び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、これを濾過した。この後、溶媒を留去し、残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−n−ヘキサンで溶出し、溶媒を留去した。さらに、
残留物を酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶したとこ
ろ、1−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシ−2−ナフト
エ酸(化合物2)6.2gが得られた。得られた生成物
の分析結果は、下記の通りであり、該生成物が1−ヒド
ロキシ−4−ベンジルオキシ−2−ナフトエ酸(化合物
2)であることを確認した。(白色結晶、収率90%)
【0055】
【化7】
【0056】1H-NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.23(s,1H), 7.19(s,1H), 7.37-7.72(m,7H), 8.31(dd,1
H,J=1.8Hz),8.43(dd,1H,J=1.8Hz), 11.33(s,1H), 12.01
(br.s,1H)
【0057】製造例3 1−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−ナフトエ酸(化合
物3)の合成:1,4−ジヒドロキシナフトエ酸1.0
g(4.9mmol)と炭酸カリウム2.0g(14.7mm
ol)とを、DMF50ml中に溶解し、室温でよく攪拌し
ながらヨウ化メチル1.4g(9.8mmol)を加えた。
反応混合物を80℃で3時間攪拌し、反応を終了した。
得られた反応物を5%塩酸80ml中に投入し、酢酸エチ
ル50mlで3回に分けて抽出した。得られた抽出溶液
を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、飽和食塩水でそ
れぞれ洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、これ
を濾過した。この後、溶媒を除去し、残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−
ヘキサンで溶出し、溶媒を留去した。その残留物を、エ
タノールに溶解し、30mlとした反応液に、室温でよく
攪拌しながら水酸化ナトリウム0.64g(16.17
mmol)を水に溶解し50mlとした溶液を加えた。この
後、反応液を還流下で3.5時間反応し、反応を終了し
た。室温下で放冷した後、反応液を減圧濃縮し、反応液
を氷冷した5%塩酸溶液中に投入し、これに酢酸エチル
50mlを加えて抽出した。抽出液を、水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、これを濾
過した。この後、溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキ
サンで溶出し、溶媒を留去した。さらに、残留物を酢酸
エチル−n−ヘキサンで再結晶したところ、1−ヒドロ
キシ−4−メトキシ−2−ナフトエ酸(化合物3)0.
75gが得られた。得られた生成物の分析結果は、下記
の通りであり、該生成物が1−ヒドロキシ−4−メトキ
シ−2−ナフトエ酸(化合物3)であることを確認し
た。(白色結晶、収率70%)
【0058】
【化8】
【0059】1H-NMR(CD3COCD3,δ,ppm) 4.00(s,3H), 7.15(s,1H), 7.65-7.75(m,2H), 8.18-8.25
(m,1H),8.33-8.40(m,1H)
【0060】製造例4 1−メトキシ−2−ナフトエ酸(化合物5)の合成:
1,4−ジヒドロキシナフトエ酸1.0gを1−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸1.0gに換え、ヨウ化メチル
1.4gをヨウ化メチル1.6gに換えた他は、製造例
3と同様な方法で生成物0.82gを得た。得られた生
成物の分析結果は、下記の通りであり、該生成物が下記
化学式に示す1−メトキシ−2−ナフトエ酸(化合物
5)であることを確認した。(白色結晶、収率77%)
【0061】
【化9】
【0062】1H-NMR(CDCl3,δ,ppm) 4.18(s,3H), 7.62-7.69(m,2H), 7.73(d,1H,J=8.7Hz),
7.90-7.94(m,1H),8.10(d,1H,J=8.7Hz), 8.17-8.22(m,1
H)
【0063】製造例5 1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル(化合物
10)の合成:1,4−ジヒドロキシナフトエ酸5.0
gを1,4−ジヒドロキシナフトエ酸1.0gに換え、
臭化ベンジル8.37gをヨウ化メチル0.7gに換え
た他は、製造例1と同様な方法で生成物0.88gを得
た。得られた生成物の分析結果は、下記の通りであり、
該生成物が1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチ
ル(化合物10)であることを確認した。(白色結晶、
収率82%)
【0064】
【化10】
【0065】1H-NMR(CDCl3,δ,ppm) 3.98(s,3H), 7.10(s,1H), 7.57-7.67(m,2H), 8.13(brd,
1H,J=7.8Hz),8.40(brd,1H,J=7.8Hz), 11.56(s,1H)
【0066】製造例6 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル(化合物11)
の合成:1,4−ジヒドロキシナフトエ酸5.0gを1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸1.0gに換え、臭化ベ
ンジル8.37gをヨウ化メチル0.8gに換えた他
は、製造例1と同様な方法で生成物0.72gを得た。
得られた生成物の分析結果は、下記の通りであり、該生
成物が1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル(化合物
11)であることを確認した。(白色結晶、収率67
%)
【0067】
【化11】
【0068】1H-NMR(CDCl3,δ,ppm) 3.98(s,3H), 7.27(d,1H,J=9.1Hz), 7.50-7.64(m,2H),
7.75(d,2H,J=8.8Hz),8.38-8.43(m,1H), 11.98(s,1H)
【0069】実施例1 PUVA誘導色素斑に対する効果:表2に示すサンプル
(80%エタノール溶液)を調製し、その連続塗布によ
る効果を下記試験方法により評価した。
【0070】(試験方法)有色モルモット(5〜7匹)
に光増感剤(8−メトキシソラレン)を腹腔内投与し、
30分後にUVA(1mJ/cm2)を照射し、2週間かけて
色素斑形成後、サンプルを1日2回、3週間にわたって
連続塗布することによる色素斑消退効果を調べた。
【0071】評価は、色差計(日本電色社製、OFC−
1001DP)により7日毎に測定を行い、得られたマ
ンセル値からΔL値を算出し、サンプル塗布部分のΔL
(経時変化)から、サンプル末塗布部のΔL値を差し引
いた値(ΔΔL)により行った。ΔΔL値は以下の式に
て表される。
【0072】
【数1】ΔΔL=(L1−L0)−(L′1−L′0) L0:塗布前の試料塗布被験部位 L′0:塗布前の試料未塗布被験部位 L1:連続塗布1ケ月後の試料塗布被験部位 L′1:連続塗布1ケ月後の試料未塗布被験部位
【0073】評価は、各被験モルモットについて、表1
に示す基準により評価点をつけ、その平均値で表2に示
す。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】その結果、ナフタレンカルボン酸誘導体
(1)は優れた色素斑消退効果を有することが判明し
た。なお、これらの化合物は3週間連続塗布によっても
何ら皮膚刺激を伺わせる症状は生じなかった。
【0077】
【表3】 実施例2 色素沈着改善用ローション (重量%) 4−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシ−2− ナフトエ酸(化合物2) 0.5 グリセリン 4.0 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 1.5 エタノール 10.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2.0 香料 微 量 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0078】
【表4】 実施例3 色素沈着改善用ローション (重量%) 3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(化合物7) 0.5 グリセリン 4.0 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 1.5 エタノール 10.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2.0 香料 微 量 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0079】
【表5】 実施例4 色素沈着改善用オイルエッセンス (重量%) 4−メトキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物3) 1.0 ミンク油 59.0 小麦胚芽油 40.0 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0080】
【表6】 実施例5 色素沈着改善用オイルエッセンス (重量%) 4−メトキシ−2−ナフトエ酸(化合物3) 1.0 ミンク油 59.0 小麦胚芽油 40.0 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0081】
【表7】 実施例6 色素沈着改善用W/O型クリーム (重量%) 4−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物2) 0.1 ワセリン 6.0 コレステロール 0.6 セタノール 0.5 ソルビタンセスキオレート 2.0 液状ラノリン 4.0 イソプロピルパルミテート 8.0 スクワレン 10.0 固型パラフィン 4.0 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3.0 香料 0.2 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0082】
【表8】 実施例7 色素沈着改善用W/O型クリーム (重量%) 1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル (化合物10) 0.1 ワセリン 6.0 コレステロール 0.6 セタノール 0.5 ソルビタンセスキオレート 2.0 液状ラノリン 4.0 イソプロピルパルミテート 8.0 スクワレン 10.0 固型パラフィン 4.0 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3.0 香料 0.2 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0083】
【表9】 実施例8 色素沈着改善用O/W型クリーム (重量%) 4−メトキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物2) 0.2 ステアリン酸 2.0 セタノール 4.0 ワセリン 5.0 スクワレン 8.0 硬化パーム油 4.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート (20E.O.) 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.4 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3.0 L−アルギニン10.0%水酸化カリウム 0.2 香料 微 量 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0084】
【表10】 実施例9 色素沈着改善用O/W型クリーム (重量%) 3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(化合物2) 0.2 ステアリン酸 2.0 セタノール 4.0 ワセリン 5.0 スクワレン 8.0 硬化パーム油 4.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート (20E.O.) 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.4 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3.0 L−アルギニン10.0%水酸化カリウム 0.2 香料 微 量 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0085】
【表11】 実施例10 色素沈着改善用乳化型化粧料 (重量%) 4−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物2) 1.0 ステアリン酸 1.0 セタノール 2.0 ワセリン 2.5 スクワレン 4.0 硬化パーム油 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート (20E.O.) 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.2 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3.0 ジプロピレングリコール 3.0 水酸化カリウム 0.2 カルボキシビニルポリマー 0.2 香料 0.2 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0086】
【表12】 実施例11 色素沈着改善用乳化型化粧料 (重量%) 1−メトキシ−2−ナフトエ酸(化合物5) 1.0 ステアリン酸 1.0 セタノール 2.0 ワセリン 2.5 スクワレン 4.0 硬化パーム油 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート (20E.O.) 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.2 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3.0 ジプロピレングリコール 3.0 水酸化カリウム 0.2 カルボキシビニルポリマー 0.2 香料 0.2 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0087】
【表13】 実施例12 色素沈着改善用パック (重量%) 4−メトキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物3) 0.2 ポリビニルアルコール 12.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 ジプロピレングリコール 2.0 グリセリン 2.0 エタノール 5.0 オリーブ油 3.0 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.5 酸化チタン 8.0 カオリン 6.0 香料 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0088】
【表14】 実施例13 色素沈着改善用パック (重量%) 3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(化合物7) 0.2 ポリビニルアルコール 12.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 ジプロピレングリコール 2.0 グリセリン 2.0 エタノール 5.0 オリーブ油 3.0 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.5 酸化チタン 8.0 カオリン 6.0 香料 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0089】
【表15】 実施例14 色素沈着改善用軟膏 (重量%) 4−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物2) 2.0 白色ワセリン 98.0 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0090】
【表16】 実施例15 色素沈着改善用軟膏 (重量%) 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル(化合物11) 2.0 白色ワセリン 98.0 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0091】
【表17】 実施例16 色素沈着改善用軟膏 (重量%) 4−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物2) 2.0 アルブチン 5.0 ステアリルアルコール 18.0 ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ミツロウ 20.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 白色ワセリン 40.0 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0092】
【表18】 実施例17 色素沈着改善用軟膏 (重量%) 1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル (化合物10) 2.0 アルブチン 5.0 ステアリルアルコール 18.0 ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ミツロウ 20.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 白色ワセリン 40.0 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0093】
【表19】 実施例18 色素沈着改善用軟膏 (重量%) 4−メトキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物3) 2.0 アルブチン 5.0 スフィンゴシン 5.0 ステアリルアルコール 18.0 ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ミツロウ 20.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 白色ワセリン 40.0 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0094】
【表20】 実施例19 色素沈着改善用軟膏 (重量%) 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(化合物6) 2.0 アルブチン 5.0 スフィンゴシン 5.0 ステアリルアルコール 18.0 ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 ミツロウ 20.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 白色ワセリン 40.0 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0095】
【表21】 実施例20 美白ファンデーション (重量%) 4−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (化合物2) 2.0 ステアリン酸 2.4 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 ステアリルアルコール 0.2 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 3.0 パーソルMCX 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 8.5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 ベントナイト 0.5 プロピレングリコール 4.0 トリエタノールアミン 1.1 酸化亜鉛 8.0 タルク 4.0 香料 0.1 防腐剤 0.1 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0096】
【表22】 実施例21 美白ファンデーション (重量%) 3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(化合物7) 2.0 ステアリン酸 2.4 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 ステアリルアルコール 0.2 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 3.0 パーソルMCX 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 8.5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 ベントナイト 0.5 プロピレングリコール 4.0 トリエタノールアミン 1.1 酸化亜鉛 8.0 タルク 4.0 香料 0.1 防腐剤 0.1 精製水 残 量 合計 100 常法に従い、上記組成の製品を得た。
【0097】
【発明の効果】本発明の美白剤は、表皮への異常なメラ
ニン色素の沈着を予防・改善するなどの美白効果に優
れ、しかも、副作用が殆どなく、皮膚に対する安全性が
高いものである。また本発明の皮膚外用剤は、色素沈着
改善(美白)効果のみならず皮脂抑制効果も優れてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 65/11 2115−4H C07C 65/11 65/24 65/24 69/76 69/76 A 69/94 69/94 (72)発明者 西澤 義則 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 森崎 尚子 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、アルキル基、二重結合を1〜
    4個有するアルケニル基又はアラルキル基を示し、R2
    及びR3 は、同一又は異なって水素原子、ヒドロキシル
    基、アルコキシ基、二重結合を1〜4個有するアルケニ
    ルオキシ基又はアラルキルオキシ基を示す〕で表される
    ナフタレンカルボン酸誘導体又はその塩を有効成分とす
    る美白剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)中、R1 が水素原子、低級
    アルキル基又はアラルキル基であり、R2 がヒドロキシ
    ル基、低級アルコキシ基又はアラルキルオキシ基であ
    り、R3 がアルコキシ基、二重結合を1〜4個有するア
    ルケニルオキシ基又はアラルキルオキシ基である請求項
    1記載の美白剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のナフタレンカルボ
    ン酸誘導体又はその塩を含有する皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のナフタレンカルボ
    ン酸誘導体又はその塩と、美白剤、紫外線吸収剤及び角
    化改善剤から選ばれる一種又は二種以上とを含有する皮
    膚外用剤。
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