JPH09155757A - ファスナ駆動工具とファスナ装着方法 - Google Patents

ファスナ駆動工具とファスナ装着方法

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JPH09155757A
JPH09155757A JP8198117A JP19811796A JPH09155757A JP H09155757 A JPH09155757 A JP H09155757A JP 8198117 A JP8198117 A JP 8198117A JP 19811796 A JP19811796 A JP 19811796A JP H09155757 A JPH09155757 A JP H09155757A
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motor
tool
housing
clutch
circuit
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エー.スケール クレイグ
James R Parks
アール.パークス ジェームス
Todd A Hagan
エー.ヘイガン トッド
Pradeep Kumar Nandam
クマー ナンダム プラディープ
Jr Rouse R Bailey
アール.ベイレイ,ジュニア ルーズ
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    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動工具を信頼性と、補修の容易性と、ファ
スナへの指定されたトルク精度を高めるように改善する
こと。 【解決手段】 電動工具が、ハウジングと、ハウジング
内に収納されスピンドルを回転駆動するモータと、係合
位置と、ファスナが所定のトルクレベルに達したときの
係合解除位置の間で動作可能なクラッチと、モータを回
転させるラン回路と、モータを制動させるブレーキ回路
とを有する制御回路と、制御回路に電気的に接続された
スイッチ組立体で、クラッチが係合位置にあるときの第
1の位置と、クラッチが係合解除位置にあるときの第2
の位置の間で移動できるスイッチ組立体とを具備する。
制御回路が、ラン回路を作動可能にしてモータを起動さ
せ、スイッチ組立体が第1の位置に所定時間とどまった
後に第2の位置へ移動したときにラン回路を作動不能と
し、かつ、ブレーキ回路を作動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に製造組立工
具の改良に関する。特に、本発明は信頼性と、補修の容
易性と、自動車の車体などのワークに組付けられるファ
スナへの指定されたトルク精度を高めるように改善する
ように設計された製造組立工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の手で保持する製造組立工具は、自
動車の車体、組立部品、装置などの製品を組み立てると
き、ボルトまたはナットなどのファスナを指定されたト
ルクレベルで締結するために共通に利用されている。こ
うした工具は、関連するクラッチ装置を有するモータに
より駆動される。このクラッチ装置は、モータから工具
の出力スピンドルへトルクを伝達する。モータが出力ス
ピンドルを駆動し、次いで出力スピンドルが係合するフ
ァスナをワークへ締結する。工具が、所定のトルクレベ
ルを以てファスナを締結すると、工具の機械的クラッチ
装置がモータと出力スピンドルの係合を解除する。クラ
ッチが係合を解除することにより、工具がファスナを更
に締結することが防止され、ファスナの過剰な締結およ
び/または組立体の損傷が防止される。
【0003】手で保持する整合組立工具は、また、工具
に設けられた連結部に着脱自在に取り付けられた空気ラ
インを介して供給される圧搾空気により駆動される。従
って、利便性と機動性は、しばしば、空気ラインにより
圧搾空気源に連続的に係留する必要性に害される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日の圧搾空気により
駆動される製造組立工具は許容できる性能を提供する
が、同等の性能かつ/または改善された性能を備えた電
動工具、特にコードレス方式の電動工具が望まれる。許
容できる電動式製造組立工具のこれまでの試みは、ある
問題に遭遇している。例えば、今日の製造組立工具で
は、ファスナが締結されモータが停止した後に、工具ク
ラッチが係合位置に止まっていない。その後に作業者が
次のファスナを装着しようと試みたとき、工具の制御回
路がクラッチが傾向解除位置にあることを検知し、次の
ファスナを駆動するための締結動作を開始しない。更
に、クラッチが再係合できるように、時間遅れを制御回
路に単に設けたのでは、問題を十分に解決できない。例
えば、適切なクラッチの再係合を確実にするために、必
要な時間遅れは長い駆動時間のファスナでは実質的に長
くなり、短い駆動時間のファスナではシステムが未だ作
用不能の間に着座して、ファスナの過剰締結を招く。
【0005】更に、クラッチが係合解除位置でスタック
している間に動力が工具に与えられると、クラッチは突
然再係合してクラッチセンサスイッチが跳ね返る。次い
で、これにより、工具制御回路がクラッチが係合解除さ
れたものと誤って判断し、モータを制動してしまう。
【0006】更に、従来の製造組立工具のクラッチ装置
は、所定のトルクレベルに達したときに係合解除するよ
うに構成されている。然しながら、これらのクラッチ装
置は、モータが停止するまで再係合および係合解除を繰
り返し、ファスナの締結過剰を招く。空気駆動式の工具
は、工具への圧搾空気が遮断されると回転しつづけるス
ピンドルにより真空が生じるので、相対的に停止するこ
とが可能である。電動式工具で空気式の工具の停止速度
に近づくためには、ある電気回路にて、モータを逆転駆
動に切り換えなければならないが、過剰な負荷と工具の
損傷を招く。更に、上述の従来のクラッチと関連するク
ラッチの係合解除検知システムは、工具が所定のトルク
限界に達したときにモータを制動させる。然しながら、
こうした係合解除を検知するシステムは、工具が剛結合
ではなく、ファスナを軟結合に締結すると、モータを区
々に制動させ、従って、ファスナが不正確に締結される
こととなる。
【0007】今日の製造組立工具に関連する他の問題
は、典型的にモータを取り外すために工具を非常に多く
分解するときに、アクセスまたは補修が困難な点であ
る。モータが修理または補修されると、モータを工具内
で適正な作動位置に再び正確に挿入し位置決めすること
がしばしば困難である。
【0008】更に、今日の製造組立工具には、容易にア
クセスでき工具の使用者によりトルクレベルを容易に調
節可能とするトルク調節装置を備えているものもある。
然しながら、ファスナをワークに均一なトルクで装着し
なければならない適用例では、このように容易にトルク
調節装置にアクセスできることは、許可なく或いは不注
意にトルク設定を調節する可能性があるので望ましくな
い。今日の製造組立工具に関する更に他の問題は、多く
の工具が、内部構成要素の適切な潤滑のために工具を部
分的に分解しなければならないので、工具の適切な潤滑
を維持することが困難である点である。こうした工具の
多くは、代替的に工具の外側ハウジングのある位置に潤
滑領域を設けている。これらの領域は、内部構成要素の
潤滑を可能とする。然しながら、これらの領域は、ま
た、埃やその他の異物が工具の内部構成要素に容易に達
することを可能ならしめる。
【0009】今日の製造組立工具の他の欠点は工具ハウ
ジングにある。典型的な工具の外側ハウジングは荒いプ
ラスチックまたは金属により形成されているので、こう
した工具をある仕上面に置くと、この仕上面に不注意で
引っ掻き傷を作ってしまう。こうして、表面を再び仕上
げるために余分な時間とコストがかかってしまう。ハウ
ジングの外側を覆うためにゴムブーツがしばしば利用さ
れている。然しながら、ゴムブーツは、組立プラント環
境では容易に置き忘れてしまう。更に、ゴムブーツは、
工具に装着されると位置がずれて、工具の使用、取扱が
難しくなる。
【0010】更に、こうした動力式の製造組立工具では
非常に多数の部品が組付けられる。付加的な工具特徴は
工具の付加的な部品を必要とし、工具のコストと複雑さ
が増加する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、今日利用でき
る製造組立工具よりも改良された特徴を備え、手持ちで
コードレスのバッテリー動力により駆動される締結工具
を含んでいる。これらの改良には、改良された制御回路
と、改良されたクラッチ装置と、メンテナンスに関する
メモリー装置と、クラッチセンサスイッチと、モータの
位置決め装置と、トルク調節装置と、表面を損傷しない
成形された積層式ハウジングと、工具ハウジングと一体
的に成形された構成要素とを含んでいる。
【0012】本発明の制御回路は、クラッチセンサスイ
ッチが安定した閉成位置から開成位置への状態変化に関
連する電圧変化を検知することにより、工具が所定のト
ルクレベルに達したのちに、クラッチが係合解除したこ
とを正確に検知する小回路を含んでいる。本発明の制御
回路は、また、クラッチが係合解除位置でスタックした
ためにクラッチが開いた状態にあるときに、モータの制
動を阻止する小回路を含んでいる。差内、本発明の制御
回路は、クラッチセンサスイッチの跳ね返り(バウンシ
ング)のために、クラッチが開いた状態にあると制御回
路が誤って判断することを防止する小回路を含んでい
る。更に、上記制御回路は、ファスナを取り外すために
モータが逆転駆動されたときにモータの制動機能を不能
とする。
【0013】改良されたクラッチ装置は、工具変速機と
作用上連結された駆動カムディスクと、工具スピンドル
に作用上連結された被駆動カムディスクとを具備してい
る。前記ディスクは、3組の共働する凹部を有してお
り、該凹部は鷹飼いに120°ごとに離反している。周
縁部に設けられた傾斜した面が各ディスクの凹部に接触
する。ベアリングディスクが3つのボールを120°毎
に互いに離反させて収納している。クラッチ装置が係合
すると、各ボールが回転自在にカムディスクの3つの凹
部の1つに保持される。ファスナを締結する間、工具が
所定のトルクレベルに達すると、前記凹部からボールが
転がり出てカムディスクが分離して、トルクの伝達が止
まり、クラッチが係合解除される。駆動ディスクはモー
タにより駆動されなくとも系の慣性のために回転し続け
る。これに対して、被駆動ディスクは停止する。ボール
は隣接する凹部の間で滑らずに転動し、駆動カムディス
クが静止した被駆動カムディスクに対して120°では
なく240°回転するまで、カムディスクの再係合が防
止される。駆動ディスクが更に120°回転するので、
工具を逆転駆動に切り換えることなく、電動工具の精度
と寿命と性能が増加する。この付加的な回転により、ま
た、クラッチの再係合に先立って系の慣性を散逸させる
ことが可能となり、再係合時のトルクスパイクが、当初
の係合解除トルクよりも低くなる。更に、駆動ディスク
は、3つのボールとスラストベアリングとの間に挟持さ
れ、それ故に摩擦と損耗が低減される。
【0014】クラッチ検知システムが、プランジャによ
り活性/非活性とされる薄膜スイッチを具備している。
薄膜スイッチとプランジャの両方がセンサブロックに取
り付けられる。センサブロックは、クラッチ装置と制御
回路の間に作用上連結されている。特に、本発明の制御
回路は、工具が所定のトルクレベルに達したときに、ク
ラッチセンサスイッチの開成状態を検知することによ
り、クラッチの係合解除を正確に検知する。スイッチの
開成は、クラッチディスクの軸方向に変位を引き起こす
取る口に基づいて所定の許容誤差範囲内で校正される。
クラッチ係合解除センサが、システムの構成のために機
械的に調節され、以て、モータをクラッチディスクの軸
方向の特定の離間距離内で校正され、モータが永久的に
制動され或いは全く制動されない事態が防止され、剛結
合と軟結合のいずれでもトルク設定の精度が高くなる。
【0015】モータ位置決めシステムは、着脱自在の後
端キャップを含んでいる。該後端キャップは、モータの
連結を解除し工具ハウジングの後部から取り外すことを
可能とする。好ましくは、変速機のハウジングに設けた
ピンをモータに設けた対応する孔にはめ合わせて、モー
タハウジングの回転を防止する。モータの適正な位置決
めは、工具ハウジングの形状と、モータハウジングの対
応する形状とをはめ合わせることにより確実に行われ
る。
【0016】トルク調節装置は表示カラーを具備してい
る。この表示カラーは、工具の外部からアクセス可能で
あり、クラッチの設定表示を含んでいる。ある調節位置
に調節工具を用いてカラーを回転させることにより、工
具ハウジング内に設けたクラッチ調節ナットにアクセス
することが可能となる。調節工具を用いてクラッチ調節
ナットを動かすことにより、工具のトルク設定値を調節
可能となる。従って、このカラーは、許可なく或いは不
注意にトルク設定を調節する可能性を最小限にする。上
記カラーは、非調節位置にあるとき、調節工具のための
アクセスポートを塞ぎ、工具ハウジング内に汚染物が侵
入することを防止し、かつ、工具のトルクレベル設定を
表示する。
【0017】表面を損傷しない成形された積層ハウジン
グは、自己封止できる潤滑ポートを有している。この潤
滑ポートは、最初に射出成形されたベース層により形成
され、ベース層が次いでオーバーモールド外皮層により
覆われる。ベース層は、潤滑すべき内部の構成要素の位
置に対応させて、ハウジングの所定位置に開口部を形成
するようにハウジング型内で形成される。オーバーモー
ルド外皮層は、この開口部を覆うように窪みを形成す
る。針を備えた潤滑装置にて、オーバーモールド外皮層
を差し貫いて工具の内部構成要素に潤滑液を供給する。
針が除去されると、材料が自己封止して、埃や他の異物
がハウジング内に侵入することが防止され、供給された
潤滑液の漏洩が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】添付図面を参照すると、図1に製
造組立工具10の側面図を示す。この製造組立工具は、
所定のトルクレベルに達するまでナットやボルトなどの
ネジファスナ(ネジ締結具)をワークに締結するように
構成されている。この所定のトルクレベルにおいてクラ
ッチが係合を解除し、工具のモータが制動される。この
工具は高い精度を以て作動し、ファスナの締結過剰また
は締結不足を防止する。更に、この工具は容易な校正
と、補修と、修理とを可能とするように構成されてい
る。
【0019】図2を参照すると製造組立工具10はハウ
ジング12を具備している。ハウジング12の一部が取
り外すことができ、これにより工具の内部構成要素を露
出する。ハウジング12は、好ましくはクラムシェル型
に二分割できるハウジングであり、高密度プラスチック
材料により射出成形にて形成される。然しながら、ハウ
ジング12は、この技術分野で一般的に用いられるジャ
ムポット型またはその他の形状のハウジングとすること
もできる。ハウジング12の外側の半分体部の各々は、
好ましくは、最初に射出成形されるベース材料により形
成され、次いで、オーバーモールド外皮層により覆われ
る。好ましくは、オーバーモールド外皮層は、下記の理
由により、針にて突き刺されたときに自動的に自己封止
(シール)するネオプレンゴム材料から形成される。オ
ーバーモールド外皮層が殻状のベースハウジングに取着
され、これにより、一体的な殻状のハウジングが形成さ
れる。このハウジングは、工具10が仕上面に置かれた
ときに、引っ掻き傷が生じることを防止し、従って独立
のラバーブーツが必要なくなる。
【0020】ハウジング12は主要な3つの部分から成
る。すなわち、長尺の工具ハンドル16と、該工具ハン
ドルに一体的に連結された工具本体18と、工具本体1
8から外方に延びるノーズ20である。ハンドル16
と、本体18と、ノーズ20の各々は、工具の構成要素
を収納している。それらの構成および作用は下記の通り
である。
【0021】ハンドル16は、バッテリーパック22を
含んでいる。バッテリーバック22は、好ましくは、市
販されている再充電可能なニッケル・カドミュウム電池
である。然しながら、本発明の電動工具は、代替的に、
標準的に交流電源に挿入可能な電線を備えていてもよ
い。バッテリーパック22は、一組のコネクタ26を介
して工具トリガー装置24に作用上連結されている。ト
リガー装置24はトリガー30を有している。当業者に
は周知のように、トリガー30が工具の利用者により押
し込まれると、トリガースイッチ31(図20)が閉成
され、コネクタワイヤ33を介してバッテリーパック2
2から電力が供給され工具が起動する。
【0022】更に図2を参照すると、動力工具のハウジ
ングの本体18は、モータ32を収納している。モータ
32は、着脱自在の後端キャップ34により、ハウジン
グ12の本体18の後端に着脱自在に取り付けられてい
る。その先端において、モータ32は、以下に説明する
ように、アダプタプレート36に取着されている。アダ
プタプレート36を貫通してモータ32の駆動軸40
(図3)が延設されており、この工具のノーズ20に収
納されている変速機42に連結されている。
【0023】該工具の本体18は、印刷回路基板(PC
B)45に設けられた制御回路44を備えている。制御
回路44は、トリガー装置24とモータ32との間に作
用上連結されており、詳細に後述するように、工具の作
用を制御する。工具の使用パラメータを追跡するための
メモリー装置46が、また、制御回路44に作用上連結
されている。更に、前進、後退スイッチ48が、モータ
32と制御回路44との間に連結されており、ファスナ
を締結するとともに、緩めることが可能となっている。
【0024】該工具のノーズ20は、変速機42に加え
て、クラッチ装置50を収納している。外部からアクセ
ス可能な調節カラー52がノーズ20内に回転自在に配
設されている。クラッチ調節工具54(図11)が、工
具のトルク設定を調節するために調節カラー52との関
連で使用される。ノーズ20内には、また、クラッチ装
置42の係合解除を検知し、この検知されたクラッチの
係合解除を制御回路44にす送出るためのデカップリン
グセンサ56が配設されている。工具係合部59を有す
るスピンドル58が、ノーズ20を貫通して軸方向に延
設されており、かつ、変速機42に作用上連結されてい
る。クラッチ装置42と、調節カラー52と、デカップ
リングセンサ56の構成作用は詳細に後述する。
【0025】ハウジング12内に配設された構成要素の
構成および作用を説明する。図3から図5に示すよう
に、モータ32は当業者に周知のタイプのモータであ
る。好ましくは、モータ32は従来のブラシ式DCモー
タである。然しながら、電気機械式に制動可能なあらゆ
るモータを、この工具に備えることができる。モータ3
2はモータハウジング60内に配設されている。以下に
説明するように、モータ駆動軸40が変速機42に係合
している。小孔70(図3)がモータハウジング60の
内面に形成されている。一対の案内ピン72が、変速機
の端面に設けられたアダプタプレート36に配設されて
いる。アダプタプレート36の一部として図示されてい
るが、案内ピン72をモータハウジング60の内面に配
設して、小孔70をアダプタプレート36に形成して同
様の作用を得ることもできる。アダプタプレート36は
省略することもでき、案内ピン72または小孔70を変
速機42の一部として構成してもよい。更に、ハウジン
グ12内において、モータ32を囲繞するようにC字状
のフラックスリング74が配設されている。
【0026】モータ32は、ホルダ12の本体18の後
方部からノーズ20方向に挿入されると、小孔70が案
内ピン70と係合して、ハウジング12の本体18内に
モータ32が正しく位置決めされる。また、小孔70が
案内ピン72と係合することにより、工具が作動中にモ
ータハウジングに対する相対回転が防止される。図3か
ら図6に示すように、フラックスリング74のスロット
77が、ハウジング12の本体18の後方部に一体的に
形成されたリブ78に係合する。こうして、リブ78と
スロット77が係合することにより、モータ32の正極
端子と負極端子が正しい方向に向けられ、モータの位置
決めのために小孔70とピン72しか配設されていない
場合に生じうる、180°反対に取り付けることが防止
される。モータ32の端子が正しく向けられることによ
り、モータ32の正しい配線が果実に行われる。モータ
の端子に取着された2つの電線は、一方のみがモータの
頂部端子に到達できるように長さが異なっている。こう
して、モータの同じ端子(プラスまたはマイナス)が常
に頂部に確実に位置決めされ、モータ32の配設が適正
化される。
【0027】モータの駆動軸40が、モータ32をハウ
ジング12内に装着するに先立って変速機42のピニオ
ンギア62に係合する。モータ32のハウジング12へ
の、および、変速機42のピニオンギア62への最初の
装着に際して、ピニオンギア62は変速機42の係合要
素に係合していない。然しながら、以下にせつめいする
ように、工具係合部59を介してスピンドル58を僅か
に回転させることにより、ピニオン62が変速機42と
係合する。
【0028】図5から図8を参照してキャップ34とモ
ータ32の連結について説明する。モータ32がハウジ
ング12内に装着され変速機42に連結された後に、キ
ャップ34がハウジングの後端部に取り付けられる。図
示するように、ゴムリング76がモータ32の後端部8
0に取り付けられる。ゴムリング76は、キャップの内
面の円筒突出部82とモータ32の後端部80との間で
圧縮され、モータ32とキャップ34が緊密に係合し、
キャップ32がハウジング12に一旦取り付けられる
と、モータ32が変速機42に抗してハウジング12の
前方ノーズに向かって付勢され、上述したモータ32の
適正な芯だし、位置決めが確保される。モータ32の芯
だしは、円筒突出部82により案内されるモータ32の
後端部80により行われる。
【0029】図5、6に示すように、キャップ34に
は、複数の貫通孔84が形成されている。この貫通孔8
4に複数のネジ86が挿入、貫通され、保持リング88
に配設された複数の小孔90とネジ係合する。ネジ86
は、締結されたとき、キャップ34をハウジング12の
後部に固定し、ゴムリング76が圧縮される。キャップ
34は、更に、モータ32の排気部92を有しており、
排気部92は、埃その他の小片がハウジング12内に進
入することを防止しながら、ハウジング12を通して空
気の循環を可能とする。更に、キャップ34には、発光
ダイオード窓94が形成されており、該発光ダイオード
窓内に、本発明の制御回路44に連結された発光ダイオ
ードDS1(図5)が、以下の目的で配設されている。
【0030】キャップ34は、ハウジング12の後端部
に装着されて、モータ32をハウジング12に固定し、
モータ32を損傷から保護するように構成されている。
キャップ34とハウジング12の間の目違い継ぎによ
り、この種の取付け方法で利用される、ハウジング12
の後方部において横断方向に延びるネジを取り付け、こ
れと関連する孔を形成する必要がなくなる。更に、着脱
自在のキャップ34により、クラムシェル形のハウジン
グ12を分割することなく、モータ32の取外し、およ
び、交換が可能となる。こうして、着脱自在のキャップ
34により、モータ32に容易にアクセスすることが可
能となり、モータ32を容易に補修、修理することが可
能となる。更に、キャップ34は、上述したモータの芯
だし構造(小孔70、案内ピン72、リブ78)と組み
合わせることにより、補修、修理の後にモータ32をハ
ウジング12に再装着するときに、組立過誤の可能性を
除去する。キャップ34により、交換可能なブラシが望
ましく利用可能となる。
【0031】図8に本発明の変速機42の断面図を示
す。変速機42は、好ましくは、2段(two stage) 遊星
歯車変速機であり、第1の太陽ギアを構成するピニオン
ギア62を収納する固定ハウジング102を有してい
る。ピニオンギア62は、第1段の遊星ギア104と係
合する。第1段の遊星ギア104は、その中心軸を中心
として回転自在に第1段のキャリア106に取り付けら
れている。第1段のリングギア108がハウジング10
2内に固定されている。第1段のリングギア108は、
第1段の遊星ギア104と係合する内歯を有している。
第1段のキャリア106は、第2段の遊星ギア114を
駆動する第2の太陽ギアを構成するスパーギア112を
有している。第2段の遊星ギア114は、その中心軸を
中心として回転自在に第2段のキャリア116に取り付
けられている。第2段のリングギア118が、第2段の
遊星ギア114と係合する内歯を有している。更に、第
2段の遊星リングギア118は、高速と低速の間で変速
機42を切り換えるための外周溝122を有している。
スペーサ123が本発明の変速機42を低速出力モード
に固定する。第2段のキャリア116が、円筒ボア12
5を有している。円筒ボア125は、クラッチ50を作
動させるドライバードッグ128の軸126と係合す
る。図9に示すように、ドライバードッグ128には一
対のフランジ132が配設されている。フランジ132
は、以下に説明するように、クラッチ装置50に係合す
る。
【0032】スペーサ123は、第2段のリングギア1
18が左法へ移動して第1段のキャリア106と係合す
る、すなわち、高速位置に移動することを防止する。こ
の工具は、然しながら、高速、低速スイッチ(図示せ
ず)をハウジング12の外部に設け、第2段のリングギ
ア118の溝122と係合する指部を設けて、変速機4
2を高速と低速の間で切り換えるようにしてもい。
【0033】低速で作動する場合には、モータ32がピ
ニオン62を駆動し、次いで、ピニオン62が第1段の
遊星ギア104を回転させ、第1段の遊星ギア104が
各々の中心軸を中心として第1段のリングギア108内
で自転する。その結果、第1段のキャリア106がピニ
オン62の回転速度よりも低い回転速度で回転する。こ
れにより、第1段の減速がなされる。図示するように、
第2段のリングギア118が、スペーサ123により低
速位置に保持されている。第2段のリングギア118の
内歯は、第1段のキャリア106から係合が解除され
る。第2段のリングギア118の複数の歯に、変速機歯
102の複数の歯121と係合し、第2段のリングギア
118が歯102内で係止される。従って、スパーギア
112により駆動される第2段の遊星ギア114が各々
の中心軸を中心として回転し、以て、第2段のキャリア
116、すなわち、ドライバードッグ128が第2段の
減速を受ける。
【0034】スペーサ123を除去し、かつ、第2段の
リングギア118を添付図面において左方へ移動させる
ことにより高速で作動する。高速で作動するとき、モー
タ32がピニオン62が駆動し、ピニオン62が第1段
の遊星ギア104を回転させ、第1段の遊星ギア104
が第1段のリングギア108内で各々の中心軸を中心と
して自転するとともに、中心軸を中心としてして公転す
る。その結果、第1段のキャリア106がピニオン62
の回転速度よりも低い回転速度で回転する。これによ
り、第1段の減速が行われる。高速位置へ図面において
左方へ移動したリングギア118により、第2段のリン
グギア118の内歯が第1段のキャリア106の歯11
7と係合する。第2段のリングギア118が、こうして
第1段のキャリア106に係止され、その内部で回転す
る。こうして、第2段の遊星ギア114は回転すること
なく、単に第1段のキャリア106の回転を第2段のキ
ャリア116に伝達する。従って、第2段の減速が行わ
れず、変速機42の高速作動が達成される。
【0035】図8から図17を参照して、本発明の工具
10のクラッチ装置50の構成と作用とを詳説する。駆
動カムディスク142が、変速機42のドライバードッ
グ128に隣接して該ドライバードッグを駆動するよう
に配設されている。駆動カムディスク142は、ドライ
バードッグフランジ132と係合する駆動ラグ144を
有している。好ましい実施形態において、2つのフラン
ジ132と2つの駆動ラグ144が配設される。フラン
ジ132とラグ144は、変速機42とクラッチ50と
の間の空動型の駆動が行えるような寸法にて形成されて
いる。この空動型の駆動により、モータ32を制動する
とき工具10の内部エネルギが散逸される。駆動カムデ
ィスク142は、開口部148の周囲に複数のボール1
50を回転自在に収納する周溝146が形成されている
(図9には2つのボールが図示されている)。ボール1
50は、回転しながらスピンドル58と係合し、駆動カ
ムディスク142とスピンドル58との間の摩擦を低減
しスラストベアリングに類似した作用をなす。スピンド
ル58は、12個の歯から成るインボリュートスプライ
ン152を有し、駆動カムディスク142の開口部14
8を貫通して延設されている。
【0036】図13に示すように、駆動カムディスク1
42は、3つの移動止めとしてのお迂愚154aから1
54cが形成された前面を有している。凹部154aか
ら154cは、120°毎に配設されており、傾斜した
周溝156により連結されている。凹部154aから1
54cは、3つのボール158aから158cと係合す
る。ボール158aから158cは、ベアリングディス
ク160において120°毎に回転自在に取り付けられ
ている。
【0037】被駆動カムディスク164が駆動カムディ
スク142の反対側に配設されている。駆動カムディス
ク142と同様に、被駆動カムディスク164には3つ
の移動止めとしての凹部166aから166cが設けら
れている。凹部166aから166cは、120°毎に
配設されており、3つのボール158aから158cと
係合する。凹部166aから166cは、また、周溝1
56と整合する傾斜した周溝168により連結されてい
る。駆動カムディスク142の開口部148と、ベアリ
ングディスク160の開口部171とを貫通してスピン
ドル58が延設され、スプライン152と内スプライン
172との係合により、被駆動カムディスク164に連
結されている。図9、12に示すように、被駆動カムデ
ィスク164は、コイルバネ176により駆動カムディ
スク142の方向に付勢されており、駆動カムディスク
142により駆動されると、スピンドル58を回転させ
る。コイルバネ176はスピンドル58に装着されてお
り、ネジ式のトルク調節ナット180により後方へ駆動
カムディスク142の方向に付勢されている。トルク調
節ナット180とコイルバネ176との組合せにより、
駆動カムディスク142と被駆動カムディスク164が
分離してトルクの伝達が停止するトルクレベルが調節さ
れる。クラッチ50は、図9において係合位置にて図示
されており、図10において係合解除位置にて図示され
ている。
【0038】作動に際して、トルク調節ナット180が
以下に説明するように調節され、コイルバネ176を圧
縮する。圧縮されたコイルバネ176が次いで被空動カ
ムディスク164を駆動カムディスク142の方向に付
勢する。予め設定されたトルク値より低い場合、ボール
158aから158cの各々は、対応する凹部154a
から154cおよび166aから166c内にあり、カ
ムディスク142、164およびスピンドル58の回転
を促進する。モータ32が変速機42を介して駆動カム
ディスク142を回転させ、かつ、ボール158aから
158cを介して被駆動カムディスク164を回転させ
るので、被駆動カムディスク164および駆動カムディ
スク142は調和して回転する。被駆動カムディスク1
64がスピンドル58に連結されているので、被駆動カ
ムディスク164が変速機42により決定される速度に
てスピンドル58を回転させる。次いで、スピンドル5
8が回転して、その頭部を介してファスナと係合してい
るとき、ファスナをワークに締結する。
【0039】該工具がその所定のトルク値に達する、す
なわち、駆動カムディスク142に与えられるトルクが
ファスナにより被駆動カムディスク164に与えられる
抵抗を超過したとき、駆動カムディスク142が被駆動
カムディスク164に対して相対的に回転する。従っ
て、ボール158aから158cが凹部154、166
から傾斜した周溝156、168に転がり出る。この動
作により、被駆動カムディスク164が駆動カムディス
ク142から離反し、被駆動カムディスク164がハウ
ジング12のノーズ20の方向に移動し、以下に説明す
るようにデカップリングセンサスイッチが開成する。デ
カップリングセンサスイッチ56が開成すると、制御回
路44がモータ32を制動する。凹部154、166
は、従来の雌型カム面よりも性能および精度が改善され
ていることを確認している。これは、凹部154、16
6が最も位置エネルギが低い位置を表しており、従っ
て、この系は、本来的に凹部154、166に着座した
ボール158を停止させるからである。1つの理由とし
て、本発明の製造工具は、各トルクサイクルの初めにお
いてボール158が凹部154、166に着座すると、
各トルクサイクルの初めにおいて系が同じ開始位置にあ
るので、精度と性能と再現性が改善される。従来の雌型
カム面の代わりに、凹部154、166の組み合わせ
は、また、特に、構成要素が粉末金属技術を用いて製造
されている場合に、製造および構成要素の損耗特性を改
善する。製造に際して、前記凹部の組み合わせは、本来
的に該凹部内にある材料の密度を増加させる。前記凹部
は、ボール158により最も高い負荷を受ける領域であ
るので、耐久性と性能が高くなる。
【0040】図14から図16を参照すると、既述した
駆動カムディスク142と被駆動カムディスク166の
係合、係合解除、再係合が図示されている。図14を参
照すると、該工具が、前記所定のトルクレベルより低い
レベルで矢印167の方向に回転させることによりファ
スナをワークに締結するとき、ボール158aから15
8cがカムディスクの凹部154、166に着座してい
る。従って、駆動カムディスク142は、ボール158
を介して被駆動カムディスク164に係合している。前
記所定のトルクレベルに達すると、図15に示すよう
に、ボール158aから158cが凹部154、166
から押し出され、凹部の間の周溝156、158に移動
する。ボール158が、凹部154、166の各々の前
方側に設けられた前方カム面181に接近する。前方カ
ム面181は、クラッチ50に与えられるトルクの関数
として被駆動カムディスク164の軸方向の移動が変動
する負荷を制御するように構成されている。コイルバネ
181にる負荷は、常に軸方向に向けられており、被駆
動カムディスク164をボール158、従って駆動カム
ディスク142に対して荷重を与えるように保持する。
カム面181の形状は、バネ176により負荷される荷
重に対して作用するトルク負荷の最大成分が、面181
の上方部近傍に作用するようになっている。こうして、
ボール158が面181の上方部に移動するとき、結果
としてボール158と面181の間に作用する負荷が低
減される。面181の曲率半径がその上方部において小
さくなっているために、この低減された負荷によりクラ
ッチ50の寿命が長くなる。ボール158aから158
cが周溝156、158にあるとき、ボール158aか
ら158cは、被駆動カムディスクを軸方向前方に移動
させ、駆動カムディスク142を、図12に示すよう
に、被駆動カムディスク164から係合解除させる。次
いで、制御回路44が、以下に説明するように、モータ
32を制動する。
【0041】クラッチ50が係合解除すると、被駆動カ
ムディスク164は回転を停止し、これに対して駆動カ
ムディスク142はモータ32が完全に制動されるまで
回転し続ける。この時点における被駆動カムディスク1
64に対する駆動カムディスク142の継続する回転に
より、ボール158aから158cが、部分的に回転す
る駆動カムディスク142に対して、かつ、部分的に停
止した被駆動カムディスク164に対して周溝156、
164内で移動する。
【0042】例えば、クラッチが係合する際、被駆動カ
ムディスク164が停止し、駆動カムディスク142が
回転を継続しているとき、ボール158aは凹部154
a、166aから押し出される。次いで、ボール158
aは駆動カムディスク142の回転速度の1/2の速度
で周溝156、168内を移動する。図15に示すよう
に、モータ32が制動された駆動カムディスク142が
回転を継続しているとき、凹部154cは凹部166a
に対抗した位置にある。然しながら、ボール158a
が、停止した被駆動カムディスク164の対応する凹部
166bに到達しておらず、かつ、ボール158aは着
座していない。駆動カムディスク142が更に120°
回転すると、ボール158aが凹部166bに到達する
と、凹部154cがボール158aを保持する。こうし
て、当初凹部154a、166a内にあったボール15
8aは、駆動カムディスク142が被駆動カムディスク
164に対して更に240°回転したとき、凹部154
c、166b内に移動する。ボール158b、158c
はボール158aと同様に周溝内を移動する。
【0043】こうして、従来のクラッチが係合解除後に
120°の回転を許容するのに対して、本発明のクラッ
チ50は、クラッチ50が係合解除した後、駆動カム1
42の240°の回転を可能とする。クラッチ50が係
合解除したときに、付加的に更に120°回転すること
により、モータを制動するための時間が増加し、持て、
系の慣性がある値、すなわち、引き続き生じる駆動カム
ディスク142と被駆動カムディスク164の再係合に
より、クラッチ50を係合解除するために必要なトルク
値を超過することのないトルクスパイクが生じる値まで
低減される。従来の製造組立工具では、クラッチの再係
合および係合解除により、初期の係合解除トルクよりも
大きくなる場合があるトルクスパイクを生じる。初期の
係合解除トルクは、予測可能であり制御可能なパラメー
タである。引き続き発生する前記初期係合解除トルクを
超過するトルクスパイクは、予測不可能であり、従っ
て、ファスナを不適正に締結する。本発明は、引き続き
生じるトルクスパイクが確実に初期の係合解除トルクよ
りも低くなるようにすることにより、製造組立工具の性
能および精度を改善している。本発明のクラッチ50
は、継続する再係合に際して過大なトルクスパイクを発
生する系の慣性により付加的なファスナの締付を防止す
る。周溝156、168は、ボール158が一旦カム面
181から周溝156、168内に移動したとき、次の
凹部へ下方に傾斜ている傾斜溝である。好ましい実施形
態において、周溝156、168は停止止め間に渡って
0.003inを以て深くなっている。この傾斜によ
り、ボール158が次の停止止めに移動することを補助
し、被駆動カムディスク164と駆動カムディスク14
2の間の逆方向の動作に抵抗するように作用する。周溝
156、168が傾斜しているので、低いスピンドル速
度まで初期に加速されたファスナが、系の摩擦および系
の摩擦に打ち勝つトルクを発生し、スタックオープンク
ラッチの場合にボール158を凹部154、168に引
き戻す。凹部154、168の各々は、また、凹部15
4、168に復帰するボール158を案内する後方カム
面183を有している。後方カム面183および反対方
向の前方カム面181は、ボールと2つのカムディスク
142、164が接触するように形成されており、これ
により、再係合のあいだに、前方カム面181を打擲す
ることがあるボール158の跳躍を防止する。更に、後
方カム面は、好ましい実施形態において、ファスナの取
り外しを容易にするために逆転駆動され時、前方への係
合解除トルクよりも5%増加するように形成されてい
る。
【0044】図9、12を参照すると、スピンドル58
はネジ部182を有しており、該ネジ部182に調節ナ
ット180が螺合している。調節ナット180は、コイ
ルスプリング176の圧縮量を調節し、従って、クラッ
チのトルク設定を調節する。図17に示すように、調節
ナット180の面には調節工具54が係合できるように
3対の対設されたスロット184が形成されている。調
節ナット180は、また、スロット184とは反対側の
面に、その外側縁部に配設された複数のニップル186
を有している。ニップル186は、カップ190の対応
する複数の凹部188と係合して係止されるように配設
されている。カップ190は、内部開口部を有してい
る。この内部開口部にはスピンドル58のスプラインと
係合する12個のインボリュートスプライン192が形
成されており、以て、ナット180を緩めることができ
るようにスピンドル58に固定し、スピンドル58が回
転するときナット180がスピンドル58に対して相対
的に回転することが防止される。ネジ部182における
調節ナット180の位置および、工具のトルクレベルの
設定は、以下に説明するように、カラー52を操作した
後に調節される。
【0045】図9、18、19を参照すると、カラー5
2および本発明の関連する構成要素が詳細に図示されて
いる。図18、19に示すように、カラー52は、ハウ
ジング12のノーズ20内に形成された内溝とカラーリ
ップ193との係合により、ハウジング12のノーズ2
0に回転自在に取り付けられたリング194を有してい
る。リング194の外周部195にトルク設定がin/
lbsおよびN・mの両方にて表記されている。図12
に示すように、特定のクラッチトルク設定を表示するた
め、或いは、カラー52が、矢印197で示すある調節
モードに回転されていることを表示するために、クラッ
チトルク窓196がハウジング12と一体的に成形され
ている。図18に示すように、リング194の端面に
は、調節ナット180へのアクセスを可能とするため
に、一対の調節孔198が形成されている。リング19
4の端面には、更に、複数の切欠200が等間隔に配設
されている。切欠200は、バネ200(図9)と選択
的に共働し、カラーを回転させたときに、バネ202が
切欠200と係合することにより、カラー52が爪車式
に回転し、かつ、窓196に所望のトルク設定またはト
ルク調節シンボルが表示されたときに、カラー52の位
置を保持する。
【0046】図11に示すように、バネ202は、ハウ
ジングの内壁204と一体的に形成された第1の端部2
03を有している。図11に示すように、バネ202
は、ハウジング12を横断して横方向に延びており、か
つ、空洞206を有している。ハウジング12を形成す
るベース材料は、空洞206と連通する小孔208を有
している。バネ202は、一連の切欠200と接触する
接触フランジ212と、以下に説明するように、カラー
52が回転したときに、内壁204に当接して同内壁2
04に沿って軸方向に撓む第2の端部214とを有して
いる。バネ202は、バネ202に取着されたオーバー
モールド外皮材料217により、より一層一体化され
る。オーバーモールド外皮材料は、オーバーモールド外
皮材料が内側のベース層の外表面に適用されたときに、
開口部298を通過して空洞206内に流れバネ202
に結合する。バネ202がハウジングの成形工程の間に
ハウジング12の一部として一体成形されるので、部品
点数が削減され工具の組立およびコストが低減される。
【0047】工具10のトルク設定を調節するために、
カラー52が先ず回転させられる。カラー52が回転す
ると、接触フランジ212がカラー52の一連の切欠2
00と爪車式に係合する。切欠200の各々は、窓19
6に表示される特定のトルクレベルに対応している。カ
ラー52は、窓196にトルク調節モード矢印197が
表示されるまで回転させられる。カラー52がトルク調
節位置に回転させられると、リング調節開口部198
が、ハウジングの内壁220に配設された一対のハウジ
ング調節開口部216と一直線上に並ぶ(図12)。
【0048】開口部198、216が一直線上に並ぶ
と、クラッチ調節工具54の端部222が、一直線上に
並んだ開口部内に挿入され、調節ナット180のスロッ
ト184の対と係合する。図12に部分的に示すよう
に、トルク調節工具54は、好ましくは、円形断面を有
した半剛性の線状の部材であり、ナット180の端面に
形成されたスロットの対184の1つに挿入される。調
節工具54がナット180と係合し該ナットを保持する
と、スピンドル58が反時計回りの方向または時計周り
の方向の何れかに回転させられ、高いトルク設定または
低いトルク設定の何れが所望であるかにより、スピンド
ル58のネジ部に沿って何れかの方向に調節ナット18
0が移動する。調節ナット180を回転させた後、調節
工具54が取り外され、製造組立工具がトルク測定装置
により試験されて、工具の調節されたトルクレベルが測
定される。調節されたトルクレベルが高過ぎる、或い
は、低過ぎる場合には、それに従って調節ナット180
を回転させるために、調節工具54が一直線状に並んだ
開口部198、216に再び挿入される。
【0049】この工程は、所望の工具トルクレベルに達
するまで繰り返される。この所望のトルクレベルが得ら
れると、窓196に上記の正しいトルクレベル設定値が
表示されるまで、工具54を用いてカラー52を回転さ
せる。カラー52をこのように回転させることにより、
調節開口部216を封止して、トルクレベルの設定の後
に埃その他の異物が内部に侵入することを防止する。
【0050】この点、上述したカラー52は、最終利用
者がクラッチのトルク設定を調節することを防止する。
従って、所望のトルクレベル設定は隔地の試験場にて実
施され、その後、隔地の試験場にて再びトルク設定を変
更するときまで保持される。更に、カラー52が回転し
て工具の内部を封止することにより、カラー52は、工
具の内部を産業用組立ラインで一般的な埃や異物に曝し
てしまうトルク調節用のアクセス穴の必要性を除去す
る。更に、カラー52は、ハウジングのノーズ20に形
成された窓196を通じて、工具が設定されたトルクレ
ベルを表示する。更に、窓196を通じて、カラー52
はクラッチのトルクレベルを設定する作業者に工具がト
ルク調節モードにあることを表示する。
【0051】図20、21を参照すると、本発明の好ま
しい実施形態による制御回路44の回路図が図示されて
いる。以下に詳細に説明するように、電力は、本発明の
制御回路に設けられたランモード回路要素に選択的に供
給される。ランモード回路要素は、ファスナを駆動する
ためにモータ32を起動する。電動工具は、電動工具が
ファスナに駆動トルクを更に与えないように、所定レベ
ルのトルクに達し、該電動工具と共働するクラッチ50
が係合解除するまでファスナを駆動する。制御回路44
に接続されたクラッチセンサスイッチ56が、閉成状態
から開成状態に切り換えることによりクラッチ50の係
合解除状態を検知する。そのとき、モータへの電力が遮
断され、制御回路44のブレーキ回路要素がモータ32
を力学的に制動する。制御回路44は、ラン回路要素と
ブレーキ回路要素の両者が同時に作動し回路を消失する
状態となることを防止する保護回路要素を有している。
【0052】電力が遮断されモータ32が制動されたと
き、通常、クラッチ50は再係合する。然しながら、ク
ラッチ50がスタックしていると、本発明の制御回路
は、この状態を検知して、モータ32に電力を再供給し
てクラッチ50が再係合する機会をあたえる。制御回路
44は、また、誤った終了信号を虫するように、クラッ
チセンサはもとより、トリガースイッチが跳ね返らない
ようにするための回路要素を備えている。
【0053】本発明の制御回路44は、「スマート」時
間遅れを与えることにより、これらの機能を果たす。そ
してそれは、クラッチセンサスイッチの安定した閉成に
より開始される。その後、制御回路は、クラッチの係合
解除に応答する、安定した閉成位置から開成位置へのク
ラッチセンサスイッチの変遷を検知する。この所謂「ス
マート」時間遅れは、また、以下に詳説するように、ク
ラッチセンサスイッチの跳ね返りに対する誤った応答に
対して正常な作動を確実にする。
【0054】更に、本発明の制御回路44は、また、制
御回路、モータ、クラッチセンサスイッチ、および、正
逆転点トリガースイッチ間の電線の接続数を削減し、以
て制御回路の製造コストを低減している。
【0055】図20、21を参照すると、本発明の好ま
しい実施形態による電動工具制御回路は一般的に参照番
号310で示されている。制御回路310は、周知の方
法にて製造されている。コネクティングパッドT1、T
4が、制御装置を正逆転スイッチ312に接続する。正
逆転スイッチ312は、モータ314に接続されてお
り、モータ314の回転方向を制御する。制御回路は、
また、トリガースイッチ31に接続されており、該スイ
ッチを押すと制御回路が付勢され、解放すると制御回路
が除勢される。以下に説明する制御回路は、本発明の好
ましい実施形態において、離散的な構成要素を備えてい
るが、制御回路は代替的に周知のマイクロコントローラ
を備えていてもよい。更に、図20、21の回路310
の離散的な構成要素の各々について示されている値は、
本発明の好ましい実施形態による値である。これらの値
は特定の応用例により変更することができるが、表示さ
れた値で以下に説明するように制御回路が作動する。
【0056】本発明の制御回路310は、概ね6つの小
回路から成る。小回路316はクラッチセンサスイッチ
56に接続されており、該スイッチの状態を監視してい
る。小回路316は、また、以下に詳説する本発明の所
謂「スマート」時間遅れ機能を備えている。論理小回路
318は、小回路316の主強く似接続されており、電
動工具のモータのランモードおよびブレーキモードを制
御する。ラン小回路322が、論理回路318から受信
した信号に応答して電動工具モータの起動を選択的に制
御することができる。同様に、ブレーキ小回路324
が、論理回路318から受信した信号に応答して電動工
具モータの機械的制動を選択的に制御することができ
る。ラン小回路322およびブレーキ小回路324の出
力は、正逆転スイッチ312の入力に接続されており、
電動工具モータの作動を制御する。
【0057】更に、フィルタ小回路326が、電動工具
モータから回路内に導入された背景起電力ノイズはもと
より、モータのブラシの跳ね返りにより生じた電圧スパ
イクを除去する。小回路328は、所望のトルクレベル
に達しクラッチが係合解除したときに、作業者に可視表
示を与える発光ダイオード表示器を備えている。
【0058】正逆転スイッチ312、デカップリングセ
ンサスイッチ56および上述した小回路の各々の特定の
構成要素を以下に詳説する。正逆転スイッチ312を参
照すると、ライン1がバッテリーパック22の正極端子
に直接的に接続されており、これに対して、ライン1′
が工具モータ314の高入力に接続されている。ライン
2がラン電界効果トランジスタQ10に接続されてお
り、これに対してライン2′、3が、ブレーキ電界効果
トランジスタQ8、Q9の両方のソース端子に接続され
ている。モータが正転ランモードで作動している間、正
逆転スイッチ312への第1のスイッチ内部構造が、ラ
イン1、1′を接続し、正逆転スイッチ312への第2
のスイッチ内部構造が、ライン2、2′を接続する。
【0059】クラッチセンサスイッチ56が正逆転スイ
ッチ312のライン2′に接続されている。クラッチセ
ンサスイッチ56は、また、ダイオードD7と抵抗器R
15とを介して小回路316のトランジスタQ1のベー
スに接続され、抵抗器R14を介してトランジスタQ1
のエミッタに接続されている。トランジスタQ1のコレ
クタは、抵抗器R11を介してコンデンサC2に接続さ
れている。これらの接続により、クラッチセンサスイッ
チ56が閉成されると、トランジスタQ1がターンオン
され、クラッチセンサスイッチ56が開成されるとター
ンオフされる。センサスイッチ56は、クラッチが係合
する閉成され、係合が解除されると開成される。
【0060】小回路316を再び参照すると、比較器3
40が、コンデンサC2に接続された正の入力を有して
いる。比較器340の負の入力には固定された参照電圧
V∞が、抵抗器R3、R4およびツェナーダイオードD
3から成るディバイダ回路から印加されている。従っ
て、比較器340の出力は、コンデンサC2の電荷が、
該比較器の負の入力に印加される参照電圧レベルを超過
したとき、低状態から高状態に切り換えるように適合し
ている。第2の比較器342が、抵抗器R6、R8およ
びツェナーダイオードD4から成るディバイダ回路を介
して参照電圧V∞に接続された反転入力を有している。
比較器342の非反転入力は、フィルタ回路326を介
してバッテリーパック22に接続されている。フィルタ
回路326は、抵抗器R5、R7と、コンデンサC8お
よびダイオードD5とから成る。比較器342のピン7
での出力は、抵抗器R12を介してその非反転入力に出
力される。更に、比較器342の主直は、ダイオードD
11と抵抗器R9とを介してコンデンサC2に接続され
ている。比較器342の主直は、トリガースイッチ31
が作動しているとき通常は高であり、トリガースイッチ
31が解放されているとき低である。従って、比較器3
42の出力が高であれば、トランジスタQ1が導電性が
あるとき、ダイオードD11はバックバイアスされ、コ
ンデンサC2が抵抗器11を介して充電可能となる。然
しながら、比較器342の出力が低であると、コンデン
サC2の電荷は抵抗器R9およびダイオードD11を介
してアースに急速に散逸する。
【0061】比較器340の出力が小回路318、詳細
には、NORゲート344の両方の入力に供給される。
NORゲート344は、こうして比較器340からの信
号を反転する。NORゲート344の出力は、NORゲ
ート346の入力の一方に接続されており、また、NO
Rゲート350の一方の入力に接続されている。NOR
ゲート346の他の入力は、トランジスタQ1のコレク
タおよび抵抗器R18を介してアースに接続されてい
る。NORゲート346の出力はNORゲート348の
入力の一方に接続されている。NORゲート348、3
50が、R−Sフリップフロップ構成に接続されてお
り、NORゲート348のピン8入力がセット入力に相
当し、NORゲート350のピン13入力がリセット入
力に相当している。ピン10においてNORゲート34
8の出力に相当するフリップフロップの「1」出力が、
以下に詳説するようにラン小回路322に接続されてい
る。ピン11におけるNORゲート350の出力に相当
する「0」出力が、ブレーキ小回路に接続され、また、
抵抗器20を介して電界効果トランジスタQ2のゲート
に接続されている。
【0062】図21に示すラン小回路322を参照する
と、NORゲート348の出力は時間遅れフィルタを介
して電界効果トランジスタQ4に供給される。この時間
遅れフィルタは、抵抗器R27、R28と、コンデンサ
C5から成る。電界効果トランジスタQ4のドレイン
は、抵抗器R26を介してバッテリーパック22に接続
されており、電界効果トランジスタQ4のソースはアー
スされている。更に、電界効果トランジスタQ4のドレ
インは、トランジスタQ5のベースに接続されている。
トランジスタQ5のコレクタは平行抵抗器R24、R2
5を介してバッテリー供給ライン320に接続されてお
り、そのエミッタはアースされている。更に、トランジ
スタQ5のコレクタは、また、直列配線された一対の5
0オーム抵抗器361を介して、ラン電界効果トランジ
スタQ10のゲートに接続されている。電界効果トラン
ジスタQ10のドレインは、次いで、正逆転スイッチ3
12のライン2に接続されており、そのソースはアース
されている。従って、論理回路318のNORゲート3
48の出力が高となると、切換電界効果トランジスタQ
4が導電性を備え、トランジスタQ5がターンオフさ
れ、ラン電界効果トランジスタQ10がモータを起動可
能となる。反対に、NORゲート348の出力が低であ
るとき、切換電界効果トランジスタQ4がターンオフさ
れ、トランジスタQ5がターンオンされ、以て、ラン電
界効果トランジスタQ10が不能となりモータへの電力
遮断される。論理回路318と電界効果トランジスタQ
4のゲートとの間に接続された時間遅れフィルタ回路
は、ランモードが開始される前に、トリガースイッチ3
1の跳ね返りを防止する。
【0063】ブレーキ小回路324を参照すると、論理
回路318のNORゲート350からの出力が、抵抗器
R21とコンデンサC4とから成る時間遅れ回路を介し
て電界効果トランジスタQ3のゲートに供給される。電
界効果トランジスタQ3のドレインは、抵抗器R34を
介して電界効果トランジスタQ6に接続されており、電
界効果トランジスタQ3のソースがアースされている。
同様に電界効果トランジスタQ6のドレインがダイオー
ドD9と抵抗器30とを介してバッテリーパック22に
接続され、電界効果トランジスタQ6のソースが直列の
抵抗器R31、R35、R37を介して平行に接続され
た電界効果トランジスタQ8、Q9のゲートに接続され
ている。電界効果トランジスタQ8、Q9の双方のドレ
インが直接バッテリーパック22に接続され、ブレーキ
電界効果トランジスタQ8、Q9の双方のソースが、モ
ータの戻りライン3およびライン2′において正逆転ス
イッチ312に接続されている。
【0064】従って、論理回路318のNORゲート3
50の出力が高となると、切換電界効果トランジスタQ
3がターンオンとなり、以て電界効果トランジスタQ6
がターンオフされ、ブレーキ電界効果トランジスタQ
8、Q9が導電性を備えてモータが制動される。反対
に、NORゲート350の出力が低となると、切換電界
効果トランジスタQ3がターンオフされ、以て切換電界
効果トランジスタQ6がターンオンされ、ブレーキ電界
効果トランジスタQ8、Q9が不能となる。更に、ラン
電界効果トランジスタQ10がオンとなると、ブレーキ
電界効果トランジスタQ8、Q9は電気を通さず、ラン
電界効果トランジスタQ10の導電性状態を制御するN
ORゲート348からの出力が電界効果トランジスタQ
7のゲートに供給される。電界効果トランジスタQ7
は、抵抗器R33を介してブレーキ電界効果トランジス
タQ8、Q9のゲートに接続されたドレインと、アース
されたソースとを有している。こうして、NORゲート
348の出力が高となると、ラン電界効果トランジスタ
Q10および電界効果トランジスタQ7がまた導電性を
備え、ブレーキ電界効果トランジスタQ8、Q9の両方
がオフ状態に保持される。
【0065】最後に、図20に示す発光ダイオード小回
路328を参照すると、NORゲート350からの出力
が電界効果トランジスタQ2のゲートに供給される。電
界効果トランジスタQ2は、発光ダイオードDS1の陰
極に接続されたソースと、アースされたドレインとを有
している。発光ダイオードDS1の陽極は、へ入れ何時
抵抗器R17、R23を介してバッテリーパック22に
接続されている。こうして、クラッチの係合解除に応答
してクラッチセンサスイッチ56が開成され、NORゲ
ート3の出力が高となると、電界効果トランジスタQ2
が導電性を備え、発光ダイオードDS1が発光して電動
工具の作業者に可視信号を表示する。
【0066】以下、上述した制御回路310の作用を説
明する。先ず、ランモードを開始するために、該電動工
具の使用者がトリガースイッチ31を作動させ、モータ
を起動させて、ファスナを駆動する。トリガースイッチ
31を作動させたときに生じる以下の回路状態のために
モータが起動する。コンデンサC2には電荷がないの
で、比較器340の正の入力の信号レベルは、負の入力
における敷居値信号よりも小さく、比較器340の出力
は低である。比較器340の出力からの低信号は、NO
Rゲート344により反転され、NORゲート346の
ピン6およびNORゲート350のピン13に高信号が
提供される。従って、NORゲート346、350の両
方の出力、従って、NORゲート348の両方の入力が
低となり、NORゲート348の出力が高となる。既述
したように、NORゲート348の出力が高となると、
ラン電界効果トランジスタQ10が導電性を備え、モー
タが起動する。
【0067】クラッチが適正に係合している場合、クラ
ッチセンサスイッチ56が閉成される。従って。トラン
ジスタQ1が導電性を備え、NORゲート346のピン
5に高入力を提供し、コンデンサC2が抵抗器R11を
介して充電を開始する。コンデンサC2の電荷が、比較
器340の負の入力に供給される敷居値信号を超過する
と、比較器340の出力が高となる。好ましい実施形態
において、コンデンサC2の充電によ理導入される時間
遅れは、約8.5m秒に等しい。比較器340からの高
信号は、NORゲート344により反転され、NORゲ
ート346のピン6入力およびNORゲート350のピ
ン13入力において低信号が置かれる。NORゲート3
48のピン8入力が依然として低であるので、これは、
NORゲート348、350から成るR−Sフリップフ
ロップの出力状態に直ちに変化は生じさせない。然しな
がら、このとき論理回路318は、クラッチセンサスイ
ッチ56の開成に応答する準備ができている。
【0068】重要な点は、ある理由によりクラッチが開
いた位置でスタックした場合、すなわち、クラッチセン
サスイッチ56が開成している場合、モータが起動する
と、トランジスタQ1は非導電性状態に保持され、コン
デンサC2の充電が防止される点である。従って、論理
回路318は、既述したように、準備ができておらず、
従って、所望のトルク敷居値を達成したことを表示する
ものとしてクラッチセンサスイッチの開成状態に誤って
応答することがない点である。クラッチセンサスイッチ
56が既述したように適正に閉成された場合、ラン小回
路322は、ファスナのための所定のトルクレベルが得
られるまで、論理回路318により可能な状態に維持さ
れる。
【0069】電動工具が所定のトルクレベルに達したと
き、電動工具のクラッチが係合を解除する。従って、ク
ラッチセンサスイッチ56が開成し、トランジスタQ1
がターンオフされる。これにより、NORゲート346
のピン5の入力が低となり、次いで、ピン4での出力が
高となる。NORゲート348のピン8での高入力によ
り、R−Sフリップフロップの出力状態が変化する。つ
まり、NORゲート348の出力が、高から低状態に切
り換わり、NORゲート350の出力が低から高状態に
切り換わる。論理化路318のピン10での出力が低の
とき、ラン小回路322の電界効果トランジスタQ4が
不能となり、以てトランジスタQ5がターンオンされ、
ラン電界効果トランジスタQ10がターンオフされてモ
ータが停止される。電界効果トランジスタQ4がターン
オフされると、コンデンサC5が抵抗器R27を介して
放電する。
【0070】同時に、論理回路318のピン11での出
力が高のとき、ブレーキ回路324が不能となる。特
に、NORゲート350からの高信号が、コンデンサC
4と抵抗器R21とから成るRC時間遅れ回路を介し
て、電界効果トランジスタQ3のゲートに提供され、こ
の電界効果トランジスタがターンオンされる。電界効果
トランジスタQ3がオン状態のとき、電界効果トランジ
スタQ6は非導電性となり、以てブレーキ電界効果トラ
ンジスタQ8、Q9がターンオンされる。重要な点は、
約84m秒の遅れを生起する時間遅れ回路により、ブレ
ーキ電界効果トランジスタQ8、Q9がターンオンされ
る前に、ラン電界効果トランジスタQ10が完全にター
ンオフされる点である。これにより、複数の電力電界効
果トランジスタが誤って短絡することが防止される。
【0071】ブレーキ電界効果トランジスタQ8、Q9
がターンオンされたとき、モータは反対方向に短絡さ
れ、以てモータが力学的に制動される。ラン電界効果ト
ランジスタQ10がターンオンされている間、抵抗器R
30を介して充電されたコンデンサC6が、ブレーキモ
ードのあいだ電界効果トランジスタQ6を介して放電
し、ブレーキ電界効果トランジスタQ8、Q9が十分な
時間、少なくとも150m秒のあいだターンオン状態に
保持され、モータが適正に制動される。
【0072】上述したように、電動工具のクラッチが係
合解除し、制御回路がランモードからブレーキモードに
切り換わったとき、電界効果トランジスタQ2が導電性
を備え、発光ダイオードDS1が発光する。ファスナの
設定が完了したとき、作業者はトリガースイッチ31を
解放する。トリガースイッチ31が解放されると、比較
器342の出力が低となり、コンデンサC2が抵抗器R
9とダイオードD11とを介して放電するように変化す
る。
【0073】コンデンサC2が放電して比較器340の
敷居値レベルよりも低くなると、比較器340の出力が
低となり不活性化し、こうして論理回路318がリセッ
トされる。特に、比較器340からの低出力信号がNO
Rゲート344により反転されると、NORゲート34
6のピン6入力およびNORゲート350のピン13入
力の両方が高信号となる。NORゲート346の出力が
低状態に切り換わり、R−Sフリップフロップの出力状
態が再びブレーキモードからランモードへ変化する。然
しながら、このときNORゲート348の出力が高であ
り、NORゲート350の出力が低であるにも拘らず、
ラン電界効果トランジスタQ10が再び活性化しない。
と言うのは、トリガースイッチが解放されているからで
ある。
【0074】通常の作動の間、モータ32が制動され、
トリガースイッチ31が解放された後、クラッチ50は
再係合し、クラッチセンサスイッチ56が閉成位置に復
帰する。従って、トリガースイッチ31が次に励起する
と、上述したように、電力が再びモータ32に供給さ
れ、トランジスタQ1がターンオンし、コンデンサC2
が充電し、論理回路318が「準備」状態となる。然し
ながら、クラッチが開放位置でスタックした場合など、
クラッチセンサスイッチ56が開成状態に維持される
と、トランジスタQ1が非導電性となり、論理回路31
8を準備するためにコンデンサC2が充電しない。従っ
て、クラッチ50が急に再係合すると、クラッチセンサ
スイッチが閉成するとき跳ね返り、制御回路44が誤っ
てクラッチスイッチの開成状態を検知し、誤ってモータ
32を制動する。
【0075】従って、本発明による制御回路44は、こ
の工具が受ける故意の手荒な使用環境で生じうる、この
工具の機械的なクラッチ装置の一時的な異常に適正に反
応可能となる。特に、コンデンサC2の充電により導入
される遅れにり、制御回路が誤ってクラッチセンサスイ
ッチの跳ね返りに応答することが防止される。更に、ク
ラッチが、ファスナの締結の後に係合解除位置で一時的
にスタックした場合、制御回路はモータが再び起動して
クラッチを再係合させ、かつ、クラッチが再係合した後
に所定時間が経過するまでクラッチセンサの開成状態を
検知することなくることが可能である。従って、制御回
路は、クラッチのスタック状態を検知し、これに対応し
たクラッチセンサの開成を無視することが可能である。
この制御回路は、クラッチセンサスイッチが開成するこ
とを検知する前に、クラッチセンサスイッチが先ず所定
時間(例えば、8.5m秒)閉成するのを効果的に待機
することにより、この機能を達成する。つまり、制御回
路は、クラッチセンサスイッチの安定した閉成位置から
開成位置への遷移に際して、ただランモードからブレー
キモードに切り換えるのみである。従って、コンデンサ
C2により導入される時間遅れの間隔は、クラッチスイ
ッチの跳ね返りを除去可能な時間、従って、スイッチの
安定した閉成状態を識別する時間だけが必要である。
【0076】この点に関して、ファスナの締結の後にク
ラッチが開放位置でスタックした場合、制御回路は、工
具を損傷する可能性があるので、この状態で作業者に工
具をあいまいに作動させることを許容しない。つまり、
所定時間(例えば5秒)の後クラッチが再係合していな
ければ、制御回路が電力を遮断してモータを制動する。
これは、トランジスタQ1がターンオフされていても、
比較器340、342に供給されるバイアス電流が十分
であり、ある時間、例えば5秒間でコンデンサC2が徐
々に充電されることから生じる。従って、クラッチがこ
の間に再係合していなくとも、コンデンサC2は比較器
340の負の入力に与えられている敷居値信号を越え、
ランモードを終了して、ブレーキモードを開始するのに
十分な充電がなされている。
【0077】更に、制御回路は、また、ファスナをワー
クから取り外すために、電動工具が逆転モードで作動し
ているときは力学的制動作用をなしえない。逆転モード
では、モータからの戻りライン3が低ではなく高であ
る。ライン3が高であるので、ブレーキ電界効果トラン
ジスタQ8、Q9はターンオンされない。従って、制御
回路のブレーキ機能は不可能である。
【0078】上述した正逆転スイッチ接合は、また、本
発明の制御回路に必要な電線およびコネクタの数を最小
とする。周知の通り、システムの配線およびコネクタ
は、組立工数を増加させ、従って製品の信頼性を低減す
るので、装置の組立、製造に際して問題である。力学的
制動機能を備えた従来技術のモータ制御回路では、伝統
的に、正逆転スイッチのライン1とライン2の間にブレ
ーキ電界効果トランジスタを連結していた。従って、印
刷回路板からリベットやネジクランプなどのブレーキ電
界効果トランジスタ補助的なコネクタへ通電ワイヤが必
要であった。本発明の回路では、ブレーキ電界効果トラ
ンジスタのドレインのソースをライン2ではなくライン
2′に接続することにより、この付加的なワイヤおよび
コネクタを除去している。つまり、ラン電界効果トラン
ジスタのドレインのライン2への接続およびブレーキ電
界効果トランジスタQ8、Q9のソースのスイッチライ
ン2′への接続により、ラン電界効果トランジスタから
ブレーキ電界効果トランジスタへの独立した電線の必要
性を除去している。更に、これらの接続は、また、クラ
ッチセンサスイッチ56から正嫡点スイッチ312への
独立した電線の必要性を除去する。と言うのは、印刷回
路板状のトラック360を介してこの接続がさなれるか
らである。
【0079】こうして、本発明の上記接続システムは、
システムを構成するために必要な電線と接続を低減する
ことによりシステムの信頼性を高めている。また、短い
通電ワイヤを使用してモータの負極をブレーキ電界効果
トランジスタソースに接続しているので、インダクタン
スと誘導スパイクが低減される。更に、ラン電界効果ト
ランジスタからブレーキ電界効果トランジスタへの必要
とされる電線を除去することによりシステムの組立を簡
略化している。更に、システムの製造が簡略化される。
と言うのは、上述したラン電界効果トランジスタへのコ
ネクタが除去されるからである。このシステムの簡略化
はあらゆる直流モータの力学的制動回路に適用すること
が可能である。
【0080】図10を参照して、デカップリングセンサ
56を詳細に説明する。デカップリングセンサ56は、
被駆動カムディスク142の下側に取り付けられた薄膜
スイッチ380を有している。薄膜スイッチ380は、
ハウジング12に作用上れねつしている。デカップリン
グセンサ56は、更に、センサ組立体ブロック384に
摺動自在に取り付けられたプランジャ382を有してい
る。プランジャ382は、バネ386に当接している。
バネ386は、プランジャ382と内スイッチ壁388
との間に圧縮状態で取り付けられている。
【0081】センサ組立体ブロック384は、ハウジン
グ12内で軸方向に摺動自在となっている。この動作に
より、プランジャ382は軸方向に移動する被駆動カム
ディスク164から所定の距離に置かれる。この所定の
距離は、プランジャの構成または該工具の組立に際して
使用されるゲージブロック(図示せず)により決定され
る。この調節は工具の動作にとって重要であるので、ス
ピンドル58は一対のスラストワッシャ381によりハ
ウジング12の後方に付勢されている。スラストワッシ
ャ381は、波形のバネワッシャ383により挟持され
ている。ワッシャ381とバネワッシャ383は、ハウ
ジング12内に固定されたフランジベアリング385
と、スピンドル58に機械加工された溝に配設されたス
ナップリング387との間に配設されている。こうし
て、スピンドル58、従って駆動ディスク142および
被駆動ディスク164の如何なる軸線方向の動作も除去
され、センサブロック384とプランジャ382の被駆
動ディスク164に対するより正確な調節が可能とな
る。プランジャ382と被駆動ディスク164との間の
所定の距離の調節は、プランジャ382とコイルバネ3
86の適正な位置を確実にしながら実行されるべきであ
る。上記所定距離を図22にグラフで示す。点Aにおけ
る軸方向の変位が達成されたときに、薄膜スイッチ38
0が開成するように、ゲージブロックによりプランジャ
382を位置決めする。この軸方向の変位は、所定のト
ルクレベルで信号が設定されている理想的な状況を代表
している。然しながら、実際上は、工具の許容誤差を考
慮しなければならない。例えば、位置Aにおいて薄膜ス
イッチ380が開成するように、ゲージブロックにより
センサブロック384とプランジャ382を位置決めし
ても、実際上は、システムの機械的許容誤差のために、
点Aに達する前に薄膜スイッチ380が開成することも
ある。これにより、早期に制動が生じるのでファスナは
トルク不足となる。従って、ゲージブロックを用いて、
センサブロックとプランジャとを領域Bの中心点近傍に
位置決めすることが望ましい。この位置決めにより、薄
膜スイッチが点Aへの変位に先立って作動したり、ま
た、クラッチの最大屁にの前に作動したりすることが防
止される。クラッチの最大屁にの前に作動しないと、ト
リガーを解放するまで、工具が継続して作動したり工具
が爪車式に回転する。デカップリングセンサの作動点の
正確な校正により、また、種々の結合レートのファスナ
への不感受性を改善することができる。例えば、工具は
有限のシステム応答時間、つまり、不正確に校正したデ
カップリングセンサの信号と、クラッチがピークトルク
を伝達する時間との間よりも長い時間を有しているの
で、剛結合ファスナは点Aに到達する前にセンサが作動
しても影響されないであろう。然しながら、軟結合は非
常に長い時間に渡って生じるので、センサが点Aの前に
作動し、目標トルクを伝達する前に制動することもあり
得る。
【0082】作用上、トルクが所定レベルに達してラッ
チ50が係合解除したとき、被駆動カムディスク164
がプランジャ382を打擲し、軸方向前方に移動させ薄
膜スイッチ380との接触が離れ、開成スイッチ状態と
なる。この開成スイッチ状態は、薄膜スイッチ380が
信号を制御回路44に送信した後に生じる。次いで、電
気回路が上述のように作用する。プランジャ382の薄
膜スイッチ380からの離反動作により、このシステム
は、プランジャ382の移動行程が増加しても薄膜スイ
ッチ380とプランジャ382との間の距離が増加する
のみで、プランジャ382の全行程に渡って不感受性と
なる。プランジャの連続的な移動が継続して切換部材に
荷重を与える状態とは反対である。
【0083】クラッチ50は、モータの制動の後に再係
合する。戻りバネ386がプランジャ382を付勢して
薄膜スイッチ380と接触するように復帰させる。これ
により、閉成スイッチ状態となる。従って、スイッチ3
80が再び開成するまで制御回路44には信号が送出さ
れない。
【0084】上述のデカップリングセンサは、従来のク
ラッチセンサスイッチよりも有利である。と言うのは、
本発明のデカップリングセンサに設けた薄膜スイッチ3
80が、デカップリングセンサのための非常に予測可能
に厳密に管理された作動点を校正しているからである。
更に、薄膜スイッチは、関連する数百万回のサイクル寿
命を有しており、デカップリングセンサの補修と修理と
が最小限となる。更に、デカップリングセンサの再校正
は、当業者に周知の単純なフィラーゲージにより容易に
行われる。
【0085】図10および図22、23を参照すると、
図示するように、ゴム栓390がデカップリングセンサ
スイッチをハウジング内に固定するために利用される。
このゴム栓は、ハウジングの射出成形の間に一体的に成
形される。ベース材料は、デカップリングセンサスイッ
チの位置に対応してハウジングに形成された開口部を有
している。従ってオーバーモールド外皮層は、上記開口
部を貫通して押し出されるようにベース材料に適用さ
れ、そして冷却に際して栓390が形成される。栓39
0を設けることにより、工具のための付加的な取付装置
の必要性がなくなる。こうちえ、工具のコストと組立の
複雑さが低減される。
【0086】図1を参照すると、工具潤滑液アクセスポ
ートが一般的に参照番号392にて示されている。潤滑
液アクセスポート392は、以下に説明するハウジング
の成形工程の間に、ハウジング12の基部を形成するベ
ース材料に形成される。オーバーモールド外皮層14
が、ポート392の上方で窪みのある表面を構成し工具
ハウジングに目に見える凹部が形成される。既述したよ
うに、オーバーモールド外皮材料は好ましくは、針で差
し貫かれたときに自己封止できるネオプレンゴムである
が、同様の特性を呈する他の材料を用いることもでき
る。
【0087】作用に際して、潤滑装置(図示せず)から
の針をオーバーモールド外皮層からアクセスポートに挿
入し、ハウジング内の所望の構成要素に潤滑液を供給す
る。典型的に、潤滑すべき構成要素は、ボールベアリン
グ、カム面、スプライン、ボールキャリア、歯車列の要
素、スリーブベアリング、移動止め構造などである。オ
ーバーモールド外皮層は自己封止特性により潤滑針を引
き出すことができる。こうして、周知のオーバーモール
ド成形技術を用いて、漏れのない潤滑液ポートを形成す
ることが可能となり、工具の内部構成要素を潤滑するた
めに、工具のハウジングを完全に開放する必要がなくな
る。
【0088】既述の説明は本発明の好ましい実施形態に
関するものであるが、特許請求の範囲の適正な範囲と公
正な手段とを逸脱することなく、本発明を修正すること
が可能である。特に、既述の制御回路は、所定の状態設
定に応答して、モータランモードとブレーキモードの両
方を必要とする、電動モータに基づいた応用に用いるこ
とができる。本発明の他の種々の利点は、特許請求との
関連において当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による製造組立工具
の側面図である。
【図2】図1の電動工具の部分断面側面図である。
【図3】電動工具のモータと変速機の連結を示す平面図
である。
【図4】図2において矢印3−3の方向に見た電動工具
のモータの正面図である。
【図5】図1に示した電動工具の側面図であり、工具ハ
ウジングおよび後部キャップの側面を示す図である。
【図6】キャップを取り外し、モータを挿入した工具ハ
ウジングの後方立面図である。
【図7】キャップのハウジングへの連結を示す図1の電
動工具の後方部の後方立面図である。
【図8】本発明の遊星ギア変速機の断面図である。
【図9】クラッチ装置と、トルク調節カラーと、デカッ
プリングセンサの拡大断面図である。
【図10】図9のデカップリングセンサスイッチの開成
状態を示す斜視図である。
【図11】図9に示した板バネの正面図である。
【図12】クラッチ装置とトルク調節カラーを断面にし
て示す平面図である。
【図13】図9のクラッチ装置のクラッチプレートの分
解斜視図である。
【図14】クラッチ係合状態でのカムディスクとボール
の相対動作を示す略示断面図である。
【図15】クラッチ係合解除状態でのカムディスクとボ
ールの相対動作を示す略示断面図である。
【図16】クラッチ再係合状態でのカムディスクとボー
ルの相対動作を示す略示断面図である。
【図17】図12において矢視線14−14に沿う調節
ナットの断面図である。
【図18】本発明のトルク調節カラーの正面ずである。
【図19】本発明のトルク調節カラーの平面図である。
【図20】本発明の制御回路の略示回路図である。
【図21】本発明の制御回路の略示回路図である。
【図22】互いに対面配置されたクラッチ駆動カムディ
スクおよびクラッチ被駆動カムディスクの回転に対す
る、クラッチ被駆動カムディスクの軸方向の変位を示す
グラフである。
【図23】一体的に成形された栓を示すハウジングの断
面図である。
【符号の説明】
10…電動式製造組立工具 12…ハウジング 32…モータ 38…キャップ 42…変速機 44…制御回路 50…クラッチ 52…トルク調節カラー 56…クラッチセンサスイッチ 180…調節ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス アール.パークス アメリカ合衆国,メリーランド 21093, ティモニウム,オークウェイ ロード 100 (72)発明者 トッド エー.ヘイガン アメリカ合衆国,ペンシルベニア 17366, ウインドソー,ボックス 205ピー,アー ル.ディー.ナンバー2 (72)発明者 プラディープ クマー ナンダム アメリカ合衆国,メリーランド 02176, メルローズ,スイト 4,インガルス コ ート 10 (72)発明者 ルーズ アール.ベイレイ,ジュニア アメリカ合衆国,ペンシルベニア 17352, ニューパーク,カレア ロード ボックス 256−1,アールアール1

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のトルクレベルまでファスナを駆動
    するための電動工具において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に収納されハウジングに対して軸止さ
    れたスピンドルを回転駆動するモータと、 前記モータと前記スピンドルとの間に配設され、係合位
    置と、前記ファスナが所定のトルクレベルに達したとき
    の係合解除位置の間で動作可能なクラッチと、 前記モータを回転させるラン回路と、前記モータを制動
    させるブレーキ回路とを有する、前記モータを作動させ
    るための制御回路と、 前記制御回路に電気的に接続されたスイッチ組立体、す
    なわち、前記クラッチが係合位置にあるときの第1の位
    置と、前記クラッチが係合解除位置にあるときの第2の
    位置の間で移動できるように、前記クラッチと作用上共
    働するスイッチ組立体とを具備して成り、 前記制御回路が、前記モータを起動させるために前記ラ
    ン回路を作動可能とするとともに、前記スイッチ組立体
    が前記第1の位置に所定時間とどまった後に前記スイッ
    チ組立体の前記第2の位置への切換に応答して、前記ラ
    ン回路を作動不能とし、かつ、前記ブレーキ回路を作動
    可能として前記ファスナの駆動を終了する電動工具。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ組立体が、 前記制御回路と相互作用をなすスイッチであって、閉成
    位置と開成位置との間で動作可能なスイッチと、 前記ハウジングに対して摺動自在に配設され、前記スイ
    ッチを前記開成位置と前記閉成位置との間で移動させる
    プランジャと、 前記スイッチを前記閉成位置に付勢する付勢部材とを具
    備する請求項1に記載の工具。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ組立体が、更に、前記ハウ
    ジング内に摺動自在に設けられたセンサブッロクであっ
    て、前記プランジャが該センサブロック内に摺動自在に
    取り付けられて成る請求項2に記載の工具。
  4. 【請求項4】 前記工具が、更に、前記所定のトルクレ
    ベルを調節する調節装置を具備する請求項1に記載の工
    具。
  5. 【請求項5】 前記クラッチが、 前記モータに連結され第1の複数の凹部を有する駆動カ
    ムディスクと、 前記スピンドルに連結され第2の複数の凹部を有する被
    駆動カムディスクと、 前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部の各々に配設さ
    れ、前記駆動カムを前記被駆動カムに係合させる複数の
    ボールとを具備する請求項1に記載の工具。
  6. 【請求項6】 前記駆動カムが、更に、前記隣接する第
    1の凹部の各対の間に配設された第1の溝を有し、 前記被駆動カムが、更に、前記隣接する第2の凹部の各
    対の間に配設された第2の溝を有して成る請求項5に記
    載の工具。
  7. 【請求項7】 前記第1と第2の溝は、前記隣接する凹
    部の各対の間で深さが増加している請求項6に記載の工
    具。
  8. 【請求項8】 前記工具が、更に、 前記所定のトルクレベルを調節するために前記ハウジン
    グに配設された調節装置と、 前記ハウジングに対して回転自在に設けられたカラーと
    を具備し、 前記カラーが第1の孔を有し、前記ハウジングが第2の
    孔を有しており、前記カラーを回転させることにより、
    前記第1の孔が前記第2の孔に対して一直線上に並び前
    記調節装置にアクセスすることが可能となるように配置
    されている請求項1に記載の工具。
  9. 【請求項9】 前記カラーには、特定のトルクレベルに
    関連した表記が成されている請求項8に記載の工具。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングが、第1の位置決め手
    段を有しており、前記モータが第2の位置決め手段を有
    しており、前記モータを前記ハウジング内において正し
    く位置決めするために、前記第1の位置決め手段が前記
    第2の位置決め手段と共働する請求項1に記載の工具。
  11. 【請求項11】 前記工具が、更に、前記ハウジングに
    着脱自在に取り付けられたキャップを具備して成り、前
    記キャップが前記モータを前記ハウジングから取り外す
    ためのアクセスを提供する請求項1に記載の工具。
  12. 【請求項12】 前記キャップが前記ハウジング内の前
    記モータに取り付けられている請求項11に記載の工
    具。
  13. 【請求項13】 前記工具が、更に、前記モータと前記
    クラッチとの間に配設された多速度変速機を具備して成
    る請求項1に記載の工具。
  14. 【請求項14】 前記ハウジングが、 殻体と、 前記殻体を包み、前記殻体よりも柔軟な材料から成るオ
    ーバーモールド外皮体とを具備する請求項1に記載の工
    具。
  15. 【請求項15】 前記オーバーモールド外被体が、差し
    貫かれたときに自己封止する請求項14に記載の工具。
  16. 【請求項16】 前記所定時間は、前記スイッチ組立体
    の跳ね返りの効果を除去するために十分な長さの時間で
    ある請求項1に記載の工具。
  17. 【請求項17】 所定のトルクレベルまでファスナを駆
    動する工具において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に配設されたモータと、 前記ハウジング内において前記ハウジングに対して相対
    的に回転自在に配設されたスピンドルと、 前記モータと前記スピンドルとの間に配設され、係合位
    置と、前記ファスナが所定のトルクレベルに達したとき
    の係合解除位置の間で動作可能なクラッチとを具備して
    成り、 前記クラッチが、 前記モータに連結され第1の複数の凹部を有する駆動カ
    ムディスクと、 前記スピンドルに連結され第2の複数の凹部を有する被
    駆動カムディスクと、 前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部の各々に配設さ
    れ、前記駆動カムを前記被駆動カムに係合させる複数の
    ボールとを具備する工具。
  18. 【請求項18】 前記駆動カムディスクが、更に、前記
    隣接する第1の凹部の各対の間に配設された第1の溝を
    有し、 前記被駆動カムが、更に、前記隣接する第2の凹部の各
    対の間に配設された第2の溝を有して成る請求項17に
    記載の工具。
  19. 【請求項19】 前記第1と第2の溝は、前記隣接する
    凹部の各対の間で深さが増加している請求項18に記載
    の工具。
  20. 【請求項20】 前記工具が、更に、前記所定のトルク
    レベルを調節するための調節装置を具備する請求項17
    に記載の工具。
  21. 【請求項21】 前記駆動カムディスクが、前記スピン
    ドルに対して摺動自在に配設されており、 前記調節装置が、前記スピンドルに関して螺合された調
    節ナットと、 前記調節ナットと前記被駆動カムディスクとの間に配設
    され、前記被駆動カムディスクを前記駆動カムディスク
    の方向に付勢する付勢部材とを具備する請求項20に記
    載の工具。
  22. 【請求項22】 前記工具が、更に、前記調節ナットと
    前記スピンドルとの間に配設された移動止めカップを具
    備し、前記移動止めカップが前記調節ナットの回転に抵
    抗して作用する請求項21に記載の工具。
  23. 【請求項23】 前記工具が、更に、前記ハウジングに
    関して相対的に回転自在に配設されたカラーを具備し、 前記カラーが第1の孔を有し、前記ハウジングが第2の
    孔を有しており、前記カラーを回転させることにより、
    前記第1の孔が前記第2の孔に対して一直線上に並び前
    記調節装置にアクセスすることが可能となるように配置
    されている請求項21に記載の工具。
  24. 【請求項24】 前記カラーには、特定のトルクレベル
    に関連した表記が成されている請求項23に記載の工
    具。
  25. 【請求項25】 前記ハウジングが、第1の位置決め手
    段を有しており、前記モータが第2の位置決め手段を有
    しており、前記モータを前記ハウジング内において正し
    く位置決めするために、前記第1の位置決め手段が前記
    第2の位置決め手段と共働する請求項17に記載の工
    具。
  26. 【請求項26】 前記工具が、更に、前記ハウジングに
    着脱自在に取り付けられたキャップを具備して成り、前
    記キャップが前記モータを前記ハウジングから取り外す
    ためのアクセスを提供する請求項17に記載の工具。
  27. 【請求項27】 前記キャップが前記ハウジング内の前
    記モータに取り付けられている請求項26に記載の工
    具。
  28. 【請求項28】 前記工具が、更に、前記モータと前記
    クラッチとの間に配設された多速度変速機を具備して成
    る請求項17に記載の工具。
  29. 【請求項29】 前記ハウジングが、 殻体と、 前記殻体を包み、前記殻体よりも柔軟な材料から成るオ
    ーバーモールド外皮体とを具備する請求項17に記載の
    工具。
  30. 【請求項30】 前記オーバーモールド外皮体が、差し
    貫かれたときに自己封止する請求項29に記載の工具。
  31. 【請求項31】 所定のトルクレベルまでファスナを駆
    動する工具において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に配設されたモータと、 前記ハウジング内において前記ハウジングに対して相対
    的に回転自在に配設されたスピンドルと、 前記モータと前記スピンドルとの間に配設され、係合位
    置と、前記ファスナが所定のトルクレベルに達したとき
    の係合解除位置の間で動作可能なクラッチと、 前記所定のトルクレベルを調節するための調節装置と、 前記ハウジングに関して相対的に回転自在に配設された
    カラーとを具備し、前記カラーが第1の孔を有し、前記
    ハウジングが第2の孔を有しており、前記カラーを回転
    させることにより、前記第1の孔が前記第2の孔に対し
    て一直線上に並び前記調節装置にアクセスすることが可
    能となるように配置されている工具。
  32. 【請求項32】 前記カラーには、特定のトルクレベル
    に関連した表記が成されている請求項31に記載の工
    具。
  33. 【請求項33】 前記クラッチが、 前記モータに連結され第1の複数の凹部を有する駆動カ
    ムディスクと、 前記スピンドルに連結され第2の複数の凹部を有する被
    駆動カムディスクと、 前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部の各々に配設さ
    れ、前記駆動カムを前記被駆動カムに係合させる複数の
    ボールとを具備する請求項31に記載の工具。
  34. 【請求項34】 前記駆動カムディスクが、更に、前記
    隣接する第1の凹部の各対の間に配設された第1の溝を
    有し、 前記被駆動カムが、更に、前記隣接する第2の凹部の各
    対の間に配設された第2の溝を有して成る請求項33に
    記載の工具。
  35. 【請求項35】 前記第1と第2の溝は、前記隣接する
    凹部の各対の間で深さが増加している請求項34に記載
    の工具。
  36. 【請求項36】 前記駆動カムディスクが、前記スピン
    ドルに対して摺動自在に配設されており、 前記調節装置が、前記スピンドルに関して螺合された調
    節ナットと、 前記調節ナットと前記被駆動カムディスクとの間に配設
    され、前記被駆動カムディスクを前記駆動カムディスク
    の方向に付勢する付勢部材とを具備する請求項33に記
    載の工具。
  37. 【請求項37】 前記工具が、更に、前記調節ナットと
    前記スピンドルとの間に配設された移動止めカップを具
    備し、前記移動止めカップが前記調節ナットの回転に抵
    抗して作用する請求項36に記載の工具。
  38. 【請求項38】 前記ハウジングが第1の位置決め手段
    を有しており、前記モータが第2の位置決め手段を有し
    ており、前記モータを前記ハウジング内において正しく
    位置決めするために、前記第1の位置決め手段が前記第
    2の位置決め手段と共働する請求項31に記載の工具。
  39. 【請求項39】 前記工具が、更に、前記ハウジングに
    着脱自在に取り付けられたキャップを具備して成り、前
    記キャップが前記モータを前記ハウジングから取り外す
    ためのアクセスを提供する請求項31に記載の工具。
  40. 【請求項40】 前記キャップが前記ハウジング内の前
    記モータに取り付けられている請求項39に記載の工
    具。
  41. 【請求項41】 前記工具が、更に、前記モータと前記
    クラッチとの間に配設された多速度変速機を具備して成
    る請求項31に記載の工具。
  42. 【請求項42】 前記ハウジングが、 殻体と、 前記殻体を包み、前記殻体よりも柔軟な材料から成るオ
    ーバーモールド外皮体とを具備する請求項31に記載の
    工具。
  43. 【請求項43】 前記オーバーモールド外皮体が、差し
    貫かれたときに自己封止する請求項42に記載の工具。
  44. 【請求項44】 所定のトルクレベルまでファスナを駆
    動するための電動工具であって、ハウジングと、前記ハ
    ウジング内に収納されハウジングに対して軸止され、フ
    ァスナと係合し駆動するように適合した出力スピンドル
    を回転駆動するモータと、前記モータと前記出力スピン
    ドルとの間に配設され、前記出力スピンドルに付与され
    た、前記所望のトルクレベルを達成するトルクに応答し
    て、前記モータからトルクが前記出力スピンドルに付与
    される係合位置から、前記モータからのトルクが実質的
    に前記出力スピンドルに付与されない係合解除位置へ動
    作可能なクラッチと、前記クラッチが係合位置にあると
    きの第1の状態から、前記クラッチが係合解除位置にあ
    る第2の状態に切り換えるために、前記クラッチと共働
    し、同クラッチの動作に応答するクラッチスイッチと、
    を具備する工具において、 前記工具が、前記モータの起動と制動とを制御するため
    の制御回路であって、該制御回路が、 前記モータに接続されたラン回路、すなわち、該ラン回
    路が作動可能となったときに前記モータが起動されるよ
    うに適合したラン回路と、 前記モータに接続されたブレーキ回路、すなわち、該ブ
    レーキ回路が作動可能となったときに前記モータが制動
    されるように適合したブレーキ回路と、 前記ラン回路と前記ブレーキ回路とに接続され、前記ラ
    ン回路と前記ブレーキ回路とを作動可能とする制御をな
    す論理回路と、 前記クラッチ位置を監視するために前記クラッチスイッ
    チに接続された監視回路、すなわち、前記クラッチスイ
    ッチが前記第1の状態に所定の時間あった後に第1の信
    号を前記論理回路に送出し、前記クラッチスイッチが前
    記第2の状態にあるときに第2の信号を前記論理回路に
    送出する監視回路とを具備して成り、 前記論理回路が、前記監視回路からの前記第1の信号の
    受信に先立って、前記監視回路からの前記第2の信号を
    受信した場合にのみ応答して、前記ラン回路を作動不能
    とし、かつ、前記ブレーキ回路を作動可能とすることが
    可能となっている電動工具。
  45. 【請求項45】 前記監視回路が、時間遅れ回路、すな
    わち、前記クラッチスイッチが前記第1の状態に切り換
    わったことに応答するともに、前記第1の所定時間の
    間、前記クラッチスイッチが前記第1の状態に維持され
    た後に、前記第1の信号を送出するように適合されてい
    る請求項44に記載の工具。
  46. 【請求項46】 前記論理回路は、前記ブレーキ回路を
    作動可能とし、かつ、前記ラン回路を作動不能とするこ
    とができるようになる前に、準備ができており、更に、
    前記監視回路からの前記第1の信号を受信して前記論理
    回路が準備ができた状態となる請求項45に記載の工
    具。
  47. 【請求項47】 前記所定時間は、前記スイッチ組立体
    の跳ね返りの効果を除去するために十分な長さの時間で
    ある請求項45に記載の工具。
  48. 【請求項48】 前記監視回路が第2の時間遅れ回路を
    具備しており、該第2の時間遅れ回路は、前記ラン回路
    が作動可能な状態にあるときに、より長い第2の所定時
    間の間、前記クラッチスイッチが前記第2の状態にある
    ときに、前記第1の信号を発生するように適合している
    請求項47に記載の工具。
  49. 【請求項49】 前記第2の所定時間は、前記係合解除
    位置にあるクラッチがスタックしていることを検知する
    のに十分な長さである請求項48に記載の工具。
  50. 【請求項50】 前記ブレーキ回路が、該ブレーキ回路
    が作動可能となる前に、前記ラン回路が作動不能となる
    ことを確実にするために、該ブレーキ回路が作動可能と
    なることを遅らせるための時間遅れ回路を具備している
    請求項44に記載の工具。
  51. 【請求項51】 前記ラン回路が作動可能となったとき
    に、前記ブレーキ回路が作動不能となることを確実にす
    るために、前記ラン回路が、前記ブレーキ回路に接続さ
    れたクランプ回路手段を具備する請求項50に記載の工
    具。
  52. 【請求項52】 所定のトルクレベルまでファスナを駆
    動するための電動工具であって、ハウジングと、前記ハ
    ウジング内に収納されハウジングに対して軸止され、フ
    ァスナと係合し駆動するように適合した出力スピンドル
    を回転駆動するモータと、前記モータと前記出力スピン
    ドルとの間に配設され、前記出力スピンドルに付与され
    た、前記所望のトルクレベルを達成するトルクに応答し
    て、前記モータからトルクが前記出力スピンドルに付与
    される係合位置から、前記モータからのトルクが実質的
    に前記出力スピンドルに付与されない係合解除位置へ動
    作可能なクラッチと、前記クラッチが係合位置にあると
    きの第1の状態から、前記クラッチが係合解除位置にあ
    る第2の状態に切りきえるために、前記クラッチと共働
    し、同クラッチの動作に応答するクラッチスイッチと、
    を具備する工具において、 前記工具が、前記クラッチスイッチの位置に応答して前
    記モータの起動を制御するための制御回路手段であっ
    て、該制御回路手段は、前記クラッチスイッチが前記第
    1の状態にあるとき前記モータを起動し、前記クラッチ
    スイッチが前記第1の状態に所定時間あることを検知
    し、前記クラッチスイッチが前記第2の状態にあると
    き、前記モータを除勢させる制御回路手段を具備する工
    具。
  53. 【請求項53】 前記所定時間は、前記スイッチ組立体
    の跳ね返りの効果を除去するために十分な長さの時間で
    ある請求項52に記載の工具。
  54. 【請求項54】 前記制御回路が、更に、前記モータが
    除勢されているとき、前記モータを力学的に制動するブ
    レーキ回路を具備する請求項53に記載の工具。
  55. 【請求項55】 前記制御回路が、更に、前記モータが
    力学的に制動される前に、前記モータを確実に除勢する
    ためのタイミング回路手段を具備する請求項54に記載
    の工具。
  56. 【請求項56】 電動工具ハウジングにモータを収納す
    るための取付組立体において、 前記ハウジング内に設けられ第1の位置決め手段を有す
    る変速機カバーと、 前記モータを収納し第2の位置決め手段を有するモータ
    ハウジングとを具備し、前記第1の位置決め手段が、前
    記第2の位置決め手段と合致しており、前記モータを開
    口部から前記ハウジング内に挿入したときに、前記モー
    タを前記ハウジング内に正しく位置決めし、 前記取付組立体は、更に、前記開口部を覆うように前記
    ハウジングに着脱自在に取り付けられたキャップ手段で
    あって、該キャップ手段が前記ハウジングに取り付けら
    れたとき、前記モータを前記ハウジングの前方に付勢
    し、該キャップを取り外すことにより前記開口部を通し
    て前記モータにアクセス可能となるキャップ手段を具備
    する取付組立体。
  57. 【請求項57】 前記取付組立体が、更に、前記ハウジ
    ングの後方内部に一体的に形成され、前記モータのリン
    グにより形成されるC字上のスロットに係合するリブを
    具備する請求項56に記載の取付組立体。
  58. 【請求項58】 前記キャップ手段が、前記モータを前
    方に付勢するための内リングを具備する請求項56に記
    載の取付組立体。
  59. 【請求項59】 前記取付組立体が、更に、前記モータ
    の広報部と前記内リングとの両者に係合するOリングを
    具備する請求項56に記載の取付組立体。
  60. 【請求項60】 電動工具用のハウジングにおいて、 内室を形成するベース殻体であって、該ベース殻体によ
    り形成される内室にアクセスするための少なくとも1つ
    の開口部が形成されたベース殻体と、 前記ベース殻体を覆うオーバーモールド外皮体であっ
    て、前記開口部を通過して前記内室内に延びる前記電動
    工具のための構成要素を形成する突出部を有するオーバ
    ーモールド外皮体とを具備するハウジング。
  61. 【請求項61】 所定のトルクレベルまでファスナを駆
    動する電動工具、すなわち、ハウジングと、前記ハウジ
    ング内に収納されハウジングに対して軸止され、ファス
    ナと係合し駆動するように適合した出力スピンドルを回
    転駆動するモータと、前記モータと前記出力スピンドル
    との間に配設され、前記出力スピンドルに付与された、
    前記所望のトルクレベルを達成するトルクに応答して、
    前記モータからトルクが前記出力スピンドルに付与され
    る係合位置から、前記モータからのトルクが実質的に前
    記出力スピンドルに付与されない係合解除位置へ動作可
    能なクラッチと、前記クラッチが係合位置にあるときの
    第1の状態から、前記クラッチが係合解除位置にある第
    2の状態に切りきえるために、前記クラッチと共働し、
    同クラッチの動作に応答するクラッチスイッチと、を具
    備する電動工具を用いて、ネジファスナを所定のトルク
    まで装着する方法において、 (a)前記ファスナを駆動するためにモータを付勢する
    工程と、 (b)前記クラッチスイッチが、所定の第1の時間、前
    記第1の状態にあることを検知して前記クラッチが係合
    位置にあることを検知する工程と、 (c)前記クラッチスイッチが前記第1の状態から前記
    第2の状態に切り換わったことを検知して前記クラッチ
    が係合解除位置に移動したことを検知する工程と、 (d)前記モータを除勢する工程を含むネジファスナの
    装着方法。
  62. 【請求項62】 前記工程(d)の後に、モータを力学
    的に制動する工程を更に含む請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 前記所定時間は、前記スイッチ組立体
    の跳ね返りの効果を除去するために十分な長さの時間で
    ある請求項61に記載の方法。
  64. 【請求項64】 前記方法が、更に、工程(a)におい
    てモータを最初に付勢した後に、クラッチが係合位置に
    ある場合に、より長い第2の所定時間の後にモータを除
    勢する工程を含む請求項63に記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記第2の所定時間は、前記係合解除
    位置にあるクラッチがスタックしていることを検知する
    のに十分な長さである請求項64に記載の方法。
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