JP2003520695A - 空力ロータリ工具 - Google Patents

空力ロータリ工具

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JP2003520695A JP2001554834A JP2001554834A JP2003520695A JP 2003520695 A JP2003520695 A JP 2003520695A JP 2001554834 A JP2001554834 A JP 2001554834A JP 2001554834 A JP2001554834 A JP 2001554834A JP 2003520695 A JP2003520695 A JP 2003520695A
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
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Abstract

(57)【要約】 空力ロータリ工具は主にプラスチックにより形成されたハウジングを備え、工具の重量と価格が大幅に低減されている。このエアモータは経済的に組立て可能に形成される一方、前記ハウジングが衝撃に曝されたときには大きな構造上の安定性を示す。前記工具は、前記エアモータに入る圧縮エアの量を制御するトルクセレクタを有しており、これによって前記モータのトルク出力を制御する。ユーザは前記トルクセレクタを固有のトルク値に対応したいずれかのセット位置に調整する。前記工具は更に、早期及び後続の各段階の排気ポートを備え、エアモータ内のバック圧力がモータ回転や工具動力を低減させることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は一般に空力ロータリ工具に関し、より具体的にはプラスチック・ハウ
ジングと、圧縮エアを効率的に使用できる変動トルク設計とを備えた改善された
空力ロータリ工具に関する。
【0002】 (背景技術) 本発明は特に、ボルトやナットなどの締め付け要素を回すソケットを備えた出
力シャフトを回転させるための動力工具に関する。この種の工具は、自動車の修
理や工業的用途にしばしば使用される。従来、空力ロータリ工具は、多数の金属
内部部品を含む金属外装ハウジングから構成されている。これらの工具は、その
金属構造であることから頑丈で耐久性に富むが、金属製である故にかなり重く、
コスト高となっている。工具を通って流れる圧縮エアがこの種の工具に動力を付
与する。工具内でエアが膨張すると、内部モータの動作が誘起され、工具に動力
が与えられる。
【0003】 (発明が解決しようとする課題) 工具製造業者にとって、金属の工具と同様の耐久性を持ち、適切であればプラ
スチック等の軽量材料で形成された部分を採用することで工具の重量とコストを
軽減した空力ロータリ工具を提供することが目標である。このような工具を設計
することの1つの難点は、プラスチックの剛性が鋼などの強い金属に比べて低い
ことである。例えばプラスチック工具が硬い表面に落下すると工具内部の金属の
エアモータが移動し、ハウジング及び出力シャフトに対して位置ずれを生じ、も
しくは傾斜することから工具が使用不能となる。この問題のため、工具製造業者
はモータが工具内で傾斜することがないよう設計された複雑な内部モータケース
の製造を余儀なくされていた。例えば、米国特許第5,346,024号(ガイガー氏ほ
か)は、モータシリンダ15と記述されるこの種のモータケースを開示している
。このケースは、一端が閉鎖され、当該閉鎖端末が延びてバックヘッド26、ボ
ア27などの複数の部品を含む円筒形状をしている。これらの円筒、バックヘッ
ド、ボアは一体構造であり、閉鎖端末を持つ円筒の製造を更に困難なものとして
いる。したがって、これらのケースは製造コストが高く、他の部品に対してプラ
スチック等のより軽量で安価な材料を使用することのコスト利益を低減させてい
る。以上より、軽量材料と金属部品との双方を利用して安価に形成される工具が
望まれている。
【0004】 加えて、従来のロータリ工具はしばしば、ユーザの入力に応じてトルクを調整
する機構を採用している。このような工具の1つでは、エアモータ内のバック圧
力をトルク出力の調整のために使用している。モータ内のバック圧力が高まると
モータのトルク出力は低減する。このような設計は、工具を動かすために最大の
圧縮エアの流れを使用するものの、その最大の力よりも低いレベルで操作される
ことから効率的ではない。低いトルクのセッティングにおいては、エアのほとん
どはモータにバック圧力をかけるためにモータをバイパスし、工具に何らの動力
をも与えない。このことから、より少ない圧縮エアを使用してトルクをより効率
的に調整できる工具が必要とされている。その上、モータ内のバック圧力を低減
可能な工具は、同じ作用のために使用するエアを少なくできるため、より効率的
に動作する。
【0005】 典型的なエアモータは、複数のベーンを有するロータを備え、このベーン上に
圧縮エアが作用してロータの回転を誘起する。圧縮エアのポケットは隣接するベ
ーン間に形成されるコンパートメント内に受け入れられる。従来のロータリ工具
は、モータから圧縮エアを排出するため、通常1つの排気ポートをエアモータに
備えている。各ロータコンパートメントがこの排気ポートを通過すると、そのコ
ンパートメント内の多くのエアが前記排気ポートを通過し、モータ外に排出され
る。コンパートメントが前記排気口を通過した後にコンパートメント内に残るエ
アは、当該コンパートメント内に閉じ込められる。コンパートメントの体積はモ
ータのサイクルが完結に近づくと減少し、ロータが回転を継続するにはコンパー
トメント内のエアを圧縮しなければならない。コンパートメント内でエアを圧縮
する(バック圧力)と、回転するロータの回転速度を減少させる。バック圧力は
モータの効率を低減させることから、エアモータ内でのバック圧力のロスを低減
させる空力ロータリ工具が望まれている。
【0006】 本発明の幾つかの目的と特徴の中でも特記すべきものには、主にプラスチック
・ハウジングによる、より軽量で安価な空力ロータリ工具の提供; 衝撃時に内
部構成要素の位置ずれに抵抗するプラスチック・ハウジングを有する前記工具の
提供; 保持するのに快適な前記工具の提供; 締め付け具を使用せずに構成要
素を固定するプラスチック・ハウジングを有する工具の提供; ユーザによって
調整が可能な4つの個別レベルでトルクの調整ができる前記の空力ロータリ工具
の提供; 工具内に導入されるエアの量を低減することによってモータのトルク
出力を効率的に制御するため、工具に入る圧縮エアを絞る前記の空力ロータリ工
具; モータ内のバック圧力を軽減し、モータ効率を高める前記のような空力ロ
ータリ工具の提供、が含まれる。
【0007】 (その解決手段) 一般に、本発明に係る空力ロータリ工具は、出力シャフトをその長手方向の軸
回りに回転可能に支持するハウジングを有する。前記シャフトは、対象物にトル
クを伝達するため、前記ハウジングから突出している。エアモータが前記ハウジ
ング内に配置され、前記出力シャフトの駆動回転のために前記出力シャフトに接
続される。圧縮エア源との接続のため、前記ハウジングに支持されたエア取入口
が形成される。モータに圧縮エアを提供してモータに動力を与えるため、前記エ
ア取入口から前記モータに空気流路が延びている。前記ハウジングに支持された
エア排出口が、モータから前記工具ハウジングの外へエアを排出する。前記エア
モータは、第1の開放端末と第2の開放端末とを有する円筒状の支持スリーブと
、ロータの回転時にロータから半径方向外側へ延びる複数のベーンを有し、前記
支持スリーブ内で回転可能なロータと、前記第1の開放端末に取り付けられる第
1の端末キャップと、前記第2の開放端末に取り付けられる第2の端末キャップ
とから構成されている。前記第1よおび第2の両端末キャップは、前記支持スリ
ーブとは別個に形成され、工具使用時に力が加わったときに前記ハウジングに対
して傾斜しないよう前記支持スリーブを前記ハウジング内に支持するために前記
支持スリーブとかみ合う。
【0008】 本発明の他の態様では、空力ロータリ工具は、一般に上述したようにハウジン
グと、出力シャフトと、エアモータと、エア取入口と、エア通路と、エア排気口
とから構成される。加えて、当該工具は、前記通路を流れるエアの流れを調整す
る位置で前記ハウジングに支持されたトルクセレクタを備える。
【0009】 本発明の更に他の態様において、ロータリベーン・エアモータは、円筒状モー
タハウジングと、ロータと、第1の排出ポートと、第2の排出ポートとから構成
される。当該ロータは前記モータハウジング内で回転可能であり、モータの回転
時に前記モータハウジングの内部に接触するよう前記モータから半径方向外側に
延びる複数のベーンを有する。回転方向の最も前方にあるベーンは先行ベーン、
その直後に続くボーンは追従ベーンである。隣接する2つのベーンは前記ロータ
が回転する際に圧縮エアを受け入れるための複数の空洞をモータ内に形成し、こ
れらのベーンは取入口の前を通過する。圧縮エアは前記先行ベーンを押し付け、
これによって前記ロータを回転させる。隣接する一対のベーンの間に形成される
複数の空洞は、モータハウジング内での位置に応じて、バルブが回転したときに
各空洞が動力供給段階、排気段階、回復段階へと動くように区分される。ハウジ
ングに関連する排気は、排気と回復段階で追従ベーン上へのバック圧力を抑制す
るため、主要な及び副次的な排気を許容するよう配置される。
【0010】 本発明の更に他の態様において、空力ロータリ工具は、ハウジングと、出力シ
ャフトと、エアモータと、前記ハウジングに支持されたエア取入口とから構成さ
れる。前記エア取入口は、モータに動力を与えて出力シャフトを駆動する圧縮エ
アを供給するため、圧縮エア源に接続できるよう構成されている。前記空気取入
口はさらに、エアが通過する吸気シリンダを備える。前記ハウジングは、この入
口シリンダの周囲に型成形され、この入口シリンダをハウジング内に支持する。
【0011】 本発明の他の態様では、空力ロータリ工具はハウジングとグリップとを含んで
いる。このグリップは、ユーザが工具を確実に掴み、保持できるよう前記ハウジ
ングから下方に延びている。前記グリップは更に、ユーザの手にかかる圧力を和
らげて緩和し、前記グリップとユーザの間との摩擦を高めるために形成された柔
軟材料の外層を含んでいる。
【0012】 本発明の最後の態様において、空力ロータリ工具を組み立てる方法は以下のス
テップから構成される。第1の端末キャップが支持スリーブの1つの端末にかみ
合わされる。ロータと複数のベーンが前記支持スリーブ内に配置される。第2の
端末キャップが、前記支持スリーブの反対側の端末に係合して、前記第1及び第
2のキャップ、ロータ、ベーンが協働でエアモータを構成し、これがハウジング
内に挿入される。マウラー機構ケースが前記ハウジングにかみ合わされ、エンド
カバーが前記ハウジング上に置かれ、複数のボルトが前記エンドカバーとハウジ
ングとを貫通する。これらのボルトは前記マウラー機構ケースにねじ込まれ、こ
こで前記ボルトは前記エンドカバーをハウジングを向けて引き寄せ、ハウジング
をマウラー機構ケースに引き寄せ、これによってエアモータの前記複数の端末キ
ャップと支持スリーブはハウジング内で圧縮され、端末キャップは支持スリーブ
上に当接して前記モータ、ハウジング、エンドカバーは協働でエアモータを前記
工具内で適切に位置決めして保持する。
【0013】 他の目的と特性は一部は自明であり、一部は以降に指摘される。 複数の図面を通して同一の符号は対応する部品を示している。
【0014】 (発明の実施の形態) 各図面、特に図1において、本発明に係る空力ロータリ工具は、一般に符号5
1で示されている。この工具は、ハウジング53と、前記ハウジングの前方のマ
ウラー機構ケース55と、出力シャフト57と、ハウジング53の背後に搭載さ
れるエンドカバー59とを含んでいる。ケース55は前記ハウジングとケースと
の間でほぼ境界がつながっているためハウジング53の一部と捉えることもでき
、工具51を見たときに1つの連続した輪郭の外観を呈する。出力シャフト57
はマウラー機構ケース55の前端63から延びている。マウラー機構ケース55
の後端65はハウジング55につながっている。工具51は更にハウジング53
から下方に延びるグリップ71を備えており、これはユーザが工具を確実に掴ん
で保持することを可能にする。このグリップ71は、ゴムなどの柔軟材料の追加
された外層73を有し、ユーザの手の緩衝と圧力の緩和をもたらす。この外層7
3は一方で、グリップ71とユーザ間の摩擦を大きくし、工具51の取扱いを容
易にする。更に、工具51は、圧縮エアを工具に供給するエア取入口81を有す
る。このエア取入口はグリップ71の下部に設けられ、従来から工業的に利用さ
れているようにエアホース(図示せず)を受け入れる。
【0015】 図2において、工具51は更に、出力シャフト57の回転方向を選択するため
、ハウジング53の背後に設けられた回転セレクタバルブ83を含む。この回転
セレクタバルブ83は、ハウジング53とエンドカバー59内で回動可能であり
、出力シャフト57の回転方向を制御するため工具51内の圧縮エアの流れを切
り換える。エンドカバー59に設けられたトルクセレクタ85は、圧縮エアの流
れを絞ることによって工具51のトルクが制御できるよう前記エンドカバー内で
回動可能である。図示の実施の形態では、このトルクセレクタ85は4つのトル
クのセッティングに対応する4つの個別位置を有している。この回転セレクタバ
ルブ83とトルクセレクタ85の機能に関しては以下に詳述する。
【0016】 加えて、グリップ71の下方にエア取入口81に隣接してエア排出口91が設
けられる(図3参照)。このエア排出口91は、工具51を出る排出エアを放出
する複数の小孔93を含み、排出エアをユーザから離れた向きに排出し、異物が
エア排出口に入るのを防いでいる。
【0017】 工具51の内部部品に移り、図3は前記工具の側面断面を示す。工具51を通
過するエアの流れを一般に線Aで示す。線Aの通路に従って、圧縮エアはまずエ
ア取入口81から工具51に入る。このエア取入口81は取り付け部81aと、
旋回コネクタ81bと、エアが通過するエア取入口シリンダ82とから構成され
ている(図3〜3C参照)。プラスチックハウジング53は型成形工程によって
形成され、この工程で流動状態のプラスチックが取入口シリンダ82の外周を取
り囲み、これとかみ合う。前記取入口シリンダは、ハウジング53が成形される
際にプラスチックが流れ込む環状溝82aを含んでいる。前記プラスチックが硬
化すると、溝82a内にある材料がエア取入口シリンダ82と前記溝でかみ合う
突出部82bとなり、エア取入口81をハウジング内に固定する。ハウジング5
3は取入口シリンダ82を十分に覆っており、この取入口シリンダをハウジング
内に保持するための他の固定具を必要としない。ハウジング53をエア取入口シ
リンダ82の回りに形成するための好ましい型成形工程はこの技術分野でよく知
られたプラスチック射出成形であり、以下に更に詳述する。
【0018】 取り付け部81aは、エア取入口81の軸回りに旋回可能となるよう旋回コネ
クタ81bをスナップリング81cで固定する。ボールと抜け止めなど、スナッ
プリング81c以外の他の固定方法も本発明の範囲内において考えられる。エア
取入口に入る圧縮エアが洩れるのを防ぐため、取り付け部81cと旋回コネクタ
81bとの間をOリング81dがシールする。スナップリング81cとOリング
81dは、取り付け部81a上の旋回コネクタ81bの回転を阻害することはな
い。取り付け部81aの上端にはねじが切られており、エアシリンダ82の下端
内面も同様である。取り付け部81aは、そのフランジ部81eが取入口シリン
ダ82の下端に当接するまで取入口シリンダ82の下端にねじ込まれる。もう1
つのOリング81fが取り付け部81aと取入口シリンダ82との間をシールし
、エアが取入口シリンダから工具の作動部分へと流れるようにする。取り付け部
81aをエア取入口シリンダ82に対して回転させ、これによってねじ82cを
係合させて前記取り付け部を確実に前記シリンダ内にねじ込みができるよう、六
角形状のキー(その一部を82eとして表示)を受け入れ可能に六角形状のキー
ウェイ82dがデザインされている。このキーウェイ82dとキー82eとは、
キーから取り付け部81aへの力の伝達が可能となるどのようなマッチング形状
(例えば、星形、四角形、五角形など)で形成されてもよい。
【0019】 さらに、好ましくはゴムからなる柔軟材料の外層73が、プラスチック成形工
程の後にグリップ71の上に被せて成形される。この好ましい被せ成形は、外層
73を直接グリップ71の上に成形し、この外層を前記グリップの表面と融合さ
せることによってより確実な把持表面をユーザに提供する。この被せ成形では、
グリップと型との間の空間で流動性のゴム材料が受け入れられるよう、グリップ
71よりもやや大きめの型の使用が必要であり、ゴムが架橋するとグリップの外
層73が形成される。ゴムの外層73はグリップ71に直接融合するため、この
外層はグリップにぴったりと嵌り、更なる保持手段を必要としない。このぴった
りとした嵌合は工具51使用中に外層73がグリップ71に対して固定されるこ
とを助け、このためグリップと外層とが動くことなく、ユーザは確実に工具を保
持することができる。
【0020】 取入口81の後、エアは傾斜バルブ95を通過する。この傾斜バルブ95は、
トリガ75(図3参照)を引くことによって開かれる。この傾斜バルブ95は当
該技術分野でよく知られており、その詳細な構造と動作とはここに記述しない。
エアはその後、取入口81の残りの部分を通過し、回転セレクタバルブ83(図
3、4参照)に至る。この回転セレクタバルブ83は、位置決め固定されたバル
ブボデー101(図4、5、6参照)と、このバルブボデー内で回動可能なバル
ブメンバー103(図7、8参照)との2つの部品から構成される。バルブボデ
ー101は円筒形状で、回転セレクタバルブ83へのエアの流入を可能とする第
1の開放端末105を有する。バルブメンバー103は、バルブボデー101を
通過した圧縮エアの流れを第1のサイドポート107もしくは第2のサイドポー
ト109のいずれかから排出させるように導く。バルブメンバー103は圧縮エ
アを導くために当該バルブメンバーと共に回動可能な内部プレート115を有す
る。図4において、第1の位置にあるとき、プレート115は、エアを第1のサ
イドポート107から通過させ、一般に符号119(図17参照)で示すエアモ
ータへエアを供給するために第1の通路117内に導き(後述する)、これによ
ってモータに動力を与え、出力シャフト57を前進方向に駆動する。第2の位置
(図4に破線で示す)にあるときには、プレート115はエアを第2のサイドポ
ート109および第2の通路121内に導き、モータ119にエアを供給して動
力を与え、出力シャフト57を逆方向に駆動する。バルブボデー101は追加の
トップポート127を有し、前記第1もしくは第2の通路117、121に向け
られたエア流れと同時にバルブ83を通過する副次的流れを許容する。この2次
エア流れの詳細は以下に述べる。
【0021】 この空力ロータリ工具51は、インパクトレンチとして知られる各種ロータリ
工具に属する。以下に述べるマウラー機構ケース55内に収納されるマウラー機
構131(図3参照)は、エアモータ119の高速回転エネルギを出力シャフト
57の不連続の高トルクモーメントに置換する。高トルクが連続的に加わるもの
と比較して高トルクインパクトの持続時間が短いため、より大きなモーメントを
出力シャフト57に与える間であってもオペレータはより容易に工具51を保持
することができる。インパクト工具は、高トルクのセッティングが要求される締
め付け要素を締め付け、又は緩めるような場合の高トルク適用時に有用である。
【0022】 エアが回転セレクタバルブ83を通り過ぎると、このエアはエアモータ119
への通路を移動する。このエア通路は、以下により詳細に記すように異なる複数
の通路によって構成され得る。第1に、エアはエアモータ119に至る途中で第
1もしくは第2のいずれかの通路117、121を通過する。第1の通路117
に向けられたエアは、トルクセレクタ85(図4参照)を通過する。上述したよ
うに、このトルクセレクタ85は圧縮エアを制御し、工具51に対する正確な出
力トルクをユーザがセットできるようにしている。エンドカバー59は、ハウジ
ング53の背後に取り付けられる(図3参照)。エンドカバー59に形成された
4つのボルト穴133は、ねじ付きボルト135を受け入れ、エンドカバー59
とマウラー機構ケース55をハウジング53に固定する(図3、10参照)。こ
のボルト135はエンドカバー59の穴133に嵌り、ハウジング53に形成さ
れた長尺のボルト溝137を通過し、マウラー機構ケース55内のねじ穴(図示
せず)に嵌り、これらの工具構成要素を一体に結合する(図2、4、9参照)。
トルクセレクタ85はエンドカバー59内において4つの個別のセッティングの
間で回動する。図9と10は、第1のセッティングを示しており、ここでは第1
の通路117を通過するエアの流れは固定オリフィス143を通過するエアに限
定されている。この固定オリフィス143は第1の通路117よりも小さい断面
を有し、第1の通路を通過するエアを絞っている。トルクセレクタ85は、これ
以外の追加のエアが第1の通路117を通過することを阻止する。この第1のセ
ッティングは、第1の通路117が最小量のエアのみを通過させるため、最低の
トルク出力に相当する。トルクセレクタ85を背後から見たとき、トルクセレク
タ上の矢印145は1のセッティングを指している。
【0023】 図11、12に移って、矢印145は2のセッティングを指しており、ここで
はトルクセレクタ85の第1のポート151が第1の通路117の下部153に
位置合せされ、トルクセレクタのより大きな第2のポート155は、前記第1の
通路の上部157に位置合わせされている。この状態で、いくらかのエアは固定
オリフィス143をバイパスして第1の通路117の上部157に向けて通過す
る。より具体的には、エアは第1の通路117の下部153、第1のポート15
1、セレクタ通路163、第2のポート155を通過し、最後に第1の通路の上
部157に入る。同時に、第1のセッティングと同様、エアは固定オリフィス1
43を継続して通過する。このように、第1の通路117を通過してエアモータ
119に至るエアの総量は、トルクセレクタ85と固定オリフィス143とを通
過するエアの合計量である。固定オリフィス143と同様、第1のポート151
は第1の通路117を通過するエアの量を制御し、工具のパワーを絞っている。
【0024】 図13、14において、矢印145は3のセッティングを指しており、ここで
はトルクセレクタ85の第2のポート155が第1の通路117の下部153に
位置合わせされ、トルクセレクタ85のより大きな第3のポート165が第1の
通路の上部157に位置合せされる。ここでも第1の通路117を通過するエア
の総量は、トルクセレクタ85と固定オリフィス143とを通過するエアの合計
量である。この位置が選択されると、第2のポート155の大きさと固定オリフ
ィス143とが第1の通路117を通過するエアの動きを制御し、工具のパワー
を絞っている。
【0025】 最後の位置(図15、16参照)では、矢印145は4のセッティングを指し
ており、ここではトルクセレクタ85の第3のポート165が第1の通路117
の下部153に位置合わせされ、第3のポートと同一サイズの前記トルクセレク
タの第4のポート167が第1の通路の上部157に位置合わせされる。第1の
通路117を通過するエアの総量は、トルクセレクタ85と固定オリフィス14
3を通過するエアの合計量である。この位置が選択されると、第3のポート16
5の大きさと固定オリフィス143とが第1の通路117を通過するエアの量を
制御し、工具のパワーを前進回転方向で可能な最大のトルクに制御する。このト
ルクセレクタ85は、本発明の範囲から逸脱することなく、より少ないもしくは
より多い数の部品で構成されてもよい。
【0026】 第1の通路117とトルクセレクタ85を通過した後、圧縮エアはエアモータ
119(図17参照)に入る。図3と17に最もよく示されているように、エア
モータ119は、円筒状の支持スリーブ171と、通路スリーブ173と、複数
のベーン177を有するロータ175と、第1の端末キャップ179と、第2の
端末キャップ181とを含んでいる。支持スリーブ171は、第1の開放端末1
89と第2の開放端末191とを有し、これによって支持スリーブの内部に通路
スリーブ173を搭載している(図27、28参照)。第1の端末キャップ17
9は第1の開放端末189に取り付けられ、第2の端末キャップ181は第2の
開放端末191に取り付けられる。前記第1と第2の両端末キャップ179、1
81は、前記支持及び通路スリーブ171、173とは別個に形成される。両端
末キャップ179、181と両スリーブ171、173とは、別部品として経済
的に製造され得る。この設計は、1つの端末キャップとスリーブを単一の部品と
して組み合せたカップ状のモータハウジングを含む従来のデザインとは好対照を
なしている。これらの従来のデザインは、本発明よりも製造コストがかさむ。な
ぜならば、一方の端末が閉鎖された円筒を形成し、当該円筒の内部を機械加工す
ることは、開放された円筒を形成して機械加工するよりも余分にコストがかかる
からである。
【0027】 本発明では、両端末キャップ179、181は支持及び通路スリーブ171、
179とかみ合い、使用時に工具51に力がかかった時にハウジング(53)に
対する傾斜に抵抗してこの支持及び通路スリーブを支持する。3つの個別のショ
ルダ結合は、エアモータ119とマウラー機構ケース55とハウジング53とが
堅く結合するよう協働する(図3参照)。第1の端末キャップ179は、マウラ
ー機構ケース55の後側内部ショルダ195とかみ合い可能な前側外部ショルダ
193を有している。ショルダ193、195のかみ合いによって、マウラー機
構ケース55と第1の端末キャップ179とは、この両者が円筒軸に沿って位置
合わせされるよう向きを定められる。加えて、ショルダ195の長さは、工具に
大きな衝撃(例えば落下など)を受けてもこの両者に位置ずれが生じないようマ
ウラー機構ケース55内に第1の端末キャップ179を支持する助けとなる。第
1の端末キャップ179は更に、支持スリーブ171とかみ合い可能な後側外部
ショルダ201を含んでいる。通路スリーブ173は支持スリーブ171よりも
前後方向に短く、通路スリーブ173の前側表面203は、第1の端末キャップ
179の後側表面205と平坦に係合するよう設計されている。支持スリーブ1
71はこの表面よりも更に前方に延び、第1の端末キャップ179の後側外部シ
ョルダ201とかみ合っている。このショルダ201は、第1の端末キャップ1
79を支持及び通路スリーブ171、173と軸方向に位置合わせし、第1の端
末キャップと両スリーブとの位置ずれを阻止する。最後に、第2の端末キャップ
181は、第1の端末キャップ179の後側外部ショルダ201と同様に、支持
スリーブ171と係合するための前側外部ショルダ211を含んでいる。4つの
ボルト135がエンドカバー59からマウラー機構ケース55に延び、工具51
の内部構成要素を圧縮し、端末キャップ179、181を支持スリーブ171上
に確実に当接させる。エンドカバー59、ハウジング53、支持スリーブ171
、通路スリーブ173、端末キャップ179、181、マウラー機構ケース55
の相互作用は、非常に剛性が高く、強度を備えた閉鎖シリンダを構築する。多数
の相互ロックのショルダ結合部とボルト135によって生ずる圧縮力とがハウジ
ング53に対するエアモータ119の傾斜を阻止する。エアモータ119はハウ
ジング53内にぴったりと収まり、エアモータの出力シャフト57に対する傾斜
は阻止される。
【0028】 ロータ175は通路スリーブ173内で回転可能である(図3、17参照)。
ロータ175は、ロータの後端から延びる支持シャフト213とロータの前端か
ら延びるスプラインシャフト215とを含む一体円筒構造となっている。スプラ
インシャフト215はスプライン部分221と円滑部分223とを有する。この
円滑部分223は第1の端末キャップ179内に搭載された第1のボールベアリ
ング225に嵌り、スプライン部分221は前記第1の端末キャップを越えて延
び、マウラー機構131とかみ合っている。このスプラインシャフト215のス
プライン部分221は、マウラー機構ケース55内に収納されたマウラー機構1
31の溝付き穴227に嵌る(図3参照)。マウラー機構131は、ロータ17
5の高速回転エネルギを出力シャフト57の不連続の高インパクトモーメントに
変換する。これによって、工具51が出力シャフト57に大きな力の不連続イン
パクトを与える間、ユーザが当該工具を保持することを可能とする。マウラー機
構131は当業者にとって知られており、その詳細はここには含まない。支持シ
ャフト213は、第2の端末キャップ181内に搭載された第2のボールベアリ
ング233に嵌る(図3参照)。このスプラインシャフト215と支持シャフト
213は一般にロータ175の円筒軸Bに沿って延び、前記2セットのベアリン
グ225、233によってロータは通路スリーブ173内で回転自在となる。ロ
ータ175の前記軸Bは、通路スリーブ173の中心軸に対して偏心して配置さ
れており、ベーン177を受け入れる複数の長手方向の溝235を有する(図1
7参照)。このベーン177は軽量材料から形成され、溝235内に間隙を設け
て嵌り、エアモータ119内におけるベーン177の工具長手方向の動きを移動
端末キャップ179、181と通路スリーブ173が規制している。ロータ17
5が回転するとベーン177はロータから円周方向に延び、通路スリーブ173
の内面に接触する。隣接する2つのベーン(177)は、ロータ175が回転す
る間に圧縮エアを受け入れる複数の空洞237をモータ119内に形成する。各
空洞237は先行ベーン177と追従ベーンによって形成され、ロータ175の
回転によって先行ベーンが追従ベーンを先導する。空洞237が取入口ポート2
45を通過すると圧縮エアが先行ベーン177を押し、ロータ175の回転を誘
起する。
【0029】 エアがエアモータ119を通り過ぎとロータ175が回転し、エア空洞237
を動力供給段階、排気段階、回復段階の3つの段階に移動させる(図17参照)
。エアはトルクセレクタ85から吸気管247に入る。その後、圧縮エアはこの
吸気管247内に設けられた取入口ポート245を強制的に通過させられ、ロー
タ175と通路スリーブ173との間の空洞237に導かれる。これで動力供給
段階が始まる。圧縮エアが先行ベーン177を押すと、このベーンに加えられた
力がロータ175を矢印Fの方向に動かす。エアの体積が空洞237内で膨張す
るのに伴い、ロータ175が回転し、2つのベーン177間の空間体積を増加さ
せる。ベーンは溝235内を継続して外側へ移動するため、ベーンと通路スリー
ブ173との間のシールが保持される。
【0030】 空洞237の体積がその最大値に増加する動力供給段階の最終で、先行ベーン
177が通路スリーブ173と支持スリーブ171の早期段階排気ポート251
のセットを通過する(図17、21、27、28参照)。これらのポート251
は、動力供給段階から排気段階への移行を示しており、膨張したエアがエアモー
タ(119)の中からエアモータとハウジング53との間の隙間空間252の低
圧領域に排出されることを可能にする。このポート251から離れるエアは、下
記のように工具51から排出される。排気段階の最初の部分では空洞237の体
積がサイクル中のどの時点よりも大きく、最大限に膨張しており、その後、空洞
がモータ119の底を過ぎると減少し始める。追従ベーン177が早期段階排気
ポート251を通過すると、追従ベーンよりも前のエアモータ119内に一部の
エアが残る。ロータ175が更に回転し、空洞237の体積が減少すると空洞内
のエア圧力が高まる。このエアの圧縮がモータ119内にバック圧力を生み、回
転するロータ175のエネルギを奪い、ロータの回転を遅くする。このモータ1
19内に蓄積されるバック圧力を軽減するため、排気段階の最後に後続段階排気
ポート253が含まれ、これで残余のエアをエアモータ119から排気管255
へ逃がす。排気エアはその後、以下に記すように工具51の外に導かれる。後続
段階排気ポート253を通過すると、モータ119は第3段階の回復段階へ移行
し、ここで空洞237の体積は最小となる。この段階はエアベーン177を動力
供給段階の開始に導き、モータ119は以上のサイクルの繰り返しが可能となる
【0031】 ロータ175が回転する間、ベーン177は通路スリーブ173に従って溝2
35内を半径方向内側へ、そして半径方向外側へと連続して移動する(図17参
照)。ロータ175の回転は、回転に伴なってベーン177を半径方向外側へ押
し付けるが、ロータの回転がベーンを外側へ押出すに十分な速度に至るまでの間
、ベーンは当初半径方向外側へ移動しようとしない。この問題は、エアモータ1
19内の必要な潤滑剤の存在によって悪化し得る。ベーン177が溝137から
延びていないと、モータ175に所望の回転を与えることなく、エアは単にエア
モータ119を通過して早期段階排気バルブ251に抜けてしまう。この効果を
遮るため、第1の端末キャップ179(図25、26参照)と第2の端末キャッ
プ181(図22〜24参照)のそれぞれはベーン吸気溝261を含んでいる。
吸気管247中の圧縮エアの一部は、エアモータ119の両側からこのベーン吸
気溝261を通過する。このエアはベーン177の背後で溝261内に移動して
ベーンを溝235から押し出し、モータ119を通過するエアはこの伸展したベ
ーンを押し付けることができる。ベーン吸気溝261は、各ベーン177に対し
て、これらが動力供給段階を移動するほとんどの間、エアを供給する。前記吸気
溝261は、ベーン177が溝235から完全な延びた状態に近づいたときに終
わりとなる。ベーン177がロータ175の軸に向けて内側に戻り始めた後では
ベーンの裏側のエアが抜け出さねばならない。このため、第1の端末キャップ1
79と第2の端末キャップ181にはベーン排気溝263が形成されている。こ
れらは、ベーン177の裏側のエアが溝263を通過して排気管255に達する
のを可能にする。エアはその後、後続段階排気ポート253に存在するエアと同
様に、モータ119から排出される。
【0032】 早期段階排気ポート251にある排気エアに戻って、このエアはその後、グリ
ップ71(図3参照)のエア排出口91につながっているハウジング53内の一
対のオリフィス(図示せず)を通過する。後続段階排気ポート253もしくは2
つのベーン排気溝263のいずれかに存在し、排気管255に入る排気エアは、
異なる通路によって工具51から排出される(図4参照)。この通路は、エアを
第2の通路121を通って回転セレクタバルブ83に戻すよう導き、これはエア
を2つの対照的なオーバフロー通路269に分割し、これは支持スリーブ171
と第1の端末キャップ179とハウジング53との間にある隙間空間252に導
く(図4参照)。残りの排出エアはその後、これらの空間252を通って一対の
オリフィスに移動し、他の排出エアと同様エア排気口91から排出される。
【0033】 反対の方向への操作では、エアがトルクセレクタ85をバイパスする以外は、
工具51はほぼ同様に作動する。エアは同じエア取入口81を通って工具51に
入る。回転セレクタバルブ83はエアを第2の通路121に逸らし、ここでエア
は工具51の中を上方へ進んで排気管255に入る。エアはその後、後続段階排
気ポート253を通過してエアモータ119内に入り、ここでベーン177の反
対側に作用してロータ175に対して反対方向の力を与える。早期段階排気ポー
ト251は、前方回転のときとほぼ同様に作用する。ベーン吸気溝261とベー
ン排気溝263とは上述の通り作動するが、エアを反対の方向へ流す。
【0034】 典型的に空力ロータリ工具は、ほぼ全てが鋼などの高強度金属で形成されてい
る。これらの工具は、通常の使用における高応力と負荷がかけられることに加え
、落下や衝突による固有の衝撃に曝される。鋼などの金属は適切な強度を提供す
るものの、金属構造の重大な欠点は重い重量と高い材料費である。本発明のデザ
インは、工具ハウジング53を軽量で安価な材料から形成するこによりこれら問
題点を除いている。加えて、支持スリーブ171と端末キャップ179、181
のデザインは、エアモータ用の高価なカップ状部品の加工の必要性を排除してい
る。これらの部品は従来技術では重要な欠点となっていた。本発明は、従来技術
によるような精巧な機械加工技術を必要としない部品によって使用時の衝撃に耐
え得るスリーブ171と端末キャップ179、181の簡単なデザインを採用し
ている。さらに、スリーブ171と端末キャップ179、181のデザインは、
4本のボルト135と部品間のショルダ係合によって、工具51内での傾斜に抵
抗している。
【0035】 本発明はまた、当該発明に係る空力ロータリ工具51を組み立てる方法をも対
象としている。この工具51は、以下の方法により容易に組み立てられるようデ
ザインされている。以下に記述する方法は、この工具51と上述した各種部品に
対して適用可能である。エアモータ119は、第1の端末キャップ179の後側
外部ショルダ201に支持スリーブ171の端末をかみ合わせることにより組み
付けられる。その後、スプラインシャフト215が第1の端末キャップ179を
貫通して外部に延びるようロータ175が支持スリーブ171内に配置される。
その後、複数のベーン177が、スリーブ171内でロータと共に回転できるよ
うロータ175の溝235の中へ長手方向に嵌め込まれる。その後、スリーブ内
でロータ175が回転可能となるよう、第2の端末キャップ181が支持スリー
ブ171の反対側の端末と支持シャフト213とにかみ合わされ、これによって
エアモータ119の構築が完了する。完成したエアモータ119はその後、ハウ
ジング53内に挿入される。
【0036】 その後、マウラー機構の出力シャフト57がケースから延びるようにマウラー
機構131がマウラー機構ケース55内に挿入される。このマウラー機構ケース
55はその後、マウラー機構131をエアモータ119のスプラインシャフト2
15に結合するようハウジング53にかみ合わせることができる。マウラー機構
131はこれにより、エアモータ119のロータ175と一緒に回転する。その
後、エンドカバー59がハウジング53の背後に取り付けられ、これによってエ
アモータ119を工具ハウジングの内部に収納する。
【0037】 マウラー機構ケース55、ハウジング53、エンドカバー59を一緒に固定し
、エアモータ119をハウジング内で正しく位置合わせするため、複数のボルト
135がエンドカバーとハウジングに挿入される。上述のように、これらのボル
ト135はマウラー機構ケース55にねじ込まれ、エンドカバー59をハウジン
グ53方向へ、そしてハウジングをマウラー機構ケース方向へと引き寄せる。こ
れらのボルト135は端末キャップ179、181を含む工具(51)を締め付
け、エアモータ119の支持スリーブ171はハウジング(53)内に圧縮され
て端末キャップを確実に支持スリーブに当接させ、モータ、ハウジング、エンド
カバー59は協働でエアモータを工具内の正しい位置に保持する。ここに述べた
方法は好ましいものであるが、本発明の範囲内において、この方法のステップの
順番を入れ替えることは想定されている。
【0038】 この方法は好ましくは、ハウジング成形用の型に流動性のプラスチックを導入
することによりハウジング53を形成する他のステップを含めることができる。
この流動性のプラスチックは型内に入り、工具51のエア取入口81を取り囲み
、ハウジング内にエア取入口シリンダを拘束可能にはめ込んだ工具ハウジング5
3を形成する。上述のように、取入口シリンダ81は、供給源からのエアをエア
モータ119に使用するため工具51内への導入を可能にする。エア取入口シリ
ンダ81の周囲にプラスチックのハウジング(53)を形成する他の方法も、本
発明の範囲の中で想定され得る。この方法はまた、好ましくは、ハウジングを型
成形の後、グリップ(71)を形成するハウジング53の一部に柔軟材料の外層
73を被せて成形するステップを含むことができる。
【0039】 以上より、本発明の幾つかの目的が達成され、その他の有利な結果も得られる
ことが明らかとなろう。 本発明の要素やその実施の形態を紹介するに当たり、「1つの(a、an)」「
前記(the)」「当該(said)」などの冠詞は、1つ、もしくはそれ以上の要素
を意味することが意図されている。「から構成される、備える(comprising)」
「含む(including)」「有する(having)」の用語は包含されていることを意
味し、表示された要素のほかにも追加の要素があり得ることを意味する。
【0040】 本発明の範囲から逸脱することなく上述したものに対して各種の変更がなされ
得ることから、上記詳細説明及び添付図面に示した全ての内容は表示目的であっ
て限定するものではないと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空力ロータリ工具の側面図である。
【図2】 図1に示す空力ロータリ工具の背面図である。
【図3】 図2の線3−3を含む面で切った断面図である。
【図3A】 図3の拡大部分断面図で、グリップ部を示す。
【図3B】 取入口シリンダの側面図である。
【図3C】 図3Bの線3C−3Cを含む面で切った取入口シリンダの断面
図である。
【図4】 部分概略背面図で、工具のエンドカバーを取り除き、エア流れの
内部構造を示す。
【図5】 バルブボデーの背面図である。
【図6】 図5の線6−6を含む面で切ったバルブボデーの断面図である。
【図7】 バルブメンバーの正面図である。
【図8】 図7に示すバルブメンバーの右側面図である。
【図9】 トルクセレクタを1にセットしたエンドカバーの背面図である。
【図10】 図9のトルクセレクタの部分断面を含むエンドカバーの正面図
である。
【図11】 トルクセレクタを2にセットしたエンドカバーの背面図である
【図12】 図11のトルクセレクタの部分断面を含むエンドカバーの正面
図である。
【図13】 トルクセレクタを3にセットしたエンドカバーの背面図である
【図14】 図13のトルクセレクタの部分断面を含むエンドカバーの正面
図である。
【図15】 トルクセレクタを4にセットしたエンドカバーの背面図である
【図16】 図15のトルクセレクタの部分断面を含むエンドカバーの正面
図である。
【図17】 図1の線17−17を含む面で切った工具の概略部分断面図で
ある。
【図18】 工具の支持スリーブの端面図である。
【図19】 図18の線19−19を含む面で切った支持スリーブの断面図
である。
【図20】 通路スリーブの正面図である。
【図21】 図20の線21−21を含む面で切った通路スリーブの断面図
である。
【図22】 第1の端末キャップの背面図である。
【図23】 図22の線23−23を含む面で切った第1の端末キャップの
断面図である。
【図24】 第1の端末キャップの正面図である。
【図25】 第2の端末キャップの背面図である。
【図26】 図25の線26−26を含む面で切った第2の端末キャップの
断面図である。
【図27】 図28の線27−27を含む面で切った支持スリーブと通路ス
リーブの断面図である。
【図28】 図27の線28−28を含む面で切った支持スリーブと通路ス
リーブの断面図である。
【符号の説明】
51.空力ロータリ工具、 53.ハウジング、 55.マウラー機構ケース、
57.出力シャフト、 59.エンドカバー、 71.グリップ、 73.外
層、 81.エア取入口、 82.エア取入口シリンダ、 83.回転セレクタ
バルブ、 85.トルクセレクタ、 91.エア排出口、 101.バルブボデ
ー、 103.バルブメンバー、 117.通路、 119.エアモータ、 1
21.通路、 131.マウラー機構、 135.ねじ付きボルト、 143.
固定オリフィス、 151.第1のポート、 155.第2のポート、 163
.セレクタ通路、 165.第3のポート、 167.第4のポート、 171
.支持スリーブ、 173.通路スリーブ、 175.ロータ、 177.ベー
ン、 179.第1の端末キャップ、 181.第2の端末キャップ、 189
.第1の開放端末、 191.第2の開放端末、 213.支持シャフト、 2
15.スプラインシャフト、 235.溝、 237.空洞、 245.取入口
ポート、 247.吸気管、 251.早期段階排気ポート、 253.後続段
階排気ポート、 255.排気管、 261.ベーン吸気溝、 263.ベーン
排気溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/233,550 (32)優先日 平成12年9月19日(2000.9.19) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/239,754 (32)優先日 平成12年10月12日(2000.10.12) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),CN,J P,US

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空力ロータリ工具であって、 ハウジングと、 長手方向の軸回りに回転可能に前記ハウジングに支持され、対象物にトルクを
    伝達するために前記ハウジングから延びた出力シャフトと、 前記ハウジング内に配置され、前記出力シャフトを回転駆動するために前記出
    力シャフトに接続されたエアモータと、 前記ハウジングに支持され、圧縮エアの供給源に接続するよう構成されたエア
    取入口と、 前記出力シャフトを駆動する前記モータに動力を付与するよう、圧縮空気を前
    記モータに供給するための前記エア取入口から前記モータに延びるエア通路と、 前記ハウジングに支持され、前記モータから工具ハウジングの外にエアを排出
    するためのエア排出口とから構成され、 前記エアモータは更に、第1の開放端末と第2の開放端末とを有する円筒状の
    支持スリーブと、前記支持スリーブ内で回転可能なロータであってロータの回転
    によってロータから半径方向外側に伸びる複数のベーンを有するロータと、前記
    第1の開放端末に取り付けられた第1の端末キャップと、前記第2の開放端末に
    取り付けられた第2の端末キャップとから構成され、前記第1と第2の両端末キ
    ャップは前記支持スリーブとは別個に形成され、使用時に工具に力が加わった状
    態での前記ハウジングに対する傾斜に対抗して前記支持スリーブを前記ハウジン
    グ内に支持するよう前記第1と第2の両端末キャップが前記支持スリーブとかみ
    合っている空力ロータリ工具。
  2. 【請求項2】 前記支持スリーブと前記両端末キャップが、共通の中心軸上
    で前記支持スリーブと両端末キャップとの半径方向の位置決めをするよう形成さ
    れている、請求項1に記載の空力ロータリ工具。
  3. 【請求項3】 両端末キャップのそれぞれが、前記支持スリーブの対応する
    いずれかの開放端末内に延び、前記支持スリーブの内径端部マージンとして前記
    支持スリーブにかみ合って前記端末キャップを半径方向に位置決めする環状突出
    部と、前記端末キャップと前記支持スリーブの軸方向の位置決めをするために前
    記支持スリーブの軸方向端末と係合する環状フランジとを備えている、請求項2
    に記載の空力ロータリ工具。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングは更に、前記出力シャフトがマウラー機構ケ
    ースの外側端末から延びるよう、前記ハウジングと係合可能な後側端末を有する
    マウラー機構ケースを備えている、請求項2に記載の空力ロータリ工具。
  5. 【請求項5】 第1の端末キャップが更に、マウラー機構ケースと第1の端
    末キャップとを、両者が円筒軸に沿って位置合わせされるよう向きを定め、前記
    工具が衝撃を受けても前記マウラー機構ケースと前記第1の端末キャップに位置
    ずれが生じないようにするために、マウラー機構ケースの後側内部ショルダとか
    み合う前側外部ショルダを備えている、請求項4に記載の空力ロータリ工具。
  6. 【請求項6】 エンドカバーから延び、前記ハウジングを通って前記マウラ
    ー機構ケースと係合可能な複数のボルトを更に備え、前記ボルトは協働して前記
    工具の内部構成部品を圧縮し、前記両端末キャップを前記支持スリーブに確実に
    係合させて、前記端末キャップ、ハウジング、支持スリーブ、通路スリーブ、両
    端末キャップ、マウラー機構ケース、ボルトが協働で衝撃に曝された際に前記ハ
    ウジングに対する前記エアモータの移動に抵抗する相応な剛性と強度とを形成す
    る、請求項5に記載の空力ロータリ工具。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングが非金属材料から形成されている、請求項1
    に記載の空力ロータリ工具。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングがプラスチック材料から形成され、前記エア
    モータを位置決めする、請求項7に記載の空力ロータリ工具。
  9. 【請求項9】 前記エア通路を通るエアの流れを調整する位置において前記
    ハウジングに支持されたトルクセレクタを更に備え、これによって前記トルクセ
    レクタの選択的な調整が前記モータのトルク出力を変化させる、請求項1に記載
    の空力ロータリ工具。
  10. 【請求項10】 前記トルクセレクタがエンドカバーと前記エンドカバー内
    で回動可能な回動トルクセレクタとから構成され、前記トルクセレクタは、前記
    エア通路内に配置された部分を備えて当該セレクタを通過する以外のエアの流れ
    を阻止し、前記トルクセレクタは複数の異なる大きさのポートを含んで複数の異
    なる位置の間に移動可能であり、異なるポートの1つを第1の通路と導通させて
    前記モータ内へのエアの流れを制御し、これによって前記モータのトルク出力を
    制御する、請求項9に記載の空力ロータリ工具。
  11. 【請求項11】 前記エアモータが前記モータからエア排出口にエアを排出
    するための早期段階排気ポートと、前記モータ内のバック圧力を低減するため前
    記モータから残留エアを開放するための後続段階排気ポートとを有する、請求項
    1に記載の空力ロータリ工具。
  12. 【請求項12】 前記エア取入口が更に、エアが通過する取入口シリンダを
    備え、前記ハウジングが当該取入口シリンダの外周の回りに形成されて前記取入
    口シリンダをハウジング内に保持している、請求項1に記載の空力ロータリ工具
  13. 【請求項13】 前記エア取入口が更に、エアが通過する取り付け部とコネ
    クタとを有し、前記取り付け部が前記エア取入口シリンダ内に取り外し可能にね
    じ込まれる、請求項12に記載の空力ロータリ工具。
  14. 【請求項14】 前記コネクタが、前記取り付け部に対してピボット回転可
    能に前記取り付け部に取り付けられている、請求項13に記載の空力ロータリ工
    具。
  15. 【請求項15】 前記取り付け部が、前記エア取入口シリンダの中で前記取
    り付け部を回転させる六角形キーを受け入れ可能な大きさと形状に形成された六
    角形キーウェイを含み、これによって前記ねじを係合させて前記取り付け部を前
    記シリンダ内に完全にねじ込み可能とする、請求項14に記載の空力ロータリ工
    具。
  16. 【請求項16】 前記ハウジングが更に、当該ハウジングから下方に延びる
    グリップを備え、前記グリップは更に、前記グリップの上に被せて成形され、そ
    してユーザの手にかかる圧力を和らげて緩和し、前記グリップとユーザとの間の
    摩擦を高めるために形成された柔軟材料の外層を含み、ユーザが前記工具を確実
    に掴んで保持することを可能にする、請求項1に記載の空力ロータリ工具。
  17. 【請求項17】 空力ロータリ工具であって、 ハウジングと、 長手方向の軸の回りに回転可能に前記ハウジングに支持され、対象物にトルク
    を伝達するために前記ハウジングから延びている出力シャフトと、 前記ハウジング内に配置され、前記出力シャフトを正逆両方向に回転駆動する
    ために前記出力シャフトに接続されたエアモータと、 前記ハウジングに支持され、圧縮エアの供給源に接続するよう構成されたエア
    取入口と、 前記出力シャフトを駆動する前記モータに動力を付与するため圧縮空気を前記
    モータに供給する、前記エア取入口から前記モータに延びるエア通路と、 前記ハウジングに支持され、前記モータから工具ハウジングの外部にエアを排
    出するためのエア排出口と、 前記通路を通るエアの流れを調整する位置で前記ハウジングに支持されたトル
    クセレクタとから構成され、前記トルクセレクタが、前記位置におけるエア通路
    の有効断面積を選択的に変化させるよう形成され、これによってエアの流れ、更
    には前記モータのトルク出力を制御する空力ロータリ工具。
  18. 【請求項18】 前記トルクセレクタの選択的調整が前記モータのトルク出
    力を変化させ、前記トルクセレクタが前記モータのトルクを制御する複数の位置
    の間で前記ハウジングに対して移動可能に取り付けられ、各位置がエアの流れを
    制御するために前記通路内の異なる大きさのポートに対応しており、これによっ
    て前記モータのトルク出力を制御する、請求項17に記載の空力ロータリ工具。
  19. 【請求項19】 前記トルクセレクタ内の複数のポートが大きさに従って順
    に配置され、前記トルクセレクタの一方向への動きがトルク出力を増加させ、前
    記トルクセレクタの他方への動きがトルク出力を減少させる、請求項18に記載
    の空力ロータリ工具。
  20. 【請求項20】 前記複数のポートが、断面積が変化する4つのポートから
    構成される、請求項19に記載の空力ロータリ工具。
  21. 【請求項21】 前記トルクセレクタが更にエンドカバーと、前記エンドカ
    バー内で回動可能な回動トルクセレクタとを備えている、請求項17に記載の空
    力ロータリ工具。
  22. 【請求項22】 前記エンドカバーが更に、前記トルクセレクタの位置とは
    無関係に前記通路を通る最小量の圧縮エアを通過させるオリフィスを含んでいる
    、請求項21に記載の空力ロータリ工具。
  23. 【請求項23】 前記エンドカバーが更に、前記通路の有効断面積を変化さ
    せるために使用されるセレクタ通路を、前記オリフィスと並行する他の通路を提
    供することによって設け、これにより前記通路の有効な合計断面積と前記トルク
    セレクタを通過する圧縮エアの量とを増加させる、請求項22に記載の空力ロー
    タリ工具。
  24. 【請求項24】 調整器通路へのエアの導入を可能にするため、前記トルク
    セレクタが、選択的に位置決め可能な異なる大きさの複数のポートを備えて形成
    されている、請求項23に記載の空力ロータリ工具。
  25. 【請求項25】 前記エアモータが前記モータからエア排出口にエアを排出
    するための早期段階排気ポートと、前記モータ内のバック圧力を低減するため前
    記モータから残留エアを開放するための後続段階排気ポートとを有する、請求項
    17に記載の空力ロータリ工具。
  26. 【請求項26】 前記エアモータは更に、第1の開放端末と第2の開放端末
    とを有する円筒状の支持スリーブと、前記支持スリーブ内で回転可能であり、ロ
    ータの回転によってロータから半径方向外側に延びる複数のベーンを有するロー
    タと、前記第1の開放端末に取り付けられた第1の端末キャップと、前記第2の
    開放端末に取り付けられた第2の端末キャップとから構成され、前記第1と第2
    の端末キャップは前記支持スリーブとは別個に形成され、使用時に工具に力が加
    わった折の前記ハウジングに対する傾斜に対抗して前記支持スリーブを前記ハウ
    ジング内に支持するよう前記第1と第2の端末キャップが前記支持スリーブにか
    み合い、前記支持スリーブと前記両端末キャップとは、共通の中心軸上で前記支
    持スリーブと両端末キャップの半径方向の位置に形成されている、請求項17に
    記載の空力ロータリ工具。
  27. 【請求項27】 前記エア取入口が更に、エアが通過する取入口シリンダを
    備え、前記ハウジングが当該取入口シリンダの外周の回りに形成されて前記取入
    口シリンダをハウジング内に保持している、請求項17に記載の空力ロータリ工
    具。
  28. 【請求項28】 前記エア取入口が更に、エアが通過する取り付け部とコネ
    クタとを有し、前記取り付け部が前記エア取入口シリンダ内にねじ込まれる、請
    求項27に記載の空力ロータリ工具。
  29. 【請求項29】 前記コネクタが、前記取り付け部に対してピボット回転可
    能に前記取り付け部に搭載されている、請求項28に記載の空力ロータリ工具。
  30. 【請求項30】 前記取り付け部が工具を受け入れ可能であり、当該工具と
    取り付け部とが、前記取り付け部を前記エア取入口シリンダ内に取り付けできる
    よう一緒に回転可能である、請求項28に記載の空力ロータリ工具。
  31. 【請求項31】 前記取り付け部が前記工具を受け入れ可能なキーウェイを
    含む、請求項30に記載の空力ロータリ工具。
  32. 【請求項32】 前記キーウェイが六角形状である、請求項31に記載の空
    力ロータリ工具。
  33. 【請求項33】 前記ハウジングが更に、当該ハウジングから下方に延びる
    グリップを備え、前記グリップは更に、前記グリップの上に被せて成形され、そ
    してユーザの手にかかる圧力を和らげて緩和し、前記グリップとユーザとの間の
    摩擦を高めるために形成された柔軟材料の外層を含み、ユーザが前記工具を確実
    に保持することを可能にした、請求項17に記載の空力ロータリ工具。
  34. 【請求項34】 空力工具に使用されるロータリベーン・エアモータであっ
    て、 円筒形状のモータハウジングと、 前記モータハウジング内で回転可能なロータで、前記ロータは、ロータ回転時
    に当該ロータから半径方向外側に延びて前記モータハウジングの内部に接触する
    複数のベーンを有し、回転の最も前側にあるベーンが先行ベーンとなり、このベ
    ーンの直後に続くベーンが追従ベーンとなり、前記相隣接するベーンは前記モー
    タ内に複数の空洞を形成し、前記ロータが回転して前記空洞が吸気ポートの前を
    通過すると圧縮エアの一部を受け入れ、前記圧縮エアは前記先行ベーンを押し、
    これによって前記ロータを回転させ、前記各一対の隣接するベーンの間に形成さ
    れる空洞は、前記モータハウジング内での位置に応じて前記ロータが回転すると
    各空洞が動力供給段階と、排気段階と、回復段階とを移動するように区分され得
    るロータと、 前記ハウジングと連係し、前記排気及び回復段階における追従ベーン上へのバ
    ック圧力を阻止するため主要及び副次的排気を許容するように配置された排出口
    と、から構成される空力工具に使用されるロータリベーン・エアモータ。
  35. 【請求項35】 前記排気段階の始めにおいて前記モータハウジングに形成
    される第1の排気ポートを更に含み、前記空洞が動力供給段階を終了した後に前
    記先行ベーンが前記第1の排気ポートを通過すると前記圧縮エアが前記モータハ
    ウジングから排出され、前記追従ベーンが前記第1の排気ポートを通過したとき
    に前記空洞内のエアを非圧縮状態とする、請求項34に記載の空力工具に使用さ
    れるロータリベーン・エアモータ。
  36. 【請求項36】 前記空洞が通過したときに前記モータハウジングから残留
    のエアを排出するため、前記排気段階の最終において前記モータハウジングに形
    成される第2の排気ポートを更に含み、前記空洞の体積が減少したときに前記追
    従ベーンにバック圧力が形成されず、これによって前記工具のトルク出力を減少
    させる、請求項34に記載の空力工具に使用されるロータリベーン・エアモータ
  37. 【請求項37】 前記エアモータは更に、第1の開放端末と第2の開放端末
    とを有する円筒状の支持スリーブであって当該支持スリーブ内で前記ロータが回
    転可能な支持スリーブと、前記第1の開放端末に取り付けられた第1の端末キャ
    ップと、前記第2の開放端末に取り付けられた第2の端末キャップとから構成さ
    れ、前記第1と第2の端末キャップは前記支持スリーブとは別個に形成され、前
    記第1と第2の端末キャップは前記支持スリーブを支持するよう前記支持スリー
    ブとかみ合い、 両端末キャップのそれぞれは、前記支持スリーブの対応するいずれかの開放端
    末内に延び、前記支持スリーブの内径端部マージンとして前記支持スリーブにか
    み合って前記端末キャップを半径方向に位置決めする環状突出部と、前記端末キ
    ャップと前記支持スリーブの軸方向の位置決めをするために前記支持スリーブの
    軸方向端末と係合する環状フランジとを備える、請求項34に記載の空力工具に
    使用されるロータリベーン・エアモータ。
  38. 【請求項38】 空力ロータリ工具であって、 ハウジングと、 長手方向の軸の回りに回転可能に前記ハウジングに支持され、対象物にトルク
    を伝達するために前記ハウジングから延びている出力シャフトと、 前記ハウジング内に配置され、前記出力シャフトを回転駆動するために前記出
    力シャフトに接続されたエアモータと、 前記ハウジングに支持され、前記出力シャフトを駆動する前記モータに動力を
    付与すべく、圧縮空気を前記モータに供給するため圧縮エアの供給源に接続する
    よう構成されたエア取入口とから構成され、 前記エア取入口が更に、エアが通過する取入口シリンダを備え、前記ハウジン
    グが当該取入口シリンダの外周の回りに形成されて前記取入口シリンダをハウジ
    ング内に保持している空力ロータリ工具。
  39. 【請求項39】 前記エア取入口シリンダが更に、前記シリンダを前記ハウ
    ジング内に固定するために前記ハウジングの突出部と係合する少なくとも1つの
    溝を備えている、請求項38に記載の空力ロータリ工具。
  40. 【請求項40】 空力工具であって、 ハウジングと、 前記ハウジングから下方に延びてユーザが前記工具を確実に掴んで保持できる
    ようにするグリップとを備え、前記グリップは更に、ユーザの手にかかる圧力を
    和らげて緩和し、前記グリップとユーザの間の摩擦を高めるよう形成された柔軟
    材料の外層を含む空力ロータリ工具。
  41. 【請求項41】 前記柔軟材料からなる外層が、前記グリップに被せて形成
    されている、請求項40に記載の空力工具。
  42. 【請求項42】 前記外装がゴムから形成されている、請求項41に記載の
    空力工具。
  43. 【請求項43】 空力ロータリ工具を組み立てる方法であって、 第1の端末キャップを支持スリーブの一方の端末へかみ合わせ、 前記支持スリーブ内にロータと複数のベーンとを配置し、 第2の端末キャップを前記支持スリーブの反対側の端末へかみ合わせ、前記第
    1と第2の両端末キャップ、ロータ、ベーンが協働でエアモータを形成し、 前記エアモータをハウジング内に挿入し、 マウラー機構を前記モータとかみ合わせるよう、マウラー機構ケースを前記ハ
    ウジングにかみ合わせ、 エンドカバーを前記ハウジングに取り付け、 前記エンドカバーとハウジングを通して複数のボルトを挿入し、 前記ボルトを前記マウラー機構ケースにねじ込むこと、から構成され、前記ボ
    ルトは前記エンドカバーを前記ハウジングに向けて引き寄せ、前記ハウジングを
    前記マウラー機構ケースに引き寄せ、これによって前記両端末キャップと前記エ
    アモータの支持スリーブが前記ハウジング内で圧縮されて前記両端末キャップを
    前記支持スリーブに完全に当接させ、前記モータと、ハウジングと、エンドカバ
    ーとが協働で前記工具内で前記エアモータを適切に位置決めする空力モータ工具
    を組み立てる方法。
  44. 【請求項44】 取入口シリンダ上に流動性のプラスチックによって前記ハ
    ウジングを形成する手順を更に含み、前記流動性のプラスチックが、エア源から
    のエアが前記工具内に導入可能となるよう、入口シリンダの外周を取り巻き、係
    合する、請求項43に記載の方法。
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