JP3765081B2 - バッテリ駆動式電動工具 - Google Patents

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    • H01H9/20Interlocking, locking, or latching mechanisms
    • H01H9/22Interlocking, locking, or latching mechanisms for interlocking between casing, cover, or protective shutter and mechanism for operating contacts

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリ駆動式電動工具に装着されたバッテリを作業中に取り外すことに起因する機材への悪影響等を防止し、ひいては作業時の防爆性を向上することが可能な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
バッテリ駆動式電動工具では、バッテリによって作業工具駆動用モータに駆動電流が供給される。例えば、バッテリ駆動式電動工具の一例である従来のスクリュードライバでは、モータハウジングとハンドグリップからなる本体部に、バッテリが着脱自在に装着される。具体的には、ドライバビット駆動用のモータを収容したモータハウジングにハンドグリップが連接されて本体部が形成されるとともに、バッテリは該ハンドグリップの下端部に着脱自在に装着される。このときバッテリは、接続端子を介して、モータ駆動のための電源回路を構成することになる。これによってバッテリは当該電源回路を介してモータへ駆動電流を供給する。
【0003】
上記のように構成された従来のバッテリ駆動式電動工具においては、バッテリは本体部に着脱自在に装着されるため、電動工具を用いて作業を遂行する際にバッテリを本体部から取り外してしまう場合が生じ得る。この場合、上記のようにバッテリは接続端子を介してモータ駆動用電源回路を形成するとともに、運転中のモータに対して駆動電流を供給している状態であるため、バッテリが本体部(ハンドグリップ下端部)から取り外されることによって電源回路が突然遮断される可能性がある。モータが駆動された状態において当該モータ駆動のための電源回路が遮断されると、接点間にアークが発生し、機材に対し対腐蝕性低下等の悪影響等を及ぼし得るため、かかるアーク発生防止に向けた対策を講じる必要性が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、バッテリ駆動式電動工具に装着されたバッテリの取外しによる機材への悪影響防止に有効な技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。請求項1に記載の発明では、本体部と、バッテリと、バッテリ離脱規制手段とを有するバッテリ駆動式電動工具が構成される。本体部は、被加工材に所定の加工作業を行う作業工具を駆動するモータを有する。またバッテリは本体部に着脱自在に取り付けられてモータを駆動する。
【0006】
本発明におけるバッテリ離脱規制手段は、モータが駆動される際にバッテリが本体部から離脱するのを規制する一方、モータの駆動が停止される場合にのみバッテリが本体部から離脱するのを許容する。「バッテリが本体部から離脱するのを規制」には、本体部からバッテリが取り外されてしまうのを規制する形態はもちろん、本体部に対するバッテリの装着不完全取付状態、すなわち外観上はバッテリが正しく本体部に取付けられているように見えるにもかかわらず、実際には正しく取付けられていない状態とするのを規制する形態も広く包含する。
【0007】
本発明では、モータの駆動中はバッテリが本体部から離脱しないように規制する一方、モータが停止される場合にのみバッテリが本体部から離脱するのを許容するため、モータ駆動中にバッテリを取り外される事態が生じるのを確実に排除し、モータ駆動用の大電流によって機材の耐久性が低下し、あるいは接続端子にアークが発生することを防止することが可能となる。なお「モータの駆動が停止される場合にのみ」とは、モータが実際に駆動停止されている状態をいい、モータを駆動するための各種手段の作動状態の如何を問わない。例えばモータ駆動用のトリガスイッチが見かけ上解除されていても実際にはモータが駆動されているような状態は「モータの駆動が停止される場合にのみ」に該当せず、バッテリの本体部からの離脱は許容されない。またバッテリが本体部から離脱するのを「許容」する形態として、バッテリを本体部から離脱するのにバッテリ離脱規制手段が積極的に加担する形態のみならず、他の手段等によってバッテリを本体部から離脱させるのをバッテリ離脱規制手段が阻害しないという消極的な形態も広く包含する。
【0008】
なお本発明において、「所定の加工作業を行う作業工具」としては、バッテリ式のドリル・グラインダ・インパクトドライバ・インパクトレンチ・カッタ・トリマ・丸鋸・レシプロソー等に用いられるものが広く包含される。また作業工具を駆動するモータとしては、典型的に直流モータないし直流ブラシレスモータが該当する。本体部は、設定された加工作業の態様に応じてモータハウジングとハンドグリップを適宜有することが好ましい。この場合、本発明は、モータハウジングないしハンドグリップ部のいずれにバッテリを取付ける形態をも包含する。バッテリとしては、典型的には充電式の蓄電池が該当する。
【0009】
上記バッテリ駆動式電動工具につき、バッテリ離脱規制手段がロック手段を有するのが好ましい。このロック手段は、バッテリと本体部とを解除自在にロック状態とするのが好ましい。そしてロック手段は、モータが駆動される場合、バッテリと本体部とをロック状態とする一方、モータの駆動が停止される場合にのみ、バッテリと本体部とのロック状態を解除するよう構成するのが好ましい。このように構成することで、モータの駆動に連動させてバッテリのロックないしロック解除を自動的に行うことができるとともに、モータの駆動が停止された時だけバッテリの本体部からの離脱を許容するので、作業者に必要以上の負担をかけることなく作業時にバッテリを本体部から離脱させる可能性を確実に排除し、アークの発生を効果的に防止し得る。
【0010】
モータの駆動状態に連動させてバッテリのロック・ロック解除を行う具体例としては、バッテリのロックおよびロック解除動作を、例えば電動工具のトリガスイッチの断続に連動させる形態、あるいはモータの駆動電流の検出にかからしめる形態などが可能である。また「バッテリと本体部とをロック状態」とする場合、本体部側に設けられたロック手段でバッテリを本体部にロックする形態、およびバッテリ側に設けられたロック手段でバッテリを本体部にロックする形態のいずれもが包含される。もちろんロック手段を本体部ないしバッテリの内部または外部のいずれに設けてもよい。またバッテリと本体部とをロック状態とするには、例えばバッテリを本体部にスライドさせて取り付ける場合に当該スライド箇所をロックする形態、フックを用いてバッテリを本体部に係止する場合に当該フックをロックする形態、あるいは当該フックをシャッターで覆蓋する等して作業者から隔離する形態など、様々な形態が採用可能である。
【0011】
上記バッテリ駆動式電動工具において、モータを駆動ないし駆動解除するよう操作されるトリガスイッチを設けるのが好ましい。またバッテリ離脱規制手段につき、バッテリと本体部をロック状態ないしロック解除状態とするロック手段と、トリガスイッチの操作をロック手段に伝達してロック手段を操作するトリガスイッチ連動部とを有するよう構成するのが好ましい。そしてロック手段は、モータを駆動するようトリガスイッチが操作された際に、トリガスイッチ連動部を介してバッテリと本体部とをロック状態とする一方、モータの駆動を解除するようトリガスイッチが操作されてモータの駆動が解除された場合にのみ、トリガスイッチ連動部を介してバッテリと本体部とのロック状態を解除するよう構成するのが好ましい。
【0012】
トリガスイッチの操作に連動してロック手段がバッテリと本体部間をロックないしロック解除する構成とするとともに、実際にモータの駆動が解除された場合にのみバッテリと本体部とのロック状態を解除するよう構成したので、作業者がトリガスイッチを操作するだけで自動的にバッテリのロックないしロック解除できるとともに、トリガスイッチが見かけ上解除されてもモータの駆動が解除されていないような状況下でもバッテリが本体部から離脱される可能性を確実に排除し、アークの発生を効果的に防止し得る。なおトリガスイッチ連動部として、トリガスイッチ操作時に当該トリガスイッチの移動量を機械的にロック手段へ伝達するリンク等の機械系伝達要素のみならず、トリガの操作に基づいて流体圧等を用いてロック手段を力学的に作動させる伝達要素、あるいは電気的に作動させる伝達要素を広く包含するものとする。
【0013】
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバッテリ駆動式電動工具におけるバッテリ離脱規制手段につき、バッテリと本体部とをロック状態とするバッテリロック部と、モータの駆動状態に基づいてバッテリロック部にロック信号ないしロック解除信号を送る制御手段を有する構成としている。そしてバッテリロック部は、モータが駆動される際に制御手段からのロック信号に基づいてバッテリと本体部とをロック状態とする一方、モータの駆動が停止される場合にのみ、制御手段からのロック解除信号に基づいてバッテリと本体部とのロック状態を解除するよう構成するのが好ましい。
【0014】
モータの駆動状態に基づいて制御手段がバッテリロック部にロック信号ないしロック解除信号を送る構成により、モータの駆動制御ないし駆動停止制御に連動して自動的にバッテリのロックないしロック解除を行え、しかもモータの駆動が実際に停止される場合にのみバッテリの本体部からの離脱を許容するので、作業者に無用の負担をかけることなく、モータ駆動時にバッテリが本体部から離脱される可能性を確実に排除し、アークの発生を効果的に防止し得る。なおバッテリロック部は、ロック信号ないしロック解除信号を受けて作動される関係上、例えばソレノイド等の電気的制御によるロック機構が好適に用いられ得る。
【0015】
請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明によれば、作業工具駆動用モータを有する本体部と、バッテリと、バッテリを本体部に着脱自在に付設する付設手段と、バッテリ離脱規制手段とを有するバッテリ駆動式電動工具において、バッテリ離脱規制手段につき、モータが駆動される場合に付設手段によるバッテリの本体部への付設の解除を規制し、モータの駆動が停止される場合に付設手段によるバッテリの本体部への付設の解除を許容する技術が構成される。バッテリの付設手段を介してモータ駆動時のバッテリ離脱を規制しアーク発生を防止するものであり、バッテリユニットにロック機構を直接設ける必要がなく設計の選択肢増加に寄与し得る。もちろん請求項3に記載の発明につき、さらに「モータの駆動が停止される場合にのみ付設手段によるバッテリの本体部への付設の解除を許容する」構成を採用し、モータ駆動時のバッテリ離脱の可能性を極力排除するようにしてもよい。
【0016】
「付設」ないし「付設手段」には、バッテリを本体部に接続する形態が広く包含されるものとする。具体的には、バッテリを本体部に確定的に係止する形態のみならず、バッテリと本体部間に配設された付設手段を解除しないとバッテリを本体部から離脱させることが困難ないし不可能となるような接続形態を広く包含するものとする。付設手段としては、例えばバッテリを覆蓋するバッテリカバーや、バッテリおよび本体部間に配設されるアダプタ等が好適に用いられ得る。また本発明の構成は、バッテリと本体部とをロック状態ないしロック解除状態とする形態とは別に、あるいはこれらと組み合わせて設定することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1に、本発明の実施の形態の一例である電動スクリュードライバ101が示される。電動スクリュードライバ101は、モータハウジング101aとグリップ部101bとを有し、モータハウジング101a内には、直流ブラシレスモータ121、モータ駆動軸123、遊星歯車を主体とする変速機構部105、スピンドル107が収納され、さらにスピンドル107の先端部にはビット取付用チャック111が配される。モータハウジング101aとグリップ部101bとは、電動スクリュードライバ101の本体部103を構成する。またビット取付用チャック111には便宜上特に図示しないもののネジ締付用のドライバビットが配される。ドライバビットは、本発明における「被加工材への所定の加工作業を行う作業工具」の一例に該当する。
【0018】
グリップ部101bの上端側にはトリガースイッチ147が設けられ、下端側にはバッテリ141を有するバッテリパック142が着脱自在に取り付けられる。
トリガスイッチ147は、その下端部に設けられた回動中心146回りに回動して操作可能とされている。またバッテリ141は、バッテリハウジングの機能を奏するバッテリパック142に収容されて構成されている。バッテリ141およびバッテリパック142は、本発明における「バッテリ」に対応する。バッテリパック142上部には、フック143および装着ガイド145が配置されている。フック143は、特に図示しないフック操作部を適宜操作することによりバッテリパック142から上方に向かって出没自在に突出する。装着ガイド145は、バッテリパック142を符号10で示される方向にスライドさせてグリップ部101bの下端部に取り付ける際の案内手段、およびバッテリパック142がグリップ部101bの下方に落下するのを防止する機能を果たす。
【0019】
バッテリパック142をグリップ部101b下端に取り付ける際、装着ガイド145に案内されつつバッテリパック141を符号10(装着方向10)方向に押し込むことにより、フック143は、装着方向10に形成されたテーパー部143aがグリップ部101bの底部に押圧されてバッテリパック142内に没入し、バッテリパック142の装着方向10への押し込みを許容する。そしてバッテリパック142がグリップ部101b下端部に正しく装着された場合、再度フック143がグリップ部101b側に突出することによりバッテリパック142がグリップ部101bに係止されることになる。換言すれば、フック143がバッテリパック142の上面からグリップ部111b内に突出することにより、バッテリパック142が本体部103から逆方向にスライドして離脱するのを防止する。
【0020】
トリガスイッチ147にはトリガスイッチ連動部171およびロック部173が接続される。トリガスイッチ147、トリガスイッチ連動部171、ロック部173およびバッテリパック142およびバッテリ141の構成の詳細が図2に示される。なおロック部173は、本発明における「ロック手段」ないし「バッテリロック部」に対応する。図2では回動中心146回りのトリガスイッチ147の揺動方向が符号11で示される。トリガスイッチ147の後部側にはトリガスイッチの操作に合わせて符号11方向に揺動するカムピン148がトリガスイッチ147と一体状に設けられている。トリガスイッチ連動部171の上端側にはカムピン148が挿通されるカム溝171aが構成され、下端側にはロック部173が配置されている。そしてカムピン148とカム溝171aとの協働により、トリガスイッチ147が回動中心146回りに符号11方向に揺動すると、トリガスイッチ連動部171は符号13で示される上下方向に直線運動を行う。トリガスイッチ連動部171の上下動によりロック部173はバッテリパック142側に出没自在に突出可能とされる。
【0021】
一方、バッテリパック142の上面部には、上記ロック部173を受承するロック部係合孔175が形成されている。図2においてトリガスイッチ147を引き絞り操作(スイッチ投入操作)すると、トリガスイッチ連動部171は下方に直線運動し、これによってロック部173がバッテリパック142のロック部係合孔175内に挿嵌される。従ってバッテリパック142を符号10の方向に移動させてバッテリパック142を本体部103(図1参照)から離脱させようとしても、ロック部173がロック部係合孔175内に係止されため、トリガスイッチ147を引いている間、バッテリパック142は本体部103から離脱することができないようロックされることになる。換言すればトリガスイッチ147が投入(ON操作)されている間は、バッテリパック142(およびバッテリ141)の本体部141からの離脱が規制される。
【0022】
これとは反対に、トリガスイッチ147の引き絞り操作を解除した場合、トリガスイッチ連動部171およびロック部173は上記スイッチ投入時とは反対に上方へ移動し、ロック部173がロック部係合孔175から離脱する。これによりバッテリパック142(バッテリ141)の符号10方向への移動が許容され、バッテリパック142およびバッテリ141を本体部103から取り外すことが許容される。
【0023】
図3に、本実施の形態に係る電動スクリュードライバ101につき、直流ブラシレスモータ121を駆動するためのシステム構成が示される。電動スクリュードライバ101は、本体部103に設定されて直流ブラシレスモータ121の駆動制御を行う制御回路151、バッテリ141の駆動電流を直流ブラシレスモータ121へ供給する電源回路153、位置検出回路155およびFETブリッジ157を主体として構成される。バッテリパック142内に収容されたバッテリ141は、接続端子部154を介して本体部103側の電源回路153に電気的に接続される。なお本実施の形態における制御回路151は、本発明における「制御手段」に対応する要素である。
【0024】
本実施の形態における直流ブラシレスモータ121は、接続端子部154および電源回路153を介してバッテリ141に接続されて駆動電流の供給を受けるとともに、制御回路151および当該制御回路151に連接されたFETブリッジ157に接続されて駆動制御を受ける。なお、本実施の形態に係る直流ブラシレスモータ121は、三相式のバイポーラ駆動回路方式によって駆動される。
【0025】
特に図示しないもののFETブリッジ157には、直流ブラシレスモータ121を矩形波駆動するための6つのFET(電界効果型トランジスタ)が設定されており、これらのFETは、直流ブラシレスモータ121のロータ(便宜上特に図示しない)を駆動するための3つのコイル(電機子巻線)125U・125V・125Wに接続されている。そして、矩形波駆動用FETそれぞれのゲートに対する選択的な電圧印加により、コイル125U,125V,125Wに対し120通電矩形波による駆動制御が行われる。
【0026】
位置検出回路155はホール素子を主体として構成されるとともに制御回路151に接続される。位置検出回路155は、直流ブラシレスモータ121のロータの回転位置を検出し、各コイル125U・125V・125Wへの通電に際しての相順を切り換えるために用いられる。
【0027】
またトリガスイッチ147は、上記した電源回路153とは独立して制御回路151に電気的に接続される。すなわち本実施の形態に係るトリガスイッチ147については、スイッチ接点147aの断続によって電源回路153を直接断続するものではない。トリガスイッチ147はスイッチ接点147aを断続することによって制御回路151に対してトリガリング信号を発する構成とされ、電源回路153の断続は当該トリガリング信号の有無に基づいて制御回路151が行う。従って本実施の形態におけるトリガスイッチ147は、トリガリング信号を生成するのに必要十分な電流のみが流れ、電源回路153における直流ブラシレスモータ121駆動のための大電流を流す構成とはされていない。
【0028】
なお特に図示しないものの本体部103側の電源回路153とバッテリ141とを電気的に接続する接続端子部154は、雌形状のバッテリ側端子部と、当該バッテリ側端子部に嵌合係止される雄形状の本体側端子部によって構成されている。もちろん端子の雄雌関係を逆転して構成してもよい。
【0029】
次に本実施の形態に係る電動スクリュードライバ101の作用について説明する。作業者が図1に示すトリガスイッチ147を引き絞り操作すると、トリガスイッチ147は回動中心146回りに図1中時計回りに揺動し、これによって直流ブラシレスモータ121はバッテリ141を駆動源として回転駆動される。直流ブラシレスモータ121の回転運動はモータ駆動軸123から変速機後部105に伝達され、変速機構部105において適宜減速されつつスピンドル107へ伝達される。直流ブラシレスモータ121によってスピンドル107が回転駆動されることにより、スピンドル107先端のビット取付用チャック111に取り付けられたドライバビット(特に図示しない)が回転駆動され、これによって被加工材に対するネジ締付作業が遂行される。
【0030】
ネジ締付作業を遂行するべくトリガスイッチ147を引き絞り操作(スイッチ投入操作)をすると、上述したように図2に示すトリガスイッチ連動部171は当該トリガスイッチ147の操作に連動して下方に直線運動し、これによってロック部173がバッテリパック142のロック部係合孔175内に挿嵌される。従ってトリガスイッチ147を操作して直流ブラシレスモータ121を駆動する間、ロック部173がロック部係合孔に係合し、これによってバッテリパック142は本体部103から離脱するのを規制される。
【0031】
一方、直流ブラシレスモータ121の駆動を停止するべくトリガスイッチ147の引き絞り操作を解除した場合、トリガスイッチ連動部171およびロック部173はトリガスイッチ171の解除操作に連動して上方へ移動し、ロック部173がロック部係合孔175から離脱する。これにより、トリガスイッチ147を操作して直流ブラシレスモータ121の駆動を停止した場合にのみ、バッテリパック142およびバッテリ141の符号10方向への移動が許容され、バッテリパック142およびバッテリ141を本体部103から取り外すことが許容される。すなわち第1の実施形態によれば、直流ブラシレスモータ121を駆動している最中にバッテリ141を本体部103から離脱させて接続端子部154にアークを発生させる可能性を極力排除することが可能となった。
【0032】
ところで本実施の形態では、図3に示すトリガスイッチ147によって電源回路153を直接断続するのではなく、トリガスイッチ147を投入しスイッチ接点147aを接続してトリガリング信号を生成することにより、あるいは当該トリガリング信号を解除することにより、制御回路151がトリガスイッチ147とは独立して電源回路153を断続するものである。従ってスイッチ接点147aに直流ブラシレスモータ121駆動用の大電流が流れることがなく、スイッチ接点147が過熱溶着され、トリガスイッチ147の操作如何に拘わらず電源回路153が常時接続される事態を回避することが可能である。これにより電源回路153に駆動電流が流れた状態でバッテリ141を離脱してしまい接続端子部154にアークが発生する可能性を排除することができる。すなわち本実施の形態では、スイッチ接点147aの過熱溶着により、トリガスイッチ147aが解除されてロック部173によるバッテリ141の解除がなされたにもかかわらず、電源回路153が遮断されず大電流が流れてしまう可能性を排除することがでる。換言すれば、本実施の形態では、トリガスイッチ147の操作により確実に直流ブラシレスモータ121の駆動および駆動停止を行うことができ、直流ブラシレスモータ121の駆動を停止しようとトリガスイッチ147を操作したにもかかわらず当該トリガスイッチ147の動作不良によって駆動電流が電源回路153を流れてしまい、バッテリ141を本体部103から離脱した際にバッテリ141と本体部103間の接続端子部154にアークを発生するのを回避できる。
【0033】
なお、バッテリパック142が本体部103から取り外され、再度バッテリパック142をグリップ部101に装着する場合、バッテリパック142の係止が不完全な場合が生じ得る。バッテリパック142の装着が不完全な場合、図2に示すロック部173がロック部係合孔175に係合し得ない位置関係となり易い。この場合、ロック部173およびトリガスイッチ連動部171は、バッテリパック142の上面部に阻害され、図2において実線で示す状態から二点鎖線で示すバッテリパック142のロック位置へと下向できない。従って、トリガスイッチ連動部171に連接されたトリガスイッチ147を引き絞り操作することができなくなるため、作業者は容易にバッテリパック142の不正装着を察知することができるという効果も奏する。
【0034】
なお上記したトリガスイッチ147とバッテリパック142のロック部173の連動機構に関し、図4に示すように、トリガスイッチ147の符号15方向への水平移動動作に連動して水平方向に移動動作するとともにテーパー面147cを有するカム部147bと、当該カム部147bのテーパー面147cに当接し、トリガスイッチ147の水平方向への移動動作によって鉛直方向17へ移動可能とされたトリガスイッチ連動部171と、当該トリガスイッチ連動部171の下端に連接されて、トリガスイッチ連動部171とともに上下動するロック部173とで構成することも可能である。
【0035】
(第2実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について図5から図7を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態に係る電動スクリュードライバ101において、バッテリパックの本体部からの離脱防止手法の変更に関する。従って上記した第1実施形態と実質的に同等の構成要素については、便宜上詳細な説明を省略する。
【0036】
第2実施形態に係る電動スクリュードライバ201のシステム構成が図5に示される。電動スクリュードライバ201は、特に図示しないモータハウジングとグリップ部を備えた本体部203に設定されて直流ブラシレスモータ221の駆動制御を行う制御回路251、バッテリ241の駆動電流を直流ブラシレスモータ221へ供給する電源回路253、位置検出回路255およびFETブリッジ257を主体として構成される。バッテリパック242内に収容されたバッテリ241は、接続端子部254を介して本体部203側の電源回路253に電気的に接続される。本実施の形態における制御回路251は、本発明における「制御手段」に対応する要素である。
【0037】
第2実施形態における制御回路251およびFETブリッジ257を介した直流ブラシレスモータ221の駆動手法、および位置検出回路255の機能については上記した第1実施形態と同様であるため便宜上詳細な説明を省略する。
【0038】
本実施の形態では、さらにソレノイド271が制御回路251に接続されている。このソレノイド271はバッテリ241およびバッテリパック242を本体部203に係止するためのロック部273を駆動する。ソレノイド271およびロック部273の詳細な構成が図6に示される。図6に示すように、ソレノイド271は、本体部103にスプリング273aを挟んで配置されたロック部273に併設されて、ロック部273を符合21で示す方向に動作させる。すなわち図6に示すソレノイド271は、通電励磁されることにより、スプリング273aの付勢力に抗してロック部273を図中下方に移動させて図7に示すようにロック部273が本体部103から大きく突き出すよう動作させる。ロック部273が本体部103から突き出すことで、ロック部273は、バッテリパック242側に突出して当該バッテリパック242と本体部203とをロック状態とする。
【0039】
図5に示すトリガスイッチ247が投入され、スイッチ接点247aが接続されてトリガリング信号が出力されると、制御回路251はFETブリッジ257を通じて直流ブラシレスモータ221の駆動制御を行う。これと同時に、制御回路251はロック信号を出力することによりソレノイド271を励磁し、ロック部273を本体部203からバッテリパック242側に突出させ、これによってバッテリパック242が本体部103から離脱するのを規制する。すなわち直流ブラシレスモータ221を駆動するようにトリガスイッチ247が投入される場合、制御回路251はロック信号を出力しソレノイド271を励磁することによりロック部273を作動させる。これによりバッテリパック242(およびバッテリ241)と本体部103とをロック状態とする。従って直流ブラシレスモータ221が駆動されている最中にバッテリパック242を本体部103から取り外すことが規制され、接続端子部254でのアーク発生を防止する。
【0040】
一方、ネジ締付作業が終了した場合、作業者がトリガスイッチ247の引き絞り操作を解除してスイッチ接点247aが遮断されると、制御回路251は、FETブリッジ257を介して直流ブラシレスモータ221の駆動を停止するとともに、ロック解除信号を出力してソレノイド271の励磁を解除する。すると図7に示すスプリング273aの付勢力によりロック部273はバッテリパック242方向への突出が解除されて図中上方に移動し、これによってバッテリパック242(およびバッテリ241)と本体部103とのロック状態を解除する。この結果、バッテリパック242を本体部103から取り外すことが許容される。
【0041】
第2実施形態におけるトリガスイッチ247は、上記第1実施形態と同様に、電源回路253とは独立して制御回路251に電気的に接続される。すなわちトリガスイッチ247はスイッチ接点247aを断続することによって制御回路251に対してトリガリング信号を出力ないし出力解除する構成とされる。従って第2実施形態におけるトリガスイッチ247は、トリガリング信号を生成するのに必要十分な電流のみが流れ、電源回路253における直流ブラシレスモータ221駆動のための大電流を流す構成とはされていない。これによりスイッチ接点247aが過熱溶着する危険がなく、トリガスイッチ247の投入解除により確実に直流ブラシレスモータ221の駆動が停止されることになる。
【0042】
さらに制御回路251は、スイッチ接点247aが解除されてトリガリング信号の解除がなされない限りロック解除信号を出力しない。従って、仮にスイッチ接点247aが溶着する等してトリガスイッチ247に作動不良が生じたとしても、トリガリング信号の解除がなされない限り、ソレノイド271を通じたバッテリパック242と本体部103とのロック状態解除がなさず、直流ブラシレスモータ221駆動中にバッテリ241を取り外すことによるアーク発生を確実に防止することができる。
【0043】
(第3実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について図8および図9を参照して説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態に係る電動スクリュードライバ101において、バッテリパックの本体部からの離脱防止手法の変更に関する。従って上記した第1実施形態と実質的に同等の構成要素については、便宜上詳細な説明を省略する。
【0044】
図8に示すように、第3実施形態に係る電動スクリュードライバ301では、バッテリパック342と本体部103とをロック状態とするのに、バッテリパック342を本体部303へ取り付けるためのフック343を利用している。第3の実施形態では、電動スクリュードライバ301のトリガスイッチ347にはトリガスイッチ連動部371が連接され、トリガスイッチ連動部371の先端にはロック部373が設定されている。一方、図9に示すように第3実施形態に係るバッテリパック342は両側部にフック343を有する。フック343は、フック弾発バネ343bの付勢力を介してバッテリパック341の側面部342aから離反する方向に付勢される一方、当該フック弾発バネ343bの付勢力に効して側面部342aに近接するよう操作可能とされる。フック343と側面部342aとの間にはフック動作用スペース343aが形成されている。そしてバッテリパック342は、上記フック343を両側からバッテリパック342側に押し込み操作することで、フック343がフック動作用スペース343において側面部342a方向へ移動し、符号30で示す方向(図中下方)に本体部303から取り外し可能とされる。
【0045】
図8に示すように、直流ブラシレスモータ321を駆動するべくトリガスイッチ347を引き絞り操作すると、当該トリガスイッチ347の符号31方向への揺動動作により、トリガスイッチ連動部371が符号33方向へ移動動作し、これによってロック部373がバッテリパック342方向に突出する。このときロック部373は、図9において鎖線で示すようにフック動作用スペース343aに下向進入する。かくしてフック動作用スペース343aがロック部373によって塞がれ、フック343の操作が規制される。これにより直流ブラシレスモータ321を駆動するべくトリガスイッチ347を投入する場合、ロック部373がフック動作用スペース343aに入り込んでフック343の操作を阻害することにより、バッテリパック342を本体部303から取り外すことが規制され、アーク発生を効果的に防止する。
【0046】
一方、直流ブラシレスモータ321を停止するべくトリガスイッチ347の引き絞り操作を解除する場合、トリガスイッチ347の解除操作に連動して、トリガスイッチ連動部371によりロック部373がフック動作用スペース343aから離脱し、フック343の操作が許容されることになる。これによりトリガスイッチ347を操作して直流ブラシレスモータ321の駆動を停止した場合、ロック部373に阻害されることなくフック343を操作してパック342を本体部303から取り外すことが可能となる。
【0047】
(第4実施形態)
次に本発明の第4の実施形態について図10を参照して説明する。第4の実施形態は、第1の実施形態に係る電動スクリュードライバ101において、バッテリパックの本体部への係止手法の変更、およびバッテリパックの本体部からの離脱防止手法の変更に関する。従って第4の実施形態についても、上記した第1実施形態と実質的に同等の構成要素については、便宜上詳細な説明を省略する。
【0048】
図10に示すように、第4の実施形態ではバッテリカバー410を用いてバッテリパック442を本体部403へ付設する。具体的には、バッテリパック442およびバッテリ441は、グリップ部401bの下端側に取り付けられつつ、バッテリカバー410により覆蓋状に本体部403に付設される。
【0049】
バッテリカバー410は、回転中心411回りに回動可能に、グリップ部401bの後端側に取り付けられている。また回転中心411と対向する側の端部には、バッテリカバー410を本体部403に係止保持するための係止部413が設けられている。係止部414には、ロック部473が挿通可能なロック部係止孔414が設けられている。ロック部473はトリガスイッチ連動部471を介してトリガスイッチ447に連接される。
【0050】
バッテリパック442を本体部403に装着するには、バッテリパック442が本体部403にセットされた状態で、バッテリカバー410を回転中心411回りに符号40で示される方向へ回転してバッテリパック442を覆蓋する。さらにバッテリパック442を覆蓋した状態のバッテリカバー410を、係止部413を用いて本体部403に係止保持する。これによってバッテリ441およびバッテリパック442が本体部403に確定的に付設される。
【0051】
直流ブラシレスモータ421を駆動するべくトリガスイッチ447を引き絞り操作すると、当該トリガスイッチ447の符号43方向への揺動動作により、トリガスイッチ連動部471が符号45方向へ移動動作し、これによってロック部473がバッテリパック442方向に突出する。このときロック部473は、鎖線で示すようにロック部係止孔473に下向進入する。これによって係止部413の操作がロック部273によって規制される。これにより直流ブラシレスモータ421を駆動するべくトリガスイッチ447を投入する場合、ロック部473がロック部係止孔414に入り込んで係止部413の操作を阻害することにより、バッテリカバー410を開けてバッテリパック442を本体部403から取り外すことが規制されアーク発生を効果的に防止する。
【0052】
一方、直流ブラシレスモータ421を停止するべくトリガスイッチ447の引き絞り操作を解除する場合、トリガスイッチ連動部471を介しトリガスイッチ447の解除操作に連動してロック部473がロック部係止孔414から離脱し、係止部413の操作が許容されることになる。これによりトリガスイッチ447を操作して直流ブラシレスモータ421の駆動を停止した場合、ロック部473に阻害されることなく係止部413を解除して、バッテリーカバー410を回動してバッテリパック442を露出させ、バッテリパック342を本体部303から取り外すことが可能となる。従って第4実施形態では、直流ブラシレスモータ421の駆動を停止するべくトリガスイッチ447の引き絞り操作を解除しない限り、バッテリケース410を開してバッテリパック442およびバッテリ421を本体部403から取り外すことができず、直流ブラシレスモータ431の駆動中にバッテリ421を離脱しアークが発生するのを確実に防止することが可能である。さらに第4実施形態では、トリガスイッチ447の操作に連動して、バッテリパック442ではなくバッテリカバー410の係止部413をロックする構成されているため、バッテリパック442にロック部473受承のための特別の構造を設ける必要がない。従ってバッテリパック442としては既存のものをそのまま使用しつつ、直流ブラシレスモータ421駆動中のバッテリ421の離脱を規制してアーク発生を確実に防止することができるので、電動スクリュードライバ401設計時の自由度が増すことになる。
【0053】
上記した第4実施形態の変更形態として、バッテリパック442と本体部403(グリップ部401b)との間にアダプタが配置されるような場合には、このアダプタをロック可能に構成し、直流ブラシレスモータ421の駆動が停止された場合にのみ当該アダプタのロックを解除し、バッテリパック442およびバッテリ441を本体部403から取り外し可能としてアーク防止を図ることが可能である。
【0054】
あるいは本体部403(グリップ部401b)側にバッテリパック442を係止保持するためのロックダイヤル式フック等が設置されるような場合には、このロックダイヤルの操作をロック可能に構成し、直流ブラシレスモータ421の駆動が停止された場合にのみ当該ロックダイヤルの操作ロックを解除し、バッテリパック442およびバッテリ441を本体部403から取り外し可能としてアーク防止を図ることが可能である。
【0055】
また第4実施形態における係止部413のロックおよびロック解除につき、トリガスイッチ447の動作を機械的に伝達するトリガスイッチ連動部471を用いず上記第2実施形態のようにソレノイドを採用してもよい。
【0056】
上記した各実施形態においては、ドライバビットを駆動するために直流ブラシレスモータ以外のモータを使用してもよい。もちろん本発明は、上記実施の形態で説明した電動スクリュードライバのみならず、広くバッテリ駆動式電動工具一般に適用が可能である。
【0057】
さらにバッテリパック自体をロック部で係止する上記第1および第2の実施の形態の構成と、バッテリパックを本体部に係止するためのフックの操作を規制する第3実施形態の構成と、バッテリカバーの開閉を規制する第4実施形態の構成の全部または一部を適宜組み合わせて構成することも可能である。
【0058】
また上記各実施形態に鑑みて下記の構成が可能である。
「請求項1または2に記載のバッテリ駆動式電動工具であって、
前記バッテリから前記モータへ駆動電流を供給する電源回路と、前記電源回路とは別に前記駆動制御手段に接続されるトリガスイッチとを有し、
前記バッテリ離脱規制手段は、前記トリガスイッチの操作に連動して動作可能とされたトリガスイッチ連動部と、前記トリガスイッチ連結部に連結されたバッテリロック部とを有し、
前記バッテリロック部は、前記モータを駆動するようトリガスイッチが操作された際に、前記トリガスイッチ連動部を介して前記バッテリと前記本体部とをロック状態とする一方、前記モータの駆動を解除するようトリガスイッチが操作されてモータの駆動が解除された場合に、前記トリガスイッチ連動部を介して前記バッテリと前記本体部とのロック状態を解除することを特徴とするバッテリ駆動式電動工具。」
【0059】
この態様では、トリガスイッチによってバッテリからモータへ駆動電流を供給する電源回路を直接断続するのではなく、駆動制御手段がトリガスイッチの操作状態に応じて電源回路を断続する構成とされている。換言すればトリガスイッチは電源回路を直接構成するものではない。トリガスイッチが電源回路を構成する場合では、例えば作業工具が被加工材にロックされて電動工具の出力が突発的に急増する等の際、大きな駆動電流が電源回路に流れ、トリガスイッチのスイッチ接点が過熱されて溶着してしまう場合が生じ得る。すると当該溶着によりスイッチ接点の接触が解除されず、トリガスイッチを解除操作しても電源回路が遮断されない事態が生じ得る。電源回路が遮断されないにも拘らず、トリガスイッチが解除操作されることによりバッテリを本体部から離脱できるよう構成すると、電源回路に駆動電流が流れている状態でバッテリを離脱することにより、バッテリと本体部との接点箇所にアークが発生する可能性がある。本発明によれば、トリガスイッチの作動不良によるアーク発生を防止するべく、電源回路を直接構成する要素としてトリガスイッチを採用していないので、このようなアーク発生を確実に防止することができる。すなわちトリガスイッチは電源回路を構成しないため、トリガスイッチのスイッチ接点にモータ駆動用の大電流が流れない。これによりトリガスイッチの接点溶着という問題が生じず、それ故に電源回路に駆動電流が流れた状態でバッテリを本体部から離脱してしまう可能性を極力排除する構成が得られることになる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリ駆動式電動工具に装着されたバッテリの取外しによる機材への悪影響防止に有効な技術が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電動スクリュードライバの全体構成を示す。
【図2】 本発明の第1実施形態として用いられるトリガスイッチ、トリガスイッチ連動部、ロック部およびバッテリパックの詳細な構成を示す。
【図3】 本発明の第1実施形態に係る電動スクリュードライバのシステムブロック図を示す。
【図4】 第1実施形態に係るトリガスイッチとロック部との連動機構に関する変更例の一例を示す。
【図5】 第2実施形態に係る電動スクリュードライバのシステムブロック図を示す。
【図6】 第2実施形態におけるソレノイドによるロック解除状態を示す。
【図7】 第2実施形態におけるソレノイドによるロック状態を示す。
【図8】 本発明の第3実施形態の構成を示す。
【図9】 第3実施形態に係るバッテリパックの構成、および当該バッテリパックのロックないしロック解除機構の構成を示す。
【図10】 本発明の第4実施形態の構成を示す。
【符号の説明】
101 電動スクリュードライバ
101a モータハウジング
101b グリップ部
103 本体部
105 変速機構部
107 スピンドル
111 ビット取付用チャック
121 直流ブラシレスモータ
123 モータ駆動軸
125U,V,W コイル
141 バッテリ
142 バッテリパック
143 フック
144 フック操作部
145 装着ガイド
147 トリガスイッチ
147a スイッチ接点
148 カムピン
151 制御回路(駆動制御手段)
153 電源回路
154 接続端子部
155 位置検出回路
157 FETブリッジ
171 トリガスイッチ連動部
171a カム溝
173 ロック部
175 ロック部係合孔
271 ソレノイド
273 ロック部
273a スプリング
343 フック
343a フック動作用スペース
343b フック弾発バネ
371 トリガスイッチ連動部
373 ロック部
410 バッテリカバー
411 回転中心
413 係止部
414 ロック部係止孔
471 トリガスイッチ連動部
473 ロック部

Claims (3)

  1. 被加工材に所定の加工作業を行う作業工具を駆動するモータを有する本体部と、
    前記本体部に着脱自在に取り付けられて前記モータを駆動するバッテリと、
    前記モータが駆動される際に前記バッテリが前記本体部から離脱するのを規制する一方、前記モータの駆動が停止された状態でのみ前記バッテリが前記本体部から離脱するのを許容するバッテリ離脱規制手段と、を有するバッテリ駆動式電動工具であって、
    前記モータを駆動ないし駆動解除するよう操作されるトリガスイッチをさらに有し、
    前記バッテリ離脱規制手段は、前記バッテリと前記本体部をロック状態ないしロック解除状態とするロック手段と、前記トリガスイッチの操作を前記ロック手段に伝達して前記ロック手段を操作するトリガスイッチ連動部とを有し、
    前記ロック手段は、前記モータを駆動するようトリガスイッチが操作された際に、前記トリガスイッチ連動部を介して前記バッテリと前記本体部とをロック状態とする一方、前記モータの駆動を解除するようトリガスイッチが操作されてモータの駆動が解除された場合にのみ、前記トリガスイッチ連動部を介して前記バッテリと前記本体部とのロック状態を解除することを特徴とするバッテリ駆動式電動工具。
  2. 被加工材に所定の加工作業を行う作業工具を駆動するモータを有する本体部と、
    前記本体部に着脱自在に取り付けられて前記モータを駆動するバッテリと、
    前記モータが駆動される際に前記バッテリが前記本体部から離脱するのを規制する一方、前記モータの駆動が停止された状態でのみ前記バッテリが前記本体部から離脱するのを許容するバッテリ離脱規制手段と、を有するバッテリ駆動式電動工具であって、
    前記バッテリ離脱規制手段は、前記バッテリと前記本体部とをロック状態とするバッテリロック部と、前記モータの駆動状態に基づいて前記バッテリロック部にロック信号ないしロック解除信号を送る制御手段を有し、
    前記バッテリロック部は、前記モータが駆動される際に前記制御手段からのロック信号に基づいて前記バッテリと前記本体部とをロック状態とする一方、前記モータの駆動が停止される場合にのみ、前記制御手段からのロック解除信号に基づいて前記バッテリと前記本体部とのロック状態を解除することを特徴とするバッテリ駆動式電動工具。
  3. 被加工材に所定の加工作業を行う作業工具を駆動するモータを有する本体部と、
    前記本体部に着脱自在に取り付けられて前記モータを駆動するバッテリと、
    前記バッテリを前記本体部に着脱自在に付設する付設手段と
    バッテリ離脱規制手段とを有するバッテリ駆動式電動工具であって、
    前記バッテリ離脱規制手段は、前記モータが駆動される場合に前記付設手段による前記バッテリの前記本体部への付設の解除を規制するとともに、前記モータの駆動が停止される場合に前記付設手段による前記バッテリの前記本体部への付設の解除を許容することを特徴とするバッテリ駆動式電動工具。
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