JP6006159B2 - 打撃工具 - Google Patents
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Description
この形態によれば、長軸方向を前後方向とした場合に、当該前後方向に交差する左右方向に関するバッテリの重量バランスをとることができる。これにより打撃工具の操作性を向上できる。
この形態によれば、複数のバッテリ装着部が長軸方向に並んで設けられているため、複数のバッテリのコンパクトな配置が可能となり、当該バッテリに関する電気配線の取り回しの容易化が図れる。
この形態によれば、隔壁を、打撃工具を地面等に載置する場合のスタンドとして利用することができる。これにより打撃工具を安定状態で載置することができる。
この形態によれば、偶数個のバッテリ装着部にバッテリが装着された状態では、偶数個のバッテリ相互の合成重心位置が、工具ビットの打撃軸とハンドルのハンドル延在方向に延びる中心軸とを含む平面上に位置することになる。これにより長軸方向を前後方向とした場合の、当該前後方向に交差する左右方向に関して必然的に重量バランスが取れることになり、重心の位置調整が不要となる。
この形態によれば、上記と同様、偶数個のバッテリ装着部にバッテリが装着された状態では、偶数個のバッテリ相互の合成重心位置が、工具ビットの打撃軸とハンドルのハンドル延在方向に延びる中心軸とを含む平面上に位置することになる。これにより長軸方向を前後方向とした場合の、当該前後方向に交差する左右方向に関して必然的に重量バランスが取れることになり、重心の位置調整が不要となる。
この形態によれば、複数のバッテリ装着部を備える構成において、長軸方向を前後方向として、当該前後方向に交差する左右方向に関する複数のバッテリの重量バランスをとることができる。これにより打撃工具の操作性を向上できる。
この形態によれば、モータの回転軸が打撃軸に交差する形式の打撃工具が構成される。
以下、本発明の第1実施形態につき、図1〜図9を参照しつつ詳細に説明する。本発明の実施形態は、バッテリ式の打撃工具の一例としてバッテリ式のハンマドリルを用いて説明する。図1は本実施形態に係るハンマドリル100の全体構成を示す一部を断面した図である。図1に示すように、バッテリ式のハンマドリル100は、ハンマビット119を装着し、装着されたハンマビット119を長軸方向に打撃動作および長軸方向回りに回転動作させて、被加工材に対して穴明けやハツリ等の加工を行う打撃工具である。このハンマビット119が、本発明における「工具ビット」に対応する。
次に本発明の第2実施形態につき、図10〜図12を参照しつつ説明する。図10〜図12に示すように、本実施形態は、前後2つのバッテリパック170A,170Bにつき、ハンマドリル100の側方、すなわちハンマビット119の長軸方向とハンドグリップ109の延在方向の両方の方向に交差する交差方向から挿入して装着する場合において、その挿入方向を互い違いとなるように構成したものである。上記以外の構成については、前述した第1形態のハンマドリル100と同様に構成される。従って、図示された構成部材につては、第1実施形態と同一符号を付してその説明を省略する。
次に本発明の第3実施形態につき、図13および図14を参照しつつ説明する。本実施形態は、モータハウジング103の下方連接部103bの下面部に1つのバッテリ装着部160Aを設け、当該バッテリ装着部160Aに1つのバッテリパック170Aをハンマドリル100の側方、すなわちハンマビット119の長軸方向とハンドグリップ109の延在方向の両方の方向に交差する交差方向から挿入して装着するように構成したものである。
次に本発明の第4実施形態につき、図15を参照しつつ説明する。図15はハンマビット119の打撃軸に対して電動モータ110の回転軸が傾斜状に交差するハンマドリル100を模式図で描いている。図示のように、本実施形態は、前述した第1実施形態又は第2実施形態において、モータハウジング103の下方連接部103bの下面中央部、すなわち前側のバッテリ装着部160Aと後側のバッテリ装着部160Bの間に、下方へと延在するリブ103cが一体に形成され、当該リブ103cの下面がハンドグリップ109の下面と面一となるように構成されている。このリブ103cが、本発明における「隔壁」に対応する。なお、上記以外の構成については、前述した第1実施形態と同様に構成されている。
(態様)
工具ビットが少なくとも長軸方向に延在する打撃軸上を直線動作する打撃工具であって、
前記工具ビットを駆動するためのモータと、
前記モータを収容する工具本体と、
前記モータに電流を供給するためのバッテリが着脱可能に装着される装着部と、を有し、
前記装着部は、前記バッテリが係合可能なバッテリ係合部を有し、前記バッテリが前記バッテリ係合部に係合することによって当該バッテリを保持するように構成されており、
前記打撃軸と前記モータの回転軸が形成する仮想面の法線方向に、前記バッテリが前記バッテリ係合部に対して摺動することで、当該バッテリが前記装着部に装着されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。
本実施形態における各構成要素と、本発明における構成要素との発明特定事項との関係は、以下のとおりである。もちろん、本実施形態における各構成要素は、対応する本発明の特定事項に関する一つの実施構成例に過ぎず、本発明の各構成要素はこれに限定されるものではない。
本体部101が、本発明の「工具本体」に対応する構成の一例である。
ハンマビット119が、本発明の「工具ビット」に対応する構成の一例である。
電動モータ110が、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
装着部160が、本発明の「装着部」に対応する構成の一例である。
バッテリ装着部160A,160Bが、本発明の「バッテリ装着部」に対応する構成の一例である。
バッテリパック170A,170Bが、本発明の「バッテリ」に対応する構成の一例である。
ガイドレール161が、本発明の「バッテリ係合部」に対応する構成の一例である。
リブ103cが、本発明の「隔壁」に対応する構成の一例である。
101 本体部(工具本体)
103 モータハウジング
103a 上方連接部
103b 下方連接部
103c リブ(隔壁)
104 エラストマ
105 ギアハウジング
109 ハンドグリップ(ハンドル)
109A グリップ部
109a トリガ
110 電動モータ(モータ)
111 モータ軸
119 ハンマビット(工具ビット)
120 運動変換機構
121 中間軸
123 回転体
125 揺動部材
127 筒状のピストン
127a 空気室
129 シリンダ
140 打撃要素
143 ストライカ
145 インパクトボルト
150 動力伝達機構
151 第1ギア
153 第2ギア
159 ツールホルダ
160 装着部
160A,160B バッテリ装着部(複数のバッテリ装着部)
161 ガイドレール(バッテリ係合部)
163 係止部
165 ターミナル
167 ラバーピン
170A,170B バッテリパック(バッテリ)
171 バッテリケース
173 装着ガイド
175 ロック用のフック
177 ロック解除用の押しボタン
179 ターミナル
Claims (7)
- 工具ビットが少なくとも長軸方向に延在する打撃軸上を直線動作する打撃工具であって、
前記工具ビットを駆動するためのモータと、
前記モータを収容する工具本体と、
前記工具本体に連接するハンドルと、
前記モータに電流を供給するためのバッテリが着脱可能に装着される装着部と、を有し、
前記ハンドルは、前記長軸方向に交差するハンドル延在方向に延在するように設けられており、
前記装着部は、前記バッテリが係合可能なバッテリ係合部を有し、前記バッテリが前記バッテリ係合部に係合することによって当該バッテリを保持するように構成されており、
前記先端工具の長軸方向に関し、前記工具本体の前記先端工具側を前方側、前記工具本体の前記ハンドル側を後方側と規定した場合に、当該工具本体の一方の側方から他方の側方へ、前記バッテリが前記バッテリ係合部に対して摺動することで、当該バッテリが前記装着部に装着されるように構成され、
前記装着部は、当該装着部に装着された状態の前記バッテリの重心が、前記打撃軸と前記ハンドル延在方向に延びるハンドル中心軸とを含む平面上に位置するように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項1に記載の打撃工具であって、
前記装着部は、複数のバッテリがそれぞれ着脱可能に装着される複数のバッテリ装着部で構成されており、
複数の前記バッテリ装着部は、前記長軸方向に並んで設けられていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項2に記載の打撃工具であって、
複数の前記バッテリ装着部のうちの少なくとも2つの前記バッテリ装着部の間に隔壁が設けられており、
前記ハンドル延在方向を上下方向と定めたとき、前記隔壁の下端面と前記工具本体の下端面が面一となるように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項2又は3に記載の打撃工具であって、
前記装着部は、偶数個のバッテリがそれぞれ着脱可能に装着される偶数個のバッテリ装着部を含み、
偶数個の前記バッテリ装着部のうち半分の前記バッテリ装着部には、一方の方向に前記バッテリが前記バッテリ係合部に対して摺動することで、当該バッテリが装着されるように構成され、偶数個の前記バッテリ装着部のうち残り半分の前記バッテリ装着部には、前記一方の方向とは逆の方向に前記バッテリが前記バッテリ係合部に対して摺動することで、当該バッテリが装着されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項2又は3に記載の打撃工具であって、
前記装着部は、偶数個のバッテリがそれぞれ着脱可能に装着される偶数個のバッテリ装着部を含み、
それぞれの前記バッテリ装着部は、互いに隣り合う前記バッテリ装着部とは逆の方向から前記バッテリが装着されるように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項2〜5のいずれか1項に記載の打撃工具であって、
複数の前記バッテリ装着部は、当該バッテリ装着部に装着された複数の前記バッテリの合成重心が、前記打撃軸と前記ハンドル延在方向に延びるハンドル中心軸とを含む平面上に位置するように構成されていることを特徴とする打撃工具。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の打撃工具であって、
前記モータは、当該モータの回転軸が前記打撃軸に交差するように設けられていることを特徴とする打撃工具。
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