JP2016165784A - 打撃工具 - Google Patents

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Yoshiaki Tada
祥朗 多田
吉隆 町田
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吉隆 町田
進也 尾藤
Shinya Bito
進也 尾藤
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Abstract

【課題】構造物を壊す打撃作業に用いられる打撃工具であって、コードレス化の利便性を享受できながら、稼動する時間を十分に得られるようにする。
【解決手段】打撃工具10は、電動モータ21を内蔵する工具胴体13と、ループハンドル30を有する工具頭部15とを有する。ここで、電動モータ21とループハンドル30とは、打撃駆動する打撃軸線X上に順に並べられている。ここで、この工具本体11には充電式バッテリ40を着脱可能とする2つのバッテリ装着部51a,51bが設けられている。ここで電動モータ21には2つのバッテリ装着部51a,51bのそれぞれに装着された2つの充電式バッテリ40のそれぞれから電力を供給することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、構造物を壊す打撃作業に用いられる打撃工具に関する。
従来、はつりと称される構造物を壊す作業に、打撃工具が用いられている。このような打撃工具は、駆動源として電動モータが内蔵される。電動モータは、クランク機構を介して内蔵されるピストンを往復動させる。往復動するピストンは、内蔵される打撃子に往復動の伝達をする。往復動が伝達された打撃子は、工具先端(工具下端)に取り付けられたビットを連動させる。ビットは、構造物に対して破壊するように打撃駆動する。このような打撃工具には、打撃駆動する打撃軸線上にモータとハンドルが順に配置されるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−208208号公報
ところで、上記した打撃工具にあっては、利便性の観点から、コードレス化を図りたいとの要請がある。しかしながら、電源として装着される充電式バッテリの電力には限りがあり、高出力が求められる打撃工具であっても十分な電力量を充電式バッテリから確保できるようにしておきたい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、打撃駆動する打撃軸線上にモータとハンドルが順に配置される構成で打撃作業に用いられる打撃工具において、コードレス化の利便性を享受できるようにしながら、高出力が求められる打撃工具であっても十分な電力量を充電式バッテリから確保できるようにすることにある。
上記した課題を解決するにあたって本発明に係る打撃工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明は、打撃駆動する打撃軸線上にモータとハンドルが順に並べられる工具本体を有する打撃工具であって、前記工具本体には、前記モータの電源となる充電式バッテリが着脱可能に装着されるバッテリ装着部が配設されており、前記バッテリ装着部は、複数の充電式バッテリを電源として使用可能に前記工具本体に複数設けられている、という構成である。
この第1の発明によれば、バッテリ装着部は複数の充電式バッテリを電源として使用可能に工具本体に複数設けられているので、バッテリ装着部に装着された充電式バッテリからモータに電力供給することができる。これによって、コードレス化の利便性を享受できる打撃工具とすることができる。また、バッテリ装着部は複数設けられているので、複数の充電式バッテリから電力を供給することができる。これによって、高出力が求められる打撃工具であっても十分な電力量を複数の充電式バッテリから確保することができる。例えば、複数の充電式バッテリを直列接続して高電圧の電力により打撃工具に高出力させることができる。具体的には、定格電圧が18Vの2つの充電式バッテリを直列接続することにより、36V仕様の電源として電力供給を可能とする。また、複数の充電式バッテリを並列接続して大容量の電力により打撃工具の稼動時間を延ばすことができる。具体的には、定格電圧が18Vの2つの充電式バッテリを並列接続することにより、打撃工具の稼動時間を2倍の長さに延ばすことができる。
本発明の第2の発明は、前記第1の発明に係る打撃工具において、前記バッテリ装着部のそれぞれは、打撃軸線に対して互いに対称となる位置に配置されている、という構成である。この第2の発明によれば、バッテリ装着部のそれぞれは打撃軸線に対して互いに対称となる位置に配置されているので、打撃軸線に対しての対称方向のバランスが保たれたものとなる。これによって、重量バランスに優れた使用者にとって扱い易い打撃工具となる。
本発明の第3の発明は、前記第1または前記第2の発明に係る打撃工具において、前記工具本体は、前記モータを含んで打撃運動を発生させる駆動部を有し、前記ハンドルを含む頭部ハウジングは、前記駆動部に対して弾性部材を介して支持されており、前記頭部ハウジングには、前記バッテリ装着部が設けられている、という構成である。この第3の発明によれば、バッテリ装着部に充電式バッテリを装着すると、ハンドルを含む頭部ハウジング側の質量は大きくなって、ハンドルを含む頭部ハウジング側の防振効果は高められる。これによって、ハンドルは、振動が少ない扱い易いハンドルとなる。また、駆動部にて発生される振動は、弾性部材を介してバッテリ装着部に伝達される。これによって、充電式バッテリには軽減された振動が伝達されることとなって、振動による充電式バッテリの傷みを抑えることができる。
本発明の第4の発明は、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係る打撃工具において、前記ハンドルは、前記工具本体に対してループ形をなしており、前記バッテリ装着部のそれぞれは、前記ハンドルの内側に設定されている、という構成である。この第4の発明によれば、バッテリ装着部のそれぞれに装着された充電式バッテリはループ形のハンドルの内側に存することとなるので、ハンドルにより充電式バッテリを外部衝突から守ることができる。
本発明の第5の発明は、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係る打撃工具において、前記バッテリ装着部は、前記工具本体のハウジング内部に設けられ、前記ハウジングには、該ハウジング内部の前記バッテリ装着部に装着可能とするバッテリ差込口が設けられている、という構成である。この第5の発明によれば、バッテリ装着部に装着された充電式バッテリはハウジング内部に存するので、充電式バッテリを外部衝突から守ることができる上、装着された充電式バッテリの防塵防水効果を高めることができる。
本発明の第6の発明は、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係る打撃工具において、前記バッテリ装着部のそれぞれは、前記ハンドルに対して打撃出力側となる前記工具本体の左右それぞれの側面に設定されており、左側面に配置される左側バッテリ装着部は、該左側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリの外周面が前記工具本体の最下端と該工具本体の左端とを結ぶ左側境界線より右側の範囲に収められるように設定されており、右側面に配置される右側バッテリ装着部は、該右側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリの外周面が前記工具本体の最下端と該工具本体の右端とを結ぶ右側境界線より左側の範囲に収められるように設定されている、という構成である。
この第6の発明によれば、バッテリ装着部のそれぞれはハンドルに対して打撃出力側となる工具本体の左右それぞれの側面に設定されているので、打撃工具の重心位置を下に下げることができる。ここで、左側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリは左側境界線より右側の範囲に収められている。このため、打撃工具が左側に倒れてしまうことがあっても、先ず工具本体の左端を地面に当てさせることができ、左側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリを地面に当てられ難くする。また、右側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリは右側境界線より左側の範囲に収められている。このため、打撃工具が右側に倒れてしまうことがあっても、先ず工具本体の右端を地面に当てさせることができ、右側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリを地面に当てられ難くする。これによって、バッテリ装着部に装着された充電式バッテリの保護を図ることができる。
第1の実施の形態の打撃工具の全体を模式的に示す全体正面図である。 第2の実施の形態の打撃工具の全体を模式的に示す全体正面図である。 第3の実施の形態の打撃工具の全体を模式的に示す全体正面図である。
[第1の実施の形態]
次に、本発明に係る第1の実施の形態の打撃工具10について図1を参照しながら説明する。図1の全体正面図は、第1の実施の形態の打撃工具10の全体を模式的に示している。なお、以下の打撃工具10,10A,10Bを説明するにあたっては、図面に記載のとおりの前後上下左右に沿って説明するものとする。なお、このように規定される打撃工具の前後上下左右は、この打撃工具の使用態様に鑑み、打撃工具の起立状態において規定される方向である。具体的には、図1では紙面手前側が打撃工具10の前側となっており、紙面奥側が打撃工具10の後側となっている。また、図1では紙面上側が打撃工具10の上側となっており、紙面下側が打撃工具10の下側となっている。また、図1では紙面右側が打撃工具10の右側となっており、紙面左側が打撃工具10の左側となっている。
この打撃工具10は、主に下側へ向けて打撃するものであり、コンクリートなどで作られた構造物を壊す打撃作業に用いられる。この打撃工具10は、電源として2つの充電式バッテリ40が工具本体11に装着されて使用される。なお図示符号Bは、構造物を壊す際に当てられるビットである。ここで、ビットBの打撃駆動する駆動軸線が、図示符号Xの打撃軸線として設定される。つまり、ビットBは、次に説明する駆動機構20により打撃軸線X上で上下する打撃駆動をする。この打撃軸線Xは、この打撃工具10の上下方向に延びており、打撃工具10の左右中心軸線とも一致している。
図1に示すように、工具本体11は、打撃駆動する打撃軸線X上に電動モータ21とループハンドル30とが順に並べられている。工具本体11は、概略、駆動機構20を内蔵する工具胴体13と、ループハンドル30を有する工具頭部15とを有する。工具胴体13は、ループハンドル30に対して打撃出力側に配置されている。工具胴体13は、本発明に係る工具本体の胴体に相当する。また、工具頭部15は、本発明に係る工具本体の頭部に相当する。工具胴体13は、出力側ハウジング14を有して構成される。出力側ハウジング14の内部には駆動機構20が内装されている。これに対し工具頭部15は、ループハンドル30が設けられる頭部ハウジング16を有して構成される。
駆動機構20は、本発明に係る駆動部に相当する。駆動機構20は、出力側ハウジング14の内部に駆動部ハウジング28を設けて構成される。駆動部ハウジング28の内部には、電動モータ21、動力変換機構23、打撃機構25、工具保持部27が装置されている。ループハンドル30を含む頭部ハウジング16は、駆動部ハウジング28に弾性支持される関係にある。具体的に言えば、頭部ハウジング16は、ばね部材29を介して駆動部ハウジング28に支持されている。つまり、ばね部材29は、ループハンドル30を含む頭部ハウジング16を駆動部ハウジング28に対して上下方向で弾性支持する。ばね部材29は、本発明に係る弾性部材に相当する。ばね部材29は、主に上下方向に弾性変形可能なコイルばねにて構成され、駆動部ハウジング28に対して少なくとも左右一対に配設されている。なお、出力側ハウジング14には、サイドハンドル18を固定するツマミナット17が取り付けられている。
電動モータ21は、本発明に係るモータに相当し、打撃工具10の駆動源となっている。この電動モータ21は、モータ軸の軸線が左右方向に延びる横置きにて配置されている。なお、この左右方向は、この打撃軸線Xと直交交差する方向として規定される。電動モータ21は、後に詳述する2つのバッテリ装着部50のそれぞれに装着された2つの充電式バッテリ40から電力が供給されて回転駆動力を発生させる。電動モータ21により発生された回転駆動力は動力変換機構23に伝達される。動力変換機構23は、図示省略のクランク等を内蔵し、伝達された回転駆動力を往復動運動に変換する。動力変換機構23により変換された往復動運動は、打撃機構25に伝達される。
打撃機構25は、図示省略のピストンおよび打撃子を内蔵し、伝達された往復動運動を受けて工具保持部27を打撃駆動させる。工具保持部27は、チャック271を有し、先端工具としてのビットBを保持する。この工具保持部27に保持されるビットBは、工具保持部27の打撃駆動を受けて構造物を壊す打撃駆動をする。なお、この工具保持部27をなすチャック271の位置が工具本体11の最下端として設定される。なお、駆動機構20を構成する、電動モータ21、動力変換機構23、打撃機構25、工具保持部27については、ループハンドル30と共に打撃軸線X上に配置されている。
頭部ハウジング16の上端部分にはループハンドル30が設けられている。ループハンドル30は、工具本体11においてループ形状(輪状)にて形成されている。詳しく言えば、ループハンドル30は、上端に位置される柱状部位32が、左側連接部位33および右側連接部位34を介して下側に位置するベース部位31と連なることにより形成されている。この柱状部位32は、打撃軸線Xに対して直交交差する左右方向に延びている。なお、ベース部位31は、工具胴体13の出力側ハウジング14と連なるように形成されている。また、右側連接部位34には、図示省略の操作スイッチが設けられている。
ところで工具本体11には、充電式バッテリ40が着脱可能に装着されるバッテリ装着部50が設けられている。なお、このバッテリ装着部50は、後に説明する他の実施の形態のバッテリ装着部50と比較して、工具本体11に対する配設箇所については相違するものの、充電式バッテリ40が装着される構成については同一のものとなっている。このため、全ての実施の形態のバッテリ装着部に対して括弧書きで共通符号50を付している。なお、このバッテリ装着部50に着脱可能に装着される充電式バッテリ40は、電動モータ21に供給する電力が充電される。この充電式バッテリ40は、インパクトドライバやレシプロソーなどの多くの電動工具にて共用される充電式バッテリ(例えば株式会社マキタ製BL1840,BL3626等)となっている。
バッテリ装着部50は、上記した電動工具に設けられるバッテリ装着部と同様、スライドさせることにより着脱されるスライド式の充電式バッテリ40に対応した構造となっている。すなわち、充電式バッテリ40は、バッテリ装着部50に対して装着完了とされる場合には、図示省略の係止フックの係止によりバッテリ装着部50に対して相対的に固定される。これに対して、充電式バッテリ40の係止解除ボタンを押すと、バッテリ装着部50に対する充電式バッテリ40の係止フックの係止は解除される。そうすると、バッテリ装着部50に対する充電式バッテリ40の相対的なスライドは可能となり、充電式バッテリ40をスライドさせてバッテリ装着部50から取り外すことができる。このように設定されるバッテリ装着部50は、工具本体11に対して次のような位置に設けられる。
第1の実施の形態のバッテリ装着部51(50)は、図1に示すようにループハンドル30のベース部位31に2つ設けられている。このバッテリ装着部51は、ループハンドル30の内側となるベース部位31の内周部位35に設けられている。このバッテリ装着部51は、このベース部位31の内周部位35に打撃軸線Xを対称軸として左右対称で対をなすように設けられている。ちなみに、打撃軸線Xに対して左側が左側バッテリ装着部51aとなっており、打撃軸線Xに対して右側が右側バッテリ装着部51bとなっている。なお、左側バッテリ装着部51aと右側バッテリ装着部51bとには、前から後に向けてスライドさせることにより充電式バッテリ40が装着されるものとなっている。
これらのバッテリ装着部51a,51bの装着面は、互いにループハンドル30の上端に位置される柱状部位32に向いている。つまり、充電式バッテリ40は、バッテリ装着部51a,51bに対して相対的に上側にて装着される。また、これら左側バッテリ装着部51aと右側バッテリ装着部51bとは、工具頭部15において打撃軸線Xに対して左右対称に設定されている。つまり、これらのバッテリ装着部51a,51bに装着された2つの充電式バッテリ40の重心は、打撃軸線X上に存するように設定されている。なお、頭部ハウジング16の前後方向の寸法は、バッテリ装着部51a,51bに装着された充電式バッテリ40の前後方向の寸法よりも長くなっている。
上記した打撃工具10によれば、次の作用効果を奏することができる。すなわち、上記した打撃工具10によれば、工具本体11には充電式バッテリ40を着脱可能とするバッテリ装着部51a(50),51b(50)が設けられているので、電動モータ21には2つのバッテリ装着部51a,51bのそれぞれに装着された2つの充電式バッテリ40のそれぞれから電力を供給することができる。これによって、コードレス化の利便性を享受できる打撃工具10とすることができる。また、バッテリ装着部51a,51bは2つ設けられているので、2つの充電式バッテリ40から電力を供給することができる。これによって、高出力が求められる打撃工具10であっても十分な電力量を2つの充電式バッテリ40から確保することができる。例えば、2つの充電式バッテリ40を直列接続して高電圧の電力により打撃工具10に高出力させることができる。具体的には、定格電圧が18Vの2つの充電式バッテリ40を直列接続することにより、36V仕様の電源として電力供給を可能とする。また、2つの充電式バッテリ40を並列接続して大容量の電力により打撃工具10の稼動時間を延ばすことができる。具体的には、定格電圧が18Vの2つの充電式バッテリ40を並列接続することにより、打撃工具10の稼動時間を2倍の長さに延ばすことができる。
また、上記した打撃工具10によれば、バッテリ装着部51a,51bのそれぞれは打撃軸線Xに対して互いに左右対称となる位置に配置されているので、打撃軸線Xに対して対称方向となる左右バランスが保たれたものとなる。これによって、重量バランスに優れた使用者にとって扱い易い打撃工具10となる。また、上記した打撃工具10によれば、ループハンドル30を含む頭部ハウジング16は、駆動部ハウジング28に対してばね部材29を介して支持されている。この頭部ハウジング16には、バッテリ装着部51a,51bが設けられている。これによって、バッテリ装着部51a,51bに充電式バッテリ40が装着されているとループハンドル30側の質量は大きくなる。このようにして、駆動機構20からループハンドル30側への振動は抑えられることとなる。したがって、ループハンドル30の防振効果が高められて使用者にとって扱い易い打撃工具となる上、バッテリ装着部51a,51bに装着された充電式バッテリ40の駆動機構20からの振動が受け難いものにされ、充電式バッテリ40の保護を図ることができる。
また、上記した打撃工具10によれば、バッテリ装着部51a,51bのそれぞれに装着された充電式バッテリ40はループハンドル30の内周部位35に存することとなる。これによって、打撃工具10が前後左右で倒れることがあっても、ループハンドル30を含む頭部ハウジング16が地面に当たることにより、装着された充電式バッテリ40が地面に当てられることから守ることができる。これによって、バッテリ装着部51a,51bに装着された充電式バッテリ40の保護を図ることができる。また、このようにループハンドル30の内周部位35となる工具頭部15側にバッテリ装着部51a,51bが設けられていると、使用者は立ったままで、一方の手でループハンドル30を握りながら他方の手で充電式バッテリ40を着脱することができ、充電式バッテリ40の交換がし易くなる。
[第2の実施の形態]
これ以降、上記した第1の実施の形態とは相違する第2および第3の実施の形態について図2および図3を参照しながら説明する。なお、これらの第2および第3の実施の形態にあっては、上記した第1の実施の形態の打撃工具10と比較して、概ね、バッテリ装着部50の配設位置などに関する構成のみが相違するものとなっている。このため、以下に説明する第2および第3の実施の形態では、他の実施の形態と略同様に構成される箇所について他の実施の形態にて付した符号と同一の符号を図面に付して説明を省略するものとする。次に、第2の実施の形態の打撃工具10Aについて図2を参照しながら説明する。図2の全体正面図は、第2の実施の形態の打撃工具10Aの全体を模式的に示している。
この第2の実施の形態の打撃工具10Aは、第1の実施の形態の打撃工具10と比較して、左側連接部位33および右側連接部位34の長さが短くされている。これらの左側連接部位33および右側連接部位34は、下側(重力方向下側)に向かって互いに向かい合う内側に延設されている。これらの左側連接部位33および右側連接部位34のそれぞれの外側面36a,36bには、バッテリ差込口55a,55bが設けられている。具体的に言えば、左側連接部位33の左側面36aには左バッテリ差込口55aが設けられ、右側連接部位34の右側面36bには右バッテリ差込口55bが設けられている。これらのバッテリ差込口55a,55bは、頭部ハウジング16内部のバッテリ装着部52(50)に向けて、充電式バッテリ40を装着可能とするハウジングの挿入開口部として設定される。
これらのバッテリ差込口55a,55bを含むバッテリ装着部52a,52bにあっても、工具頭部15において打撃軸線Xに応じた左右対称位置に対をなすようにして設けられている。第2の実施の形態の打撃工具10Aのバッテリ装着部52(50)は、工具本体11の一部である頭部ハウジング16の内部に設けられている。このバッテリ装着部52(50)は、頭部ハウジング16のベース部位31に設けられている。具体的には、ベース部位31内部には、上記したバッテリ差込口55a,55bと通じるバッテリ挿入空間56a,56bが設けられている。これらのバッテリ挿入空間56a,56bは、頭部ハウジング16のベース部位31の内部を抉るようにようにして設けられている。
これらのバッテリ挿入空間56a,56bの空間は、バッテリ差込口55a,55bから互いに向かい合う内側(奥側)に向かうにしたがって下側(重力方向下側)に傾斜するようにように設定されている。このため、充電式バッテリ40をバッテリ差込口55a,55bからバッテリ挿入空間56a,56bに挿入するにあたっては、装着面を下側に向けて斜め下側(重力方向下側)に向けて差し込むように挿入される。また、これらのバッテリ挿入空間56a,56bには、充電式バッテリ40を着脱可能に装着されるバッテリ装着部52a,52bが設けられている。バッテリ装着部52a,52bは、充電式バッテリ40が装着される装着面が上側に向けられて、バッテリ挿入空間56a,56bの下側面に設定されている。なお、バッテリ挿入空間56a,56bに挿入されて、バッテリ装着部52a,52bに装着された充電式バッテリ40は、この充電式バッテリ40を取り外すことができるように、挿入基側の一部が外部に露出されるようになっている。
この第2の実施の形態の打撃工具10Aによれば、上記した第1の実施の形態の打撃工具10にて説明した、左右バランスに優れながら、コードレス化の利便性を享受できつつ稼動時間を十分とする作用効果を奏することができる。また、この第2の実施の形態の打撃工具10Aによれば、バッテリ装着部52a,52bに装着された充電式バッテリ40は頭部ハウジング16内部に存するので、充電式バッテリ40を外部衝突から守ることができる上、装着された充電式バッテリ40の防塵防水効果を高めることができる。また、第2の実施の形態のバッテリ装着部52a,52bに装着された充電式バッテリ40のそれぞれは、第1の実施の形態のバッテリ装着部51a,51bに装着された充電式バッテリ40と比較して、左右外側に離れて配置される。これによって、左右バランスに優れた使用者にとって扱い易い打撃工具10Aとなる。
また、バッテリ挿入空間56a,56bに挿入される充電式バッテリ40の挿入方向は、重力方向に依存する斜め下側となっている。これによって、バッテリ挿入空間56a,56bに充電式バッテリ40を挿入するにあたっては、充電式バッテリ40の自重を利用しながら挿入させることとなる。したがって、バッテリ装着部52a,52bに対して充電式バッテリ40を装着させ易くする上、バッテリ装着部52a,52bに対する装着後の充電式バッテリ40の外れもし難くすることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について図3を参照しながら説明する。図3の全体正面図は、第3の実施の形態の打撃工具10Bの全体を模式的に示している。第3の実施の形態の打撃工具10Bは、第3の実施の形態の打撃工具10Bと比較してバッテリ装着部53が工具胴体13に設けられている。この第3実施の形態のバッテリ装着部53(50)にあっても、左側バッテリ装着部53aと右側バッテリ装着部53bとが、工具胴体13において打撃軸線Xに対して左右対称位置に対をなすようにして設けられている。なお、工具胴体13は、頭部ハウジング16のベース部位31に対して、境界無く工具頭部15と連接されている。すなわち、工具胴体13は、工具頭部15と連接される上側部131と、その上側部131と連接される下側部132とを有する。上側部131は、ベース部位31の左右幅に一致してベース部位31の下側に連なっている。これに対し下側部132は、上側部131の左右幅を狭くして上側部131に連なっている。
この工具胴体13の下側部132には、バッテリ装着部53が設けられている。具体的には、下側部132の左側面13aには左側バッテリ装着部53aが設けられており、下側部132の右側面13bには右側バッテリ装着部53bが設けられている。つまり、左側バッテリ装着部53aは、下側部132をなす出力側ハウジング14の左側面13aにおいて左側に装着面を向けて設定されている。また、右側バッテリ装着部53bは、下側部132をなす出力側ハウジング14の右側面13bにおいて右側に装着面を向けて設定されている。これら左側バッテリ装着部53aと右側バッテリ装着部53bとには、下から上に向けてスライドさせることにより充電式バッテリ40が装着されるものとなっている。なお、この第3実施の形態のバッテリ装着部53(50)にあっても、左側バッテリ装着部53aと右側バッテリ装着部53bとは、工具胴体13において打撃軸線Xに対して左右対称位置に対をなすようにして設けられている。
第3の実施の形態の打撃工具10Bには、2つの境界線S1,S2が設定されている。すなわち、工具本体11のチャック271の下端(Y1)と、ループハンドル30の左下端縁部37(Y2)とを結ぶ線が左側境界線S1として設定される。また、工具本体11のチャック271の下端(Y1)と、ループハンドル30の右下端縁部38(Y3)とを結ぶ線が右側境界線S2として設定される。なお、チャック271は、工具本体11の最下端として規定している。また、ループハンドル30の左下端縁部37は工具本体11の左端として規定しており、ループハンドル30の右下端縁部38は工具本体11の右端として規定している。ここで、左側バッテリ装着部53aは、左側バッテリ装着部53aに装着された充電式バッテリ40の外周面40aが左側境界線S1より右側の範囲に収められるように設定されている。また、右側バッテリ装着部53bは、右側バッテリ装着部53bに装着された充電式バッテリ40の外周面40bが右側境界線S2より左側の範囲に収められるように設定されている。
この第3の実施の形態の打撃工具10Bによれば、上記した第1の実施の形態の打撃工具10にて説明した、左右バランスに優れながら、コードレス化の利便性を享受できつつ稼動時間を十分とする作用効果を奏することができる。また、これに加え、第3の実施の形態の打撃工具10Bによれば、バッテリ装着部53a,53bのそれぞれはループハンドル30に対して打撃出力側となる工具胴体13の左右それぞれの側面13a,13bに設定されているので、打撃工具10Bの重心位置を下に下げることができる。ここで、左側バッテリ装着部53aに装着された充電式バッテリ40は左側境界線S1より右側の範囲に収められている。このため、打撃工具10Bが左側に倒れてしまうことがあっても、先ずループハンドル30の左下端縁部37を地面に当てさせることができ、左側バッテリ装着部53aに装着された充電式バッテリ40が地面に当てられ難くなっている。
また、右側バッテリ装着部53bに装着された充電式バッテリ40は右側境界線S2より左側の範囲に収められている。このため、打撃工具10Bが右側に倒れてしまうことがあっても、先ずループハンドル30の右下端縁部38を地面に当てさせることができ、右側バッテリ装着部53bに装着された充電式バッテリ40が地面に当てられ難くなっている。これによって、バッテリ装着部53に装着された充電式バッテリ40の保護を図ることができる。
なお、本発明に係る打撃工具としては、上記した打撃工具の例に限定されるものではなく適宜に変更して構成されるものであってもよい。すなわち、上記した第1〜第3の実施の形態のバッテリ装着部51,52,53にあっては、工具本体11に対して全て2つずつ設けられるものとなっていた。しかしながら、本発明に係るバッテリ装着部は、これに限定されることなく、3つ以上の個数で工具本体に設けられるものであってもよい。ただ、このようにバッテリ装着部の個数を3つ以上とした場合には、上記した実施の形態のように打撃軸線Xに対しての前後左右のバランスを鑑みて配置位置が設定されることが好ましい。また、上記した実施の形態にあっては、充電式バッテリ40を保護するように、カバーや保護リブのような保護部材が設けられるものであってもよい。このような保護部材が設けられていると、装着された充電式バッテリ40の防塵防水効果を高めたり、装着された充電式バッテリ40を外部衝突から守ったりすることができる。また、上記した第1〜第3の実施の形態のほか、これらの各構成の種々の部分を適宜に組み合わせることにより成し得る実施の形態とするものであってもよい。
10,10A,10B 打撃工具
11 工具本体
13 工具胴体
13a 工具胴体の左側面
13b 工具胴体の右側面
131 工具胴体の上側部
132 工具胴体の下側部
14 出力側ハウジング
15 工具頭部
16 頭部ハウジング
17 ツマミナット
18 サイドハンドル
20 駆動機構
21 電動モータ
23 動力変換機構
25 打撃機構
27 工具保持部
271 チャック
28 駆動部ハウジング
29 ばね部材(弾性部材)
30 ループハンドル
31 ベース部位
32 柱状部位
33 左側連接部位
34 右側連接部位
35 内周部位
36a 左側面
36b 右側面
37 左下端縁部
38 右下端縁部
40 充電式バッテリ
40a 左側の充電式バッテリの外周面
40b 右側の充電式バッテリの外周面
50(51,52,53) バッテリ装着部
51a,52a,53a 左側バッテリ装着部
51b,52b,53b 右側バッテリ装着部
55a(55) 左バッテリ差込口
55b(55) 右バッテリ差込口
56a,56b バッテリ挿入空間
B ビット
S1 左側境界線
S2 右側境界線
X 打撃軸線

Claims (6)

  1. 打撃駆動する打撃軸線上にモータとハンドルが順に並べられる工具本体を有する打撃工具であって、
    前記工具本体には、前記モータの電源となる充電式バッテリが着脱可能に装着されるバッテリ装着部が配設されており、
    前記バッテリ装着部は、複数の充電式バッテリを電源として使用可能に前記工具本体に複数設けられている、打撃工具。
  2. 請求項1に記載の打撃工具において、
    前記バッテリ装着部のそれぞれは、打撃軸線に対して互いに対称となる位置に配置されている、打撃工具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の打撃工具において、
    前記工具本体は、前記モータを含んで打撃運動を発生させる駆動部を有し、
    前記ハンドルを含む頭部ハウジングは、前記駆動部に対して弾性部材を介して支持されており、
    前記頭部ハウジングには、前記バッテリ装着部が設けられている、打撃工具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の打撃工具において、
    前記ハンドルは、前記工具本体に対してループ形をなしており、
    前記バッテリ装着部のそれぞれは、前記ハンドルの内側に設定されている、打撃工具。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の打撃工具において、
    前記バッテリ装着部は、前記工具本体のハウジング内部に設けられ、
    前記ハウジングには、該ハウジング内部の前記バッテリ装着部に装着可能とするバッテリ差込口が設けられている、打撃工具。
  6. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の打撃工具において、
    前記バッテリ装着部のそれぞれは、前記ハンドルに対して打撃出力側となる前記工具本体の左右それぞれの側面に設定されており、
    左側面に配置される左側バッテリ装着部は、該左側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリの外周面が前記工具本体の最下端と該工具本体の左端とを結ぶ左側境界線より右側の範囲に収められるように設定されており、
    右側面に配置される右側バッテリ装着部は、該右側バッテリ装着部に装着された充電式バッテリの外周面が前記工具本体の最下端と該工具本体の右端とを結ぶ右側境界線より左側の範囲に収められるように設定されている、打撃工具。
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