JPH0928045A - バッテリー充電装置及び充電制御方法 - Google Patents

バッテリー充電装置及び充電制御方法

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JPH0928045A
JPH0928045A JP7173549A JP17354995A JPH0928045A JP H0928045 A JPH0928045 A JP H0928045A JP 7173549 A JP7173549 A JP 7173549A JP 17354995 A JP17354995 A JP 17354995A JP H0928045 A JPH0928045 A JP H0928045A
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JP
Japan
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charging
battery
electrode
terminal
control
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Application number
JP7173549A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ito
弘昭 伊藤
Hideo Mitsui
英郎 三井
Mitsuo Uchiumi
充朗 内海
Katsu Takemura
克 武村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Sony Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0928045A publication Critical patent/JPH0928045A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーの充電動作を行いながら同時に負
荷機器への放電動作を可能にすると共に、バッテリー充
電器に対するバッテリー着脱時の過電圧によるバッテリ
ーへの影響や電極からの火花放電等を回避することので
きるバッテリー充電装置を得る。 【解決手段】 充電式のバッテリー2に充電用端子7と
放電用端子11をそれぞれ別々に備え、バッテリー2の
充電用端子7とバッテリー充電器1の充電用端子4は、
充電電流を供給するための充電電極雄端子5a,5b及
び充電電極雌端子9a,9bと、充電制御を行うための
制御電極雄端子6a,6b及び制御電極雌端子10a,
10bを介して接続され、制御電極雄端子6a,6bを
充電電極雄端子5a,5bより短かくし、充電電極雄端
子5a,5bが先に接続された後、制御電極雄端子6
a,6bが後から接続されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーの充電
装置及び充電制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、バッテリーの電極端子構造
では充電用の電極端子と放電用の電極端子を共通にした
構造となっている。このような構造では充電電流が比較
的少ない場合には、電極端子同志の接触抵抗が殆ど無視
できる程度に少ないためバッテリーの発熱による問題は
ないが、充電電流が大きくなると電極の接触抵抗による
発熱が大きな問題となり、このため、大電流による充電
には不向きであった。
【0003】また、バッテリー異極間の短絡保護のた
め、遮断器等の過負荷保護装置が外部電極と内部の素電
池間に接続されているが、過負荷保護装置の許容電流を
越える充電電流を供給すると、過負荷保護装置が作動し
その後の充電動作が不可能となるといった問題がある。
【0004】また、充電用と放電用とが共通の電極では
充電しながらバッテリー自体から放電する構造にするこ
とが困難であり、仮に、充電しながら負荷機器へ放電で
きるようにした場合、バッテリー充電器とバッテリーと
の接触不良が発生すると充電器からの高い充電電圧によ
り負荷機器が故障する危険がある。
【0005】一方、従来のバッテリー充電装置において
はバッテリー充電器とバッテリーの電極構造には、充電
電流を供給するための充電電極と、充電制御を行うため
の制御電極とを有するが、充電電極と制御電極とが殆ど
同時に接続されるような構造になっており、接続時にお
ける充電電力の制御については全く考慮されていないの
が実情である。
【0006】このため、例えば充電電極よりも先に制御
電極が接続されると、充電電極が完全に接続される前に
制御回路で充電回路を起動させることになるので、充電
電力をバッテリーに供給するための高い電圧が充電出力
端子に発生することになる。従って、充電電極が後から
接続された瞬間に高電圧がバッテリーに印加されるよう
になり、バッテリーに悪影響を及ぼす可能性があった。
【0007】また、充電中にバッテリーを強制的に取り
出したとき制御電極よりも充電電極が先に離れることが
あり得るため、特に誘導性を有する回路等では逆起電力
が生じ、この結果、電極部分で火花放電等が発生して電
極の性能劣化が起こりバッテリー充電装置の信頼性に支
障をきたす恐れがあった。
【0008】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、充電式バッテリーの充電動作を
行いながら同時に負荷機器への放電動作を可能にすると
共に、バッテリー充電器に対するバッテリー着脱時の過
電圧によるバッテリーへの影響や電極からの火花放電等
を回避することのできるバッテリー充電装置を得ること
を目的とする。
【0009】また、入力情報によって充電回路の出力電
力を制御することのできる充電制御方法を得ることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるバッテリー充電装置は、バッテリーに
充電用端子と放電用端子を別々に備え、バッテリーの充
電用端子と接続されるバッテリー充電器の充電用端子
は、充電電流を供給するための充電電極と、充電制御を
行うための制御電極を有し、制御電極を上記充電電極よ
り短かくし、充電電極が先に接続された後、制御電極が
後から接続されるようにしたものである。
【0011】また、本発明による充電制御方法は、バッ
テリー充電器及びバッテリーが充電電流を供給するため
の充電電極と、充電制御を行うための制御電極を介して
接続され、制御電極からの制御信号と、充電電極からの
充電電圧との入力情報を充電回路を制御する制御回路に
入力し、これら複数の入力情報によって充電回路の出力
電力を制御するようにしたものである。
【0012】上述のように構成した本発明のバッテリー
充電装置は、充電用端子を利用してバッテリーの充電動
作が行えると同時に、放電用端子を利用して負荷機器へ
の放電動作を行うことができる。
【0013】また、充電時において充電電極が制御電極
より先に接続されることで、バッテリー充電器の充電出
力端子には高電圧が発生することなくバッテリー側は充
電の待機状態になり、その後、制御電極が接続されると
待機状態にあったバッテリーの充電動作が開始される。
【0014】また、充電終了時においては制御電極が充
電電極より先に離脱されるため、充電開始前の待機状態
に戻りバッテリーへの充電動作は停止する。その後、充
電電極が離れることで、バッテリー充電器の充電電極の
電位はバッテリー側の電圧と等しくなっているので電極
離脱時の火花放電等は発生しない。
【0015】また、本発明の充電制御方法は、バッテリ
ー充電器とバッテリーとが接続されることで、制御回路
より感熱素子に微小電流を流してバッテリー温度の変化
により生じる感熱素子の両端の電圧降下を制御回路で読
み取り、制御回路からの出力によって充電回路を制御す
るもので、充電出力は感熱素子の抵抗値変化、つまりバ
ッテリーの温度変化により制御される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるバッテリー充
電装置及び充電制御方法を図面を参照して説明する。
【0017】図1は本例によるバッテリー充電器と充電
動作される充電式のバッテリーの分離状態の斜視図であ
る。
【0018】バッテリー充電器の全体を符号1で示す。
このバッテリー充電器1にはその上面部から側面部に亘
ってバッテリー2が収容されるバッテリー充電収容部3
が設けられている。バッテリー充電収容部3はバッテリ
ー充電器1に対してバッテリー2が傾斜状態(図4参
照)に保持されるように第1の底面3aと第2の底面3
bから構成され、そして、第1の底面3aにコネクタ端
子部4が設けられている。
【0019】図2はコネクタ端子部4の筐体部を破断し
た斜視図であり、内部に4本の雄側電極端子が横列に配
置されている。外方側の2本の電極端子は充電電流を供
給するための充電電極雄端子5a,5bであり、内側の
2本の電極端子は充電制御を行うための制御電極雄端子
6a,6bである。そして、2本の制御電極雄端子6
a,6bは充電電極雄端子5a,5bより長さが短く、
かつ幅が若干狭く形成されている。これら、4本の電極
雄端子5a,5b及び6a,6bは筐体部の底部から外
方に突出しバッテリー充電器1の回路部と接続される。
【0020】一方、バッテリー2はその側面にコネクタ
端子部7を備えている。このコネクタ端子部7は凹部8
内に配置され、このコネクタ端子部7に4本の雌側電極
端子が横列に配置されている。外側の2本の電極端子は
バッテリー充電器1側の充電電極雄端子5a,5bと接
続される充電電極雌端子9a,9bであり、内側の2本
の電極端子は同じく制御電極雄端子6a,6bと接続さ
れる制御電極雌端子10a,10bである。
【0021】バッテリー2の底部には+極と−極よりな
る一対の充電電極を兼ねる放電電極端子部11が設けら
れている。この放電電極端子部11は底部より一段低く
した部分に長孔状の開口部12a,12bを有し、この
開口部12a,12bの底面が電極端子13a,13b
となっている。また、バッテリー2の前後方向の底面側
端部には一対づつの鉤状のフック部14a、14b及び
15a,15bを設けている。
【0022】バッテリー充電器1には第2のバッテリー
充電収容部16が設けられている。この第2のバッテリ
ー充電収容部16には図3に示すような従来型の充電式
のバッテリー17が収容される。
【0023】第2のバッテリー充電収容部16の底面に
は+極と−極よりなる一対の充電用電極ピン18a,1
8bが設けられ、この電極ピン18a,18bは図示し
ないばね部材を介して支持され、通常、ばね付勢されて
突出している。また、バッテリー収容部16の前後方向
の端部には一対づつの鉤状のロック片19a,19b及
び20a,20bが設けられている。
【0024】これに対してバッテリー17はその底部に
+極と−極よりなる一対の充電用電極端子部21が設け
られている。この充電用電極端子部21は底部より一段
低くした部分に長孔状の開口部22a,22bを有し、
この開口部22a,22bの底面が電極端子23a,2
3bとなっている。また、バッテリー17の前後方向の
底面側端部には一対づつの鉤状のフック部24a、24
b及び25a,25bを設けている。
【0025】第2のバッテリー充電収容部16へ従来型
のバッテリー17を装着して充電動作状態にするには、
充電収容部16の上方からバッテリー17を落し込んだ
状態で横移動させることでバッテリー17のフック部2
4a,24b及び25a,15bが充電収容部16のロ
ック片19a,19b及び20a,20bに係合され位
置決めされる。この際、充電収容部16の充電用電極ピ
ン18a,18bにバッテリー17の電極端子23a,
23bが電気的に接触してバッテリー17を充電状態に
することができる。
【0026】尚、バッテリー充電器1にはAC電源接続
用の電源プラグ26を有している。また、符号27はD
C出力用端子、28はバッテリー2の充電動作状態を点
灯表示する表示部である。
【0027】上述したバッテリー充電器1のコネクタ端
子部4にバッテリー2のコネクタ端子部7を接続した状
態が図4である。
【0028】すなわち、接続状態ではバッテリー充電器
1側のコネクタ端子部4がバッテリー2側の凹部8内に
挿入された状態で充電電極雄端子5aと充電電極雌端子
9a、充電電極雄端子5bと充電電極雌端子9b、制御
電極雄端子6aと制御電極雌端子10a、制御電極雄端
子6bと制御電極雌端子10bをそれぞれ電気的に接続
させることができる。この際、接続の優先順位は先に充
電電極雄端子5aと充電電極雌端子9a及び充電電極雄
端子5bと充電電極雌端子9bが接続され、その後、制
御電極雄端子6aと制御電極雌端子10a及び制御電極
雄端子6bと制御電極雌端子10bが遅れて接続され
る。
【0029】ここで、図5にバッテリー充電器1とバッ
テリー2との回路図を示す。バッテリー充電器1におい
て充電電極雄端子5aと5bは充電回路29に接続され
ており、制御電極雄端子6aと6bは制御回路30に接
続されている。充電回路29には電源プラグ26から電
源が供給される。
【0030】また、バッテリー2において充電電極雌端
子9aと9bは素電池31の+電極と−電極に接続され
ており、制御電極雌端子10aと10bは感熱素子32
に接続されている。さらに、素電池31の+極と−極と
に放電用電極端子部11の電極端子13aと13bが接
続され、放電用電極端子部11の+極の電極端子13a
と素電池31の+極の間に過電流保護素子33が接続さ
れている。
【0031】次に、充電動作について説明する。まず、
バッテリー2が接続されていない状態のバッテリー充電
器1は、制御電極雄端子6a,6bからの制御回路30
への入力は、充電回路29を動作させず従って、充電電
極雄端子5a,5bには充電電力は供給されない。
【0032】ここで、バッテリー充電器1のコネクタ端
子部4にバッテリー2のコネクタ端子部7が接続される
と、まず、充電電極雄端子5aと充電電極雌端子9a及
び充電電極雄端子5bと充電電極雌端子9bが接続され
る。これにより、バッテリー2側の充電電極雌端子9a
に発生している電圧が充電電極雄端子5aを経由して制
御回路30に印加され、充電回路29を作動させるため
の条件、例えば電池電圧が正常であるかどうかがチェッ
クされ、異常がなければ充電回路29を動作させるため
の待機状態となる。
【0033】その後、制御電極雄端子6aと制御電極雌
端子10a及び制御電極雄端子6bと制御電極雌端子1
0bが接続されることにより、制御回路30より制御電
極雄端子6a及び制御電極雌端子10aを経由して感熱
素子32に微小電流を供給し、電池温度により生じる感
熱素子32の電圧降下を制御回路30で検知し、よって
制御回路30からの出力によって待機状態の充電回路2
9を起動させ、充電回路29からの充電出力が充電電極
雄端子5aと充電電極雌端子9a及び充電電極雄端子5
bと充電電極雌端子9bを経由してバッテリー2の素電
池31は充電される。この通電経路は許容電力が小さい
従来からあるような保護素子が存在しないので、大電流
による充電を可能にしている。
【0034】ここで、素電池31の充電が進行するとそ
れ自体の発熱のため温度が上昇する。この温度上昇は負
の特性を持つ感熱素子32の温度特性による抵抗値の低
下を生ぜしめ、この抵抗値変化を制御電極雌端子10
a,10bから制御電極雄端子6a,6bを経て制御回
路30に入力し、素電池31の温度上昇を検知してい
る。また、感熱素子32の温度特性は正の特性を持つも
のでもよい。この場合は抵抗値は高い方へ変化すること
になる。
【0035】尚、充電回路29やバッテリー2の異常な
どで制御回路30が待機状態となっていない場合には、
制御電極雄端子6aからの入力が正常であっても充電回
路29は起動しない。
【0036】かくして、バッテリー2の充電が完了した
時点でバッテリー2がバッテリー充電器1より離脱され
ると、まず、制御電極雄端子6aと制御電極雌端子10
a及び制御電極雄端子6bと制御電極雌端子10bとの
接続が離れる。これによって、制御回路30が充電動作
開始前の待機状態に戻りバッテリー2への充電電流の供
給は停止する。
【0037】その後、充電電極雄端子5aと充電電極雌
端子9a及び充電電極雄端子5bと充電電極雌端子9b
との接続が離れる。このとき、充電電極雄端子5a,5
bの電位はバッテリー2側の素電池31の電圧と同電位
になっているため、端子離脱時には火花放電等は全く発
生しない。
【0038】このように本発明ではバッテリー2の大電
流による充電は、従来から存在するような電極端子11
によらずバッテリー充電器1のコネクタ端子部4とバッ
テリー2のコネクタ端子部7との接続によって可能とな
る。
【0039】図6はバッテリー充電器1のコネクタ端子
部4にバッテリー2を接続して充電動作している状態と
共に、バッテリー充電器1の第2のバッテリー充電収容
部16に従来の充電式バッテリー17を装着して充電動
作している状態である。このように本発明の充電装置
は、2つのバッテリーを同時に充電することができると
いった利点がある。
【0040】次に、バッテリー充電器1でバッテリー2
を充電しながら負荷機器に放電する場合の構成と動作を
図7について説明する。
【0041】この場合、バッテリー2はバッテリー充電
器1に直接接続するものでなく図8に示すような接続コ
ード34を介して接続する。接続コード34はその一端
側にバッテリー充電器1側のコネクタ端子部4と接続さ
れるコネクタ35を備えている。このコネクタ35はカ
バー36内に有し、コネクタ35にはコネクタ端子部4
の充電電極雄端子5a,5bと接続される雌型端子37
a,37b及び制御電極雄端子6a,6bと接続される
雌型端子38a,38bを備えている。
【0042】また、接続コード34の他端側にバッテリ
ー2のコネクタ端子部7と接続されるコネクタ39を備
えている。このコネクタ39にはコネクタ端子部7の充
電電極雌端子9a,9bと接続される雄型端子40a,
40bと制御電極雌端子10a,10bと接続される雄
型端子40a,40bより短い雄型端子41a,41b
を備えている。
【0043】かくして、バッテリー充電器1と接続コー
ド34を介して接続される充電式のバッテリー2は、負
荷機器として例えば照明器具42に接続される。この照
明器具42の接続面にはバッテリー2の一対の放電電極
端子11と接続される電極ピン43a,43bを有する
と共に、接続面の端部にバッテリー2側のフック部14
a,14b及び15a,15bと係合されるロック片4
4a,44b及び45a,45bを設けている。尚、4
6は照明器具42の点滅スイッチである。
【0044】さて、バッテリー2のフック部14a,1
4b及び15a,15bに照明器具42のロック片44
a,44b及び45a,45bを係合することで、バッ
テリー2の放電電極端子11と照明器具42の電極ピン
43a,43bが電気的に接続され、これにより素電池
31からの電力が過電流保護素子33を経て照明器具4
2に供給されバッテリー2は放電動作する。ここで、バ
ッテリー2のコネクタ端子部7とバッテリー充電器1の
コネクタ端子部4を接続コード34を介して接続する
と、バッテリー充電器1の充電回路29を経て電源から
の充電電力がバッテリー2の素電池31へ供給され充電
動作されることになる。
【0045】この場合において、素電池31の充電状態
により充電電力の一部が照明器具42へ供給されること
もある。すなわち、素電池31が放電し切った状態のと
きは充電回路29からの充電電力の殆どが素電池31の
充電のために供給され、素電池31が充電完了に近づい
たときには充電電力の殆どが照明器具42へ供給され
る。ここで、もし、照明器具42の消費電力の方が供給
される充電電力よりも大きい場合には、その不足分は素
電池31からの放電電力で補うことができる。
【0046】因みに、上述したような充電動作と放電動
作とを従来のバッテリー充電器と従来の充電式バッテリ
ーで行おうとすると、バッテリーの接続端子部が1箇所
しか存在しないため負荷機器を接続するためには、充電
器の接続端子部とバッテリーの接続端子部の間に負荷機
器へ電力を供給するための中間接続器を用意する必要が
ある。しかし、この場合は中間接続器とバッテリーとの
間に接触不良が発生すると、高い電圧に設定された充電
電圧が負荷機器に直接印加されるため故障の危険性があ
る。また、別の方法として充電器側の充電回路より別に
負荷機器用の電力を取り出すことも考えられるが構成が
複雑化してコスト的に不利となる。
【0047】その点、本発明の構成とすることにより、
バッテリー2に充電動作しながら安全かつ、確実に負荷
機器への放電動作を行うことかできるといった利点があ
る。
【0048】また、接続コード34の一方のコネクタ3
5とバッテリー充電器1のコネクタ端子部4の端子構造
及び接続コード34の他方のコネクタ39とバッテリー
2のコネクタ端子部7の端子構造に着脱時の優先順位が
決められているため、上述した場合と同様に接続時にお
ける高電圧の発生、離脱時の火花放電等の発生を防止す
ることができる。
【0049】本発明の実施例ではバッテリー充電器1の
コネクタ端子部4の電極端子の数を充電電極雄端子5
a,5bと制御電極雄端子6a,6bの2本づつ計4本
の場合について説明したが、図9に示すように例えば充
電電極雄端子は上述の場合と同様に5a,5bの2本と
し、制御電極雄端子は6aの1本にして計3本にするこ
とも可能である。この場合は省略された制御電極雄端子
のもう1本は充電電極雄端子5bが制御電極の役目を果
たすように兼用している。
【0050】従って、このような3本の電極端子からな
るコネクタ端子部4と接続されるバッテリー2側のコネ
クタ端子部は図示しないが2本の充電電極雌端子と1本
の制御電極雌端子とからなり、このうち1本の充電電極
雌端子が制御電極雌端子を兼用するようになる。このよ
うに構成することで、コネクタ端子部の小型化及び低コ
スト化が可能となる。
【0051】また、バッテリー充電器1側のコネクタ端
子部4の別の実施例として図10に示すように充電電極
雄端子は5a,5bの2本とし、制御電極雄端子は6a
の1本にして計3本にすると共にもう1本の制御電極雄
端子は筐体壁に制御電極端子板6cとして配置されてい
る。
【0052】これに対してバッテリー2側のコネクタ端
子部7には図10に示すように2本の充電電極雌端子9
a,9bと1本の制御電極雌端子10aを有すると共
に、コネクタ端子部7の一部に制御電極端子板6cが挿
入される制御電極雌端子10cを備えている。この端子
10cに図11の断面図で示すように板ばねからなる電
極板10dが設けられ、上述した制御電極端子板6cが
電気的に接続される。
【0053】本発明は、上述しかつ図面に示した実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【0054】例えば、コネクタ端子部4の充電電極雄端
子5a,5b及び制御電極雄端子6a,6bの配列順序
や端子間隔などについては図2に示した実施例に限らず
自由に変更可能である。
【0055】また、コネクタ端子部4の雄端子を雌端子
にし、コネクタ端子部7の雌端子を雄端子にすることも
可能である。ただし、この場合は雄端子がバッテリー側
となるため、その取扱い上、短絡しないように保護素子
が必要となる。
【0056】また、バッテリー充電器1に対するバッテ
リー2の接続形態は図4に示した例による以外、例えば
充電器1の上面に凹み状のバッテリー収容部を形成し、
この収容部内にバッテリーを収めてスライドさせること
でコネクタ端子部同志が接続されるような構成も可能で
ある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバッテリ
ー充電装置は、バッテリーに充電用端子と放電用端子を
別々に備え、バッテリーの充電用端子と接続されるバッ
テリー充電器の充電用端子は、充電電流を供給するため
の充電電極と、充電制御を行うための制御電極を有し、
制御電極を上記充電電極より短かくし、充電電極が先に
接続された後、制御電極が後から接続されるようにした
ので、充電用端子を利用してバッテリーの充電動作が行
えると同時に、放電用端子を利用して負荷機器への放電
動作を安全、かつ確実に行うことができるといった効果
がある。
【0058】また、バッテリー充電器及びバッテリーが
充電電流を供給するための充電電極と、充電制御を行う
ための制御電極を介して接続され、制御電極を充電電極
より短かくし、充電電極が先に接続された後、制御電極
が接続されるようにしたので、バッテリー挿着時におい
てバッテリー側に急激に高電圧が印加されることもなく
バッテリーへの悪影響を未然に回避することができる。
また、バッテリーの離脱時には制御電極が先に離脱され
るため、端子電極から火花放電等の過渡減少を防止する
ことができるといった効果がある。
【0059】また、本発明の充電制御方法は、バッテリ
ー充電器及びバッテリーが充電電流を供給するための充
電電極と、充電制御を行うための制御電極を介して接続
され、制御電極からの制御信号と、充電電極からの充電
電圧との入力情報を充電回路を制御する制御回路に入力
し、これら入力情報によって充電回路の出力電力を制御
するようにしたので、入力情報の優先順位によるきめ細
かい制御が可能となり、より適切な充電動作が可能とな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例のバッテリー充電器と充電式バッテリーの
分離状態の斜視図である。
【図2】バッテリー充電器側のコネクタ端子部の破断斜
視図である。
【図3】従来の充電式バッテリーの斜視図である。
【図4】本例のバッテリー充電器へのバッテリーの接続
状態の部分断面図である。
【図5】バッテリー充電器とバッテリーとの回路図であ
る。
【図6】バッテリー充電器に本発明のバッテリーと従来
のバッテリーとを装着した充電状態の斜視図である。
【図7】バッテリー充電器を使用して充電動作と放電動
作を同時に行っている実施例の斜視図である。
【図8】接続コードの斜視図である。
【図9】コネクタ端子部の他の実施例の破断斜視図であ
る。
【図10】バッテリー充電器とバッテリーとのコネクタ
端子部の別の例の斜視図である。
【図11】図10のコネクタ端子部の断面図である。
【符号の説明】
1 バッテリー充電器 2 バッテリー 3 収容部 4 バッテリー充電器のコネクタ端子部 5a,5b 充電電極雄端子 6a,6b 制御電極雄端子 6c 制御電極端子板 7 バッテリーのコネクタ端子部 9a,9b 充電電極雌端子 10a,10b,10c 制御電極雌端子 10d 電極板 11 放電電極端子 14a,14b、15a,15b フック部 16 第2のバッテリー充電収容部 17 従来の充電式バッテリー 26 電源プラグ 29 充電回路 30 制御回路 31 素電池 32 感熱素子 33 過電流保護素子 34 接続コード 35,39 コネクタ 42 照明器具 43a,43b 電極ピン 44a,44b、45a,45b ロック片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 充朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 武村 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電式のバッテリーが電極端子を介して
    バッテリー充電器に接続され充電動作されるバッテリー
    充電装置において、 上記バッテリーに充電用端子と放電用端子をそれぞれ別
    々に備え、上記バッテリーの充電用端子と接続される上
    記バッテリー充電器の充電用端子は、充電電流を供給す
    るための充電電極と、充電制御を行うための制御電極を
    有し、上記制御電極を上記充電電極より短かくし、上記
    充電電極が先に接続された後、上記制御電極が後から接
    続されるようにしたことを特徴とするバッテリー充電装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバッテリー充電装置にお
    いて、 上記バッテリー充電器の充電用端子とバッテリーの充電
    用端子を接続コードで接続することで、上記バッテリー
    の充電動作と負荷機器への放電動作を同時に行えること
    を特徴とするバッテリー充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバッテリー充電装置にお
    いて、 上記充電用端子は上記充電電極が二端子と、上記制御電
    極が二端子あることを特徴とするバッテリー充電装置。
  4. 【請求項4】 バッテリーが電極端子を介して充電器に
    接続され充電動作される充電制御方法において、 上記バッテリー充電器及び上記バッテリーが充電電流を
    供給するための充電電極と、充電制御を行うための制御
    電極を介して接続され、上記制御電極からの制御信号
    と、上記充電電極からの充電電圧との入力情報を充電回
    路を制御する制御回路に入力し、これら入力情報によっ
    て充電回路の出力電力を制御するようにしたことを特徴
    とする充電制御方法。
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