JP2007015045A - コードレス電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】長寿命でその構造が簡単なコードレス電動工具を提供する。
【解決手段】ドライバーを回転させるブラシレスDCモータ18と、インバータ回路52と、制御回路54とを有し、インバータ回路52と制御回路54へ30V〜42Vの高圧の電源を供給するバッテリーパック32と、バッテリーパック32から制御回路54への電源の供給をON/OFFさせるトリガースイッチ34とから構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コードレス電動工具に関するものである。
インパクトドライバー、グラインダーなどの電動工具の駆動源としてブラシレスDCモータが用いられている。このブラシレスDCモータを駆動させるために、電動工具内部にはインバータ回路、このインバータ回路を制御する制御回路などが内蔵されている。そして、電動工具のハウジングに設けられたトリガースイッチを作業者の指で操作することにより工具の回転速度を可変にしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−23823公報
上記のような電動工具は、打撃部、ギヤボックス、ブラシ付きモータ、接触スイッチ、NiMH電池から構成され、軽量、長寿命、作業者の負荷の軽減が求められる組み立てライン用工具としては、不適当である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、軽量、長寿命、作業者の負荷の軽減が可能なコードレス電動工具を提供する。
請求項1に係る発明は、ブラシレスDCモータと、前記ブラシレスDCモータに直結されたオイルパルスユニットと、前記オイルパルスユニットに取り付けられたドライバーなどの工具と、前記ブラシレスDCモータに直流電源を供給するバッテリーパックと、前記ブラシレスDCモータの回転状態を操作するためのトリガースイッチと、前記ブラシレスDCモータを制御するための駆動回路と、を有し、前記バッテリーパックがリチウムイオン電池から構成され、前記トリガースイッチが非接触型であることを特徴とするコードレス電動工具である。
請求項2に係る発明は、前記トリガースイッチは、スイッチ本体からトリガー部が摺動自在に配され、前記トリガー部から前記スイッチ本体内部に向かって移動部材が突出し、前記移動部材にはマグネットが設けられ、前記スイッチ本体内部であって、前記移動部材が摺動する方向に沿ってn個(但し、n>1である)のホール素子が配列され、かつ、前記n個のホール素子の中で隣接するホール素子同士の一部が摺動方向に関して重なるように配列されていることを特徴とする請求項1記載のコードレス電動工具である。
請求項3に係る発明は、n=2であることを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具である。
請求項4に係る発明は、前記n個のホール素子が千鳥状に配列されていることを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具である。
請求項5に係る発明は、前記駆動回路は、モータの回転速度を制御する制御回路と、前記コードレス電動工具におけるn個のホール素子からのホール信号に基づいて速度指令信号を前記制御回路へ出力する速度制御回路とを有し、前記速度制御回路は、前記トリガー部が押圧されて第k番目のホール素子(但し、k>=1である)に対応する位置にストロークし、第k番目のホール素子からのみホール信号が入力した場合は、前記モータを回転速度Vm(Vm>0)で回転させる速度指令信号を出力し、前記トリガー部が押圧されて第k番目のホール素子と第(k+1)番目のホール素子に対応する位置にストロークし、第k番目のホール素子と第(k+1)番目のホール素子からのみホール信号が入力した場合は、前記モータを回転速度V(m+1)(但し、V(m+1)>Vmである)で回転させる速度指令信号を出力し、前記トリガー部が押圧されて第(k+1)番目のホール素子に対応する位置にストロークし、第(k+1)番目のホール素子からのみホール信号が入力した場合は、前記モータを回転速度V(m+2)(但し、V(m+2)>V(m+1)である)で回転させる速度指令信号を出力し、n個のホール素子に対して(2n−1)通りの速度指令信号を出力することを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具である。
請求項6に係る発明は、前記速度制御回路は、前記n個のホール素子からのホール信号が全く入力しない場合は、前記モータを停止させるための速度指令信号を出力する
ことを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具である。
請求項7に係る発明は、前記駆動回路は、前記ブラシレスDCモータに駆動電流を供給するインバーター回路と、前記インバータ回路を制御する制御回路とを有し、前記インバータ回路と前記制御回路へ30〜42Vの高圧の電源を供給する充電池と、前記充電池から前記制御回路への電源の供給をON/OFFさせるメインスイッチと、を有することを特徴とする請求項1記載のコードレス電動工具である。
請求項8に係る発明は、前記制御回路は、速度指令信号に基づいて前記モータの回転速度を制御する速度制御回路を有し、前記速度制御回路は、前記メインスイッチがON状態でトリガースイッチのトリガー部のストローク状態によって前記速度指令信号を出力し、また、前記メインスイッチがON状態で前記速度指令信号が出力されるまでブレーキ信号を前記制御回路へ出力し、前記制御回路は前記ブレーキ信号が入力しているときは前記モータを停止状態にすることを特徴とする請求項7記載のコードレス電動工具である。
本発明であると、ブラシレスDCモータとオイルパルスユニットとは直結されているので低騒音となり、バッテリーパックがリチウムイオン電池から構成されているので高出力となり、トリガースイッチが非接触型であるので長寿命となり、軽量、作業者の負荷の軽減となる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態のコードレス電動工具10について、図1〜図4に基づいて説明する。
(1)コードレス電動工具10の構造
図1に基づいて、コードレス電動工具10の構造について説明する。
コードレス電動工具10は、図1に示すようにインパクトドライバーであって、ビストル型のハウジング12から構成され、このハウジング12は筒状の本体14と、この本体14の後部下面から突出した把持部16とを有している。本体14の内部には、ブラシレスDCモータ(以下、単にモータという)18と、このモータ18の出力軸に連結されたオイルパルスユニット20を有し、オイルパルスユニット20の出力軸には、チャック22を介してドライバ24が取り付けられている。
モータ18の下方には、モータ18を駆動させるための駆動回路50が設けられた配線基板28が取り付けられている。
本体14と把持部16の境目の部分には、後から詳しく説明する非接触型のトリガースイッチ30が設けられている。
また、把持部16の下端には、リチウムイオン電池よりなるバッテリーパック32が着脱自在に設けられている。
(2)オイルパルスユニット20の構造
オイルパルスユニット20は、回転駆動されるライナーのオイルが充填された空間に出力軸を位置させると共に、出力軸に外周方向に向けてバネ付勢されてライナー内面を摺接するベーンを設けたもので、出力軸が負荷のために停止しているとき、モータ18に連結されたライナーの回転でオイルが充填された空間がベーンで仕切られた時点でオイルの圧力が急上昇し、この圧力によってベーン及び出力軸に回転方向の衝撃を加えるものである。
オイルパルスユニット20は、オイル交換を行えば長寿命となる。また、モータ18とオイルパルスユニット20を直結しているため、ギヤボックスを用いず低騒音となる。
(3)トリガースイッチ30の構造
次に、非接触型のトリガースイッチ30の構造について、図2に基づいて説明する。
非接触型のトリガースイッチ30は、箱状のスイッチ本体36と、このスイッチ本体36に対し摺動自在に設けられたトリガー部38を有している。トリガー部38からスイッチ本体36の方向に向かって棒状の移動部材40が突出している。この移動部材40の先端部にはマグネット42が取り付けられ、このマグネット42を有する移動部材40の先端部が、スイッチ本体36内部に挿入されている。また、トリガー部38はコイル状のバネ44によって、常に外方に付勢されている。
スイッチ本体36の内部であって、移動部材40の摺動方向に沿って千鳥状に2個のホールIC46,48が設けられている。第1のホールIC46が、移動部材40の下方であって、かつ、トリガー部38に近い部分に設けられている。第2のホールIC48は、移動部材40の上方であって、トリガー部38から離れた位置に取り付けられ、第1のホールIC46と第2のホールIC48とは、移動部材40の摺動方向に関して重なった部分が存在する。
また、第1のホールIC46の前方には、マイクロスイッチよりなるメインスイッチ34が配されている。このメインスイッチ34は、トリガー部38が全く押圧されていない状態の移動部材40の位置である初期位置を検出するものであり、トリガー部38が少しでも押圧されて移動部材40が移動するとOFF状態からON状態になる。
これらメインスイッチ34と第1のホールIC46と第2のホールIC48とは、不図示の配線基板に設けられ、この配線基板はスイッチ本体36に収納されている。
トリガースイッチ30のトリガー部38を全く押圧していない状態では、バネ44の付勢力によって、図2の初期位置に保持されている。そして、トリガー部38を指で押圧することにより、移動部材40が移動し、図2における初期位置、Aの範囲、Bの範囲、Cの範囲、Dの範囲に移動する。
マグネット42がAの範囲にあるときは、トリガー部38が初期位置から押圧されて移動部材40が移動しているので、メインスイッチ34がOFF状態からON状態になる。また、図4に示すように、第1のホールIC46と第2のホールIC48からのホール信号は、両方ともOFF状態となっている。
マグネット42がBの範囲にあるときは、第1のホールIC46のみに対応するため、第1のホールIC46のみからホールICがホール信号がON状態となり、第2のホールIC48からのホール信号はOFF状態となる。
マグネット42がCの範囲にあるときは、第1のホールIC46と第2のホールIC48の重なった位置に対応するため、第1のホールIC46と第2のホールIC48からの両方のホール信号がON状態となる。
マグネット42がDの範囲にあるときは、第1のホールIC46から離れ、第2のホールIC48にのみに対応するため、第2のホールIC48のみからON状態のホール信号が出力される。
したがって、2個のホールIC46,48によって、図4に示すように停止、低速、中速、高速の4通りの状態を実現することができる。
(4)駆動回路50の構成
次に、駆動回路50の構成について、図3に基づいて説明する。
図3に示すように、駆動回路50は、インバータ回路52とインバータ回路52を制御する制御回路54と上記で説明したメインスイッチ回路33と、速度制御回路56と、上記で説明したトリガースイッチ30とから構成されている。
インバータ回路52は、6個のFET1〜6から構成され、2個のFETが直列に接続された回路が3組並列に取り付けられたフルブリッジ回路である。そして、各直列に接続されたFET1〜6の中間点からモータ18の固定子巻線に駆動電流を供給する。6個のFET1〜6は、制御回路54に内蔵されている論理回路からのゲート信号によってON/OFFすることができる。また、このインバータ回路52は、リチウムイオン電池よりなるバッテリーパック32から電圧が供給される。
制御回路54は、上記で説明した論理回路以外に、モータ18の回転速度を検出する回転速度検出回路と、この回転検出回路からの回転信号と、速度制御回路56から入力する速度指令信号に基づいてフィードバック制御を行い、論理回路を経てモータ18を速度指令信号に基づく回転速度のPWM制御をしている。
制御回路54は、バッテリーパック32からその駆動のための電源が供給され、かつ、バッテリーパック32と制御回路54との間には、メインスイッチ回路33が設けられている。このメインスイッチ回路33は、メインスイッチ34とスイッチングトランジスタ35から構成され、メインスイッチ34をON状態になると、スイッチングトランジスタ35もON状態になり、バッテリーパック32から直流電源が供給されて制御回路54が駆動する。
また、速度制御回路56からは速度指令信号以外に、ブレーキ信号が入力する。ブレーキ信号が入力しているときは、インバータ回路52における6個のFET1〜6の中で、上段にあるFET1,FET3,FET5を全てON状態にし、他の下段にあるFET2,4,6をOFF状態にして、モータ18の回転を停止させる。なお、この場合に上段のFET1,3,5を全てOFF状態にし、下段のFET2,4,6をON状態にしてもよい。この場合であってもモータ18の回転を停止させることができる。
(5)コードレス電動工具10の動作状態
次に、図4に基づいてコードレス電動工具10の動作状態について説明する。
メインスイッチ34がOFF状態のときは、制御回路54に電源が供給されていないため、モータ18は停止状態となっている。但し、この場合においてもバッテリーパック32からインバータ回路52には電圧がかかった状態となっている。
コードレス電動工具10の作業者が、トリガー部38を初期位置から少しでも押圧してメインスイッチ34をON状態にすると、すなわち、Aの範囲にあるときは、制御回路54に電源が投入される。しかし、マグネット42が図2におけるAの範囲にあるときは、図4に示すように速度制御回路56からはブレーキ信号が出力され、制御回路54は上記したようにモータ18を停止状態にしている。ここで、メインスイッチ34をON状態にした場合に、メインスイッチ34に流れる電流は微小な電流であり、また、スイッチングトランジスタ35が動作するだけであるため、アークが発生がない。
作業者がトリガー部38を押圧しマグネット42がBの範囲にくると、上記で説明したように低速の速度指令信号が速度制御回路56から出力される。また、ブレーキ信号はOFF状態となる。制御回路54は、低速の速度指令信号に併せてモータ18を低速で回転させる。
作業者がさらにトリガー部38を押圧して、マグネット42がCの範囲にくると、中速の速度指令信号が速度制御回路56から出力される。
作業者がさらにトリガー部38を押圧して、マグネット42がDの範囲にくると、高速の速度指令信号が速度制御回路56から出力される。
そして、作業者が作業を終えトリガー部38から手を放すと、バネ44の付勢力によりトリガー部38がAの範囲からさらに初期位置に復帰し、ブレーキ信号が速度制御回路56から出力され、モータ18が停止する。
このように、制御回路54への電源をON/OFFするのみであるため、アークによる経年劣化を防止することができる。
トリガースイッチ30は、2個のホールIC46,48と非接触のマグネット42とから構成されているため、機械的な接触がなく長寿命化を図ることができる。
2個のホールIC46,48から停止、低速、中速、高速の4段階の速度指令を行うことができる。
また、コードレス電動工具10であるため、コードからの煩わしさから開放され、操作性が良好である。
(6)バッテリーパック32の構造
バッテリーパック32の構造について、図5〜図7に基づいて説明する。
バッテリーパック32の本体を構成する電池ケース112は、合成樹脂製であって、ほぼ立方体をなしている。この電池ケース112の内部には、円柱形のリチウムイオン電池10を直列に接続したリチウムイオン電池集合体(以下、電池セルという)114が収納されている。この電池セル114の上面には、充放電を司るための充放電回路116の第1配線基板118が設けられている。また、電池セル114の前面には、この電池セル114の残量を検出するための残量チェック回路120を有した第2配線基板122が設けられ、この第2配線基板122には、残量チェックを行うためのスイッチ124と残量チェックの結果を表すための3個のLED126が設けられている。そして、このスイッチ124と3個のLED126は電池ケース112の前面に露出している。
電池ケース112の上面は、図5に示すように後部にコードレス電動工具10や充電器200と接続して固定するための爪部128が設けられている。この爪部128は、図6に示すように、コイルバネ130によって上方に付勢され、上下動自在となっている。また、この爪部128には、爪部128の係合を解除する解除部129が設けられている。
電池ケース112の上面には、コードレス電動工具10や、充電器200と接続するための左右一対のガイドレール132,132が設けられている。この左右一対のガイドレール132,132は、図7に示すように溝によって形成され、挿入側から基部側、即ち図5においては下から上に行くほどその間隔が広くなるように傾斜しており、例えばその傾斜角度は5°である。
この左右一対のガイドレール132,132の挿入側には、凹部134が設けられている。この凹部134は、コードレス電動工具10や充電器200のソケット80,204が挿入される部分である。
また、左右一対のガイドレール132,132の間には、正負一対の充電端子136,138が設けられている。すなわち、左右一対のガイドレール132,132の間に充電用端子136,138のための充電溝140,142が設けられ、この充電溝140,142に金属製の充電端子136,138が露出している。正負一対の充電端子136,138の間には、正負一対の放電端子144,146が設けられている。すなわち、左右一対の充電溝140,142の間に左右一対の放電溝148,150を設け、この放電溝148,150にそれぞれ金属製の放電端子144,146が露出している。なお、充電溝140,142及び放電溝148,150は、左右一対のガイドレール132,132の挿入方向に沿って設けられている。
一対の充電端子136,138の間で、かつ、一対の放電端子144,146の間には、ガイド溝152が設けられている。このガイド溝152は、コードレス電動工具10のソケット80から突出したガイド突部86が挿入される。このガイド溝152の幅、形状は、電池セル114の電圧によって異なっている。
充電端子136,138及び放電端子144,146は、それぞれ充放電回路116を構成する第1配線基板118に接続されている。
(7)バッテリーパック32の電気的構成
次に、バッテリーパック32の電気的構成について、図8のブロック図に基づいて説明する。
リチウムイオン電池の電池セル114は、従来のニッケル水素電池よりも高い電圧を出力することができる。電池単体としては、ニッケル水素電池は例えば約1.2Vであるが、リチウムイオン電池では3.6Vである。そのため、エネルギー密度が高く、軽量で高電圧化することでモータ18を効率よく高出力を生み出せる。
電池セル114は、残量チェック回路120に接続され、この残量チェック回路120の出力側が充放電回路116に接続されている。
残量チェック回路120は、電池セル114から出力される電圧値に基づいて、電池セル114の電池の残量を推定するものであり、電圧が下がれば、残量が少なくなると判断する。そして、その結果を3個のLED126によって表現する。例えば、3個のLED126が全部点灯している場合は、フル充電されており、LED126の点灯の数が少なくなればなるほど残量が少なくなるようにする。そして、この残量チェック回路120は、スイッチ124がON状態になったときのみ作動するようにする。
充放電回路116は、充電器200に接続されたときに電池セル114に充電をさせる役割と、コードレス電動工具10に接続されたときに電池セル114から放電をさせる役割をするものである。充放電回路116は、電池セル114に対しては、コードレス電動工具10への放電時には、その放電量を制御することなく電池セル114から直接出力するようにし、充電時において電池セル114にその充電量を調整するようにする。
(8)コードレス電動工具10におけるバッテリーパック32との接続のための構成
コードレス電動工具10におけるバッテリーパック32との接続のための構成について、図5と図9に基づいて説明する。
コードレス電動工具10の把持部16の下端には、上記で説明したバッテリーパック32が取り付けられる。把持部16の下端には、左右一対の固定レール78が設けられている。左右一対の固定レール78は、挿入側から基部に行くほど間隔が狭くなるように傾斜している。
左右一対の固定レール78の間には、ソケット80が設けられている。ソケット80からは、正負の一対の接続端子82,84が設けられている。さらに、接続端子82,84の間には、ガイド突部86が突出している。このガイド突部86の幅や形状は、接続されるバッテリーパック32の電圧に合致する幅や形状となっている。
一対の接続端子82,84は、配線基板116に電気的に接続されている。
また、把持部16の下端前部には、バッテリーパック32の爪部128と係合する係合孔107が開口している。
(9)バッテリーパック32とコードレス電動工具10の接続
次に、バッテリーパック32をコードレス電動工具10に接続する場合について説明する。
コードレス電動工具10の把持部16の下端にバッテリーパック32を取り付ける(図9参照)。
バッテリーパック32の左右一対のガイドレール132,132とコードレス電動工具10の左右一対の固定レール78,78の位置を合致させ、図5に示すように挿入する。この場合に、左右一対のガイドレール132が、挿入側から基部に行くほど広がるように傾斜し、また、左右一対の固定レール78,78も同様に傾斜しているため、左右一対のガイドレール132,132を左右一対の固定レール78,78に挿入し易い。また、その場合に傾斜により位置決めをすることができ、コードレス電動工具10のガイド突部86がバッテリーパック32のガイド溝152に挿入され易くなる。そして、接続端子82,84がバッテリーパック32の放電溝148,150に挿入され、放電端子144,146と電気的に接続される。
バッテリーパック32を、左右一対の固定レール78,78の間に完全に差し込むと、バッテリーパック32の爪部128が、把持部16の下端に設けられた係合孔107に係合され、完全に固定される。
これによって、バッテリーパック32の電池セル114からコードレス電動工具10の配線基板116に直流電源を供給することができる。
この場合に、一対の放電端子144,146の間にはガイド溝152が設けられているため、電気的に短絡することがない。また、コードレス電動工具10においても、一対の接続端子82,84の間にはガイド突部86が突出しているため、接続端子82,84の間が短絡することがない。
ガイド突部86の幅、形状、または、2〜3mmのオフセットの位置が電圧によって異なるため、異なる電圧を出力するバッテリーパック32と接続されることがなく、コードレス電動工具10が異常動作を起こすことがない。
(10)充電器200の構造
充電器200の構造について、図50に基づいて説明する。
充電器200の本体202の上面に、バッテリーパック32を装着するものであり、この場合にバッテリーパック32の上下を逆にし、充電端子136,138側が下面になるようにする。
本体202の上面にはソケット204が突出し、このソケット204からは、左右一対の接続端子206,208が突出している。また、本体202からは、商用電源100Vに接続するための電源コード120が延びている。
ソケット204の両側には、コードレス電動工具10と同様に図5に示すような傾斜した左右一対の固定レールが設けられている。
(11)バッテリーパック32と充電器200の接続
バッテリーパック32を充電器200に接続する場合には、バッテリーパック32の上下を逆にし、コードレス電動工具10のときと同様に、傾斜した左右一対のガイドレール132,132に傾斜した左右一対の固定レールを合致し挿入する。すると、充電器200の一対の接続端子206,208が充電溝140,142に挿入され、充電端子136,138と電気的に接続される。これによって、充電器200から所定の電圧が供給され、電池セル114が充電される。
この場合に、左右一対のガイドレール132,132と左右一対の固定レールが傾斜しているため、挿入し易く容易にバッテリーパック32を充電器200に取り付けることができる。
[第2の実施形態]
上記実施形態では、トリガースイッチ30には、2個のホールIC46,48を設けたが、これに限らず3個以上のホールICを千鳥状にトリガー部38の移動部材40の移動方向に沿って設けてもよい。この場合に、各ホールICが、少しずつ重なるように配置させる。このように、例えばn個のホールICを配置した場合には、(2n−1)通りの速度指令信号を出力することができる。
[変更例]
本発明は上記各実施形態に限らず、その主旨を逸脱しない限り種々に変更することができる。
上記実施形態では、充電端子136,138と放電端子144,146をそれぞれ別に設けたが、接地側の負側端子である充電端子138と放電端子146を共通にし、合計で3本の端子を設けるようにしてもよい。
本発明は、組み立てライン用工具やその他の用途のコードレス電動工具として好適である。
本発明の第1の実施形態のコードレス電動工具の側面図である。 トリガースイッチの一部縦断面図である。 駆動回路の回路図である。 トリガースイッチのストローク状態と速度指令信号及びブレーキ信号との関係を示す表の図である。 本発明の一実施形態を示すバッテリーパックとコードレス電動工具におけるソケットと固定レールの下面図である。 バッテリーパックの一部欠裁側面図である。 バッテリーパックの正面図である。 バッテリーパックのブロック図である。 バッテリーパックをコードレス電動工具に取り付けようとする図である。 充電器にバッテリーパックを取り付けた状態の側面図である。
符号の説明
10 コードレス電動工具
12 ハウジング
18 モータ
28 配線基板
30 トリガースイッチ
32 バッテリーパック
34 メインスイッチ
36 スイッチ本体
38 トリガー部
40 移動部材
42 マグネット
46 ホールIC
48 ホールIC
50 駆動回路
52 インバータ回路
54 制御回路
56 速度制御回路
32 バッテリーパック
78 固定レール
82 接続端子
84 接続端子
86 ガイド突部
112 電池ケース
114 電池セル
116 放電回路
120 残量チェック回路
132 ガイドレール
136 充電端子
138 充電端子
144 放電溝
146 放電溝
152 ガイド溝
200 充電器

Claims (8)

  1. ブラシレスDCモータと、
    前記ブラシレスDCモータに直結されたオイルパルスユニットと、
    前記オイルパルスユニットに取り付けられたドライバーなどの工具と、
    前記ブラシレスDCモータに直流電源を供給するバッテリーパックと、
    前記ブラシレスDCモータの回転状態を操作するためのトリガースイッチと、
    前記ブラシレスDCモータを制御するための駆動回路と、
    を有し、
    前記バッテリーパックがリチウムイオン電池から構成され、
    前記トリガースイッチが非接触型である
    ことを特徴とするコードレス電動工具。
  2. 前記トリガースイッチは、
    スイッチ本体からトリガー部が摺動自在に配され、
    前記トリガー部から前記スイッチ本体内部に向かって移動部材が突出し、
    前記移動部材にはマグネットが設けられ、
    前記スイッチ本体内部であって、前記移動部材が摺動する方向に沿ってn個(但し、n>1である)のホール素子が配列され、かつ、前記n個のホール素子の中で隣接するホール素子同士の一部が摺動方向に関して重なるように配列されている
    ことを特徴とする請求項1記載のコードレス電動工具。
  3. n=2である
    ことを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具。
  4. 前記n個のホール素子が千鳥状に配列されている
    ことを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具。
  5. 前記駆動回路は、
    モータの回転速度を制御する制御回路と、前記コードレス電動工具におけるn個のホール素子からのホール信号に基づいて速度指令信号を前記制御回路へ出力する速度制御回路とを有し、
    前記速度制御回路は、
    前記トリガー部が押圧されて第k番目のホール素子(但し、k>=1である)に対応する位置にストロークし、第k番目のホール素子からのみホール信号が入力した場合は、前記モータを回転速度Vm(Vm>0)で回転させる速度指令信号を出力し、
    前記トリガー部が押圧されて第k番目のホール素子と第(k+1)番目のホール素子に対応する位置にストロークし、第k番目のホール素子と第(k+1)番目のホール素子からのみホール信号が入力した場合は、前記モータを回転速度V(m+1)(但し、V(m+1)>Vmである)で回転させる速度指令信号を出力し、
    前記トリガー部が押圧されて第(k+1)番目のホール素子に対応する位置にストロークし、第(k+1)番目のホール素子からのみホール信号が入力した場合は、前記モータを回転速度V(m+2)(但し、V(m+2)>V(m+1)である)で回転させる速度指令信号を出力し、
    n個のホール素子に対して(2n−1)通りの速度指令信号を出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具。
  6. 前記速度制御回路は、前記n個のホール素子からのホール信号が全く入力しない場合は、前記モータを停止させるための速度指令信号を出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のコードレス電動工具。
  7. 前記駆動回路は、前記ブラシレスDCモータに駆動電流を供給するインバーター回路と、前記インバータ回路を制御する制御回路とを有し、
    前記インバータ回路と前記制御回路へ30〜42Vの高圧の電源を供給する充電池と、
    前記充電池から前記制御回路への電源の供給をON/OFFさせるメインスイッチと、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のコードレス電動工具。
  8. 前記制御回路は、速度指令信号に基づいて前記モータの回転速度を制御する速度制御回路を有し、
    前記速度制御回路は、前記メインスイッチがON状態でトリガースイッチのトリガー部のストローク状態によって前記速度指令信号を出力し、また、前記メインスイッチがON状態で前記速度指令信号が出力されるまでブレーキ信号を前記制御回路へ出力し、
    前記制御回路は前記ブレーキ信号が入力しているときは前記モータを停止状態にする
    ことを特徴とする請求項7記載のコードレス電動工具。
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