JPH09146165A - シートフイルムパック - Google Patents

シートフイルムパック

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Publication number
JPH09146165A
JPH09146165A JP7307689A JP30768995A JPH09146165A JP H09146165 A JPH09146165 A JP H09146165A JP 7307689 A JP7307689 A JP 7307689A JP 30768995 A JP30768995 A JP 30768995A JP H09146165 A JPH09146165 A JP H09146165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pack
sheet film
lid
holder
engaging groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP7307689A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Okutsu
太郎 奥津
Yoshio Hara
芳夫 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7307689A priority Critical patent/JPH09146165A/ja
Priority to US08/751,322 priority patent/US5708894A/en
Publication of JPH09146165A publication Critical patent/JPH09146165A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/26Holders for containing light sensitive material and adapted to be inserted within the camera

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引蓋とパック本体との間の遮光を確実にす
る。 【解決手段】 引蓋5の把手5a側のほぼ中央部には、
パック本体3の切欠3c内に入り込むように突起部5f
が形成されている。この突起部5fの把手5aと反対側
の部位には、引蓋5が閉じ位置にあるときに切欠3cの
縁部15が挿入,係合される係合溝14が形成されてい
る。この係合溝14の断面形状は、縁部15が楔状に形
成されていることに合わせ、ほぼ三角形状に形成されて
いる。引蓋5を閉じ位置に向かってスライド移動させて
ゆくと、係合溝14内に縁部15が挿入されてゆき、係
合溝14の斜面が縁部15のテーパー面に押され、引蓋
5が閉じ位置に係止されたときには、引蓋5の把手5a
側の裏面がパック本体3の端部3b側の内壁面に密着さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートフイルムを
複数枚積層して収納し、これらのシートフイルムに順次
に撮影を行ってゆくシートフイルムパックの改良に関
し、更に詳しくは遮光性能を向上させたシートフイルム
パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シートフイルムパックは、このパック本
体内に複数枚のシートフイルムユニットを積層して収納
しており、パックホルダに装填して使用される。このシ
ートフイルムパックは、引蓋を押し引きするだけの簡単
な操作でシートフイルムユニットの交換を迅速に行な
い、大型カメラで連続的な撮影を可能にするものであ
る。なお、シートフイルムユニットは、4×5インチの
シートフイルムを1枚ずつシースに収納したものであ
る。
【0003】例えば特開平5−341379号公報で本
出願人が提案したシートフイルムパックは、複数枚のシ
ートフイルムユニットを積層して収納するパック本体
と、このパック本体に形成され、最上層のシートフイル
ムユニットをパックホルダの露光位置に移動させる際に
開放される開口と、パック本体の両縁部に形成した一対
のガイドレールの溝に沿ってスライドされ、前記開口を
開閉する引蓋とからなる。そして、引蓋がスライドされ
るパック本体の摺接面には、遮光用のテレンプ部材が配
置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記シートフイルムパ
ックをパックホルダに装填するには、パックホルダの蓋
を開けた後、パック本体の両脇付近を保持してホルダ本
体内に挿入する。ところが、撮影を急いでいるとき等に
は、引蓋の把手のみを掴んでシートフイルムパックの装
填操作を行なう場合がある。このような操作を行なった
場合には、引蓋に大きな力が加えられるため、引蓋が撓
み、引蓋の裏面とパック本体との隙間が拡大され、上記
テレンプ部材が設けられているにも係わらず、この隙間
からパック本体の内部まで外光が射し込むことがあっ
た。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、引蓋とパック本体との間の遮光を確実にしたシート
フイルムパックを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシートフイルムパックは、複数枚のシート
フイルムユニットを積層して収納するパック本体と、こ
のパック本体に形成され、最上層のシートフイルムユニ
ットを露光位置に移動させる際に開放される開口と、パ
ック本体にスライド自在に組み込まれ、端部に一体に形
成された把手を把持して押し引き操作することにより前
記開口を開閉する引蓋とを備えたシートフイルムパック
において、引蓋の把手側のほぼ中央部に少なくとも1個
の突起部を設け、引蓋がパック本体の開口を閉じる位置
にあるときに、前記突起部が引蓋の把手側に位置するパ
ック本体の縁部に係合されるようにしたものである。ま
た、前記突起部に断面形状がパック本体の縁部の断面形
状とほぼ相似形の係合溝を形成し、この係合溝に前記縁
部が係合されるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図2において、本発明を適用した
シートフイルムパック1は、端部に着脱自在なキャップ
部材2を有する箱型のパック本体3と、その中に積層し
て収納された複数枚,例えば8枚のシートフイルムユニ
ット4と、パック本体3の上部(カメラに取り付ける
側)に形成された開口3aを開閉する把手5a付きの引
蓋5とを備えている。シートフイルムユニット4は、4
×5インチサイズのシートフイルム6と、これを収納す
るプラスチック製のシース7とから構成されている。引
蓋5はシートフイルムユニット4よりもサイズが大き
く、把手5aを持って押し引きすることにより、パック
本体3の両縁部に形成した一対のガイドレール8,9の
溝8a,9aに沿ってスライドさせることができる。
【0008】図3に示すように、シートフイルムパック
1をパックホルダ10に装填する以前は、引蓋5は、こ
の先端部5bに形成された一対の係止穴5c,5dがキ
ャップ部材2の爪部材12に形成された一対の爪部12
a,12bに係合されるとともに、引蓋5の裏面の把手
5a近傍に設けられた突条部5eがパック本体3の端部
3bに当接し、開口3aを閉じる位置に係止されてい
る。
【0009】図1,図4及び図5に示すように、引蓋5
の把手5a側のほぼ中央部には、パック本体3の切欠3
cに入り込むように突起部5fが形成されている。この
突起部5fには、把手5a側と先端部5b側とにそれぞ
れ係合溝13,14が形成されている。この係合溝14
は、切欠3cの縁部15(図6及び図7参照)と係合さ
れるもので、その断面形状は、縁部15が楔状に形成さ
れていることに合わせ、ほぼ三角形状に形成されてい
る。これにより、縁部15が係合溝14内に挿入されて
ゆくにしたがって、縁部15のテーパー面が係合溝14
の斜面に沿って移動してゆき、引蓋5が閉じ位置に係止
されたときには、引蓋5の把手5a側の裏面がパック本
体3の端部3b側の内壁面に密着される。この状態で把
手5aに強い力が加わっても、引蓋5とパック本体3と
の密着が解除されることはないので、引蓋5とパック本
体3との隙間が拡大してこの隙間からパック本体3内に
外光が入射するような事故は防止される。なお、係合溝
13には、撮影準備の完了後にパックホルダ10の所定
部材が係合し、引蓋5とパック本体3とパックホルダ1
0の中枠とが一体になってホルダ本体10aから引き出
される。
【0010】図5において、係合溝14の深さD1 を増
すと、引蓋5とパック本体3とは深く係合するが、突起
部5fの根元が細くなり、突起部5fの強度不足にな
る。深さD1 は、1.6mm〜2.4mmとするのがよ
く、更に好ましくは1.8mm〜2.2mmとする。本
実施形態では深さD1 =2.0mmとした。また、突起
部5fの先端部5b側の先端から係合溝13の奥端まで
の長さD2 は3.8mmとした。
【0011】係合溝14の断面形状は、縁部15の断面
形状とほぼ相似形になっており、いずれの傾斜角θも2
2°になっている。また、係合溝14の奥の面はR
1 (0.3mm)になっている。また、係合溝14の引
蓋5裏面からの開口高さD3 は、切欠3cの厚みD
4 (1.4mm)よりやや狭い1.3mmとしてある。
なお、縁部15の先端部の厚みD5 は0.7mmであ
り、幅D6 は1.9mmである。また、係合溝13の引
蓋5裏面からの開口高さD7 は2.2mmであり、突起
部5fの頂上部から係合溝13の開口縁までの厚みD8
は1.0mmである。また、図7に示すように、切欠3
cの奥行きD9 は9.3mmであり、また縁部15の長
さD10は6.84mmである。
【0012】引蓋5の成形材料は、下記の表1に記載し
た物性値とすることが好ましい。なお、本実施形態で
は、良流動良離型グレードのポリカーボネート樹脂を選
定した。
【0013】
【表1】
【0014】図3に示すように、シートフイルムユニッ
ト4が積層して収納されるフイルム収納室3dの底部に
は、シートフイルムユニット4を開口3a側に付勢する
圧板バネ17が設けられている。また、把手5a側に
は、カウンタ収納室3eが設けられ、この内部にカウン
タ表示板18(図1参照)が設けられている。フイルム
収納室3dとカウンタ収納室3eとの間の引蓋5と摺接
されるパック本体3の面には、V字形の溝22が形成さ
れ、この斜面にテレンプ部材25が固着されている。
【0015】このように構成されたシートフイルムパッ
ク1を装填して使用するパックホルダ10は、図2に示
すように、ホルダ本体10aと、これに回動自在に取り
付けられた蓋51と、ホルダ本体10a内にスライド自
在に取り付けられた中枠52とからなる。蓋51には、
シートフイルムユニット4よりも小サイズの露光開口5
3が設けられている。
【0016】蓋51の裏面は、シートフイルムユニット
4の上面を受け止めてシートフイルムユニット4を露光
位置に位置決めする受け面54になっている。この受け
面54の長手方向には、一対の溝54aが形成されてお
り、この溝54aの底面に一端が固着された板バネ56
が2個ずつ計4個設けられている。この板バネ56は、
シートフイルムパック1をパックホルダ10内に装填し
て蓋51を閉じた際にパック本体3を図中下側に押圧す
る。さらに、詳しくは後述するが、これらの板バネ56
は露光位置にあるシートフイルムユニット4を上から押
さえつける作用も行う。
【0017】蓋51のヒンジ近傍には、シートフイルム
パック1の装填時にキャップ部材2の溝部2aに係合し
てキャップ部材2をホルダ本体10a内に係止する突条
部57と、爪部材12の突起12c,12d(図3参
照)を押し下げて爪部12a,12bを引蓋5の係止穴
5c,5dから離脱させる一対の突起部58a,58b
とが形成されている。また、蓋51の内壁面で露光開口
53の短辺側近傍には、蓋51の内壁面と引蓋5との隙
間から外光が入り込むことを阻止するテレンプ部材59
が固着されている。また、蓋51の先端部の上面側に
は、シートフイルムパック1をホルダ本体10aから取
り出す際に操作されるノブ61がスライド自在に設けら
れている。
【0018】中枠52の隅部に設けられた箱部62,6
3内には、ホルダ本体10aとの間で中枠52のスライ
ド移動を制御するとともに、前記カウンタ表示板18を
歩進する機構等が内蔵されている。なお、箱部62,6
3の上壁に形成された開口から突出された爪部64,6
5は、開口3aの全開時に係止穴5c,5dに係合さ
れ、引蓋5の引抜き範囲の規制等を行う。
【0019】蓋51の上部には、図8に示すように、パ
ックホルダ10を大判カメラ71の露光枠72に位置決
めする凸条73,74が形成されている。また、符号7
5は、中枠52がスライドされる摺接面とホルダ本体1
0aの内壁面との隙間から外光が射し込むことを阻止す
るテレンプ部材である。
【0020】このように構成されたシートフイルムパッ
ク1をパックホルダ10に装填するには、蓋51を開け
た後、パック本体3の両脇を保持し、例えば机上に置い
たホルダ本体10aに、これと平行のままシートフイル
ムパック1を垂直に降下させてパック本体3をホルダ本
体10a内に挿入する。このとき、撮影を急いでいると
き等には、パック本体3の両脇を保持せずに、把手5a
のみを掴んでパック本体3の挿入操作を行なう場合があ
る。このような場合には、把手5aに大きな力が加わる
が、切欠3cの縁部15に突起部5fの係合溝14が係
合しているため、引蓋5とパック本体3との密着状態は
そのまま維持される。したがって、引蓋5が撓んで引蓋
5とパック本体3との隙間が拡大し、この隙間からパッ
ク本体3内に外光が射し込むおそれはない。
【0021】パック本体3をホルダ本体10a内に挿入
して蓋51を閉じると、突条部57がキャップ部材2の
溝部2aに係合してキャップ部材2がホルダ本体10a
内に保持される。そして、突起58a,58bが突起1
2c,12dに当接して爪部材12を押し下げるから、
爪部12a,12bが引蓋5の係止穴5c,5dから外
れ、引蓋5のロックは解除される。
【0022】パックホルダ10を大判カメラ71の露光
枠72に装着してから、把手5aを把持して引蓋5を図
9に示す位置(引蓋5が爪部64,65で規制される位
置)まで引き出すと、パック本体3の開口3aが完全に
開放され、1枚目のシートフイルムユニット4aが、圧
板バネ17の付勢力により開口3aを通って受け面54
に当接され、露光位置にセットされる。このとき、箱部
62に内臓したラッチ機構によって中枠52はホルダ本
体10aに係止され、引蓋5の引出し操作に伴って中枠
52がスライド移動されることはない。
【0023】続いて、引蓋5を元の位置に戻すと、図1
0に示すように、引蓋5は1枚目のシートフイルムユニ
ット4aと2枚目のシートフイルムユニット4bとの間
に挿入され、露光位置にあるシートフイルムユニット4
aの平面性が確保される。このとき、箱部62に内臓し
たラッチ機構により、引蓋5が中枠52に係止されると
ともに、ホルダ本体10aと中枠52との係合が解除さ
れる。また、撮影者側から見える円弧状突起78(図2
参照)の窓に撮影準備完了を示す表示が出される。この
状態で大判カメラ71のシャッタを開閉することによっ
て、1枚目のシートフイルムユニット4aに露光が行わ
れる。
【0024】こうして1回目の撮影を終えた後、把手5
aを把持して引くと、図11に示すように、キャップ部
材2のみをホルダ本体10aの奥に残して中枠52とシ
ートフイルムパック1とがホルダ本体10aから一体的
に引き出される。このとき、受け面54のエッジ部54
bにより、露光済みの1枚目のシートフイルムユニット
4aは、そのままの位置に係止され、引蓋5の上面と受
け面54との隙間を通ってパック本体3から抜け出して
ゆく。
【0025】パック本体3から抜け出たシートフイルム
ユニット4aは、板バネ56によってホルダ本体10a
の底面側へ押し込まれる。この位置でスライド枠規制手
段(図示省略)が作用してそれ以上は中枠52の引き出
しができなくなる。なお、このとき、引蓋5がパック本
体3の開口3aを遮蔽しているから、このシートフイル
ムパック1をパックホルダ10から引き出した状態で
も、パック本体3内のシートフイルムユニット4に外光
が及ぶことはない。
【0026】次に、把手5aを押してシートフイルムパ
ック1を中枠52とともにホルダ本体10aに挿入して
ゆくと、シートフイルムユニット4aの後端部がシース
受け部31のリブ31aで規制されているため、シート
フイルムユニット4aは間仕切り板33とパック本体3
の先端部3fとの隙間である回収口35を通ってパック
本体3内に入り込み、圧板バネ17に乗り上げ、未露光
のシートフイルムユニット4の最下層に挿入される。
【0027】このようにして完全にシートフイルムパッ
ク1が中枠52とともにホルダ本体10a内に挿入され
ると、箱部62に内臓されたカウンタ送り爪がカウンタ
収納室3eの底部に形成された開口36を介してカウン
タ表示板18の下面に形成された爪部18aに係合して
カウンタ表示板18を1目盛り分だけ回動歩進させる。
これによって、カウンタ収納室3eの底部の開口37に
表示された撮影枚数を示す数字が「1」から「2」に変
更される。この数字は、パックホルダに形成されたカウ
ンタ表示窓(図示せず)を通して観察できる。そして、
2枚目のシートフイルムユニット4bが引蓋5の真下に
位置している以外は、シートフイルムパック1とパック
ホルダ10は、図8に示した状態と同じになる。以下、
同様の操作を繰り返すことによって次々と撮影を行うこ
とができる。
【0028】上述した手順の繰り返しにより8枚目のシ
ートフイルムユニット4に撮影を行い、シートフイルム
パック1の引き出し及び挿入操作を行うと、パック本体
3内には露光済みのシートフイルムユニット4が撮影順
に上から積層され、開口3aは引蓋5で覆われた状態
(図8参照)となっている。こうして1個のシートフイ
ルムパック1について全撮影が終わると、カウンタ表示
窓に撮影可能枚数がゼロになったことを示す「E」が表
示されるとともに、カウンタ収納室3eに設けられたロ
ック機構により引蓋5がパック本体3に係止される。ま
た、同時に蓋51のロックが解除されるからノブ61を
操作して蓋51を開けることができる。
【0029】蓋51の回動とともに突起部58a,58
bによる突起12c,12dの押圧が解除されるから、
爪部材12が上昇し、爪部12a,12bが係止穴5
c,5dに係合してキャップ部材2と引蓋5とが連結さ
れる。一方、引蓋5の突条部5eがパック本体3の縁部
に係合しているから、キャップ部材2がパック本体3に
係止される。そして、突条部57によるキャップ部材2
の押さえが解除されるから使用済のシートフイルムパッ
ク1をパックホルダ10から取り出すことができる。こ
の取出し操作時にも、不用意に把手5aのみを保持して
強く引っ張る場合があり得るが、突起部5fの係合溝1
4と切欠3cの縁部15が係合しているから、引蓋5と
パック本体3との密着状態は維持される。
【0030】以上説明した実施形態では、切欠3cの縁
部15を楔状に形成し、これに合わせて突起部5fの係
合溝14の断面形状をほぼ三角形状に形成したが、本発
明は、このような形状に限定されない。例えば、図12
に示すように、係合溝91の断面形状及び縁部92の形
状を矩形状にしてもよく、また、図13に示すように、
係合溝93の断面形状及び縁部94の形状を円弧状にし
てもよい。
【0031】また、上記突起部として、撮影準備の完了
後にパックホルダの所定部材が係合し、引蓋とパック本
体とパックホルダの中枠とが一体になってホルダ本体か
ら引き出されるようにする突起部を兼用したため、突起
部の係合溝が切欠の縁部と係合するようにしたが、別の
突起部を設け、この係合溝が例えばパック本体の切欠で
ない縁部に係合するようにしてもよい。また、上記突起
部は、1個としたが、2個以上としてもよい。なお、上
記実施形態中に示した各部の寸法等の数値は、一つの例
であって、本発明はこれらの数値に限定されないことは
勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシートフ
イルムパックによれば、引蓋が閉じ位置にあるときにパ
ック本体の縁部と係合される少なくとも1個の突起部を
引蓋の把手側のほぼ中央部に設けたので、引蓋のスライ
ド操作時等に引蓋の把手に強い力が加わっても引蓋とパ
ック本体との隙間が拡大されることがなく、外光がパッ
ク本体内に射し込むことを防止できる。また、突起部に
断面形状がパック本体の所定の縁部の断面形状とほぼ相
似形の係合溝を形成し、この係合溝に前記縁部が係合さ
れるようにしたので、閉じ位置にある引蓋とパック本体
とを確実に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】引蓋が閉じ位置にあるときの本発明に係る引蓋
の突起部とパック本体の切欠の縁部との係合状態を示す
斜視図である。
【図2】シートフイルムパックとパックホルダの外観図
である。
【図3】シートフイルムパックの側方断面図である。
【図4】引蓋の裏面を示す平面図である。
【図5】引蓋の突起部とパック本体の切欠の縁部との係
合状態及び各部の寸法を示すV−V断面図である。
【図6】パック本体を底側から観た平面図である。
【図7】本発明に係るパック本体の切欠及びその各部の
寸法を示す平面図である。
【図8】シートフイルムパックをパックホルダに装填し
た直後の状態を示す断面図である。
【図9】図8に示す状態から引蓋を引き出したシートフ
イルムパックとパックホルダを示す断面図である。
【図10】撮影時のシートフイルムパックとパックホル
ダを示す断面図である。
【図11】撮影後に中枠ごとパック本体を引き出した状
態を示す断面図である。
【図12】突起部の係合溝及び切欠の縁部の断面形状を
矩形状にした実施形態を示す断面図である。
【図13】突起部の係合溝及び切欠の縁部の断面形状を
円弧状にした実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シートフイルムパック 3 パック本体 3c 切欠 4 シートフイルムユニット 5 引蓋 5a 把手 5f 突起部 10 パックホルダ 10a ホルダ本体 13,14,91,93 係合溝 15,92,94 縁部 25 テレンプ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートフイルムユニットを積層
    して収納するパック本体と、このパック本体に形成さ
    れ、最上層のシートフイルムユニットを露光位置に移動
    させる際に開放される開口と、パック本体にスライド自
    在に組み込まれ、端部に一体に形成された把手を把持し
    て押し引き操作することにより前記開口を開閉する引蓋
    とを備えたシートフイルムパックにおいて、 前記引蓋の把手側のほぼ中央部に少なくとも1個の突起
    部を設け、引蓋が前記開口を閉じる位置にあるときに、
    前記突起部が引蓋の把手側に位置するパック本体の縁部
    に係合されるようにしたことを特徴とするシートフイル
    ムパック。
  2. 【請求項2】 前記突起部に断面形状がパック本体の縁
    部の断面形状とほぼ相似形の係合溝を形成し、この係合
    溝に前記縁部が係合されるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のシートフイルムパック。
JP7307689A 1995-11-27 1995-11-27 シートフイルムパック Pending JPH09146165A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7307689A JPH09146165A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 シートフイルムパック
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JP7307689A JPH09146165A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 シートフイルムパック

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JP7307689A Pending JPH09146165A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 シートフイルムパック

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