JPH10186582A - フイルムユニット用シース - Google Patents

フイルムユニット用シース

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JPH10186582A
JPH10186582A JP34813696A JP34813696A JPH10186582A JP H10186582 A JPH10186582 A JP H10186582A JP 34813696 A JP34813696 A JP 34813696A JP 34813696 A JP34813696 A JP 34813696A JP H10186582 A JPH10186582 A JP H10186582A
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JP
Japan
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sheet film
film
pack
sheath
sheet
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Application number
JP34813696A
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English (en)
Inventor
Taro Okutsu
太郎 奥津
Yoshio Hara
芳夫 原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高湿度環境下での長時間露光でもシートフイ
ルムの凸状変形を抑え、シートフイルムの平面性を維持
する。 【解決手段】 フイルムユニット1は、1枚のシートフ
イルム3を樹脂製のシース2に収納したものである。シ
ース2は、シートフイルム3のベース面3gを支持する
矩形状の平板部2aと、平板部2aの3辺に形成され、
シートフイルムの3辺の縁を挿入する溝付きの縁部2b
〜2dとからなる。縁部2b〜2dの溝を構成する庇状
部6の端部6aを平板部2a側に突出させ、端部6aと
平板部2aとの間隔を、例えば厚み0.24mmのシー
トフイルム3に対して0.3mmとした。これにより、
シートフイルム3が庇状部6の端部6aによって押さえ
られ、またシートフイルム3の縁が支障なく縁部2b〜
2dの溝に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートフイルムを
保持して平面性を良好に維持するフイルムユニット用シ
ースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パックホルダに装填して使用され、大型
カメラで連続撮影を可能にするフイルムパックが知られ
ている。このフイルムパックの内部には、複数枚,例え
ば8枚のフイルムユニットが収納されている。このフイ
ルムユニットは、シースと呼ばれる保持部材に4×5イ
ンチのシートフイルムを1枚ずつ収納したものである。
シースは、シートフイルムを保持してこれを傷から保護
するとともに、平面性を維持するもので、従来からある
金属製のものと、最近本出願人が提案した樹脂製のもの
とがある(特開平8−110569号公報等)。
【0003】現在は、軽くて取扱性に優れ、かつ材料及
び加工のコストが低い樹脂製のシースが注目されてい
る。樹脂製のシースは、シートフイルムのベース面側が
接触され、シートフイルムを平面状に支持する矩形状の
平板部と、シートフイルムの3辺の縁を挿入する溝付き
の縁部とからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば霧の
日に風景写真を撮るときのように、高湿度環境下で長時
間露光を行うような場合には、露光位置にあるシートフ
イルムの乳剤面が長時間湿気に曝されることになる。こ
の結果、シートフイルムの乳剤面側が延びて、シートフ
イルムが凸状に変形し、ピント不良が発生するという問
題があった。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、高湿度環境下での長時間露光でもシートフイルムの
凸状変形を抑え、シートフイルムの平面性を維持できる
ようにしたフイルムユニット用シースを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフイルムユニット用シースは、シートフイ
ルムを1枚ずつ収納するフイルムユニットに用いられる
シースであって、シートフイルムのベース面を支持する
矩形状の平板部と、この平板部の3辺に形成され、シー
トフイルムの3辺の縁を挿入する溝付きの縁部とからな
る樹脂製のフイルムユニット用シースにおいて、前記縁
部の溝を構成する庇状部の端部を平板部側に突出させ、
前記庇状部の端部と平板部との間隔を、前記庇状部の端
部がシートフイルムの浮きを押さえ、かつシートフイル
ムの縁が挿入自在な程度に、設定したものである。ま
た、前記庇状部の端部と平板部との間隔を、厚みが0.
175mm〜0.24mmのシートフイルムに対し、
0.24mm〜0.50mmとしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図2において、フイルムユニット
1は、本発明の実施形態であるフイルムユニット用シー
ス(以下シースという)2に、例えば4×5インチサイ
ズのシートフイルム3を収納したものである。シース2
は、例えばポリスチレン(PS)等の樹脂で射出成形し
たもので、シートフイルム3のベース面側を支持する矩
形状の平板部2aと、シートフイルム3の短辺3aを除
く3つの辺3b,3c,3dの各縁を挟み込む溝が形成
された縁部2b,2c,2dとからなる。
【0008】両サイドの縁部2b,2dに形成された矩
形状の成形跡9は、金型の食いつき手段によるものであ
る。また、シース2の縁部2cと相対する後端部10に
は、切欠11が形成されている。この切欠11は、シー
トフイルム3をシース2に挿入する際にシートフイルム
3を保持したロボットアームの先端部を受け入れ、また
シートフイルム3の短辺3aに刻まれた品種及び表裏を
判別するためのノッチ3eをシース2の両面から確認可
能にするものである。
【0009】図3に示すように、縁部2b〜2dの溝5
を構成している庇状部6の端部6aは、平板部2a側に
突出した形状になっており、図2のI−I断面である図
1に示すように、この端部6aがシートフイルム3の縁
を平板部2a側に押しつける。これにより、高湿度環境
下で長時間露光を行うような場合に、シートフイルム3
の乳剤面3fが湿気を帯びて延び、シートフイルム3が
凸状に変形しようとしても、この凸状変形が庇状部6の
端部6aによって防止され、シートフイルム3の平面性
が維持される。
【0010】庇状部6の端部6aと平板部2aとの間隔
0 が小さくなると、シートフイルム3の平面性は良化
するが、シース2へのフイルム挿入性(自動加工適性)
が悪化し、間隔D0 が大きくなると、シース2へのフイ
ルム挿入性(自動加工適性)は良化するが、シートフイ
ルム3の平面性は悪化する。そこで、厚みが0.175
mm〜0.24 mm,例えば0.24mmのシートフ
イルム3に対する間隔D0 ,フイルム平面性,フイルム
挿入性の関係について実験し、下記の表1を得た。な
お、表1中の各記号の意味は、◎:優れている,○:良
好,●:許容内「可」,△:要改善,×:使用不可であ
る。
【0011】
【表1】
【0012】この表1から明らかなように、間隔D0
0.24mm〜0.50mmとするのがよい。また、好
ましくは0.30mm〜0.45mmとするのがよい。
そこで、本実施形態では、フイルム平面性に主眼を置
き、0.30mmとした。
【0013】縁部2dに関するその他の寸法例を図3に
示す。縁部2dの厚みD1 は1.8mm,平板部2aの
厚みD2 は0.75mm,庇状部6の幅D3 は3.5m
m,溝5の深さD4 は1.5mmである。また、庇状部
6の厚みは、最奥部が最も厚く、最奥部から1.0mm
のところが最も薄い厚みD5 (=0.6mm)になって
いる。この最小厚み部分から庇状部6の先端までの距離
6 は0.5mmである。このように庇状部6の内壁面
を端部6aを除いてテーパー状にしてあるのは、シート
フイルム3の挿入を容易にするためである。また、庇状
部6の端部6a,先端角部6bには、Rα(α=0.
1),Rβ(β=0.2)の丸みがそれぞれ施されてい
る。なお、端部6aの丸みは、シートフイルム3の挿入
容易性向上及び傷防止のためである。
【0014】このように成形されたシース2の縁部2
b,2c,2dに未露光のシートフイルム3の辺3b,
3c,3dの各縁を挟み込み、例えば超音波ホーンで縁
部2b,2dの端部14,15を押しつぶすと、シート
フイルム3は抜け出ることなくシース2に保持され、フ
イルムユニット1が完成される。
【0015】フイルムユニット1は、図4に示すような
シートフイルムパック21内に8枚が積層した状態で収
納され、ユーザーに供給される。シートフイルムパック
21は、端部に着脱自在なキャップ部材22を有し、フ
イルムユニット1を収納する箱型のパック本体23と、
この上部(カメラに取り付ける側)に形成された開口2
3aを開閉する把手25a付きの引蓋25とからなる。
【0016】引蓋25はフイルムユニット1よりもサイ
ズが大きく、把手25aを持って押し引きすることによ
り、パック本体23の両縁部に形成した一対のガイドレ
ール28,29の溝28a,29aに沿ってスライドさ
せることができる。図5に示すように、シートフイルム
パック1をパックホルダ50に装填する以前は、引蓋2
5は、この先端部25bに形成された一対の係止穴25
c,25dがキャップ部材22の爪部材32に形成され
た一対の爪部32a,32bに係合され、また把手25
a近傍に設けられた突条部25eがパック本体23の端
部に当接することにより、開口23aを閉じる位置に係
止されている。
【0017】フイルムユニット1が積層して収納される
フイルム収納室23bの底部には、フイルムユニット1
を開口23a側に付勢する圧板バネ30が設けられてい
る。また、フイルム収納室23b近傍のパック本体23
には、引蓋25のスライド方向と直角にV字形の溝16
が形成され、これにテレンプ部材17が固着されてい
る。把手25a側のパック本体23には、ボックス状の
カウンタ収納室18が設けられ、この底板18aの中央
部に一体に立設された軸18bを回動中心にして円盤状
のカウンタ表示板19が回動自在に落とし込まれてい
る。また、カウンタ収納室18は、カウンタ表示板1
9,押さえ板(図示せず)を挿入した後、遮蔽板20に
よって塞がれる。
【0018】このように構成されたシートフイルムパッ
ク21を装填して使用するパックホルダ50は、図4に
示すように、ホルダ本体50aと、これに回動自在に取
り付けられた蓋51と、ホルダ本体50a内にスライド
自在に取り付けられた中枠52とからなる。蓋51に
は、フイルムユニット1よりも小サイズの露光開口53
が設けられている。
【0019】蓋51の裏面は、フイルムユニット1の上
面を受け止めてフイルムユニット1を露光位置に位置決
めする受け面54になっている。この受け面54の長手
方向には、一対の溝54aが形成されており、この溝5
4aの底面に一端が固着された板バネ56が2個ずつ計
4個設けられている。この板バネ56は、シートフイル
ムパック21をパックホルダ50内に装填して蓋51を
閉じた際にパック本体23を図中下側に押圧する。ま
た、これらの板バネ56は露光位置にあるフイルムユニ
ット1を上から押さえつける作用も行う。
【0020】蓋51のヒンジ近傍には、シートフイルム
パック21の装填時にキャップ部材22の溝部22aに
係合してキャップ部材22をホルダ本体50a内に係止
する突条部57と、爪部材32の突起32c,32d
(図5参照)を押し下げて爪部32a,32bを引蓋2
5の係止穴25c,25dから離脱させる一対の突起部
58a,58bとが形成されている。
【0021】蓋51の内壁面で露光開口53の短辺側近
傍には、蓋51の内壁面と引蓋25との隙間から外光が
入り込むことを阻止するテレンプ部材59が固着されて
いる。また、蓋51の先端部の上面側には、シートフイ
ルムパック21をホルダ本体50aから取り出す際に操
作されるノブ61がスライド自在に設けられている。
【0022】中枠52の隅部に設けられた箱部62,6
3内には、ホルダ本体50aとの間で中枠52のスライ
ド移動を制御するとともに、前記カウンタ表示板19を
歩進する機構等が内蔵されている。なお、箱部62,6
3の上壁に形成された開口から突出された爪部64,6
5は、開口23aの全開時に係止穴25c,25dに係
合され、引蓋25の引抜き範囲の規制等を行う。
【0023】蓋51の上部には、図6に示すように、パ
ックホルダ50を大判カメラ71の露光枠72に位置決
めする凸条73,74が形成されている。また、符号7
5は、中枠52がスライドされる摺接面とホルダ本体5
0aの内壁面との隙間から外光が射し込むことを阻止す
るテレンプ部材である。
【0024】シートフイルムパック21をパックホルダ
50のホルダ本体50a内に挿入して蓋51を閉じる
と、突条部57がキャップ部材22の溝部22aに係合
してキャップ部材22がホルダ本体50a内に保持され
る。そして、突起58a,58bが突起32c,32d
に当接して爪部材32を押し下げるから、爪部32a,
32bが引蓋25の係止穴25c,25dから外れ、引
蓋25のロックは解除される。
【0025】パックホルダ50を大判カメラ71の露光
枠72に装着してから、把手25aを把持して引蓋25
を図7に示す位置まで引き出す。この位置では、引蓋2
5は爪部64,65で規制され、それ以上の引き出し操
作が阻止される。そして、パック本体23の開口23a
が完全に開放され、1枚目のフイルムユニット1aが、
圧板バネ30の付勢力により開口23aを通って受け面
54に当接され、露光位置にセットされる。このとき、
箱部62に内臓したラッチ機構によって中枠52はホル
ダ本体50aに係止され、引蓋25の引出し操作に伴っ
て中枠52がスライド移動されることはない。
【0026】続いて、引蓋25を元の位置に戻すと、図
8に示すように、引蓋25は1枚目のフイルムユニット
1aと2枚目のフイルムユニット1bとの間に挿入され
る。このとき、引蓋25を1枚目のフイルムユニット1
aと2枚目のフイルムユニット1bとの間に挿入する
と、箱部62に内臓したラッチ機構により、引蓋25が
中枠52に係止されるとともに、ホルダ本体50aと中
枠52との係合が解除される。また、撮影者側から見え
る円弧状突起78(図4参照)の窓に撮影準備完了を示
す表示が出される。この状態で大判カメラ71のシャッ
タを開閉することによって、1枚目のフイルムユニット
1aに露光が行われる。
【0027】高湿度環境下で長時間露光を行う場合、例
えば霧の日に風景写真を撮る場合には、露光位置にある
シートフイルム3の乳剤面3fは高湿度の空気に長時間
曝され、シートフイルム3が凸状に変形しようとする。
しかしながら、庇状部6の端部6aがシートフイルム3
の辺3b,3c,3dの各縁を平板部2a側に押しつけ
ているから、シートフイルム3の平面性は維持され、良
好なピントの写真を撮ることができる。
【0028】こうして1回目の撮影を終えた後に、把手
25aを把持して引くと、図9に示すように、キャップ
部材22だけをホルダ本体50aの奥に残して中枠52
とシートフイルムパック21とがホルダ本体50aから
一体的に引き出される。このとき、受け面54のエッジ
部54bにより、露光済みの1枚目のフイルムユニット
1aはそのままの位置に係止されるため、フイルムユニ
ット1aは引蓋25の上面と受け面54との隙間を通っ
てパック本体23から抜け出してゆく。
【0029】パック本体23から抜け出たフイルムユニ
ット1aは、板バネ56によってホルダ本体50aの底
面側へ押し込まれる。この位置でスライド枠規制手段
(図示省略)が作用してそれ以上は中枠52の引き出し
ができなくなる。なお、このとき、引蓋25がパック本
体23の開口23aを閉鎖しているから、このシートフ
イルムパック21をパックホルダ50から引き出した状
態でも、パック本体23内のフイルムユニット1に外光
が及ぶことはない。また、引蓋25とガイドレール2
8,29との隙間から内部に外光が進入することもな
い。
【0030】次に、シートフイルムパック21を中枠5
2とともにホルダ本体50aに挿入してゆくと、フイル
ムユニット1aの後端部がシース受け部31のリブ31
aで規制されているため、フイルムユニット1aは間仕
切り板33とパック本体23の先端部23eとの隙間で
ある回収口35を通ってパック本体23内に入り込み、
圧板バネ30に乗り上げ、未露光のフイルムユニット1
の最下層に挿入される。
【0031】このようにして完全にシートフイルムパッ
ク21が中枠52とともにホルダ本体50a内に挿入さ
れると、箱部62に内臓されたカウンタ送り爪がカウン
タ収納室18の底板18aに形成された開口を介してカ
ウンタ表示板19の下面に形成された爪部に係合してカ
ウンタ表示板19を1目盛り分だけ回動歩進させる。こ
れによって、パックホルダ50のカウンタ表示窓に表示
されたカウンタ数字が「1」から「2」に変更される。
そして、2枚目のフイルムユニット1bが引蓋25の真
下に位置している以外は図6と同じ状態になる。以下、
同様の操作を繰り返すことによって次々と撮影を行うこ
とができる。
【0032】上述した手順の繰り返しにより8枚目のフ
イルムユニット1に撮影を行い、シートフイルムパック
21の引き出し及び挿入操作を行うと、パック本体23
内には露光済みのフイルムユニット1が撮影順に上から
積層され、開口23aは引蓋25で覆われた状態(図6
参照)になっている。こうして1個のシートフイルムパ
ック21について全撮影が終わると、カウンタ表示窓に
撮影可能枚数がゼロになったことを示す「E」が表示さ
れるとともに、カウンタ収納室18に設けられたロック
機構により引蓋25がパック本体23に係止される。ま
た、同時に蓋51のロックが解除されるからノブ61を
操作して蓋51を開けることができる。
【0033】蓋51の回動とともに突起部58a,58
bによる突起32c,32dの押圧が解除されるから、
爪部材32が上昇し、爪部32a,32bが係止穴25
c,25dに係合してキャップ部材22と引蓋25とが
連結される。一方、引蓋25の突条部25eがパック本
体23の端部に係合しているから、キャップ部材22が
パック本体23に係止される。そして、突条部57によ
るキャップ部材22の押さえが解除されるから使用済み
のシートフイルムパック21をパックホルダ50から取
り出すことができる。
【0034】上記実施形態では、前記シース2の縁部2
b〜2dは連続したコ字型であったが、図10に示すよ
うに、縁部2b〜2dの一部を切り欠いた形状にしても
よい。これにより、シースの軽量化,ローコスト化,成
形材料の節約による省資源等に寄与できる。この実施形
態では、縁部2bに2箇所,縁部2cに1箇所,縁部2
dに2箇所の合計5箇所に切欠81〜85を設けたが、
シートフイルム3が保持でき、挿入性(自動加工適性)
に支障がなければ、切欠の数,場所,形状,寸法等につ
いては特に制限はない。また、上記実施形態は、シート
フイルムとして4×5インチサイズのものを用いたが、
本発明はこれに限定されず、例えば独自規格のサイズで
あってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシースに
よれば、縁部の溝を構成する庇状部の端部を平板部側に
突出させ、庇状部の端部と平板部との間隔を庇状部の端
部がシートフイルムの浮きを押さえかつシートフイルム
の縁が挿入自在な程度に設定したので、高湿度環境下で
の長時間露光でもシートフイルムの凸状変形を抑え、シ
ートフイルムの平面性を維持することができる。また、
厚みが0.175mm〜0.24mmのシートフイルム
に対して庇状部の端部と平板部との間隔を0.24mm
〜0.50mmとしたので、シートフイルムの平面性と
縁部の溝への挿入性との両方で良好なシースを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるシースとシートフイル
ムとの関係を示す図2のI−I断面図である。
【図2】シースの斜視図である。
【図3】本発明に係る要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】シートフイルムパックとパックホルダの外観図
である。
【図5】シートフイルムパックの側断面図である。
【図6】シートフイルムパックをパックホルダに装填し
た直後の状態を示す要部断面図である。
【図7】図5に示す状態から引蓋を引き出したシートフ
イルムパックとパックホルダを示す要部断面図である。
【図8】撮影時のシートフイルムパックとパックホルダ
を示す要部断面図である。
【図9】撮影後に中枠ごとパック本体を引き出した状態
を示す要部断面図である。
【図10】別の実施形態であるシースの平面図である。
【符号の説明】
1 フイルムユニット 2 シース 2a 平板部 2b〜2d 縁部 3 シートフイルム 3f 乳剤面 3g ベース面 5 溝 6 庇状部 6a 端部 21 シートフイルムパック 81〜85 切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフイルムを1枚ずつ収納するフイ
    ルムユニットに用いられるシースであって、シートフイ
    ルムのベース面を支持する矩形状の平板部と、この平板
    部の3辺に形成され、シートフイルムの3辺の縁を挿入
    する溝付きの縁部とからなる樹脂製のフイルムユニット
    用シースにおいて、 前記縁部の溝を構成する庇状部の端部を平板部側に突出
    させ、前記庇状部の端部と平板部との間隔を、前記庇状
    部の端部がシートフイルムの浮きを押さえ、かつシート
    フイルムの縁が挿入自在な程度に、設定したことを特徴
    とするフイルムユニット用シース。
  2. 【請求項2】 前記庇状部の端部と平板部との間隔を、
    厚みが0.175mm〜0.24mmのシートフイルム
    に対し、0.24mm〜0.50mmとしたことを特徴
    とする請求項1記載のフイルムユニット用シース。
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