JP2741970B2 - シートフイルムパック - Google Patents

シートフイルムパック

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JP2741970B2 JP15103591A JP15103591A JP2741970B2 JP 2741970 B2 JP2741970 B2 JP 2741970B2 JP 15103591 A JP15103591 A JP 15103591A JP 15103591 A JP15103591 A JP 15103591A JP 2741970 B2 JP2741970 B2 JP 2741970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートフイルムを複数
枚積層して収納し、これらのシートフイルムに順次に撮
影を行ってゆくことができるようにしたシートフイルム
パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】商品カタログ作成用の写真や大伸ばしを
前提とした写真の撮影には、ビューカメラやスタジオカ
メラ等の大型カメラが利用される。大型カメラで使用さ
れるフイルムのサイズは4×5インチ以上で、特に鮮明
度が要求される場合には大きな威力を発揮する。このよ
うな大型カメラの中には、1回の撮影ごとにフイルムサ
イズが大きい写真乾板やシートフイルムを交換するもの
があるが、繰り返して撮影を行う場合には迅速な対応が
できない。
【0003】こうした背景から、米国特許第30217
72号公報や実開昭50−22029号公報によりフイ
ルムホルダが提案され、さらには本出願人によって「4
×5クイックチェンジャー(商品名)」が商品化されて
いる。これらに用いられているフイルムホルダは、カメ
ラに装着される外枠と、この外枠の中に収納された内枠
とから構成されている。内枠には5〜10枚程度のシー
トフイルムが積層して収納されるとともに、内枠の前面
に形成された露光用開口を遮光するスライド自在の引蓋
が設けられている。また、内枠自体も外枠に対してスラ
イド自在になっており、外枠をカメラに装着した後、引
蓋及び内枠を交互にスライド操作することによって、撮
影済みフイルムが内枠の最下層に送り込まれるととも
に、新たなフイルムは撮影位置である最上層にセットさ
れる。したがって引蓋と内枠の操作により、シートフイ
ルムの枚数分の撮影を行うことができる。
【0004】しかし、これまでに知られているフイルム
ホルダは、5〜10回程度の撮影を順次に行ってゆくこ
とができる利点はあるものの、外枠と内枠とが分離不能
に結合されているため、さらに多数回の撮影を引続き行
うことが予想される場合にはフイルムホルダを何個か用
意しなくてはならない。したがってスタジオ内での撮影
ではともかく、山岳写真等の屋外撮影では携帯性の点で
問題があるばかりでなく、1個のフイルムホルダについ
て撮影を終えた後には、再び新たなフイルムホルダの外
枠をカメラに位置決めして装着しなくてはならず、やは
り操作性の点で改良が望まれていた。このような事情を
考慮し、本出願人は特願平2−416493号により上
記外枠に相当するパックホルダから上記内枠に相当する
フイルムパックを分離できるようにしたシステムを提案
した。これによれば、1個のパックホルダに対してフイ
ルムパックを交換使用することが可能となり、携帯性,
操作性の点で非常に便利になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パックホルダに対して
フイルムパックを交換使用できる構成にした場合におい
ても、撮影の度に引蓋及びフイルムパックの引き出し操
作が必要であるが、これらの操作を誤ると撮影前あるい
は撮影後のフイルムを外光に曝してしまう結果となる。
この点、従来タイプのものでは外枠と内枠とが常に結合
した状態で用いられることから、比較的簡単に引蓋やパ
ック本体の引き出し操作を阻止するラッチ機構を設ける
ことができるが、これまでのラッチ機構はマニュアル操
作によるものであった。したがって、このラッチ機構の
操作忘れにより思わぬ外光カブリを生じさせたり、二重
露光を行ってしまう危険性があった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、パックホルダから分離して使用できるようにしたフ
イルムパックについて、撮影時における引蓋やパック本
体のスライド操作が的確に行われるように、これらが自
動的にラッチ,ラッチ解除されるようにしたシートフイ
ルムパックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数枚のシートフイルムユニットを積層し
て収納するとともに、積層されたシートフイルムユニッ
トを前面側へと押圧し、最上層のシートフイルムユニッ
トを前面壁に形成した開口を通して前記撮影開口に圧着
させる圧板バネを内蔵したパック本体と、このパック本
体にスライド自在に設けられ前記開口を開閉するととも
に、前記開口に接近した上昇位置と前記開口から離れた
下降位置との間で移動自在な引蓋と、引蓋が下降位置に
移動したときに引蓋先端部の係止部に係合して引蓋とパ
ック本体とを連結する係合部材と、パック本体を前記パ
ックホルダから一定量引き出す操作によって、撮影済み
のシートフイルムユニットがパック本体内からパックホ
ルダ内へと移動することを許容する排出路と、前記一定
量引き出した後にパック本体をパックホルダ内に押し込
んだ際に、パックホルダ内に排出されている撮影済みの
シートフイルムユニットをパック本体内に積層されたシ
ートフイルムユニットの下に導き入れる回収口と、パッ
ク本体に回動自在に軸着され、引蓋の上昇位置への移動
に連動してパックホルダに設けたロック部に係合してパ
ック本体の引き出しを阻止し、引蓋の下降位置への移動
に連動して前記ロック部との係合を解除してパック本体
の引き出しを許容するロックアームとからシートフイル
ムパックを構成した。
【0008】
【実施例】図1において、本発明を適用したフイルムパ
ック2は、箱型のパック本体3と、その中に積層して収
納された複数枚のシートフイルムユニット4と、パック
本体3の前面に形成された開口3aを開閉する把手5a
付きの引蓋5とを備えている。引蓋5はシートフイルム
ユニット4よりもサイズが大きく、把手5aを持って押
し引きすることにより、パック本体3の側壁内面に形成
した溝3bに沿ってスライドさせることができる。前記
溝3bの溝幅は、引蓋5の厚みにシートフイルムユニッ
ト41枚の厚みを加えた程度になっており、これにより
引蓋5はスライド面と直交する上下方向にも移動できる
ようになっている。なお、パック本体3には引蓋5のス
トッパ(図示省略)が設けられ、引蓋5をパック本体3
から一定量引き出すと引蓋5にはロックがかかるように
なっている。
【0009】シートフイルムユニット4は、4×5イン
チサイズのシートフイルム4aと、そのベース面側を支
持するとともにシートフイルム4aの4端辺を取り囲む
ように4辺を折り曲げた金属薄板製のシース4bとから
構成されている。なお、シートフイルム4の平面性を維
持し、また充分な強度があれば、シース4bをプラスチ
ックで作ることも可能である。
【0010】図2の要部断面図に示したように、パック
本体3には例えば5枚のシートフイルムユニット4が積
層して収納されており、パック本体3の背面内壁に一端
を固定した圧板バネ7によって前面側に押圧されてい
る。これによりシートフイルムユニット4は引蓋5の底
面に圧着される。パック本体3の前面には前記開口3a
の一端側に連なって開放された排出路11が設けられ、
さらに排出路下方の、パック本体背面側にはスリット状
の回収路12が形成されている。排出路11,回収路1
2を形成する壁面にはそれぞれ遮光用のテレンプ13,
14が貼付され、排出路11,回収路12を通って外光
がパック本体3内に入り込むことを防いでいる。なお、
以降の図についてはテレンプ13,14の図示を省略し
てある。
【0011】引蓋5にはその先端部に係止穴5bが設け
られ、また排出路11から外れた位置からスライド方向
に延長して上面側に突出した3本のリブ5cが形成され
ている。パック本体3の内部は隔壁15によって2室に
仕切られ、その一方にはシートフイルムユニット4が収
納されるが、他方の室にはバネにより反時計方向に付勢
されたロックレバー16が軸着されている。ロックレバ
ー16の一端16aは、図3に示したように引蓋5が挿
通された遮光板18の下縁に当接し、また他端側の係止
片16bはパック本体3の側壁に設けたスロット19を
貫通してパック本体外に突出している。前記遮光板18
は、パック本体3の内壁に設けたガイド20に沿って上
下にのみ移動できるようになっており、引蓋5がスライ
ドされる摺接面と引蓋5との間隙から外光が入り込むこ
とを阻止する。なお、遮光板18の移動幅は、前述した
溝3bの溝幅以上になっている。
【0012】パック本体3の先端側には、排出路11に
突出するようにバネ付勢されたロックピン22が設けら
れている。このロックピン22は、上面がテーパ面にな
っており、図2において右方から左方へと引蓋5やシー
トフイルムユニット4が移動するときには下降してその
移動を許容する。そして、引蓋5が図2に示した上昇位
置にあるときには係止穴5bとは係止解除状態にあり、
引蓋5が下降位置にきたときには係止穴5bに係合し、
引蓋5がパック本体3から引き出されないようにラッチ
する。
【0013】上記フイルムパック2を装填して使用する
パックホルダ24は、図1に示したように、フイルムパ
ック2を挿入するための挿入口25の他、シートフイル
ムユニット4よりも小サイズの撮影開口26が設けられ
ている。さらに撮影開口26の下側には、シートフイル
ムユニット4の上面を受け止めてシートフイルムユニッ
ト4を撮影位置に位置決めする受け面30が形成されて
いる。このパックホルダ24は、撮影開口26を形成し
た前面が大判カメラの露光枠に密着して取り付けられ、
そのためパックホルダ24の前面には位置決め用の凸条
27が設けられている。
【0014】パックホルダ24の内部には、一端が前面
内壁に固着された4個の板バネ28が設けられており、
フイルムパック2がパックホルダ24内に挿入された際
にパック本体3を図中下側に押圧する。さらに、詳しく
は後述するが、これらの板バネ28はパック本体2から
排出されたシートフイルムユニット4を上から押さえつ
ける作用も行う。また、パックホルダ24内には、フイ
ルムパック2を挿入したときにパック本体3の回収路1
2に部分的に入り込むバネ性をもった一対の止め板29
が固着されている。
【0015】さらに図3の要部断面にも示したように、
パックホルダ24の一方の側面内壁にはロック板31が
固着されている。このロック板31には、図2及び図3
で説明したロックレバー16の係止片16bが係脱す
る。すなわち、ロックレバー16が図2に示したロック
位置に回動しているときには係止片16bがロック板3
1に係合してパックホルダ24からパック本体3を引き
抜くことが阻止され、ロックレバー16が図2の位置か
ら時計方向に回動したときには係止片16bとロック板
31との係合が解除され、パック本体3の引き出し操作
が許容される。
【0016】その他、パック本体3には米国特許302
1772号公報等で知られるような周知のカウンタ機構
(図示省略)が内蔵され、全てのシートフイルムユニッ
ト4に撮影を終えたときには前記ロックレバー16をロ
ック解除位置に移動させる。またパック本体3が単体で
取り扱われるときに、不用意に引蓋5が引き出されるこ
とがないように、パック本体3には引蓋ロック機構が設
けられ、この引蓋ロック機構はパック本体3をパックホ
ルダ24に装填したときに解除される。
【0017】上記構成による作用について説明する。フ
イルムパック2をパックホルダ24に装填した後、パッ
クホルダ24は図5に示したように大判カメラの露光枠
35に装着される。フイルムパック2をパックホルダ2
4に装填するときにはロックレバー16はロック位置に
あるが、その装填の過程で係止片16bはロック板31
のテーパ面に沿って持ち上げられ、所定位置まで装填さ
れたときに図5のようにロック板31に係合した状態に
なる。この状態では、引蓋5は板バネ28によって下向
きに押圧されるが、圧板バネ7の付勢力の方が大きいの
で上昇位置にあり、先端の係止穴5bにロックピン22
は入り込んでいない。
【0018】引蓋5を引き出して図6に示した位置まで
完全に移動させると、パック本体3の開口3aが完全に
開放され、1枚目のシートフイルムユニット4aは圧板
バネ7によって押し上げられる。そして、シートフイル
ムユニット4aは開口3aを通り抜け、パックホルダ2
4の露光開口26下側の受け面30に押し付けられた撮
影位置に移動する。このとき、ロックレバー16の係止
片16bはロック板31に係合してパック本体3はラッ
チ状態にあり、パック本体3の引き出し操作は行うこと
ができないようになっている。
【0019】引蓋5の引き出し操作によりシートフイル
ムユニット4aを撮影位置に移動させた後、引蓋5の挿
入操作が行われる。1枚目のシートフイルムユニット4
aは部分的にパックホルダ24に入り込み、その上面が
パックホルダ24の受け面30に当接するが、その下面
は図5に示した引蓋5の上面よりも下になっている。し
たがって引蓋5を挿入してゆくと、図7に示したよう
に、引蓋5は1枚目のシートフイルムユニット4aの下
面で位置規制され、図5の位置よりも下側の下降位置に
沿って挿入されるようになる。そして引蓋5を下降位置
に沿って最後まで挿入すると、先端の係止穴5bにロッ
クピン22が入り込み、引蓋5の再引き出し操作は禁止
される。また、引蓋5が下降位置に移動すると、これと
ともに遮光板18が下降する。これに連動してロックア
ーム16は時計方向に回動し、係止片16bがロック板
31から離脱する。この状態で大判カメラのシャッタを
開閉することによって、1枚目のシートフイルムユニッ
ト4aに露光が行われる。
【0020】こうして1回目の撮影操作を終えた後に
は、把手5aを把持して図8に示したようにフイルムパ
ック2をパックホルダ24から引き出す。前述したよう
に、引蓋5の係止穴5bにロックピン22が嵌合してい
るから、把手5aを介して引蓋5を引いても引蓋5だけ
がパック本体3から引き抜かれることはない。また、ロ
ックレバー16はロック板31から解除されているか
ら、上述のように把手5aをもって引き出し操作を行え
ば、フイルムパック2全体をパックホルダ24から引き
出すことができる。
【0021】フイルムパック2の引き出し操作が行われ
る際には、受け面30のエッジ部分により、撮影済みの
1枚目のシートフイルムユニット4aはそのままの位置
に係止されるため、シートフイルムユニット4aは排出
路11を通ってパック本体3から抜け出してゆく。パッ
ク本体3から抜け出たシートフイルムユニット4aは、
板バネ28により下方に押圧される。そして、フイルム
パック2をシートフイルムユニット4aよりもさらに右
に引いた時点で、シートフイルムユニット4aはパック
ホルダ24の底面に押し込まれ、この位置でパック本体
3の引き出し規制手段(図示省略)が作用してそれ以上
はパック本体3の引き出しができなくなる。なお、引蓋
5がパック本体3の開口3aを閉鎖しているから、フイ
ルムパック2がパックホルダ24から引き出されても、
パック本体3内のシートフイルムユニット4に外光が及
ぶことはない。
【0022】露光済みのシートフイルムユニット4aが
引蓋5の上から排出されると、引蓋5は圧板バネ7の付
勢により図5に示した上昇位置に移動する。これに連動
して遮光板18が上昇すると、ロックアーム16の一端
16aに対する押圧が解かれるため、ロックアーム16
は図5に示したロック位置に回動する。また、引蓋5の
係止穴5bからロックピン22は離脱する。そしてパッ
ク本体3をパックホルダ24に挿入してゆく過程では、
撮影済みのシートフイルムユニット4aはその左端部が
止め板29で規制されているため、パック本体3の挿入
にしたがってその右端側から回収路12を通ってパック
本体3内に入り込み、図9に示したように圧板バネ7の
上に乗り上げてゆく。
【0023】パック本体3をパックホルダ24に完全に
挿入すると、撮影済みのシートフイルムユニット4aは
フイルムパック2の中に回収され、圧板バネ7の付勢に
より未露光のシートフイルムユニット4の最下層に挿入
されるようになる。そして、最上層には引蓋5が位置し
ており、撮影済みのシートフイルムユニット4aが最下
層に挿入されている以外は、図5に示した状態と同じに
なる。したがって、以後は同様の手順で2枚目のシート
フイルムユニット4bに撮影を行い、これをパック本体
3内のシートフイルムユニット4の最下層に送り込むこ
とができる。
【0024】上述した手順の繰り返しにより5枚目のシ
ートフイルムユニット4に撮影を行い、フイルムパック
2の引き出し及び挿入操作を行うと、パック本体3内に
は撮影済みのシートフイルムユニット4が撮影順に上か
ら積層され、開口3aは引蓋5で覆われた状態(図5参
照)となっている。こうして1個のフイルムパック2に
ついて全撮影操作を終えると、カウンタ機構に連動した
ロック解除機構が作動してロックレバー16を解除位置
に回動させるから、フイルムパック2をパックホルダ2
4から取り外すことができる。なお、引蓋5の係止穴5
bからロックピン22が外れた状態では、把手5aをも
って使用済みのフイルムパック2の取り外し操作を行う
と引蓋5だけがスライドしてしまう。これに対処するた
めには、前述したカウンタ機構を利用し、やはり最後の
シートフイルムユニット4に撮影が行われた後にフイル
ムパック2の引き出し,挿入操作が行われたときに、引
蓋5をパック本体3にラッチするような機構を設ければ
よい。
【0025】引続き撮影を行う場合には、パックホルダ
24を露光枠35から取り外すことなく、そのまま新た
なフイルムパック2をパックホルダ24に挿入すればよ
い。したがって、例えばスタジオ外で撮影するような場
合においては、1個のパックホルダ24を共用して何個
かのフイルムパック2を用いて撮影することができるよ
うになる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシートフ
イルムパックは、パックホルダと分離して使用可能であ
るため、携帯性,操作性の点で有利であるだけでなく、
撮影時にはシートフイルムユニットの移送のために繰り
返し引き出し,挿入操作される引蓋及びパック本体が、
それぞれ係止部材及びロックレバーによって自動的にラ
ッチ,ラッチ解除されるようになっているから、引蓋や
パック本体の引き出し操作を誤ってシートフイルムユニ
ットを外光に曝したり、あるいは二重露光してしまうと
いったミスを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パックホルダとフイルムパックの外観図であ
る。
【図2】フイルムパックの要部断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】パックホルダの要部断面図である。
【図5】初期状態におけるパックホルダとフイルムパッ
クを示す要部断面図である。
【図6】初期状態から引蓋を引き出した状態のパックホ
ルダとフイルムパックを示す要図断面図である。
【図7】撮影時のパックホルダとフイルムパックを示す
要部断面図である。
【図8】撮影後にフイルムパックを引き出した状態のパ
ックホルダとフイルムパックを示す要図断面図である。
【図9】フイルムパックをパックホルダに戻してゆく状
態の要部断面図である。
【符号の説明】
2 フイルムパック 3 パック本体 4 シートフイルムユニット 5 引蓋 5b 係止穴 7 圧板バネ 11 排出口 12 回収口 16 ロックレバー 18 遮光板 22 ロックピン 25 板バネ 31 ロック板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラへの装着面に撮影開口を形成した
    パックホルダに装填して用いられるシートフイルムパッ
    クにおいて、複数枚のシートフイルムユニットを積層し
    て収納するとともに、積層されたシートフイルムユニッ
    トを前面側へと押圧し、最上層のシートフイルムユニッ
    トを前面壁に形成した開口を通して前記撮影開口に圧着
    させる圧板バネを内蔵したパック本体と、このパック本
    体にスライド自在に設けられ前記開口を開閉するととも
    に、前記開口に接近した上昇位置と前記開口から離れた
    下降位置との間で移動自在な引蓋と、引蓋が下降位置に
    移動したときに引蓋先端部の係止部に係合して引蓋とパ
    ック本体とを連結する係合部材と、パック本体を前記パ
    ックホルダから一定量引き出す操作によって、撮影済み
    のシートフイルムユニットがパック本体内からパックホ
    ルダ内へと移動することを許容する排出路と、前記一定
    量引き出した後にパック本体をパックホルダ内に押し込
    んだ際に、パックホルダ内に排出されている撮影済みの
    シートフイルムユニットをパック本体内に積層されたシ
    ートフイルムユニットの下に導き入れる回収口と、パッ
    ク本体に回動自在に軸着され、引蓋の上昇位置への移動
    に連動してパックホルダに設けたロック部に係合してパ
    ック本体の引き出しを阻止し、引蓋の下降位置への移動
    に連動して前記ロック部との係合を解除してパック本体
    の引き出しを許容するロックアームとを備えたことを特
    徴とするシートフイルムパック。
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