JP2615331B2 - フイルムホルダ - Google Patents

フイルムホルダ

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JP2615331B2 JP33900092A JP33900092A JP2615331B2 JP 2615331 B2 JP2615331 B2 JP 2615331B2 JP 33900092 A JP33900092 A JP 33900092A JP 33900092 A JP33900092 A JP 33900092A JP 2615331 B2 JP2615331 B2 JP 2615331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイルムホルダに係り、
特にカメラの背部に装着されて写真フイルムパッケージ
を出し入れ可能なフイルムホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】プロ用の写真フイルムとして、比較的に
大きなサイズのシート状写真フイルムを遮光封筒に光密
に収納した写真フイルムパッケージが知られている。写
真フイルムパッケージは、遮光封筒にフイルムユニット
が挿入されて構成され、前記フイルムユニットは、前記
写真フイルムとキャリアシートから構成される。また、
フイルムユニットの先端縁部にはクリップが取り付けら
れており、このクリップはフイルムユニットを遮光封筒
に収納した際に、遮光封筒の挿入口を閉鎖することがで
きる。
【0003】また、前記遮光封筒には、抜け止め防止テ
ープが取り付けられ、この抜け止め防止テープは後述す
るフイルムホルダ内のストッパ板と係止するようになっ
ている。前記写真フイルムパッケージは、カメラの背部
に装着されたフイルムホルダに前記クリップを先端にし
て挿入され、クリップがフイルムホルダ本体内で係止さ
れる。写真撮影の時には、遮光封筒の後端部を指でつま
んで遮光封筒のみを引き出し、前記写真フイルムをフイ
ルムホルダに形成された露出開口部から露出させる。写
真撮影が終了すると、遮光封筒を指でつまんで押し込
み、遮光封筒の挿入口をクリップで閉鎖してフイルムユ
ニットを光密に収納する。そして、前記スラダーを解
除位置に操作保持しながら、遮光封筒の後端部を指でつ
まんで、遮光封筒をフイルムユニットと共にフイルムホ
ルダから引き出す。
【0004】従来、この種のフイルムホルダは、フイル
ムホルダ本体に押圧板、係合爪、ストッパ板、及びスラ
イダー等が設けられて構成されている。前記押圧板は、
フイルムホルダ本体内に挿入された写真フイルムパッケ
ージを、前記露出開口部に向けて押圧保持するものであ
り、前記スライダーを解除位置に操作保持しない限り露
出開口部に向けて常に付勢されている。
【0005】また、前記係合爪、及びストッパ板は、前
記フイルムユニットのクリップ、及び抜け止め防止テー
プにそれぞれ係合して、フイルムユニットが撮影時に遮
光封筒と共に取り出されないようにフイルムユニットを
フイルムホルダ内に保持するものである。一方、前記
ライダーは、前記押圧板の押圧と係合爪の係合、及びス
トッパ板の係合とを同時に解除するものであり、この
ライダーを解除位置に操作保持することにより、押圧板
がフイルムユニットから退避する方向に移動されると共
に、係合爪がクリップとの解除方向に移動される。これ
により、撮影終了した写真フイルムパッケージをフイル
ムホルダ本体から引き出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のフ
イルムホルダは、写真フイルムパッケージをフイルムホ
ルダ本体から引き出す際に、片手でスライダーを操作し
ながら、もう一方の片手で写真フイルムパッケージを取
り出さなければならない。従って、写真フイルムパッケ
ージの引き出し動作においては、写真フイルムパッケー
ジを完全に引き出すまで注意深くスライダーを解除位置
に操作保持しないと、フイルムホルダの出入口近傍にあ
るストッパ板にクリップが引っ掛かり、遮光封筒が抜け
落ちて撮影済のフイルムが光にさらされたりするという
事故が発生する。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、写真フイルムパッケージの引き出し操作を容易
に且つ安全に行うことができるフイルムホルダを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、写真フイルムの先端縁部にクリップが取り付
けられると共に後端縁部にリーダー部が固着されたフイ
ルムユニットと、前記クリップで閉鎖される挿入口を備
えると共に該挿入口の近傍に抜け止め防止部材を備え、
写真フイルムを光密に収納する遮光封筒と、から成る写
真フイルムパッケージを収容するフイルムホルダに於い
て、前記写真フイルムパッケージの出入口と、前記写真
フイルムを露光する露出開口部とが形成されたフイルム
ホルダ本体と、前記写真フイルムパッケージがフイルム
ホルダ本体内の最終位置に挿入された際に前記クリップ
と係合して前記フイルムユニットをフイルムホルダ本体
内に係止する第1の係合部材と、フイルムホルダ本体内
に設けられ、前記遮光封筒の抜け止め防止部材と係止さ
れる第2の係合部材と、フイルムホルダ本体内で写真フ
イルムパッケージの引き出し方向に付勢され、この付勢
力に抗して移動させることにより前記第1の係合部材の
フイルムユニットの係止、及び前記第2の係合部材の抜
け止め防止部材の係止を解除するスライダーと、スライ
ダーの解除動作に連動してスライダーを前記第1及び第
2の係合部材の解除位置でロックさせ、写真フイルムパ
ッケージを所定量引き出した時、若しくは挿入した時に
スライダーの前記ロックを解除するロック部材と、から
成ることを特徴とする。また、本発明は、前記目的を達
成する為に、写真フイルムの先端縁部にクリップが取り
付けられると共に後端縁部にリーダー部が固着されたフ
イルムユニットと、前記クリップで閉鎖される挿入口を
備えると共に該挿入口の近傍に抜け止め防止部材を備
え、写真フイルムを光密に収納する遮光封筒と、から成
る写真フイルムパッケージを収容するフイルムホルダに
於いて、前記写真フイルムパッケージの出入口と、前記
写真フイルムを露光する露出開口部とが形成されたフイ
ルムホルダ本体と、前記写真フイルムパッケージがフイ
ルムホルダ本体内の最終位置に挿入された際に前記クリ
ップと係合して前記フイルムユニットをフイルムホルダ
本体内に係止する第1の係合部材と、フイルムホルダ本
体内に設けられ、前記遮光封筒の抜け止め防止部材と係
止される第2の係合部材と、フイルムホルダ本体内に配
置され、前記フイルムユニットを前記露出開口部に向け
て押圧する押圧板と、フイルムホルダ本体内で写真フイ
ルムパッケージの引き出し方向に付勢され、この付勢力
に抗して移動させることにより前記第1の係合部材のフ
イルムユニットの係止、及び前記第2の係合部材の抜け
止め防止部材の係止を解除するスライダーと、スライダ
ーの解除動作に連動してスライダーを前記第1及び第2
の係合部材の解除位置でロックさせ、写真フイルムパッ
ケージを所定量引き出した時、若しくは挿入した時にス
ライダーの前記ロックを解除するロック部材と、から成
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のフイルムホルダを用いて写真フイルム
パッケージの出し入れ操作について説明する。 (1)先ず、フイルムホルダ本体の出入口から写真フイ
ルムパッケージをクリップを先端にして挿入する。
【0010】(2)写真フイルムパッケージが最終位置
に挿入配置されると、前記クリップが第1の係合部材と
係合してフイルムユニットがフイルムホルダ本体内に係
止される。 (3)次に、撮影する際には、遮光封筒を、その抜け止
め防止部材が第2の係合部材と係合する位置までフイル
ムホルダ本体から引き出すと、フイルムユニットは第1
係合部材に保持されているので、フイルムユニットの写
真フイルムが露出開口部に露光する。このフイルムユニ
ットは、押圧板によって前記露出開口部に向けて押圧さ
れることにより、フイルム面が露光位置に保持される。
写真フイルムはこの状態で撮影される。
【0011】(4)次いで、撮影が終了すると、遮光封
筒をフイルムホルダ本体内に収納し、フイルムユニット
を遮光封筒に収納する。 (5)次に、スライダーを付勢力に抗して移動させ、第
1の係合部材のクリップとの係合を解除すると同時に、
第2の係合部材の抜け止め防止部材との係合も解除す
る。この時、前記スライダーは、ロック部材によって係
合部材の解除位置でロックされる。
【0012】(6)クリップとの係合、及び抜け止め防
止部材との係合が解除した時点で、前記写真フイルムパ
ッケージをフイルムホルダ本体から引き出す。また、
ライダーは、写真フイルムパッケージが係合部材から所
定量引き出された時、若しくは次の写真フイルムパッケ
ージの挿入時に、前記ロック部材によってそのロックが
解除され、そして付勢力によって元の位置に復帰移動す
る。
【0013】また、前記フイルムホルダ本体に、スライ
ダーが解除位置にロックされていることを示すマークを
付すことによって、第1の係合部材のクリップとの係
合、及び第2の係合部材の抜け止め防止部材との係合が
解除されていることを容易に識別できる。
【0014】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るフイルム
ホルダの好ましい実施例について詳説する。先ず、本願
発明のフイルムホルダに使用される写真フイルムパッケ
ージについて説明する。
【0015】図9に示すように写真フイルムパッケージ
1は、図中点線で示すフイルムユニット2と、遮光封筒
3とから成る。前記フイルムユニット2は写真フイルム
Fを有しており、この写真フイルムFの先端縁部(図中
左側)には第1キャリアシート4を介してクリップ5が
固着される。このクリップ5は図10に示すように、断
面が略V字状に形成されている。また、前記写真フイル
ムFの後端縁部(図中右側)には図9に示すように、台
形状の第2キャリアシート6が着脱自在に接合される。
この第2キャリアシート6は、フイルムユニット2が遮
光封筒3に収納された際に、遮光封筒3の後端部近傍に
位置される。
【0016】前記遮光封筒3はボール紙等の遮光部材で
作られており、左側の図示しない挿入口から前記フイル
ムユニット2が図中矢印方向に出し入れされる。また、
前記挿入口は、フイルムユニット2が遮光封筒3に収納
されると、前記クリップ5に嵌入して閉鎖される。これ
により、写真フイルムFの感光が防止される。更に、帯
状のストッパテープ7が遮光封筒3の先端部近傍で、遮
光封筒3の横断方向に接着されている。
【0017】図1は本発明に係るフイルムホルダ10の
実施例を示す平面図、図2、図3はフイルムホルダ10
の組立図、図4はフイルムホルダの断面図である。前記
フイルムホルダ10はフイルムホルダ本体12、係合板
14、押圧板16、写真フイルムパッケージ1のスライ
ダー18、及びスライダー18のロック機構20等を有
している。
【0018】先ず、フイルムホルダ本体12について説
明する。フイルムホルダ本体12は図1に示すように、
上蓋22と底蓋24とで箱体に構成される。このフイル
ムホルダ本体12の上面、即ち上蓋22の表面には矩形
状の露出開口部26が形成される。前記フイルムホルダ
本体12の図1中右縁部には、写真フイルムパッケージ
1の出入口28が形成され、この出入口28から写真フ
イルムパッケージ1がクリップ5を先端にしてフイルム
ホルダ本体12内に出し入れされる。
【0019】前記上蓋22の出入口28近傍には図2に
示すように、ローラ30が配置される。このローラ30
は、両端に取り付けられた軸受32、32を介して上蓋
22の内側面に回転自在に取り付けられている。また、
前記ローラ30は、図3に示す底蓋24の出入口28近
傍にねじ固定された板ばね34の表面に、図4に示すよ
うに押圧当接される。これにより、出入口28からフイ
ルムホルダ本体12内に光が入射しない。
【0020】前記ローラ30の近傍には図2に示すよう
に、長尺状のストッパ板36(第2の係合部材)が取り
付けられる。このストッパ板36は、ローラ30側の辺
部38が図4に示す上蓋22の内側面に形成された角部
40に当接支持されており、図6に示すように遮光封筒
3の引き出し時にストッパテープ7(抜け止め防止部
材)に当接される。これにより、遮光封筒3がフイルム
ホルダ本体12から抜け止めされる。また、ストッパ板
36は図3に示すように、その両端部に形成された突片
42、42がスライダー18の矩形状開口部44、44
に挿入される。これにより、ストッパ板36は、スライ
ダー18が図中左方向にスライド移動すると、前記辺部
38を支点として図6中時計回り方向に回動し図7に示
す位置、即ち、前記ストッパテープ7との当接位置から
退避される。
【0021】次に、係合板14について説明する。係合
板14は図3に示すように、底蓋24にねじ固定され
る。また、係合板14の両側縁部には、一対の板ばね4
6、46…が一体に延設される。これらの板ばね46、
46…によって、前述した押圧板16が図4に示すよう
に、フイルムホルダ本体12の露出開口部26に向けて
押圧付勢される。また、係合板14の図3中左端部に
は、3本の係合爪48、48、48(第1の係合部材)
が所定の間隔で延設される。これらの係合爪48、4
8、48は図5に示すように、フイルムホルダ本体12
内の最終位置に挿入された写真フイルムパッケージ1の
クリップ5と係合される。
【0022】次に、押圧板16について説明する。押圧
板16は図2に示すように、矩形状に形成され、前記係
合板14と露出開口部26との間に保持される。押圧板
16は、前述したように係合板14の板ばね46、46
…によって露出開口部26に向けて押圧付勢される。こ
れにより、押圧板16は、フイルムホルダ本体12内に
挿入された写真フイルムパッケージ1を露出開口部26
に向けて押圧付勢することができる。
【0023】次に、スライダー18について説明する。
スライダー18は図3に示すように、板状の本体部50
手押しコマ52とから構成される。前記本体部50
は、前記開口部44、44の近傍に折り曲げ形成された
フック54、54と、底蓋24に植設されたピン56、
56との間に取り付けられるスプリング58、58の付
勢力によって、図中右方向、即ち写真フイルムパッケー
ジ1の引き出し方向に付勢されている。
【0024】前記手押しコマ52は、底蓋24に形成さ
れた開口部60を介して前記本体部50の右端部にねじ
固定される。従って、手押しコマ52を操作することに
よって、前記本体部50をスプリング58、58の付勢
力に抗して左方向に移動させることができる。一方、前
記本体部50の図中左端縁には、3枚の係合解除爪6
2、62、62が折り曲げ形成される。これらの係合解
除爪62、62、62は図1、図4に示すように、前記
係合板14の係合爪48、48、48の基部上方に位置
される。従って、係合解除爪62、62、62は、本体
部50が手押しコマ52に押されて図中左方向にスライ
ド移動すると、係合爪48、48、48に当接して係合
爪48、48、48を図7に示すように写真フイルムパ
ッケージ1のクリップ5との係合位置から退避させるこ
とができる。
【0025】次に、ロック機構20について説明する。
ロック機構20は図3に示すように、板ばね64とロッ
ク板66を有している。このロック板66は、底蓋24
に形成された矩形状凹部68に板ばね64を介して配置
される。また、ロック板66の両側には、コの字状の突
片70、70が折り曲げ形成されている。前記突片7
0、70に形成された溝部72、72は図4に示すよう
に、前記スライダー18の本体部50に形成された矩形
状開口部74に係合される。
【0026】更に、ロック板66は、本体部50が図中
左方向(係合解除方向)に移動した時に、突片70、7
0の上方に前記開口部74が位置するので、板ばね64
の付勢力で開口部74から図7に示すように突出され
る。これにより、スライダー18の復帰移動が、突片7
0、70によってロックされる。また、ロック板66は
図8に示すように、クリップ5がローラ30と板ばね3
4間を通過する時に生じる板ばね34の弾性変形によ
り、板ばね34に押されて図4に示した元の位置に復帰
する。これにより、スライダー18は、前記ロックが解
除されるので、スプリング58、58の付勢力によって
図4に示した元の位置に復帰移動する。
【0027】次に、前記の如く構成されたフイルムホル
ダ10を用いた写真フイルムパッケージ1の出し入れ操
作について図4乃至図8を参照しながら説明する。 (1)先ず、図4に示すように、写真フイルムパッケー
ジ1をクリップ5を先端にしてフイルムホルダ本体12
内に出入口28から挿入する。 (2)写真フイルムパッケージ1が図5に示すように最
終位置に挿入配置されると、クリップ5が係合板14の
係合爪48、48、48と係合してフイルムユニット2
がフイルムホルダ本体12内に保持される。
【0028】(3)次に、撮影する際には図6に示すよ
うに、遮光封筒3を、そのストッパテープ7がストッパ
板36と係合する位置までフイルムホルダ本体12から
引き出すと、フイルムユニット2はクリップ5に保持さ
れているので、フイルムユニット2の写真フイルムFが
露出開口部26に露光する。このフイルムユニット2
は、押圧板16によって前記露出開口部26に向けて押
圧されることにより、写真フイルムFが露光位置に保持
された状態で撮影される。
【0029】(4)次いで、撮影が終了すると図7に示
すように、遮光封筒3をフイルムホルダ本体12内に収
納し、フイルムユニット2を遮光封筒3に収納する。 (5)フイルムユニット2を遮光封筒3に収納すると、
手押しコマ52を操作しスライダー18の本体部50を
図中左方向にスライド移動させ、本体部50の係合解除
爪62、62、62で係合爪48、48、48をクリッ
プ5との係合位置から退避させる。この時、前記スライ
ダー18の本体部50は、ロック板66が開口部74に
係合されるので、その復帰移動がロックされる。即ち、
手押しコマ52を操作する手が離れても、スライダー
8がその位置でロックされているので、操作に支障をき
たさない。
【0030】また、この時、ストッパ板36も、ストッ
パテープ7との当接位置から退避される。 (6)次に、クリップ5とストッパテープ7との係合が
解除すると、写真フイルムパッケージ1をフイルムホル
ダ本体12から引き出す。写真フイルムパッケージ1の
引き出し中に、クリップ5が板ばね34上を通過する
時、前記ロック板66は図8に示すように板ばね34に
押されて図4に示した元の位置に復帰する。これによ
り、スライダー18はロックが解除されると共に、ロッ
ク板66の復帰移動に連動しスプリング58、58(図
3参照)の付勢力によって図4に示した元の位置に復帰
移動する。また、ストッパ板36も、元の位置に復帰移
動する。
【0031】従って、本発明のフイルムホルダ10によ
れば、スライダー18が解除操作後ロックされるので、
写真フイルムパッケージの引き出し操作を容易に、且つ
安全に行うことができる。また、写真フイルムパッケー
ジ1の出し入れ操作を片手で行うことができるので、写
真フイルムパッケージ1の取り出しの際に両手を使わな
ければならない従来のフイルムホルダと比較して、操作
の煩わしさを解消できると共に、写真フイルムパッケー
ジ1の確実な引き出しを保証することができる。
【0032】更に、図7に示すフイルムホルダ本体12
手押しコマ52の近傍に、スライダー18が解除位置
にロックされていることを示すマーク76を付す。この
マーク76は、手押しコマ52を押すと外部に露出する
位置に付されている。従って、このマーク76が見える
か否かによって、係合爪48のクリップ5との係合が解
除されているか否かを容易に識別することができる。
【0033】尚、本実施例では、写真フイルムパッケー
ジ1の引き出し時に、スライダー18を復帰移動させる
ようにしたが、これに限られるものではなく、次の写真
フイルムパッケージ1の挿入時に、スライダー18を復
帰移動させるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフイル
ムホルダによれば、スライダーが解除操作後ロック保持
されるので、写真フイルムパッケージの引き出しが容易
に且つ安全となり、更に写真フイルムパッケージの出し
入れ操作を片手で行うことができるので、写真フイルム
パッケージの引き出しの際に両手を使わなければならな
い従来のフイルムホルダと比較して、操作の煩わしさを
解消できる。
【0035】また、フイルムホルダ本体に、スライダー
が解除位置にロックされていることを示すマークを付す
ことによって、第1の係合部材のクリップとの係合、及
び第2の係合部材の抜け止め防止部材との係合が解除さ
れていることを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフイルムホルダの一部破断部を含
む平面図
【図2】本発明に係るフイルムホルダの組立図
【図3】本発明に係るフイルムホルダの組立図
【図4】図1に於けるA−A線断面図
【図5】本発明に係るフイルムホルダの動作説明図
【図6】本発明に係るフイルムホルダの動作説明図
【図7】本発明に係るフイルムホルダの動作説明図
【図8】本発明に係るフイルムホルダの動作説明図
【図9】本発明に係るフイルムホルダに使用される写真
フイルムパッケージの平面図
【図10】図9に於ける側面図
【符号の説明】
1…写真フイルムパッケージ 2…フイルムユニット 3…遮光封筒 5…クリップ 10…フイルムホルダ 12…フイルムホルダ本体 14…係合板 16…押圧板 18…スライダー 20…ロック機構 22…上蓋 24…底蓋 26…露出開口部 28…出入口 36…ストッパ板 48…係合爪 52…手押しコマ 62…係合解除爪 76…マーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムの先端縁部にクリップが取
    り付けられると共に後端縁部にリーダー部が固着された
    フイルムユニットと、前記クリップで閉鎖される挿入口
    を備えると共に該挿入口の近傍に抜け止め防止部材を備
    え、写真フイルムを光密に収納する遮光封筒と、から成
    る写真フイルムパッケージを収容するフイルムホルダに
    於いて、 前記写真フイルムパッケージの出入口と、前記写真フイ
    ルムを露光する露出開口部とが形成されたフイルムホル
    ダ本体と、 前記写真フイルムパッケージがフイルムホルダ本体内の
    最終位置に挿入された際に前記クリップと係合して前記
    フイルムユニットをフイルムホルダ本体内に係止する第
    1の係合部材と、 フイルムホルダ本体内に設けられ、前記遮光封筒の抜け
    止め防止部材と係止される第2の係合部材と、 フイルムホルダ本体内で写真フイルムパッケージの引き
    出し方向に付勢され、この付勢力に抗して移動させるこ
    とにより前記第1の係合部材のフイルムユニットの係
    止、及び前記第2の係合部材の抜け止め防止部材の係止
    を解除するスライダーと、スライダー の解除動作に連動してスライダーを前記第1
    及び第2の係合部材の解除位置でロックさせ、写真フイ
    ルムパッケージを所定量引き出した時、若しくは挿入し
    た時にスライダーの前記ロックを解除するロック部材
    と、 から成ることを特徴とするフイルムホルダ。
  2. 【請求項2】 写真フイルムの先端縁部にクリップが取
    り付けられると共に後端縁部にリーダー部が固着された
    フイルムユニットと、前記クリップで閉鎖される挿入口
    を備えると共に該挿入口の近傍に抜け止め防止部材を備
    え、写真フイルムを光密に収納する遮光封筒と、から成
    る写真フイルムパッケージを収容するフイルムホルダに
    於いて、 前記写真フイルムパッケージの出入口と、前記写真フイ
    ルムを露光する露出開口部とが形成されたフイルムホル
    ダ本体と、 前記写真フイルムパッケージがフイルムホルダ本体内の
    最終位置に挿入された際に前記クリップと係合して前記
    フイルムユニットをフイルムホルダ本体内に係止する第
    1の係合部材と、 フイルムホルダ本体内に設けられ、前記遮光封筒の抜け
    止め防止部材と係止される第2の係合部材と、 フイルムホルダ本体内に配置され、前記フイルムユニッ
    トを前記露出開口部に向けて押圧する押圧板と、 フイルムホルダ本体内で写真フイルムパッケージの引き
    出し方向に付勢され、この付勢力に抗して移動させるこ
    とにより前記第1の係合部材のフイルムユニットの係
    止、及び前記第2の係合部材の抜け止め防止部材の係止
    を解除するスライダーと、スライダー の解除動作に連動してスライダーを前記第1
    及び第2の係合部材の解除位置でロックさせ、写真フイ
    ルムパッケージを所定量引き出した時、若しくは挿入し
    た時にスライダーの前記ロックを解除するロック部材
    と、 から成ることを特徴とするフイルムホルダ。
  3. 【請求項3】 前記スライダーが前記解除位置にロック
    されていることを示すマークが前記フイルムホルダ本体
    に付されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のフ
    イルムホルダ。
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