JP2675674B2 - フィルム包装用ホルダ - Google Patents

フィルム包装用ホルダ

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JP2675674B2
JP2675674B2 JP3502745A JP50274591A JP2675674B2 JP 2675674 B2 JP2675674 B2 JP 2675674B2 JP 3502745 A JP3502745 A JP 3502745A JP 50274591 A JP50274591 A JP 50274591A JP 2675674 B2 JP2675674 B2 JP 2675674B2
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ルース,グエンター・エイチ
ブレズナン,ロバート・ピー
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イーストマン・コダック・カンパニー
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/32Locating plates or cut films

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、全体として、フィルムホルダに関し、特
に、写真用カメラのバックに取り付けることが出来、適
合可能なフィルム包装と協働して、そのフィルム包装内
の1又は2以上の感光性フィルムの昼光での取り扱いを
容易にするフィルムホルダに関するものである。
〔従来の技術〕
従来技術には、上述の型式のフィルムホルダが多数存
在する。その例は次の文献に記載されている。
なお、以下の先行技術文献に関する記載において、各
先行技術の構造を示す各構成部分には、先行技術文献の
図面に用いられた符号は括弧を付してそのまま用いるこ
とにする。
米国特許第3,053,160号は、カメラバックに取り付け
可能であり露光位置に保持し、次いで自動処理可能なフ
ィルム組立体(68)の処理を開始するフィルムホルダ
(12)を開示している。該フィルム組立体(68)は固定
された後部板(20)と露光窓を有する固定された正面板
(18)との間の露光位置に保持される。スライダ(11
6)がこれら板(20,18)と平行な面内にて手操作で作動
させフィルム組立体に係合するラッチ(106及び102,10
4)をフィルム組立体から垂直方向に動かして離反さ
せ、フィルム組立体を引き出すのを許容し、又解放され
たとき、ばね復帰し(122,128)、そのラッチ(106及び
102,104)をフィルム組立体との係合位置に復帰させ
る。このフィルムホルダは、プロの写真家が使用するポ
ラロイドの545ランドフィルムホルダ(Land Film Holde
r)と同様のものである。
米国特許第3,319,555号は、作用されてスライダ(1
1)を上記面と平行に動かすことによりフィルム面に対
して垂直に動く圧力板(21)を備えるフィルムホルダ
(10)を開示している。該スライダ(11)は、圧力板
(21)と摺動可能に係合する角度を付けたばね脚部(3
1)を備えている。スライダを内方に押し込んだとき、
圧力板はばね脚部によりフィルム面から離反する方向に
動き、スライダを開放してその当初の外方位置にばね復
帰(17)したとき、圧力板は上記面方向に戻る。
米国特許第4,725,865号は、入り子式に関係して相対
的に動きフィルム面に垂直な方向に相互に接近しかつ離
反する基部(26)及びカバー部分(33a)を備える、カ
メラバック内で使用可能なフィルムホルダ(47)を開示
している。上記基部及びカバー部分は通常、その間に配
置されたばね(45)により相互に偏倚されて離反し、開
放位置にある。剛性な平面状のフィルム支持面(27)が
カバー部分の頂部壁(38)に対して平行な状態にて基部
分の内側に固定され、カバー部分の端部壁(39)のアク
セススロット(42)と整列状態にその間を伸長するフィ
ルム通路(46)を画成する。ホルダがその通常の解放位
置にあるとき、フィルム包装(1a)はスロットを通じか
つ通路に沿って自由に挿入しかつ引き出すことが出来
る。フィルム包装を完全に挿入した状態にて、基部及び
カバー部分は(ばねに抗して)相互に付勢され、ホルダ
をばね荷重式カメラバック内に装填する動作により閉塞
位置とされる。このようにホルダをその閉塞位置に配置
したとき、カバー部分の頂部壁から垂下するタブ(43)
及びストッパ(43a)が通路内に突出し、フィルム包装
のクリップ(8)及びストッパストリップ(14a)と相
互作用する。フィルム包装を引き出し又は再挿入するた
めには、最初にホルダをカメラバックから取り外し、タ
ブ及びストッパの双方が通路から分離するその開放位置
に復帰させる。
米国特許第4,821,055号は、一端(18)に非対称タブ
(24)を有し、その他端(20)に横方向遮光要素(30)
を有する支持板(C)に着脱可能に取り付けられたフィ
ルム(F,F′)を備える協働する包装(P)と共に使用
される、カメラバックに取り付け可能なホルダ(H)を
開示している。遮光外袋(E)が支持板(C)及びフィ
ルム(F,F′)上に入り子式に受け入れられる。該外袋
(E)は遮光要素(30)と係合することにより閉じられ
る開放端(46)と、タブ(24)の上にあり、握持したと
き該タブ(24)を圧搾し外袋(E)が支持板(C)から
誤って分離するのを防止する圧搾可能な領域(62)を有
する閉塞端(44)とを備えている。タブ(24)の上方に
位置しない隣接領域(64)は把持して、圧搾可能な領域
(62)を引き出し、タブ(24)及び外袋(E)をフィル
ム(F,F′)から離反させて接触しないようにして所期
の露光を許容することが出来る。外袋(E)は又その開
放端(46)付近に外袋(E)の動きを制限するストッパ
ストリップ(66,68)を備えている。包装(P)は、ホ
ルダ(H)内に摺動可能に挿入しかつ該ホルダ(H)か
ら引き出すことが出来、該ホルダ(H)は、フィルム
(F,F′)を露光面内に維持するばね荷重式(132)の圧
力付与部材(130)と、遮光要素(30)と係合し、支持
板(C)を適所に保持するばね荷重(140)式ラッチ部
材(138)と、支持板(C)が保持される間、ストッパ
ストリップ(66,68)と係合して外袋(E)の動きを制
限するばね偏倚式(142b,142c,142d)のストッパ部材
(142a)と、手操作で作動させ(184)、圧力を付与す
るラッチ及びストッパ部材(130,138,142a)上のばね荷
重(132,140及び142b,142c,142d)を無効にし(158、16
8,166)、包装(P)をホルダ(H)から無拘束状態に
引き出すのを許容するばね荷重式解放部材(144)とを
備えている。包装(P)をこのホルダ(H)から引き出
すためには、包装(P)を引き出す間に、ばね荷重式解
放部材(144)を作用させ、該解放部材(144)をその完
全な作用位置に保持することが必要である。包装(P)
が完全に引き出される前に、ユーザが解放部材(144)
を自由にさせた場合、ばね荷重式ストッパ部材(142a)
が既存の遮光要素(30)を捕捉し、該要素(30)をその
支持板(C)から引き剥ぎ及び/又は該支持板によって
損傷される。そのようにこのホルダ(H)は、包装
(P)をホルダから引き出す間、ユーザが解放部材(14
4)をその完全な作用位置に保持しなかった場合、問題
を生じさせる。
〔発明が解決しようとする課題〕
故に、本発明の主たる目的は、上記の問題点を解決す
ることである。別の目的はこれを極めて効果的かつ効率
的な方法にて実行することである。上記及びその他の目
的は請求の範囲に記載した本発明により実現される。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(i)第1端及び第2端を有する感光フィ
ルムシートと、(ii)フィルムシートに着脱可能に取り
付けられ、フィルムシートの使用を容易にする支持板で
あって、フィルムシートの第1の端及び第2端をそれぞ
れ越えて長手方向に伸長する第1及び第2の部分を備
え、該第2の部分が横方向に配置した遮光要素が固着さ
れる横方向端縁を有する支持板と、(iii)フィルムシ
ート及び支持板を着脱可能に包み込む遮光外袋であっ
て、そこから長手方向に伸長し、支持板の第1及び第2
の部分をそれぞれ覆うフィルム覆い部分、第1及び第2
の部分を備え、外袋の第1の部分が手操作で握持可能な
閉塞端を有し、外袋の第2の部分が遮光要素と協働可能
に係合することにより閉じられる開放端を有し、外袋の
第2の部分の端部を遮光要素から分離する方向に向けて
長手方向に相対的に動かすことにより、フィルムシート
及び支持板から取り外し可能であり、更にその外面に固
着された移動制限要素を備える外袋とを備える型式のフ
ィルム包装と共に効率的にかつ信頼性が高い状態で作用
可能であるようにした改良された写真用ホルダに特に有
用である。
かかるフィルム包装と共に使用し得るようにしたフィ
ルムホルダは、(1)平行な離間した正面壁及び後部
壁、両側部及び対向状態に配置された第1及び第2の端
部領域を有する略矩形のハウジングであって、正面壁が
フィルム露光窓を画成するフレーム部分を備え、第1の
端部領域が、フィルムシートが窓と整列され、遮光要素
が第2の端部領域にある着座位置までそれぞれ伸長しか
つ離反する移動経路に沿ってフィルム包装が進行しかつ
退却するのを許容する形状のアクセス穴を画成する手段
を備えるハウジングと、(2)ハウジングの正面壁と後
部壁との間に移動可能に配置されかつ上記正面壁及び後
部壁に対して略平行である圧力付与部材であって、正面
壁に対して直角の方向に移動可能であり、通常偏倚手段
の作用により移動経路の方向に付勢され、その着座位置
にあるとき、フィルム包装を正面壁のフレーム部分に押
し付ける圧力付与部材と、(3)ハウジングの第2の端
部領域に移動可能に配置された移動阻止手段であって、
正面壁に対して直角方向に移動可能であり、偏倚手段の
作用により通常、移動経路に向けて付勢され、その着座
位置にあるとき、遮光要素に係合し、これによりアクセ
ス穴の方向に動くのを阻止する移動阻止手段と、(4)
正面壁のフレーム部分とアクセス穴との間に移動可能に
配置された移動拘束手段であって、正面壁に対して直角
方向に移動可能であり、通常、偏倚手段の作用により、
移動経路に向けて偏倚され、その着座位置からアクセス
穴の方向に動く間、外袋の移動制限要素に係合し、これ
により穴の方向に更に動くを阻止する移動拘束手段と、
(5)圧力付与部材とハウジングの後部壁との間に移動
可能に配置された解放部材であって、ハウジングの第1
及び第2の端部領域に向けてそれぞれ伸長する第1及び
第2の両方向に移動可能であり、通常、偏倚手段の作用
により、第1の方向に向けて休止位置に付勢され、手操
作により第2の方向に動き、休止位置から離反し得る形
状とした解放部材とを備え、該解放部材が圧力付与部
材、及び移動阻止及び拘束手段と作用可能に関係し、手
操作による第2の方向への動きに応答し、通常、圧力付
与部材及び移動阻止及び拘束手段を移動経路に向けて付
勢させる偏倚手段の作用を無効にする手段を備え、圧力
付与部材、移動阻止及び拘束手段を移動経路から除去
し、これによりフィルム包装を解放して、その着座位置
からアクセス穴を通って非拘束状態に動くのを許容した
ことを特徴とする。
かかるホルダにおいて請求の範囲に記載された改良
は、移動拘束手段に配置され、該移動拘束手段がアクセ
ス穴に向けて動く間、遮光要素を偏倚させ、移動拘束手
段を経て案内し、これにより遮光要素が穴に向けて連続
的に動くのを容易にするカム手段を備えている。
本発明の目的及び利点は以下に記載した好適な実施例
の詳細な説明から一層よく明らかになるであろう。
〔発明の実施の形態〕
写真用フィルム包装及びそのホルダの一部の部品は周
知であるため、以下の説明は本発明と直接協働し又は関
係する構成要素に関するものである。ここに特に図示し
又は説明しない構成要素は関連技術で公知の構成要素か
ら選択可能である。
第1図乃至第7図は本発明の改良されたフィルムホル
ダと協働可能な型式の写真フィルム包装を示す。第1
図、第3図及び第5図には、完全に組み立て閉塞した状
態の包装が平面図にて全体として文字Pで示してある。
第1図には、板紙又はその他の光不透過性材料から成
る遮光外袋Eを含むその第1の側部から見たときの包装
Pの外側から観察可能である構成要素のみが示してあ
る。第2図に図示するように、外袋Eは、それぞれ先端
10及び後端12を有する写真フィルムシートF、及び該フ
ィルムシートFを着脱可能に取り付けてフィルムシート
の使用を容易にする細長い支持板Cを着脱可能に包囲し
ている。
第3図及び第5図は、それぞれ第1図に示したその第
1の側部を示す第3図の包装Pの平面図及び底面図であ
り、第5図はその反対側、即ち第2の側部を示す。この
ように、第3図及び第5図から、支持板C(破線で図
示)はそれぞれ第1及び第2の外方を向いた面14,16を
有することが分かる。支持板はそれぞれ先端部分18及び
後端部分20と、これら2つの端部分間の中間部分22とを
備えている。第3図に示すように、フィルムシートFは
中間部分22の第1の外方を向いた面14に着脱可能に取り
付けられ、その先端10及び後端12はそれぞれ先端部分18
及び後端部分20に向けて方向決めされている。同様に、
第5図に示すように、第2の感光フィルムシートF′は
中間部分22の第2の外方を向いた面16に着脱可能に取り
付けられ、その先端10′及び後端12′はそれぞれ先端部
分18及び後端部分20に向けて方向決めされている。
先端部分18は中間部分22を越えて長手方向(第3図及
び第5図に示すように右方向)に伸長し及び図示するよ
うにそこから突出するタブ24に達している。後端部分20
は中間部分22を越えて長手方向(第3図及び第5図に示
すように左方向)に伸長し、及び横方向端縁28を備え、
該端縁28に沿って横方向に配置した遮光要素30が固着さ
れている。要素30は、端縁28に隣接しかつ該端縁28と平
行に伸長する3つの系統の凹み32で示すようにクリンプ
することにより端部分20に固着することが出来る。
第4図(構成要素30の端面図を示す)に示すように遮
光要素は略V字形断面をしており、それぞれ端部分20の
第1及び第2の外方を向いた面14,16の上方を斜めに伸
長し、外方に突出する端縁31a,31bに達する広がり第1
及び第2のフランジ部分30a,30bを有する頂点30vを備え
ている。第3図及び第5図に示すように、端縁31a,31b
はそれぞれ構成要素30の横方向端部付近に配置されて離
間した対の切欠き33a,33bを有している。図示するよう
に、端部分20に組み立てたとき、構成要素30はそれぞれ
フランジ部分30a,30bと端部分20の外側を向いた面14,16
との間に配置された第1及び第2の凹所34a,34bを提供
する。
遮光外袋Eは、それぞれの横端縁40,42に沿って接続
され、支持板及び取り付けられたフィルムシートを受け
入れるスリーブ状の外袋を提供する第1及び第2の対向
壁36,38を備えている。これら壁36,38の対向する内面は
その間に受け入れられたとき支持板Cの第1及び第2の
外方を向いた面14,16の上になる第1及び第2の内方を
向いた面36′,38′(第6図及び第7図を参照)を備え
ている。同様の方法にて、壁36,68の対応する外面はそ
れぞれ支持板の面14,16の上になる第1及び第2の外方
を向いた面36″,38″(第1図乃至第7図を参照)を備
えている。
外袋は、それぞれ支持板の先端部分18及び後端部分20
の上になる長手方向に伸長する先端部分44及び後端部分
46を更に備えている。先端部分44はその外端縁に沿って
密封されて閉じ、そのコーナ部分は48,50で示すように
斜角が付してある。後端部分46は、それ自体開放して支
持板及びフィルムシートの挿入及び引き出しを許容する
が、これら支持板とフィルムシートを第1図及び第3図
乃至第5図に示すように完全に挿入したとき、端部分46
は凹所34a,34b内に挿入させかつ遮光要素30のフランジ
部分30a,30bと圧縮係合させることにより閉じられる。
支持板及びフィルムシートを端部分46を通じて外袋内
に完全に挿入し易くするため、支持板の先端部分は52、
54で示すように斜角が付してあり、2つのフィルムシー
トF,F′はその先端10,10′にて支持板に着脱可能に取り
付けられている。又、外袋から引き出した後、フィルム
シートを支持板から剥離し易いようにするため、各フィ
ルムシートはその先端のみで着脱可能に取り付けられて
おり、その先端及び像領域は支持板から容易に持ち上げ
て、次にその先端を剥離させることが出来る。
第3図及び第5図乃至第7図から支持板の先端部分18
のタブ24は支持板の長手方向中心線1に対して同心状に
配置される一方、該タブは先端部分18の何れの部分より
も中間部分22から更に遠方に伸長することが分かる。換
言すれば、先端部分18は中心線1に対して非対称に伸長
し、該部分は中心線の一側部に配置されたタブ24を含む
長い部分と、上記中心線の反対側におけるタブ24を含ま
ない短い部分56とを備えていることになる。
第3図及び第5図乃至第7図に示すように、タブ24は
矩形の穴58を備えている。該穴58は矩形として示してあ
るがその他の形状でもよい。
次に、第3図及び第5図を参照すると、外袋の先端部
分44は、それぞれ相互に横方向に整列された第1及び第
2の把持可能な領域62,64を備えている。第1の把持可
能な領域62はタブの穴58の上になり、このため把持した
とき、領域62の外袋の対向壁は穴58を通じて相互に圧搾
され、これにより外袋と支持板との間の意図しない相対
的な動きを阻止する働きをするのが分かる。又第2の把
持可能な領域64は全くタブ24の上方にならないことが分
かる。該領域はタブから横方向に離間されかつ先端部分
の短い部分56から長手方向に離間された外袋の領域の上
方になる、即ち該領域は、先端部分の何れの部分よりも
上になることがない。従って、把持したとき、領域64内
の外袋の対向壁は先端部分から完全に別個に相互に圧搾
され、このため外袋と支持板との間の相対的な動きは阻
止されない。
第1図乃至第5図に図示するように、外袋の第1及び
第2の壁36,38はそれぞれ外袋の後端部分46付近にてそ
の外方を向いた外面36″,38″の上にて横方向に配置さ
れた一対の移動制限要素、即ちストッパストリップ66,6
8を備えている。ストリップ66,68は板紙又はプラスチッ
クにて形成し、それぞれの外袋の壁面に接着し又は密封
することが出来る。これら面の上方の厚さ又は高さは以
下に説明するような適合可能なフィルム包装ホルダ内の
1又は2以上の協働部材が容易に係合するのに十分な寸
法とする必要がある。
第8図乃至第18図には、上述のように協働するカメラ
バック(図示せず)上にてフィルム包装Pと共に使用し
得るようにした写真フィルム包装ホルダHが示されてい
る。該ホルダHは、平行に離間した正面壁102、後部壁1
04と、対向側部106,108と、それぞれ対向状態に配置さ
れた第1及び第2の端部領域110,112とを有する略矩形
のハウジング100を備えている。
正面壁102はフィルム露光窓116を画成するフレーム部
分114を備えている。第1の端部領域110はそれぞれフィ
ルムシートF,F′が窓116と整列され、包装遮光要素30が
第2の端部領域112内に配置される着座位置まで及び該
着座位置から伸長する移動経路120に沿ってフィルム包
装Pの進行及び退却を許容し得る形状としたアクセス穴
118を備えている。
第9図に最も明確に示すように、ハウジング100はそ
れぞれ正面壁102及び後部壁104を備える別個に形成され
た正面要素122及び後部要素124を備えており、これら2
つの要素はアクセス穴118及びその間に配置された移動
経路120を備えて、光密の状態に相互に取り付けられて
いる。正面要素122及び後部要素124の各々は、一体の成
形プラスチック片であることが望ましく、かかる構成要
素はこれら同士をスナップ嵌めする係合可能な相互ロッ
ク手段を備えている。かかる手段は正面要素122の両側
部に沿って正面壁10から垂下する複数の弾性的な可撓性
ラッチフィンガ126と、これに対応して後部要素124の両
側部に配置された同様の複数の係合溝128とを備えるも
のとして示してある。
ハウジング100内にて、ハウジング内の構成要素とし
て、ハウジングの正面壁102と後部壁104との間に移動可
能にかつこれら壁と略平行に配置された略平坦な圧力付
与部材である板130がある。板130は正面壁に対して直角
の方向に移動可能であり、その上の偏倚手段の作用によ
り、通常、移動経路120に向けて付勢され、その着座位
置にあるとき、フィルム包装を正面壁のフレーム部分11
4に押し付ける。このように圧力付与部材130を付勢させ
る偏倚手段として圧力付与部材130から後部壁104に向け
て斜めに垂下する複数のばね要素132を備えて示してあ
る。圧力付与部材すなわち板130の動きを正面壁102に対
して直角の方向に案内し、該板を位置決めしかつ該板が
正面壁と平行な方向に動くのを阻止するため、一対の案
内要素134が又板から後部壁104に向けて垂下している。
案内要素134は後部壁104から板に向けて突出する対応状
態に配置された一対の中空ボス136内に摺動可能に嵌ま
り得る形状をしている。
ハウジング内の後部構成要素124は又、ハウジングの
第2の端部領域112内に移動可能に配置された部材138を
備える移動阻止手段である。該移動阻止部材138は正面
壁に対して直角の方向に移動可能であり、通常、偏倚手
段の作用により移動経路120に向けて偏倚されるが、こ
の場合、包装がその着座位置にあるとき、包装の遮光要
素30に係合し、該要素30がアクセス穴118に向けて動く
のを阻止する。移動阻止部材138はこのように付勢する
ための偏倚手段は、後部壁104に固着された固定端部分1
40a、及び部材138を弾性的に支持する移動自在の端部分
140bを有する片持ち状のばね要素140を備えるものとし
て示してある。固定端部分140aは後部壁104に対して平
行に離間した状態で横方向に伸長する一対のフランジ14
0a′を備えている。自由端部分140bは図示するように分
岐されており、後部壁104に向けて斜めに垂下する一対
の係合可能な脚部140b′を提供する。
それぞれハウジングの側部付近に配置されて離間した
一対の拘束部材142を備える移動拘束手段が正面壁のフ
レーム部分114とアクセス穴118との間にてハウジングの
正面構成要素120上に移動可能に取り付けられている。
移動拘束部材142の各々は正面壁102に対して直角の方向
に移動可能であり、その各々は、通常、偏倚手段の作用
により移動経路120に向けて付勢されているが、この場
合は外袋の移動制限要素(ストッパストリップ66又は6
8)に係合し、次でその着座位置からアクセス穴に向け
て動く間、対向壁102に対面し、これにより拘束し更に
穴に向けて動くのを阻止する。各拘束部材142は正面壁1
02に固着された固定端部分142c、及び要素142bから後部
壁104に向けて垂下する移動可能なばね脚部142dを有す
る片持ち状のばね要素142bにより、通常、移動経路120
に向けて偏倚されている突出する端縁部分142aを備えて
いる。アクセス穴に向けて動く間、パケットの遮光要素
30によって係合され得るように配置された屈曲傾斜路14
2eを備えるカム手段141が端縁部分142aから第2の端部
領域112に向けて斜めに伸長し、要素30を屈曲させかつ
移動拘束部材を経て案内し、これにより穴に向けて連続
的に動くのを容易にする。要素30が2つの移動拘束部材
142を経て動くのを更に容易にするため、フランジ部分3
0a,30bの外方に突出する端縁31a,31bには、それぞれ上
述の対の穴又は切欠き33a,33bが形成されている。これ
ら切欠きは屈曲傾斜路142eと整列されるが、これら傾斜
路よりも僅かに狭小に形成され、このため端縁31a,31b
の対向する1つの端縁の隣接部分がこれら傾斜路に係合
しかつ該傾斜路に乗り上がる。しかし、切欠きは突出す
る端縁部分142aと整列されるがこれら端縁部分より僅か
に大きく成して形成されており、フランジ部分30a,30b
の係合した一方がこれら突出する端縁部分を経て自由
に、その後アクセス穴まで動くのを許容する。
一体成形のプラスチック片として形成することが望ま
しい解放部材又はスライダ144が板130と後部壁104との
間にてハウジングの後部要素124に移動可能に取り付け
られている。スライダ144はそれぞれ第1及び第2の端
部領域110,112に向けて伸長する第1及び第2の反対方
向に移動可能である。スライダは偏倚手段の作用によ
り、通常、第1の方向に向けて休止位置(第10図に図
示)に付勢されており、手操作により該位置から第2の
方向に動かし離反させ得るようにしてある(第11図の矢
印を参照)。
スライダ144には、板130、移動阻止部材138及び移動
拘束部材142と作用可能に関係し、上記手操作による第
2の方向への動きに応答して通常、板130及び部材138,1
42を移動経路120に向けて付勢させる上記の偏倚手段の
作用を無効にする手段が設けられており、板、阻止部材
及び拘束部材を上記移動経路から除去し、これによりフ
ィルム包装を解放してその着座位置からアクセス穴を経
て無拘束状態に動かすことが出来る。
スライダはそれぞれ正面146及び背面148、板130及び
後部壁104、それぞれハウジングの側部106,108に沿って
伸長する横方向部分150,152、それぞれ第1及び第2の
端部領域110,112に向けて方向決めされた第1及び第2
の端部分154,156を備えている。
上述のスライダの作用無効手段は、横方向部分150,15
2に形成された複数の傾斜路160を含む正面146のカム手
段158と、それぞれ傾斜路の両端に形成された同様の複
数の突起162及び凹所164とを備えている。正面のカム手
段158は板130から斜めに垂下するばね要素132と相互作
用し、板に対するその偏倚作用を制御する。
スライダの作用無効手段は、それぞれ拘束部材のばね
脚部142d、及び阻止部材のばね脚部140b′と相互作用す
る第1及び第2の端部分154,156に形成されたカム手段1
66,168を備え、拘束及び阻止部材に対するそれぞれの偏
倚作用を制御する。第1の端部分のカム手段166はそれ
ぞればねの脚部142dと係合可能な関係にてハウジングの
側部106,108に隣接して横方向部分150,152にそれぞれ配
置された一対の横方向に突出するイヤー170,172を備え
ている。第2の端部分のカム手段168は阻止部材138に向
けて長手方向に突出し、その共通の長手方向の中心線を
中心としてばね脚部140b′に対称的に係合する一対のテ
ーパー付きタブ部分174′を提供し得るように分岐され
たテーパー付きタブ174を備えている。
スライダ144がその第1及び第2の方向に向けて長手
方向に動くのを案内する一方、該スライダを位置決めし
かつ該スライダが反対方向に動くのを阻止するため、横
方向に伸長するフランジ140a′と後部壁104の対向領域
との間に摺動可能に嵌まる一対の凹状部分176が形成さ
れている。
通常、スライダ144を第1の方向に向けて第10図に示
した休止位置に付勢させる上述の偏倚手段は、それぞれ
横方向部分150,152から横方向に相互方向に伸長する一
対のS字形の片持ちばね178,180を備えており、その自
由端178′,180′は後部壁104の中心に配置されたフラン
ジ付きタブ182により拘束されている。
スライダ144が上述のように手操作にて第2の方向に
動かし、その休止位置から離反させる(第11図の矢印を
参照)を容易にするため、スライダにはアクセス穴118
に隣接してハウジングの第1の端部領域110の通路186を
通って第1の端部分154から伸長するL字形ハンドル184
を含む外部からアクセス可能な手段が設けられている。
スライダの第1の方向への戻り動作(ばね178及び180
による)を制限し、これによりその休止位置を画成する
ため、該スライダは、休止位置に達したならば、通路18
6の両側部にて後部壁104から突出する対向面190に当接
する横方向に配置した停止部材188を備えている。
停止部材は又、横方向に配置した柔軟な光密封要素19
2と協働し、スライダがその休止位置にあるとき、光が
通路186を通じてホルダのハウジングに入るのを阻止す
る働きをする。要素192は通路186からアクセス穴118
内、及び移動経路120内に伸長し、フィルムパケットP
と接触し、これにより光がアクセス穴を通じてハウジン
グに入るのを阻止する。
以下に、使用時におけるホルダHの包装Pに対する作
用を説明する。
スライダ144がその休止位置(第10図に図示)にある
とき、板130から斜めに垂下するばね要素132はスライダ
上の突起162と弾性的に係合し、これにより(その着座
位置にあるとき)板を移動経路に向けて付勢させ、包装
Pを正面壁のフレーム部分114に押し付ける偏倚作用を
提供する。又、第12図に図示するように、ばね要素140
の自由端部分140bから斜めに垂下するばね脚部140b′は
スライダのテーパー付きタブ部分174′によって係合さ
れる一方、該自由端部分140bはパケットの遮光要素30を
阻止する位置に阻止部材138を弾性的に支持する。又、
第14図に図示するように、拘束部材142のそれぞれの片
持ち状ばね要素142bから垂下するばね脚部142dはスライ
ダのイヤー170,172と係合可能な関係に配置されるが、
これらイヤーに未だ係合していない一方、ばね要素142b
は拘束部材の突出する端縁部分142aをその移動経路の位
置に維持し、正面壁102に対面するパケットの移動制限
ストッパストリップ66、又は68によって係合される。
ばね178,180の偏倚力に抗してハンドル184を内方に
(第11図の矢印を参照)押し込むことにより、スライダ
144をその休止位置からその完全な作用位置(第11図に
図示)まで動かしたとき、上述の無効手段が作用してそ
の所期の機能を発揮する。このようにスライダの突起16
2はばね要素132との係合を脱し、該突起は傾斜路160に
沿って下方に動き(第14図及び第15図に図示するよう
に)凹所164内に入る。この動作は板130を移動経路に向
けて付勢させる偏倚力を無効にする。又、スライダのテ
ーパー付きタブ部分174′が動いて、ばね脚部140b′と
更に係合し、これらをばね要素140の偏倚力に抗して下
方に(第12図及び第13図に図示するように)カム運動さ
せ、これにより移動阻止部材138を下方に動かし、移動
経路から離反させる。又、スライダのイヤー170,172は
動いてばね脚部142dと係合し、これらをばね要素142bの
偏倚力に抗して時計方向に(第14図及び第15図に図示す
るように)枢動させ、これにより拘束部材の突起端縁部
分142aを時計方向(上方)に枢動させて移動経路外にす
る。ハンドル184を一回作用させることにより、圧力付
与部材である板130、移動阻止部材138及び拘束部材142
は全て移動経路外に動かされ、これによりフィルム包装
がホルダに対して非拘束状態で出入りするのを許容す
る。
ハンドル184を解放すると、スライダはばね178,180に
よりその休止位置まで復帰され、その上記の動作を逆転
させ、圧力付与板、移動阻止及び拘束部材をその所定の
フィルム経路の位置まで復帰させる。
このホルダの顕著な利点は該ホルダがカメラバックに
取り付けられているかどうかを問わず、フィルム包装を
該ホルダに対して容易に挿入し及び引き出すことが可能
な点である。
ホルダHによりフィルム包装Pを使用するためには、
最初に第1図及び第3図に「A」として標識した包装側
を最初に方向決めし、ホルダフィルム露光窓116に対面
させる。次に、スライダのハンドル184を押して、スラ
イダ144を作用させ、包装はその着座位置に達するまで
アクセス穴118内に挿入する。このとき、ハンドル184を
解放し、ホルダをカメラバックに取り付け、その窓116
がカメラレンズに向くようにして包装の外袋をその把持
可能な領域64(第1図乃至第3図に1として標識)にて
把持して外方に引張り、これによりそのストッパストリ
ップ66がその移動経路内に配置された拘束部材の突出端
縁部分142aに係合することで停止されるまで引き出され
る一方、支持板及びフィルムシートは遮光要素30が同様
に移動経路内にある移動阻止部材138と係合することに
よりその着座位置に保持される。このようにフィルムシ
ートFの覆いが除去され、カメラのシャッタ及びレンズ
を介して写真用に露光する用意が整う。
その露光後、外袋は再度、領域64(同様に第1図乃至
第3図で1で標識)にて把持し、該外袋をその着座位置
まで押し込み、これにより露光されたフィルムシートを
再度、覆う。次に、ハンドル184を再度、押し込んでス
ライダ144を作用させ、これにより包装を解放して無拘
束状態にて引出し(上述のように)、外袋は領域62(第
1図乃至第3図で標識)にて把持し、該領域内の外袋の
壁をタブ24の穴58を通じて圧搾し、このように包装全体
をホルダ外に引き出す。次に、包装を反転させ、その第
5図に「B」で標識した側部がホルダの窓116に向くよ
うにし、上記の手順を反復して、他のフィルムシート
F′の写真用露光を行う。
これで双方のフィルムシートが露光され、外袋及び遮
光要素30により安全に再度覆われた状態で、包装を再
度、領域62(第5図に2で標識)にて把持してホルダか
ら除去したとき、外袋の壁が再度、タブの穴58を通じて
相互に圧搾される。フィルムシートが外袋及び遮光要素
により保護された状態で、包装が制御された光の状態に
て処理するために分解されるまで安全に取り扱い、格納
し及び/又は搬送することが出来る。
包装をホルダから引き出す上記の手順において、ハン
ドル184は完全に押し込んだ状態に維持し、包装が完全
に除去されるまで、スライダ144をその完全な作用位置
に維持することが望ましい。しかし、ユーザが最初にハ
ンドル184を押し込み、これにより遮光要素30を解放さ
せた後、ハンドルを自由にさせ、これにより外袋のスト
ッパストリップ66又は68が拘束部材142を通過する前に
スライダ144がその休止着座に復帰するのを許容する可
能性がある。第16図乃至第18図には、かかる状況にて生
じる状態が示されており、ここで包装を引き出しつつあ
るとき、拘束部材はその移動経路の位置まで復帰してい
る。第16図には、ストッパストリップ66及び遮光要素30
の双方が拘束部材142に接近するときの状態が示してあ
る。第17図には、拘束部材の傾斜路142eに係合し、これ
により下方に(第17図に見た場合)に屈曲された後の要
素30が示してある。このように要素30が屈曲すると、そ
の前のストッパストリップ66も又下方に屈曲し、突出す
る端縁部分142aから分離する。第18図には、そのフラン
ジ部分30aの対向する端縁31aが傾斜路142eを通過し、該
端縁に形成された切欠き33aにより端縁部分142aから分
離した後の要素30が示してある。拘束部材の傾斜路142
が要素30を拘束しかつ該要素を屈曲させ、ストッパスト
リップ66を突出する端縁分離142aを経て案内し得るよう
に配置され、フランジ部分の端縁の切欠き33aが要素30
に対する隙間を提供し、該端縁部分142aを経て乗り上げ
ることを可能にし、阻止分離38を作用させ、要素30を解
放させた後、拘束部材がその移動経路の位置に過早に位
置決めされたときでさえ、フィルム包装を完全に引き出
すことを可能にする。
図面の簡単な説明 以下に掲げた本発明の好適な実施例の詳細な説明にお
いて、同様の構成要素は同様の参照符号で示した添付図
面を参照する。添付図面において、 第1図はその完全に組み立てかつ閉塞した状態にある
包装を示す。本発明の改良されたフィルムホルダと協働
して使用可能な型式の写真フィルム包装の平面図、 第2図は感光フィルムシートから引き出したその遮光
外袋を示す第1図のフィルム包装の平面図、 第3図は遮光外袋の陰に隠れた感光フィルムシート及
びその支持板を(破線で)示す、完全に組み立てかつ閉
塞した状態の第1図のフィルム包装の拡大平面図、 第4図は第3図のフィルム包装の立面図、 第5図は支持板の反対側にある第2の感光フィルムシ
ート(破線で)示す第3図と同様の拡大底面図、 第6図は内部の支持板の先端部分を示すために切り欠
いた遮光外袋の第5図のフィルム包装の拡大部分図、 第7図はそのタブ部分の詳細を示す、支持板の先端部
分の拡大部分平面図、 第8図は協働するカメラバック上にて第1図乃至第7
図のフィルム包装と共に使用される本発明の好適な実施
例に従った構造及び形状とした写真フィルムホルダの明
確にするため一部切り欠いた平面図、 第9図はその主たる構成要素を分解した状態で示す、
線9−9に沿った第8図のフィルムホルダの断面図、 第10図はそれぞれの休止位置に配置されたときのある
下方構成要素の詳細を示すためにその上方構成要素を除
去した、第8図乃至第9図のフィルムホルダ平面図、 第11図はその完全な作用位置に動かしたときの同一の
下方構成要素を示す、第10図と同様の平面図、 第12図及び第13図は第8図の線12/13−12/13に沿った
フィルムホルダの端部領域を示す部分断面図であり、第
12図はフィルム包装が着座位置にロックされた状態でそ
れぞれの休止位置に配置された作用構成要素を示す図で
ある一方、第13図はフィルム包装が解放され、着座位置
から離反するその作用位置にある同一の構成要素を示す
図、 第14図及び第15図は第8図の線14/15−14/15に沿った
フィルムホルダの別の領域を示す部分断面図であり、第
14図はそれぞれの休止位置に配置された作用可能な構成
要素を示す図である一方、第15図は通常、そ作用位置に
動かされて、フィルム包装(図示せず)を解放させ、ホ
ルダから無拘束状態に引き出すための構成要素を示す
図、 第16図乃至第18図は第14図と同様の部分断面図であ
り、全て解放したフィルム包装を引き出す間にその休止
位置にある作用可能な構成要素を示す図であり、第16図
はホルダの移動拘束手段に接近する包装の移動制限要素
及び遮光要素を示す図である一方、第17図は移動拘束手
段のカム手段に係合した遮光要素を示す図であり、第18
図は移動拘束手段を経て自由に動く遮光要素を示す図で
ある。
P…フィルム包装、H…ホルダ F…フィルムシート、C…支持板 E…外袋、100…ハウジング 102…正面壁、104…後部壁 116…窓、118…アクセス穴 130…圧力付与部材、138…移動阻止手段 140…偏倚手段、141…カム手段 142…移動拘束手段、144…解放部材

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム包装(P)と共に使用し得るよう
    にした写真用ホルダ(H)にして、 第1及び第2の端部(10,12)を有する感光性フィルム
    シート(F)と、 フィルムシート(F)に取り付けられその使用を容易に
    する支持板(C)であって、それぞれフィルムシートの
    第1及び第2の端部(10,12)を越えて長手方向に突出
    する第1及び第2の部分(18,20)を有し、該第2の部
    分(20)が横方向端縁(28)を有し、横方向に配置した
    遮光要素(30)が前記横方向端縁(28)に沿って固着さ
    れる前記フィルムシートの使用を容易にする支持板
    (C)と、 フィルムシート(F)及び前記支持板(C)を取外し可
    能に包み込む遮光外袋(E)であって、そこから長手方
    向に伸長しかつそれぞれ支持板の第1及び第2の部分
    (18,20)を覆うフィルム覆い部分及び第1及び第2の
    部分(44,46)を有し、外袋の第1の部分(44)が手で
    把持可能な閉塞端を有し、外袋の第2の部分(46)が遮
    光要素(30)と協働可能に係合することにより閉塞可能
    である開放端を有し、外袋の第2の部分(46)の端部を
    遮光要素(30)から分離する方向に向けてその間で長手
    方向に相対的に動かすことによりフィルムシート(F)
    及び支持板(C)から取外し可能であり、その外面(3
    6″)に固着された移動制限要素(66)を更に備える前
    記遮光外袋(E)と、を備え、 前記ホルダ(H)が、 平行な離間した正面壁(102)及び後部壁(104)、対向
    壁(106,108)及び対向状態に配置された第1及び第2
    の端部領域(110,112)を有する略矩形のハウジング(1
    00)であって、前記正面壁(102)がフィルム露光窓(1
    16)を画成するフレーム部分(114)を有し、前記第1
    の端部領域(110)が、フィルムシート(F)が前記窓
    (116)と整列され、かつ遮光要素(30)が前記第2の
    端部領域(112)にある着座位置まで及び該着座位置か
    らそれぞれ伸長する移動経路(120)に沿ってフィルム
    包装(P)が進行しかつ退却するのを許容し得る形状と
    したアクセス穴(118)を画成する手段を有する前記ハ
    ウジング(100)と、 前記ハウジングの正面壁(102)と後部壁(104)との間
    に移動可能に配置され、前記正面壁及び後部壁に対して
    略平行である略平坦な圧力付与部材(130)であって、
    前記正面壁(102)に対して直角な方向に移動可能であ
    り、通常、偏倚手段(132)の作用により前記移動経路
    (120)に向けて付勢され、その着座位置にあるとき、
    フィルム包装(P)を前記正面壁のフレーム部分(11
    4)に押し付けるようにした前記圧力付与部材(130)
    と、 前記ハウジングの第2の端部領域(112)内に移動可能
    に配置された移動阻止手段(138)であって、前記正面
    壁(102)に対して直角な方向に移動可能であり、通
    常、偏倚手段(140)の作用により前記移動経路(120)
    に向けて付勢され、その着座位置にあるとき、遮光要素
    (30)に係合し、これにより前記遮光要素(30)が前記
    アクセス穴(118)に向けて動くのを阻止する前記移動
    阻止手段(138)と、 前記正面壁のフレーム部分(114)と前記アクセス穴(1
    18)との間に移動可能に配置された移動拘束手段(14
    2)であって、前記正面壁(102)に対して直角な方向に
    移動可能であり、通常、偏倚手段(142b)の作用により
    前記移動経路(120)の方向に付勢され、外袋の移動制
    限要素(66)がその着座位置から前記アクセス穴(11
    8)に向けて動く間、該移動制限要素(66)に係合し、
    これにより該移動制限要素(66)が更に前記穴(118)
    に向けてそれ以上動かないように拘束する移動拘束手段
    (142)と、 前記圧力付与部材(130)と前記ハウジングの後部壁(1
    04)との間に移動可能に配置された解放部材(144)で
    あって、該解放部材(144)は前記ハウジングの第1及
    び第2の端部領域(110,112)に向けてそれぞれ伸長す
    る第1及び第2の反対方向に移動可能であり、該解放部
    材(144)は、通常、偏倚手段(178,180)の作用により
    前記第1の方向に向けて休止位置に付勢され、手操作に
    より前記第2の方向に動いて前記休止位置から離反し得
    る形態とし、該解放部材(144)は、前記圧力付与部材
    (130)及び前記移動阻止及び拘束手段(138,142)と作
    用可能に関係し、前記手操作による前記第2の方向への
    動きに応答して、通常、前記圧力付与部材(130)及び
    前記移動阻止及び拘束手段(138,142)を前記移動経路
    (120)に向けて付勢させる前記偏倚手段(132,140,142
    b)の作用を無効にする手段(158,168,166)を有し、該
    無効手段(158,168,166)により、前記圧力付与部材(1
    30)、前記移動阻止及び拘束手段(138,142)を前記経
    路(120)から除去し、これによりフィルム包装(P)
    を解放し、移動経路(120)に沿ってその着座位置から
    前記アクセス穴(118)を通って無拘束状態で動き得る
    ようにする前記解放部材(144)とを備え、 遮光要素(30)が前記アクセス穴(118)に向けて動く
    間、該遮光要素(30)によって係合され、該遮光要素
    (30)を前記拘束手段(142)を経て屈曲させかつ案内
    し、それにより前記遮光要素(30)が前記穴(118)に
    向けて連続的に動くのを容易にするカム手段(141)を
    更に備えていることを特徴とする写真用ホルダ。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の写真用ホルダに
    して、前記移動拘束手段(142)が、通常、前記偏倚手
    段(142b)の作用により付勢され、外袋の移動制限要素
    (66)と係合可能な関係となる突出した端縁部分(142
    a)を備え、前記移動拘束手段(142)の前記カム手段
    (141)が、前記端縁部分(142a)から伸長し、遮光要
    素(30)と係合可能な関係となる屈曲可能な傾斜路(14
    2e)を備えることを特徴とする写真用ホルダ。
  3. 【請求項3】請求の範囲第2項に記載の写真用ホルダに
    して、前記ハウジング(100)がそれぞれ前記正面壁(1
    02)及び後部壁(104)を有する別個に形成された正面
    構成要素(122)及び後部構成要素(124)を備え、前記
    構成要素(122,124)が相互に前記アクセス穴(118)及
    びその間に配置された移動経路(120)に対して遮光状
    に嵌まるようにしたことを特徴とする写真用ホルダ。
  4. 【請求項4】請求の範囲第3項に記載の写真用ホルダに
    して、前記圧力付与部材(130)、前記移動阻止手段(1
    38)及び前記解放部材(144)が前記ハウジングの後部
    構成要素(124)上にて移動可能に取り付けられ、前記
    移動拘束手段(142)が前記ハウジングの正面構成要素
    (122)に移動可能に取り付けられることを特徴とする
    写真用ホルダ。
  5. 【請求項5】請求の範囲第4項に記載の写真用ホルダに
    して、前記解放部材(144)が前記圧力付与部材(13
    0)、及び前記ハウジングの後部壁(104)にそれぞれ対
    面する正面(146)及び背面(148)と、それぞれ前記ハ
    ウジングの側部(106,108)に沿って伸長する横方向部
    分(150,152)と、それぞれ前記ハウジングの前記第1
    及び第2の端部領域(110,112)に向けて方向決めされ
    た第1及び第2の端部分(154,156)とを備え、前記解
    放部材の無効手段(158,168,166)が前記正面(146)に
    設けられたカム手段(158)を備え、前記カム手段が、
    通常、前記圧力付与部材(130)を前記移動経路(120)
    に向けて付勢させ、前記手操作による前記第2の方向へ
    の動きに応答して、前記偏倚手段(132)の前記圧力付
    与部材(130)に対する作用を軽減する前記偏倚手段(1
    32)に係合するようにし、前記無効手段(158,168,16
    6)が前記第1及び第2の端部分(154,156)に設けられ
    たカム手段(166,168)を更に備え、前記カム手段が、
    通常、前記移動拘束及び阻止手段(142,138)をそれぞ
    れ前記移動経路に向けて付勢させ、前記第2の方向への
    前記動きに応答して前記偏倚手段(142b,140)の前記移
    動拘束及び阻止手段(142,138)に対する作用を軽減す
    る前記偏倚手段(142b,140)に係合するようにしたこと
    を特徴とする写真用ホルダ。
  6. 【請求項6】請求の範囲第5項に記載の写真用ホルダに
    して、前記正面のカム手段(158)が、前記横方向部分
    (150,152)に設けられた複数の傾斜路(160)を備え、
    通常、前記圧力付与部材(130)を前記移動経路(120)
    に向けて付勢させる前記偏倚手段(132)が、前記圧力
    付与部材(130)から伸長して前記傾斜路(160)と弾性
    的に係合する同様の複数のばね要素(132)を備え、前
    記第1の端部分のカム手段(166)が前記横方向部分(1
    50,152)に設けられて横方向に突出するイヤー(170,17
    2)を備え、通常、前記移動拘束手段(142)を前記移動
    経路(120)に向けて付勢させる前記偏倚手段(142b)
    が、前記移動拘束手段(142)から伸長して前記イヤー
    (170,172)と係合可能な関係となるばね手段(142d)
    を備え、前記第2の端部分のカム手段(168)が、前記
    移動阻止手段(138)に向けて長手方向に突出するタブ
    (174)を備え、通常、前記移動阻止手段(138)を前記
    移動経路(120)に向けて付勢させる前記偏倚手段(14
    0)が、前記移動阻止手段(138)を弾性的に支持しかつ
    前記タブ(174)が係合可能であるばね手段(140b)を
    備えることを特徴とする写真用ホルダ。
  7. 【請求項7】請求の範囲第6項に記載の写真用ホルダに
    して、前記正面のカム手段(158)が、それぞれ前記傾
    斜路(160)の両端に配置された同様の複数の突起(16
    2)及び凹所(164)を備え、前記第1の端部分のカム手
    段(166)が、それぞれ前記ハウジングの側部(106,10
    8)に隣接して配置された一対の前記イヤー(170,172)
    を備え、前記第2の端部分のカム手段のタブ(174)及
    び移動阻止手段のばね手段(140b)が分岐されて(17
    4′,140b′)、共通の長手方向中心線を中心として対称
    に係合可能であるようにしたことを特徴とする写真用ホ
    ルダ。
  8. 【請求項8】請求の範囲第7項に記載の写真用ホルダに
    して、前記移動拘束手段(142)が、それぞれ前記ハウ
    ジングの側部(106,108)に近接して配置された一対の
    移動拘束部材(142)を備え、前記移動拘束部材(142)
    の各々が、通常、偏倚されて移動制限要素(66)と係合
    可能な関係となる前記突出する端縁部分(142a)を備
    え、前記屈曲する傾斜路(142e)が前記端縁部分(142
    a)から伸長して遮光要素(30)と係合可能な関係とな
    り、前記ばね手段(142d)が伸長して前記イヤー(170,
    172)のそれぞれの1つと係合可能な関係となるように
    したことを特徴とする写真用ホルダ。
  9. 【請求項9】請求の範囲第8項に記載の写真用ホルダに
    して、前記解放部材(144)が、前記アクセス穴(118)
    に隣接する前記第1の端部領域(110)内への通路(18
    6)を経て、前記第1の端部分(154)から伸長し、外部
    からアクセスして前記手操作による移動を行うことの出
    来る手段(184)を備えることを特徴とする写真用ホル
    ダ。
  10. 【請求項10】請求の範囲第9項に記載の写真用ホルダ
    にして、前記解放部材(144)の各々、及び前記ハウジ
    ングの正面及び後部構成要素(122,124)が一体に成形
    されたプラスチック片であり、前記正面及び後部構成要
    素(122,124)が、共に前記構成要素(122,124)を相互
    にスナップ嵌合させる係合可能な相互ロック手段(126,
    128)を備えることを特徴とする写真用ホルダ。
JP3502745A 1989-12-20 1990-12-13 フィルム包装用ホルダ Expired - Lifetime JP2675674B2 (ja)

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