JPH09143933A - 床版の撤去方法及び装置 - Google Patents

床版の撤去方法及び装置

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JPH09143933A
JPH09143933A JP32244495A JP32244495A JPH09143933A JP H09143933 A JPH09143933 A JP H09143933A JP 32244495 A JP32244495 A JP 32244495A JP 32244495 A JP32244495 A JP 32244495A JP H09143933 A JPH09143933 A JP H09143933A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新すべき床版のコンクリートを短ざく形に
分割し、一枚ずつ桁から引剥がす。その後撤去し更新す
る。 【解決手段】 引剥がす分割床版Sに吊り穴1を明けて
鋼棒4を通し、これにより梁材5と床版Sとを結ぶ。梁
材5の一端の支点台6を床版S上に載せ、他端の油圧ジ
ャッキ7を隣接床版S´上に載せる。この状態で油圧ジ
ャッキ7を押出すと、梁材5の端部が反力で押上げられ
るが、梁材5と床版Sとは鋼棒4と支点台6とで平行を
保つよう拘束されている。従って梁材5の端部が上昇し
た分だけ、床版Sも隣のS´より浮上って桁から引剥が
れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は床版の撤去方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】床版は普通、鉄筋コンクリートである。
改修により床版を更新するには、まず古い床版を撤去し
なければならない。そのため床版を桁に直角に切り刻ん
で、短ざく状に分割して撤去する。しかし床版下面のア
ンカー筋が桁上面に溶接されているので、これを引きち
ぎるか、切離さねば撤去できない。床版を強引にこじ起
こすか引上げると、多くは溶接部が破断して桁から浮上
がるが、溶接部が強いとアンカー筋が床版内部から抜け
出るので、これは溶断して切離す。その後まとめて古い
床版を撤去し更新する。
【0003】床版のアンカー筋を桁から引きちぎる方法
の従来技術としては特公平7−26369、特公平7−
26371の2発明がある。いずれも短ざく形に分割切
断した床版の上に撤去桁(梁材)を渡し掛け、これを両
隣の床版で支える。そしてその撤去桁の上に立てたセン
ターホールジャッキのけん引棒を、当該床版の吊り穴に
掛けて強引に引上げるのが特公平7−26369であ
る。特公平7−26371は当該床版と撤去桁を鋼棒で
つなぎ、普通の油圧ジャッキで撤去桁の両端を押上げ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】床版の撤去作業は文字
通りの現場作業で、作業者の労力に負うところが多い。
従って道具や設備は長大なものや重いものは避けたい。
上記2発明の場合、通常2m幅に分割切断する床版の上
にまたがる大きさで、しかも曲げ強度十分な撤去桁は、
キャスタ(車輪)付きでも押し動かすのが容易でない。
この発明はこれを課題として取上げた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の床版の撤去方
法は、コンクリート床版を分割切断し、これを一枚ずつ
橋桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修工事に
際し、引剥がすべき分割床版に運搬用吊り穴を明けて吊
上用鋼棒を通し、その鋼棒の上部を、梁材に係合させ、
上記梁材の一端を載せる支点台を当該床版上に立て、梁
材他端を載せる油圧ジャッキを隣接床版上に立て、上記
ジャッキにより上記梁材他端と共に当該床版を押上げ
て、その床版アンカー筋を桁から引きちぎるか、又は溶
断可能なまで床版から引抜くことを特徴とする。
【0006】また上記梁材の一端に取付けた上下調節可
能な支点台下面を当該床版上に載せ、梁材他端に取付け
た下向き油圧ジャッキを隣接床版上に当て、上記ジャッ
キの加圧反力により上記梁材と共に当該床版を押上げ
て、その床版アンカー筋を桁から引きちぎるか、又は溶
断可能なまで床版から引抜くことを特徴とする。
【0007】さらにまたコンクリート床版を分割切断
し、これを一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新す
る床版改修工事に際し、引剥がすべき分割床版に運搬用
吊り穴を明けて吊具を付け、その吊具を梁材の一端に取
付け、その梁材の下面中央寄りの支点台を隣接床版上に
載せ、上記梁材の他端上面に立てたセンターホールジャ
ッキのけん引棒下端を、上記隣接床版のさらに外側のア
ンカー筋健在の隣接床版の吊り穴に係合させ、上記ジャ
ッキにより上記梁材他端を押下げて、上記吊具と共に当
該床版を押上げて、その床版アンカー筋を桁から引きち
ぎるか、又は溶断可能なまで床版から引抜くことを特徴
とする床版の撤去方法である。
【0008】あるいはまたコンクリート床版を分割切断
し、これを一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新す
る床版改修工事に際し、引剥がすべき分割床版に運搬用
吊り穴を明けて吊具を付け、その吊具を梁材の一端に取
付け、その梁材の下面中央寄りの支点台を隣接床版上に
載せ、上記梁材の他端上面に立てたセンターホールジャ
ッキのけん引棒下端を、上記隣接床版のさらに外側のア
ンカー筋健在の隣接床版の吊り穴に係合させ、上記ジャ
ッキにより上記梁材他端を押下げて、上記吊具と共に当
該床版を押上げて、その床版アンカー筋を桁から引きち
ぎるか、又は溶断可能なまで床版から引抜くことを特徴
とする床版の撤去方法である。
【0009】この発明の道路橋床版の撤去装置は、コン
クリート床版を分割切断し、これを一枚ずつ桁から引剥
がした後、撤去し更新する床版改修工事に用いられる装
置であって、引剥がすべき分割床版の運搬用吊り穴に通
す吊上用鋼棒、中央寄りに上記鋼棒を垂直貫通させて支
持する梁材、当該床版上に立てて上記梁材の一端を載せ
る支点台、隣接床版上に立てて上記梁材の他端を載せる
油圧ジャッキ、及び上記梁材の両端からそれぞれ左右へ
伸び出たブラケットに付いた車輪、を備えることを特徴
とする床版の撤去装置である。
【0010】また上記梁材の一端から下向きに伸縮可能
に伸び出て、当該床版の上面に載る支点台、上記梁材の
他端から下向きに伸び出て隣接床版の上面を押す油圧ジ
ャッキ、及び上記梁材の両端からそれぞれ左右へ伸び出
たブラケットに付いた車輪、を備えることを特徴とする
床版の撤去装置である。
【0011】さらにまたコンクリート床版を分割切断
し、これを一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新す
る道路橋改修工事に用いる装置であって、引剥がすべき
分割床版の2個以上の運搬用吊り穴に鋼棒を通して取付
ける吊具、その一端に上記吊具を軸支した梁材、上記梁
材の下面中央寄りに軸支され、隣接床版上の当該床版寄
りに載せられる支点台、及び上記梁材の他端上面に立
ち、そのけん引棒下端を上記隣接床版のさらに外側のア
ンカー筋健在の隣接床版の吊り穴に係合させるセンター
ホールジャッキ、を備えることを特徴とする床版の撤去
装置である。
【0012】あるいはまた引剥がすべき分割床版に明け
た運搬用吊り穴に鋼棒を通して取付ける床版運搬用吊
具、車体下面の前後方向に伸びた左右梁材の前端に、上
記吊具の取付部を設けたコンクリート床版敷設作業車、
及び上記床版に隣接する床版上の両版境界寄りに載せ
て、上記左右梁材を介して上記作業車前端を押上げる左
右の油圧ジャッキ、を備えることを特徴とする床版の撤
去装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は更新すべき床版を分割切断
し、それぞれの分割床版Sに吊り穴1を作った状態を示
す。桁2に溶接された床版アンカー筋3の位置も示して
いる。図2は桁2と分割床版Sとそのアンカー筋3との
関係を示し、図3、4は分割床版Sを5cmほど桁2か
ら浮かし上げた時、溶接部で破断する場合(図3)と、
アンカー筋3が抜け出てくる場合(図4)とがある事を
示す。後者の場合、ガス溶断器その他で抜け出た所を切
り離すが、その割合は少ない。
【0014】さて前述の従来技術とこの発明とを比較す
ると、前者は分割床版の上にまたがって撤去桁(梁材)
を渡し掛けるのに対し、本発明は分割床版の片側に渡し
掛けるだけで目的を達した。図5、6はこの発明の最も
簡素な実施形態の一例を示す。浮かし上げる分割床版を
S、すでに浮かし上げ、引剥がしを終えて元通り沈めた
か、又は未だ済んでいない隣接床版をS´としている。
【0015】この発明の装置は分割床版Sの片側の吊り
穴1に通した吊上用鋼棒4、その鋼棒4を垂直に貫通さ
せて支持する梁材5、当該床版S上に立てた支点台6、
隣接床版S´上に立って梁材5の他端を押上げる油圧ジ
ャッキ7、そして図7にだけ示すが、梁材5の両端部か
ら左右へ張り出した垂直ブラケット8それぞれの下に付
けた梁材移動用車輪9等である。図5、6では、この発
明の装置が床版Sの両側に対称的に使われているのでよ
く分るが、従来技術では床版Sをまたぐため大きく重い
撤去桁であったが、軽小な梁材5に変っている。寸法が
短いだけでなく、曲げ強度(断面係数)からも軽量化し
得た。
【0016】図5、6に示すように、隣接床版S´、S
´上の2つの油圧ジャッキ7、7を上向きに伸長し、床
版Sの両側で同時に鋼棒4、4を引上げるので、床版S
が水平に浮上がる。しかし現場の状況によっては片側ず
つ浮かしてもよい。5cmほど浮かすだけである。図
5、6のように梁材5と支点台6、ジャッキ7を分離し
やすくすれば、図7の車輪9を付けなくても作業員2人
で容易に移動し得る。しかし準備作業をより簡単にする
には図8、9の実施形態がよい。図8の梁材5はその一
端から下向きに、ハンドル6aの操作で伸縮して床版S
に当接する支点台6が付き、他端からも隣接床版S´に
当接する下向きの油圧ジャッキ7が出ている。従ってこ
の梁材5を図7と同様な車輪9により押し動かして所要
位置に着け、その位置の吊り穴1に鋼棒4を通して梁材
5と床版Sとをつないだら、直ちに支点台6を床版S上
に押しつけ、ジャッキ7を下向きに伸長し、隣接床版S
´を圧下して、床版Sを浮かすことが出来る。
【0017】図5、6及び図8、9の実施形態の装置は
1セットでは、分割床版Sの片側しか浮かすことが出来
ない。従って従来通り床版Sを全幅一気に浮かすには、
図5、6のように装置2セットを同時操作しなければな
らない。これは床版Sの全幅をまたぐ梁でなく、片側か
ら梁材をさし掛けるだけのこの発明ではやむを得ない事
かと思われた。しかしこの発明の片側からの梁材による
方式でも、一挙に分割床版の全幅を浮かし得ることを示
した実施形態を次に述べる。
【0018】図10の実施形態は、梁材5の長さを図
5、8の場合の約1mから4mに伸ばし、支点台6をそ
の中央寄りにした。これで梁材5の先端に付けた吊具1
0を分割床版Sの両側吊り穴1にかけて全幅を一挙に吊
上げられる。支点台6は隣接床版S´に載せ、さらに外
側のアンカー筋をまだ破断していない隣接床版S″の吊
り穴1に梁材5の後端のセンターホールジャッキ11の
けん引棒11aを通し係合させ当初は破線で示したよう
に梁材5を水平に保つ。そして、ジャッキ11がけん引
棒11aを引上げると、その反力で図10のように、梁
材5の後端が下がり、吊具10が当該床版Sを約5cm
浮かし、図示しないアンカー筋を破断又は引抜く。てこ
の作用をする梁材5は支点台6から後側が十分長いの
で、当該床版Sのアンカー筋を破断しても、隣接床版
S″のアンカー筋は破断しない。
【0019】図10の梁材5は図5、8のそれに比べて
長大であるから、現場ではフォークリフト等の運搬車で
移動させるが、出来れば自走する梁材5が望ましい。そ
れを実現したのが図11、12の実施形態である。図1
1、12の大きな装置は本来、他目的のために使用する
コンクリート床版敷設作業車12である。この作業車1
2が敷設対象とするコンクリート床版は、この発明の分
割床版に似ている。しかしこの作業車12は単なる運搬
用で、そのチエンブロック13はコンクリート床版を上
げ下ろしする強さしかなく、床版アンカー筋の破断は行
えない。
【0020】そこで作業車12の車体下面の前後方向に
伸びた左右梁材を少し前方へ延長して、その先端に吊具
10を付けるようにして、この発明の梁材5とした。吊
具10に係合した当該床版Sを図11のように5cm程
度浮かすため、隣接床版S´上の両版境界寄りに油圧ジ
ャッキ7を2台載せ、このジャッキ7が作業車12の前
輪14を常時浮かすようにした。図の例では後輪15の
前にも2台のジャッキ7を設けて、四個のジャッキ7に
より作業車12全体を浮かし支えるようにしている。床
版Sを浮かす際は前側の2台のジャッキ7を上向きに伸
長し梁材5の前端をさらに5cm程度上げればよい。こ
の作業車12によれば当該床版S一枚を一挙に浮かし、
すべてのアンカー筋を破断することが出来る。
【0021】以上、各実施形態一例ずつについて説明し
たが、この発明の各実施形態それぞれの要旨を変えるこ
となく、実施条件に応じて多様に変化、応用し得ること
言うまでもない。梁材の形、支点台の形、油圧ジャッ
キ、センターホールジャッキの型式、移動用車輪の有
無、コンクリート床版敷設作業車の類似車輛による代替
等、設計者、現場技術者の応用範囲は広い。
【0022】
【発明の効果】従来、床版の撤去のため、分割した床版
を隣接床版より少し浮かして橋桁から引剥がすには、当
該床版をまたいで両端を隣接床版上に支えた撤去桁(梁
材)に床版引上用ジャッキを載せるか、その撤去桁両端
を隣接床版上のジャッキで押上げて、当該床版を吊上げ
るほか無いと考えられた。当該床版をまたいで両端を隣
接床版上に支える撤去桁が必須条件であった。この常識
を打破り、当該床版をまたぐ長くて重い撤去桁を、当該
床版の片側だけにかかる短くて軽い梁材に替えたのがこ
の発明の基本形態である。またこの思想の応用形態とし
て、片側の隣接床版上から当該床版上へつき出た長い梁
材により、吊具を介して当該床版の全幅を一挙に吊上げ
る方式や、コンクリート床版敷設作業車を少し改造し
て、上記長い梁材が自走する方式も提示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】床版の要部平面図である。
【図2】床版の断面斜視図である。
【図3】床版アンカー筋と桁との溶接部破断状況説明図
である。
【図4】アンカー筋が床版から引抜かれた状況説明図で
ある。
【図5】この発明の基本的実施形態立面図である。
【図6】図5の分割床版Sが引上げられた状態の立面図
である。
【図7】図5のX−X断面図である。
【図8】他の実施形態の立面図である。
【図9】図8の分割床版Sが引上げられた状態の立面図
である。
【図10】別の実施形態の立面図である。
【図11】さらに別の実施形態の立面図である。
【図12】図11の側面図である。
【符号の説明】
4 吊上用鋼棒 5 梁材 6 支点台 7 油圧ジャッキ 10 吊具 11 センターホールジャッキ 12 作業車

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に際し、 引剥がすべき分割床版に運搬用吊り穴を明けて吊上用鋼
    棒を通し、その鋼棒の上部を、梁材に係合させ、上記梁
    材の一端を載せる支点台を当該床版上に立て、梁材他端
    を載せる油圧ジャッキを隣接床版上に立て、上記ジャッ
    キにより上記梁材他端と共に当該床版を押上げて、その
    床版アンカー筋を桁から引きちぎるか、又は溶断可能な
    まで床版から引抜くことを特徴とする床版の撤去方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に際し、 引剥がすべき分割床版に運搬用吊り穴を明けて吊上用鋼
    棒を通し、その鋼棒の上部を、梁材に係合させ、上記梁
    材の一端に取付けた上下調節可能な支点台下面を当該床
    版上に載せ、梁材他端に取付けた下向き油圧ジャッキを
    隣接床版上に当て、上記ジャッキの加圧反力により上記
    梁材と共に当該床版を押上げて、その床版アンカー筋を
    桁から引きちぎるか、又は溶断可能なまで床版から引抜
    くことを特徴とする床版の撤去方法。
  3. 【請求項3】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に際し、 引剥がすべき分割床版に運搬用吊り穴を明けて吊具を付
    け、その吊具を梁材の一端に取付け、その梁材の下面中
    央寄りの支点台を隣接床版上に載せ、上記梁材の他端上
    面に立てたセンターホールジャッキのけん引棒下端を、
    上記隣接床版のさらに外側のアンカー筋健在の隣接床版
    の吊り穴に係合させ、上記ジャッキにより上記梁材他端
    を押下げて、上記吊具と共に当該床版を押上げて、その
    床版アンカー筋を桁から引きちぎるか、又は溶断可能な
    まで床版から引抜くことを特徴とする床版の撤去方法。
  4. 【請求項4】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に際し、 引剥がすべき分割床版に運搬用吊り穴を明け、吊上用鋼
    棒を通して床版運搬用吊具を付け、コンクリート床版敷
    設作業車を当該床版中央部に直角に向けて、その車体下
    面の前後方向に伸びた左右梁材の前端に上記吊具を取付
    け、当該床版に隣接する床版上の両版境界寄りに左右の
    油圧ジャッキを載せ、これらジャッキにより上記作業車
    の前端と共に当該床版を押上げて、その床版アンカー筋
    を桁から引きちぎるか、又は溶断可能なまで床版から引
    抜くことを特徴とする床版の撤去方法。
  5. 【請求項5】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に用いられる装置であって、 引剥がすべき分割床版の運搬用吊り穴に通す吊上用鋼
    棒、中央寄りに上記鋼棒を垂直貫通させて支持する梁
    材、当該床版上に立てて上記梁材の一端を載せる支点
    台、隣接床版上に立てて上記梁材の他端を載せる油圧ジ
    ャッキ、及び上記梁材の両端からそれぞれ左右へ伸び出
    たブラケットに付いた車輪、を備えることを特徴とする
    床版の撤去装置。
  6. 【請求項6】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に用いられる装置であって、 引き剥がすべき分割床版の運搬用吊り穴に通す吊上用鋼
    棒、中央寄りに上記鋼棒を垂直貫通させて支持する梁
    材、上記梁材の一端から下向きに伸縮可能に伸び出て、
    当該床版の上面に載る支点台、上記梁材の他端から下向
    きに伸び出て隣接床版の上面を押す油圧ジャッキ、及び
    上記梁材の両端からそれぞれ左右へ伸び出たブラケット
    に付いた車輪、を備えることを特徴とする床版の撤去装
    置。
  7. 【請求項7】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する道路橋改
    修工事に用いる装置であって、 引剥がすべき分割床版の2個以上の運搬用吊り穴に鋼棒
    を通して取付ける吊具、その一端に上記吊具を軸支した
    梁材、上記梁材の下面中央寄りに軸支され、隣接床版上
    の当該床版寄りに載せられる支点台、及び上記梁材の他
    端上面に立ち、そのけん引棒下端を上記隣接床版のさら
    に外側のアンカー筋健在の隣接床版の吊り穴に係合させ
    るセンターホールジャッキ、を備えることを特徴とする
    床版の撤去装置。
  8. 【請求項8】 コンクリート床版を分割切断し、これを
    一枚ずつ桁から引剥がした後、撤去し更新する床版改修
    工事に用いる装置であって、 引剥がすべき分割床版に明けた運搬用吊り穴に鋼棒を通
    して取付ける床版運搬用吊具、車体下面の前後方向に伸
    びた左右梁材の前端に、上記吊具の取付部を設けたコン
    クリート床版敷設作業車、及び上記床版に隣接する床版
    上の両版境界寄りに載せて、上記左右梁材を介して上記
    作業車前端を押上げる左右の油圧ジャッキ、を備えるこ
    とを特徴とする床版の撤去装置。
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