JP4414806B2 - 橋梁部材の吊持治具、橋梁部材の運搬据付け装置及び橋梁部材の運搬据付け方法 - Google Patents

橋梁部材の吊持治具、橋梁部材の運搬据付け装置及び橋梁部材の運搬据付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば橋梁のウェブ(腹板)として使用される波形鋼板等の橋梁部材を、据付け現場まで運搬しながら所望の据付け姿勢に姿勢設定することのできる橋梁部材の吊持治具、橋梁部材の運搬据付け装置及び橋梁部材の運搬据付け方法に関する。
尚、橋梁部材には板状の波形鋼板の他、プレストレストコンクリート桁に取り付けられる棒状のコンクリートストラット、棒状の鋼トラス斜材及び管状の鋼管ストラット等が含まれる。
図12に示すように橋状構造物100は、地中に埋設される基礎101と、基礎101から立ち上げられる橋脚102と、隣接する橋脚102間に架け渡される橋梁103等とによって構成されている。また、橋桁103には、図13に示すように上床版104と下床版105との間にウェブ106を介在させた構造が採用されている。尚、図13では、ウェブ106として波形鋼板107を使用したものを図示しており、波形鋼板107を使用したウェブ106は、所定長さの波形鋼板107を張出し施工によって桁長方向Aに高圧ボルト及び溶接等を使用して継ぎ足して行き、所望の長さに架設される。
下記非特許文献1には、このような波形鋼板107の従来の架設手順が開示されている。波形鋼板107の架設には、図14〜図17に示すように、側面視平行四辺形をしたトラス構造の走行架台109が使用されている。走行架台109の桁長方向Aの前方に延びる吊持アーム110には、桁長方向Aに二ヶ所、幅方向Bに二ヶ所の計四ヶ所に吊持装置としての四基のチェーンブロック111A、111B、112A、112Bが設けられている。また、吊持アーム110の下方にも別の吊持アーム113が設けられており、この吊持アーム113には、桁長直角方向Bに二ヶ所、二基のチェーンブロック114、115が設けられている。
そして、このような走行架台109及び六基のチェーンブロック111A、111B、112A、112B、114、115を使用して波形鋼板107を架設する場合には、図14〜図17に示すような手順によって行っていた。図14では波形鋼板107を水平状態に保持して搬送する様子を示している。この場合には上方の吊持アーム110に取り付けられている四基のチェーンブロック111A、111B、112A及び112Bを使用して、四点で波形鋼板107を水平に保持して桁長方向A前方に波形鋼板107を水平移動する。
次に、波形鋼板107を下方に移動させ、下方架台116に仮置きする。チェーンブロック112A,112Bを波形鋼板107から切り離し、図15に示すように下方の吊持アーム113に取り付けられている二基のチェーンブロック114、115から繰り出される吊持チェーンを波形鋼板107の桁長方向Aの先端部に接続する。そして、チェーンブロック114,115から繰り出される吊持チェーンを大きく巻き上げることにより波形鋼板107を垂直姿勢にする。
次に、図16に示されるように、上方の吊持アーム110に取り付けられている後方のチェーンブロック111A、112Bを切り離した後、下方の吊持アーム113に取り付けられているチェーンブロック114を90°回転し、桁長直角方向Bに横移動する。その後チェーンブロック114を桁長方向Aに水平移動して波形鋼板107を据付け位置に至らせる。
また、波形鋼板107が所定の傾斜角度をもって据え付けられる場合は、図17に示すように、上方の吊持アーム110に取り付けられている前方のチェーンブロック111A、112Aの吊持チェーンを波形鋼板107の下端に接続し、当該吊持チェーンの繰り出し長さを適宜調整することによって、波形鋼板107を所定の勾配に据え付けることができる。
従って、このような従来の橋梁部材の運搬据付け装置ないし橋梁部材の運搬据付け方法に因る場合には、多数のチェーンブロックと複数の吊持アームを必要としていた。また、チェーンブロックから繰り出される吊持チェーンを作業の進行に合わせて付け替えるという煩雑な付替え作業が存在していた。
木水隆夫、他5名(青木、原田、神山、正司、丸山)、「橋梁と基礎」Vol.37 No1 2003年1月号 P15〜24「勝手川橋の設計・施工と振動実験」
本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱える問題点の存在を踏まえてなされたものであって、使用する吊持装置の数を少なくし、煩雑な吊持索体の付替え作業を繰り返し行うことなく効率良く橋梁部材を運搬し据え付けることができる橋梁部材の吊持治具、橋梁部材の運搬据付け装置及び橋梁部材の運搬据付け方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る橋梁部材の吊持治具は、橋梁部材の対向する端面を挟持状態で保持するホルダ部と、吊持装置から繰り出される吊持索体の端部に接続され、橋梁部材の挟持された両端面に向かって移動し得る吊持スライダと、前記ホルダ部に備えられた本体フレーム内を前記吊持スライダを移動させることにより、前記橋梁部材を傾倒させる傾倒機構とを備えることによって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、一基の吊持装置を使用するだけで橋梁部材の水平、垂直方向への移動、前方への傾倒、吊持ワイヤの周りの旋回が可能であるから、少ない部品点数で効率良く、簡単な作業手順によって橋梁部材を保持、運搬し、据え付けることが可能となる。また吊持治具を使用することで橋梁部材を水平状態に保持した状態で運搬できるから、大型の橋梁部材を搬送する場合や、搬送部の高さがあまり高くない場合にも使用できる。
本発明の第2の態様に係る橋梁部材の吊持治具は、第1の態様において、前記ホルダ部は橋梁部材の対向する端面側に延びる本体フレームと、本体フレームに対して揺動自在に接続される揺動ブラケットと、本体フレームに対して摺動自在に接続される摺動ブラケットとを備え、前記本体フレームには、吊持スライダの移動を案内するガイド機構が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、揺動ブラケットの存在によって種々の端面角度の橋梁部材に適用でき、摺動ブラケットの存在によって種々の寸法の橋梁部材に適用できる。またガイド機構が設けられているから、吊持スライダの移動が円滑に行われ、橋梁部材の傾倒も良好に行われる。
本発明の第3の態様に係る橋梁部材の吊持治具は、第1または第2の態様において、前記吊持スライダはスライダ本体に対して吊持索体に接続される吊持ハンガーと、傾倒機構に接続される回動ハンガーとを回動自在に接続することによって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、吊持スライダと吊持索体との接続及び吊持スライダと傾倒機構との接続が互いに介渉することなく独立して行われているから、橋梁部材の傾倒、移動、旋回が円滑に行われる。
本発明の第4の態様に係る橋梁部材の吊持治具は、第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記傾倒機構は、橋梁部材の対向する端面側に延びるホルダ部の一方の端部と吊持スライダとの間に架け渡される回動用チェーンブロックによって構成されており、ホルダ部の前記一方の端部あるいは他方の端部にはチェーンブロックの伸張状態を可変する操作手段の操作部が位置するように設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、回動用チェーンブロックのチェーンの作用長を可変するという比較的簡単な構成によって吊持スライダを移動でき、吊持位置を替えることによって橋梁部材を傾倒させることが可能となる。また操作手段の操作部がホルダ部の端部に位置するように設けられているから、作業者による橋梁部材の傾倒作業も行い易くなっている。
本発明の第5の態様に係る橋梁部材の運搬据付け装置は、走行レール上を進退自在に移動する走行架台と、走行架台の先端寄りに設けられ案内ビームに案内されながら移動する吊持装置と、吊持装置から繰り出される吊持索体の端部に接続される橋梁部材の吊持治具とを備えており、前記橋梁部材の吊持治具は第1〜第4のいずれか1つの態様の橋梁部材の吊持治具であることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、既存の走行架台等の設備がそのまま使用でき、装置の低コスト化、兼用、リースが可能となる。また一基の吊持装置を使用するだけで橋梁部材の水平、垂直方向への移動、前方への傾倒、吊持ワイヤの周りの旋回が可能であるから、少ない部品点数で効率良く、簡単な作業手順によって橋梁部材を保持、運搬し、据え付けることが可能となる。また吊持治具を使用することで橋梁部材を水平状態に保持した状態で運搬できるから、大型の橋梁部材を搬送する場合や、搬送部の高さがあまり高くない場合にも使用できる。
本発明の第6の態様に係る橋梁部材の運搬据付け装置は、第5の態様において、前記吊持装置は一基の吊持用チェーンブロックによって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、吊持装置の構成を極めて簡単にでき、複数の吊持装置を使用した場合に必要となる煩雑な吊持索体の付替え作業等も不要になる。
本発明の第7の態様に係る橋梁部材の運搬据付け方法は、橋梁部材に第1から第4のいずれか1の態様の吊持治具を取り付け、吊持装置から延びる吊持索体の端部を吊持治具に取り付ける取付工程と、吊持治具が取り付けられた橋梁部材を吊持した状態で、据付け現場上方に移動させる水平移動工程と、橋梁部材の吊持位置を移動させて橋梁部材を傾倒させながら据付け現場に下降させる傾倒垂直移動工程と、橋梁部材を吊持索体を中心にして旋回させ、据付け部位に寄せて位置合わせをし、据え付ける旋回据付け工程とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第7の態様によれば、吊持索体の付替え作業を行うことなく効率良く、短時間で橋梁部材の運搬、傾倒、旋回、位置合わせを行うことが可能となる。
ここで、前記傾倒垂直移動工程では、橋梁部材を傾倒するに際し、吊持治具の一方の端部に傾倒補助ワイヤを取り付け、橋梁部材は当該傾倒補助ワイヤによって保持された状態で傾倒を開始し、橋梁部材の傾倒姿勢が安定したところで傾倒補助ワイヤを取り外すようにすれば、橋梁部材を傾倒する際に生ずる橋梁部材の揺れが防止され、橋梁部材の傾倒作業を安全に、円滑に、容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、使用する吊持装置の数を少なくし、煩雑な吊持索体の付替え作業を繰り返し行うことなく、短時間で橋梁部材を運搬し据え付けることができる。また既存の走行架台等の設備がそのまま使用できるから、装置の低コスト化、兼用、リースが可能となる。
以下、本願発明に係る橋梁部材の吊持治具、橋梁部材の運搬据付け装置及び橋梁部材の運搬据付け方法について説明する。尚、以下の説明では橋梁部材として橋桁のウエブに用いる波形鋼板を例にとり、最初に下記の実施例に基づいて波形鋼板の張出し施工に使用される橋梁部材の運搬据付け装置の全体構成の概略を説明し、次いで当該装置に使用される橋梁部材の吊持治具の具体的な構成を説明する。そして橋梁部材の運搬据付け装置の作動態様と併せて橋梁部材の運搬据付け方法について説明し、最後に本願発明の他の実施例について簡単に言及する。
図1は橋梁部材の運搬据付け装置の全体構成を示す側面図、図2は橋梁部材の運搬据付け装置の全体構成を示す正面図である。図3は橋梁部材の吊持治具を橋梁部材に取り付けた状態を示す斜視図である。また図4は対向する端面が傾斜している橋梁部材に橋梁部材の吊持治具を取り付けた状態を示す平面図、図5は対向する端面が平行な橋梁部材に橋梁部材の吊持治具を取り付けた状態を示す平面図である。また図6は橋梁部材の吊持治具を示す平面図、図7は橋梁部材の吊持治具を示す側面図である。
また図8は橋梁部材の運搬据付け方法における水平移動工程を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。図9は橋梁部材の運搬据付け方法における傾倒垂直移動工程において傾倒補助ワイヤを使用する初期の状態を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。図10は同上、傾倒補助ワイヤを取り外し、更に傾倒及び垂直移動が進行した状態を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。図11は橋梁部材の運搬据付け方法における旋回据付け工程を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。
[実施例]
橋梁部材の運搬据付け装置1は、張出し施工途中の既設の橋桁2の張出し側端部上面に設置される走行レール3と、走行レール3の上方、幾分張出した位置にまで延設された案内ビーム4a、4bと、走行レール3と案内ビーム4a、4bとの間に設けられる走行架台5と、案内ビーム4a、4bに取り付けられる吊持装置6と、吊持装置6から繰り出される吊持索体7の端部に接続される橋梁部材の吊持治具8とを備えている。案内ビーム4aと4bは一直線に並んで位置する状態と、一方の案内ビーム4bが該案内ビームの長手方向と直交する方向に移動して他方の案内ビーム4aとずれた位置になる状態を取りうるように構成されている。具体的には、案内ビーム4aは固定されているが、もう一方の案内ビーム4bは、該案内ビームの長手方向と直交する方向に延設されたレール50a上を自走手段によって移動可能に構成されている。これにより、橋梁部材を所望の据え付け位置まで運搬できるようになっている。
走行架台5は、桁長方向Aの前方(橋桁の張出し方向)に張り出すように設けられる側面視平行四辺形をしたトラス構造の構造枠体であり、上部の最も前方に張り出した水平部分が走行架台5の上弦材9になっている。また、走行架台5の前方寄りの下部には、走行モータ10からの駆動力を受けて走行レール3上を転動する走行駆動輪11が設けられ、走行架台5の後方寄りの下部には走行従動輪12と、走行架台5の設置角度を調整するアンカージャッキ13等が設けられている。
吊持装置6は、案内ビーム4a、4bに対して取り付けられおり、一基の吊持用チェーンブロック14によって構成されている。尚、吊持用チェーンブロック14としては、吊下げ荷重2.8トン程度の電動チェーンブロックが一例として使用できる。吊持用チェーンブロック14から繰り出される吊持索体7の一例である吊持チェーン15の先端には吊持フック16が設けられていて、この吊持フック16によって本発明の橋梁部材の吊持治具8が係止され橋梁部材である波形鋼板Wと共に吊持される。また、上記吊持治具8と走行架台5ないし案内ビーム4a、4bとの間には、波形鋼板Wを傾倒する際に補助的に使用される図9に示す傾倒補助ワイヤ17が必要に応じて設けられている。
橋梁部材の吊持治具8は、波形鋼板Wの対向する端面を挟持状態で保持するホルダ部18と、吊持用チェーンブロック14から繰り出される吊持チェーン15端部の吊持フック16に接続される吊持スライダ19と、吊持スライダ19を移動させる傾倒機構20とを備えることによって構成されている。ホルダ部18は、波形鋼板Wの対向する端面側に延びる本体フレーム21と、本体フレーム21に対して揺動自在に接続される揺動ブラケット22と、本体フレーム21に対して摺動自在に接続される摺動ブラケット23とを備えている。
本体フレーム21は、長寸の矩形枠状の部材で内部には吊持スライダ19の移動を案内するガイド機構としてのガイドロッド25が設けられている。このガイドロッド25には、吊持スライダ19より揺動ブラケット22側の部分に逆移動防止用ナット55が螺合され、その螺合位置を変更調整することで、吊持スライダ19が揺動ブラケット22側に不用意に移動して予定されている傾き方向と逆方向にホルダ部18、すなわち波形鋼板Wが傾くことを防止している。
本体フレーム21の揺動ブラケット22が接続される側の端部寄りには、傾倒機構20を構成する回動用チェーンブロック26から繰り出される回動チェーン27の端部の伸張側係止フック44と接続される係止部材29が固定状態で設けられている。尚、係止部材29は、例えば野球のホームベース様の形状をしたベース板30上に二枚の三角形板状をした側板31を立ち上げ、これらの側板31間に伸張側係止フック44が直接係止される係止ロッド32を架け渡したものである。また、本体フレーム21の底面には、長手方向に延びるスリット33が設けられており、スリット33の左右の側縁が摺動ブラケット23と係合する案内縁部34になっている。
揺動ブラケット22は、本体フレーム21と揺動ブラケット22とを貫通する揺動軸35を中心に揺動する部材で、図4に示すように波形鋼板Wの両端面が傾斜している場合に、その傾斜角度に合わせるために使用される。一方、摺動ブラケット23は、前記本体フレーム21における案内縁部34と係合する係合天板36を有する部材で、図5に示すように、波形鋼板Wの寸法に合わせて桁長方向Aに摺動させて使用される。
波形鋼板Wの両端面を構成するフランジに、所定間隔でL形断面の補強板37が複数枚溶接等によって取り付けられている。揺動ブラケット22の摺動ブラケット23側の面と波形鋼板Wの前記補強板37とが、L形取付具24を介して連結固定され、更に摺動ブラケット23も同様にL形取付具24を介して波形鋼板Wと連結固定され、これにより、当該吊持治具8によって波形鋼板Wを吊持可能にしている。ここで、L形取付具24は、前記補強板37とは位置固定状態でボルト締結され、一方揺動ブラケット22及び摺動ブラケット23とは、それぞれ前記本体フレーム21の長手方向と直交方向にスライド可能状態でボルト締結されている。該直交方向へのスライドにより、波形鋼板Wを吊持する際の重心位置合わせを容易に行えるようになっている。
吊持スライダ19は、ホルダ部18に設けられる前述のガイドロッド25と嵌合し、ガイドロッド25に案内されて摺動するスライダ本体38と、回動軸40を中心に回動する吊持ハンガー41と回動ハンガー42とを備えることによって構成されている。尚、回動軸40は、スライダ本体38の上面から立ち上げられている二枚の三角形板状の側板39間に架け渡されている。吊持ハンガー41と回動ハンガー42は、ほぼ同様の形状を有しており、回動軸40と嵌合する基端側で間隔が広く、吊持用チェーンブロック14ないし傾倒機構20と接続される自由端側で間隔が狭くなるように二枚のブラケットを拝み合せ状態に配設したハンガー様の形状をした部材である。
傾倒機構20は、一例として耐荷重3トン程度の手動式の回動用チェーンブロック26によって構成されている。回動用チェーンブロック26の基端側に設けられる固定側係止フック43は、吊持スライダ19に取り付けられている回動ハンガー42の自由端側に係止されている。一方、回動用チェーンブロック26の伸張側に設けられる伸張側係止フック44は、前述したようにホルダ部18の上面に設けられている係止部材29の係止ロッド32に係止されている。また、回動用チェーンブロック26には、回動チェーン27が巻回しており、伸張側係止フック44と接続される伸張側の部位の回動チェーン27の伸張状態を可変するための操作手段として、操作チェーン45が設けられている。尚、操作チェーン45の端部が操作部になっていて、ホルダ部18のいずれかの端部に位置するように設けられており、傾倒作業の作業性を向上させている。
次に、このようにして構成される本発明の橋梁部材の吊持治具8と該吊持治具8を備えた本発明の橋梁部材の運搬据付け装置1の作動態様と併せて、本発明の橋梁部材の運搬据付け方法について説明する。以下の説明では本発明の橋梁部材の運搬据付け方法を施工手順に従って(1)取付工程、(2)水平移動工程、(3)傾倒垂直移動工程、(4)旋回据付け工程の4つの工程に分けて説明する。
(1)取付工程(図1〜図5参照)
取付工程は、波形鋼板Wに吊持治具8を取り付け、吊持用チェーンブロック14から伸びる吊持チェーン15端部の吊持フック16を吊持治具8に取り付ける工程である。この場合には、図4、5に示すように揺動ブラケット22及び摺動ブラケット23を波形鋼板Wの形状ないし寸法に合わせて適宜調整する。この取付作業は既設の橋桁2の上で行われる。吊持用チェーンブロック14は、案内ビーム4aに位置し、両案内ビーム4a,4bは一直線に並んだ状態になっている。
また、波形鋼板Wが水平姿勢を保って保持されるよう、回動用チェーンブロック26を操作して、吊持スライダ19が波形鋼板Wの重心位置にくるように調整する。そして、吊持用チェーンブロック14の吊持チェーン15を巻き上げて、吊持治具8によって水平に保持された状態の波形鋼板Wを運搬軌道上まで上昇させる。
(2)水平移動工程(図8参照)
水平移動工程は、吊持治具8が取り付けられた波形鋼板Wを吊持した状態で据付け現場上方に移動させる工程である。この場合には、図8に示すように波形鋼板Wを水平に保持した状態で吊持用チェーンブロック14を案内ビーム4a上から案内ビーム4bに向かって前進させることによって据付け現場上方まで移動させる。すなわち、吊持用チェーンブロック14は、案内ビーム4b上に移る。また、波形鋼板Wを据付け現場上方に移動した後、図8(a)中、仮想線で示す傾倒補助ワイヤ17をホルダ部18の桁長方向A後端(次工程で波形鋼板Wを傾倒させた状態では、ホルダ部18の上端となる)に取り付けておく。
(3)傾倒垂直移動工程(図9、図10参照)
傾倒垂直移動工程は、波形鋼板Wの吊持位置を移動させて波形鋼板Wを傾倒させながら据付け現場に下降させる工程である。この場合には、図9に示すように、傾倒補助ワイヤ17によってホルダ部18の上端を保持しながら、波形鋼板Wの下端を図9(a)中、左方に回動させ、波形鋼板Wを傾倒させて行く。そして波形鋼板Wの傾倒姿勢が安定したところで、傾倒補助ワイヤ17を取り外す。
そして、図10に示すように、作業者が回動用チェーンブロック26の操作チェーン45を操作することによって吊持スライダ19をホルダ部18の端部側に移動させて、図示のように波形鋼板Wを傾倒状態にする。また、同時に吊持用チェーンブロック14の吊持チェーン15を伸張して行き、波形鋼板Wを据付け現場まで下降させる。
(4)旋回据付け工程(図11参照)
旋回据付け工程は、波形鋼板Wを吊持チェーン15を中心にして旋回させ、据付け部位に寄せて位置合わせをし、据え付ける工程である。この場合には、図11に示すように、据付け現場に待機している作業者との共同作業によって傾倒姿勢で吊持されている波形鋼板Wを旋回させ、案内ビーム4bを前記自走手段によってレール50a上を移動させ、当該波形鋼板Wを既設の波形鋼板Wの端部に宛がい、高力ボルト等を使用してつなぎ合わせることによって据え付けが完了する。
[他の実施例]
本発明に係る橋梁部材の吊持治具8、橋梁部材の運搬据付け装置1及び橋梁部材の運搬据付け方法は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。例えば、走行架台5は、本発明の橋梁部材の運搬据付け装置1の専用の走行架台5である必要はなく、既設あるいは市販、リースの他の走行架台5を使用することも可能である。また傾倒垂直移動工程で使用した傾倒補助ワイヤ17は、必ず備えなければならない構成ではなく、波形鋼板Wの安定した傾倒が可能な場合には省略することが可能である。また回動用チェーンブロック26は、電動式のチェーンブロックを使用することも可能であり、このようにすればリモコン操作で吊持スライダ19を移動させることも可能となる。この他吊持装置6を2基に増設したり、吊持装置6をウインチ、吊持索体7を吊持ワイヤによって構成することも可能である。
本発明は、橋梁の張出し施工において使用される橋梁部材の運搬据付け作業、より具体的には、使用する吊持装置の数を少なくし、煩雑な吊持索体の付替え作業を繰り返し行うことなく効率良く橋梁部材を運搬し据え付けたい場合に利用できる。
橋梁部材の運搬据付け装置の全体構成を示す側面図である。 橋梁部材の運搬据付け装置の全体構成を示す正面図である。 橋梁部材の吊持治具を橋梁部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 対向する端面が傾斜している橋梁部材に橋梁部材の吊持治具を取り付けた状態を示す平面図である。 対向する端面が平行な橋梁部材に橋梁部材の吊持治具を取り付けた状態を示す平面図である。 橋梁部材の吊持治具を示す平面図である。 橋梁部材の吊持治具を示す側面図である。 橋梁部材の運搬据付け方法における水平移動工程を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。 橋梁部材の運搬据付け方法における傾倒垂直移動工程において傾倒補助ワイヤを使用する初期の状態を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。 同上傾倒補助ワイヤを取り外し、更に傾倒及び垂直移動が進行した状態を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。 橋梁部材の運搬据付け方法における旋回据付け工程を示す橋梁部材の運搬据付け装置の側面図(a)と正面図(b)である。 橋梁構造物の各部の構成を示す側面図である。 橋梁の各部の構成を示す斜視図である。 従来の橋梁部材の運搬据付け作業における水平移動時の作業形態を示す側面図(a)と正面図(b)である。 従来の橋梁部材の運搬据付け作業における傾倒垂直移動時の作業形態を示す側面図(a)と正面図(b)である。 従来の橋梁部材の運搬据付け作業における位置合せ横移動時の作業形態を示す側面図(a)と正面図(b)である。 従来の橋梁部材の運搬据付け作業における微調整据付け時の作業形態を示す側面図(a)と正面図(b)である。
符号の説明
1 (橋梁部材の)運搬据付け装置、2 橋梁、4a,4b 案内ビーム、
5 走行架台、6 吊持装置、7 吊持索体、8 (橋梁部材の)吊持治具、
9 吊持アーム、10 走行モータ、11 走行駆動輪、12 走行従動輪、
13 アンカージャッキ、14 吊持用チェーンブロック、15 吊持チェーン、
16 吊持フック、17 傾倒補助ワイヤ、18 ホルダ部、19 吊持スライダ、
20 傾倒機構、21 本体フレーム、22 揺動ブラケット、23 摺動ブラケット、24 L形取付具、25 ガイドロッド(ガイド機構)、26 回動用チェーンブロック、
27 回動チェーン、29 係止部材、30 ベース板、31 側板、32 係止ロッド、33 スリット、34 案内縁部、35 揺動軸、36 係合天板、37 補強板、
38 スライダ本体、39 側板、40 回動軸、41 吊持ハンガー、50a レール42 回動ハンガー、43 固定側係止フック、44 伸張側係止フック、
45 操作チェーン(操作手段)、A 桁長方向、B 幅方向、W 波形鋼板(橋梁部材)

Claims (7)

  1. 橋梁部材の対向する端面を挟持状態で保持するホルダ部と、吊持装置から繰り出される吊持索体の端部に接続され、橋梁部材の挟持された両端面に向かって移動し得る吊持スライダと、前記ホルダ部に備えられた本体フレーム内を前記吊持スライダを移動させることにより、前記橋梁部材を傾倒させる傾倒機構とを備えることによって構成されていることを特徴とする橋梁部材の吊持治具。
  2. 請求項1において、前記ホルダ部は橋梁部材の対向する端面側に延びる本体フレームと、本体フレームに対して揺動自在に接続される揺動ブラケットと、本体フレームに対して摺動自在に接続される摺動ブラケットとを備え、前記本体フレームには、吊持スライダの移動を案内するガイド機構が設けられていることを特徴とする橋梁部材の吊持治具。
  3. 請求項1または2において、前記吊持スライダはスライダ本体に対して吊持索体に接続される吊持ハンガーと、傾倒機構に接続される回動ハンガーとを回動自在に接続することによって構成されていることを特徴とする橋梁部材の吊持治具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記傾倒機構は、橋梁部材の対向する端面側に延びるホルダ部の一方の端部と吊持スライダとの間に架け渡される回動用チェーンブロックによって構成されており、ホルダ部の前記一方の端部あるいは他方の端部にはチェーンブロックの伸張状態を可変する操作手段の操作部が位置するように設けられていることを特徴とする橋梁部材の吊持治具。
  5. 走行レール上を進退自在に移動する走行架台と、走行架台の先端寄りに設けられ案内ビームに案内されながら移動する吊持装置と、吊持装置から繰り出される吊持索体の端部に接続される橋梁部材の吊持治具とを備えており、前記橋梁部材の吊持治具は請求項1〜4のいずれか1項に記載の橋梁部材の吊持治具であることを特徴とする橋梁部材の運搬据付け装置。
  6. 請求項5において、前記吊持装置は一基の吊持用チェーンブロックによって構成されていることを特徴とする橋梁部材の運搬据付け装置。
  7. 橋梁部材に請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吊持治具を取り付け、吊持装置から延びる吊持索体の端部を吊持治具に取り付ける取付工程と、吊持治具が取り付けられた橋梁部材を吊持した状態で、据付け現場上方に移動させる水平移動工程と、橋梁部材の吊持位置を移動させて橋梁部材を傾倒させながら据付け現場に下降させる傾倒垂直移動工程と、橋梁部材を吊持索体を中心にして旋回させ、据付け部位に寄せて位置合わせをし、据え付ける旋回据付け工程とを備えていることを特徴とする橋梁部材の運搬据付け方法。
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