JP4614284B2 - 床版ブロックの剥がし方法 - Google Patents
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Description
この様な工事で実施される前記コンクリート床版を剥がす方法は近年数多く提案されており、これら複数提案されている剥がし方法及びこれに使用される床版ブロックの剥がし装置より、さらによりコストを安価に、より作業を迅速にし、かつより確実に床版ブロックを剥離する方法並びに剥がし装置が要望されるに至っている。
ところで、従来からの床版ブロックの剥がし方法及び床版ブロックの剥がし装置は、まず解体すべきコンクリート床版を剥離しやすくするためにまず複数のブロック片に切断する。
ついで、剥離しようとする切断した床版ブロック片に隣接するコンクリート床版に例えば梁部材を架け渡し、該梁部材に剥離するコンクリート床版と、この梁部材とを繋ぐ、いわゆる吊り棒を取り付け、該吊り棒を吊り上げあるいは持ち上げることにより、コンクリート床版を剥離するものとしていた。
しかしながら、このような従来の剥離方法及び剥離装置は、架け渡した梁部材長手方向に間隔をあけて少なくとも2本以上複数本の吊り棒を取り付けており、コンクリート床版を剥離する際に、前記複数本の吊り棒を同時に上方に吊り上げる作業を行うなどしており、より安定した作業で確実にコンクリート床版を剥離でき、より剥離作業が迅速に出来、しかもより剥離コストが安価にしうるとの近年の要望に100パーセント対応するものではないとの課題が生じていた。
橋梁、高架橋に設けられた幅が広い道路の路面に敷設されるコンクリート床版の剥がし方法であり、
前記コンクリート床版につき、幅の広い路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目を入れると共に、前記切れ目と直交するようにして路面の幅方向に間隔をあけて切れ目を入れて複数の方形状ブロック片に切断し、
路面の幅方向に並列に切断形成された一対のブロック片上の各々に、軸が前記路面長手方向に向いた縦フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べ、軸が路面幅方向に向いた横フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べると共に、前記縦フレーム上に載置して略方形状に枠組み固定し、枠組みした枠体を装置本体として形成した床版ブロックの剥がし装置を一対、並列にして前記一対の縦フレームの下に脚を介して被せ、
並設した前記2つの剥がし装置の各々一対の横フレームには、その長手方向端部側に連結杆を合計少なくとも8個設置して垂下させ、
前記連結杆は、前記横フレームを基点として上昇する昇降杆と、該昇降杆を上昇させる駆動部とを有して形成され、
垂下させた少なくとも8個の昇降杆で剥がすべきブロック片と横フレームとを連結し、
前記連結後に、前記駆動部を駆動し、前記一対の横フレームを基点にして少なくとも前記8個の昇降杆を同時に上昇させ、並列した一対のブロック片を同時に剥がす作業をし、
その後、前記並列した一対のブロック片が水平でない場合には、ブロック片の傾斜角度を計測し、該計測値に基づき、少なくとも前記8個の昇降杆の上昇駆動力を各々制御して変化させ、前記並列した一対のブロック片を水平にする、
ことを特徴とし、
または、
橋梁、高架橋に設けられた幅が広い道路の路面に敷設されるコンクリート床版の剥がし方法であり、
前記コンクリート床版につき、幅の広い路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目を入れると共に、前記切れ目と直交するようにして路面の幅方向に間隔をあけて切れ目を入れて複数の方形状ブロック片に切断し、
路面の幅方向に並列に切断形成された一対のブロック片上の各々に、軸が前記路面長手方向に向いた縦フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べ、軸が路面幅方向に向いた横フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べると共に、前記縦フレーム上に載置して略方形状に枠組み固定し、枠組みした枠体を装置本体として形成した床版ブロックの剥がし装置を一対、並列にして前記一対の縦フレームの下に脚を介して被せ、
並設した前記2つの剥がし装置の各々一対の横フレームには、その長手方向に移動可能な連結杆を合計少なくとも8個設置して垂下させ、
前記連結杆は、前記横フレームを基点として上昇する昇降杆と、該昇降杆を上昇させる駆動部とを有して形成され、
垂下させた少なくとも8個の昇降杆で剥がすべきブロック片と横フレームとを連結し、
前記連結後に、前記駆動部を駆動して、前記一対の横フレームを基点にして少なくとも前記8個の昇降杆を同時に上昇させ、並列した一対のブロック片を同時に剥がす作業をし、
その後、前記並列した一対のブロック片が水平でない場合には、ブロック片の傾斜角度を計測し、該計測値に基づき、少なくとも前記8個の昇降杆の上昇駆動力を各々制御して変化させ、前記並列した一対のブロック片を水平にする、
ことを特徴とし、
または、
橋梁、高架橋に設けられた幅が広い道路の路面に敷設されるコンクリート床版の剥がし方法であり、
前記コンクリート床版につき、幅の広い路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目を入れると共に、前記切れ目と直交するようにして路面の幅方向に間隔をあけて切れ目を入れて複数の方形状ブロック片に切断し、
路面の幅方向に並列に切断形成された一対のブロック片上の各々に、軸が前記路面長手方向に向いた縦フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べ、軸が路面幅方向に向いた横フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べると共に、前記縦フレーム上に載置して略方形状に枠組み固定し、枠組みした枠体を装置本体として形成した床版ブロックの剥がし装置を一対、並列にして前記一対の縦フレームの下に脚を介して被せ、
並設した前記2つの剥がし装置の各々一対の横フレームには、その長手方向に移動可能な連結杆を合計少なくとも8個設置して垂下させ、
前記連結杆は、前記横フレームを基点として上昇する昇降杆と、該昇降杆を上昇させる駆動部とを有して形成され、
垂下させた少なくとも8個の昇降杆で剥がすべきブロック片と横フレームとを連結し、
前記連結後に、前記駆動部を駆動して、前記一対の横フレームを基点にして少なくとも前記8個の昇降杆を同時に上昇させ、並列した一対のブロック片を同時に剥がす作業をし、
その後、前記並列した一対のブロック片が水平でない場合には、ブロック片の傾斜角度を計測し、該計測値に基づき、少なくとも前記8個の昇降杆の上昇駆動力を各々制御して変化させ、前記並列した一対のブロック片を水平にする作業を複数回行う、
ことを特徴とし、
または、
前記昇降杆での剥がすべきブロック片と横フレームとの連結は、
昇降杆下方を剥がすべきブロック片に設けられた切削穴に挿入、通過させ、
前記ブロック片の裏面から締結部材を前記昇降杆に固定して連結した、
ことを特徴とし、
または、
前記締結部材は、橋軸方向において隣り合う昇降杆まで延出した長尺板材で構成し、剥がすべきブロック片の下部で繋がった状態で前記隣り合う昇降杆をブロック片に固定し連結した、
ことを特徴とし、
または、
前記昇降杆の上昇駆動力の制御は、
1回目の昇降杆上昇駆動により生じた剥がし作業によるブロック片の傾きを検知する傾き検知手段と、
検知されたブロック片の傾きにより各昇降杆における次の上昇駆動力を演算する駆動力演算手段と、
演算されて決定された次の上昇駆動力を各昇降杆に別個に与える駆動力付与手段と、
を備えて行われること、
を備えたことを特徴とし、
または、
前記連結杆は、センターホールジャッキで構成された、
を備えたことを特徴とし、
または、
ブロック片の剥がし作業終了後には、重機を用い、前記剥がし装置及び当該剥がし装置で剥離したブロック片をも吊り上げ、移動する、
ことを特徴とするものである。
図1は例えば、高速道路、一般道路等道路1の路面に敷設されたコンクリート床版2を複数のブロック片3・・に切断した状態を示すものであり、このように、解体すべき路面上のコンクリート床版2は複数のブロック片3・・・に切断される。この切断に使用される部材については何ら限定されるものではないが、通常のカッターなどにより容易に切断できるものとされている。
なお、路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目4が入れられた場合には、後述する床版ブロックの剥がし装置6が路面の幅方向に並列して2台など複数台設置され、この複数台の装置を同時に駆動させることによって一括的な床版ブロック片3の剥がし作業が行えるものとなる。
図2、図3に本発明において使用される床版ブロックの剥がし装置6の構成を示す。この床版ブロックの剥がし装置6はあらかじめ方形状に組み立てられている。
すなわち、橋軸方向に向かい一対の縦フレーム7,7が所定の間隔をあけて平行に並べられる。
ここで、縦フレーム7及び横フレーム8の構成部材については何ら限定されるものではないが、それぞれ縦フレーム7及び横フレーム8の長手方向において接続の長さ調節が簡単にできる部材であることが好ましい。
ここで、該装置本体9の枠体形状は自在に変更できるものであり、施工する箇所及び剥がすべきコンクリート床版2の切断形状に合わせて枠体形状を調整できるよう構成されている。
なお、前記4つの脚27・・・により前記縦フレーム7と剥がすべき床版2のブロック片3との間に剥離用スペースを設けず、縦フレーム7両端部を除いた部分につき略略凹状に切削し、この切削部により剥離用スペースを形成しても構わない。
なぜなら、方形状に枠組みした際、下側に位置する一対の縦フレーム7,7全体が脚27、27となり、もって脚27,27となる一対の縦フレーム7,7上に載置する一対の横フレーム8,8と剥がすべきブロック片3との間に剥離用スペースを形成できるからである。しかして、このような装置でれば、装置形成も簡単で、かつ剥がし作業の安定性もはかれる(図5参照)。
そして、コンクリート床版2の剥がすべきブロック片3裏面から締結部材23を昇降杆31の雄ねじ部に螺挿させ、固定するのである。
よって、該ロープ26をクレーンなどの重機を用いて吊り上げ、これにより床版ブロックの剥がし装置6自体を吊り上げて、剥がすべきブロック片3の上に降下させる。
すなわち、橋軸方向に一対の縦フレーム7,7が向けられ、橋幅方向に一対の横フレームが向くよう設置される。
そして、剥がすべきブロック片3の橋軸方向において隣り合うコンクリート床版2上に床版ブロックの剥がし装置6の縦フレーム7,7両端、都合4カ所に設けられた脚27・・・が配置される。
なお、図5から理解されるように、前記の縦フレーム7,7間の距離を大きくとり、剥がすべきブロック片3の橋幅方向に隣り合うコンクリート床版2上に該縦フレーム7,7を載置すれば、前記脚27を必要としないことすでに述べたとおりである。
その駆動動作を説明すると、下クランプ部材30の下クランプ34をゆるめ、昇降杆31のクランプ状態を解除する。ついで、油圧ポンプなどの駆動部33を駆動させ、伸縮ジャッキ32を伸張し、上クランプ部材29と下クランプ部材30との間隔を拡げる。すると、昇降杆31は上昇することとなり、ブロック片3を切れ目4,5に沿って上方に持ち上げる。その後、下クランプ34を窄め、かつ上クランプ35を開く。その後、伸縮ジャッキ32を駆動して上クランプ部材29と下クランプ部材30との間隔を狭め、その後、上クランプ35を閉じる。
すなわち、例えば4カ所の連結杆21における昇降杆31・・・は同時に同様の駆動力(例えば油圧ポンプの圧力)が付与されて上昇し、剥がすべきブロック片3を剥離する。しかし、現場の状況によっては前記ブロック片3が水平には剥がれず、傾いて剥がれることがある。この場合、再び、前記昇降杆31・・・が駆動されるが、剥がれ方が少ない側の昇降杆31,31には大きな駆動力が付与され、剥がれ方が大きい側の昇降杆31,31には小さい駆動力が付与される。
よって、最終的には、ブロック片3は水平状態をなしてスムーズに剥がされるものとなる。
この伸縮ジャッキ32及びこれに伴う昇降杆31の駆動制御としては、一般にコンピュータ55を使用し、油圧ポンプなどの駆動部33を制御するのが好ましい。すなわち、傾きセンサを用い、該傾きセンサにより、第1回目に剥離作業を行った際のブロック片3の傾きを例えば傾き検知手段50で検出しておき、その検出値をコンピュータに送出して例えば駆動力演算手段51で演算し、ここで演算されたデータに基づき、駆動力付与手段53により個々別々に制御した駆動力を与え、例えば4つある伸縮ジャッキ32及びこれに伴う昇降杆31の第2回目の駆動制御した剥がし作業を行うが如くである。
この場合、前記のブロック片3が均一に、すなわち平行に剥がれることが好ましいが、均一に、平行に剥がれないことが多い。しかして、本発明では、剥がすべきブロック片3の傾斜角度を傾き検知手段50により計測する。
なお、決定された連結杆上昇駆動力のデータは直ちに、ハードディスクなどで構成された記憶手段52に送出され、記憶手段52では前記データを保存する。
なお、当該記憶手段52と駆動力付与学習手段56とは双方つながっており、記憶手段52に取り込まれたデータは駆動力付与額種手段56に送出され、当該データが蓄積されると共に、更新、学習され、常に最新の正確な駆動力が付与されるよう構成されている。
これにより、傾いて剥がれたブロック片3であっても、最終的には均一に、すなわち平行状態で剥がすことが出来、スムーズで確実、迅速な剥がし作業が出来ることとなる。
次に、前記制御の動作を図10に示すフローチャートにより説明すると、まず、複数の連結杆21によって横フレーム8と剥がすべきブロック片3とが連結される(ステップ100)。次いで、連結されている連結杆21,すなわち例えばセンターホールジャッキを駆動させ、前記ブロック片3を上昇させる(ステップ101)。
その後、前記の測定値を基に、剥がし幅の多い連結杆21(センターホールジャッキ)と剥がし幅の少ない連結杆21(センターホールジャッキ)の駆動を駆動演算手段50及び駆動付与手段53により制御して剥がし作業を行うか(ステップ103)、あるいは、剥がし幅の少ない連結杆21(センターホールジャッキ)の駆動のみを駆動演算手段50及び駆動付与手段53により制御して剥がし作業を行う(ステップ104)。
なお、当該伸縮ジャッキ32及びこれに伴う昇降杆31の制御について、作業者が第1回目の剥離作業でのブロック片3の傾きを目視して確認し、該傾きを考慮した第2回目の伸縮ジャッキ32及びこれに伴う昇降杆31の駆動作業を制御して行っても構わない。
この剥がし装置6,6の2台に設けられた都合8本の連結杆21・・・を同時に駆動したときの連結杆上昇駆動の制御についても、前記のコンピュータ55の制御部54を構成する傾き検知手段50、駆動力演算手段51、駆動力付与手段53により行われ、前記したようなフローのステップでスムーズな剥がし作業が制御されて複数枚のブロック片3の一括剥離が行われる。
2 コンクリート床版
3 ブロック片
4 切れ目
5 切れ目
6 床版ブロックの剥がし装置
7 縦フレーム
8 横フレーム
9 装置本体
10 間隔
11 連結杆
12 固定部材
21 連結杆
23 締結部材
24 切削穴
25 吊り上げ部
26 ロープ
27 脚
29 上クランプ部材
30 下クランプ部材
31 昇降杆
32 伸縮ジャッキ
33 駆動部
34 下クランプ
35 上クランプ
50 傾き検知手段
51 駆動力演算手段
52 記憶手段
53 駆動力付与手段
54 制御部
55 コンピュータ
56 駆動力付与学習手段
Claims (8)
- 橋梁、高架橋に設けられた幅が広い道路の路面に敷設されるコンクリート床版の剥がし方法であり、
前記コンクリート床版につき、幅の広い路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目を入れると共に、前記切れ目と直交するようにして路面の幅方向に間隔をあけて切れ目を入れて複数の方形状ブロック片に切断し、
路面の幅方向に並列に切断形成された一対のブロック片上の各々に、軸が前記路面長手方向に向いた縦フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べ、軸が路面幅方向に向いた横フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べると共に、前記縦フレーム上に載置して略方形状に枠組み固定し、枠組みした枠体を装置本体として形成した床版ブロックの剥がし装置を一対、並列にして前記一対の縦フレームの下に脚を介して被せ、
並設した前記2つの剥がし装置の各々一対の横フレームには、その長手方向端部側に連結杆を合計少なくとも8個設置して垂下させ、
前記連結杆は、前記横フレームを基点として上昇する昇降杆と、該昇降杆を上昇させる駆動部とを有して形成され、
垂下させた少なくとも8個の昇降杆で剥がすべきブロック片と横フレームとを連結し、
前記連結後に、前記駆動部を駆動し、前記一対の横フレームを基点にして少なくとも前記8個の昇降杆を同時に上昇させ、並列した一対のブロック片を同時に剥がす作業をし、
その後、前記並列した一対のブロック片が水平でない場合には、ブロック片の傾斜角度を計測し、該計測値に基づき、少なくとも前記8個の昇降杆の上昇駆動力を各々制御して変化させ、前記並列した一対のブロック片を水平にする、
ことを特徴とする床版ブロックの剥がし方法。
- 橋梁、高架橋に設けられた幅が広い道路の路面に敷設されるコンクリート床版の剥がし方法であり、
前記コンクリート床版につき、幅の広い路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目を入れると共に、前記切れ目と直交するようにして路面の幅方向に間隔をあけて切れ目を入れて複数の方形状ブロック片に切断し、
路面の幅方向に並列に切断形成された一対のブロック片上の各々に、軸が前記路面長手方向に向いた縦フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べ、軸が路面幅方向に向いた横フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べると共に、前記縦フレーム上に載置して略方形状に枠組み固定し、枠組みした枠体を装置本体として形成した床版ブロックの剥がし装置を一対、並列にして前記一対の縦フレームの下に脚を介して被せ、
並設した前記2つの剥がし装置の各々一対の横フレームには、その長手方向に移動可能な連結杆を合計少なくとも8個設置して垂下させ、
前記連結杆は、前記横フレームを基点として上昇する昇降杆と、該昇降杆を上昇させる駆動部とを有して形成され、
垂下させた少なくとも8個の昇降杆で剥がすべきブロック片と横フレームとを連結し、
前記連結後に、前記駆動部を駆動して、前記一対の横フレームを基点にして少なくとも前記8個の昇降杆を同時に上昇させ、並列した一対のブロック片を同時に剥がす作業をし、
その後、前記並列した一対のブロック片が水平でない場合には、ブロック片の傾斜角度を計測し、該計測値に基づき、少なくとも前記8個の昇降杆の上昇駆動力を各々制御して変化させ、前記並列した一対のブロック片を水平にする、
ことを特徴とする床版ブロックの剥がし方法。
- 橋梁、高架橋に設けられた幅が広い道路の路面に敷設されるコンクリート床版の剥がし方法であり、
前記コンクリート床版につき、幅の広い路面の幅方向中央位置に路面長手方向に向かって切断の切れ目を入れると共に、前記切れ目と直交するようにして路面の幅方向に間隔をあけて切れ目を入れて複数の方形状ブロック片に切断し、
路面の幅方向に並列に切断形成された一対のブロック片上の各々に、軸が前記路面長手方向に向いた縦フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べ、軸が路面幅方向に向いた横フレームの一対を、間隔をおいて平行に並べると共に、前記縦フレーム上に載置して略方形状に枠組み固定し、枠組みした枠体を装置本体として形成した床版ブロックの剥がし装置を一対、並列にして前記一対の縦フレームの下に脚を介して被せ、
並設した前記2つの剥がし装置の各々一対の横フレームには、その長手方向に移動可能な連結杆を合計少なくとも8個設置して垂下させ、
前記連結杆は、前記横フレームを基点として上昇する昇降杆と、該昇降杆を上昇させる駆動部とを有して形成され、
垂下させた少なくとも8個の昇降杆で剥がすべきブロック片と横フレームとを連結し、
前記連結後に、前記駆動部を駆動して、前記一対の横フレームを基点にして少なくとも前記8個の昇降杆を同時に上昇させ、並列した一対のブロック片を同時に剥がす作業をし、
その後、前記並列した一対のブロック片が水平でない場合には、ブロック片の傾斜角度を計測し、該計測値に基づき、少なくとも前記8個の昇降杆の上昇駆動力を各々制御して変化させ、前記並列した一対のブロック片を水平にする作業を複数回行う、
ことを特徴とする床版ブロックの剥がし方法。
- 前記昇降杆での剥がすべきブロック片と横フレームとの連結は、
昇降杆下方を剥がすべきブロック片に設けられた切削穴に挿入、通過させ、
前記ブロック片の裏面から締結部材を前記昇降杆に固定して連結した、
ことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の床版ブロックの剥がし方法。
- 前記締結部材は、橋軸方向において隣り合う昇降杆まで延出した長尺板材で構成し、剥がすべきブロック片の下部で繋がった状態で前記隣り合う昇降杆をブロック片に固定し連結した、
ことを特徴とする請求項4記載の床版ブロックの剥がし方法。
- 前記昇降杆の上昇駆動力の制御は、
1回目の昇降杆上昇駆動により生じた剥がし作業によるブロック片の傾きを検知する傾き検知手段と、
検知されたブロック片の傾きにより各昇降杆における次の上昇駆動力を演算する駆動力演算手段と、
演算されて決定された次の上昇駆動力を各昇降杆に別個に与える駆動力付与手段と、
を備えて行われること、
を特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の床版ブロックの剥がし方法。
- 前記連結杆は、センターホールジャッキで構成された、
ことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3に記載の床版ブロックの剥がし方法。
- ブロック片の剥がし作業終了後には、重機を用い、前記剥がし装置及び当該剥がし装置で剥離したブロック片をも吊り上げ、移動する、
ことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3に記載の床版ブロックの剥がし方法。
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