JPH09138048A - 冷蔵庫の運転制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の運転制御装置

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Publication number
JPH09138048A
JPH09138048A JP29674095A JP29674095A JPH09138048A JP H09138048 A JPH09138048 A JP H09138048A JP 29674095 A JP29674095 A JP 29674095A JP 29674095 A JP29674095 A JP 29674095A JP H09138048 A JPH09138048 A JP H09138048A
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JP
Japan
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temperature
cooler
compressor
rotation speed
difference
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Pending
Application number
JP29674095A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Endo
勝己 遠藤
Yoshitaka Kubota
吉孝 窪田
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
Toshinori Noda
俊典 野田
Kenichi Morishita
賢一 森下
Toshio Kamitsuji
利夫 上辻
Shinichi Kaneoka
伸一 金岡
Masataka Oda
雅隆 小田
Kazunori Kurimoto
和典 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却器の温度と設定温度の温度差によりコン
プレッサの回転数制御をを行い、効率の良い運転制御を
行うことを目的とする。 【解決手段】 冷凍室温度検出手段21で凍室温度を検
出し、冷凍室温度設定手段で設定温度を検出し、その温
度差でコンプレッサ17のon/offを決定し、冷却
器13の温度を冷却器温度検出手段42で検出し、回転
数演算手段25で冷却器温度と冷却器設定温度との温度
差によりコンプレッサ17の回転数を決定し、インバー
タ回路26でコンプレッサの回転数を制御することによ
り、冷却器温度を必要以上に低下させず庫内を冷却し、
効率の良い運転が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫における庫
内の冷却を効率よく行い、省エネルギーを図る冷蔵庫の
運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の制御装置は、冷蔵庫(以下冷蔵
庫と省略する)の冷凍室、冷蔵室、野菜室の各室を設定
された温度で温調するように、ダンパ、ファン、コンプ
レッサを制御するものである(例えば、特開昭60−7
1874号公報)。
【0003】以下、従来の冷蔵庫の制御装置について図
面を参照しながら、温調制御について説明する。
【0004】図7は、従来の冷蔵庫の制御装置のブロッ
ク図を示すものである。図7において、1は冷蔵庫本体
で、外箱2と内箱3と両者の空隙に形成されたウレタン
発泡断熱材4により構成され、前面開口部に3つのドア
5、6、7が配設されている。ドア5、6、7はそれぞ
れ冷蔵庫本体1の冷凍室8、冷蔵室9、野菜室10の開
口部に対応して配設されている。
【0005】冷凍室8の底板11と冷蔵室9の天板12
に囲まれた区画壁内には冷却器13とその背後にファン
14を有している。また、冷凍室8、冷蔵室9の背部に
は、冷却器13からの冷却空気を各室に導入するための
通風路15、16が形成されている。17はコンプレッ
サであり、18は電動ダンパである。
【0006】また、19は冷凍室温度センサである。2
0は冷凍室制御手段で、冷凍室温度検出手段21、冷凍
室温度設定手段23、は冷凍室温度差演算手段24、回
転数演算手段25で構成されている。
【0007】冷凍室温度検出手段21は、冷凍室温度セ
ンサ19により冷凍室内の温度を検出し、冷凍室温度設
定手段23は、冷凍室8の温度を設定するための冷凍室
温度設定スイッチ22を操作すれば設定温度を検出し、
冷凍室の設定温度を例えば−16℃、−18℃や−20
℃に設定する。
【0008】冷凍室温度差演算手段24は、冷凍室温度
検出手段21で検出した冷凍室温度と冷凍室温度設定手
段23が検出した冷凍室の設定温度の温度差を演算し、
その温度差により回転数演算手段25でコンプレッサ1
7の回転数を決定し、インバータ回路25に決定した回
転数指令を送出し、インバータ回路26は決められた回
転数でコンプレッサ17を運転する。
【0009】回転数演算手段25で決定するコンプレッ
サ17の回転数を図8に示す。図8で冷凍室温度が設定
温度より1K〜2K高いときコンプレッサ17を動作さ
せ2400回転で運転し、2K〜3K高いときは300
0回転、3K以上高いときは3600回転で運転し、1
K低くなればコンプレッサ17を停止(0回転)するよ
うに回転数演算手段25は回転数を決定する。ここで温
度差が−1Kと1Kの間の回転数は2通りあり、一度1
800回転で運転しだすと温度差が−1Kになるまで運
転を続け、一度停止すると温度差が1Kになるまで運転
を開始しない。
【0010】26は冷却ファン駆動回路で回転数演算手
段25で決定した回転数が停止以外の時動作し、ファン
14を運転し、コンプレッサ17の運転により冷却され
た冷却器13の冷気を庫内に送り庫内を冷却する。
【0011】また、28は冷蔵室温度センサである。3
0は冷蔵室制御手段で、冷蔵室温度検出手段31、冷蔵
室温度設定手段33冷蔵室温度差演算手段34で構成さ
れている。
【0012】冷蔵室温度検出手段31は、冷蔵室温度セ
ンサ28により冷蔵室内の温度を検出し、冷蔵室温度設
定手段33は、冷蔵室9の温度を設定するための冷蔵室
温度設定スイッチ32を操作すれば設定温度を検出す
る。
【0013】冷蔵室温度差演算手段34は、冷蔵室温度
検出手段31で検出した冷蔵室温度と冷蔵室温度設定手
段33が検出した冷蔵室の設定温度の温度差を演算し、
その温度差により電動ダンパ18の開閉を決定し、電動
ダンパ駆動回路35に開閉指令を送出し、電動ダンパ駆
動回路35は開閉指令に基づき電動ダンパ18を開閉す
る。
【0014】以上のように構成された冷蔵庫の運転制御
装置について、以下図7、図9を用いてその動作を説明
する。
【0015】図9(a)は、従来の冷蔵庫の冷凍室8の
温調制御を説明するためのフローチャートである。ま
ず、S1で冷凍室温度検出手段21は冷凍室温度センサ
19により冷凍室内の庫内温度を検出し、S2で冷凍室
温度設定手段23は冷凍室温度設定スイッチ22により
冷凍室の設定温度を検出する。
【0016】そしてS3で、冷凍室温度差演算手段24
は、冷凍室の温度と冷凍室の設定温度の差を演算し、S
4で回転数演算手段25は図 に示すごとくコンプレッ
サ17の運転回転数を決定し、S5で決定した回転数指
令をインバータ回路26に送出する。この時ファン駆動
回路27は回転数指令が停止(0回転)かどうかを判断
し、0回転時はファン14を停止し、それ以外はファン
14を運転し冷却器14に風を送り、冷却された冷却器
13と熱交換を行い、冷風を庫内に送ることにより庫内
の冷却を行う。
【0017】図9(b)は、従来の冷蔵庫の冷蔵室9の
温調制御を説明するためのフローチャートである。ま
ず、S6で冷蔵室温度検出手段31は冷蔵室温度センサ
28により冷蔵室内の庫内温度を検出し、S7で冷蔵室
温度設定手段33は冷蔵室温度設定スイッチ32により
冷凍室の設定温度を検出する。
【0018】そしてS8で、冷蔵室温度差演算手段34
は、冷蔵室の温度と冷蔵室の設定温度の差を演算し、電
動ダンパ18の開閉を決定し、S9で決定した開閉指令
を電動ダンパ駆動35に送出する。この時電動ダンパ駆
動回路35は開閉指令に基づき電動ダンパ18を開閉す
る。
【0019】以上により電動ダンパ18が開いていると
きには冷凍室8の温調制御によりコンプレッサ17が動
作しているときに送られてくる冷風が冷蔵室内に導入さ
れ、冷蔵室9にの温調を行なう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】この冷蔵庫の運転制御
装置では、電動ダンパの開閉等により、冷却器の温度が
変化し、閉時には冷却器を通過する空気の流れは冷凍室
内のみとなるため冷却器を通過する空気温度が低下し、
熱交換量が少なくなるため冷却器の温度が低下する。冷
却器の温度は高いほど低圧圧力があがりシステムの効率
が上昇するが冷凍室温度と設定温度によりコンプレッサ
の回転数を決定しているため冷却器の温度が低下しても
同一の回転数でコンプレッサを運転しているため効率的
な運転ができないという問題点を有していた。
【0021】本発明は上記の問題点を解決するもので、
冷却器の温度を検出し、庫内の冷却ができ、しかも効率
が良くなる温度に冷却器温度を維持する回転数にてコン
プレッサを運転する冷蔵庫の運転制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、冷凍室の温度を検出する冷
凍室温度検出手段と、冷凍室の温度を設定する冷凍室温
度設定手段と、冷凍室温度と冷凍室の設定温度との差を
演算しコンプレッサの動作及び停止を決定するコンプレ
ッサ動作決定手段と、冷却器の温度を検出する冷却器温
度検出手段と、冷凍室の設定温度と冷却器温度との差を
演算する第1の温度差演算手段と、第1の温度差演算手
段の出力によりコンプレッサの回転数を決定する回転数
演算手段と、回転数演算手段からの回転数指令によりコ
ンプレッサを回転数制するインバータ回路とを備えた構
成である。
【0023】この課題を解決するために請求項2に記載
の発明は、冷凍室の温度を検出する冷凍室温度検出手段
と、冷凍室の温度を設定する冷凍室温度設定手段と、冷
凍室温度と冷凍室の設定温度との差を演算しコンプレッ
サの動作及び停止を決定するコンプレッサ動作決定手段
と、冷却器の温度を検出する冷却器温度検出手段と、冷
凍室温度と冷却器温度との差を演算する第2の温度差演
算手段と、第2の温度差演算手段の出力によりコンプレ
ッサの回転数を決定する回転数演算手段と、回転数演算
手段からの回転数指令によりコンプレッサを回転数制御
するインバータ回路とを備えた構成である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、室内に設けられた温度センサと、温度センサにより
室内の温度を検出する温度検出手段と、室内の温度を設
定する温度設定手段と、温度検出手段により検出された
室内温度と温度設定手段により設定された室内の設定温
度との差を演算しコンプレッサの動作及び停止を決定す
るコンプレッサ動作決定手段と、コンプレッサにより圧
縮された冷媒を蒸発させ、室内を冷却する冷却器と、冷
却器にとりつけられた冷却器温度センサと、冷却器温度
センサにより冷却器の温度を検出する冷却器温度検出手
段と、温度設定手段により設定された温度と冷却器温度
検出手段により検出された冷却器温度との差を演算する
温度差演算手段と、温度差演算手段の出力によりコンプ
レッサの回転数を決定する回転数演算手段と、回転数演
算手段からの回転数指令によりコンプレッサを回転数制
御するインバータ回路とを備えたものであり、冷凍室温
度を冷凍室温度検出手段で検出し、冷凍室の設定温度を
冷凍室温度設定手段で検出し、コンプレッサ動作決定手
段により冷凍室温度と設定温度の温度差を演算し、コン
プレッサが運転か停止かの動作を決定し、冷却器温度検
出手段で冷却器温度を検出し、冷凍室設定と冷却器温度
の温度差を演算し、回転数決定手段でコンプレッサの回
転数を決定するため、設定温度に応じて冷却器温度を一
定に保つことができ設定温度毎に効率の良い運転ができ
省エネを図るという作用を有する。
【0025】請求項2に記載の発明は、室内に設けられ
た温度センサと、温度センサにより室内の温度を検出す
る温度検出手段と、室内の温度を設定する温度設定手段
と、温度検出手段により検出された室内温度と温度設定
手段により設定された設定温度との差を演算しコンプレ
ッサの動作及び停止を決定するコンプレッサ動作決定手
段と、コンプレッサにより圧縮された冷媒を蒸発させ、
室内を冷却する冷却器と、冷却器にとりつけられた冷却
器温度センサと、冷却器温度センサにより冷却器の温度
を検出する冷却器温度検出手段と、温度検出手段により
検出された温度と冷却器温度検出手段により検出された
冷却器温度との差を演算する温度差演算手段と、温度差
演算手段の出力によりコンプレッサの回転数を決定する
回転数演算手段と、回転数演算手段からの回転数指令に
より前記コンプレッサを回転数制御するインバータ回路
とを備えたものであり、冷凍室温度を冷凍室温度検出手
段で検出し、冷凍室の設定温度を冷凍室温度設定手段で
検出し、コンプレッサ動作決定手段により冷凍室温度と
設定温度の温度差を演算し、コンプレッサが運転か停止
かの動作を決定し、冷却器温度検出手段で冷却器温度を
検出し、冷凍室温度と冷却器温度の温度差を演算し、回
転数決定手段でコンプレッサの回転数を決定するため、
庫内温度に応じて冷却器温度を一定に保つことができ庫
内負荷の変動にも効率の良い運転ができ省エネを図ると
いう作用を有する。
【0026】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の冷蔵庫
の運転制御装置の構成を示すブロック図、図2は、実施
の形態1の冷凍室8の温調制御を説明するフローチャー
ト、図3は図1における冷却器設定温度と冷凍室温度の
温度差と回転数の関係を示す図である。図において、従
来例と共通のものは同一の番号を付し、その説明を省略
する。
【0027】図1において、40は第1の冷凍室運転制
御装置であり、冷凍室温度検出手段21(請求の範囲で
は温度検出手段に相当)、冷凍室温度設定手段23(請
求の範囲では温度設定手段に相当)、コンプレッサ動作
決定手段41、回転数演算手段25、冷却器温度検出手
段42、第1の温度差演算手段43よりなる。
【0028】冷凍室温度検出手段21は、冷凍室温度セ
ンサ19(請求の範囲では温度センサに相当)により冷
凍室内の温度を検出し、冷凍室温度設定手段23は、冷
凍室8の温度を設定するための冷凍室温度設定スイッチ
22を操作すれば設定温度を検出し、冷凍室8の設定温
度を例えば−16℃、−18℃や−20℃に設定する。
【0029】コンプレッサ動作決定手段41は、冷凍室
温度検出手段21で検出した冷凍室温度と冷凍室温度設
定手段23が検出した冷凍室8の設定温度の温度差が例
えば+1℃になればコンプレッサ17をonし、−1℃
になればoffすることを決定する。
【0030】冷却器温度検出手段42は冷却器温度セン
サ44の出力により冷却器の温度を検出し第1の温度差
演算手段43に冷却器温度を送出する。
【0031】第1の温度差演算手段43は冷凍室8の設
定温度により冷凍室設定温度以下で、冷凍室を冷却で
き、効率よく運転できる温度(冷却器設定温度と呼
ぶ)、例えば、冷凍室設定温度を−16℃、−18℃や
−20℃に設定すれば、冷却器設定温度をそれぞれ−1
9℃、−21℃や−23℃に設定し、冷却器13の温度
と冷却器設定温度の温度差を回転数演算手段25に送出
する。
【0032】そして回転数演算手段25は、コンプレッ
サ動作決定手段41の出力がonの時、図2に示すごと
くで冷却器温度が冷却器設定温度より−1K〜2K高い
とき2400回転で運転し、2K〜3K高いときは30
00回転、3K以上高いときは3600回転で運転する
ように回転数を決定し、インバータ回路26に回転数指
令を送出し、インバータ回路26は決められた回転数で
コンプレッサ17を運転し、ファン駆動回路27は回転
数指令が0以外の時ファン14を運転する。
【0033】以上のように構成された冷蔵庫の運転制御
装置について、その動作を説明する。
【0034】まず、S1で冷凍室温度検出手段21は冷
凍室温度センサ19により冷凍室内の庫内温度を検出
し、S2で冷凍室温度設定手段23は冷凍室温度設定ス
イッチ22により冷凍室8の設定温度を検出する。
【0035】そしてS3で、コンプレッサ動作決定手段
41は、冷凍室8の温度と冷凍室8の設定温度の差を演
算し、S6でコンプレッサ動作決定手段41は温度差が
1K以上であればonと判断しon信号を回転数演算手
段25に送出し、−1K以下であればoffと判断しo
ff信号を回転数演算手段25に送出する。ここでコン
プレッサ動作決定手段41は一度温度差が1K以上にな
りon信号を送出すると−1K以下になるまでoff信
号を送出せず、同様に一度温度差が−1K以下になりo
ff信号を送出すると1K以上になるまでon信号を送
出しない。
【0036】次にS7で回転数演算手段25はコンプレ
ッサ動作決定手段41の出力がonかoffかを判断
し、onであればS8に進み、冷却器温度検出手段42
は冷却器13の温度を検出し、S9で第1の温度差演算
手段43は冷却器13の温度と冷却器設定温度の温度差
を回転数演算手段25に送出する。
【0037】そして、S10で回転数演算手段25は冷
却器13の温度と冷却器設定温度の温度差により、図2
のごとくコンプレッサ17の運転回転数を決定し、S5
で回転数指令をインバータ回路26に送出する。
【0038】またS7においてコンプレッサ動作決定手
段41の出力がoffであればS11に進み、コンプレ
ッサ17の運転回転数0回転とし、S5で回転数指令を
インバータ回路26に送出する。
【0039】そしてインバータ回路26は決定された回
転数指令でコンプレッサ17を運転し、ファン駆動回路
27は回転数指令が停止(0回転)かどうかを判断し、
0回転時はファン14を停止し、それ以外はファン14
を運転し冷却器14に風を送り、冷却された冷却器13
と熱交換を行い、冷風を庫内に送ることにより庫内の冷
却を行う。
【0040】冷蔵室9の運転制御は図9の(b)に示す
ものと同じものである。このような動作を行う冷蔵庫の
運転制御装置において、冷凍室8及び冷蔵室9の温度が
上昇すると、冷蔵室9の庫内温度と設定温度差が大きく
なり、電動ダンパ駆動手段35は電動ダンパ18を開
く。冷凍室8も庫内温度と設定温度差が大きくなり、コ
ンプレッサ動作決定手段41はコンプレッサ17をon
し、回転数演算手段25は冷却器温度と冷却器設定温度
の温度差に応じコンプレッサ17の回転数を決定しイン
バータ回路26は決定された回転数でコンプレッサ17
を運転し、ファン駆動手段27はファン14を運転し、
冷却器13が冷却され、冷凍室8及び冷蔵室9を冷却す
る。
【0041】次に冷却器13の温度が下がってくると温
度差が少なくなり回転数演算手段25は温度差に応じた
回転数を決定しインバータ回路26もその回転数でコン
プレッサ17を運転する。
【0042】回転数が低下することにより、冷却器13
の温度を冷却器設定温度と一定の温度差を維持して制御
できる。
【0043】また、冷蔵室9の温度が設定温度以下にな
ると電動ダンパ駆動手段35は電動ダンパ18を閉め冷
蔵室9は冷却されなくなり、冷却器温度が低下する。こ
のときも温度差が少なくなり回転数演算手段25は温度
差に応じた回転数を決定しインバータ回路26もその回
転数でコンプレッサ17を運転する。
【0044】これは、現在運転している回転数での冷却
能力が不必要になるため回転数を下げても問題なく、冷
却器の温度を高めに制御できるため効率の良い運転がで
きる。
【0045】従って、実施の形態1では、冷凍室温度と
設定温度の温度差によりコンプレッサ17のon、of
fを決定し、冷却器13の温度と冷却器設定温度の温度
差によりコンプレッサ17の回転数を決定し、冷却器温
度とを設定温度の温度差を一定に制御するため、庫内を
冷却できかつ効率が良く、適正な冷却能力で運転でき、
電動ダンパ等の動作時の冷却器温度の冷えすぎによる運
転効率の低下を防ぐことができ省エネを図ることができ
る。
【0046】(実施の形態2)図4は本発明の第2の実
施の形態の冷蔵庫の運転制御装置の構成を示すブロック
図、図5は、第1の実施の形態のの冷凍室8の温調制御
を説明するフローチャート、図6は図4における冷却器
温度と冷凍室温度の温度差と回転数の関係を示す図であ
る。従来例、第1の実施の形態例と共通した構成のもの
は、同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0047】図4において、50は第2の冷凍室の運転
制御装置であり、冷凍室温度検出手段21、冷凍室温度
設定手段23、コンプレッサ動作決定手段41、回転数
演算手段25、冷却器温度検出手段42、第2の温度差
演算手段45よりなる。
【0048】冷凍室温度検出手段21は、冷凍室温度セ
ンサ19により冷凍室内の温度を検出し、冷凍室温度設
定手段23は、冷凍室8の温度を設定するための冷凍室
温度設定スイッチ22を操作すれば設定温度を検出し、
冷凍室8の設定温度を例えば−16℃、−18℃や−2
0℃に設定する。
【0049】コンプレッサ動作決定手段41は、冷凍室
温度検出手段21で検出した冷凍室温度と冷凍室温度設
定手段23が検出した冷凍室8の設定温度の温度差が例
えば+1℃になればコンプレッサ17をonし、−1℃
になればoffすることを決定する。
【0050】冷却器温度検出手段42は冷却器温度セン
サ44の出力により冷却器の温度を検出し第2の温度差
演算手段45に冷却器温度を送出する。
【0051】第2の温度差演算手段45は、冷却器13
の度と冷凍室温度の温度差を回転数演算手段25に送出
する。
【0052】そして回転数演算手段25は、コンプレッ
サ動作決定手段41の出力がonの時、図5に示すごと
くで冷凍室温度と冷却器温度との温度差−2K以上のと
き3600回転で運転し、−2K〜−3Kのときは30
00回転、−3K以下のときは2400回転で運転する
ように回転数を決定し、インバータ回路26に回転数指
令を送出し、インバータ回路26は決められた回転数で
コンプレッサ17を運転し、ファン駆動回路27は回転
数指令が0以外の時ファン14を運転する。
【0053】以上のように構成された冷蔵庫の運転制御
装置について、その動作を説明する。
【0054】まず、S1で冷凍室温度検出手段21は冷
凍室温度センサ19により冷凍室内の庫内温度を検出
し、S2で冷凍室温度設定手段23は冷凍室温度設定ス
イッチ22により冷凍室8の設定温度を検出する。
【0055】そしてS3で、コンプレッサ動作決定手段
41は、冷凍室8の温度と冷凍室8の設定温度の差を演
算し、S6でコンプレッサ動作決定手段41は温度差が
1K以上であればonと判断しon信号を回転数演算手
段25に送出し、−1K以下であればoffと判断しo
ff信号を回転数演算手段25に送出する。ここでコン
プレッサ動作決定手段41は一度温度差が1K以上にな
りon信号を送出すると−1K以下になるまでoff信
号を送出せず、同様に一度温度差が−1K以下になりo
ff信号を送出すると1K以上になるまでon信号を送
出しない。
【0056】次にS7で回転数演算手段25はコンプレ
ッサ動作決定手段41の出力がonかoffかを判断
し、onであればS8に進み、冷却器温度検出手段42
は冷却器13の温度を検出し、S9で第2の温度差演算
手段45は冷却器13の温度と冷凍室温度の温度差を回
転数演算手段25に送出する。
【0057】そして、S10で回転数演算手段25は冷
却器13の温度と冷冷凍室温度の温度差により、図5の
ごとくコンプレッサ17の運転回転数を決定し、S5で
回転数指令をインバータ回路26に送出する。またS7
においてコンプレッサ動作決定手段41の出力がoff
であればS11に進み、コンプレッサ17の運転回転数
0回転とし、S5で回転数指令をインバータ回路26に
送出する。
【0058】そしてインバータ回路26は決定された回
転数指令でコンプレッサ17を運転し、ファン駆動回路
27は回転数指令が停止(0回転)かどうかを判断し、
0回転時はファン14を停止し、それ以外はファン14
を運転し冷却器14に風を送り、冷却された冷却器13
と熱交換を行い、冷風を庫内に送ることにより庫内の冷
却を行う。
【0059】冷蔵室9の運転制御は図9の(b)に示す
ものと同じものである。このような動作を行う冷蔵庫の
運転制御装置において、冷凍室8及び冷蔵室9の温度が
上昇すると、冷蔵室9の庫内温度と設定温度差が大きく
なり、電動ダンパ駆動手段35は電動ダンパ18を開
く。冷凍室8も庫内温度と設定温度差が大きくなり、コ
ンプレッサ動作決定手段41はコンプレッサ17をon
し、回転数演算手段25は冷却器温度と冷凍室定温度の
温度差に応じコンプレッサ17の回転数を決定しインバ
ータ回路26は決定された回転数でコンプレッサ17を
運転し、ファン駆動手段27はファン14を運転し、冷
却器13が冷却され、冷凍室8及び冷蔵室9を冷却す
る。冷凍室8及び冷蔵室9を冷却は、冷却された冷却器
13と庫内の暖かい空気とを熱交換させることにより行
われるものであるから、庫内の食品等の熱負荷が大きい
時には、冷却器13の温度はなかなか下がらない。この
ためコンプレッサ17の回転数を多きくし、熱負荷が少
ないときには冷却器13はすぐに冷却され冷凍室温度よ
り大きく低下する傾向にあるので回転数を小さく設定し
てある。
【0060】また、冷蔵室9の温度が設定温度以下にな
ると電動ダンパ駆動手段35は電動ダンパ18を閉め冷
蔵室9は冷却されなくなり、冷却器温度が低下する。こ
のときも温度差が大きくなくなり回転数演算手段25は
温度差に応じた回転数を決定しインバータ回路26もそ
の回転数でコンプレッサ17を運転する。
【0061】これは、現在運転している回転数での冷却
能力が不必要になるため回転数を下げても問題なく、冷
却器の温度を高めに制御できるため効率の良い運転がで
きる。
【0062】従って、実施の形態2では、冷凍室温度と
設定温度の温度差によりコンプレッサ17のon、of
fを決定し、冷却器13の温度と冷凍室温度の温度差に
よりコンプレッサ17の回転数を決定し、冷却器温度と
冷凍室温度の温度差を一定に制御するため、庫内を冷却
できかつ効率が良く、庫内の熱負荷が大きいときには高
回転で、熱負荷の小さいときは低回転で運転でき、庫内
の負荷に対して適正な冷却能力で運転でき、電動ダンパ
等の動作時の冷却器温度の冷えすぎによる運転効率の低
下を防ぐことができ省エネを図ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、 温度センサに
より室内温度を検出する温度検出手段と、室内温度を設
定する温度設定手段と、室内温度と設定温度との差を演
算しコンプレッサの動作及び停止を決定するコンプレッ
サ動作決定手段する温度差演算手段と、コンプレッサに
より圧縮された冷媒を蒸発させ、室内を冷却する冷却器
の温度を検出する冷却器温度検出手段と、温度設定手段
により設定された温度と冷却器温度検出手段により検出
された冷却器温度との差を演算する温度差演算手段と、
温度差演算手段の出力によりコンプレッサの回転数を決
定する回転数演算手段と、回転数演算手段からの回転数
指令により前記コンプレッサを回転数制御するインバー
タ回路とを備えることにより、設定温度に応じて冷却器
温度を一定に保つことができ、設定温度温度毎に庫内を
冷却できかつ効率が良く、適正な冷却能力で運転でき、
冷却器温度の冷えすぎによる運転効率の低下を防ぐこと
ができ省エネを図ることができる。
【0064】また、温度センサにより室内温度を検出す
る温度検出手段と、室内温度を設定する温度設定手段
と、室内温度と設定温度との差を演算しコンプレッサの
動作及び停止を決定するコンプレッサ動作決定手段する
温度差演算手段と、コンプレッサにより圧縮された冷媒
を蒸発させ、室内を冷却する冷却器の温度を検出する冷
却器温度検出手段と、温度検出手段によ検出された温度
と冷却器温度検出手段により検出された冷却器温度との
差を演算する温度差演算手段と、温度差演算手段の出力
によりコンプレッサの回転数を決定する回転数演算手段
と、回転数演算手段からの回転数指令により前記コンプ
レッサを回転数制御するインバータ回路とを備えること
により、庫内の負荷に対して適正な冷却能力で運転で
き、冷却器温度の冷えすぎによる運転効率の低下を防ぐ
ことができ省エネを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による冷蔵庫の冷凍
室の運転制御装置のブロック図
【図2】図1の冷却器設定温度と冷凍室温度の温度差と
回転数の関係を示す特性図
【図3】図1の動作を説明するためのフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態による冷蔵庫の冷凍
室の運転制御装置のブロック図
【図5】図4の冷却器温度と冷凍室温度の温度差と回転
数の関係を示す特性図
【図6】図4の動作を説明するためのフローチャート
【図7】従来の冷蔵庫の運転制御装置のブロック図
【図8】従来例の冷凍室設定温度と冷凍室温度置の温度
差と回転数の関係を示す特性図
【図9】従来例の動作を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
14 ファン 17 コンプレッサ 18 電動ダンパ 19 冷凍室温度センサ (温度センサ) 21 冷凍室温度検出手段 (温度検出手段) 22 冷凍室温度設定スイッチ 23 冷凍室温度設定手段 (温度設定手段) 24 冷凍室温度差演算手段 25 回転数演算手段 26 インバータ回路 40 第1の冷凍室の運転制御装置 41 コンプレッサ動作決定手段 42 冷却器温度検出手段 43 第1の温度差演算手段 44 冷却器温度センサ 45 第2の温度差演算手段 50 第2の冷凍室の運転制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 俊典 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 森下 賢一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 上辻 利夫 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 金岡 伸一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小田 雅隆 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 栗本 和典 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を貯蔵する室と、室内に設けられた
    温度センサと、前記温度センサにより室内の温度を検出
    する温度検出手段と、前記室内の温度を設定する温度設
    定手段と、前記温度検出手段により検出された室内温度
    と前記温度設定手段により設定された室内の設定温度と
    の差を演算しコンプレッサの動作及び停止を決定するコ
    ンプレッサ動作決定手段と、前記コンプレッサにより圧
    縮された冷媒を蒸発させ、室内を冷却する冷却器と、前
    記冷却器にとりつけられた冷却器温度センサと、前記冷
    却器温度センサにより冷却器の温度を検出する冷却器温
    度検出手段と、前記温度設定手段により設定された温度
    と前記冷却器温度検出手段により検出された冷却器温度
    との差を演算する温度差演算手段と、前記温度差演算手
    段の出力によりコンプレッサの回転数を決定する回転数
    演算手段と、前記回転数演算手段からの回転数指令によ
    り前記コンプレッサを回転数制御するインバータ回路と
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 食品貯蔵する室と、室内に設けられた温
    度センサと、前記温度センサにより室内の温度を検出す
    る温度検出手段と、前記室内の温度を設定する温度設定
    手段と、前記温度検出手段により検出された室内温度と
    前記温度設定手段により設定された設定温度との差を演
    算しコンプレッサの動作及び停止を決定するコンプレッ
    サ動作決定手段と、前記コンプレッサにより圧縮された
    冷媒を蒸発させ、室内を冷却する冷却器と、前記冷却器
    にとりつけられた冷却器温度センサと、前記冷却器温度
    センサにより冷却器の温度を検出する冷却器温度検出手
    段と、前記温度検出手段により検出された温度と前記冷
    却器温度検出手段により検出された冷却器温度との差を
    演算する温度差演算手段と、前記温度差演算手段の出力
    によりコンプレッサの回転数を決定する回転数演算手段
    と、前記回転数演算手段からの回転数指令により前記コ
    ンプレッサを回転数制御するインバータ回路とを備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫の運転制御装置。
JP29674095A 1995-11-15 1995-11-15 冷蔵庫の運転制御装置 Pending JPH09138048A (ja)

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