JP2005172298A - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

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知宏 林
Toyoshi Kamisako
豊志 上迫
Makoto Oyamada
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Abstract

【課題】冷凍室と冷蔵室にそれぞれ冷却器を設け、製氷室と切替室と冷凍室の間に野菜室がある庫内構成の冷蔵庫において、冷凍温度帯用冷却器から発生する冷気を製氷室や切替室に十分な風量で供給する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】切替室21と製氷室24の内部に、切替室用ファン36、製氷室用ファン38、切替室用ダンパ装置40a、製氷室用ダンパ装置40bをそれぞれ設け、これらを各室に配置している各温度センサを用いて制御することにより、冷凍室22と切替室21と製氷室24をそれぞれ独立して冷却することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、本体上部に冷蔵室、下部に冷凍室を設け、この間に切替室、野菜室を有し、複数の冷却器を備えた冷蔵庫における制御方法に関するものである。
近年、従来の冷蔵庫においては上部から冷蔵室、切替室、野菜室そして冷凍室を設け、切替室、野菜室、冷凍室の後方にこれら3室に跨って備えられた冷却室を有し、前記冷凍室の内部に冷凍室ファン以外に攪拌用送風機を設け、この動作時間や回転数を圧縮機や室内温度センサ、製氷装置の動作に合わせて制御することによって通常運転、通常製氷運転、急速冷凍運転の時間を従来より短縮できる冷蔵庫の制御方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫の制御方法を説明する。
図12は従来の冷蔵庫の斜視図である。図13は従来の冷蔵庫の製氷室及び冷凍室の破断正面図である。
図12において、冷蔵庫本体80には上方から冷蔵室81、製氷室82、冷凍室83及び野菜室84が設けられている。また、製氷室82の右側には、庫内温度を調節することができる切換室85が設けられている。
図13に示すように、製氷室82及び冷凍室83は1つの空間を形成しており、この空間の上部に製氷室82・切替室85が設けられ、下部に冷凍室83が設けられている。この製氷室82及び冷凍室内の冷気を攪拌するために攪拌用送風機86が冷凍温度帯冷却器用ファン87の他に配置されていている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その制御動作を説明する。
前記冷凍室温度検知手段が検知した冷凍室温度により、前記攪拌用送風機86の回転数を変化させている。また、冷却器ヒータによって冷却器を加熱して除霜を行なう除霜運転中に前記攪拌用送風機86の回転数を下げている。
特開平11−223446号公報
しかしながら、上記のような構造では次のような問題点があった。
製氷室と切替室と冷凍室の間に野菜室がある庫内構成の冷蔵庫において、冷凍温度帯用冷却器から発生する冷気を製氷室や切替室に十分な風量で供給することができないという欠点があった。
また、上記従来制御の方法では、上記庫内構成において製氷室庫内温度の適正な温度を保つため、製氷室への風量を上げるために攪拌用送風機86の回転数を上げることをするために冷凍室と製氷室との冷却バランスが悪化してしまうという欠点があった。
また、除霜時に冷却器ヒータを通電していると冷凍室庫内と製氷室や切替室とを遮断する方法がないので、製氷室や切替室の昇温が大きくなるという欠点があった。
本発明は従来の課題を解決するもので、製氷室と切替室を適正温度で制御し、同時に冷却バランスを悪化させずに冷凍室庫内温度も適正化できる冷蔵庫の制御方法を供給することを目的とする。
また、ダンパを製氷室と切替室の各庫内に配置する事により除霜時の庫内温度の上昇を抑えることができるので、庫内温度変化幅を低減させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、冷蔵庫本体上部に設けられた冷蔵室と前記冷蔵室後方に冷蔵温度帯用冷却器を有する冷蔵室用冷却器室と、前記冷蔵温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷蔵室用冷却器ファンと、前記冷蔵室の下部に設けられ冷凍温度帯から冷蔵温度帯を切替可能な切替室と製氷室を断熱仕切壁にて左右に区画し、冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記冷凍室後方に冷凍温度帯用冷却器を有する冷凍室用冷却器室と、前記冷凍温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷凍室用冷却器ファンと、前記切替室・製氷室と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室と、前記冷凍温度帯用冷却器から各室に冷気を送るため、前記切替室と製氷室への風路と、前記風路内にそれぞれのダンパ装置とファンを備えた冷蔵庫であって、冷凍温度帯用冷却器の状態とは独立して切替室・製氷室に備えた温度検知手段により各々のファンとダンパ装置の動作を決定する手段を備えたものであり、上記の庫内構成であっても冷凍温度帯用冷却器から発生する冷気を製氷室や切替室に十分な風量で供給することが可能になり、必要な温度に早く達することができる。
本発明によれば、冷蔵庫本体上部に設けられた冷蔵室と前記冷蔵室後方に冷蔵温度帯用冷却器を有する冷蔵室用冷却器室と、前記冷蔵温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷蔵室用冷却器ファンと、前記冷蔵室の下部に設けられ冷凍温度帯から冷蔵温度帯を切替可能な切替室と製氷室を断熱仕切壁にて左右に区画し、冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記冷凍室後方に冷凍温度帯用冷却器を有する冷凍室用冷却器室と、前記冷凍温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷凍室用冷却器ファンと、前記切替室・製氷室と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室と、前記冷凍温度帯用冷却器から各室に冷気を送るため、前記切替室と製氷室への風路と、前記風路内にそれぞれのダンパ装置とファンを備えたことを特徴とする冷蔵庫であって、冷凍温度帯用冷却器の状態とは独立して切替室・製氷室に備えた温度検知手段により各々のファンとダンパ装置の動作を決定する手段を備えたものであり、上記の庫内構成であっても冷凍温度帯用冷却器から発生する冷気を製氷室や切替室に十分な風量で供給することが可能になり、必要な温度に早く達することができる。
請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体上部に設けられた冷蔵室と前記冷蔵室後方に冷蔵温度帯用冷却器を有する冷蔵室用冷却器室と、前記冷蔵温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷蔵室用冷却器ファンと、前記冷蔵室の下部に設けられ冷凍温度帯から冷蔵温度帯を切替可能な切替室と製氷室を断熱仕切壁にて左右に区画し、冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記冷凍室後方に冷凍温度帯用冷却器を有する冷凍室用冷却器室と、前記冷凍温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷凍室用冷却器ファンと、前記切替室・製氷室と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室と、前記冷凍温度帯用冷却器から各室に冷気を送るため、前記切替室と製氷室への風路と、前記風路内にそれぞれのダンパ装置とファンを備えた冷蔵庫であって、冷凍温度帯用冷却器の状態とは独立して切替室・製氷室に備えた温度検知手段により各々のファンとダンパ装置の動作を決定する手段を備えたものであり、上記の庫内構成であっても冷凍温度帯用冷却器から発生する冷気を製氷室や切替室に十分な風量で供給することが可能になり、必要な温度に早く達することができる。
請求項2に記載の冷蔵庫の制御方法は、請求項1に記載の発明に、さらに、圧縮機停止中も前記ダンパ装置を開きかつ製氷室ファンもしくは切替室ファンを運転することができるものであり、圧縮機が停止している時でも、製氷室や切替室の温度を独立して制御できる。
請求項3に記載の冷蔵庫の制御方法は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、冷凍室を冷却していない時には、冷凍室ファンは停止しているが、それ以外のファンおよびダンパを独立して制御することができるものであり、冷凍室庫内温度が低くなっている時でも、製氷室や切替室の温度を独立して制御できる。
請求項4に記載の冷蔵庫の制御方法は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、冷凍温度帯用冷却器の冷却開始の判定は、冷凍室温度センサまたは、製氷室温度センサまたは、切替室温度センサのいずれかが、圧縮機動作開始温度以上の場合とし、冷凍室の冷却終了の判定は、冷却室温度センサと製氷室温度センサと切替室温度センサの全てが所定温度以下もしくは、一定時間以上経過した場合とすることができるものであり、製氷室温度センサと切替室温度センサを用いることにより、製氷室と切替室と冷凍室をそれぞれ独立して冷却が可能になり、冷却バランスを良くすることができる。
請求項5に記載の冷蔵庫の制御方法は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、冷凍室温度センサが圧縮機停止温度以下で、切換室温度センサまたは、製氷室温度センサのいずれかが圧縮機停止温度以上の場合に、冷凍室用冷却器ファンが停止していても、切換室ダンパまたは、製氷室ダンパが動作し、切換室ファンまたは、製氷室ファンが運転を行い、引き続き冷却運転をすることができるものであり、冷凍室庫内温度が低く、製氷室や切替室の庫内温度が高い場合でも、温度が高い部屋だけを冷却することができるので、冷却バランスを崩すことなく庫内温度を制御できる。
請求項6に記載の冷蔵庫の制御方法は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、冷凍温度帯用冷却器の除霜時は、冷凍室用冷却器ファンを停止させ、製氷室用ダンパ・切替室用ダンパの両方とも閉とすることができるものであり、これにより製氷室や切替室に霜取り用ヒータで暖められた空気が循環する事を抑えられるので、製氷室や切替室の温度上昇を抑える。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の正面図である。図1は同実施の形態による冷蔵庫の冷却サイクル及び冷蔵庫の概略図である。図2において10は冷蔵庫本体であり冷蔵庫本体10の最上部に開閉ドアを備えた冷蔵室20と、冷蔵室20の下方に配置される引出しドアを備えた切替室21と、冷蔵庫本体10の最下部に配置される引出しドアを備えた冷凍室22と、切替室21と冷凍室22の間に引出しドアを備えた野菜室23と、引き出しドアを備えた製氷室24は、切替室21と断熱仕切壁25により左右に仕切られて構成されている。
切替室21は冷凍温度帯から冷蔵温度帯まで温度を調節設定することができ、冷凍温度帯に設定した場合、通常の冷凍室と同様に急速冷凍運転を実行することができ、食品をすばやく冷凍することができる機能や、ビールやジュースなどの缶物を常温状態から冷蔵温度帯まですばやく冷す急冷機能等も備えている。
図1より冷蔵室20後方には冷蔵温度帯用冷却器30が配置され、その上部には冷蔵室用冷却器ファン31が配置し、冷蔵室用冷却器室32を形成している。
また冷凍室22の後方には冷凍温度帯用冷却器33があり、配置されている。冷凍温度帯用冷却器33の上部に配置した冷凍室用冷却器ファン34であり冷凍室用冷却器室35を形成する。
また、切替室21の後方には切替室冷却用の切替室風路36が配置され、その内部には切替室用冷却器ファン37を配置している。同様に製氷室24の後方には製氷室冷却用の製氷室風路38が配置され、その内部には製氷室用冷却器ファン39を配置している。前記切替室21と製氷室24の庫内温度をさらに高精度に制御するために、切替室用風路36・製氷室用風路38と冷凍室用冷却器室35をつなぐ位置にツインダンパ40を配置し、切替室用ダンパ装置40a・製氷室用ダンパ装置40bを有する。
また、各冷却室の温度を検知するために、冷蔵室20に冷蔵室温度センサ41、切替室21に切替室温度センサ42、冷凍室22に冷凍室温度センサ43、製氷室24に製氷室温度センサ44を配置している。これにより、庫内の温度を逐次検出することが可能になっている。
また冷却システム回路については、冷蔵庫本体10の下部後方には冷凍サイクルを構成する圧縮機45、凝縮器46がそれぞれ配置され、圧縮機45から吐出された冷媒は凝縮器46を通った後、三方弁47の冷媒切替機構によって並列に冷蔵温度帯用冷却器30と冷凍温度帯用冷却器33を接続し、前記三方弁47によって冷媒流路が冷蔵室20後方に配置された冷蔵温度帯用冷却器30側と冷凍室22後方に配置された冷凍温度帯用冷却器33側に交互に切り替えられる回路となっている。
図3に示すように、切替室と製氷室と冷凍室の冷気の流れについて説明する。冷凍温度帯用冷却器33から生成された冷気は冷凍室用冷却器ファン34により冷凍室22内に送風させる事ができる。また、この冷気は切替室用風路37と製氷室用風路39を通り、それぞれ切替室用ファン36と製氷室用ファン38により切替室21と製氷室24に送風することができる。ここで、切替室21と製氷室24への冷気は、切替室用ダンパ装置40aと切替室用ダンパ装置40bのダンパ開閉により送風の開始と停止ができる。切替室用ダンパ装置40aが閉じた状態でも、切替室用ファン36を回転させることで切替室循環風路48を通して、切替室21庫内を均一に冷却することができる。同様に製氷室用ダンパ装置40bが閉じた状態でも、製氷室用ファン38を回転させることで製氷室循環回路49を通して、製氷室24庫内を均一に冷却することができる。切替室21・製氷室24を通った冷気は切替室用戻り風路50・製氷室用戻り風路51を通って、冷凍温度帯用冷却器33に戻るように風路構成されている。
上記構成の冷蔵庫10の電気系統のブロック図について、図4に基づいて説明する。この冷蔵庫10の制御を行うのは制御装置55であり、これはマイコンよりなり、この制御装置55には、図4が示すように、次のものが接続されている。送風機の関係について説明する。冷蔵室用冷却器ファン31、冷凍室用冷却器ファン34、切替室用ファン36、製氷室用ファン38が接続されている。これら各送風機は、PWM駆動により回転数を制御することができる。温度センサについて説明する。冷蔵室20の温度を検出する冷蔵室用温度センサ41、切替室21の温度を検出する切替室用温度センサ42、冷凍室22の温度を検出する冷凍室用温度センサ43、製氷室24の温度を検出する製氷室用温度センサ44とが接続されている。これらのもの以外にも制御装置55には次のものが接続されている。冷蔵室20と冷凍室22の冷却を切り替えるための所定時間で切り替える時間積算タイマ56、冷凍温度帯用冷却器33を加熱して除霜を行うための除霜ヒータ60が接続されている。
以上のように構成された制御装置55における冷蔵庫10の運転の制御状態を説明する。
この運転の状態としては、通常運転、除霜運転がある。通常運転の時には、各温度センサの値を監視して、圧縮機45、切替室用ダンパ装置40a、製氷室用ダンパ装置40b、冷凍室用冷却器ファン34、切替室用ファン36、製氷室用ファン38を制御する。まず、切替室用ファン36の制御状態について説明する。図5に示すように、切替室用ファン36は、切替室温度センサ42の温度を検知して、切替室用ファン停止温度Tsfoff61以下になると切替室用ファンの運転を停止させ、切替室用ファン運転温度Tsfon62以上になると切替室用ファンの運転を開始する。これによって、切替室21に冷気を送ることや冷気の攪拌ができる。
なお、図7に示すように、製氷室用ファン38は、製氷室温度センサ44の温度を検知して、製氷室用ファン停止温度Tifoff63以下になると製氷室用ファンの運転を停止させ、製氷室用ファン運転温度Tifon64以上になると製氷室用ファンの運転を開始する。これによって、製氷室24に冷気を送ることや冷気の攪拌ができる。
なお、図9に示すように、冷凍室用冷却器ファン34は、冷凍室温度センサ43の温度を検知して、冷凍室用ファン停止温度Tffoff65以下になると冷凍室用冷却器ファン34の運転を停止させ、冷凍室用ファン運転温度Tffon66以上になると冷凍室用ファン34の運転を開始する。また、冷凍室22の冷却が可能になる。
切替室用ダンパ装置40aの制御状態について説明する。図6に示すように、切替室用ダンパ装置40aは、切替室温度センサ42の温度を検知して、切替室用ダンパ装置全閉温度Tsoff67以下になると切替室用ダンパ装置40aのダンパを全閉にさせ、切替室用ダンパ装置ファン開放温度Tson68以上になると切替室用ダンパ装置40aの運転を開始する。これによって、切替室21に冷凍温度帯用冷却器33からの冷気を送ることができる。
なお、図8に示すように、製氷室用ダンパ装置40bは、製氷室温度センサ44の温度を検知して、製氷室用ダンパ装置全閉温度Tioff69以下になると製氷室用ダンパ装置40bのダンパを全閉にさせ、製氷室用ダンパ装置ファン開放温度Tion70以上になると製氷室用ダンパ装置40bの運転を開始する。これによって、製氷室24に冷凍温度帯用冷却器33からの冷気を送ることができる。これらの切替室用ダンパ装置40a、製氷室用ダンパ装置40b、冷凍室用冷却器ファン34、切替室用ファン36、製氷室用ファン38は、それぞれの冷却室の温度センサの温度により動作するので、他のセンサ温度に依存をせず、それぞれ独立して動作を行うことが可能になる。これによって、図2の庫内構成であっても冷凍温度帯用冷却器33から発生する冷気を製氷室24や切替室21に十分な風量で供給することが可能になり、切替室21や製氷室24の必要な温度に早く達することができる。
図10に示すように、切替室21と冷凍室22と製氷室24の各温度が所定の温度以下になっているため圧縮機45が停止している状態でも、製氷室用ダンパ装置40bが開放の状態で、製氷室温度センサ44の温度が製氷室用ダンパ装置ファン全閉温度Tioff69以上の時、製氷室用ダンパ装置40b開放を継続する。また、製氷室用ファン38も運転状態で、製氷室温度センサ44の温度が製氷室用ファン停止温度Tifoff63以上ならば、製氷室用ファンの運転を継続する。これによって、圧縮機45が停止する冷凍室が冷えた状態でも、製氷室24に冷凍温度帯用冷却器33からの冷気を送ることができ、製氷室24を独立して冷却することができる。
なお、切替室21の温度が高い状態を継続している場合も同様で、切替室21と冷凍室22と製氷室24の各温度が所定の温度以下になっているため圧縮機45が停止している状態でも、切替室用ダンパ装置40aが開放の状態で、切替室温度センサ42の温度が切替室用ダンパ装置ファン全閉温度Tsoff67以上の時、切替室用ダンパ装置40a開放を継続する。また、切替室用ファン36も運転状態で、切替室温度センサ42の温度が切替室用ファン停止温度Tsfoff61以上ならば、切替室用ファンの運転を継続する。これによって、圧縮機45が停止する冷凍室が冷えた状態でも、切替室21に冷凍温度帯用冷却器33からの冷気を送ることができ、切替室21を独立して冷却することができる。
なお、切替室21と製氷室24の温度が共に高い状態を継続している場合も同様で、切替室21と冷凍室22と製氷室24の各温度が所定の温度以下になっているため圧縮機45が停止している状態でも、切替室用ダンパ装置40a・製氷室用ダンパ装置40bが開放の状態で、各温度センサの温度がダンパ装置ファン全閉温度Tsoff67・Tioff69以上の時、切替室用ダンパ装置40a・製氷室用ダンパ装置40b開放を継続する。また、切替室用ファン36・製氷室用ファン38も運転状態で、切替室温度センサ42・製氷室温度センサ44の温度がファン停止温度Tsfoff61・Tifoff63以上ならば、切替室用ファン36・製氷室用ファン38の運転を継続する。これによって、圧縮機45が停止する冷凍室が冷えた状態でも、冷凍温度帯用冷却器33からの冷気を送ることができ、切替室21・製氷室24を独立して冷却することができる。
なお、冷凍室22が所定温度以下で、かつ、冷蔵室20が所定温度以上の温度となっている時、冷蔵温度帯用冷却器30の方に冷媒が流れていて、冷凍室22が冷却されていない状態において、冷凍室用冷却器ファン34は停止しているが、切替室用ファン36は、切替室温度センサ42の温度を検知して、切替室用ファン停止温度Tsfoff61以下になると切替室用ファンの運転を停止させ、切替室用ファン運転温度Tsfon62以上になると切替室用ファンの運転を開始する。また、切替室用ダンパ装置40aは、切替室温度センサ42の温度を検知して、切替室用ダンパ装置全閉温度Tsoff67以下になると切替室用ダンパ装置40aのダンパを全閉にさせ、切替室用ダンパ装置ファン開放温度Tson68以上になると切替室用ダンパ装置40aの運転を開始する。
なお、製氷室24が所定温度以下で、かつ、冷蔵室20が所定温度以上の温度となっている時も、冷蔵温度帯用冷却器の方に冷媒が流れていて、冷凍室22が冷却されていない状態において、冷凍室用冷却器ファン34は停止しているが、製氷室用ファン38は、製氷室温度センサ44の温度を検知して、製氷室用ファン停止温度Tifoff63以下になると製氷室用ファン38の運転を停止させ、製氷室用ファン運転温度Tifon64以上になると製氷室用ファン38の運転を開始する。また、製氷室用ダンパ装置40bは、製氷室温度センサ44の温度を検知して、製氷室用ダンパ装置全閉温度Tioff69以下になると製氷室用ダンパ装置40bのダンパを全閉にさせ、製氷室用ダンパ装置ファン開放温度Tion70以上になると製氷室用ダンパ装置40bの運転を開始する。これによって、冷凍室庫内温度が低くなっている時でも、切替室21や製氷室24の温度を独立して制御できる。
なお、図11に示すように、冷凍温度帯用冷却器33の冷却開始は、切替室用センサ検知温度が切替室用圧縮機運転温度72以上になるか、または、製氷室用センサ検知温度が製氷室用圧縮機運転温度74以上になるか、または、冷凍室用センサ検知温度が冷凍室用圧縮機運転温度76以上になる状態である。
なお、冷凍温度帯用冷却器33の冷却終了は、切替室用センサ検知温度が切替室用圧縮機停止温度74以下になり、かつ、製氷室用センサ検知温度が製氷室用圧縮機停止温度75以下になり、かつ、冷凍室用センサ検知温度が冷凍室用圧縮機停止温度76以下になる状態である。他の条件としては、各センサが圧縮機停止温度以下にならない時間がT1時間以上経過した時に、時間積算タイマ56により冷凍室の冷却を終了させる事ができる。これにより、製氷室24と切替室21と冷凍室22をそれぞれ独立して冷却が可能になるので、冷却バランスを良化させることができる。
なお、冷凍室用センサ検知温度が冷凍室用圧縮機停止温度76以下になる状態では冷凍室用冷却器ファンは停止しているが、切替室用センサ検知温度が切替室用圧縮機運転温度72以上になっているか、または、製氷室用センサ検知温度が製氷室用圧縮機運転温度74以上になっている時には、切替室用ファン36や製氷室用ファン38と切替室用ダンパ装置40a、製氷室用ダンパ装置40bが独立して制御を行う。これにより、冷凍室庫内温度が低く、製氷室24や切替室21の温度が高い場合でも、庫内温度が高い部屋だけを冷却することができ、冷却のバランスを崩すことなく庫内温度を制御することができる。
なお、冷凍温度帯用冷却器33の除霜運転の時には、冷凍室用冷却器ファン34を停止させ、切替室用ダンパ装置40a・製氷室用ダンパ装置40bの両方とも閉とすることを実施し、これにより除霜時のヒータによる高い温度の空気を切替室21と製氷室24に送らないようにすることが可能となるので、各室の温度上昇を抑えることができる。
以上のように、本発明は、冷凍温度帯用冷却器から発生する冷気を製氷室や切替室に十分な風量で供給することが可能になり、冷却速度を高めることができ、冷凍、冷蔵用に2つの冷却器を備えた冷却機器の冷却能力向上策として有用である。
実施の形態1による冷蔵庫の冷却サイクル及び冷蔵庫の概略図 本発明による冷蔵庫の同実施の形態の正面図 本発明の実施の形態1の風路の模式図 冷蔵庫のブロック図 切替室用ファンの動作を示すタイミングチャート 切替室用ダンパ装置の動作を示すタイミングチャート 製氷室用ファンの動作を示すタイミングチャート 製氷室用ダンパ装置の動作を示すタイミングチャート 冷凍室用冷却器ファンの動作を示すタイミングチャート 通常運転時のファン・ダンパ装置の動作を示すタイミングチャート 通常運転時の圧縮機の動作・冷却器の冷却状態を示すタイミングチャート 従来の冷蔵庫の斜視図 従来の冷蔵庫の製氷室及び冷凍室の破断正面図
符号の説明
10 冷蔵庫本体
20 冷蔵室
21 切替室
22 冷凍室
23 野菜室
24 製氷室
25 断熱仕切壁
30 冷蔵温度帯用冷却器
31 冷蔵室用冷却器ファン
32 冷蔵室用冷却器室
33 冷凍温度帯用冷却器
34 冷凍室用冷却ファン
35 冷凍室用冷却器室
36 切替室用ファン
37 切替室用風路
38 製氷室用ファン
39 製氷室用風路
40 ツインダンパ装置
40a 切替室用ダンパ装置
40b 製氷室用ダンパ装置
41 冷蔵室用センサ
42 切替室用センサ
43 冷凍室用センサ
44 製氷室用センサ
45 圧縮機
55 制御装置
56 時間積算タイマ

Claims (6)

  1. 冷蔵庫本体上部に設けられた冷蔵室と前記冷蔵室後方に冷蔵温度帯用冷却器を有する冷蔵室用冷却器室と、前記冷蔵温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷蔵室用冷却器ファンと、前記冷蔵室の下部に設けられ冷凍温度帯から冷蔵温度帯を切替可能な切替室と製氷室を断熱仕切壁にて左右に区画し、冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記冷凍室後方に冷凍温度帯用冷却器を有する冷凍室用冷却器室と、前記冷凍温度帯用冷却器で生成する冷気を各室に送る冷凍室用冷却器ファンと、前記切替室・製氷室と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室と、前記冷凍温度帯用冷却器から各室に冷気を送るため、前記切替室と製氷室への風路と、前記風路内にそれぞれのダンパ装置とファンを備えた冷蔵庫であって、冷凍温度帯用冷却器の状態とは独立して切替室・製氷室に備えた温度検知手段により各々のファンとダンパ装置の動作を決定する手段を備えたことを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  2. 圧縮機停止中も前記ダンパ装置を開きかつ製氷室ファンもしくは切替室ファンを運転することができることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫の制御方法。
  3. 冷凍室を冷却していない時には、冷凍室ファンは停止しているが、それ以外のファンおよびダンパを独立して制御することができることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫の制御方法。
  4. 冷凍温度帯用冷却器の冷却開始の判定は、冷凍室温度センサまたは、製氷室温度センサまたは、切替室温度センサのいずれかが、圧縮機動作開始温度以上の場合とし、冷凍室の冷却終了の判定は、冷却室温度センサと製氷室温度センサと切替室温度センサの全てが所定温度以下もしくは、一定時間以上経過した場合とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫の制御方法。
  5. 冷凍室温度センサが圧縮機停止温度以下で、切換室温度センサまたは、製氷室温度センサのいずれかが圧縮機停止温度以上の場合に、冷凍室用冷却器ファンが停止していても、切換室ダンパまたは、製氷室ダンパが動作し、切換室ファンまたは、製氷室ファンが運転を行い、引き続き冷却運転をすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫の制御方法。
  6. 冷凍温度帯用冷却器の除霜時は、冷凍室用冷却器ファンを停止させ、製氷室用ダンパ・切替室用ダンパの両方とも閉とすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫の制御方法。
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