JPH1019441A - 冷蔵庫の能力制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の能力制御装置

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Publication number
JPH1019441A
JPH1019441A JP17474396A JP17474396A JPH1019441A JP H1019441 A JPH1019441 A JP H1019441A JP 17474396 A JP17474396 A JP 17474396A JP 17474396 A JP17474396 A JP 17474396A JP H1019441 A JPH1019441 A JP H1019441A
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JP
Japan
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temperature
cooler
rotation speed
compressor
fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP17474396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kamitsuji
利夫 上辻
Masataka Oda
雅隆 小田
Katsumi Endo
勝己 遠藤
Kazunori Kurimoto
和典 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP17474396A priority Critical patent/JPH1019441A/ja
Publication of JPH1019441A publication Critical patent/JPH1019441A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/11Fan speed control
    • F25B2600/112Fan speed control of evaporator fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/04Refrigerators with a horizontal mullion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動ダンパの開閉などがあっても冷却器の冷
え過ぎを防止して、効率よく運転できる冷蔵庫の運転制
御装置を提供する。 【解決手段】 冷却器13に送風するファン14の回転
数を可変とし、回転数演算手段25により、冷凍室温度
検出手段21で検出した冷凍室温度と冷凍室温度設定手
段23で設定した冷凍室設定温度との温度差に基づいて
圧縮機17の回転数とファン14の回転数とを決定す
る。回転数補正手段36は、前記冷凍室設定温度より低
い温度であって、かつ圧縮機17を効率よく運転できる
冷却器13の温度を回転数補正温度として前記冷凍室設
定温度ごとに決定し、冷却器温度検出手段35で検出し
た冷却器13の温度を前記回転数補正温度と比較し、前
記決定した圧縮機17の回転数とファン14の回転数と
を前記比較により補正して前記冷却器13が前記回転数
補正温度を維持するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の貯蔵室を
効率よく冷却し、省エネルギー化を図る冷蔵庫の能力制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の冷蔵庫の能力制御装置につ
いて図面を参照しながら説明する。冷蔵庫の能力制御装
置は、冷蔵庫の冷凍室、冷蔵室、および野菜室の各室を
設定された温度で温調するように、ダンパ、ファン、圧
縮機を制御する。たとえば、特開昭60−71874号
公報は冷凍負荷に基づいて圧縮機の回転数を制御する能
力制御装置を備えた冷蔵庫を開示している。
【0003】図4は従来の冷蔵庫の能力制御装置の構成
を示すブロック図である。図において、1は外箱2と内
箱3と両者の空隙に形成されたウレタン発泡断熱材4と
により構成された冷蔵庫本体であり、前面開口部に3つ
のドア5とドア6とドア7とが配設され、それぞれ冷蔵
庫本体1の冷凍室8と冷蔵室9と野菜室10の開口部に
対応して配設されている。冷凍室8の底板11と冷蔵室
9の天板12とで囲まれた区画壁内には冷却器13とそ
の背後にファン14を備えている。また、冷凍室8と冷
蔵室9の背後には、冷却器13からの冷却空気を各室に
導入するための通風路15と通風路16が形成されてい
る。17は圧縮機、18は電動ダンパ、19は冷凍室温
度センサである。
【0004】20は冷凍室の能力制御装置であり、冷凍
室温度検出手段21と冷凍室温度設定手段23と冷凍室
温度差演算手段24と回転数演算手段25とで構成され
ている。冷凍室温度検出手段21は、冷凍室温度センサ
19により冷凍室8の温度を検出し、冷凍室温度設定手
段23は、冷凍室8の温度を設定するための冷凍室温度
設定スイッチ22を操作すれば室設定温度を検出し、冷
凍室8の温度を、たとえば−16℃、−18℃、−20
℃に設定する。
【0005】冷凍室温度差演算手段24は、冷凍室温度
検出手段21で検出した冷凍室温度と冷凍室温度設定手
段23が検出した冷凍室設定温度との温度差を算出し、
回転数演算手段25は前記温度差により圧縮機17の回
転数を決定してインバータ回路26に回転数指令を送出
する。インバータ回路26は決められた回転数で圧縮機
17を運転する。
【0006】図5は冷凍室温度差演算手段24で求めた
温度差と回転数演算手段25で決定する圧縮機17の回
転数との関係を示す特性図である。図に示したように、
冷凍室温度が設定温度より1K〜2K高いときは圧縮機
17を1800回転で運転し、2K〜3K高いときは2
400回転、3K〜4K高いときは3000回転、4K
以上高いときは3600回転で運転し、1K低くなれば
圧縮機17を停止(0回転)するように回転数演算手段
25は回転数を決定する。ここで、温度差が−1Kと1
Kとの間の回転数は2通りあり、一旦、1800回転で
運転を開始すると温度差が−1Kになるまで運転を続
け、一旦停止すると温度差が1Kになるまで運転を開始
しない。
【0007】27はファン駆動回路であり、回転数演算
手段25で決定した回転数が停止以外のとき動作し、フ
ァン14を運転し、圧縮機17の運転により冷却された
冷却器13の冷気を各室に送って冷却する。また、28
は冷蔵室温度センサである。また、29は冷蔵室制御手
段であり、冷蔵室温度検出手段30と冷蔵室温度設定手
段31と冷蔵室温度差演算手段32とで構成されてい
る。冷蔵室温度検出手段30は冷蔵室温度センサ28に
より冷蔵室の温度を検出し、冷蔵室温度設定手段31は
冷蔵室9の室温度を設定するための冷蔵室温度設定スイ
ッチ33を操作すれば設定温度を検出する。冷蔵室温度
差演算手段32は、冷蔵室温度検出手段30で検出した
冷蔵室温度と冷蔵室温度設定手段31が検出した冷蔵室
の設定温度との温度差を算出し、その温度差により電動
ダンパ18の開閉を決定し、電動ダンパ駆動回路34に
開閉指令を送出し、電動ダンパ駆動回路34は開閉指令
に基づいて電動ダンパ18を開閉する。
【0008】上記構成においてその動作を説明する。図
6は上記従来例における冷凍室8の温度制御動作を示す
フローチャートである。まず、ステップS1で冷凍室温
度検出手段21は冷凍室温度センサ19により冷凍室8
の温度を検出し、ステップS2で冷凍室温度設定手段2
3は冷凍室温度設定スイッチ22により冷凍室設定温度
を検出する。つぎに、ステップS3で、冷凍室温度差演
算手段24は、冷凍室8の温度と設定温度との温度差を
算出し、ステップS4で回転数演算手段25は、図5に
示したように、前記温度差に応じて圧縮機17の回転数
を決定し、ステップS5で前記決定した回転数指令をイ
ンバータ回路26に送出する。このとき、ファン駆動回
路27は回転数指令が停止(0回転)か否かを判断し、
0回転時にはファン14を停止し、それ以外はファン1
4を運転して冷却器13に風を送り、冷却された冷却器
13と熱交換を行い、冷風を各室に送って冷却する。
【0009】図7は上記従来例の冷蔵庫における冷蔵室
9の温度制御動作を示すフローチャートである。まず、
ステップS6で冷蔵室温度検出手段30は冷蔵室温度セ
ンサ28により冷蔵室9の温度を検出し、ステップS7
で冷蔵室温度設定手段31は冷蔵室温度設定スイッチ3
3により冷蔵室9の設定温度を検出する。つぎに、ステ
ップS8で、冷蔵室温度差演算手段32は、冷蔵室9の
室温度と設定温度との温度差を算出して電動ダンパ18
の開閉を決定し、ステップS9で決定した開閉指令を電
動ダンパ駆動回路34に送出する。このとき電動ダンパ
駆動回路34は開閉指令に基づいて電動ダンパ18を開
閉する。
【0010】以上の制御により、電動ダンパ18が開い
ているときには、冷凍室8の温度制御により圧縮機17
が動作しているときに送られてくる冷風が冷蔵室9に導
入され、冷蔵室9の温調を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の冷蔵
庫の能力制御装置では、電動ダンパ18の開閉などによ
り、冷却器13の温度が変化し、閉時には冷却器13を
通過する空気の流れは冷凍室8のみとなるため、電動ダ
ンパ18の開時に比べて冷却器13を通過する空気温度
が低下するので熱交換量が少なくなって冷却器13の温
度が低下する。冷却器13の温度は高いほど低圧圧力が
高くなり、システムの効率が上昇するが、圧縮機17の
回転数を電動ダンパ18の開閉に係わりなく冷凍室8の
温度と設定温度との温度差により決定しているため、冷
却器13の温度が低下しても同一の回転数で圧縮機17
を運転し、冷却器13の温度に適応した回転数で運転さ
れず、効率的な運転ができないと言う問題があった。
【0012】さらに、圧縮機17の回転数が変化すると
冷媒の循環量が変化するため、適正な蒸発量を得るため
には熱交換能力も変化させなければならないが、圧縮機
17の回転数変化に対応して熱交換能力を変化させるこ
とができないため、効率的な運転ができないと言う問題
があった。
【0013】本発明は上記の課題を解決するもので、冷
却器の温度変化に対応して圧縮機を効率よく運転できる
冷蔵庫の能力制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、圧縮機の回転数および冷却器のファンの回転数を可
変とし、前記圧縮機が効率よく運転できる前記冷却器の
所定一定温度を回転数補正温度として決定し、貯蔵室設
定温度と貯蔵室温度との温度差により決定した前記圧縮
機および前記ファンの回転数を、前記冷却器が前記回転
数補正温度を維持するように補正して運転するようにし
た冷蔵庫の能力制御装置である。
【0015】これにより、冷却器を前記回転数補正温度
に維持して冷却器が冷え過ぎないように運転制御し、前
記圧縮機の能率低下を防止して冷蔵庫を能率よく運転す
る。
【0016】請求項2に係わる本発明は、圧縮機の回転
数および冷却器のファンの回転数を可変とし、前記圧縮
機が効率よく運転できる前記冷却器の温度を貯蔵室設定
温度に基づいて決定し、貯蔵室温度と前記貯蔵室設定温
度との温度差により決定した前記圧縮機の回転数および
前記ファンの回転数を、前記冷却器が前記回転数補正温
度を維持するように補正して運転するようにした冷蔵庫
の能力制御装置である。
【0017】これにより、冷却器を前記回転数補正温度
に維持して冷却器が冷え過ぎないように運転制御し、圧
縮機の回転数変化にも対応して能率低下を防止し、能率
よく運転する。
【0018】
【発明の実施の形態】圧縮機の能力が直接に反映される
冷凍室温度を冷凍室温度検出手段により検出し、また、
その設定温度を冷凍室温度設定手段により検出する。前
記冷凍室温度と冷凍室設定温度との温度差を冷凍室温度
差演算手段により算出し、前記温度差との所定の関係に
基づいて圧縮機の回転数とファンの回転数とを回転数演
算手段により決定する。上記所定の関係は、前記温度差
が大きいほど圧縮機およびファンの回転数を増加させる
関係とし、実施例ではそれぞれの回転数を前記温度差に
対して階段状に決定するが、これに限定されるものでは
ない。なお、前記温度差が小さい範囲では圧縮機および
ファンの回転数をゼロ回転、すなわち停止とする。
【0019】回転数補正温度は、冷凍室を冷却できる温
度、すなわち冷凍室設定温度より低い温度であって、か
つ圧縮機を効率よく運転できるように可能な限り高い温
度であり、かつ冷却器の熱交換能率から前記冷凍室設定
温度より可能な限り低い温度であって、冷却器が冷え過
ぎないように維持したい温度を意味する。
【0020】請求項1に係わる本発明における回転数補
正温度は、冷凍室設定温度より低い所定一定値として、
たとえば平均的な冷却器温度として決定できる。
【0021】請求項2に係わる本発明における回転数補
正温度は、冷凍室設定温度に基づいて決定し、たとえ
ば、冷凍室設定温度より3度低い温度を回転数補正温度
として決定するがこれに限定されるものではない。
【0022】回転数補正は、冷却器温度を前記回転数補
正温度と比較し、冷却器温度が前記回転数以下である場
合には圧縮機およびファンの回転数を所定量だけ低下さ
せ、また、以下でない場合にはそれぞれの回転数は変え
ないように補正する。この回転数補正処理は回転数補正
手段により行う。実施例では、圧縮機およびファンの回
転数を低下させる場合、階段状に決めたそれぞれの回転
数を一段下の段階の値に設定するとしているが、これに
限定されるものではない。また、ファンの回転数を可変
とするために、ファン駆動回路をインバータ制御のファ
ン駆動回路として実現することができる。
【0023】以下、実施例について説明する。
【0024】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の冷蔵庫の能力制御装置の一
実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例
は請求項2に係わる。
【0025】図1は本実施例の構成を示すブロック図で
ある。なお、従来例と同じ構成要素には同一番号を付与
して詳細な説明を省略する。図において、本実施例にお
ける冷凍室8の能力制御装置20は、従来例に示した冷
凍室温度検出手段21と冷凍室温度設定手段23と冷凍
室温度差演算手段24と回転数演算手段25とを備える
他に、冷却器温度検出手段35と回転数補正手段36を
備える。また、37は冷却器温度センサである。回転数
演算手段25は圧縮機17の回転数とファン14の回転
数とを決定する。
【0026】冷凍室温度検出手段21は、冷凍室温度セ
ンサ19により冷凍室8の温度を検出し、冷凍室温度設
定手段23は冷凍室8の温度を設定するための冷凍室温
度設定スイッチ22を操作すれば設定温度を検出し、冷
凍室設定温度を、たとえば−16℃、−18℃、−20
℃に設定する。冷凍室温度差演算手段24は、冷凍室温
度検出手段21で検出した冷凍室温度と冷凍室温度設定
手段23が検出した冷凍室設定温度との温度差を演算
し、回転数演算手段25は前記温度差により圧縮機17
の回転数とファン14の回転数とを決定する。冷却器温
度検出手段35は、冷却器温度センサ37の出力により
冷却器13の温度を検出し、回転数補正手段36に冷却
器13の温度を送出する。回転数補正手段36は、冷凍
室設定温度に対応して、冷却器を維持したい温度(以
下、回転数補正温度と称す)を決定する。この回転数補
正温度は冷凍室8を冷凍室設定温度まで冷却できる温
度、すなわち冷凍室設定温度より低く、かつ圧縮機を効
率よく運転できる温度として決定する。たとえば、冷凍
室設定温度を−16℃、−18℃、−20℃に設定すれ
ば、回転数補正温度をそれぞれ−19℃、−21℃、−
23℃に設定する。
【0027】さらに、冷却器13の温度が、設定した前
記回転数補正温度以下であれば、回転数演算手段25に
より決定した回転数を、冷却器13が前記回転数補正温
度を維持するように回転数を補正し、インバータ回路2
6とファン駆動回路27とに補正した回転数指令を送出
する。インバータ回路26は指令された圧縮機回転数で
圧縮機17を運転し、ファン駆動回路27は指令された
ファン回転数でファン14を運転する。
【0028】図3は回転数演算手段25で決定する圧縮
機17の回転数とファン14の回転数とを示す特性図で
ある。ファン14の回転数は圧縮機17の回転数ごとに
熱交換器の能力を適正化、すなわち圧縮機17の回転数
に対応した適正な蒸発量が得られるように設定してい
る。回転数補正手段36は冷却器温度が前記回転数補正
温度以下になれば、回転数演算手段25により決定され
た回転数が0回転または最低の回転数(本実施例では1
800回転)以外のとき、回転数を図3に示した回転数
の1つ下の段階の回転数に補正する。
【0029】上記構成においてその動作を説明する。図
2は本実施例の動作を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS1において冷凍室温度検出手段21は冷
凍室温度センサ19により冷凍室温度を検出し、ステッ
プS2で冷凍室温度設定手段23は冷凍室温度設定スイ
ッチ22により冷凍室設定温度を検出する。ステップS
3で冷凍室温度差演算手段24は冷凍室温度と冷凍室設
定温度との温度差を算出し、ステップS4で回転数演算
手段25は図3に示した関係により圧縮機17の回転数
とファン14の回転数とを決定する。
【0030】ステップS10で回転数補正手段36は冷
凍室温度設定手段23で検出した冷凍室設定温度に対し
て前記回転数補正温度、たとえば冷凍室設定温度より3
度低い温度を決定し、ステップS11で冷却器温度検出
手段35により冷却器温度を検出する。つぎに、ステッ
プS12で前記回転数補正温度を冷却器温度と比較し、
ステップS13で冷却器温度が前記回転数補正温度以下
か否かを判定する。冷却器温度が前記回転数補正温度以
下である場合はステップS14に移行し、ステップS4
で決定された回転数を圧縮機17の回転数が0回転また
は最低回転数でなければ1つ下の段階の回転数に補正
し、ステップ5に移行してその補正した回転数をインバ
ータ回路26とファン駆動回路27に送出する。また、
ステップS13で冷却器温度が前記回転数補正温度より
も高い場合は補正せずにステップS5に移行する。な
お、冷蔵室9の運転制御は図7に示した処理と同じもの
である。
【0031】上記動作において、冷凍室温度が上昇する
と、冷凍室温度と設定温度との温度差が大きくなり、回
転数演算手段25は温度差に応じ圧縮機17の回転数お
よびファン14の回転数を決定し、インバータ回路26
は決定された回転数で圧縮機17を運転し、ファン駆動
回路27は決定された回転数でファン14を運転する。
これにより冷却器13が冷却され、ファン14により熱
交換された冷気が冷凍室8を冷却する。一方、冷凍室温
度が上昇したときには冷蔵室9の温度も上昇するので、
冷蔵室9の温度と設定温度との温度差が大きくなり、電
動ダンパ駆動回路34は電動ダンパ18を開くので、冷
蔵室9も同時に冷却される。
【0032】また、冷凍室温度が下降してくると、冷凍
室温度と設定温度との温度差が小さくなり、回転数演算
手段25は前記温度差に応じた回転数を決定し、インバ
ータ回路26は決定された回転数で圧縮機17を運転
し、また、ファン駆動回路27は決定された回転数でフ
ァン14を運転する。この過程で冷蔵室9の温度が設定
温度以下になると電動ダンパ駆動回路34は電動ダンパ
18を閉じ、冷蔵室9は冷却されなくなって冷却器温度
が急激に低下する。このとき、冷却器温度が回転数補正
温度以下で、かつ回転数が0回転または最低回転数以外
であれば、回転数補正手段36は回転数を1つ下の段階
の回転数に補正し、補正した回転数指令をインバータ回
路26とファン駆動回路27とに送出し、インバータ回
路26は補正した回転数で圧縮機17を運転し、ファン
駆動回路27は補正した回転数でファンを運転する。そ
の結果、高圧圧力が低下し、冷却器温度は上昇する。
【0033】以上のように本実施例によれば、冷凍室温
度と冷凍室設定温度との温度差により圧縮機17の回転
数およびファン14の回転数を決定し、冷却器温度が冷
凍室設定温度に基づいて決定した回転数補正温度以下に
なれば、圧縮機17の回転数とファン14の回転数とを
1つ下の段階の低い回転数に補正することにより、冷却
能力を下げるとともに冷却器の熱交換量を増加させて冷
却器の冷え過ぎを是正するように作用するので、適正な
冷却能力で圧縮機17を運転して電動ダンパ18などの
動作時の冷却器の冷え過ぎによる運転効率の低下を防止
することができる。上記の回転数補正温度は冷凍室8の
設定温度に対応して決定するので、冷凍室設定温度に係
わらず冷却システムの効率を向上して省エネルギー化を
図ることができる。
【0034】なお、本実施例では回転数補正温度を冷凍
室設定温度に対応して決定する場合について説明した
が、簡略化した手段として、冷凍室を冷却できる温度で
あって、かつ圧縮機の効率がよい所定一定値の回転数補
正温度として決定することもできる。また、本実施例で
は補正する回転数を段階的に補正しているが、補正する
回転数を連続的に補正することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、圧縮機の回転数と冷却器のファンの回転数とを可変
とし、貯蔵室設定温度より低い温度であって、かつ圧縮
機を効率よく運転できる冷却器温度を回転数補正温度と
して前記貯蔵室設定温度に対応して決定し、貯蔵室温度
と前記貯蔵室設定温度との温度差により決定した圧縮機
の回転数とファンの回転数とを、冷却器が前記回転数補
正温度を維持するように補正して運転することにより、
冷凍室設定温度の如何なる設定に対しても圧縮機が効率
よく運転できる冷却器温度に制御でき、冷却器の冷え過
ぎを防止して冷却システムの効率を向上させ、省エネル
ギー化を図ることができる。
【0036】また、前記回転数補正温度を所定一定値と
して決定する場合でも、圧縮機の任意の回転数に対して
圧縮機が効率よく運転できる冷却器温度に制御でき、冷
却器の冷え過ぎを防止して冷却システムの効率を向上さ
せ、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の能力制御装置の一実施例の構
成を示すブロック図
【図2】同実施例の動作を示すフローチャート
【図3】同実施例における回転数演算手段で冷凍室温度
差に対応して決定される圧縮機の回転数とファンの回転
数とを示す特性図
【図4】従来の冷蔵庫の能力制御装置の構成を示すブロ
ック図
【図5】同従来例における回転数演算手段で冷凍室温度
差に対応して決定される圧縮機の回転数を示す特性図
【図6】同従来例における冷凍室の温度制御の動作を示
すフローチャート
【図7】同従来例における冷蔵室の温度制御の動作を示
すフローチャート
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 外箱 3 内箱 8 冷凍室(貯蔵室) 9 冷蔵室 10 野菜室 13 冷却器 14 ファン 15,16 通風路 17 圧縮機 18 電動ダンパ 19 冷凍室温度センサ(温度センサ) 20 冷凍室の能力制御装置 21 冷凍室温度検出手段(温度検出手段) 22 冷凍室温度設定スイッチ(温度設定手段) 23 冷凍室温度設定手段(温度設定手段) 24 冷凍室温度差演算手段(温度差演算手段) 25 回転数演算手段 26 インバータ回路 27 ファン駆動回路 29 冷蔵室制御手段 30 冷蔵室温度検出手段 31 冷蔵室温度設定手段 32 冷蔵室温度差演算手段 33 冷蔵室温度設定スイッチ 34 電動ダンパ駆動回路 35 冷却器温度検出手段 36 回転数補正手段 37 冷却器温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗本 和典 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機により圧縮した冷媒を冷却器で蒸
    発させ、前記冷却器により冷却された冷気をファンによ
    り食品の貯蔵室に循環させる冷蔵庫において、前記貯蔵
    室内に設けられた温度センサと、前記温度センサにより
    前記貯蔵室の温度を検出する温度検出手段と、前記貯蔵
    室の温度を設定する温度設定手段と、前記貯蔵室温度と
    前記貯蔵室設定温度との温度差を算出する温度差演算手
    段と、前記温度差に基づいて前記圧縮機の回転数と前記
    ファンの回転数とを決定する回転数演算手段と、前記冷
    却器に取り付けられた冷却器温度センサと、前記冷却器
    温度センサにより前記冷却器の温度を検出する冷却器温
    度検出手段と、前記回転数演算手段で決定された回転数
    を前記冷却器温度に基づいて補正する回転数補正手段
    と、前記回転数補正手段の指令により前記圧縮機を回転
    数制御するインバータ回路と、前記回転数補正手段の指
    令により前記ファンを回転数制御するファン駆動回路と
    を備え、冷却器を所定一定温度に維持するように前記圧
    縮機回転数と前記ファン回転数とを補正して制御するよ
    うにした冷蔵庫の能力制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機により圧縮した冷媒を冷却器で蒸
    発させ、前記冷却器により冷却された冷気をファンによ
    り食品の貯蔵室に循環させる冷蔵庫において、前記貯蔵
    室内に設けられた温度センサと、前記温度センサにより
    前記貯蔵室の温度を検出する温度検出手段と、前記貯蔵
    室の温度を設定する温度設定手段と、前記貯蔵室温度と
    前記貯蔵室設定温度との温度差を算出する温度差演算手
    段と、前記温度差に基づいて圧縮機の回転数と前記ファ
    ンの回転数とを決定する回転数演算手段と、前記冷却器
    に取り付けられた冷却器温度センサと、前記冷却器温度
    センサにより前記冷却器の温度を検出する冷却器温度検
    出手段と、前記回転数演算手段により決定された回転数
    を前記冷却器温度と前記貯蔵室設定温度とに基づいて補
    正する回転数補正手段と、前記回転数補正手段の指令に
    より前記圧縮機を回転制御するインバータ回路と、前記
    回転数補正手段の指令により前記ファンを回転数制御す
    るファン駆動回路とを備え、冷却器を前記貯蔵室設定温
    度に基づく所定値に維持するように前記圧縮機回転数と
    前記ファン回転数とを補正して制御するようにした冷蔵
    庫の能力制御装置。
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