JPH11223447A - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

冷蔵庫の制御方法

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JPH11223447A
JPH11223447A JP2332198A JP2332198A JPH11223447A JP H11223447 A JPH11223447 A JP H11223447A JP 2332198 A JP2332198 A JP 2332198A JP 2332198 A JP2332198 A JP 2332198A JP H11223447 A JPH11223447 A JP H11223447A
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temperature
room
switching
switching room
refrigerator
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JP2332198A
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Shigeru Niki
茂 仁木
Isahiro Yoshioka
功博 吉岡
Kazuhisa Taniguchi
一寿 谷口
Toshiyuki Shibuya
敏幸 渋谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/16Convertible refrigerators

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度設定を変更可能とする切替室の温度の安
定性、設定温度になるまでの時間の短縮、切替室の凍結
防止等を図った冷蔵庫の制御方法を提供する。 【解決手段】 切替室18の底面及び側面に底面ヒータ
62と側面ヒータ66とを設け、これらのヒータ62、
66を常時動作させ、同時にダンパの開閉により冷気の
量を調整して温度調整を行なう。ヒータ62、66の発
熱量は、ワイン、冷蔵、チルド等のモードにより異なら
せている。これらのモードの設定温度が高いほどヒータ
62、66の発熱量を大きくし、また、室内温度が高い
ほどヒータ62、66の発熱量を大きくしている。切替
室の変更前の温度と変更時の設定温度との温度差が−8
℃以上ある場合には、ヒータ62、66を最大発熱量で
動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍温度から冷蔵
温度の温度帯で設定温度切替え可能な切替室を有した冷
蔵庫の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室及び野
菜室などの特定温度に庫内温度を保持する部屋を有する
のみであったが、最近の冷蔵庫においては、これらの部
屋以外にその庫内温度を冷蔵温度から冷凍温度に切替え
可能な切替室を有したものがある。
【0003】この切替室内温度を設定温度に温度制御す
るために、この切替室専用のダンパを設け、これを閉じ
ることによって冷気の流入を遮断させ冷気量のみで温度
制御を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
切替室においては次のような問題点があった。
【0005】第1には、切替室の設定温度を切替えた場
合に、その設定温度に達するまでに時間がかかるという
問題点があった。例えば、設定温度を冷凍温度から冷蔵
温度に切替えた場合には、冷蔵温度に達するまで5時間
以上かかった。
【0006】第2には、冷蔵庫が置かれている周囲(室
内)の温度(以下、周囲温度という)が低いときには、
設定温度を冷凍温度から冷蔵温度に切替えた場合には、
設定の冷蔵温度に達しない場合があるという問題点があ
った。
【0007】第3には、周囲温度が低い時には、切替室
の凍結が起こるという問題もあった。
【0008】そこで本発明は上記問題点に鑑み、温度設
定を変更可能とする切替室の、温度の安定性、設定温度
になるまでの時間の短縮、切替室の凍結防止等を図った
冷蔵庫の制御方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷凍
温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温度をそれぞれ
切替え可能な切替室を有した冷蔵庫において、切替室の
壁面に加熱装置が設けられ、切替室が冷凍温度以外の温
度帯に設定されているときは加熱装置を加熱させている
ことを特徴とする冷蔵庫の制御方法である。
【0010】請求項2の発明は、切替室内に送る冷気の
量を調整可能としたダンパ装置が設けられ、加熱装置の
加熱制御と共に、ダンパ装置からの冷気の量により切替
室内温度を設定温度になるように制御していることを特
徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御方法である。
【0011】請求項3の発明は、冷凍温度から冷蔵温度
の複数の温度帯で設定温度をそれぞれ切替え可能な切替
室を有した冷蔵庫において、切替室の壁面に加熱装置が
設けられ、切替室内に送る冷気の量を調整可能としたダ
ンパ装置が設けられ、加熱装置は切替室が冷凍温度以外
の温度帯に設定されているときは加熱させていると共
に、加熱装置の発熱量を切替室の設定温度により変化さ
せ、切替室の設定温度が高い程加熱装置の発熱量を大き
くし、加熱装置の加熱制御と共に、ダンパ装置からの冷
気の量により切替室内温度を設定温度になるように制御
していることを特徴とする冷蔵庫の制御方法である。
【0012】請求項4の冷蔵庫の制御方法は、請求項3
のものにおいて、室内温度を検知する温度検知手段を設
け、室内温度が低いほど加熱装置の発熱量を大きくして
いることを特徴としている。
【0013】請求項5の冷蔵庫の制御方法は、請求項3
のものにおいて、切替室内温度と温度帯を切替えようと
する設定温度との温度差が所定以上の場合に、加熱装置
の発熱量を最大とし、切替室内温度が設定温度に対して
所定の温度差以内になった場合には通常の発熱量で制御
していることを特徴としている。
【0014】請求項1の冷蔵庫の制御方法においては、
冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設定温度をそれ
ぞれ切替え可能な切替室を有した冷蔵庫において、前記
切替室の壁面に加熱装置が設けられ、前記加熱装置は冷
凍温度以外の温度帯に設定されているときは動作させ
て、切替室内温度を設定温度に制御する。
【0015】請求項2の冷蔵庫の制御方法は、前記切替
室内に送る冷気の量を調整可能としたダンパ装置が設け
られ、前記加熱装置の加熱制御と共に、前記ダンパ装置
からの冷気の量により切替室内温度を設定温度になるよ
うに制御する。
【0016】請求項3の冷蔵庫の制御方法においては、
複数の温度帯の設定温度に応じて加熱装置の発熱量を変
化させ、同時に切替室の設定温度が高いほど加熱装置の
発熱量を大きくしているので、切替室の温度を設定温度
に達するまでの時間を短縮することができる。加熱装置
を常時動作させているので、切替室の温度分布及び温度
状態を安定させることができ、また、切替室に隣接する
冷凍室や製氷室等の隣接収納室の温度が低くても、切替
室内の温度の影響を少なくすることができる。また、室
内温度が低い場合でも、切替室を設定温度に容易に達成
させることができる。さらには、室内温度が低くても常
時動作している加熱装置により切替室の凍結も防止でき
る。
【0017】請求項4の冷蔵庫の制御方法であると、室
内温度が低い場合でも加熱装置の発熱量を大きくしてい
ることで、切替室を設定温度に迅速に達成することがで
きる。
【0018】請求項5の冷蔵庫の制御方法であると、切
替室の温度帯の変更前と変更時の温度差が所定以上ある
場合でも、加熱装置の発熱量を最大としているので、例
えば、冷凍モードから冷蔵モードへと切り替える場合で
も、設定温度に達するまでの時間を短縮することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1〜図11に基づいて説明する。
【0020】まず、冷蔵庫10の全体の構造を図3から
図5に基づいて説明する。図3は、本実施例の冷蔵庫1
0の正面図であり、図4は図3におけるA−A線断面図
であり、図5は、冷蔵庫10の中段部の縦断面図である
冷蔵庫10のキャビネット12の最上段には、冷蔵室1
4が設けられ、その下方には製氷室16と切替室18が
設けられ、その下方には冷凍室20が設けられ、最下段
には野菜室22が設けられている。
【0021】また、冷蔵室14にはヒンジ式の扉14a
が設けられ、製氷室16、切替室18、冷凍室20及び
野菜室にはそれぞれ引出し式の扉16a,18a,20
a,22aが設けられている。
【0022】製氷室16及び冷凍室20の背面には、冷
却器カバーとキャビネット12の内箱より構成された冷
却空間24が設けられている。この内部には、冷却器2
6が設けられ、その上方には冷却ファン28が設けら
れ、冷却器26の下方には除霜ヒータ30が設けられて
いる。
【0023】図5に示すように、切替室18の背面に
は、冷却ファン28からの冷気を冷蔵室14及び切替室
18に送るためのダンパ装置32が設けられている。こ
のダンパ装置32の左側面には、冷却ファン28からの
冷気の吸込口34が設けられ、上面には冷蔵室14に冷
気を送るためのダクト36が設けられ、前面には切替室
18に冷気を送るための吹出口38が設けられている。
また、ダンパ装置32の内部には、冷蔵室14及び切替
室18にそれぞれ冷気を送るための切替室用ダンパ40
及び冷蔵室用ダンパ42が設けられている。
【0024】さらに、図4に示すように、野菜室22の
背面には機械室44が設けられ、その内部にはコンプレ
ッサ46が設けられている。
【0025】次に、図1及び図2に基づいて切替室18
の構造について説明する。
【0026】切替室18は、図2に示すように、天井面
48、左側面50、右側面52、底面54を構成する箱
体55が、ダンパ装置32の位置にあるキャビネット1
2の内箱13へ差し込まれる構造となっており、箱体5
5とダンパ装置32との間には、背面板56が取付けら
れる。そして、この背面板56が切替室18の背面とな
っている。また、箱体55の前面には枠体57が取付け
られる。なお、ダンパ装置32は、カバー32aと本体
32bよりなる。
【0027】背面板56には、冷気の吹出口である開口
部58が開口し、この位置は、ダンパ装置32の吹出口
38の位置に相当する。また、この開口部58の右側に
は、切替室内温度を検出するための切替室用温度センサ
60が設けられている。
【0028】箱体55は、その回りに発泡スチロールな
どよりなる断熱材が設けられている。また、底面54の
裏面には、電熱線よりなる底面ヒータ62が設けられ、
この底面ヒータ62をアルミテープ64で覆っている。
さらに、左側面50の裏面にも、電熱線よりなる側面ヒ
ータ66が設けられ、この側面ヒータ66をアルミテー
プ68が覆っている。そして、このアルミテープ68
は、図1に示すように、背面板56の位置まで延長さ
れ、側面ヒータ66の熱がアルミテープ68を介して合
成樹脂よりなる背面板56に伝わるようになっている。
これにより、背面板56に特別にヒータを設けることな
く、背面からも加熱することができる。したがって、こ
の切替室18は底面、左側面、背面の三方から加熱され
て、庫内温度を安定して維持することができる。
【0029】なお、底面ヒータ62は、側面ヒータ66
よりも加熱量を多くできるように最大発熱量が大きいも
のを使用している。これは、底面ヒータ62は、切替室
18の温度上昇を目的としているためである。
【0030】次に、図6に基づいて、この冷蔵庫の電気
系統の構造を説明する。
【0031】マイコンよりなる制御装置70は、図4に
示すように、冷蔵室14の背面側上部の基板に設けられ
ている。そして、これには、冷却ファン28を回転させ
るためのモータ72を制御するためのモータ駆動装置7
4と、冷蔵室用ダンパ42、切替室用ダンパ40を作動
させるためのダンパ用モータ76と、切替室用温度セン
サ60と、切替室18の側面ヒータ66と、切替室18
の底面ヒータ62と、除霜ヒータ30と、コンプレッサ
46が接続されている。また、冷蔵庫10の周囲温度を
検知するための周囲温度センサ80が接続され、さら
に、各部屋の設定温度を操作するための操作盤82が接
続されている。
【0032】操作盤82は、図8に示すように冷蔵室1
4の扉14aの下部に配設されていて、操作盤82の左
部に切替室18の温度設定を行なう複数の設定ボタンが
設けられている。
【0033】そして、操作盤82においては、切替室1
8の温度を、ワイン温度、野菜室温度、冷蔵室温度、チ
ルド温度、パーシャル温度の間で連続して設定できると
共に、また、冷凍温度(弱、通常、強)の間で連続して
設定できる。なお、冷蔵室温度、野菜室温度、チルド温
度、パーシャル温度、冷凍温度(弱、通常、強)の目安
の温度は、図7に示す通りである。ここで、ワイン温度
とは、ワインを保存するのに適当な温度であり、本実施
例の冷蔵庫では8℃になるように設定、制御をしてい
る。
【0034】上記構成の冷蔵庫10において、底面ヒー
タ62と側面ヒータ66を用いて切替室内温度を制御す
る場合について説明する。
【0035】図9は切替室18の各運転モードにおい
て、室温温度の高低により底面ヒータ62と側面ヒータ
66との発熱量を異ならせたヒータ制御を示す図であ
る。切替室18の設定温度は、例えば本実施例ではワイ
ンモードでは8℃、野菜モードでは3℃、冷蔵モードは
2℃、チルドモードは0℃、パーシャルモードは−3℃
としている。
【0036】そして、室温を3つに分けて、室温は20
℃以上の高室温と、室温は10〜20℃の中室温と、室
温は10℃以下の場合の低室温とに分けている。室温に
応じて各モードでの発熱量を小、中、大としており、例
えば、チルドモードの場合、高室温の場合では1Wの発
熱量のヒータ制御とし、中室温の場合では2Wの発熱量
であり、低室温の場合では発熱量を3Wとしている。こ
の例では、図9に示すように各モードにおいて、高室温
から1:2:3の比で設定している。なお、この発熱量
の設定比は適宜変更することはもちろん可能である。ま
た、各モードにおいてヒータの発熱量をそれぞれ異なら
せている。
【0037】また、切替室18の温度制御は、例えば、
チルドモードの場合で室温は10〜20℃の中室温の場
合では、底面ヒータ62と側面ヒータ66の合計発熱量
は2Wであり、これらのヒータ62、66は常時電源が
印加されている。切替室18の設定温度(チルドモード
の場合は、0℃)への温度調整は、このヒータ制御と共
に、切替室用ダンパ40の開閉によって冷気の量を調整
することによって行なっている。
【0038】この切替室18の温度調整の過程で、室温
は20℃以上の高室温になると、ヒータの発熱量は1W
となり、また、10℃以下の低室温になるとヒータの発
熱量は3Wとなる。他の運転モードにおいても同様に制
御される。
【0039】特に、切替室18の設定温度が高い場合
(例えば、チルドモードの0℃からワインモードの8℃
に変更した場合)には、ヒータの発熱量を大きくして、
低温から高温への切替えに際しての時間の短縮を図って
いる。
【0040】このように、底面ヒータ62、側面ヒータ
66により常時電源を印加して動作させておくことで、
切替室18の温度分布及び温度状態が安定するものであ
り、また、切替室18に隣接する冷凍室20や製氷室1
6の温度が低くても、その温度影響を少なくすることが
できる。さらに、ヒータにて常時切替室18を加熱して
いるので、周囲温度が低くても切替室18の凍結を防止
することができる。
【0041】次に、切替室18を冷凍設定から冷蔵に変
更した場合の制御について図10を用いて説明する。冷
凍設定の場合(変更前)の切替室18の温度は−18℃
であり、通常運転(ステップS1)からステップS2で
切替室18の温度センサ60で切替室18の温度を検知
する。この検知温度をt1とする。次に、ステップS3
で切替室18の運転モードを変更する場合、例えば冷蔵
モード(変更時)の設定温度t2を取り込みステップS
4に移行する。
【0042】ステップS4では、(t1−t2)の演算
を行ない、その演算結果が−8℃以上か以下かで、ステ
ップS5あるいはステップS7に進む。実際の計算は
(−18℃−2℃)=−20℃なので、ステップS5に
進み、このステップS5では、切替室18をヒータの最
大容量で加熱する。この場合のヒータ(底面ヒータ6
2、側面ヒータ66)の最大発熱量は図9から6Wであ
り、最大の発熱量の6Wで切替室18を加熱する。これ
により切替室18の温度は早く上昇することになる。
【0043】そして、切替室18内の温度が上昇し、ス
テップS6に示すように、庫内温度と設定温度との温度
差が−2℃以内になると、ステップS7に移行して通常
のヒータ制御となる。つまり、図9に示す室温によって
ヒータの発熱量を変えてヒータ制御が行なわれる。例え
ば、温度差が−2℃以内であって、その時の室温が中温
度(10〜20℃)であれば、ヒータの発熱量は2Wで
ある。
【0044】なお、上記のヒータ制御において、底面ヒ
ータ62と側面ヒータ66との合計の発熱量で制御を行
なった場合について説明したが、底面ヒータ62あるい
は側面ヒータ66のいずれかを用いてヒータ制御するよ
うにしても良い。
【0045】図11は切替室内温度と時間温度との関係
を示すものであり、0時間のときに冷凍温度から冷蔵温
度に設定を切替えた場合を示したものであり、実線が本
制御を行った場合であり、点線が本制御を行わなかった
場合の従来のものである。
【0046】図11に示すように、本制御の場合には、
冷蔵温度である2℃に約3時間で到達するのに対し、従
来の場合には約5時間かかっている。すなわち、本制御
を行った場合には迅速に目的の冷蔵温度(設定温度)に
到達することができる。これは、図10のステップS5
に示すように、切替室18の変更前の庫内温度と変更時
の設定温度とが所定の温度差以上ある場合に最大ヒータ
容量で切替室18を加熱しているからである。
【0047】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫であると、複
数の温度帯の設定温度に応じて加熱装置の発熱量を変化
させ、同時に切替室の設定温度が高いほど加熱装置の発
熱量を大きくしているので、切替室の温度を設定温度に
達するまでの時間を短縮することができる。加熱装置を
常時動作させているので、切替室の温度分布及び温度状
態を安定させることができ、また、切替室に隣接する冷
凍室や製氷室等の隣接収納室の温度が低くても、切替室
内の温度の影響を少なくすることができる。また、室内
温度が低い場合でも、切替室を設定温度に容易に達成さ
せることができる。さらには、室内温度が低くても常時
動作している加熱装置により切替室の凍結も防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】切替室の正面図である。
【図2】切替室の分解斜視図である。
【図3】冷蔵庫の正面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の中段部の縦断
面図である。
【図6】冷蔵庫のブロック図である。
【図7】切替室の設定温度の8段階の内容を示す図であ
る。
【図8】操作盤の部分を示す要部拡大斜視図である。
【図9】切替室の各運転モードにおける室内温度(周囲
温度)との関係においてヒータの発熱量を違いを示す図
である。
【図10】ヒータ制御を行なう場合のフローチャートで
ある。
【図11】庫内温度と時間との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 冷蔵庫 18 切替室 32 ダンパ装置 60 切替室用温度センサ 62 底面ヒータ 66 側面ヒータ 70 制御装置 80 周囲温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 敏幸 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室を有した冷蔵庫に
    おいて、 切替室の壁面に加熱装置が設けられ、 切替室が冷凍温度以外の温度帯に設定されているときは
    加熱装置を加熱させていることを特徴とする冷蔵庫の制
    御方法。
  2. 【請求項2】切替室内に送る冷気の量を調整可能とした
    ダンパ装置が設けられ、 加熱装置の加熱制御と共に、ダンパ装置からの冷気の量
    により切替室内温度を設定温度になるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御方法。
  3. 【請求項3】冷凍温度から冷蔵温度の複数の温度帯で設
    定温度をそれぞれ切替え可能な切替室を有した冷蔵庫に
    おいて、 切替室の壁面に加熱装置が設けられ、 切替室内に送る冷気の量を調整可能としたダンパ装置が
    設けられ、 加熱装置は切替室が冷凍温度以外の温度帯に設定されて
    いるときは加熱させていると共に、加熱装置の発熱量を
    切替室の設定温度により変化させ、 切替室の設定温度が高いほど加熱装置の発熱量を大きく
    し、 加熱装置の加熱制御と共に、ダンパ装置からの冷気の量
    により切替室内温度を設定温度になるように制御してい
    ることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  4. 【請求項4】室内温度を検知する温度検知手段を設け、 室内温度が低いほど加熱装置の発熱量を大きくしている
    ことを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫の制御方法。
  5. 【請求項5】切替室内温度と温度帯を切替えようとする
    設定温度との温度差が所定以上の場合に、加熱装置の発
    熱量を最大とし、 切替室内温度が設定温度に対して所定の温度差以内にな
    った場合には通常の発熱量で制御していることを特徴と
    する請求項3記載の冷蔵庫の制御方法。
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